空 中 浮 遊 (SOLID)

近 藤 等 則 (1983)

空中浮遊 ←click!!


【パーソネル】

近藤等則 (tp) 渡辺香津美 (g)
RODNEY DRUMMER (b) DECIL MONROE (ds) 豊住芳三郎 (perc)
【収録曲】

(01-04) 楽々々 / 七拍子 / 軽快足踏楽曲 / 瀬戸内Blue
(05-07) 若い娘のハネ踊り / 空のワレ目 / エライコッチャ
【解説】 ( 2020年11月01日更新 / 連載 1,417回 )

 “Go To トラベル” の恩恵に預かることがないまま、11月に突入してしまいました。 いや、これを書いている段階では、まだ10月31日だったりするんっすが、ま、時間の問題やな…と。 毎年、春夏秋冬と、年4回はどこかへ遊びに行くことにしているんっすが、今年は夏は新型コロナウィルスの影響でどこにも行けなくて、夏の全国高等学校野球選手権大会も中止になって、甲子園球場で串揚げとジャンボ焼き鳥が食えなくて、そうこうしているうちに、朝晩めっきり涼しくなって、いつの間にやら、すっかり、秋。 せめて秋は南紀白浜にでも行って、クエでも食おうかと。 11月20日(金)に時季指定有給休暇を取って、4連休にしちゃおうと。 何でもいいけど、どうして “時期” じゃなくて、 “時季指定” なんっすかね? 時期、次期、磁気、磁器、自棄、ジキニン。 「じき」 にも、いろいろあるんっすが、 「時季」 というのは初めて見たような気がします。 んーと、 「時期」「時季」「時機」 の違い 。 『違いがわかる事典』 っすかぁ。 僕にも親貝と稚貝の違いくらいは分かるんっすが、それ以外はさっぱり分からなかったりするので、何かと役に立ちそうなんっすが、意外にも、イガイとムール貝は同じ貝だったりして、違わないのもあったりしますからね。 イガイ、ムール貝、カラス貝、パーナ貝の違い 。 いや、イガイとムール貝は違うんっすか。 ムラサキイガイとムール貝は同じ貝なんだけど、イガイとムラサキイガイは違う貝。 そういう解釈でいいんっすかね? ハマグリとチョウセンハマグリみたいなもん? ちなみに、チョウセンハマグリって、朝鮮で獲れるハマグリだとばかり思っていたんっすが、どうやら違うみたいっすな。 とっても挑戦的なハマグリ…というのでもなく、 のん気な魚屋 、参照。 水揚げされる鮮魚のうち、チョウセンハマグリについて紹介したページです。 ハマグリって、鮮魚なんか? …という問題は、とりあえず置いといて、とっても新鮮な貝 = 鮮貝。 そんな言葉は、あまり一般的ではないっすからね。 ググってみたら、金針菜鮮貝 (ホタテ貝柱と金針菜の炒め) という、金属針が混入してそうな炒め物だとか、鮮貝醤 (センペイジャン) というホタテの調味料なんかが出て来て、どうやら、鮮貝 = ホタテ貝。 そんな公式が成り立ちそうな感じなんっすが、チョウセンハマグリは朝鮮ハマグリではなく、汀線ハマグリ。 汀線というのは、汀 (みぎわ) の線っすかね? 調べてみたら、汀線 (ていせん) = 海面または湖面と陸地との境界線。なぎさの線。みぎわせん。 確かに、その辺りに汀線ハマグリが棲息してそうな気配が感じられるんっすが、汀線 (ていせん) なら、普通にテイセンハマグリでいいのに、何故だかチョウセンハマグリ。 こんな読み方にされたばっかりに、朝鮮のハマグリだと誤解されて、不当に低い評価しか得られなくて、チョウセンハマグリちゃん、可哀想…。

 で、ハマグリと言えば、桑名。 ハマグリと聞けば、桑名人としては、黙っていられません。 ま、普段、めったにハマグリなんか食べたりしないんっすが、 国産のはまぐりは流通量のわずか1割! はまぐりの名産地・三重県桑名へ 。 おお、めっちゃ赤須賀っすな。 桑名人にとっては 「赤須賀のシジミ売り」 で、超有名なんっすが、回り将棋で10マス進む時に、「あ・か・す・か・の・し・じ・み・う・り」 で、カウントするんっすよね。 ハマグリちゃうんかい! …と思われるかも知れませんが、それだと11マスになっちゃうので、ハマグリちゃいます。 シジミです。 実際のところ、ハマグリなんかよりも、シジミのほうが、よっぽど食卓に上る確率が高かったりするんっすが、 ヤマトシジミ (マルスダレガイ目 シジミ科 シジミ属) 。 主要な産地である桑名では 「川の黒ダイヤ」 とも呼ばれています。 そのように呼んでる桑名人を、今まで一度も見たことがないような気がしないでもないんっすが、主な漁法 : チャンチャン・ウンテン (底びき網) 。 え、何これ?  「川の黒ダイヤ」 以上に聞き慣れない言葉なんっすが、ググってみたら、松チャン運転代行 (運転代行サービス - 長野県上伊那郡南箕輪村) というのしか出てこなかったり。 あ、 マルヨシ水産 に、それらしき記載が。 おお、めっちゃ赤須賀っすな。 向こうのほうに見えているのは “名四の橋” っすよね。 国道23号線。 名古屋と四日市を結んでいるので、通称 「名四国道」 。 これを 「めいし」 と読むか、 「めいよん」 と読むかで、論争が巻き起こるんっすが、 「名四の橋」 は、 これ 。 長さ 1,039.9mっすか。 少し上流の1号線に掛かる 伊勢大橋 (1,105.7m) よりも短いんっすな。 桑名人の感覚からすると、長さ1キロを超えない橋は “大橋” とは言えない気がするので、ぎりぎり基準はクリアしているんっすが、どちらも橋もぶっちゃけ、長いだけで、つまらん橋やな…と。 やっぱ、 トゥインクル っすよね? この愛称は “E電” 並みに定着してないような気もするんっすが、橋そのものはめっちゃ立派で、絵になるなぁ…と。 さすが、2001年度土木学会田中賞を受賞しただけの事はあるなぁ…と。

 で、何の話でしたか。 イガイとムール貝の違い…は、どうでもよくて、「時期」「時季」「時機」 の違い。 「時季」 とは、季節。特に、あることが盛んに行われる季節や、そのことをするのに最もふさわしい時期。 そうっすよね。 ハマグリの美味しい時季。 そんな感じに使われそうな漢字だったりして、どうしてこれが、 「年に5日は必ず有給休暇を取れ」 という話のところに出て来るのか…。 その真意は、よく分からなかったりするんっすが、とりあえず春夏秋冬の四季 (4日) +1日で、いいんじゃね? 何となく、そんな雰囲気が感じられたりしますよね、時季指定有給休暇。 うちの会社の場合、年度が始まる時点で、取得予定日を申請しなければならなかったりするんっすが、冬は工事でクソ忙しくなるので、基本、11月までに5日取るのが好ましい…と。 となると、アレっすよね。 5月は連休、8月は盆休みがあるので除外して、4月、6月、7月、9月、11月で各1日というのが無難かな? …と。 で、今まで、4日分は既にクリアして、残る1日分を 11月20日(金)に取る予定だったんっすが、何だか雲行きが…。 今、下請で入っている工事の工期を詰めることになったんっすが、元請けの監督がイメージしているところの11月の月間工程表を見せられて、「祝日が2回あるけど、そこは (仕事を) 入れてるから」 と、サラッと言われちゃいました。 え? え? 幸い、11月3日 (火) は、諸般の事情で入らなくて済みそうだし、元請け的には、土曜日まで働かせる気はなさそうなので、その点では安心なんっすが、問題は下請けのほうであります。 うちが一次下請けで、監督員である僕は、基本、下請けさんが熱心に業務に従事している様子を、ボーッと見守る立場だったりするんっすが、営業的な絡みがあったようで、土木と電気工事を、別の業者に頼むことになったみたいなんっすよね。 ボーッと見守る以外に、両社の調整という任務が追加されることになって、気が重いんっすが、とりあえず、今度の金曜日に土木屋さんのほうがカッター入れをすることになりました。 カッター入れというと、何だかリストカット職人みたいなんっすが、コンクリートとか、アスファルト舗装とかを、巨大な回転のこぎりで、グイーン! そういうアレでありますな。 詳しくは前田組の 土木通信 を参照。 そういえば、うちのサイトは 『塩サバ通信』 という名前であるにも関わらず、塩サバについては、何も通信してなかったりするんっすが、前田組のカッター工事部門の斉藤クンはちゃんと土木について通信していて、立派っすな。 正確にいうとフラットソー工事と呼ぶのですが、うんぬん。 え、マジっすか? カッター入れの正式名称が、そんなお洒落な名前だったとは、今の今まで知りませんでしたが、年をとり若い頃よりきつく感じることも多いですが、家に帰ってからのビールを楽しみにこれからもがんばります。 いかにも土建屋のオッサンっぽくて、好感が持てますなぁ。 で、今度の金曜日にフラットソー工事を行うことになったんっすが、えーと、フラットソー、フラットソー、フラットソー。 忘れないように、覚えておかなければなりませんな。 朝礼で本日の作業内容を発表する際、「えー、本日はフラットソー工事を行います。」 そんなふうに発言すれば、 「こいつ、出来るな!」 と思われて、マウントを取れるに違いありませんが、 「はぁ?」 と聞き返されて、 「あ、カッター入れのことなんっすけど…。」 と、補足説明しなければならなくて、ただ無駄に面倒なだけのような気がしないでもないんっすけど。

 で、金曜日にフラットソー。 略して “金フラ” 。 それは、ま、いいとして、問題は電気屋さんのほう。 「金曜日にカッターを入れるらしいけど、土曜日は?」 とか聞かれて、は? は? 土曜日に働く気とか、端からまったくなかったりするんっすけど? ちなみに工事のほうは、土木屋が穴を掘る → 電気屋が電線管を敷設する → 土木屋が掘った穴を埋め戻す。 そんな流れで行われることになるんっすが、「土木屋さん、どうするつもりか、聞いてみて。」 ま、聞くだけなら、聞いてみますけどぉ。 で、聞いてみました。 「金曜日、カッター入れて貰いますやんか? で、次の土曜日は、どうしますかぁ?」 僕としては土曜日に働く気など、端からまったくなかったんっすが、 「入るよ〜」 と、端から土曜日に休む気など、まったくないような口調で、軽く言われてしまいました。 え? え? この調子だと、次の土曜日だけじゃなく、その次の土曜日とか、次の次の土曜日とかも、軽く 「入るよ〜」 だったりするとか? 4連休の予定だったのが、ただの “単休” になっちゃいそうな予感が…。 こりゃ、11月も“Go To トラベル” の恩恵には預かれそうもないっすなぁ。 べっ…別に、南紀白浜なんか、そんなに行きたかったワケじゃないし! 白浜の白良浜とか、ただの砂が白いだけの浜だし! 浜田市にも、 「ただ砂が白いだけの浜だし」 くらい、ありそうだし! ま、あったところで、浜田市にも行けなかったりするんっすが、んーと、「浜田市 白砂青松 海岸」。 ほら、 浜田海岸 とか、あるし! おお、なかなか、よさ気なところでありますなぁ。 白浜の白良浜は別にどうでもいいとして、浜田市に行ってみたくなったし! でも、和歌山よりも更に遠いから、そんなに簡単には行けないし! ちなみに、クエなんか、別にそんなにソソられるものはないので、白浜でクエを食えなくても、ぜんぜん悔しくなんかないし! 浜田ののどぐろ のほうが美味しそうだし! 寿しゆう 。 のどぐろあぶりにぎり 一皿(2貫) 540円(税込) 浜田のあぶらの乗ったのどぐろを軽く炙ってにぎりにしました。 この写真だと、ぜんぜん美味しそうには見えないし! で、話を少し前に戻しますが、白砂青松 (はくしゃせいしょう) って、何か言いにくいし! 白砂青松、白砂青松、白砂青松。 言ってるうちに、カッター工事の正式名称を忘れちゃったし!

 とまあそんなこんなで、11月はちょっと無理っぽいんっすが、“Go To トラベル” 、せっかくだから1回くらいは利用しておきたいところっすよね。 宿泊料金の35%割引 (最大14,000円まで) + 宿泊料金の15%分の地域共通クーポンというのは、あまりにも大きいっすからね。 一時期、じゃらんとか、一休とかで、割引の最大が3,500円までに制限されるという、信じられないようなクソ改悪が行われたんっすが、楽天トラベルの場合、割引は従来通りなんだけど、クーポンを使えるのが1回限りになっちゃったり。 不満タラタラ、 タラヲ氏ね! そう、思わずにはいられなかったんっすが、何の関係もないのに、 「タラタラ」 からの連想だけで罵倒されて、何とも不憫な話でありますな、タラちゃん。 ちなみにタラヲが正論を言っているにも関わらず、これに 「タラヲ氏ね」 と因縁をつける人もいる。 もう、理不尽過ぎぃ! 掲示板だけでなく、本編でも理不尽に罵倒されてましたからね、タラヲ。 「ようするに」 という言葉を覚えたタラヲが、 「ようするにですねー」 を連発したところ、近所のガキに 「何が “ようするに” だ! 子どもの癖に生意気だぞ!」 と、因縁を付けられて、泣かされるという。 なんとか工事というカッター入れの正式名称を初めて知った現場監督が、調子に乗って連発しているようなもので、可愛いもんやん! で、この改悪は、あまりにも不評だったのか、わずか数日で元の仕様に戻ったんっすが、で、お正月休みなら、さすがに土建屋も電気屋も、 「(現場に) 入るよ〜」 は、しないと思うので、ここだけは押さえておきたいところでありますな。 諸般の事情から1泊しか無理ではないかと思うんっすが、となると、行き先はどこがいいっすかね? んーと、南紀白浜とか。 いや、白浜の白良浜とか、ただの砂が白いだけの浜だし、おまけに11月下旬になると、こんな 無粋なネット が張られて、景観が台無しなんっすが、オッサン、余計なこと、すな! 砂が飛散して悲惨なことになるのを防止するためらしいので、 「すな!」 と言っても、する気満々だったりするのかも知れませんが、せめて11月の連休が終わってからにせぇ! で、お正月に行ってみたところで、この状況に変わりはないんっすが、逆に こんなイベント が始まるんっすよね。 エエやん♪ 今シーズンは新型コロナウィルスの影響で、中止になっちゃうかも知れませんが、とりあえず、よさ気な宿があったら、押さえておこうかな…と。 11月の連休は、行き先を迷って悩んでいるうちに、お一人様でも泊まれる小マシそうなところが、ほぼ全滅の状況だったんっすよね。 が、1月3日なら、まだ何とかなりそうな? あ、でも、予約出来るサイトがJTBだったり、近畿日本ツーリストだったり、日本旅行だったり。 こいつらで予約すると、地域共通クーポンが電子クーポンになっちゃうんっすよね。 紙クーポンに比べると、使える店も少ないみたいだし、第一、電子クーポンって、使い方がよく分からなくて、店先でまごまごして、恥をかいて、プライドが著しく傷つけられる事態になっちゃうのは必至でありまして、電子クーポンを貰えるんだったら、やめておこう…と。 貰うだけ貰って、使わなければいいのかも知れませんが、それだと何だか勿体なくて、癪だしぃ。

 じゃらん、楽天トラベル、あるいはオフィシャルサイトから予約して、 STAYNAVI で申請。 これなら紙クーポンを貰える筈なので、出来ればここいらで何とかしないところなんっすが、お、楽トラの ここ 、空いてるじゃん! 会員制リゾートみたいなんっすが、楽トラにプランが上がっているということは、一般人でも泊めて貰えるんっすよね? ここ、 11月20日 (金) なら空きがあったので、一時期、押さえていたんっすが、いざ行ってみたら、 「会員じゃないから、泊められない」 とか言われて、追いされちゃうかも? そんな心配があったので、キャンセルしちゃったんっすよね。 料理のほうも、「足赤海老、鯛 (お頭付き) 、鰆、イカなど海鮮をたっぷり使用し、地元産の野菜やキノコ、熊野梅豚も入った熊野水軍鍋がメインの御膳です。」 とのことで、熊野梅豚を除けば、あまりソソられない食材ばかりだったりしたし。 が、今、見てみたら、1月は 「すさみイノブタと黒毛和牛の柚子香り鍋御膳」 というのに変わってるやん! お部屋おまかせ (和室・和洋室・和ベッドから) 、飲み放題付で、税込 40,700円っすか。 そこから14,000円引かれて、26,700円。 で、紙クーポンが 6,000円分付いてくる…と。 完璧やん! 飲み放題無しだと税込 36,700円。 4,000円分飲んで、元を取れる気はまったく無かったりするんっすが、そっちだと 12,845円しか割引にならなくて、上限に達しなくて、何かちょっと損をした気分になるので、高いほうにしておきました。 近大クエ鍋おすすめ御膳とか、クエ尽くし 『近大クエ特選御膳』 というプランもあったんっすが、クエは食えなくても、別にいいっす。 クエを食わない変わりに、地域共通クーポンで、チョコボールでも買いまくりますかね? クエっ、クエっ、クエっ、チョコボール♪ 気分はすっかり、お正月の南紀白浜で、浮ついちゃっているんっすが、とまあそんなことで、今日は

  『空中浮遊』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 前回 は日野皓正だったんっすが、となると、次は近藤等則やな…と。 日本のジャズ・トランペット界の序列が、どうなっているのかは知りませんが、僕が知ってるのはこの2人くらいだったりするので。 …とか思っていたら、突然の 訃報 が飛び込んで来たんっすが、取り上げるタイミングとしては、先週がベストだったんっすけど。 が、僕は僕で、突然の脇腹の痛みに襲われて、先週は 小ネタ でお茶を濁すことになったんっすよね。 今のところ再発はしていないので、とりあえず一安心なんっすが、旅行中に痛みが襲ってきたりしたら、嫌っすなぁ。 白浜の温泉は脇腹痛に効能があったりしませんかね? 僕が押さえた、とってもエレガントなリゾート旅館の ホムペ を見ると、温泉の効能として、神経痛・筋肉痛、関節痛・五十肩、うんぬん。 そんな記載があるんっすが、もし僕の脇腹痛が神経痛、筋肉痛、関節痛なら大丈夫、そうでなければ、アカン。 そんな感じっすかね? そんなことより、やっぱりここ、会員制リゾートクラブっすよね? 一般人でも、お試しでお泊まり出来るような記載も見当たらないし、やっぱり、当日、中には入れて貰えないパターン? 心配なあまり、ちょっと胃が痛くなってきちゃったんっすが、ここの温泉、胃痛には効果が無さそうだし、そもそも、温泉には入れて貰えないワケだし。 ま、最悪、 崎の湯 だけ入って、日帰りで帰ってくればいいんっすが、とまあそれはそうと、近藤等則。 名前だけは聞いたことがあって、『大変』 という、変なアルバムを出していることくらいは知っているんっすが、このキモくて、クソ面倒そうなジャケットは、まったく書く気をソソられないし、出来れば他のアルバムにしておきたいところであるな…と。 んなことで、 『空中浮遊』 。 こっちのほうのジャケットも、決して褒められたものではないんっすが、まだマシかな? …と。 で、中身のほうはというと、渡辺香津美のギターが入っているんっすな。 パーカッションの豊住芳三郎という人も、何となく名前だけは聞いたことがあるような気がします。 ピアノは入ってなくて、残る2人は外人さんなんっすが、ドラマーはデシル・モンローとかいう人。 それはまったく問題ないんっすが、ベースがロドニー・ドラマーという人なんっすよね。 何で、その名前で、ドラマーにならんかったんや? 反抗期か? …と。 ちなみにこれ、 近藤等則チベタン・ブルー・エアー・リキッド・バンドという名前のバンドみたいなんっすが、チベットの青い空気の液体バンド? エアー・リキッドというのは、液化天然ガスみたいなものなんすかね? 後にこれが “近藤等則IMA” (いま? あい・えむ・えい?) というバンドに発展していく模様なんっすが、一体、どのような演奏が繰り広げられているのか、まったく見当が付かなかったりして、とまあそんなことで、とりあえず1曲目から聞いてみることにしましょうかぁ。

 全曲、近藤クンの自作であるものと思われるんっすが、まずは 「楽々々」 。 何と言うか、昭和の時代の白浜温泉を思わせるような曲調ですな。 ほんわか リゾート系とでも言おうか。 誰かの書いたレビューに “カリプソ風” とあった気がするんっすが、確かにそんな感じもしますな。 いいっすよね、カリプソ。 カリプソ、カプリコ、唐揚げの3択なら、3番目なんっすが、他の2つが強すぎるので、ま、仕方ないかな? …と。 ギターのイントロに続いて、エレキっぽい感じのラッパが出て来て、脳天気なテーマを吹いて、で、そこからラッパのソロへと流れて行く…みたいな。 バックはかなりポップな雰囲気なんっすが、一応はジャズであるな。 そのように判断していいのではなかろうかと。 近藤クンは、かなり攻めたプレイを聞かせてくれているんっすが、続く渡辺香津美のギター・ソロも、なかなか。 で、最後、再び近藤クンが出て来て、しばしラッパを吹いて、でもって、短くテーマに戻って、おしまい。 何と言うか、評価が難しいんっすが、思ったよりはアレであったな…と。 で、次。 「七拍子」 。 ちょっぴり和風な作風だったりして、香津美の弾くギターが、何だか三味線っぽいな…と。 渡辺 香津美 (わたなべ かずみ、1953年10月14日 - ) は東京都渋谷区出身のギタリスト。ギタリストの中牟礼貞則は師匠にあたる。 また、高校の同級生に山本達彦、先輩にモト冬樹やグッチ裕三がいる。妻はピアニストの谷川公子…なんだそうっすが、何やその、無駄に豪華なような気がしないでもない高校は? 山本達彦って、 『がきデカ』 ? いや、それは、山上たつひこっすか。 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 の秋本治はデビュー当時、「山止たつひこ」という名前を使っておりましたが、そんな誰でも知ってるようなことを書いて尺を稼がなければならないほど、特に書くことがないようなアレだったりします。 いや、演奏そのものは悪くないと思うんっすが、何と言うか、論評が難しいというか、思ったよりはアレであったな…と。

 で、次。 あ、その前に。 渡辺香津美(ギタリスト)の妻や子供、孫は?高校大学などプロフィールを調査! よくある、調べてみました系のアレでありますな。 身長は169センチより少し低いくらいです…らしいんっすが、おお、意外と小さいんっすな。 ちょっぴりサバを読んだサバくんと同じくらいで、ちょっぴり親近感を覚えてしまいましたが、妻はなんとピアニストの谷川公子さん! ぶっちゃけ、知らんぞ。 谷山浩子のパチモン? …とか思ってしまったんっすが、 この人 っすか。 おお、美人やん! で、気になる出身高校はと言うと、暁星高等学校。 全国屈指のフランス系カトリックの名門校で男子中学校と高等学校の一貫校なんだそうっすが、おお、僕の通っていた海星高校学校と似てるやん! 四日市屈指のスペイン系カトリックの滑り止め校で男子中学校と高等学校の一貫校なんっすよね、海星高校学校。 もうすぐ共学になるみたいなんっすけど。 で、先輩には 森田必勝 がいたりします。 何でもいいけど、これ、無駄に充実した記事でありますな。 こういうのを見ると、Wikipediaにコーヒー1杯分くらいは寄付してもいいかな? そんな気にならないこともないんっすが、で、森田必勝クンについては何となく分かったので、ついでに近藤クンについても調べておきましょう。 んーと、これ 。 Wikipediaのリンクを貼るだけの簡単なお仕事だったんっすが、京都大学工学部から京都大学文学部英米文学科に転じて卒業。 おお、めっちゃ賢いオッサンやん! もしかしたら京大に在学していた頃は、まだオッサンではなかったのかも知れませんが、本名は俊則で、読みは同じ。 芸名は20代後半に占い師から 「名前を変えた方がいい」 と言われたことによるもの。 ここのところがちょっと胡散臭くって、いいっすよね。 やっぱ、ビッグになるには、占い師とか、謎の整体師とかのパワーが必要っすよね。 80年代に結成したIMAバンドで一世を風靡し、うんぬん。 1980年代と言えば、一世風靡セピアが一斉を風靡していたんっすが、 「セピア」 ってカッコええけど、どういう意味や? …と思って調べてみたら、イカ墨。 マジかよ? そういえば、セピア色って、イカ墨の色だったりしますよね。 ま、なかなかイカしたネーミングであるな。 そのように評価していいのではないかと思うんっすが、その他、 「安全地帯」 なんてのも出て来て、バンド名は四字熟語がナウい。 そんな風潮が浮かび上がった結果、海星高校の学園祭に 「複雑骨折」 が参上した…と。 そういう流れでありますな。 んーと、 ここ 参照。 背景の青色の壁紙のせいで、めっちゃ読みにくくなっちゃっているんっすが、無理して読むほどのものでもないので、そのまま、そっと閉じて貰うとして。

 んなことで、次。 「軽快足踏音曲」 。 こういう、つまらないところでウケを狙ったタイトルの付け方がちょっとアレなんっすが、曲そのものは軽快に足踏みするような音曲に仕上がっていて、悪くないな…と。 日本のお祭りといった雰囲気でありますな。 近藤クンのラッパはよく歌っているし、めっちゃアグレッシブだし、これで変な曲名さえついていなければ、普通にイケてるフリー・ジャズとして、通用したんじゃね? そんな気がしないでもなくて、ま、ある意味、 「照れ屋」 なのかも知れませんな、近藤クン。 で、豊住芳三郎の和風な打楽器も、いい味を出してますよね。 豊住芳三郎って、めっちゃ雅楽とかやってそうな名前だし。 あ、そういえば、ぜんぜん関係ない話なんっすが、今日 (11月1日) は 全日本大学駅伝 でありますな。 個人的には駅伝なんか、あまり好きではなかったりするんっすが、テレビ、見なきゃ! めっちゃ地元を走りますからね。 名四の赤い橋も渡りますぜ! で、揖斐長良大橋を過ぎた先、右手に見えてくる 「ギロチン工場 鬼頭商店」 が、最大の見所だったりするんっすが、テレビを付けたらアナウンサー、めっちゃウザっ! で、瀬古利彦 (←桑名出身) も、安定のウザさだったりするんっすが、 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。 ああ、ギロチン工場、微妙…。 、ま、これで心置きなく近藤クンのほうに専念できますが、なかなか軽快な仕上がりで、よかったな…と。 んなことで、次。 「瀬戸内Blue」 。 初めて、まともな感じなタイトルの曲が出て来ましたが、出来のほうはというと、うーん、まあまあ? 言うほど、瀬戸内っぽくはないし、ブルーでもないな…と。 どちらかというと、おちゃらけているな…と。 都会派アーバンな僕の趣向には今ひとつ、そぐわないな…と。 ほんわか漁村系で、サカナ臭いのが難点なんっすが、何点くらいかというと、58点くらい? ということで、次。 「若い娘のハネ踊り」 。 こういう、つまらないところでウケを狙ったタイトルの、以下略。 ま、若い娘という時点で、僕の趣向とマッチしているので、別にいいんっすが、ちょっぴりエレキな仕上がりで、いい感じにハネてます。 こういうところがチベタン・ブルーで、エアー・リキッドなのかも知れない。 そんな気がしないでもなくて、ただ、個人的にはチベタンよりも 「ちべたん」 のほうが、幼女っぽくて、いいかな? …と。 で、試しに 「ちべたん」 で画像検索してみたら、馬鹿デカい犬ばっかり出て来て、甚だ遺憾なんっすが、チベタン・マスティフというチベットの犬がいるんっすな。 幼女の 「ちべたん」 が雪の山に手を突っ込んで、 「ちべたい」 とか言ってるのを期待してたのにぃ…。 ちべたいアイスバー 。 あ、これなら全然、当たりなんっすけど。

 んなことで、次。 「空のワレ目」 。 また、変なタイトルを…。 が、これ、中身のほうは、意外とまともでした。 これまた、何となくチベタンな感じの曲なんっすが、んで、ラスト。  「エラコッチャ」 。 ・ ・ ・ 。 敢えて何も言いませんが、これも演奏そのものは、普通にイケるやん! そんなアレだったりして、近藤クンと渡辺クン、どちらのソロもフリーキーにぶっ飛んでいて、特に香津美クンの鬼気迫る弾きっぷりは、ちょっと引くレベルだったりするんっすが、空中浮遊感満載だったりして、ふよぉぉぉぉ〜♪ とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 正直、評価に困る作品でありますな。 純粋なジャズではないんっすが、まったくジャズではないとは言えないし、保守派にとってはアレなんでしょうが、革新派からすればソレだし、とりあえず空中浮遊感だけは味わえるような気がしないでもなくて、ふよぉぉぉぉ〜♪


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