TOMORROW IS THE QUESTION! (CONTEMPORARY)

ORNETTE COLEMAN (1959/1/16,2/23,3/9,10)

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【パーソネル】

DON CHERRY (tp) ORNETTE COLEMAN (as)
PERCY HEATH (b) <#1-6> RED MITCHELL (b) <#7-9> SHELLY MANNE (ds)
【収録曲】

(01-03) TOMORROW IS THE QUESTION! / TEARS INSIDE / MIND AND TIME
(04-06) COMPASSION / GIGGIN / REJOICING
(07-09) LORRAINE / TURNAROUND / ENDLESS
【解説】 ( 2021年08月15日更新 / 連載 1,454回 )

 ( 前回 までの粗筋 ) 東大寺を散策して、大仏を見た。 ということで、続いては 東大寺ミュージアム 。 10月10日から 『東大寺の歴史と美術』展 という特別展示が始まるんっすな。 僕が行ったのは7月なので、まだこれは…、と思ってよく見たら、平成25年の10月10日からやんけ! いつまで、同じ企画を引っ張るつもりなのかは分かりませんが、モデルになってる この仏像 、ちょっと凄いっすな。 頭の上に小頭 (こあたま) がいっぱい乗っかっているので、十一面観音の類いではないかと思うんっすが、で、手もたくさん生えておりますな。 恐らく、千手観音の類いではないかと思うんっすが、ただ生えているだけでなく、手のひらの上に仏像や家のようなものが乗っかっていたり、数珠や縄のようなものをぶら下げていたり、よくよく見ると、串刺しのプチ髑髏のようなものまで持っていたりして、なかなかゴージャス。 これが何と言う仏像なのか、字が小さくてよく見えないんっすが、重要文化財 ナントカ・カントカ、平安時代(9世紀) というのは読めるんっすけど。 東大寺ゆかりの仏像ではないかと思われるので、 「東大寺 仏像 重要文化財 9世紀」 で画像検索したところ、すぐ分かりました。 これ っすな。 え? 四月堂? 二月堂と三月堂は知っていたんっすが、んなもん、ありましたっけ? 「しがつどう」 で漢字変換しようとしても、 「氏が集う」 としか出てこなかったりするので、かなりマイナーな堂と言えそうなんっすが、で、この仏像の正体はというと、十一面千手千眼観音。 おお、やっぱり十一面観音の類いにして、千手観音の類いやん! 僕の仏像を見る目も、かなり鍛えられたと言えそうなんっすが、もともと、ミルメークを見る目は確かだったんっすけどね。 これ が粉末タイプのミルメークで、 こっち が液体タイプ。 一目見て分かります。 んなもん、誰でも分かるような気がするんっすが、一目見て分かるので、十一面千手千眼観音なら、 千目見て分かります。 いや、手のひらについている目以外に、顔の部分にも目が2つあるので、千二目っすかね? いや、頭の上に乗っかっている十一面の部分にも2個ずつ顔があるし、手のひらの上の仏像にも目があるし、とても一目では分からないくらい目がたくさんあるんっすが、で、千手観音が手に持っている持ち物に関しては、 ここ 参照。 唐招提寺の千手観音が手に持っている持ち物なので、東大寺のコイツとは違うかも知れませんが、人が持ってるのと同じものを欲しがるタイプと、人とは違うものを集めたがるタイプとがありますからね。 仏 (ほとけ) の場合、仏 (ほとけ) のような広い心の持ち主なので、人も持ち物を羨んだり、妬んだりすることはないと思うんすが、手のひらに乗っかっている家のようなものは 宮殿 、仏像のようなものは 化仏 。 手にぶら下げている数珠のようなものは 数珠 、縄のようなものは 羂索 、で、問題の串刺しのプチ髑髏のようなものは 髑髏宝杖 。 わりとみんな、見たまんまでありますな。

 で、問題は、このインパクトのある仏像を、東大寺ミュージアムで見た記憶がまったくなかったりすることなんっすが、こいつ、いましたっけ? いや、いましたな。 興福寺の国宝館と、奈良国立博物館の 「なら仏像館」 と、この東大寺ミュージアムに行って、どこに何があったのか、記憶がゴッチャになっているんっすが、確かに、何かめっちゃ立派な千手観音がどっかにいたような? アレが恐らく、これだったのではなかろうかと。 で、コレもよかったんっすが、ここの最大のみどころは 四天王像 でありましょう。 戒壇堂が工事中なので、ミュージアムのほうに移設して展示されているんっすよね。 多聞天、広目天、増長天、持国天で、四天王。 個人的にはエビ天、イカ天、鶏天、舞茸天のほうが好きなんっすが、ちなみに今日のは鶏天を食べました。 昨日の昼も食べました。 昨日は5連休の2日目だったんっすが、某町のマンホールポンプが故障して、朝から呼び出されました。 電磁開閉器 (マグネットスイッチ) の不具合っぽいので、まだ気が楽だったんっすが、ポンプ本体の不具合だったりすると、僕の手には負えないし、フロートスイッチや水位計のトラブルだったりすると、引っ張り上げなければならなかったりするし。 ただ引っ張り上げるだけじゃん。 そんなに重い物でもないし。 そう、思われるかも知れませんが、フロートスイッチや水位計は、汚水 = ウンコ水に、どっぶりと浸かってるんでっせ? 汚物 = スカム = 汚水やウンコ水がアブラなんかと反応して、何か固まり状になったもの…なんかも付着してまっせ? 引っ張り上げると、それらが手とか、服とか、ズボンとかに付着するんっすぜ? 休みの日に呼び出されて、どうしてこんな目に…。 こんな会社 = 塩サバ物産株式会社 (仮名) 、やめてやらぁ! そう、言いたくなりまっせ? ○○物産株式会社って、モノを右から左に流して、中抜きするだけの簡単なお仕事みたいな名前なのに、こんなことをやらされるんっすぜ? それが電気盤のほうの故障であれば、露出部に接触して、感電して、 「イテっ!」 となったり、配線を間違えて、スイッチを入れた瞬間、ポンッ! …という音がして、煙が出て、焦げ臭くなって、ちょっとびっくりするくらいで済むので、まだ気が楽なんっすが、今回の場合、マグネットスイッチの不具合であるのは明確なので、チラッと現場を見て、「あー、やっぱ、マグネットがやられてますね。すぐに手配しますね。 あ、でも、今、お盆休みなので、すぐに入るかどうか、分かりませんね。 ま、休み明けには…。」 そんな話をするだけで大丈夫。 ポンプは2台あるので、1台が動かなくなったくらい、大丈夫。 現地での滞在時間は約10分といったところっすかね? 帰りに快活クラブに寄って、ジュースを飲んで、ソフトクリームを食って、ゴロッとして、ダラっとして、昼飯を食って、帰るかぁ…と。

 が、役場の担当者は、なかなか鋭かったっす。 「マグネットスイッチって、管理事務所のヤツは使えやんの?」 管理事務所というのは、上水道の浄水場なんっすが、そこの便所用に専用のマンホールポンプが設置されているんっすよね。 普段は無人なので、ほとんど汚水 = ウンコ水が溜まる心配はなく、1年くらい動かなくても、まったく何の問題もないんっすが、そこのポンプ盤のマグネットを取り外して、移設してはどうか? そういう提案でありますな。 ま、その方法は僕も薄々とは気付いていたんっすが、面倒なので、敢えて、こちらからは提案しなかったんっすが、そうっすかぁ…。 そこに気付いてしまいましたかぁ…。 「ああ、それは見てみないと、ちょっと分かりませんねぇ。」 こっちのポンプは2.2kwなんっすが、あっちのポンプが1.5kwだったりすると、使えなかったりするんっすよね。 「残念ながら容量が違うので、使えませんねぇ…。」 そういう結果になることを祈りつつ、 管理事務所に行ってみると、バッチリやんけ! まったく同じマグネットスイッチが使われてるやんけ! これはもう、覚悟を決めるしかありませんな。 結果、作業に2時間ほど掛かってしまって、帰りに快活クラブに寄って、ジュースを飲んで、ソフトクリームを食って、ゴロッとして、ダラっとして、昼飯を食って。 このうち、ゴロッとして、ダラっとして。 この部分がほとんど無くなってしまったんっすが、とりあえずジュースを飲んで、ソフトクリームを食って、昼飯を食ってから、帰るかぁ…と。 メニューは定期的に変わるので、半年後に読んだ人とかは、話が変わってくると思いますが、今のところは こんな感じ 。 【期間限定】 美味しく楽しく旬ごはん の中に、本格だしの豚しゃぶそうめん (冷・温) というのがあるんっすが、これの冷たいのにしてみました。 で、サイドメニューとして、 「鶏天3個」 を頼みました。 どちらも美味しかったっす。

 で、今日は仕事に呼び出されることもなく、朝から家でゴロッとしたり、ダラっとしたいりして、無為に過ごしていたんっすが、昼飯の時間が迫って来たので、近所のスーパーへ行きました。 パンのコーナーに行って、 「まるごとソーセージ」 を買いました。 続いて、お惣菜のコーナーを覗いたら、 「とりささみ天」 しっとりとやわらかい カツオ・こんぶ風味。 そんなのがあったので、お、エエやん♪ どちらも美味しかったっす。 で、 四天王像 に話を戻します。 多聞天、広目天、増長天、持国天。 どれもいいっすなぁ。 個人的に 仏像 って、人間離れした “如来” や “菩薩” なんかより、リアルな “明王” や “天” のほうが好きだったりするんっすが、ハクビシン、タヌキ、アライグマ、イタチ、 フェレット ・ テン。 この中ならテンは最下層なんっすが、仏像なら “天” が至高。 天ちゃん、最高や! で、この東大寺の戒壇堂の四天王像は、 “天” そのものもアレなんっすが、踏みつけられている “邪鬼” が、いい味を出しているんっすよね。 んーと、 こっちのほう が分かりやすいっすかね? おお、いい踏まれっぷり♪ ジャズの世界に ジャキ・バイアード という、邪気に溢れた顔のピアニストがいるんっすが、この人が広目天に踏みつけられているコラ画像とか、ちょっとイイかも? そんな気がしないでもなくて、とまあそんなこんなで、東大寺ミュージアムは、以上っす。

 いやあ、いいっすなぁ、奈良。 特に仏像好きには、パラダイスと言っていいかと思うんっすが、ただ奈良の寺社仏閣は、いい感じの庭があまりないような気がして、庭好きの人にはちょっと物足りないかも知れません。 そんな人にお薦めしたいのが 「依水園」 。 東大寺からも近いので、ちょっと立ち寄るには最適のスポットなんっすが、ちなみに僕は庭が好き。 ニワトリの肉も、大好き♪ ということで、行ってみました。


< 依 水 園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 入園料は隣接する 寧楽美術館 込みで、1,200円。 個人的にこの美術館はまったくソソられるものがないので、出来れば分離して庭園は 200円、美術館は 1,000円で、セット券が 1,200円。 そういう価格設定にして頂きたいところなんっすが、どうしてセット券なのに、お得でないのかというと、どうせ僕は行く気がなくて、他人事なので、別にどうでもいいやぁ…と。 そんな、投げやりな理由によるものなんっすが、 庭園 のほうは素晴らしかったっす。 “前園” と “後園” とがあるんっすが、前園のほうはアレっす。 男の髪はナチュラルが一番さ。 …って、それは 「前園さんの言うとおり」 。 「まえぞの」 じゃなくて、 「ぜんえん」 っすよね、多分。 一方、 “後園” のほうは、池と築山のコンビネーションと、若草山や東大寺南大門の屋根を借景にしたスケール感が、たまらんっ♪ その他、古そうな灯籠とか、由緒ありそうな建物なんかもあったりして、イケるやん♪ ということで、すっかり満足して外に出たんっすが、そのすぐ横に、 こんな入口 が。 何かと思ったら、 吉城園 。 そういうのがあるのは知っていたんっすが、何かちょっと地味そうだし、別に X JAPAN の YOSHIKI のファンでもないし、別にいいかぁ。 …とか思っていたんっすが、案内看板を見たら、何と、入場無料。 なら、入らない手はありませんな。 無料(ただ)より高いものはなし。 そんな諺があって、無料(ただ)で釣っておいて、後から高額な壺を買わされる恐れがないワケではないんっすが、ま、YOSHIKI に限って、そんなことは…。 彼の人間性を信じて、入場〜。


< 吉 城 園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 いやあ、ここもなかなかよかったっす。 園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、苔の庭には離れ茶室があります。  おお、ありますな。 この茶室がなかなかいい感じだったんっすが、あと、吉城川に沿った苔の小道も、なかなか。 (写真・いちばん下) の塀の向こう側に小川が流れていて、その対岸が依水園だったりするんっすが、ちなみにこの YOSHIKI の園は近いうち、高級ホテルに生まれ変わるみたいっす。 ほれ 。 となると、下々の人間は簡単に立ち入れなくなってしまうので、今のうちに覗いておくのが吉 (きち) と言えそうなんっすが、んなことで、1泊2日の奈良の旅も、終焉が近くなりました。 後は予約を入れた店で昼飯を食って、近鉄に乗って桑名に帰るだけなんっすが、その予約を入れた店というのが、 こちら 。 どうしてこんな、奈良公園から離れた場所を? …と思われるかも知れませんが、当初は ここ に行く予定だったんっすよね。 写真を撮るにはいいかな? …と思って。 が、クチコミを見ると、全国各地で開催されている アートアクアリウム に比べると、かなりショボいらしく、そっちのほうは京都の二条城で見たことがあるので、ま、いっかぁ…と。 雨が降っていたら、ここでもよかったんっすが、止んでいたので、庭のほうを優先しました。 で、近鉄奈良駅前からバスに乗って、「宮跡庭園」というバス停で降りたんっすが、そこには名前の通り 宮跡庭園 というのがあったので、覗いてみることにしました。


< 宮跡庭園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 うーん、まあ、こんなもんっすかね? 平城京跡 も、いろいろと整備はしているみたいなんっすが、所詮は復元のパチモンだし…。 んなことで、あとはホテルでのランチを残すだけになりましたが、今日の後半はクソつまらなくて、何も書くことがないのが確定しているので、そちらのほうに回すことにして、

 んなことで、今日はオーネット・コールマンっす。 うわぁぁぁぁぁ…。 有名っすよね。 知名度は抜群で、ちょっとジャズをかじったことがある人なら、必ず通らなければならない “関門” なんっすが、ちょっと金メダルをかじったことがある河村たかし君は、別に通らなくていいかも知れないし、聞いてもあまり面白くないし、うーん…。 とりあえず、フリージャズの創始者っすよね。 今の耳で聞いてみると、特に初期の作風は、言うほどフリーではなかったりするんっすが、いかんせん面白くなくて、まだ後期の “プライム・タイム” の諸作のほうがイケてたりするんっすが、今日はイケてない初期のアルバムを取り上げたいと思います。 ヤル気ありません。 ということで、 『トゥモロー・イズ・ザ・クエスチョン』 『明日が問題だ』 という日本語のタイトルもあったりするんっすが、そうなんっすよね。 明日が問題っす。 3連休のあと、1日だけ仕事に出て、その後、5日間の盆休み。 が、明日からまた、仕事が始まるぅぅぅぅ…。 うわぁぁぁぁぁ…。 9月20日まで一ヶ月ほど、祝日がねぇ…。 うわぁぁぁぁぁ…。 考えただけでの憂鬱で、オーネットなど聞いてる場合ではないんっすが、 1958年に 『サムシン・エルス』 で、デビュー。 3作目の 『ジャズ来るべきもの』 で、ブレイクすることになるんっすが、その狭間にあたるのがこの1枚。 ドン・チェリーのラッパが入って、ベースはパーシー・ヒース もしくは レッド・ミッチェル 。 ドラムスはシェリー・マン。 リズム隊が保守派層なところが、いかにも過渡期の1枚なんっすが、ピアノレスなのが個人的にはアレだし、ドン・チェリーもアレだし、オーネットもソレだし、うーん…。 なら、無理に取り上げなくていいような気もするんっすが、アルト編の表面上の充実を装うには外せない人材だし、んなことで、適当に片付けちゃうことにしましょう。

 まずはアルバム・タイトル曲の 「トゥモロー・イズ・ザ・クエスチョン」 。 すべてオーネットのオリジナルで、この人の作曲の才能は、あのジョン・ルイスも認めたほどなんっすが、日本人ウケする哀愁のメロディを書いてくれるワケではないので、個人的には微妙。 アルトとラッパの絡みで演奏されるテーマは、上ずった変則ビ・バップといった感じで、続いて出てくるオーネットのソロも、フリーというよりはチャーリー・パーカーのイディオムを変態的に発展させたような感じで、その後、ドン・チェリーが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ティアーズ・インサイド」 。  より一層、バップ色の強い作風だったりするんっすが、テーマに続いて、チェリー、オーネットの順でソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、ランチのお店。

滝の見える店内♪


 奈良ロイヤルホテルという、まあまあ、そこそこの格式があると思われるシティ・ホテルのラウンジみたいなところにある店なんっすが、扇滝 (センタキ) という名前の通り、窓の外には巨大な人口の滝があったりして、バブル期の負の遺産っぽさが、半端ありません。 何でもいいけどこれ、扇滝 (センタキ) だったんっすな。 今の今まで扇滝 (おおぎたき) だと思い込んでいたんっすが、まさか (センタキ) などという、洗濯機 (せんたっき) っぽい名前だったとは…。 それなりに上品なお店で、係のおねえさんも可愛くて愛想がよくて何よりだったんっすが、Wメインディッシュのランチ洋コースが人気! …ということなので、それを予約しておきました。 洋 (ひろし) コースではなくて、洋食のコース。 メインがダブルなのと、洋食であること以外、詳細は不明なんっすが、果たしてどんなものを食べさせて貰えるのか、楽しみ♪ …と、その前に軽く、苦行の時間です。 3曲目、 「マインド・アンド・タイム」 。 個人的にはマインドよりも、ルマンドのほうが好きなんっすが、やはりブルボンの足下にもおよばない出来でありますな。 曲調としては相変わらず、変則バップな感じ。 で、アルトとラッパの絡みでテーマが演奏されて、オーネットとドン・チェリの順でソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、

サラダ♪ パンとスープ♪

 サラダとパンとスープ。 おお♪ ランチのほうは書くのが楽しみでしかたないんっすが、生ハムのサラダでありますな。 生ハムって、めっちゃ期待していると、「ん、こんなもん?」 という感じなんっすが、こうして不意打ちで出てくると、普通に嬉しいし、美味しいっすよね。 で、スープは何でしたっけ? ミネストローネ? 何か、そういうヤツだったような? コンソメか、ポタージュか。 僕の中でスープと言えばその2択なので、それ以外のものを出されると、ちょっと戸惑ってしまうんっすが、ま、コンソメの一種っすよね。 なれそめ、かりそめ、コンソメ。 “世界3大・○○そめ” のうち、話を聞いて楽しいのは 「なれそめ」 なんっすが、そんな運命的な出会いが! …みたいな。 僕は仏 (ホトケ) のような広い心の持ち主なので、他人様の恋愛話を羨んだり、妬んだり、リア充爆発しろ! …と思ったりすることはなくて、で、飲んで美味しいのはコンソメ。 このミネストローネとやらも、美味ちい♪ で、4曲目、 「コンパッション」 。 「コンパしよう」 と誘われても、僕はそういう場で、何を話したらいいのか分からなくて、いたたまれなくて、身の置き場がなくて、苦行でしかなかったりするんっすが、この 「コンパッション」 も、なかなかの苦役でありますな。 ベースとドラムスが絡む導入部は今までにないパターンで、ちょっと期待を持ってしまったんっすが、テーマに入ってからは、ま、いつもの通りでありました。 緩・急・緩・急と、テンポが変化するところはそれなりにアレなんっすが、続くオーネットのアルト・ソロは一本調子な感じだし、続くドン・チェリーのソロも、丼もので言うと 衣笠丼 くらいのソソられ具合。 まだチェリー丼とかいう、デザート系の丼のほうがマシに思えてしまうんっすが、ググってみたら チェリーラン丼 というのは、ありました。 えー、何これ。 美味そう♪ ま、サクランボは添え物だから成り立つんでしょうが、 そうめんに浮かんでいるサクランボは、嬉しいっすもんね。 で、本日のお魚料理は、こちら。

魚料理♪

 ハモの…、えーと、何でしたっけ? 係のおねえさんが 「ハモの何とかです。」 と言って、提供してくれたんっすが、何か洋風な名前だったような? アヒージョ? いずれにしろ、ハモと言えば、梅肉ダレで食べるやつという印象しかなかったんっすが、こんなハイカラな料理の素材になったりするんっすな。 で、食べてみたら、美味しい♪ アヒージョ? イケるやん! で、続いては 「ジッジン」 。 家とかを建てる時にやりますよね、地鎮祭。 「ジッジン」 というのは恐らく、地鎮を洋風にアレンジしたものではないかと思われますが、ハモがアヒージョでアヒアヒに生まれ変わったのに対して、こちらのほうは相変わらずでありますな。 やはり、オーネット・コールマンは、無理に取り上げるべきではなかった。 今更ながら、そんな気がしてきちゃったんっすが、今更どうすることも出来ないので、次。 「レジョイシング」 。 とってもレジョイな寝具。 そういうアレだったりします。 で、お待ちかね、本日の肉料理。

肉料理♪

 「ビーフシチューでございます。」 シチューかぁ…。 どうせなら、ステーキのほうがよかったんっすが、ま、これはこれで、悪くなかったっす。 で、次。 「ロレイン」 。 名前からして、バラードっすかね? それならまだ、ちょっとはマシな気がするんっすが、果たしてこれは、バラードでありました。 「淋しい女 (ロンリー・ウーマン)」 の亜流と言っていいかと思うんっすが、淋しい女、その名はロレイン。 そういう関係なのかも知れません。 少なくとも 「さもしい女」 よりはいいと思うし、オーネットのアルトも、ドン・チェリーのラッパも泣いておりますな。 ま、それなりに。 で、次。

コーヒー♪ デザート♪

 コーヒーとデザート。 ゼリーっぽい何かと、ケーキでありますかぁ。 個人的にはケーキより、アイスとかシャーベットのほうがよかったんっすが、このケーキのクリームの部分にはアイスクリームのような冷たいものが挟まれていて、おお、イケるやん♪ 以上、アヒージョが意外な拾いものだったし、満足のいくランチでありました。 ということで、今回の奈良旅は、おしまい♪ 来週から、何らかのネタを考えなければならなくて、今からめっちゃ憂鬱だったりするんっすが、その前に、オーネットのほうも片付けなければならなくて、それも嫌…。 でもまあ、あと2曲なので、気を取り直して、頑張りましょう。 ということで、 「ターンアラウンド」 。 個人的にはアラウンドよりも、皿うどんのほうが好きなんっすが、美味しいっすよね、皿うどん。 本場の長崎では、アレにウスターソースを掛けて食うんっすよね。 マジかよ? …と思って、真似してソースを掛けて食ってみたら、意外と美味かったんっすが、その一方、この 「ターンアラウンド」 は、今ひとつでありますな。 ジョン・ルイスは何を持って、オーネット・コールマンは作曲もイケる。 そんなふうに思ってしまったんっすかね? 単なる逆張り? 僕って優等生っぽく見えるかも知れないけど、こういう不良っぽいのも好きだったりするんだよね。 そう、主張したかったのかも知れませんが、端から見ていると痛いだけなので、ヤメたほうが…。 で、これ、聞く前からアカンと決めつけてしまったんすが、何かえらく、まともな仕上がりでありますな。 ハード・バピッシュで、微かにファンキーな香りさえ…。 こんなの、オーネットじゃない! そう、言いたくなってしまいますが、アルトとラッパの絡みによるテーマに続いて、重厚なベースのピチカート・ソロが。 ベース弾きは2人いた筈なんっすが、7曲目以降はレッド・ミッチェルでありますな。 やるやん、赤ミッチェル! この人のお陰で、オーネットやドン・チェリのソロを聞かなくて済んで、何よりなんっすが、ま、そのうちに2人とも出て来ちゃうと思いますけど。 …と思ったら、途中からベースのソロに絡むようにこの2人が出て来て、この下り、なかなかいい感じだったりして、で、その後、チェリーのソロへと移行します。 今度はシェリー・マンのタイコと絡む感じだったりして、で、最後にアルトのソロが出て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 このアルバムで唯一、悪くなかったな。 そう、評価していいのではなかろうかと。

 んなことで、ラストっす。 「エンドレス」 。 え? 「終わらない」 。 それだけは勘弁して欲しいんっすが、大丈夫です。 ちょっと我慢すれば、終わります。 ということで、おしまい。

【総合評価】 超保守派の論客@さばクンの面目躍如。 いやぁ、これはキツいっす…。 いうほどフリーではなくて、今の耳にはむしろオーソドックスに聞こえてしまうんっすが、ピアノなしでアルトとラッパの似たような曲と演奏の羅列。 キツいっす…。 唯一、 「ターンアラウンド」 だけはマシで、どうして全曲、この路線でいかんのや? そう、言いたくなってしまうんっすが、そうはいかないオトナの事情があるんでしょうな。 『明日が問題だ』 は、今日の時点でも十分に問題だったんっすが、明日からはまた仕事が始まるし、うわぁぁぁぁぁ…。


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