INSIDE STORY (ENJA)

PRINCE LASHA (1965)

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【パーソネル】

PRINCE LASHA (as,fl) HERBIE HANCOCK (p) CECIL MCBEE (b) JIMMY LOVELACE (ds)
【収録曲】

(01-03) ETHEREAL / FLIGHT / KWADWO SAFARI
(04-05) INSIDE STORY / MARY
【解説】 ( 2021年09月05日更新 / 連載 1,456回 )

 君は鉄道が好きかな? 僕はですね、まあまあです。 柔道、剣道、茶道、華道、国道、県道、鉄道、尿道。 この中で、個人的にいちばんソソられるのは “尿道” なんっすが、 “鉄道” はそれに次ぐ、二番手くらいっすか。 じゃ、割と好きなほうじゃん。 そう思われるかも知れませが、この中で 「好き」 に分類されるのは “尿道” くらいで、二番目以降は、まあまあとか、そこそことか、別にどうでもいい。 そんな感じだったりするんっすよね。 柔道とか、オリンピックの試合をテレビで見る分には面白いんっすけどね。 日本人が勝てば嬉しいし、負ければ悔しいし。 唯一、日本人が勝って、ぜんぜん嬉しくなかったのは 石井 慧(いしい さとし) くらいなんっすが、金メダルを取って、やったぁ♪ …と思っていたら、 「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません。」 とか言い出して、一気に醒めました。 こんなアホ、負ければよかったのに…。 で、見る分にはそれなりに楽しい柔道なんっすが、自分でやらされると、そうも言ってられなくて、投げられると痛いし、関節を決められると痛いし、絞められると苦しそうだし。 いや、絞められるのは意外と気持ちいい。 そんな話も耳にするんっすが、そんなマゾの戯言を真に受けるワケにはいかないし、で、一方、剣道。 これも学生時代にやらされたことがあるっすが、面を殴られると痛いし、胴を殴られると痛いし、小手を殴られると痛いし、防具は臭いしで、ろくなものではありませんでした。 上手い人に、スパァァァン! …と殴られるのは、それほどでもないんっすが、下手なヤツに、ズゴォォォンと叩かれるのが、地味に痛かったり。 で、茶道。 本格的にやったことはないんっすが、抹茶は苦いから苦手だし、閉所恐怖症気味なので、あの狭いところに押し込められるは嫌だし、閉所、ヘイヘイ! そういうノリの奴じゃないと、あんなの無理っしょ? で、華道。 こちらのほうは真似事さえ、やったことがないっんすが、剣山が指に刺さると痛そうだし、薔薇のトゲが指に刺さると痛そうだし、いや、華道で薔薇のような洋風の花を活けたりするのかどうかは知りませんが、もし杉の花を活けるような事になれば、花粉症が悪化しそうだし。 悪化するのは、あっかん。 そう、ウィリアム・アッカーマンも言ってたし。 で、国道と県道。 こんなものは基本的にどうでもいいし、結果として、相対的に鉄道の順位が上がってしまうんっすが、あ、もし、華道の代わりに、 “菓道” がノミネートするということになると、話はまた大きく変わってくるんっすけど。 「うまい棒」 の何かだったりしますよね、菓道。 やおきん、リスカ、菓道。 この3つの関係がよく分からなかったりするんっすが、八百屋っぽいな。 リストカットしてそうやな。 菓子の道を究めてそうやな。 それぞれ、受ける印象的はまったく違ったりするんっすけど。 ググってみたら、 「うまい棒」 を作っているのがリスカで、菓道は 「蒲焼さん太郎」 とか 「キャベツ太郎」 とか。 で、それらを販売しているのが、やおきん。 そんなアレみたいなんっすが、 “太郎シリーズ” の生みの親となれば、これはもう、鉄道の上ということになりますよね。 ま、さすがに “尿道” には勝てないような気がするんっすが、これはもう、女子バスケットボールにおけるアメリカのようなものなので、ここまでよく頑張ったと誉めるしか。

 で、 「まあまあ」 でありながら、銅メダルを獲得してしまった “鉄道” なんっすが、いや、別に嫌いではないんっすけどね。 酢飯と締め鯖を持って乗り込んだら、バッテラになっちゃいそうな寿司詰め車両はともかくとして、事前に指定席を押さえておけば、座れることが確実な新幹線とか特急なら、快適そのもの。 最近は自分で車を運転するのが面倒になって、旅行も公共交通機関ばかり使うようになりました。 で、珍しいのが走っていたりすると、わざわざそれに行程を合わせてみたり。 先日、奈良に遊びにいった帰りも、わざわざ奈良から大阪の鶴橋まで行って、そこから近鉄の 「ひのとり」 に乗って帰りました。 https://www.kintetsu.co.jp/senden/hinotori/ って、何かえらく宣伝くさいURLなんっすが、 近鉄の名阪特急 「ひのとり」 が人気の理由 。 こんな、何かえらくステマくさい記事も出ていたり。 近鉄特急と言えば黄色のイメージなんっすが、メタリックレッドな車体。 こんなの近鉄じゃねえ! 保守派の論客からは猛反発されそうなんっすが、よくよく考えたら特急ではない近鉄の普通の車両って、近鉄マルーンとかいう赤っぽい塗装なので、それのテカテカなバージョンだと考えれば、そんなに違和感はないっすな。  「・・・・・ 。」  保守派の論客、だんまり。 で、この 「ひのとり」 、確かによかったっす。 奮発してプレミアム車両の最前列を確保したので、前面の開けた展望が、凄ぇぇぇぇ! 2列+1列な座席なので、隣に変なオッサンに座られる心配もないし、超快適。 残念ながら1日1便、遅い時間のヤツしか桑名駅には止まらないので、津でアーバンライナーに乗り換えたんすが、昔は都会派アーバンな乗客に大人気だったこの車両も、比較すると、めっちゃショぼく思えてしまいました。 …と、そこそこ “乗り鉄” 気質な気がしないでもなく、なおかつ、写真を撮るのが大好きな僕なんっすが、鉄道の写真だけはそんなに撮りたいとは思えてなくて、 “撮り鉄” から言わせれば、いわゆる “撮れない鉄” というヤツ? いや、 「撮れない」 …じゃなくて、 「撮らない」 、もしくは、 「撮りたくない」 だけなんだけど…。 そんな理屈は彼らには通用しません。 理屈が通用するなら、 “撮り鉄” なんかやってねぇ! そんな強い矜持を持って、彼らは生きているんっすが、さて、そこで 「鉄道博物館」 。 ああいうのは彼らにとって、どういう存在なんっすかね? 聖地なのか、あるいは邪道なのか。 あ、 “邪道” というのもありましたな。 個人的には “尿道” と “菓道” の次くらいだったりして、鉄道がメダル獲得の危機にさらされるんっすが、ちなみに僕は、大宮の鉄道博物館には行った事があります。 あれは航空自衛隊の熊谷基地の 「さくら祭り」 絡みでありましたか。 埼玉って長瀞くらいしか、めぼしい観光スポットがないなぁ。 ネギトロが好きなので、長瀞には行くとして、後は 「鉄道博物館」 くらいかぁ。 そんなに気乗りはしなかったんすが、とりあえず行ってみました。 悪くはなかったと思います。 あと、京都の鉄道博物館にも行きました。 これは会社の慰安旅行絡みなんっすが、若い社員に、 「サバさんって、鉄オタだったんっすね!」 と思われたりしても嫌だし、興味なさげに軽く流すという態度を貫きました。 でかいカメラを首からぶら下げてオタオタと歩いていたので、カメラオタなのはバレちゃったかも知れませんが、ま、 “大田区オタク” よりは人格が確保されるのではなかろうかと。 大田区とか、何があるんや? …という感じっすからね。 で、今年の春、北九州の門司港へ遊このびに行った時は ここ を覗いてきました。 前の2つに比べると、規模的にはかなりショボかったんっすが、ま、適度な時間潰しにはなったかな…と。

 ということで、 前回 参照。 リニア・鉄道館に行ってきました。 詳しい経緯はそっちで見て貰うとして、いやあ、意外とよかったっす。 ちなみに近接するレゴランドやメイカーズピアも、外から見た感じでは意外と悪くないような? ほれ。


< レゴランド & メイカーズピア > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 まずは (写真・いちばん上)メイカーズピア 。 心なしか、閑散としているように見えるかも知れませんが、そこはほれ。 緊急事態宣言だか、当時はまだ 、まん延防止等重点措置だったかも知れませんが、そういうのが出されている状況で、不要不急の外出で、こんなとこをうろついている民度の低い名古屋人がいかに少ないか。 それを示す事例なのではなかろうかと。 けど、 「NAMIMONOGATARI 2021」 とか、やってたじゃん。 そう、思われるかも知れませんが、あれは常滑人 (とこなめじん) が勝手に暴走しただけの話で、名古屋人とは一切、関係ありませんからね。 常滑人って、字面はちょっと常識人に似ているのに、非常識な奴らっすよね。 で、 (写真・上から2枚目) は、メイカーズピアの端っこと、 シーライフ名古屋 。 奥のほうに、ちょっとだけ人だかりの出来ているテントが写っておりますが、これは現在、絶賛開催中の さかな釣り体験 の会場でありますな。 1回500円。 奥山安蔵商店でお食事のお客様(ご注文税込1,000円以上)は無料でお造りかフライに加工します。 おお! たった税込1,000円以上のお食事をするだけで、釣った魚を無料でお造りかフライに加工してくれるとは、奥山安蔵くん、太っ腹! ただ、奥山安蔵商店でお食事をしないと、フライ加工費500円を取られてしまって、これはもう、奥山安蔵 (敬称略) の策略としか思えないようなイベントなんっすが、で、一方、シーライフ名古屋。 ここの魚を捕まえて持ち込んでもフライには加工して貰えないものと思われるので、今回、入場は見合わせることにしました。 ま、端から入る気はなかったんっすが、 「さば」 というハンドルネームを名乗っていながら、見るのも、煮るのも、焼いて食うのも、そんなに好きではなかったりしますからね、僕。 お造りとかフライは好きなんっすが、加工して貰えないみたいだし。 で、(写真・ちょうど真ん中) が、レゴランド。 右側がホテルで、左が本体。 (写真・下から2枚目) は、ホテルのほうを大きく撮ったものなんっすが、いいっすよね、カラフルで。 カラフル、ポイフル、タミフル、フルチン。 この中で、食べて美味しいのはポイフル、インフルに効くのはタミフルなんっすが、フルチンで外を走り回ったりすると風邪をひくので、注意が必要です。 ちなみに僕はフルチンよりもフリチン派なんっすが、フルで韻を踏むために、今回は敢えてフルチンを使いました。 節操がないとも言えるし、臨機応変であると評価することも出来ようかと。 で、 (写真・いちばん下) は、レゴランド本体の中身をチラッと覗いてみたところ。 ぱっと見、 浜名湖パルパル くらいのクオリティはありそうな? いや、さすがにこの2つを比べるのは、パルパルに失礼な気もするんっすが、昔、桑名パルの屋上にあった遊園地には勝ってるような? いや、さすがにパルの屋上と比べるのは、レゴランドに失礼な気がするんっすが、パル以上、パルパル未満で、パルパ相当。 ま、そんな感じっすかね?


< リニア・鉄道館 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いていよいよ、 リニア・鉄道館 。 まず第一に、 (写真・いちばん上) 参照の建物がカッケぇぇぇ♪ 向こうに見える名港中央大橋もいい感じっすよね。 この辺り、斜張橋が3連チャンで架かっているんっすよね。 いわゆる 名港トリトン 。 この愛称は、わりと定着していますよね。 桑名にある トゥインクル のほうは “E電” 並の定着度だったりするんっすが、揖斐川橋は名港中央大橋に長さでは勝っているのに、悔しい…。 あ、でも、桑名にはナガシマスパーランドがあるから! 名古屋にはレゴランドしかないから! 昔は 「ナガシマスパーランド」 と書こうとしても、 「流しますパーランド」 になっちゃうくらいの知名度しかなかったんっすが、 「鳥羽水族館」 は 「飛ばす遺族間」 だったし。 ま、どちらかというと、日本語変換エンジンの問題だと思うんっすが、で、中身のほうはというと、まずは 車両展示 。  最初の部屋には 「世界最速を記録した高速鉄道のシンボル」×3種類が展示されているんっすが、 (写真・上から2番目) 参照の超電導リニアが 581km/h。 はぇ〜、速ぇぇぇぇ! その隣の見切れている新幹線が、当時としては “電車方式” としての最速記録となる 443km/h。 新幹線って、そんなにスピードが出るものだったんっすな。 443km/hくらいで走っているのが、ちょっと勿体ない気がするんっすが、で、(写真・ちょうど真ん中) のSLは、狭軌鉄道の蒸気機関車としての世界最高速度(129km/h)を記録したものなんだそうで。 日本の鉄道の線路の幅には標準軌と狭軌と 特殊狭軌の3種類があって、その幅はそれぞれ、1435o、1067o、762oなんっすが、桑名にはその3つの線路を歩いて渡れる “踏切オタの聖地” のような踏切があります。 ほれ 。 3種の線路幅がコンプリートできる踏切は全国でもここだけ! おお、凄ぇぇぇぇ! 地元民からすると、ほーん、それで? そんな感じに、別にどうでもよかったりするんっすが、僕はまだ、 “踏切オタ” などというディープな世界に入ることに、踏み切れずにいたりするし。 線路の幅が狭いほど、何となくスピードを出せないような気がするんっすが、ちなみに三岐鉄道・北勢線の最高速度は45.0km/hで、平均速度は27.4km/h。 遅っ! よく、チャリの高校生に勝負を挑まれていたりするんっすが、線路幅が狭いので、車輌も縦長で安定感がなくて、かつて高校生集団によって、こかされたという都市伝説も。 いや、北勢線で “都市伝説” は、ないやろ。 “田舎伝説” やろ。 そんな気がしないでもないんっすが、で、SLのほうは (写真・下から2番目) 参照で、運転台が見られるようになっておりました。 蒸気配管とバルブの固まりなんっすな。 凄ぇぇぇぇ。 で、 (写真・いちばん下) は、歴代新幹線車両の揃い踏み。 過去に何度か鉄道博物館に行った経験から、撮影には広角レンズのほうがいいな。 そんな気がしていたので、 このレンズ を持っていったんっすが、希望小売価格:¥100,000 って、高っ! オンラインショップで購入すると 77,968円 (税込)、 ショップ会員登録で更に10%OFFらしいんっすが、それでも、高っ! が、このレンズでしか撮れないものがあるので、それだけの価値はあるような気がしないでもないんっすが、で、次。


< リニア・鉄道館 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 0系新幹線&特急しなの。 僕が子供の頃、新幹線と言えば、これでした。 で、特急と言えば、これ。 懐かしいっすなぁ。 この お茶 の、ちょっとプラスチックっぽい感じが蘇ってきますなぁ。 九州新幹線では、少なくとも5年くらい前までは、このお茶を売っていたんっすな。 で、その下。 リニア車輌@時速500キロ模擬体験。 こういうのに一人で乗るのはクソ恥ずかしいんっすが、係のお兄さんが 「今なら待ち時間なしで乗れますよ〜。」 と、呼び込みをしていて、それに呼応して、母・男児・女児のトリオが乗り込もうとしていたので、それに便乗することにしました。 初代の実験車両か何かを使っているみたいなんっすが、座席、ショぼっ! リニアって、未来の乗り物とちゃったんかい? 「ひのとり」 どころか、アーバンライナーにも惨敗な感じなんっすが、で、時速500キロ模擬体験というのはアレです。 前のスクリーンと、窓の部分に “景色” が映し出されて、何となく時速500キロで走行しているような気分になるかも知れない。 そんな感じの出し物でありました。 一応、車輪走行のシーンでは、ガタガタと座席に振動伝わってきて、それが “浮上” した瞬間、スーッとなくなって、おお、凄ぇぇぇぇ! で、肝心の窓の部分の “景色” なんっすが、遠くの山の景色とかなので、正直、そんなに速いようには思えなくて、うーん…。 トンネルとかの場面では、さすがに速く感じたんっすが、で、前から来る車輌とすれ違う場面は、マジでほんの一瞬だったりして、おおっ! で、終盤、時速300キロくらいに減速するんっすが、「ずいぶんと遅くなったように感じられると思いますが、これで今の新幹線と同じスピードです。」 おお、確かに、めっちゃ遅ぇぇぇ…。 北勢線並とまではいきませんが、新幹線って、あまり大したヤツではなかったんやな…と。 そんなこんなで、ま、それなりに楽しかったんっすが、後は、えーと、 ジオラマ が面白かったっす。 (写真・ちょうど真ん中) 。 おお、これは、桑名が誇る 「流しますパーランド」 やんけ! 白鯨 にリニューアルする前のホワイトサイクロンっぽいんっすが、あとは富士山だとか、 (写真・いちばん下)東大寺大仏殿&薬師寺だとか。 この前、奈良で本物を見てきたばかりなので、何か親近感が湧きますなぁ。 で、他には


< リニア・鉄道館 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 清水寺とか、甲子園球場&太陽の塔とか。 で、(写真・ちょうど真ん中) は、木曽三川っすかね? となると、鉄橋の左側の、バスが2台止まって人がウロウロしている辺りが、桑名? 何を表現したかったのか、今ひとつ理解に苦しむんっすが、他にもいろいろ “隠しキャラ” がいるみたいで、ここだけは広角レンズよりも、望遠レンズのほうがよかったなぁ…と。 で、その後、2階に上がって、車輌展示場を見下ろしてみたんっすが、 (写真・下から2枚目) の、新幹線の前に立っている人が、何だかジオラマの人形のように見えて、オモロイなっ♪ …と。 んなことで最後に外に出て、N700系新幹線と名港中央大橋のコラボを愛でて、今日のところは、おしまい☆

 んなことで、今日はプリンス・ラシャっす。 かなりマイナーなキャラなんっすが、日本では このアルバム で、マニアにはそれなりに知られているのではなかろうかと。 ハローキティ地域限定ピンバッジ(他)ぷれせんと 当選者発表♪ 何とも唐突な企画でありますが、これ、何個プレゼントを用意したんや? そうまでして、ギャル系読者の歓心を得たかったのか? …と、当時の僕が可愛く思えてしまうんっすが、そんな努力も空しく、今、ギャル系読者って、おるんか? というか、おっさん読者も1人くらいしかいない気がするんっすが、前半はジャズとはぜんぜん関係のない話だし、後半は愛のレースだし、ま、読む気も失せますよね。 んなことで、今日も適当に片付けちゃおうと思うんっすが、 『インサイド・ストーリー』 。 1965年に録音されたエンヤ盤っす。 が、日の目を見たのは1981年になってから。 それも、バークレージャズフェスティバルで録音された1974年のライブアルバムを付加する形で売りに出されたみたいなんっすが、ま、所詮はプリンス・ラシャだし。 出しても売れないのは分かっているし。 プリンスLasha としてよりよく知られているウィリアム B. Lawsha (1929年9月10日〜2008年12月12日の) [1] はアメリカのジャズアルトサクソフォーン奏者、フルート奏者、およびクラリネット奏者でした。 更に詳しくは、自分で 英語版Wikipedia を見て、自力で翻訳して貰うとして。 で、このアルバムは何と言っても、 ここ 参照。  エルヴィン・ジョーンズのバンドでも活躍したプリンス・ラシャが、活動初期にイケイケ時代のハービー・ハンコックとアルバムを作っていた! 黄金のマイルス・デイヴィス・クインテットのメンバーだった若きハービー・ハンコックの若さ溢れるプレイはケタ違い! この点に尽きるでありましょう。 個人的にはベースがセシル・マクビーなところもポイントが高いんっすが、女子中学生や女子高生の間で人気なブランドっすからね。 検索して、間違えて、ウチに来るんじゃね? そんな期待が。 ま、このブランドも無くなってしまったのでアレなんっすが、ドラムスはジミー・ラブレースとかいう、地味に “愛のレース” っぽい名前の人だったりするし、愛に恋するギャルが、間違えて来たりしませんかね? あ、でも、よく見たら、プリンス・ラシャじゃん! …というのがバレた時点で、去っていっちゃう気がするし、ま、そんなこんなで、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「イースィリアル」 。 耳慣れない単語なんっすが、ETHEREAL = 空気のような、 〔音楽・芸術作品・雰囲気などが〕 極めて優美な、この世のものとは思えない、《化学》 エーテルの。 そんな意味があるみたいっす。 僕は極めて存在感が薄く、どこにいても空気のような感じなので、イースィリアル君には親近感を覚えてしまうんっすが、曲を聞いた限りでは、エーテルの。 そっちのほうの意味っすかね? エーテル、メーテル、大島てる。 この中で僕がいちばん好きなのは大島てる なんっすが、 事故物件サイト で有名っすよね。 調べてみたら、うちの近くにも、いくつか “炎上マーク” がついておりました。 ちなみにサバ家は僕が小学5年生だった時に、火事で炎上しちゃったんっすが、サバ兄が足の裏を火傷したくらいで死者は出なかったので、炎上マークは付いておりません。 近くだと 「心理的瑕疵あり」 というのが1件、3年くらい前に 「飛び降り自殺」 が1件。 え? こんなところに、飛び下りられそうな高いビル、あったっけ? そんな気がしないでもないんっすが、1メートルは、一命取る。 低いビルでも打ち所が悪いと、死んじゃったりするのかも知れませんが、で、このエーテルの曲。 短いピアノのイントロに続いて、プリンス・ラシャのスピリチュアルなフルートが登場。 アルト編なんっすが、この人もフルートが主流なんっすかね? …と思っていると、そこにドラムスとベースが絡んできて、で、ラシャくんはアルトにスイッチ。 こちらの楽器も高い精神性を感じさせるものとなっていて、ワケの分からんフリー系のプレイを警戒していた身としては、あまりにもマトモで、いい感じなので、ちょっと焦ってしまいました。 ミステリアスなムードを醸し出しながら、ピアノ〜ベース〜アルトとリレーして、最初の雰囲気を保ちながらエンディングに至る。 日本語ライナーで杉田宏樹クンがそのように書いておりますが、ま、全体の流れとしては、そんな感じでありますな。 ハービーのピアノは透明そのもの。 ちょっと厳しいところもあるので、ノリノリ系を期待していると、ちょっとアレなんっすが、あまりにも内省的で、内政干渉、出来なさそう。 で、その空気をセシル・マクビーが引き継いで、最後にアルトによるテーマに戻って、エンディングに至る…と。 いや、思っていたのと、ちょっと違ったんっすが、これはこれで、アリっすな。

 で、次。 「フライト」 。 あ、これはアレっす。 フリー過ぎて、ワケわかんないんじゃね? そのように懸念されていたほうのアレだったりして、ある意味、期待通りというか。 急速調のフリー・スタイルによるアルトとドラムのデュオでスタート。 バンド合奏に進んでからもラシャの勢いは止まらず、そのまま先発ソロをプレイ。 続くハンコックのソロは自信のリーダー作やマイルス・バンドとも異なるアプローチを見せており、このあたりはラシャおよび本作のコンセプトに対して柔軟に反応した様子がわかる。 終盤ではフリーキーなトーンも交えたアルトが主導しながら、ピタリと着地するのが見事だな…と。 2曲目にして早くも、日本語ライナーを書き写すだけの簡単なお仕事になっておりますが、ま、素人の見当違いな戯言なんかより、本職の人が書いた文章のほうが、物事の本質を捉えていると思うし。 杉田クンは、過ぎたことを書く人ではないし、さすがは杉田二郎、杉田かおると並ぶ、 “日本三大・杉田” の一人でありますな。 ジャズ評論の世界で花を咲かせて貰いたいところなんっすが、あまり杉の花が咲き過ぎると、花粉症が悪化してしまうので、ま、ほどほどに。 というか、杉とか、絶滅しろ! 世の中に、たえて杉田がいなければ、春の心は、のどけからまし。 ま、害悪な花粉を撒き散らすのは杉だけでなく、イネ科の植物とかもそうなので、サバ君の本名 = 稲葉クンとかも、消え去らなければなりませんが、イネ科はいねぇが? よく、ナマハゲなんかも駆除に駆り出されてますよね。

 ということで、次。 「クワドォー・サファリ」 。 「くわ、どう?」と言われても、僕は桑の実なんか食べたことがないし、鍬 (くわ) よりも鋤 (すき) のほうが好きなので、何とも返答に困るところなんっすが、それのサファリ版。 そういった曲でありますな。 それはそうと、桑の実って、美味しいんっすかね? 桑名の住民としてはちょっと気になるところなんっすが、別に桑名は桑の産地というワケではなく、桑の実がそのへんの木に成っているワケではないので、気になっても、食べる機会には恵まれず、 新しくて懐かしい「桑の実」を知っていますか? いや、だから、知らんって…。 見た目がちょっとグロくて、あまり美味そうには思えないんっすが、編集部員 「美味しい! あっさりとした甘さ、酸味もきつくなく食べやすいです」。 へぇ、そうなん? 何かちょっと桑の実のステマくさいので、この編集部員の言うことを鵜呑みにするワケにはいかないんっすが、鵜の身になったつもりで考えてみると、あまり嬉しくはないっすよね。「んなものより、鮎を寄越せ!」 …と。 僕は鮎がそんなに好きではないので、あまり鵜の身にはなりたくないんっすが、鵜の身が嫌なら、湯飲みはどうや? …と言われると、それもちょっと。 熱いお茶を注がれると熱そうだし、落としたら割れるし。 そもそも、湯飲みになんか、なりたいヤツがいるのか? …と言われると、似たようなものなら、 柏原芳恵 が。 さすがに本人も「かわいいカップ」 というのは、ちょっとどうか? そう、疑問に思ったのか、2番の歌詞では将来の夢が 「春のきれいな夕陽」 に変わっているんっすけど。 で、この歌もいいんっすが、ラシャの 「クワドォー・サファリ」 も負けてはいません。 テーマ部はフルートで演奏されるんっすが、エキゾチックな雰囲気が、たまたんっ♪ まずフルートで始まり、1分30秒が杉田…、いや、過ぎたところでアルトに持ち替える構成がユニーク。 ベースとドラムスが刻むミディアム・スインギーなリズムと、自由なアルトのラインがコントラストを描く。 続くピアノ・ソロは比較的ノーマルだが、最後を締めるアルトはあくまでラシャ流を貫いているぞ…っと。 よさげだった出だしと違い、アドリブに入るとそれなりにフリーになっちゃうんっすが、 ピアノのソロはおっしゃる通り、比較的ノーマルだし、ぜんぜん許せる部類なのではなかろうかと。

 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「インサイド・ストーリー」 。 本作の目玉と目されるワケでありますが、曲そのものはシンプルな変則ビ・バップといった感じ。 アドリブの出発点としての素材という感じなんっすが、そこから飛び出して、どんどん勝手に離れていっちゃうラシャのアルトが、イッちゃってっるな…と。 続くハービーのソロも、シンプルながら、不安感に駆られる保安官。 そんな感じの仕上がりだし、ま、いろいろと難しいなぁ…と。 で、最後はセシル・マグビーがベースのピチカート・ソロで地味に締めて、で、シンプルなテーマに戻って、おしまい。 んなことで、ラストっす。 「メアリー」 。 アルトがメインのテンポ・ルバートで進行。 全員が楽曲コンセプトを踏まえた演奏で貢献しており、後半になるとフルートがエモーショナルなプレイによって、楽曲の世界を膨らませる。 最後はアルトに戻って高音をヒットし、余韻を残すように落着。 そういうアレだったりして、んなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 ラシャの個性が十分に発揮された、ワンホーンの代表作である。 そう、杉田クンが評価しておりますが、ま、確かに、ラシャの個性は十分に発揮されていたかな? …と。 逆にハービーのほうは、ちょっと “らしく” ない感じだったりするので、彼が目当てだと、ちょっとアレだったりするかも知れませんが、少なくとも、ギャル系読者の獲得は難しそうな、そんな1枚でありました。


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