GREAT DAY (ARGO)

JAMES MOODY (1963/6/17,18)

GREAT DAY ←click!!


【パーソネル】

JAMES MOODY (as,ts,fl) TOM MCINTOSH (arr,cond)
JOHNNY COLES (tp) THAD JONES (tp) HUBERT LAWS (fl) JIM HALL (g)
HANK JONES (p) BERNIE LEIGHTON (p) RICHARD DAVIS (b) MEL LEWIS (ds)
【収録曲】

(01-04) GREAT DAY / THE SEARCH / LET'S TRY / ONE NEVER KNOWS
(05-07) OPALES'QUE / BLUES IMPROMPTU / WITH MALICE TOWARD NONE
【解説】 ( 2021年06月20日更新 / 連載 1,447回 )

 うわぁぁぁぁぁぁぁ…。 貴重な小林亜星がぁぁぁぁぁぁ…。 あああぁぁぁぁぁぁ…。 「北の宿から」 など記憶に残る歌を数多く作曲し、テレビドラマ 「寺内貫太郎一家」 などで俳優としても活躍した小林亜星 (こばやし・あせい) さんが5月30日、心不全のため死去した。88歳だった。 このニュースを目にした時、「えっ?」 と思ってしまったんっすが、えっ? 「北の宿から」 って、小林亜星の作曲やったん?  ぜんぜん演歌のイメージがなかったので、ちょっと意外でした。 CMソングやアニソンの人だとばかり思っていたんっすが、 ぱっとサイデリア〜♪ の印象が、あまりにも強烈っすからね。 本人が出ていた記憶があったんっすが、何やこれ…。 小林亜星まるけやんけ! で、孫、キメェ!  これ、曲もそうなんっすが、詞のほうもインパクトが凄いっすよね。 伊藤アキラでしたっけ? わりと最近、お亡くなりになったんっすよね。 んーと、 この人 。 うわぁぁぁぁ、15日違いで、まるで後を追うように…。 こんな 追悼コメント を出したばかりだったのに…。 で、サイデリアって、外装材みたいなものだったんっすな。 何かずっと、ベランダとかテラスとか、そんな感じのアレだと思い込んでいたんっすが、エクステリアとごっちゃになってたんっすな。 サイデリアの会社も強引な訪問販売が祟って、お亡くなりになってしまったんっすが、ずっと昔、うちの家にも来たことがあったみたいっす。 強引に人の家に上がり込んで、強引に人んちの電話を使って、 「今、さばさん (仮名) の家から電話してます!」 みたいなことを言ってて、うちのオカンは不審に思ったそうっすが、うちの親父は 「サイデリアって、テレビでやってる有名な会社やん!」 みたいなことを言ってたらしく、ま、そんなうちの親父もお亡くなりになってしまったんっすが、で、小林亜星。 有名っすよね。 亜星、異性、うっせぇ、エッセイ、オットセイ。 “世界5大・ア行の○○せい” の中でも、真っ先に名前が出てくるんっすが、最後は別に「おっせぇ」でもよかったんっすけどね。 車を運転していて、前をトロトロ、高齢者マークを付けた軽トラが走っていると、イライラして、 「おっせぇ、おっせぇ、おっせぇわ!」 と言いたくなってしまうんっすが、というか、実際に口に出して言ってしまうんっすが、火星、帰省、くっせぇ。 “世界5大・カ行の○○せい” だと、その順序っすよね。 マンホールポンプの点検をしていると、手に汚水 = ウンコ水が付着したりして、くっせぇ、くっせぇ、くっせぇわ!

 で、小林亜星。 本名同じ。 え、これ、マジなん? 「小林同じ」 というのが本名なん? …と、間違える人はいないと思うんっすが、森鴎外、本名林太郎。 これを 「本名、はやしたろう」 と読んだヤツは、同じクラスにいましたな。 ま、これは書き方が悪いと言えるかも知れませんが、本名・小林亜星。 これ絶対、子供の頃は 「ああせい、こうせい、小林亜星。」 と言われて、虐められますよね。 …と思ったら、 ほれ 。 自分でネタにしてるやん。 ちなみに、さば兄は高校生くらいの頃、土曜日の昼にラジオで 「コーセー歌謡ベストテン」が始まると、「ああせい、こうせい、コーセー歌謡ベストテン」 と、つまらないことを言っておりましたが、こういうヤツが成長すると、つまらない大人になっちゃうんでしょうな。 コーセー、化粧品〜、コーセー、コーセー、歌謡ベストテン〜♪ で、それに続いて、ダーイヤトーン、ポップスベストテン♪ この流れが鉄板でしたよね。 で、小林亜星くんの作曲で、コーセー歌謡ベストテンにランクインしそうな楽曲となると、んーと、 ここ 参照。 やっぱ、 「北の宿から」 以外は、ちょっと弱いっすな。 この超ヒット曲にしたところで、お子様やヤングのウケは、あまりよくなさそうだし、かくいう僕も 「北の宿から」 よりも、ブルボンのピッカラのほうが好きだったりするし。 で、ブルボンのピッカラより、もっと好きなモノがあったりするんっすが、それは何かというと、ブルボンの ピーパリ 。 先日、スーパーでピッカラを見かけて、おお、懐かしい。 久しぶりに食べてみるかぁ。 …と思って、手に取ろうとしたら、すぐ隣にピーパリという類似品みたいなのがあって、何じゃこりゃ? ま、試しに食ってみるかぁ。 …と思って、両方買って、食べ比べてみることにしたんっすが、おお、ピーパリ、美味ぇぇぇ! ピッカラよりも、美味ぇぇぇぇ♪ ピッカラのほうは何というか、よくある “甘辛” の味? ハッピーターンなんかと似たような感じなんっすが、一方、ピーパリはというと、ピーナッツバター風味。 ピッカラもピーパリも、同じような 「衣掛けカシューナッツ」 が入っているんっすが、カシューとピーで、ナッツが被るんじゃね? そんな懸念を持たれるかも知れませんが、そこを敢えてピーナッツバター風味で勝負。 美味ぇぇぇぇぇ♪ で、ピッカラとピーパリでは、食感が違います。 ピッカラがカリッとしているのに対して、ピーパリはパリッとしてる? 言葉で説明するのは難しいんっすが、個人的にはパリッとのほうが、いいな♪ …と。 が、ピーパリだけ買って食べるというのは、何か違う気がするんっすよね。 ピッカラも一緒に買って、食べ比べて、やっぱ、パリッと食感と、ピーナッツバター風味の勝ちやな。 そんなふうにして食べるのが正解なのではなかろうかと。

 …と、歌謡曲の分野では、1曲を除いて、あまり顕著な功績をあげることが出来なかった小林亜星くんなんっすが、 CMソング となると、これはもう、圧倒的。 いちばん印象に残るのは 「ぱっとサイデリア」 、正しくは 「パッとさいでりあ」 みたいなんっすが、いちばん有名な歌となると 「日立の樹」 っすかね? タイトルを見てもピンとこないんっすが、この木、何の木、気になる木〜♪ この木、北海道にあるんでしたっけ? 塩サバ物産株式会社(仮名)の創立何十周年かの旅行で北海道に行った時、見たような記憶があるんっすが、ググってみたら、違いました。 ほれ 。 え? あれ、誤情報やったん? パチモンを見せられとか、マジかよ? というか、豊頃町。 そんなところに行った記憶がないんっすが、で、どこに行ったのかというと、 ここ 参照。 おお、3泊4日の北海道旅行だというのに、たった1回のネタで完結してるぅ! 写真のコーナー のほうで詳しく取り上げる方針だったみたいなんっすが、で、 僕は一体、北海道で何の木を見せられたのかと思ったら、 これ 。 あ、 「この木、何の木、気になる木」 の木、ちゃうやん! 「ケンとメリーの木」 やん! 小林亜星、関係ないやん! …と思ったら、何でもテレビドラマ 『北の国から』 のロケ地ということらしいんですが、個人的にはまったく興味無し。何だか汚い掘っ立て小屋のようなものがあっただけですからね。 これならまだ “『北の宿から』 ゆかりの地” とかで、都はるみがセーターを編んだ部屋とかを見せて貰ったほうが感激したと思うんですが、うんぬん。 そんなことが書いてあって、小林亜星とつながったので、ま、結果オーライかな …と。

 で、続いて 『チェルシーの唄』 。 おお、これまた、めっちゃ懐かしい♪ 「あなたにも、チェルシー、あげたい♪」 そう、白人の少女に言われるような少年時代を送ってみたかったものでありますが、「お前には、チェルシー、あげない。」 そう、日本のオッサンに言われたりしたら、ブチ切れますけどね。 で、新旧CM総集編は こちら 。 おお、可愛ぇぇ♪ 思わず、 「洋ロリ、いい〜っ♪」 と、ヨーデルを歌ってしまいましたが、で、これ、確かに半端ない名曲だと思うんっすが、この 全16曲入り(+カラオケ4曲)のCD は、さすがにちょっと、どうかと。  で、その他にもいくつか気になる歌はあるんっすが、小林亜星くんのコマーシャルの最高傑作と言えば、やはり これ でありましょう。 恋は遠い日の花火ではない 。 このコピーを考えた人、天才っすよね。 で、小林亜星の 「夜がくる」 。 都会派アーバンな大人の雰囲気が、たまらんっ♪ ちょーけたデブのおっさん。 そんなイメージがこの1曲で払拭されるに違いありません。 ハーモニカと口笛の印象が強いんっすが、ミュート・トランペット版もあったんっすな。 たまらんっ♪ で、続いては アニメ・特撮ソング 。 やっぱ、 『ガッチャマン』 っすかね? 「誰だ、誰だ、俺だ〜」 と歌っている人が必ずいた。 そう、コメントにありますが、確かにいました。 そういうヤツが成長すると、つまらない大人になっちゃうんでしょうな。

 で、続いて 『ひみつのアッコちゃん』 。 まずは オープニング 。 おお、可愛ぇぇ♪ アッコちゃん、可愛ぇぇ。 ネコも可愛ぇぇ。 ちなみにこれ、作詞は井上ひさしと山元護久。 『ひょっこりひょうたん島』 のコンビっすな。 で、この山元護久という人は、 『できるかな』 の台本構成もやっていたみたいなんっすが、仕事の打ち合わせ中に脳出血で急逝。享年43。 小林亜星の半分しか生きられなかったんっすかぁ…。 早逝と言えば、『できるかな』 のナレーションをしていた つかせのりこ も、早死にしちゃったんっすよね。 うわぁ、こちらも享年43歳。 あのナレーション、よかったんっすよね。 というか、ノッポさんは喋らないし、ゴン太くんは 「ンゴンゴ」 しか言わないので、ナレーションがすっかりしてくれないと番組が成立しないんっすが、で、話をアッコちゃんに戻しましょう。 エンディング 。  おー、水森亜土〜。 で、これ、高校野球の応援でも使われてるとか。 んーと、 これ とか。 おお、言われてみれば、確かによく耳にするヤツっすな。 ブラス・アンサンブル、めっちゃカッコええ♪ で、小林亜星とは関係ないんっすが、関連動画として、 こんなの が。 うわぁぁぁぁ、めっちゃ痛そう。 僕は卓球ならしたことがあるんっすが、脱臼は未体験なので、どれくらい痛いのか、まったく想像が付かないんっすが、これはアカン。 絶対にアカンやつや。 で、馬淵くんが無理やり治そうとしているんっすが、そんなことで治る筈が…。 ん? ん!? 苦悶の表情から一転、何事もなかったかのように走り出す瞬間が見所ではないかと思いますが、この動画、素人からは絶賛されている模様。 が、医療従事者からは酷評されている模様。 ま、確かに、生兵法は大怪我のもと。 そんな諺もありますしね。 で、僕は別段、馬淵監督に肩入れするつもりはないんっすが、肩を入れる監督、素直に凄ぇぇぇぇ♪

 で、次。 『花の子ルンルン』 。 おお、これも小林亜星でありましたかぁ。 僕はルンルンには憧れと同時に、ちょっぴり苦い思いを抱いていたりするんっすが、いや、花の子のほうのルンルンは、別に何の問題もないんっすが、 オープニング もイケてるし、 エンディング も洒落てるし。 問題は花の子ではない、ホシデンのほうのルンルン。 もっとカッコいいのが欲しかったんっすが、お金がなくて、 こんなの しか買えなかったんっすよね。 うわっ、ダサっ! こんなので聞いたら、せっかくの名曲の 「ルンルン」 も台無しなんっすが、これを手に入れた時、僕の気分はぜんぜん 「るんるん♪」 なんかではなく、どよーんと沈んでしまいました。 看板に偽りあり。 “ホシデン・ドヨーン” に改名しろって! 今は「SATOLEX」 というブランドを展開しているみたいなんっすが、過去の苦い経験から、サトレックスなどという、悟りを開けそうな名前とは裏腹に、煩悩丸出しなんじゃね? そんな疑いの目で見てしまったり。 …と、ここまでは小林亜星の “光” に注目してみたんっすが、ちょーけたデブのおっさんにも “闇” の部分はあります。 お亡くなりになってしまった人のことを悪く言うのは、日本人の心情とは相容れないかも知れませんが、広告塔になっていたサイデリアは、あんなことになっちゃったし、そして何より、「E電」 の黒歴史がぁ。 あああぁぁぁぁぁ…。

 そもそも 「E電」 とは何なのか。 それを語るには、まず 「国電」 から説明しなければなりません。 昔、走っていたんっすよね、国電というのが。 どこを走っていたのかというと、東京とか、その近郊とか。 僕はそのエリアの住民ではないので、まったく馴染みがないんっすが、国鉄の山手線とか、中央線とか、京浜東北線とか、その辺りが 「国電」 と呼ばれていたのではなかろうかと。 が、ある日のこと、国鉄が分割民営化されることになったと。 で、国鉄という名前も消滅することになるんっすが、で、どういう名前になるのかと思ったら、「JR」。 え、何それ? ダサっ! こんな名前、絶対に定着せえへんやろ。 そう、思わずにはいられませんでしたが、何やかんやで生き残って、今では違和感すら無くなってしまいました。 「農協」 → 「JA」 もそうなんっすが、意外にも成功してしまったな…と。 ま、それはそれでよかったんっすが、問題は 「国電」 のほう。 もう 「国鉄」 ではなくなってしまったのに、 「国電」 というのは変やろ。 …というので、新しい相性を公募で決めることになったんっすが、その結果が Wikipedia 。 応募では1位は 「民電」 5,311通となり、以下2位 「首都電」 2,863通、3位 「東鉄」 2,538通、4位 「日電」 2,281通、5位 「民鉄」 1,786通と続いた。 ぶっちゃけ、どれもダサいっすよね。 どれに決まっても、定着しなさそうさんっすが、というか、そもそも都市部の近距離電車に愛称なんか必要か? …という、根本的な疑問も。 「(旧) 国電」 を毎日、通勤や通学に利用している俺って、めっちゃ都会人。 そんなマウントを取れること以外に、特にメリットはないような? ま、それはそうとして、なお、8位までは1,000通以上の応募があったが、20位の 「E電」 は390通に過ぎなかった。 20位かよ! しかも、たった390通かよ! いや、「E電」が、いいでんな。 そんなふうに思って応募した人が390人もいたというのは、ちょっと信じられないんっすが、いや390人ではなくて、390通っすか。 小林亜星が一人で390通送った可能性も捨てきれないんっすが、選考委員であった小林亜星は、定着しなかった理由を 「JR東日本が、定着させるための努力を怠ったからだ」 とコメントしている。 うわぁ、会社(ひと)のせいにしてる。 亜星くん、ダセぇ…。

 と、追悼記事の筈なのに、このままでは小林亜星くんのイメージが悪化したまま終わってしまうので、何とかしなければ! …と、焦りを感じている昨今でありますが、えーと、小林亜星の気になる現在は?息子は予言者なのか真相に迫る! また、つまらなさそうなブログがヒットしてしまいましたが、息子が予言者だというのは、初めて聞きましたな。 小林亜星さんと検索すると 「息子 予言」 などのキーワードが出てきます。 ほぉ、どれどれ。 小林亜星、cmソング、クイズ番組、ドラマ、亡くなった 現在、作曲、息子、曲、服部克久、現在、現在の姿。 服部克久とは、パクリか何かの問題で揉めていたみたいなんっすが、で、 「息子」 単品は出てくるものの、 「予言者」 とのセットは見当たりませんな。 で、 「小林亜星 息子」 でググってみたら、 “女子学院” というのが出て来ました。 予言なんかより、こっちのほうが気になるんっすが、小林朝夫さん。 1979年 黒澤明監督 「影武者」 死体役 で映画デビュー。 おお、凄ぇぇぇぇ! が、馬鹿にしてはいけません。 1981年 「太陽戦隊サンバルカン」 バルパンサー役に抜擢。 おお、凄ぇぇぇぇぇ! これはマジで凄いっすな。 サンバルカンのバルパンサーというのが何者なにかは知りませんが、恐らく、3人いる “バルカン” のうちのイチバルカンであるに違いなく、主役やん♪ 凄ぇぇぇぇ。 親の七光り、凄ぇぇぇぇぇ! が、俳優としては、あまり才能に恵まれなかった模様で、その後、有名塾講師に転身。 有名な塾の無名な講師なのか、無名な塾の有名な講師なのか、この日本語から読み取ることは出来ないんっすが、2013年に女子高生にみだらな行為をした疑いで逮捕。 うわぁぁぁ、元・正義の味方が、何やっとんねん…。 で、2021年小林朝夫さんは、怪しい地震予知ブログを更新し続けています。 おお、予言者、まだやってたんっすな。 んーと、 これ ? 何か、違うような? 2013年で更新が止まっているし、怪しいのは怪しいんっすが、地震予知ではないし。 んーと、 こっち っすか。 月刊ブロマガ価格:\ 980。 うわぁぁぁぁ…。 あ、でも、来週は特に書くこともないし、 『ムー』 よりは高いんっすが、親父さんへの香典だと思って、えーい! 2019年2月発行号を買ってやったぜ! 109本も記事があるようなので、1本当たり8円99銭。 安いもんだぜ!

 ★★2019年2月20日までに★★★南海トラフ巨大地震と平成関東大震災が★同時に発生します★★★★★

 マジかよ? もし来週、ネタに困ることがあったりしたら、ということは、かなり高い確率で、このブロマガを取り上げることになると思うので、★★ヨロシク★★

 んなことで、今日はジェームス・ムーディっす。 日本における知名度は、まあまあ。 何となく、名前だけは聞いたことがあるような気がしないでもない。 そんな程度には知られていたりします。 が、人気のほうは今ひとつ。 何か、積極的に聞こうという気にはなれなかったりしますよね。 僕としても、このコーナーがなかったら、敢えてアルバムを買う気にはなれなかったりするんっすが、幸か不幸か、このコーナーがあったりするので、ネタ要員として、何か仕入れてみるかぁ…と。 過去に3回ほど取り上げたことがあるんっすが、んーと、 これこれこれ 。 いちばん最初は懐かしの “上野オフ会” ねた。 アイスまんじゅうちゃんと、ごんあじちゃん、お元気っすかね? オフ会とか、前世紀の出来事のように思えてしまうんっすが、で、2枚目は若狭ネタ。 若狭って何だ? 若狭とは、福井県南西部のことさ。 で、最後が年度末ネタ。 で、この3枚で、僕の手持ちのジェームス・ムーディは枯渇してしまったので、今回、新たに仕入れてみることにしたんっすが、あ、そもそも、ジェームス・ムーディって、アルト奏者っていう括りでエエんか? …という疑問があったりしますよね。 アルトとテナーとフルートを主な持ち楽器とするマルチ・インストゥルメンタル・プレイヤーっすよね。 略して “マイプ” 。 いや、英語で “MIP” とかにしろよ。 そんな気がしないでもないんっすが、このコーナーには、そういう括りの人たちを取り上げるパートがあったりするので、そっちで取り上げたほうがよかったかも?

 ちなみに前回はテナー編、前々回はアルト編、前々々回は、その他の楽器編で紹介されたみたいなんっすが、いやあ、意見が分かれてますなぁ。 分かれているなら、ま、今回はアルト編で、いっかぁ…と。 で、今回、僕が手に入れたのは、 これ 。 4枚分のアルバムを2枚のCDに。 そんな企画はよく見かけるんっすが、8枚分のアルバムを4枚のCDに。 “argo” に、こんなたくさんリーダー作を残していたんっすが、このオッサン。 僕は “mp3” のデーターという形で購入したんっすが、これだけの分量となると、6,000円もしたりして、馬鹿になりません。 あ、よく見たら、CDなら 1,582円で売ってるところがあるやん! すぐ自分のモノになるという利便性に気を取られて、そっちのほうに目がいかなかったんっすが、大損害。 小林朝夫のブロマガに匹敵する無駄遣いでありましたが、あ、この件に関しては、また後ほど。 次回のネタにするまで待てない、そんな怒りを覚える代物だったんっすが、で、この8枚のアルバム。 過去に取り上げたことがあるのは1枚だけなので、残りの7枚の中から、好きなのを選びたい放題なんっすが、ざっとデーターを調べてみた結果、テナーとフルートしか吹いてなさげなのは、さすがに除外して、 『グレイト・デイ』 。 あ、これ、エエやん。 これにしよう♪ …と。 これをチョイスした理由は、一目瞭然。 ジャケを書くのが楽だから。 それに尽きるんっすが、で、中身のほうはというと、トム・マッキントッシュがアレンジと指揮を担当したオーケストラ物であるらしく、ほぉ。 何か、よさそうじゃん。 そんな気がしないでもなくて、とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、アルバム・タイトルにもなっている 『グレイト・デイ』 。 トム・マッキントッシュは編曲だけでなく、いくつか楽曲も提供してくれているんっすが、これもそのひとつ。 のすたるジジイくんが、 違ったジャケットのバージョン を取り上げているんっすが、トム君が全体をぶちこわしたという困ったアルバムです。 エエぇぇぇぇ…。 トムくん大好きな僕は、このジジイとは、一緒に美味い酒が飲めそうにもありませんが、ジジイへの反感から、今日は 「トムくん絶賛」 の方向で話を進めることにしよう。 そう、心に誓った次第でありますが、で、これ、なかなかゴージャスな曲調&スケールの大きな演奏でありますな。 ゴー☆ジャス (宇宙海賊) とムーディ勝山の夢のコラボみたいな。 ムーディはアルトではなく、テナーを吹いているんっすが、細かいことは気にすんな! そんな、大らかな世界が繰り広げられております。 ビッグ・バンドなテーマに続いて、テナーのソロが登場。 確かにムーディというより、ワイルドだったりするんっすが、そこにブラスのアンサンブルが絡んできたりして、なるほど。 確かにこれは、アドリブを堪能したい派にとっては、ちょっと余計な演出でありますな。 でもまあ、これはこういうコンセプトなので、そういうものだと思って、諦めて貰うしか…。 で、続いてラッパのソロが出てくるんっすが、これは恐らく、サド・ジョーンズ。 ドラムスがメル・ルイスだったりするので、サド=メル楽団の原点と捉える向きもあるようっすが、で、その後、ハンク・ジョーンズかも知れない短めのピアノのソロがあって、で、ゴージャスなテーマに戻って、おしまい。 トム・マッキントッシュのアレンジが、絶妙であったな! …と。

 で、次。 「ザ・サーチ」 。 All compositions by Tom McIntosh except as indicated なんっすが、曲の出来としては、さっきよりも、こっちのほうが好きかな? …と。 ちょっぴりタッド・ダメロンを彷彿させる香気を感じさせる仕上がりとなっております。 ブラス・アンサンブルが相変わらず豪華なんっすが、ジム・ホールのギターが要所でうまく使われていたり。 で、その後、テナーのソロがフィーチャーされて、そこにブラスが絡んで、続いてサド嬢が出て来て、短いピアノのソロがあって、ま、基本、さっきと同じような構成でありますな。 で、 ゴージャスなテーマに戻って、おしまい。 トム・マッキントッシュのアレンジが、絶妙であったな! …と。 で、次。 「レッツ・トライ」 。 ハード・バピッシュな佳曲。 そういったアレだったりして、ムーディのテナー・ソロも、なかなかにワイルド。 これ、アルト奏者編だったよね? そんな、ささやかな疑問には目を瞑り、めくるめく音の洪水に身を委ねるのが、正しい生き方なのではなかろうかと。

 で、次。 「ワン・ネヴァー・ノウズ」 。 作曲者としてジョン・ルイスの名前が indicated されておりますが、 これ に入っていた楽曲でありますな。 黄昏感が半端ないバラードなんっすが、ジェームス・ムーディのフルートがいい味を出しております。 だが、ムーディ君はフルートはやめた方がよい。 君のフレージングはつまらんのだよ。 よく、そんなことが言えますよね、のすたるジジイくん。 で、ここではジム・ホールのギターが大きくフィーチャーされているんっすが、ブラスのアンサンブルは控えめで、今までとは違ったムーディな仕上がりで、いいな♪ …と。 で、次。 あ、その前に、小林朝夫くん。 有料のブロマガの中身をタダで公開するのは、ちょっとアレかも知れませんが、 これ っすぜ。 1ヶ月に109本も記事があって、気合いが入ってるな! …と思ったら、ずっとこんな感じ。 この、めっちゃ適当な 「大地震予測マップ」 と、 「間もなく爆発する!今日も危機的な福島第一原発の様子」 、それと 「富士山が大噴火します」 。 基本、この3つのヘビー・ローテーション。 嘗めとんのか? これはもう、「やーい、やーい、お前の父ちゃん、E電!」  そう囃したてられて、虐められて、当然だと思うんっすが、香典、返せ〜。 「香典返し」 という形じゃなくて、払った分をそのまま返せ〜。

 で、気分を変えて、次。 「オパレス・キュー」 。 作曲者として Dennis Sandole という名前がクレジットされているんっすが、んーと、 この人 。 彼は、弦とスケールを越えて彼を音楽理論に導入し、彼を他の文化の音楽にさらして、1950年代の初期まで1946年からのジョン・コルトレーンの師でした。 おお、マジっすか? 大物やんけ! で、作曲者としての才能もなかなかのもので、ミステリアスで、モーダルで、ちょっぴりエキゾチックな楽曲に仕上がっているな…と。 で、ムーディの吹くフルートが、曲調とよくマッチしているな…と。 え、アルトは? あ、そこに触れてはいけません。 テーマの後、そのままソロへと流れていくんっすが、このフレージングの、どこがつまらないんっすかね? ボルテックスポンプがつまらないというのなら、まだ分かるんっすが、 ほれ 。 おお、つまらねぇ。 マンホールポンプは、つまらないのが一番なんっすが、その後、結構いい感じのトランペットのソロがフィーチャーされたりします。 サド嬢なのか、もうひとりのジョニー・コールズなのか、僕には判断がつかないんっすが、何となくコールズっぽい気が。 ま、1/2の確率なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦なんっすが、で、その後、ギターのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 小林朝夫くんのブロマガよりは、全然よかったな♪ …と。

 で、次。 「ブルース・インプロンプツ」 。 ジェームス・ムーディのオリジナルっす。 Impromptu って、何? …と思って調べてみたら、〈演説・詩・曲などが〉 準備なしの,即席 [即興] の;〈設備・食事などが〉 急ごしらえの,間に合わせの。 そういったアレらしいんっすが、ああ、インプロヴィゼイションの、インプロがヴィゼイションじゃなくて、ンプツなほうって感じ? となると、これ、即興でブルーっぽく作った感じなんっすかね? 実際、そんな感じのアレだったんっすが、ムーディはここでもフルートを吹いておりますな。 アーシーでブルージーな雰囲気が横溢していて、ブラスは目立たず、ギターとベースが頑張っていて、ま、1曲くらいは、こういうのがあっても、いいかぁ。 …と、思っていたら、終盤になってブラスがガッツリと絡んできたんっすが、ま、これくらいなら、いっかぁ。 ということで、ラストっす。 「ウィズ・マリス・タワード・ナン」 。 トム・マッキントッシュのオリジナルとしては、かなり有名な部類だと思うんっすが、んーと、 ここ 参照。 おお、リンカーンの演説っすか。「人民の、人民による…」 以外にも、カッコいい事、言ってたんっすな。 で、哀愁の中にどこか荘厳さを感じさせる名曲。 確かにそんな感じなんっすが、で、 ムーディは、フルート? いや、確かにそんな音色も聞こえるんっすが、アルトっすよね? 哀愁の中にどこか荘厳さを感じさせるテーマに続いて登場するのは、間違いなくアルト・ソロだと思います。 もしかしたらテナーだったりするのかも知れませんが、伸びやかで、よく歌うフレージング、そして、 時おり絡んでくるゴー☆ジャス (宇宙海賊) なブラス・アンサンブル。 アレンジャーの非凡な才能を感じずにはいられなくて、で、最後にジム・ホールのソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上です。

【総合評価】 才人、トム・マッキントッシュとのコラボにより、地味なジェームス・ムーディの魅力が何倍にも、少なくとも1.1倍くらいは増したような気がする、そんな1枚でありました。 ゴージャスで、北ジャス (←四日市の北のほうにあるジャスコ) 。そんな世界を堪能することが出来て、ジジイが何と言おうと、トムくん、最高っ♪


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