LIVE AT THE DOMICILE 1968 (ENJA)

PONY POINDEXTER (1968)

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【パーソネル】

BENNY BAILEY (tp) PONY POINDEXTER (as)
JAN HAMMER (p,org) GEORGE MRAZ (b) MICKEY DENNERT (ds)
【収録曲】

(01-03) ORPHEUS NEGRO SAMBA / SCHOOL DAYS / SATIN DOLL
(04-07) MOON RIDER / HOW LONG, HOW LONG / JIVE SAMBA / BIG FOOT
【解説】 ( 2021年06月13日更新 / 連載 1,446回 )

 あと施工アンカーというのがあります。 んーと、 これ 。 後から施工するから、あと施工アンカーなんっすが、どうして “後施工アンカー” と、漢字にしないのかというと、後施 (ごせ) ? えあんかー? みたいに、変な読み間違いされるのを防ぐためではなかろうかと。 よく、病院に隣接している薬局に 「処方せん」と書いてあって、え? 処方せんの? 処方しろって! そんなふうに思ってしまったりするんっすが、 「処方箋」 と漢字にすると、しょほう…いかだ? そんなふうに読み間違えられる恐れがあるので、一部を平仮名にしているのと、同じ発想でありますな。 筏 (いかだ) とは、違う字なんっすけどね、箋 (せん) 。 筏 (いかだ) よりは難しいんだけど、籤 (くじ) ほどは難しくない。 その中間に位置する漢字なんっすが、で、あと施工アンカー。 大きく分けて金属系と接着系の2つの種類があるんっすが、金属系というのは、いわゆる “オールアンカー” と呼ばれるもの。 あれ、ドリルで孔をあけて、そこに打ち込むので、 “ホールアンカー” だとばかり思っていたんっすが、違うんっすな。  が、 “オールアンカー” というのはサンコーテクノ(株)の登録商標なんだそうで、じゃあもう、ホールアンカーで、いいじゃん。 そんな気もするんっすが、もしホール&オーツが、オール&オーツになっちゃったら、全員がオーツになってしまって、話がややこしいし。 で、オールと言えば、東ハトの 「オールレーズン」 なんっすが、あれ、言うほど、全部レーズンか? そんな気がしますよね。 ま、いいとこ、30%レーズンくらいで、残りの70%くらいはクッキーみたいな生地だと思うんっすが、もしかして、オールレーズンのオールって、 “全部” ではなく、何か別の意味があったりするとか?

 

 あ〜、時の川を〜渡る船に〜、ゴールはない〜、流されてく〜♪ 薬師丸ひろ子の 「Woman “Wの悲劇”より」 (作詞:松本隆/作曲: 呉田軽穂) の歌詞を、僕はずっと間違えて覚えていたんっすが、あれ、無いのは “ゴール” じゃなくて、 “オール” だったんっすな。 船を漕ぐのに使うヤツ。 なるほど、オールがなくて、うまく漕げないから、流されていくんか! コトの真相を知って、めっちゃ納得してしまったんっすが、となると、もしかして、オールレーズンのオールも、そっちのほうだったりするとか? 人力により船の推進力を得るための道具レーズン。 まったくもって意味不明なので、もしかしたら違うのかも知れませんが、で、オールアンカーのオールって、何や? ま、それはサンコーテクノ(株)に聞かないと分からないんっすが、ここ、レアモノショップのサンコーとは、別の会社っすよね? 参考までに、サンコーレアモノショップは こちら なんっすが、毎週新商品を2〜3商品UP! 商品開発力が半端ないんっすが、パンと同時調理 「目玉焼きトースター」 。 おお、これ、凄ぇぇぇぇ! 目玉焼きが生焼けになるか、パンが黒焦げになるか、そのどちらかの未来しか見えない気がするんっすが、目玉焼きって、けっこう技術が要りますからね。 パンの片手間に焼けるとは、とても思えなかったりするんっすが、あと施工アンカーというのも、わりと技術を要するものであったりして、協会のほうで資格試験やら、講習やらをやっていたりします。 で、この度、 一般技術講習 上級B というのを受講することになったんっすが、実はこれ、去年も受けたんっすよね。 にも関わらず、どうして今年も受けることになったのかというと、講習だけ受けて、肝心の試験をすっぽかしちゃったからなんっすけど。

 講習とか、試験とかの申し込みはすべて、会社の人がやってくれるんっすが、で、試験の日程だけは聞かされていたんっすけどね。 が、いつまでたっても受験票が届かず、そうこうしているうちに試験の日になってしまったんっすが、どこに何時に行けばいいのか分からないし、ま、いっかぁ…と。 どうやら、インターネットで受験の申し込みをした場合、受験票が郵送されてくるのではなく、自分でネットからダウンロードする必要があったみたいなんっすが、いや、そんな話、聞いてないし! 知らないし! 「受験票が届かないんっすけど、どうなってるんすかね?」と聞かなかった僕のほうに、落ち度なんか、ないし! だから反省もしないし、後悔なんかしてないし、逆ギレさえしておけば、それで済む話だし! 実際、それで済んだからよかったんっすが、今年、再び講習と試験を受けさせられることになっちゃったんっすよね。 いつなのかと言うと、7月3日 (土) と4日 (日) 。 土日かよ! で、会場はどこなのかというと、大阪。 大阪かよ! ま、去年もそうだったので、ある程度、予想はしていたんっすが、かつては応援していた大坂なおみも、今はどうでもよくなってしまったし、うーん…。 でもまあ、講習を口実に、このコーナーを1回サボることが出来るし、半分、旅行気分で大阪まで行くのも、悪くはないかな…と。 ちなみに会場は、去年と同じところだとすれば、 ここ 。 大阪でも微妙に辺鄙なところなんっすよね。 で、去年は本町というところに泊まりました。 もっと会場に近いところでもよかったんっすが、ずっと前、某水源地でタカダくんが財布を落とす。 タカダくん、大阪に転勤になる。 講習会の少し前、某水源地でヤマシタくんが財布を拾う。 タカダくんがずっと前に落としたものであることが判明する。 もうすぐ講習会で大阪に行くから、その時に渡したるわ! じゃ、お礼に晩飯、奢りまっす! 僕が直接、財布を拾ったワケではないんっすが、何か、ラッキー♪ で、あまり辺鄙なところに来て貰うのもアレなので、本町というところに泊まることにしたんっすが、今年はそんな複雑な事情がないので、講習の会場の近くに泊まるかぁ…と。

 講習の会場そのものがホテルを兼ねていたりするんっすが、何かちょっとショボそうなので、もうちょっといいところに泊まろうかな…と。 ま、予算に限りはあるんっすけどね。 就業規則によると、確か、6,300円までなら、会社が出してくれたような? 大阪は都会で物価も高いので、+500円くらい加算されたような? それをオーバーしても、差額分を自腹で払えば問題はないんっすが、経理のお姉さんに 「何でこんなとこ、泊まったん?」 と、 問い詰められるに違いなくて、「 ・・・・・ 。 」 シャイで、無口で、人見知りで、極度のコミュ障で、陰の極みであるサバくん、何も言えなくて…夏。 そんな状況になっちゃうに違いなくて、で、いろいろ探してみた結果、 ここ に空きがあることが判明。 高さ256.0m、地上55階の超高層ビル。 おお、凄ぇぇぇぇぇ! ここなら講習会場からも歩いて行けそうだし、 ここ がネットで予約出来そうなので、晩飯にも困らないし、何でもいいけど、トンカツ屋さんで、こういう “3匹の子豚” っぽいイラストを使うのって、ちょっと悪趣味じゃないっすかね? 「仔牛のロースト」 を食べてる店のBGMで 「ドナドナ」 が流れているのに匹敵する気まずさがあるんっすが、メニューを見ると、大関定食 1,320円(税込) 大海老フライ1尾、ひれかつ1、唐揚げ2個とボリューム満点です。 …というのがあったりして、美味そう♪ ただ、大海老フライが有頭エビだったりすると、嫌っすな。 いくら、カラッと揚げられているとは言え、海老のヒゲとか目玉とかは食べたくないし、頭が付いているということは、中に海老味噌が詰まっていたりするだろうし、うーん…。 海老ちゃんには生前、大いに犯罪行為に励んで貰って、大悪人…というか、大悪海老として、ギロチンで頭を刎ねられてから油で揚げて貰いたいところでありますが、で、このホテル、これだけお高いビルに入っているとなると、お値段のほうも相当、お高いのでは? そんなふうに思われるかも知れませんが、意外とリーズナブルで、35平米の広いツインもしくは和洋室が、素泊まりなら 7,000円くらいで泊まれちゃったり。 朝食を付けると予算がオーバーしちゃうんっすが、ま、朝はコンビニで買って済ませばいいし。 ちなみにこのビル、調べてみると、何かと “いわく付き” だったりするんっすが、んーと、 これ 。 現在の維新代表、松井一郎知事 (当時) は庁舎機能を残してのホテル転用を検討しているが、眺めのいい高層階は府の部局で埋まっており、セールスポイントを欠く不安も強い。 そんなことが書かれておりますが、それで中に入ったのが、このホテルというワケでありますな。 55階建ての超高層ビルなのに、ホテルが10〜17階という半端な階にあるのは、 そんな事情によるものなんっすが、で、このホテルそのものも、かなりの “いわく付き” だったりします。 ほれ 。 3億円以上の家賃滞納で契約解除って、アカンやん!

 この状況で、ちゃんと営業しているんっすかね? 立ち退きに応じずに、居直っているだけならいいんっすが (←エエんか?) 、かなりヤバい気がしないでもありません。 宿泊料金がどんどん値崩れして、近畿日本ツーリストの「21日前までの早割プラン」だと、素泊まりで 3,449円とか。 楽天トラベルの 「現金決済特価&お日にち限定」 なら、朝食付きで 4500円だったり。 おお! 6,300円だか、+500円だかの規定より安いところに泊まっても、 その金額は出して貰えるので、朝食だけでなく、晩飯の大関定食も、会社の金で賄えるやん。 なら、海老フライに海老の頭が付いてくるくらいの嫌がらせは、我慢するぅ♪  何も、ギロチン (断頭台) のお世話にならなくても、自力で海老の頭をちょん切って、食べないようにすればいいだけの話っすからね。 さすがは、さきしまコスモタワーホテル。 家賃を払わないことで、コストカットして、宿泊料金を下げるとか、やってくれるやん! ま、問題は、いざ行ってみたら、潰れていた。 そんな可能性が普通に考えられることなんっすが、それはそれで、いいネタになるし。 で、せっかくだから、前の日に休みを取って、どこかに遊びに行こうかな? …と。 初日の講習は午後からだったと思うので、近隣の府県であれば、何とでもなると思うんっすよね。 なら、奈良にでも行ってみるかぁ…と。 ぶっちゃけ、あまりソソられるものがないんっすけどね、 奈良。 見るものと言えば、大仏と鹿しかなさそうだし、食べるものと言えば、柿の葉寿司と奈良漬けくらいしかなさそうだし。 会社の永年勤続表彰でJTBの旅行券を山ほど貰って、使い切れないので、サバ兄に売りつけて、現金化することにしたんっすが、それを使って奈良に行くとか言っていて、奈良かぁ…。 ま、他人事 (ひとごと) なので、別にどうでもいいんっすが、あまり気が進まんなぁ…と。 が、奈良から帰ってきたサバ兄が、 意外とよかったぞ…っと。 ま、本人が満足したのであれば、他人がとやかく言う筋合いはないんっすが、で、ちょっと調べて見たら、奈良からだと講習会場のあるコスモスクエアまで、意外と移動するのが楽だったり。 JRなら、JR奈良駅から大和路快速に乗って弁天町まで行って、そこから大阪メトロ中央線に乗り換え。 近鉄なら、近鉄奈良駅から生駒まで行って、近鉄けいはんな線というのに乗り換え。 で、これ、コスモスクエアまで直通で行けちゃうんすな。 どちらも1時間ちょっとで行けるみたいなので、奈良の宿でゆっくり朝飯を食って、奈良公園で鹿と戯れてから出発しても、余裕。 そういうことなら、奈良、悪くないじゃん…と。 いやあ、久しぶりっすなぁ、奈良。 小学校5年の時に社会見学で行った以来っすなね? いや、その後、日本ハムの旅行でも行きましたか。

 木曽岬に日本ハムの工場があって、おかんがそこでパートで働いていたことがあるんっすが、社員割引で買ってくる 「レストラン・ハンバーグ」 が、なかなか美味しかったな…と。 ま、レストランに行って、出てきたハンバーグが、日本ハムのレストラン・ハンバーグだったりしたら、ちょっとアレなんっすが、家で食う分には、まったく問題なかったな…と。 名古屋の郵便局に勤めていた親父が、名古屋のどこかで買ってくるメンチボール(?)よりも、よっぽど美味かった記憶があります。 謎の食い物でしたからね、メンチボール。 メンチと言いつつ、材料は 「おから」 だったようで、それをクドい味付けのタレでごまかして、無理やりハンバーグ風に仕立てた代物だったような? で、日本ハムのレストラン・ハンバーグはよかったんっすが、「お父さんの丼ちゃんシリーズ」とかいうレトルトの牛丼は、ほとんど肉が入ってなくて、ショボくて、ハズレやったな…と。 で、日本ハムなので、プロ野球の日本ハム・ファイターズのファンクラブに強制的に入らされたりもしたんっすが、当時の僕は熱烈な近鉄バッファローズのファンだったので、何とも迷惑な話でありましたな。 ま、野球帽とか、スポーツバッグとかを貰えたりして、それはそれで、嬉しかったんっすけど。 で、そのファンクラブの企画で、藤井寺球場へ日本ハム VS 近鉄の試合を見に行こうという話になって、今まで一度も生で野球を見たことがなかった僕は、めっちゃ楽しみにしていたんっすが、近鉄を応援する気、満々で、バスに乗り込んだところ、途中から雨が降ってきて、野球の試合は、中止になってしまいました。 ああん…。 仕方なく行き先を奈良に変更して、大仏を見て、お土産に木刀を買って帰ったんっすが、それが確か、小学6年生の出来事ではなかったかと。 それ以来、約40年ぶりということになりますかね? 何やかんやで、けっこう楽しみになって来たんっすが、いざ行こう、奈良へ。 で、いざ買おう、木刀。 が、よくよく考えたら、奈良へは電車で行くつもりなんっすが、木刀を持って電車に乗るのって、ちょっと恥ずかしいような? で、翌日から講習会だったりするんっすが、その場に木刀を持ち込むのは、ちょっと場違いなような? 現地調達は諦めて、通販で買うことにしますかね? で、 「奈良 土産 木刀」 でググってみたら、 こんなお店 が。 鹿屋。 おお、なんて奈良っぽい!

 が、肝心の木刀が見当たりません。 居合刀とか、こんな本格的なものが欲しいワケではなくて…。 あと、クッキーとか、せんべいとか、ケーキとか、まんじゅう・もちとか、飴とか、ごま豆腐・ようかんとか、ジュースとか、しかまろくん (食品) とか、何も商品が出てこなくて、まったくやる気が感じられなかったりするんっすが、おお、 「その他」 のところで、やっと何か、出た! …と思ったら、御神鹿のふん 。 しかも、在庫切れ。 で、 仏像 とかは、それなりなんっすが、高っ! 大阪のホテル代が安く済みそうなので、その差額で買おうかと思っていたんっすが、そんなレベルではないくらい、高っ! しかも、金剛力士像の阿形と吽形はセットでしか売ってくれないみたいで、何とも阿漕な商売をしておりますな。 阿形はちょっと欲しい気もするんっすが、吽形とか別に、いらんし…。 で、他に何かないのかと思ったら、 鹿せんべい・ハローキティミニエコバッグ 。 おお、これ、可愛ぇぇ♪ めっちゃ、欲ちい! が、鹿屋 (ここ) では買いたくありませんな。 これ、絶対、載せた本人も忘れているに違いなくて、注文しても、在庫切れと言われて、それで終わりっすよね? あすなろ舎 WEB 。 こっちのほうが絶対、安全・確実。 早速、会員登録してみたんっすが、ん? エコバック、売ってないっぽい? ここ を見ると、あの地域の、あのお店でしか買えない超超限定モノっぽい? で、鹿せんべいのヤツはどこで帰るのかと思ったら、鹿屋。 マジっすか? そういうことなら、もういいっ! エコバッグなんか、いらないっ! こうなったらもう、 ペナント を買ってやるぅ! おお、これ、昔、似たようなヤツを買って、部屋に飾っていたような? 燃える感じが渋くて、お気に入りだったんっすよね。 残念ながら家が火事で燃えてしまって、この “燃え燃え” なペナントも、焼失してしまったんっすけど。 …と、哀しい過去の記憶が蘇ったところで、更に追い打ちを掛けるようなセイウチが。 いや、セイウチは関係ないんっすが、哀しいお知らせが。 あと施工アンカーの講習会、WEB講習になったらしいっす。 具体的に、どのような方法で行われるのかは不明なんっすが、いつ受講してもいいそうで、エエぇぇぇぇ…。 このコーナーの更新、サボれへんやん…。 で、泣く泣くコスモタワーホテルと、とんかつ屋さんはキャンセルすることにしたんっすが、ま、いつ潰れても不思議ではないホテルとか、海老の頭を食わされるかも知れない大関定食とか、別にポシャっても、そんなに悔しくはないし、で、休みを取って、奈良に行く。 これに関しては、そのまま継続することにしようかと。 わざわざ大阪の端っこまで行く必要がなくなったので、その分、奈良を堪能出来ますな。 調べてみたら、大仏と鹿しか見るものがないワケではなく、興福寺の阿修羅像とかもあるみたいだし。

 で、1日目の昼は ここ を押さえてみました。 「季節の海の幸、里の幸」 串揚げコース。  12種の串揚げのほかに、前菜、お造り、お口直しの冷やしうどん 、シメは揚げたての丼。デザートも含む大満足のコースです。 おお、エエやん♪ 噂によると、シメは揚げたての丼は 「ヘレカツ丼」 らしいし、写真を見る限り、海老に頭はついてないっぽいし、大関定食よりもエエやん♪ で、2日の昼飯も既に押さえてしまったので、今更、「あと施工アンカーの講習、やっぱ、やるわ!」 …とか言われても困るんっすが、どうしてもやるというのなら、奈良でやってくれませんかね? 唐招提寺に 講堂 というのがあるみたいなので、ここでエエやん。 あ、ちなみに、唐招提寺の開基は、唐招提 (とう・しょうだい) という、ケ小平 (とう・しょうへい) のパチモンみたいな人ではなく、鑑真 (がんじん) なので、念のため。 ここ、日本史の試験に出ます。 あと施工アンカー技術管理士の試験には出ません。 よって、僕は特に覚える必要はないし、個人的には鑑真よりも、猿人のほうがバーゴンだと思うし、とまあそんなこんなで、今日のところは、おしまい。

 

 んなことで、今日はポニー・ポインデクスターなんっすが、可愛いっすよね、名前が。 ポニーも可愛いし、「ぽいん」 も可愛い♪ これがもし、ポニー・暴飲デクスターだったりしたら、台無しなんっすが、ぽいん。 パイン好きのぽいん。 いいっすなぁ。 やっぱ、メロンよりもパインっすよね。 生のパインも美味しいし、 これ も美味しいし。 メロンも生ではなく、この シャーベット なら、ぜんぜんイケるんっすが、食べた後のメロン容器はクリップ入れとして有効活用出来るし。 で、メロンでもパインでもなく、ポインデクスター。 名前は可愛いんっすが、その素性に関しては、よく分かりません。 ランバート・ヘンドリックス&ロスのバックでサックスを吹いたり、時には歌を歌ったりしていた模様でありますが、日本ではあまり需要がありませんよね。 このコーナーでも一度だけ取り上げたことがあるんっすが、んーと、 これ 。 おお、 『ザザンボ』 。 懐かしいっすなぁ。 で、このアルバム自体はブッカー・アービン目当てで買ったものなので、ポインのほうはどうでもよくて、ポイン捨て同然だったんっすが、今回、ネタに使えるアルト奏者はいないかと思って昔のレビューを当たった結果、発掘された次第でありまして。 んなことで、 『ライブ・アット・ザ・ドミシル・1968』 。 元々はこの 4枚組CD の一員だった模様でありますが、ドイツのミュンヘンにあった名門クラブ・ドミシル。 何か、聞いたことがありますな。 山下洋輔のエッセイに出てくるヤツっすかね? ドミシルだか、ドシミールだか、そんな名前のクラブで演奏する話があったような気がするんっすが、 「ド」 が付くほど人見知りな僕としては、ちょっぴり親近感を持ってしまいますな、ドミシル。 で、これ、サイドマンがなかなか豪華。 ベニー・ベイリーのトランペットが入っていて、ピアノもしくはオルガンは、ヤン・ハマーやん。 で、ベースは、情事ムラムラ通信、略して “情事ムラ通” こと、ジョージ・ムラーツ。 ドラムスはミッキー・デナートとか言う、寡聞にしてよく知らん人だったりするんっすが、大切なのはフロント陣とピアノっすからね。 ベースとドラムスは、変に出しゃばって前に出過ぎたりしない限り、ま、誰でもいいやぁ…と。 とまあ、面子的には期待が持てそうなんっすが、何せ、リーダーが未知数過ぎるので、何とも予想が付かないんっすが、ま、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「オルフェス・ネグロ・サンバ」 。 途中に “根黒” ( ← 松崎しげる? ) というのが入ってますが、恐らく 「オルフェのサンバ」 の名前で知られるボサノヴァではなかろうかと。 ライブなので、冒頭にMCが聞かれたりするんっすが、 「なんとか・かんとか、むーびー・ぶらっく・おるふぃす、なんとか・こーる、おるふぇ・にぐろ・さんば」 とか言ってますな。 で、その後、演奏が始まるんっすが、もう、冒頭からノリノリ♪ ボサノヴァというよりサンバ、というか、ラテン・ジャズ。 テーマはアルトのワン・ホーンによるもので、そのままポインのソロへと突入していくんっすが、テンション、高ぇぇぇぇぇ。 スタイルとしては、けれん味のないパーカー直系な感じだったりして、思った以上にバリバリ吹きまくっていて、ちょっとビビりました。 いや、何となく、中間派っぽいスタイルを頭に描いていたんっすが、ぜんぜん違いました。 続くヤン・ハマーのピアノ・ソロも、けれん味のないパウエル直系が、ちょっぴり暴走しちゃった風だったりして、いや、後半はかなりイッちゃってますが、苦痛を覚えるほどではなく、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ベニー・ベイリーの出番がなかったようっすが、それがかえって、功を奏したかな? …と。

 で、次。 「スクール・デイズ」 。 ディジー・ガレスピーの曲だと思うんっすが、ちょけているので、日本のコアなマニアには極めて不評だったり。 で、ここでは冒頭からヤン・ハマーのオルガンが炸裂。 何ともチープな音色なんっすが、それが何とも言えない独特の “味” を醸し出しております。 で、その後、ポインくんの歌が出てくるんっすが、これがまた、余興とは思えないレベルの立派な “芸” の域に達していて、ドイツ人の観衆も大喜び。 こんなアメリカンなノリでも、イケちゃうものなんっすな。 で、ヴォーカルの途中にラッパの音が絡んできたりするんっすが、ポインくんが歌いきって、満足して裏に引っ込むと、変わってベニー・ベイリーが前面に登場。 で、派手にソロを吹きまくります。 個人的に、この人にはあまりいい印象を持っていなかったんっすが、いや、何となく。 が、そのマイナス・イメージを吹き飛ばす “はっちゃけ” ぶりでありまして、で、続いてポインくんがアルトを持って、登場。 歌だけでなく、楽器も吹けるって、強いっすいよね。 パワーと勢いと根性を感じさせるブロウを披露して、で、続いてヤン・ハマーのオルガン・ソロ。 下世話になりがちな楽器なんっすが、シングル・トーンを多様して、クールでアーシーな独特の世界を構築していて、で、ヴォーカルによるテーマに戻って、最後はアルトとオルガンとラッパの絡みで大いに盛り上がって、イェェェェェイ!

 で、次。 エリントン・ナンバーの 「サテン・ドール」 。  テーマ部は、オルガン主体 → アルト主体 → オルガン主体な構成で、その後、アルトのソロが登場します。 で、その後、ラッパのソロが出てきます。 続いてオルガンのソロがフィーチャーされて、最後に再びアルトが出て来て、テーマに戻ります。 以上です。 後テーマのほうは、なかなか凝った構成だったりして、で、次。 「ムーン・ライダー」 。 これはアレっす。 ディープなスロー・ブルースっす。 アルトとベースの2人だけの世界が繰り広げられるんっすが、あまりの濃厚接触ぶりに、覗き見しているこっちとしては、息が詰まる思い。 息が詰まるだけで、決して、つまらないワケではないんっすが、個人的にはちょっと苦手なタイプだったりして、でもまあ、ドイツ人の聴衆はワーワー言って喜んでいるので、ま、いっかぁ…と。 で、次。 「ハウ・ロング、ハウ・ロング」 。 これまたディープなスロー・ブルースで、おまけに今度はオルガンまで入って、尚更にアレなんっすが、ポインくんの歌が聞けるので、エンタメ素材としては、悪くないかな…と。 ベニー・ベイリーのソロもたっぷり楽しめるし。 で、ハウロングと言えば、森永のポテロング。 あれ、ちょっと微妙じゃないっすか?  ポテよりも、小麦粉っぽい要素のほうがロングじゃないっすか? でもまあ、とか言ってるうちに、アルトとオルガンのソロが出て来て、歌うテーマに戻って、おしまい。 終わってしまったのでこの話題は、もういいかぁ…と。

 で、次。 「ジャイブ・サンバ」 。 MCはポインデクスター本人ではないかと思われるんっすが、曲紹介で 「じゃぁぁぁぁぁぁぁぁいぶ、さんばぁぁぁぁ!」 とか言ってますな。 松山千春の 「長い夜」 同様、伸ばしに伸ばして観衆を盛り上げるライブの常套手段でありますが、じゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぶぅぅぅ、さんばぁぁぁぁ♪ 「長い夜」 の節でも、ぜんぜんイケますな。 もっとも、ここでのポインデクスターは歌は自重して、アルト1本で勝負しているんっすが、掛け声や観衆の手拍子とも相俟って、何ともいい雰囲気で、のびのびとブロウしておりますな。 ノリノリというよりは、グルーヴィ。 が、ソロが進むに連れて、次第にノリもよくなってきます。 で、続いて出てくるヤン・ハマーのピアノ・ソロが、これまた最高やん・ハマー。 で、テーマに戻って、おしまい。 …と思ったら、あ、出ました、ポインくんの歌。 ちっとも自重する気は無かった模様でありますが、「しばぶりーん、しばば・ぶりんばーん♪」 みたいな、謎のスキャットを披露して、何か盛り上がってますな。 で、そこにラッパとピアノが絡んできたり、ポインが再びアルトを持ち出したりして、グルーヴ感が極限まで高まったところで、おしまい。 イエェェェイ、アァァァァ!

 んなことで、ラストっす。 「ビッグ・フット」 。 最後にパーカーの “デカ足” バップ曲を持って来ましたか。 ちょっと意外な選曲なんっすが、ポニ・ポイン、ベニ・ベリ、ヤン・ハマと続くソロは、どれもストレートで、けれん味がなく、真っ直ぐで、曲がってなくて、雑味がなくて、いいな♪ …と。 いや、ヤン・ハマは、かなりイッちゃってる気がしないでもないんっすが、その後、ジョージ・ムラーツのアルコ・ソロという、 意外な伏兵が出て来たりして、で、最後は as→ds→tp→ds→p→ds の掛け合いで大いに盛り上がって、 “デカ足” バップ曲なテーマに戻って、最後に 「クロージング・テーマ」 が出て来て、でもって、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 いやあ、世の中やっぱり、ライブっすなぁ。 生きてますなぁ。 リーダーの素性が不明過ぎて、期待していいのかどうか疑問だったんっすが、すべてを吹き飛ばすポインデクスターのパワーと力と勢いで、ポイーン♪


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