COLOR AS IT IS (UNAMAS)

原 朋 直 (2015)

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【パーソネル】

原朋直 (tp) 朝田拓馬 (g) 池尻洋史 (b) DENNIS FREHSE (ds)
【収録曲】

(01-03) DARK DANCE / LEY LINE / LOST HEARTS OF LOST CHILDREN
(04-07) GAUGE / COLOR AS IT IS / FAMILY MAN / LET'S GOMI JAM
(08-10) SIGN / WAIT, WITH HOPE / LIGHTLY
【解説】 ( 2020年11月08日更新 / 連載 1,418回 )

 「文化の日」 っすなぁ。 このところ、祝日というと3連休が多くて、それはそれで、いいと思うんっすが、“飛び石連休” というのも悪くないっすなぁ。 休み明けの月曜日って、めっちゃブルーで憂鬱だったりするんっすが、1日だけ我慢すれば、次の日は、またお休み。 何か、めっちゃ得した気分になりますなぁ。 ま、明日からまた働かなければならなくて、それを考えると今から気が重いんっすが、いつもの土日と違って祝日の場合、この原稿のことを考えなくてもいいので、それだけでも救いがありますよね。 土曜日に前半を書いて、日曜日に後半とジャケ絵を片付けて、そうこうしているうちに “サザエさんブルー” に襲われて、明日からまた仕事かぁ。 はぁ…。 あ、でも、1日だけ我慢すれば、また、お休みだしぃ! …というので、気力を振り絞って、何とか無事に1日をやり過ごして、今日に至る。 そんな流れだったりします。 で、本来なら、この原稿のことなど忘れて、一日、ゴロゴロしたり、グダグダしたり、ダラダラしたりしながら、無為に過ごせる筈だったんすが、今度の土曜日は仕事が入る可能性が濃厚なので、今のうちに少しでも片付けておこうかと。 我ながら、殊勝でありますなぁ。 これだけ殊勝なら、主将や首相になれても不思議ではないんっすが、いや、なりたくないんっすけどね、んなもん。 プレッシャーが半端ないだろうし、クソ面倒だし。 面倒と、運動と、勘当と、サヤエンドウは避けたいところなんっすが、いや、別にサヤエンドウは裂けなくてもいいっすか。 本物のサヤエンドウは筋張っていて、あまり好きではなかったりするんっすが、いや、もしかしたらそれは、サヤエンドウの筋を取らずに食べているからかも知れませんが、スナック菓子のサヤエンドウのやつ、あれは結構、美味しいっすよね。 2種類ありましたっけ? 【ビーノvsさやえんどう】 主婦が豆スナックを比較してみた。 我が家に偶然にも豆系スナックが二種類舞い込んできて、まさに鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてしまったのでレビューします。 おお、さすがは主婦。 オモロイっすな。 フォントを赤字の太字にしたくなる気持ちもよく分かるんっすが、で、結果のほうはとうと、というわけで結論は、息子はさやえんどう派、私はビーノ派ということになりました! 両方を立てていて、角が立たなくて、賢い主婦でありますなぁ。 「みんなちがって、みんないい」 の精神っすよね。 書いているうちに食べたくなってきちゃったので、後から買いにいくとして、で、 「文化の日」 。 文化と言えば、 文化亭 。 うちの近くにあります。 あまり詳しく書くと、サバ家を特定されちゃいそうなんっすが、文化亭と言えば、 「文化盛り」 。 ほんの一瞬、 「女体盛り」 と空目しちゃいそうになるのがネックなんっすが、えーと、 ここ 参照。 ハンバーグと、海老カニクリームコロッケと、ハマグリフライのセット。言うほど、文化が盛られているか? …と言われると、ちょっと微妙な気もするんっすが、もしかしたら、付け合わせの野菜は文化包丁で切ったものだったりするのかも知れないし、名前はさておき、桑名と言えば、ハマグリやろ? …というニーズを、手軽に満たせるところがいいっすよね。 海老カニクリームコロッケも、海老なのか、カニなのか、クリームなのか、コロッケなのか、はっきりしろ! …と言われると、基本はコロッケなんっすが、ちょっぴり海老フライの要素もあったりして、美味ちい♪ 色んなものを、ちょっとずつ食べたい派には、最適なチョイスと言えるのではなかろうかと。

 で、文化と言えば、文化祭。 高校や大学の文化祭、もしくは学園祭と言えば、かなり大がかりなイベントで、楽しみにしていた人は多いと思うんっすが、小学校の文化祭は地味でしたな。 少なくとも、僕の通っていた日進小学校の文化祭は、地味の極み。 学童や生徒が描いた絵を、ずーらっと体育館の壁に展示する。 それだけの出し物でありました。 体育祭じゃなくて文化祭なんだから、体育館じゃなく、文化館に展示しろって! そう、思わずにはいられませんでしたが、文化館などという館は存在しなかったので、ま、しょうがないかな? …と。 ちなみに僕は、絵がめっちゃ苦手でした。 図画工作、略して図工のうち、 「工」 のほうは、わりと得意だったんっすが、 「図」 のほうは、さっぱり…。 特に写実的なのが、アカンかったっすな。 写生大会とか、苦行以外の何物でもなかったんっすが、公卿の絵を描かされるのも公卿だったし、いや、そんなものを強要された記憶はなかったりするんっすけど。 桑名にある学校の場合、どこで写生を大会されるのかというと、 走井山公園 だとか。 この地味なガイドでは、まったく行く気をソソられなかったりするんっすが、高台にあって、見晴らしがよくて、個人的には、けっこう好きなスポットだったりするんっすけど。 大きくなって相撲取りになったら、 「走井山(はしりいざん)」 という四股名にしよう! そんなことまで考えていたんっすが、その夢を果たせぬまま、現在に至っていたりします。 で、けっこう好きなスポットだったりするんっすが、写生をさせられるとなると話は別で、ただひたすら、面倒臭ぇぇぇぇ…。 で、もうひとつの写生スポットとしては、 前回 もチラッと出て来た、赤須賀漁港 。 悠然と流れる揖斐・長良川と、無数の漁船。 その向こうには名四の赤い橋が架かっていて、確かに、最も桑名らしい風景であるな。 そんな気はするんっすが、写生をさせられるとなると話は別で、特に漁船の野郎がただひたすらゴチャゴチャしていて、クソ面倒臭ぇぇぇぇ…。 絵を描かされる立場からすると、漁船クンにはすべて出港して貰って、その場にいてくれないほうが嬉しかったりするんっすが、ま、それだと何のインパクトもない、平坦でつまらない絵になっちゃうんっすけど。 ちなみに、写実的ではない絵なら、まだマシだったりして、適当に思い付きで河童の絵を描いて、「河童のいる風景」という、気取ったタイトルを付けられた作品は、ある年の文化祭に展示されて、「想像で描くのは、イケるね!」 と、親からも高い評価を得られたのでありました。 ま、文化祭に展示…と言っても、全員の作品が張り出されることになっていたんっすけど。

 とまあ、そんな、絵が大して得意でもない僕が、毎週このコーナーでジャケ絵を書いているというのは、我ながら実に、偉いなぁ…と。 ちなみにアレは、8cm×8cmの大きさで書いてます。 CDのジャケットが12cm×12cmなので、2/3スケールでありますな。 昔はいちいち、定規で測りながら書いていたんっすよね。 左上の端から、頭のてっぺんまで、上から1.2cmで、左から5.3cmかぁ。 ということは、換算すると、上から (電卓ポチポチ) 0.8cmで、左から (ポチポチ) 3.54cmやな。 …みたいな。 12cm×12cmの大きさで書けば、わざわざ電卓をポチポチしなくて済むので楽なんですが、それじゃ、ただ模写してるだけやん! そんなふうに思われちゃうに違いなくて、僕のプライドが許さないんっすよね。 ちゃんと、2/3にスケール変換してるから! ただの模写なんかじゃないから! が、だんだん面倒になってきたので、途中から “グリッド法” を導入することになりました。 んーと、 ここ 参照。 実はこのテクニック、中学生の時に、美術の授業で教えて貰ったんっすよね。 浮世絵の歌舞伎役者を模写するという課題だったんっすが、公卿の絵じゃないので、そんなに苦行ではなく、絵心が皆無な僕でも、かなりいい感じに模写することが出来て、凄ぇぇぇぇぇぇ! ただ、この手法には大きな欠点がありますよね。 模写される側も、出来上がった作品も、どちらにも縦横の格子 (こうし) が入ってしまうという。 今ひとつっすよね、格子。 これがもし格子じゃなくて子牛なら、歌になって、いいんっすけど。 可哀想な子牛〜、売られていくよ〜♪ もしくは、子牛戸を〜、くぐり抜け〜、見上げる裕也〜、毛の空に〜♪ 後者のほうは色々と間違っていて、子牛じゃなくて、格子じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、「格子は、アカン」 と、講師の先生も言ってたし、「巧言令色、鮮 (すくなし) し、仁 (じん) 」 と、孔子の先生が言ってたし、ま、後者のほうは何の関係もないような気がするんっすが、とにかくまあ、格子は、アカンな…と。 と、そこで、工作が得意なサバくん、登場。 ジャケ絵の模写用に、こんなのを作ってみました。 用意するものは、A4のカードケース (ハードタイプ) 2枚と、方眼紙2枚と、カッターナイフと、定規と、マジックペン。

ジャケ絵モッシャー(その1)♪ ジャケ絵モッシャー(その2)♪


 @ カードケース1枚の中に、方眼紙を1枚、包含します。 で、10oの間隔で縦横にカッターで筋を付けます。
 A もう1枚の方眼紙に、7oの間隔でマジックペンで線を引きます。 線を引いた方眼紙をカードケースに包含します。

 ジャケット模写装置 「ジャケ絵モッシャー」 爆誕! ジャケットを模写する装置なので、 「ジャケ絵モシャー」 でもよかったんっすが、「モッシャー」のほうが、もっさり感が出て、いいかな? …と。 そこはちょっと、拘ってみました。 で、@ の中にCDのジャケットを挟み込んで、A のほうはセロテープでトレーシングペーパーを貼り付けて、ジャケ絵を書く…と。 A のほうも、別に10oの間隔で線を引いてもよかったんっすが、ただの模写なんかじゃ、ないから! ちゃんと、58.3%にスケール変換してるから! 昔は2/3のスケールだったのに、どうして 8o間隔ではなく、7oにしたのかと言うと、ずーっと 8oだと思っていたのに、さっき見たら、7oになっていただけだから! これを作った当時の作者の気持ちとか、理系の僕には、知ったこっちゃないから! いずれにしろ、わざわざ写真付きで説明するほど大層な工作ではないような気もするんっすが、@ のほうに 10oの間隔で縦横に線を入れるのに、マジックペンではなく、カッターで筋を入れるというアイデアが秀逸であるな…と。 マジックペンだと、長く使っているうちに消えてきちゃいそうだし、線が邪魔で、下の図柄が見えにくくなっちゃうし。 トレーシングペーパーを使うというのが、ちょっとアレなんっすが、絵や写真の上からトレースしてるだけなんじゃね? そんなふうに思われる可能性がありますよね。 それだと、100%になっちゃうから! 僕のは 58.3%に縮小してるから! で、えーと、文化祭。 小学校時代の出し物としては、そんな感じだったんっすが、中学校はどうだったっすかね? 特に何も記憶に残っていないところを見ると、あまり大したイベントではなかったのかも知れませんが、で、続いては高校の文化祭。 うわぁぁぁぁぁぁ…。 思い出したくない黒歴史があるんっすが、書いているうちに、思い出してしまったぁぁぁぁぁぁ…。 アレは文化祭の前の修学旅行のバスの中でありましたか。 余興として、一人ずつ順番に歌を歌うという、僕にとっては苦行以外の何物でもない、陰キャ殺しな企画があったんっすよね。 こんな感じのマイク が前から順番に回ってくるんっすが、うわぁぁぁぁぁぁぁ…。 男子校だったので、恥をかいても、ダメージが最小限で済む。 そんなメリットはあったんっすが、その反面、何をやるにしても、今ひとつ盛り上がりに欠けるのが実情でありまして、ま、適当に歌って、さっさと後ろにマイクを回そう…と。 アイドルの歌とか、糞ダサくて、やってられねぇ。 そんな、屈折した僕がチョイスしたのが 「追分しぐれ」 。 ググっても無駄です。 自作の歌なので、何の情報も出てきません。 江差初しぐれ (江差追分入り) 細川たかし&杜このみ。 そんなのしか出て来ません。 ちなみに、自作と言っても半分だけで、作詞:藤田くん/作曲:サバくん。 そんな楽曲だったりするんっすが、藤田くん。 小学生の頃からの友達だったんっすけどね。 僕は海星高校、藤田くんは四日市工業と、進路は分かれてしまったんっすが、同じ塾に通っていたし、四日市駅から途中まで、同じ電車に乗って通学してたという。

  あの人に、分かれて乗ったの、内部線 (うつべせん)
  ホームに佇む、あの人を、ガラス越しに眺めていました
  恋はもう、おしまいと、額をあてて、泣いていました
  別れは日永駅のよう、いつもすれ違い 流れるアナウンスは、追分駅
  窓に降る降る、追分しぐれぇぇぇぇぇ♪

 ところどころ、ちょっと惜しい感はあるんっすが、なかなかの歌詞でありますな。 今では 「四日市あすなろう鉄道」 という、クソ恥ずかしい名前になっちゃいましたが、当時は近鉄・内部線 (うつべせん)。 四日市工業の生徒は南日永駅まで、海星高校の生徒はその先の追分駅まで乗車することになるんっすが、海星高校は男ばっかりだし、四日市工業は当時、女子生徒は数えるほどしかいなかったし、基本、殺伐とした電車でありましたな。 四日市南中学のJCが乗ってくるのが、唯一の癒やしだったんっすが、単線なので途中の日永駅で上下線がすれ違う形になっていて、その状況が巧みに織り込まれていたりします。 この歌詞を見て、いたく感動した僕は、これにド演歌調の曲を付けて、世に問うたワケでありますが、で、バスの中で歌ったら、これがけっこう、ウケてしまった…と。 で、その数ヶ月後、文化祭の出し物のひとつに 「のど自慢」 というのがあって、各クラスから一人、代表として出場することになった…と。 で、誰が出るんや? そんな話になって、サバくん(仮名)の修学旅行のアレで、エエやん! そんな流れになって、エエぇぇぇぇぇぇ…。 僕にはあまりにも荷が重過ぎる話でありますが、でもま、バスでは結構ウケたから、イケるかも? そんなふうに思って、引き受けてしまったんっすよね。 無論、カラオケなど、ある筈もないので、カシオの 「弾けますトーン」 で弾いて自作して、そして望んだ本番の舞台。 緊張しました。 めっちゃ緊張しました。 半端なく緊張しました。 で、ほとんど絶叫のようになってしまったんっすが、シーンと静まりかえる観客席。 うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…。 ヤベぇぇぇぇぇぇ…。 思い出しただけで、冷や汗が…。 後から漏れ聞こえてきた噂によると、何を歌っているのか、ぜんぜん分からんかった…と。 この歌、内部線とか、日永駅とか、追分駅とか、お馴染みの名前が出てくるところがウケるポイントだったのに、それが聞き取れなかったとなると、これはもう、アカンっすよね。 あ、でも、それとは別に、模擬店とかもやったから! フライドポテトの屋台を出したら大盛況で、めっちゃ行列が出来たから! 客をさばくのに、超ハイスピードで適当に揚げて出していたら、「これ、生やんけ!」 と文句を言われたり、適当に塩をドバドバ振りかけていたら、「辛っ!塩辛っ!」 と文句を言われたり、顧客の評価は最低ランクだったりしたんっすが、食中毒が出たとか、塩分の取り過ぎて脳の血管が切れたとか、そんな後日談は聞かなかったから、結果オーライやんけ! とまあそんなこんなで、文化祭に関しては、何もいい思い出がなかったりするので、この話は、おしまいっ!

 ということで、今日は原朋直っす。 日本人のジャズ・トランペッターって、日野皓正と近藤等則くらいしか知らなかったりするんすが、そういえばこの人も、名前だけは聞いたことがあるような気がしないでもないので、とりあえず、ネタ用に1枚仕入れてみることにしました。 『カラー・アズ・イット・イズ』 というアルバムっす。 色は、それ、アレである。 そんな感じの、中学生にも分かる英語でありますな。 僕は絵の才能と同様、英語のほうの成績もさっぱりだったんっすが、それでも何とかなりそうな。 試しに翻訳ソフトで “正解” を調べてみたら、 「実際には色づいてください」 。 なかなか詩的なのが出てきたんっすが、それはそうと、今週の土曜日に予定していた仕事は、中止になりました。 金曜日にカッター入れをやって、その流れで電気の埋設配管をやる予定だったんっすが、直前になって元請けの監督から、「カッター入れ、時期尚早じゃね?」 と。 段取りが悪いとか、書類を早く出せとか、色々と言われて、はぁ…。 じゃ、カッター入れ、やめまっす。 土曜日の仕事も、やめまっす。 元々、あまりヤル気はなかったので、ちょうどよかったんっすが、こうして、事態をどんどん先延ばしにしていると、後でドーンとツケが回ってきちゃうような? でもまあ、嫌なことは週が明けてから考えるとして、それはそうと、楽しみにしていたお正月の南紀白浜も、アカンくなってしまいそうな? 先日、会社に行ったら 「年末年始の休暇について」 みたいなお触れが回覧で回ってきたんっすよね。 それによると、休暇中の旅行は、東海地方の住民は、東海地方の行き先に限って認める。 関西地方の住民は、関西地方の行き先に限って認める…と。 桑名人の場合、新型コロナウィルス感染者が多い名古屋へ遊びに行くのはオーケーで、感染者が少なそうな和歌山に行くのはアカン? 大阪人が和歌山へ行くのはエエのに、桑名人が行くのはアカン? 意味、わからん…。 で、移動手段は電車やバスではなく、車に限る。 そんな縛りもあったりして、じゃ、もう、いいやぁ…と。 結局、“Go To トラベル” の恩恵に預かることがないまま、終わってしまいそうなんっすが、もしかしたら、延期があるかも知れない。 そんな噂もあるので、来年の4月くらいまでは生き長らえることに期待して、で、原クン。 原 朋直 (はら ともなお、1966年10月21日 - ) は日本のジャズトランペット奏者。神奈川県横須賀市生まれ。千葉県育ち。日本福祉大学卒業。 僕より2つほど年上なんっすな。 大学在学中よりジャズの演奏活動を開始、卒業後本格的に音楽の道へ進む。 1990年代に起こった日本における一大ジャズブームメントの先頭に立ち活躍。 そういった経歴の持ち主らしいんっすが、日本における一大ジャズブームメント。 そんなの、ありましたっけ? 日本のジャズって、ずーっと日陰な印象しかなかったりするんすが、 Wikipedia にある年譜の中では、1999年6月 フランス・コルシカ島での “カルビ・ジャズ・フェスティバル” に出演。 これが、めっちゃ気になりますな。 何やこの、美味しそうなジャズ・フェス。 カルビ食べ放題なんっすかね? だとすれば、コルシカに行くしかないんっすが、フランスのコルシカ島は東海地方ではないような気がするし、車では行けそうにもないし、うーん…。 ま、カルビは かるび庵 で我慢しますかね? とってもトレビアンな、かるび庵なんっすが、とまあそんなこんなで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 恐らく、全曲が原クンのオリジナルではないかと思われるんっすが、まずは 「ダーク・ダンス」 。 ダークと言えば、 ダーク広和 。 まったくダーク感のない、人の良さそうなオッサンで、名前負けもいいところなんっすが、演目は、おしゃべりマジック、マニピュレーション、テーブルマジック、和妻、手品教室。 マニピュレーションって、何や? …というのが、ちょっと気になるんっすが、もっと気になるのが、和妻。 どういう演目なんっすかね? んーと、和妻 (わづま) とは、日本に古くから主に口伝で受け継がれてきた伝統的な奇術の分野である。手妻 (てづま) 、品玉 (しなだま) と呼ばれることもある。和妻に対して西洋の奇術のスタイルを洋妻 (ようづま) ということがある。 語源は 「手を稲妻の様に素早く動かすから」 である。 あ、稲妻の “妻” なんっすな。 そう言えば稲妻って、ガビガビ具合が何となく稲穂っぽいので、 “稲” は分かるとして、何で “妻” ? で、調べてみました。 ほれ 。 古代、稲の結実時期に雷が多いことから、雷光が稲を実らせるという信仰があった。 ガビガビ具合が何となく稲穂っぽいの、何の関係もないやん! ちょっと気分を害したので、話を先に進めますが、朝田拓馬という人のギターが入っているんっすな。 日本人ジャズって、どうしてギターを入れたがるんっすかね? 酢豚にパイナップルを入れるのに匹敵するような愚行だと思うんっすが、ま、個人的に、酢豚にパイナップルは、 「あり」 だと思うんっすけどね。 日本人ジャズにギターが入っていることへの苦言の例えとしては、あまり適切ではなかったかも知れませんが、それ以外にベースの日本人と、ドラムスの外人が入ってたりします。 ピアノレスなんっすな。 ジャズのコンボにピアノを入れないのは、酢豚に豚を入れないのに匹敵するような愚行だと思うんっすが、この編成の時点で、僕のこのアルバムに対する評価は、かなり低くなってしまいました。 で、 「暗いダンス」 はというと、何か、言うほどダークではなくて、名前負けもいいところ。 いや、名前自体がネガティブなイメージなので、それに負けるというのは、勝ちに等しい気がするんっすが、ギターによるイントロが、何かちょっといい感じ。 やっぱ、酢豚にパイナップルは、必要やな。 そう、再認識した次第でありますが、続いて出てくるラッパによるテーマも、知的でアーバンで、なかなかいい感じ。 僕より2つ年上のオッサン、やるやん! で、そのままトランペットのソロへと流れて行くんっすが、このスタイル、誰に似ているか、敢えて考察してみると、アート・ファーマーが農民をやめて、研究者に転生したような感じ? で、ちょっぴりマイルスも入っているような? いずれにしろ、ジャズの本筋であると評価してよくて、で、続くギターのソロも、なかなか出来がよくて、ベースとドラムスの人たちのサポートも良好で、最後にその2人がフィーチャーされるパートがあって、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「レイ・ライン」 。 「光線線」 ? ダブっているので、普通に 「光線」 でいいような気もするんっすが、翻訳ソフトが導き出した模範解答はと言うと、 「レイライン」 。 片仮名にしただけやんけ! そもそも “LEY LINE” なので、 「光線線」 とは違うような気もしてきたんっすが、 「光線線」 で、日→英翻訳。 Beam line。 なるほど、そう来ましたか。 “ray” と “Beam” の違いが気になるところなんっすが、 ビームとレーザーの違いって何ですか? beam (ビーム) は 「光線の束」 のことです。 「一筋の光線」 は ray と言います。 なるほど! で、レーザーというのは、 “ray” が、ザーッとしたもの。 そういう認識で合ってますかね? レーザー技師の先生、どうっすかね? で、演奏のほうはというと、クールで知的なバラードだったりして、なかなかエエやん♪ そのように評価していいのではなかろうかと。 テーマの途中で、ちょっとテンポが速くなって、ミディアムくらいになったりするんっすが、その後、またテンポが遅くなって、ギター・ソロが登場。 で、途中、テーマを挟んで、トランペットのソロ。 そういう流れでありますな。 傾聴に値する、いい出来だと思います。 慶弔金を払っても、いいくらいなんっすが、終盤はちょっぴりテンポが速くなって、なかなかドラマチックな展開になったりして、いやあ、よかったっす。 で、次。 「ロスト・ハーツ・オブ・ロスト・チルドレン」 。 「亡くした子どもの無くした心」 ? タイトルからして沈痛っぽいんっすが、深く沈みこんで、痛みを感じさせる、そんなバラードでありますな。 前曲のように、途中でちょっぴりテンポが速くなったりすることもなく、終始、沈痛なムードなんっすが、次第にドラマチックな展開になっていくところは前曲同様でありまして、いやあ、深いっすなぁ。 ちなみに翻訳ソフトの回答は 「迷子のがっかりされました」 でありました。 で、次。  「ゲージ」 。 いいっすよね、ゲージ。 これが単体で存在している分には、何の問題もありません。 こいつが2匹連なって 「ゲジゲジ」 になっちゃうと、不快害虫と化してしまうんっすが、 ゲジ 。 あ、単体でも不快害虫だったんっすな。 で、今更、手遅れかも知れませんが、めっちゃ不快な写真が出てくるので、閲覧注意! ムカデの近縁種ですが、人を咬むこともなく、ガなどを捕食する益虫ですが、15対の長い足と、素早く動き回る姿から、忌み嫌われている不快害虫です。 何も悪いことはしないし、むしろ益があるのに、見た目だけで不快害虫扱いされちゃうゲジちゃん、可哀想…。 でもまあ、見た目が不快なので、駆除させて当然な気もするんすが、ゲージと、長く伸ばす分には大丈夫で、ゲージで画像検索しても、不快なものは出て来ません。 これ とか。 ぜんぜん不快ではないし、ネコが可愛いんっすが、局所ゲージ対称性、小難しいレベルでは済まなくて、大難し過ぎぃ…。 局所というのはゲージではなく、ガードするもの。 いや、そのガードを外すのが至高であるな。 そんな気がするんっすが、で、曲のほうはというと、正統派で、いいな♪ …と。 テーマに続いて、ラッパ、ギター、ベースの順で、各自の充実したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 取り立てて書くことはなかったんっすが、よかったな♪ …と。

 で、次。 アルバム。タイトル曲の 「カラー・アズ・イット・イズ」 。 ちょっぴり小難しい前衛風の作品で、超保守派な僕としては、ややハズレかな? …と。 表題曲だけに、気合いが入り過ぎて、意欲が空回りしちゃった。 そんな感じがしないでもなくて、でもまあ、革新派としては、こういうのが至高だろうし、歯垢は歯クソだろうし、人の嗜好はそれぞれなので、何を志向するのか、そこのところが棟方志功であるなぁ…と。 ソロに入ってからの原クンのフレージングは、随所に光るものが感じられるし、11分31秒もあって、聞き応えがあるし、ま、ぶっちゃけ、途中でちょっと飽きちゃったりもしたんっすが、ま、頑張れよ…と。 で、その後、ギターのソロも出てくるんっすが、んーと、朝田拓馬でしたっけ? ギターのソロに合わせて、声でハモっちゃうところが、ちょっぴりジョージ・ベンソンだったりして、なかななの奮闘ぶりでありますな。 終盤はギターにドラムスがいい感じに絡んで来て、メンバー唯一の外人も、けっこう頑張ってくれていて、んなことで、テーマに戻って、おしまい。 で、ここまで書いて、ようやく半分っすかぁ。 ジャズのアルバムはLPレコードの上限、全6曲で40分くらいにまとめて貰いたいところなんっすが、とりあえず、次。 「ファミリー・マン」 。 ファミマの中華まんは “とろたま炙り焼きチャーシューまん” が至高なんっすが、いや、食ったことはないんっすが、この ラインアップ を見て、美味そうやな…と。 先週はスーパーで井村屋の肉まん・あんまんを買っていて、家でレンチンして食ったんっすが、凶悪な “あん” にヤラれて、口の中を火傷してしまって、ああん…。 アレは最早、凶器っすよね。 もしくは、拷問の道具。 で、演奏のほうはというと、ギターとベースの弦楽器コンビをフィーチャーしたバラード調のアレだったりして、終盤にラッパも登場するんっすが、全般的に地味やったな…と。 んなことで、次。 「レッツ・ゴミ・ジャム」 。 「ゴミ・ジャムしようぜ」? それがどういうジャムなのか、今ひとつよく分からんのっすが、翻訳ソフトに掛けてみたら、「しましょう ゴミ ジャム」 。 やはり、ゴミ・ジャムの意味はよく分かりませんでした。 曲そのものの出来はわりとよくて、ちょっぴりブーガルーっぽい感じのリズムが、イケてるな…と。 言うほど、ぜんぜんゴミではなくて、原クン、ギターの人、共に充実したソロを聞かせてくれるな…と。 で、最後、「けっ、ゴミじゃん、けっ、ゴミじゃん♪」 みたいなコーラスが入って、場の空気を和らげてくれて、でもって、おしまい。

 で、次。 「サイン」 。 いい感じの曲&演奏っす。 バラード調のパートと、スインギーな路線、緩急の付け方が絶妙で、巧妙で、 ハンミョウ 。 そういうアレだったりするんっすが、これまた不快な害虫で、閲覧注意! …でありますな。 緩急の付け方がハンミョウとか、嫌じゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、それにしても10分25秒。 途中のソロはラッパ、ギター共に、普通にいい出来だと思うんっすが、長過ぎて、途中で飽きちゃう気がしないでもなくて、で、次。 「ウェイト・ウィズ・ホープ」 。 「希望と共に待つ」 。 そんな感じっすかね? で、模範解答は 「希望によって待ってください」 。 ま、いい線っすな。 ちょっぴり変拍子っぽくて、わりと日本人ウケする曲調だったりするんっすが、サバくんはもう、疲れました。 「文化の日」 に途中まで書いてあったし、土曜日の仕事は無くなったし、ネタの都合で先にジャケ絵も書いちゃったし、楽な素材だったしで、時間的には余裕なんっすが、さっさと片付けて、明日の日曜日は一日、ダラダラ、グダグダと、無為に過ごそうかと。 んなことで、ラストっす。 「ライトリー」 。 ベースが主導するイントロに始まり、そこにギターが絡んで来て、で、ラッパが出て来てテーマらしき物を吹き、そのまま各自のソロへ流れて行く…と。 ちょっぴり小難しくて、ヤル気を喪失した今の僕にはちょっと辛い物があるんっすが、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 中盤以降は完全にダレてしまいましたが、僕より2つ年上のオッサン、イケるやん♪ そのように評価していいのではないかと思われる、そんな1枚でありました。  “豚肉抜きの酢豚” だったのが、ちょっとアレだったので、次回はピアノも入れてね♪


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