SONNY RED (SOLID)

SONNY RED (1971)

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【パーソネル】

SONNY RED (as,ts,fl) CEDAR WALTON (p) HERBIE LEWIS (b) BILLY HIGGINS (ds)
【収録曲】

(01-04) LOVE SONG / TEARS / MUSTANG / AND THEN AGAIN
(05-07) MY ROMANCE / A TIME FOR LOVE / RODAN
【解説】 ( 2021年03月07日更新 / 連載 1,434回 )

 ゴマ、ゴミ、ゴム、ゴメ、ゴモ。 今日は “ゴ” の五段活用について考えてみたいと思います。  前回 「ゴメとゴモ」 だけで、何とか原稿をでっち上げてみたんっすが、本題の「ゴマとゴミとゴム」 に入る前に、もう1回くらいは引っ張ることが出来ないものかと。 ゴムは引っ張っても、手を離せば元に戻るので、大丈夫っすよね? あまり引っ張り過ぎるとプツンと切れちゃうんっすが、仏の顔も3度まで。 2回までなら何をやっても許される。 そんな甘えが僕にはあったりするし。 ただ、厳しい道のりになるのは分かっています。 何せ、 「ゴメとゴモ」 っすからね。 日本語にそんな単語はないのに、一体、何を書けと? 頭に “ごも” が付く言葉としては “五目ご飯” があるんっすが、それは先週、使っちゃったし、他に何かありますかね? とりあえず思い付くのは “五目そば” と “五目焼きそば” なんっすが、あ、 “五目並べ” というのもありますか。 ただそれは、わりと最近、将棋の絡みでネタにしたような記憶があるし、五目並べって、もくもくと五目並べるだけの競技だったりして、さほど盛り上がりには期待が持てなかったりするし、で、五目焼きそば。 個人的に焼きそばは、あまり具沢山でないほうが好きだったりします。 豚肉とキャベツの “二目” で十分。 それ以外の “三目” って、何を入れるつもりなんっすかね? んーと、 これ っすか。 豚バラ薄切り肉、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、にら、もやし。 “六目” じゃん! ヨックモックのお菓子は美味しいんっすが、六目はアカンやん! この中からひとつ、いらない具材を抹消してやらなければなけばならんのっすが、その選択は極めて簡単。 ニラ。 オメェが消えろ! いや、苦手なんっすよね、ニラ。 天才バカボンのパパは 「レバニラ炒め」 が大好きなことで知られているんっすが、レバーはキモいし、肝だし、ニラはニラ臭いしで、まったくソソられるものがなく、そんなものが大好きなヤツとは絶対、お友達にはなれないな…と。 ニラがあまり好きではないので、山梨県の韮崎市には、あまり行く気になれなかったりするし、伊豆の国市にある世界遺産の韮山反射炉も、ニラが山のように生えていそうで、ちょっとなぁ…と。 ニラが山のように生えているだけならともかく、それが跳ね返って来ちゃいそうっすもんね、韮山反射炉。 で、ニラを除外した “五目焼きそば” なら、そんなに悪くない気もするんっすが、とまあそんなこんなで、頭に 「ごも」 が付く言葉に関しては、以上っす。 懸念された通り、ぜんぜん話が盛り上がらなくて、前途は多難、名探偵はコナンなんっすが、じゃ、後ろに 「ごも」 が付く言葉はどうかというと、んーと、悲喜こもごも。 それくらいっすかね? 悲喜交々。 漢字だと、そんなふうに書くんっすな、交々 (こもごも) 。 個人的には、こもごもよりも、肛門 (こうもん) のほうが好きだったりするんっすが、とまあそんなことで、後ろに 「ごも」 が付く言葉に関しては、以上。

  「ごも」 、駄目じゃん! こうなったらもう、 「ごめ」 のほうに期待するしかないんっすが、こっちのほうは、わりと何とかなりそうな気がしないでもなかったり。 まず、頭に 「ごも」 が付く言葉なんっすが、これはもう、 「ごめんねジロー」 に尽きるかと。 有名っすよね。 人気もあります。 「ごめんで済んだら、警察いらんわ!」 そう、言いたくなる歌謡曲と言えば? そんなお題でアンケートを取ったら、かなり上位にランクインするに違いありませんが、んーと、 これ 。 え? 奥村チヨ? 何、この歌? 聞いてみたら、ぜんぜん知らんヤツだったんっすが、小柳ルミ子、ちゃうんけ? どうやら僕が頭の中に描いていたのは、 「ごめんね」 ではなく、 「今さらジロー」 だった模様でありますが、今さら間違いを認めるというのも何か癪だし、 「ごめんね」 と謝る気は、さらさら無いし、同じ “ジロー” なんやから、別にエエやん! …と。 が、 「ごめ」 が頭に付く言葉として、 「今さらジロー」 を取り上げるワケにもいかないし、いや、取り上げるんっすけどね。 ほれ 。 おお、ルミ子ちゃん、ケバいっすなぁ。 これはこれで悪くはないと思うんっすが、個人的には 瀬戸の花嫁を唄うブラジル人女の子 のほうが。 おお、クニヨチちゃん、可愛いっ♪ ブラジル人というか、ブラジル生まれの日本人の女の子っすかね? あ、でも、名前は “メリッサ” なんっすよね? いずれにしろ、いいっすよね、ブラジル。 豚汁 (ぶたじる) とか、美味しそうで。 豚汁 (とんじる) なら、トンガとかのほうが 尖 (とんが) っていそうなんっすが、で、多くのコメントにあるように、歌い始めたらまったくの別人で、凄ぇぇぇぇぇ! バックの “ブラジリアン・スクールメイツ” みたいな人たちには、もうちょっと頑張って欲しかった気もするんっすが、で、ルミ子ちゃん。 ケバくはなっちゃったんっすが、歌唱力は抜群っすな。 今さらジロー、好きだとジロー、言わないでよね〜♪ ここのところがめっちゃハマるんっすが、やっぱ、 「ごめんね」 よりも 「今さら」 やな…と。 で、おおっ! ルミ子ちゃん、後半に衣装を買えて、 “ハイレグ蟹” みたいになってるやん♪ で、2番の歌詞には、今さらジロー、ごめんとジロー、あやまらないで〜♪ そんなフレーズも出て来て、ちゃんと 「ごめんネ…ジロー」 にも敬意が表されていて、エエやん!

 で、続いて、後ろに 「ごめ」 が付く言葉。 これは、いくつかあります。 今日はこれだけで、乗り切れる気がします。 まずは、 「カゴメ」 。 ケチャップっすよね。 僕はトマトも、プチトマトも、トマトジュースもあまり好きではないんっすが、トマトケチャップだけは、ガチ。 ケチャップを発明したカゴメには、頭が上がらなかったりするんっすが、いや別に、カゴメが発明したわけではないと思うんっすけど。 デルモンテとかっすかね? んなことで、 トマトケチャップの歴史 。 ん? Dole? ドール、ドール、ドール、横浜ドールぅ♪ 太田裕美 もいいっすよね。 司会、同じやん! 黒柳徹子? …と思ったら、違いました。 森光子っすか。 この年 っすよね? 紅組とか、半端ない名曲揃いやんけ! …と思ったら、後半にいくにつれて、何か地味になっちゃいましたが、おおっ! 石川さゆりが 「津軽海峡、冬景色」 と 「天城越え」 以外の歌を歌ってるぅ! 「火の国へ」 。 おお、何か、聞いたことのある歌っすな。 エエやん♪ 欧陽菲菲 (オーヤンフィフィ) は、オーヤンなんっすが、石川さゆり、エエやん♪ で、ええと、ケチャップ。 「ケチャップ」 といえば、日本ではこのトマトケチャップのことを指しますが、もともとはトマトに限らず、魚やきのこ、フルーツなどで作ったケチャップもあったのです。 え? フルーツは、いいっす。 もともと、トマトも “不味い果物” みたいなものだし、果物 (くだもの) は、獣 (けだもの) と違って、婦女子に危害を加えることもないし、で、百歩譲って、きのこも許します。 椎茸ケチャップ。 決して、褒められたものではない気がするんっすが、ま、干し椎茸ケチャップでなければ、ま、いっかぁ…と。 が、魚ケチャップ? 鯖ケチャップ、鰺ケチャップ、鰈ケチャップ、銀ヒラスケチャップ。 生臭そうやんけ! ケチャップのルーツはアジアの魚醤? もし、この説が本当だとするなら、僕はケチャップ嫌いになってしまいそうなんっすが、中国には古くから 「ケ・ツィアプ」 と呼ばれる調味料があり、うんぬん。 え? ケチャップって、中国語やったん? めっちゃ、意外。 ムール貝がムラサキイガイだというのと同じくらい、意外。 ついでにいうと、有明海の珍味として知られる クツゾコ 。 うわっ、キモっ! こんな変なサカナ、煮ても焼いても、食いたくねぇな。 そう、思わずにはいられませんが、実はコイツ、舌平目なんだそうっすな。 え? ムニエルにすると、めっちゃ美味しいヤツやん。 いや、一度も食べたことはないんっすが、魚介類の類いがあまり好きではない僕でも、舌平目のムニエルなら、イケそう。 そんな気がするヤツっすよね。 クツゾコのムニエルだと、まったく食べる気になれなかったりするんっすが、名前の持つイメージというのは、大切なものでありますなぁ。

 で、カゴメ。 社名の由来は、 ここ にありました。 トマトを収穫するときの籠の目 (かごのめ) が社名の由来です。 これは何となく、予想が付きましたよね。 童謡の 「かごめかもめ」 も、同様でしたっけ? あの謎めいた歌詞の秘密を知ると、動揺がとまらない。 そういったアレなんっすが、子供の頃は、そんな怖い歌だとは思わなかったり。 「夜明けの晩」 とか 「後ろの正面」 とか、矛盾した言い回しが 、「賛成の反対なのだ」 のバカボンのパパみたいで、オモロイやん♪ …みたいな。 「かごめかごめ」 でググると、サジェスト機能で 「ヘブライ語」 とか、 「徳川埋蔵金」 とか、「明智光秀」 とかが出て来たりするんっすが、え? そんなん、どれも聞いたことが無いっすぜ? 僕が知ってるのは、遊女がどうのこうの。 そんな話だったと思うんっすが、詳しくは Wikipedia 参照。 ググったり、ウィキったりして、それをコピペするだけの簡単なお仕事なんっすが、地方によって、色んな歌詞のバリエーションがあるんっすな。 僕が知っているのは上から2番目、 「鶴と亀が」 というヤツなんっすが、 「竹堂随筆」 とやらのバージョンの締めのフレーズ。 そこぬいてーたーァもれ♪ これ、いいっすな。 そこぬいてーたーァもれぇぇぇ、たーァもれぇぇぇ、たーァもれぇぇぇぇぇっ♪ 中森明菜の 「ミ・アモーレ」 の節で歌うと、めっちゃ盛り上がりそうっすよね。 伴奏がラテン・ジャズっぽくて、カッコいいっすなぁ。 作曲:松岡直也っすよね。 たーァもれぇぇぇぇぇっ♪ で、えーと、姑によって後ろから突き飛ばされ流産する妊婦や、監視された環境から抜け出せない遊女、徳川埋蔵金の所在を謡ったものとする俗説などがある。 僕が知ってるのは、監視された環境から抜け出せない遊女。 この解釈なんっすが、妊婦を後ろから突き飛ばす姑、ヒデぇぇぇぇ…。 ヒデとロザンナと同じくらい、ヒデぇぇぇぇ…。 いや、ヒデは別に何も酷くなくて、とんだ、とばっちりなんっすが、徳川埋蔵金の所在を謡ったもの説というのも、確かにあるんすな。 で、籠目の形、すなわち六芒星のことである。 あ、これは何か、 “ヘブライ語説” に繋がっていきそうっすな。 月刊 『ムー』 とかが、好きそう。 「 “かごめかごめ” の正体は、キリストの復活を目指す秦氏の河童だった!?」 みたいな総力特集が組まれてそう。 宇宙人グレイの正体とされる河童まで持ち出すとは、ちょっと欲張り過ぎる来もするんっすが、これくらいインパクトのある見出しを付けておかないと、誰も興味を持ってくれませんからね。 『正統竹内文書』 と 「カゴメ唄」 の暗号 。 あ、そっちに繋げましたか。 さすがに、河童と絡めるのは、ちょっと無理がありましたか。 で、竹内文書。 ちょっと、安っぽいっすよね。 ま、竹内文書 (たけうちぶんしょ) と読んでしまうからアカンのであって、正しく 竹内文書 (たけうちもんじょ) と発音すれば、それなりに格はあるんっすが、で、 かごめ = 籠目とは何か? これに関してはもう、答えが出てますよね。 籠の目やん。 で、 鳥とはどんな鳥なのか? これも既に、その正体は明らかになっております。 カモメやろ? …と。 いや、「かごめかごめ」 だから、カモメ。 何となく、そんな気がするだけで、特に根拠はなかったりするんっすが、もしかしたら、カモメじゃなくて、鴨かも? そんな可能性も捨てきれません。

 …と思ったら、籠の中の鳥 = 天皇。 えっ? また、大胆な仮説が飛び出しましたな。 ま、言われてみれば確かに、 “鳥” という字と、天皇の “皇” の字は、ほんのちょっとだけ似ているんっすが、籠の中の鳥 = 天鳥。 それならまだ、納得は行くんっすけど。 で、天鳥と言えば、僕には深い悩みがあります。 4月になったら、新型コロナウィルスの蔓延も収束して、自粛ムードも和らいでいるであろう。 かように、楽観的な予測の元、どこかに遊びに行こうかと画策しているんっすが、当初、富山から飛騨高山の辺りを予定していたんっすが、気が変わって、大分から福岡あたりにしようかと。 で、とりあえず湯布院の宿は押さえました。 永年勤続表彰で貰ったJTBの旅行券の一部を、そこに投資しました。 で、お泊まりは湯布院でいいとして、特に見るべきスポットは多くなさそうなので、観光は別府が中心になるかな…と。 で、別府と言えば、天鳥…ではなく、 とり天 。 是非とも食べておきたいところではあるんっすが、1日目、門司港に寄って、昼飯を食って、そこから湯布院まで移動して。 で、2日目は湯布院を軽く散策してから別府に移動して、地獄を見て、 ドロドロの温泉 に入って、で、その日は博多に泊まることにして。 そんな行程を立てた結果、とり天をどこに組み入れるかが、悩みどころだったり。 2日の昼に食うしかないんっすが、シャイで、無口で、コミュ障で、 「陰(−)タイプ」 の極みである僕は、1人でフラッと店に入ってメシを食うというのが、ちょっと苦手だったりして。 予め予約を入れておけば、 「何しに来た?」 みたいな目で見られて、ひるむ事はないと思われるので、大丈夫だったりするんっすが、ネットで予約出来る店で、別府でランチに “とり天” を食べられそうなところが、なかなか見つからなくて。 ゆっくり店でメシを食っていると、温泉か、地獄のうちのどれかを犠牲にしなければならなくなっちゃうし、 “とり天” なんかジョイフル三重員弁店でも食えるから、わざわざ食わなくても、いっかぁ。 そんな気がしないでもないんっすが、わざわざ別府まで行って、 “とり天” を食わずに帰るというのも後悔しちゃいそうだし、うーん…。 ちなみに、2日目の夜は博多の ここ を押さえました。 活魚、のどぐろ、イカの活き造りを堪能っ♪ 魚介類の類いがあまり好きではないといいつつ、刺身とか寿司とかは大好きだったりして、で、ここ、 「呼子 槍烏賊の活き造り」 、揚げ物として 「槍烏賊後造り」 、食事として、 「のど黒 炙り 特上にぎり三貫」 。 そんなのが付いてくるコースがあったりして、激しくソソられてしまいました。 この 「のど黒 炙り 特上にぎり三貫」 というのが、のど黒の炙りを特別に上質に握ったものが三貫なのか、のど黒 (生・ひと切れ) + 炙り (サーモンとか) + 特上にぎり三貫 (いか、えび、たまご) だったりするのか、その内訳が不明だったりするんっすが、ま、とりあえず、楽しみであるな…と。

 で、この日のお泊まりは、博多駅前ということにしようかと。 で、色々と調べてみたところ、 こんなホテル が。 おお、朝っぱらから、とり天定食。 ここにお泊まりすれば、別府に行くからには、とり天を食べなければならない。 そんな呪縛から抜け出すことが出来て、めっちゃ好都合。 よし、決めたっ! 冷静になって考えてみると、博多のビジホの朝食で “とり天” を食べるのって、ジョイフル三重員弁店で食べるのと、何が違うんや? そんな気がしないでもないんっすが、冷静に考えさえしなければ、大丈夫っすよね。 ということで、僕の心の中で引っ掛かっていた “とり天” 問題は、無事に解決。 これで、心置きなく、天鳥…ではなく、天皇 = 籠の中の鳥。 この新説に取り組むことが出来るんっすが、竹内くんの話を読んでみたら、大して面白くもなくて、うーん…。 が、 『ムー』 が駄目なら、 『トカナ』 があるっ! 「籠の中の鳥」 の正体がついに明らかに! おおっ! …って、これ、中身は 『ムー』 やんけ! やっぱ、総力特集で取り上げられていたんっすな。 さすがに河童とは絡めなかった模様なんっすが、まさか、籠の中の鳥 = 天皇とか、言い出したりしないでしょうな? 若干の不安を抱きながら読み進んでみると、ん? 丹後一宮の 「籠神社」 ? 籠神社で、籠目? これまた、随分とストレートな解釈でありますが、籠神社の祭神が 「籠の中の鳥」 であり、それをある法則にしたがって分析すると、想像を絶する事実が浮かび上がってくるのだ。 裏神道の元締め、秘密結社 「八咫烏」 が語ったという衝撃の予言が今、混迷する日本の未来に一筋の光を投げかける。 え? 何、この、気を持たせるだけ持たせておいて、肝心のことは何も書かれてないクソ記事。 この続きは 『ムー』 を買って、読んでね♪ …ってか? 上等やん。 買ったろうやんけ! 思わずポチりそうになっちゃったんっすが、ああ、残念。 ここ のバックナンバー、2014年11月号からしか、無いやん…。 ま、大して面白くもなさそうな特集なので、別にいいんっすが、とりあえず近いところで、2014年12月号を確保しておきました。 次回は「ゴマとゴミとゴム」 になるのか、あるいは、 「五色人と地底エイリアンの謎」 になるか。 どっちに転んでも期待薄なんっすが、みんな、お楽しみに♪

 ということで、今日はソニー・レッドっす。 うぉぉぉぉぉ♪ こういう地味なキャラを取り上げるのって、何だか通っぽくて、いいっすよね。 ちなみに僕はジャズ通でも何でもない、ただの通りすがりの痛風予備軍だったりするんっすが、このコーナーでも過去に2度ほど取り上げられている模様っす。 まずは これ 。 これ、カラーザウルスで書かれたんっすかぁ。 で、塩サバ2号、ラスベガスに行ってたんっすかぁ。 何か、凄ぇぇぇぇ! で、ソニー・レッド。 本名シルヴェスター・カイナー、ホンマかいなー、そうかいなー。 あ、後から書こうと思ってたネタ、既に出されてるやん! いや、ホンマかいなー、そうかいなー。 そんなアホなことは書く気がなかったんっすが、ソニー・レッドなどと、お気楽に呼んでいたりするんっすが、実はこれ、芸名なんだそうで、Sylvester "Sonny Red" Kyner みたいな表記になっていたりします。 村上“ポンタ”秀一とか、つのだ☆ひろ とか、真ん中に、ワンフレーズや、 ☆ が入ったりすることはあるんっすが、氏名両方みたいな形で書かれるのは珍しいっすよね。 …と、そんな話を書こうかと思っていたんっすが、で、2回目が これ 。 この青い背景のページ、本当に読みにくいっすよね。 このデザインを採用した塩サバ2号のセンスの無さは、万死に値すると思うんっすが、あまりに不評なので、古いほうから順に、背景をなくす作業に手を付けたんっすけどね。 が、途中で面倒になって挫折したので、中途半端に古いページが、この惨状だったりして。 読みにくい上に、中身も無くて、当時、仕事に行く前に、スキーに行ったりしてたんっすな。 モンデウス飛騨位山スノーパーク。 今ではもう、潰れちゃってる予感が半端なかったりするんっすが、んーと、 これ 。 おお、まだ生きてるやん!

  ☆3月6日(土)・7日(日)営業します(^^)/
  今シーズン最後の2日間です。

 が、今日で終わりやん! いやあ、春は近いんっすな。 花粉もめっちゃ飛んでるし。 で、ソニー・レッド。 一応、 Wikipedia がありました。 1960年代にやや成功したものの、1970年代後半になると忘れ去られた。 何か、凄い経歴っすな。 こういう “幻 (まぼろし) 系” は、日本のコアなマニアの間で人気が高まったりするんっすが、今日はそんなソニー・レッドの 『ソニー・レッド』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 原盤は “SOLOD” というマイナー・レーベルっすかね? で、後に Mainstream盤として、再発されたっぽい? この ロゴ 、ジョン・レノン? …とか思って、よく見ると、 “m” と “s” を、うまい具合にライオンっぽくしたデザインであることが判明するんっすが、何か、今ひとつジャズっぽくなくて、僕の中での評価は、今ひとつ。 が、このレッドの1971年モノは、サイドマンがなかなかイケてたりします。 シダー・ウォルトンハービー・ルイスビリー・ヒギンズのトリオを従えたワン・ホーン・カルテット。 噂によると、アルトを吹いているのは1曲だけで、フルートやテナーを吹いているのが大半だそうで、果たしてアルト編という括りで取り上げていいものなのか、ちょっと疑問だったりするんっすが、ま、いっかぁ…と。 そんな堅苦しく考えなくても、いいっすよね。 個人的には、堅苦しいのも、カタクチイワシも、そんなに好きではなかったりするし。 で、これ、 amazon での評価が、けっこう高かったりしますな。 ほとんどアルトを吹いてないという噂は、ここのレビューから入手したものなんっすが、外人も何か、書いておりますな。 翻訳ソフトに掛けてみたら、予期しない珍しいもの! 過小評価されたサクソフォーン奏者からの良い -- そして見つけづらい -- アルバム。 リーダーとしての赤の小さなアウトプットは比較的短期に及び、彼がこの、彼の最終的なレコードを作る前に、10年の経過がありました。 時間の 「主流」 アルバムの多くと違って、これはだいたいまっすぐなセッション (ヒマラヤスギウォルトン、ハービー・ルイス、およびビリー・ヒギンズ) です - 日の電子ピアノ、むく毛ギター、またはポップな曲がありません。 そんなことが書かれておりました。 ヒマラヤスギウォルトン。 シダーって、そんなヤツだったんっすか! 花粉症に苦しんでいる昨今、あまり近くに来て欲しくはないキャラなんっすが、日の電子ピアノ、むく毛ギター、またはポップな曲が入ってないというのは、好印象だし、とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「ラブ・ソング」 。 レッドのオリジナルみたいなんっすが、愛を語るとは、おこがましいっすな。 そういえば、日本での不倫疑惑が報じられていましたよね、卓球の福原愛。 僕は石川佳純派なので、特にショックは無いんっすが、飯島愛の急死は衝撃的でありましたな。 飯島愛 「孤獨死」 前10天照片曝光! 中国か台湾でも、こんな記事になっていたり。 で、ソニー・レッドが語る “愛” というのは、どんなものなのかと思ったら、ちょっぴりエキゾチックで、モーダルな雰囲気。 テーマ部ではフルートとテナーの絡みが聞けたりするんっすが、ん? ワン・ホーンっすよね、これ。 多重録音? ぶっちゃけ、余計なことをしてくれたな。 そんな気がしないでもないんっすが、管楽器1本だと、どうしても単調になってしまうので、アンチ丹頂鶴派としては、こういうのもアリかな? …と。 オープニングトラックは、Pharoah サンダーズまたはマッコイ・タイナーがするであろう種類の事を思い出させて行く多少固執反復バスラインを持っているけれども、うんぬん。 外人さんはそんなことを書いているみたいっすが、アドリブ・パートに入っても “セルフ2管ハモリ” は継続して、で、その後、ヒマラヤスギ・ウォルトンとフルートの絡みが出て来たりします。 じっくりとピアノのソロに耳を傾けたい派には、邪道以外の何物でもないんっすが、70年代モノなので、何らかの新しい技術を駆使してみたかったんでしょうな。 ま、しゃあないかぁ…と。 で、次。 これもレッドのオリジナルで、 「ティアーズ」 。 「涙」 っすか。 古今東西を問わず、 “涙” をテーマにした歌は多いっすよね。 小泉今日子の 「艶姿ナミダ娘」 とか。 おお、キョンキョン、可愛ぇぇ♪ キョン という動物は鹿っぽいんっすが、キョンキョンはキョンの2倍くらいキュートっすな。 いいっすよね、キュート。 後ろから突き飛ばす姑より、全然いいな…と。 比較する対象があまりにも鬼畜過ぎるんっすが、キョンのような獣 (けだもの) でも、そんな酷いことはしませんよね。 で、曲のほうはというと、モーダルな新主流派風? やっぱ、アルトではなく、テナーを吹いているみたいなんっすが、多重録音とか、余計な技術は使われていないので、素直な気持ちで演奏を聞くことが出来るな…と。 初見のブラインドフォールド・テストで、これがソニー・レッドだと判別出来る人は皆無ではないかと思われますが、まず、テナーを吹いているイメージがないし。 エモーショナルなフレージング、畳みかけるようなタタミイワシ。 高い技量を感じさせますな。 で、続くシダーのモーダルなピアノ・ソロも、絶品。 煽り立てるようなビリー・ヒギンズのバッキングもアオリイカだし、ハービー・ルイスはブンブン唸っているし、で、終盤、そのベースのソロがフィーチャーされたりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 またまたレッドのオリジナルで、 「ムスタング」 。 そんな名前のスーパーカーがありましたよね。 個人的にはあまり、好きではなかったんっすけど。 僕が小学生だった頃は、稀代のスーパーカーブームだったんっすが、ある日、 「ナントカっていうクルマあるやん? んーと、あ、ムタングス!」 そう言ってしまって、思いきり馬鹿にされて以来、僕はムスタングを逆恨みするようになったんっすが、あ、これ、どこかで聞いたことがありますな。 ドナルド・バードに 『ムスタング!』 というアルバムがあるんっすが、それの表題曲っすよね? サイドマンとして参加して、楽曲も提供して、1960年代にやや成功したというのは、この辺りの功績が評価されたのではないかと思うんっすが、ちょっぴりジャズ・ロックっぽい仕上がりだったりして、日本では今ひとつ、ウケがよろしくないかな? …と。 こういうのは断然、2管以上で演ったほうがいいと思うし。 で、次。 「アンド・ゼン・アゲイン」 。 作曲者として E.Jonesとクレジットされているんっすが、エルビン・ジョーンズ? ググったら、 こんなの が出て来たんっすが、And then again と Midnight walk の2枚をカップリング。 前者は女性トロンボーンの Melba Liston の編曲。 おお、良さげじゃん。 「まあまあ、かな」 とか言ってる日本人以外の外人はみんな、 ☆ を5つを付けてるし。 つのだ☆☆☆☆☆ひろ…みたいな。 で、曲のほうはアレっす。 モーダルな感じ? タイコ叩きが作った曲だけに、冒頭からタイコの人が頑張っていて、で、そこにピアノが絡んで、その後、テナーが出て来て、テーマを吹奏。 そんな流れでありますな。 レッドが吹くテナーのソロは新主流派ライクで、パーカー直系のアルト奏者というイメージとは大違いなんっすが、シダーのピアノ・ソロも存分に楽しめるし、これ、いいな♪ …と。 最後、ビリー・ヒギンズのエルビンっぽいタイコのソロもフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「マイ・ロマンス」 。 2、3の酷使されなかった標準。 そう、外人さんが言っていたスタンダード・ナンバーのひとつ。 ロジャース = ハートのコンビによるハートフルなバラードで、レッドはこのアルバムで唯一、 “本職” のアルトを吹いております。 ちょっぴり、節回しが臭かったりもするんっすが、儚げな雰囲気が、悪くないな…と。 シダーのピアノもこの上なく、優雅っす。

 で、次。 引き続き酷使されなかった標準で、 「ア・タイム・フォー・ラブ」 。 2人いる外人さんのうち、もう1人のほうが、私の好きな切断は、「愛情のための時間」 (彼はフルートでそれを演奏します) です。 そんなことを書いているんっすが、僕も好きな切断でありますな、こりゃ。 いいっすよね、フルート。 お洒落っすよね。 深窓の令嬢が吹いてそう。 そんなイメージがあったりします。 実際は、むさ苦しいオッサンが吹いてたりするんっすが、顔を見ない限り、分からなかったりするし。 スローテンポで始まり、ソロが進むにつれて、少しずつテンポが速くなっていくんっすが、優雅な雰囲気はずっとキープされていて、でもって、スローなテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 ということで、ラストっす。 レッドのオリジナルで、 「ロダン」 。 「考える人」 が、あまりにも有名なんっすが、個人的には 「カレーの市民」 も、好きっ♪ 美味しいっすもんね、カレー。 で、これ、ん? 日本人さんが、asは #5のみで flは #1と #6で聴かれ、他は ts が中心です。 そんなことを書いていたんっすが、#7も、アルトじゃね? ま、そんな些細なことはいいんっすが、ちょっと変な曲だったりして、アルバムの最後を飾るには、ちょっと残念だったかな…と。 6曲目までで、ヤメておいたほうがよかったかも? そんな気がしないでもないんっすが、ここまでの名演が台無しになるという程でもないし、んなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 意外な拾いもの! 予期しない珍しいもの! 奇しくも、日本人さんと外人さんが、同じようなことを書いておりますが、確かに、思わぬ拾いものでありましたな。 果たして、アルト編として取り上げて、いいのか? そんな疑問は最後まで払拭されなかったんっすが、ま、深く考えさえしなければ、いっかぁ…と。 モーダルで新主流派ライクなソニー・レッドのテナーを堪能出来る異色作として、オススメ☆


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