防災みえ 気象情報・注意報
2021年09月20日 13時03分気象庁発表
■鈴鹿市
高潮注意報 発表
は? いやいやいやいや。 さすがにこれは、ありえんっしょ…。 前回 、高潮注意報が発表されると、呼び出される。 そんな話をしたと思うんっすが、これを書いている 2021年09月20日 14時26分現在、まさに呼び出されました。 金曜日の夜にも、何か出ていたような気がしないでもないんっすが、あー、よく見たら、携帯電話に県の担当者からの着信が…。 いや、ぜんぜん気付きませんでした。 ま、そういうこともありますよね、にんげんだもの。 少しだけ反省しておりますが、後悔はしていません。 ま、現場から車で20分くらいのところに住んでいる勝田のオッサンが駆けつけて、何とかしてくれたものと思われるので、まったく何の問題もないし、何なら、反省する必要もないくらいなんっすが、それにしてもアレっすな。 高潮注意報が発表される基準とか、そのタイミングとか、解除される時間とか、まったく分からん…。 一応の基準として、四日市とか鈴鹿で高潮注意報が発表されるのは、潮位が 1.500m を超えそうな気がする。 そんな予感に基づくものだったりするみたいなんっすが、で、この数字は TP(東京湾平均海面) をゼロとして、そこからの差を示したものである…と。 いきなり 「TP」 とか言われると、テンパってしまうんっすが、Ten-Paru = TP と覚えておけば、いざという時に慌てなくて済むと思います。 全国的に、潮位というのはTPで表すものである。 そんなふうに理解すればいいかと思うんっすが、ただ、例外もあります。 ほれ 。 OP (大阪湾最低潮位) と、YP (四日市港基準面) 。 大阪のほうは、何となく分かります。 大阪の海は、悲しい色やね、さよならをみんな、ここに捨てに来るから〜♪ そんな特殊な事情があるので、東京の海とは、何か違うんやろな…と。 そんなものを捨てたら潮位が上がっちゃいそうですもんね。 ちなみに これ 、数少ない僕のカラオケの持ち歌のひとつなんっすが、最後の繰り返しの部分がしつこくて、聞いてるほうが途中で飽きてしまう気がするので、最近は封印しております。 ま、僕の歌など、最初から誰も聞いちゃいないので、別にどうだっていいんっすが、「大阪ベイブルースって、大阪のベーブ・ルースちゃうで。大阪ベイのブルースなんやで。」 そう、心の中でいちいち解説しなければならなかったりするのも、面倒だし。 誰もが “伊予のダルビッシュ” みたいなものだと思い込んでますよね。 何で、ここでいきなり、野球ネタ? …みたいな。 大阪ベイとか、カッコつけて英語にするからアカンのや! 素直に大阪湾ブルースにしとけば、よかったんや! そう、上田正樹を責めたくなってしまいますが、ま、それはそうと、問題は YP(四日市港基準面)のほう。 何で、よりによって四日市なんや? …と。 鈴鹿に高潮注意報が出るかどうかは、四日市港の潮位を見て判断することになるんっすが、データーによってYPとTPが混在していて、話がややこしいねん!
YP − 1.251m = TP
この数式で換算すればいいみたいなんっすが、計算、苦手やねん! 珠算、4級やねん!
そもそも、どうして四日市港だけ特別扱いされているのか、その理由がよく分からんのっすが、もしかして、稲葉くんリスペクトだったり? だとすれば、名誉な話ではあるんっすが、 稲葉三右衛門 という人が築いたんっすよね。 本名が稲葉くんな僕、誇らしい。 小学生の頃、同じクラスに “板垣” というヤツがいたんっすが、
「板垣とか、有名人、板垣退助しか、おらんやん! ただ、刺されただけやん!」 そんなふうにディスってしておりました。 「その点、稲葉は、三右衛門やで! 四日市港やで!」 そう、勝ち誇っておりました。 今から思えば稲葉三右衛門とか、めっちゃローカルで、
板垣退助のほうがよっぽど全国区な気がするんっすが、もし、稲葉三右衛門のせいで、 YP(四日市港基準面)といのが制定されたのだとすれば、何とも迷惑な話っすよね。 べっ、別に、名字が同じというだけで、先祖でも何でもないから! 僕のせいじゃないから!
で、前回のおさらい。 ここ の、三重県・四日市市のグラフを見て、天文潮位に偏差を加えた実際の潮位の青いラインが、150センチを超えそうだと、ヤバそう。 そんなふうに判断するんっすが、高潮注意報というのは、150センチに到達した時点で出されるのかと思ったら、そうではなく、誰かが 「ヤバそう」 と判断した時点で、出されるっぽいんっすよね。 今までの経験でいうと、満潮時間の2時間くらい前に出されることが多いみたいです。 150センチを超えるかどうかは、偏差がどう転ぶかによることが多いんっすが、素人目に見て、ヤバそうやなと思う日でも注意報が出なかったり、素人目に見て、今日は乗り切れそうやなと思って油断していると、不意打ちを食らったり。 素人目ではないプロの目には、いったい何が見えているのか、まっかく理解不能なんっすが、問題の金曜日の夜もアレっすぜ? 翌、土曜日の夜中…というか、早朝3時42分が満潮で、その時の天文潮位は 199(YP)。 TP換算だと、125を引いて、74っすぜ。 注意報が出る基準は 150っすぜ。 いくら台風が接近していて、「吸い上げ効果」 で偏差が大きくなるかも知れないと言っても、いつ温帯低気圧に変わってもおかしくない 995hPaのクソ雑魚台風っすぜ? 1hPaで海面が1cm上がるとして、 1013hPa − 995hPa = 18cmっすぜ? もし、50cm吸い上げられたところで、74 + 50 = 124cmっすぜ? 珠算4級の僕でも、それくらいは計算できますぜ? 電卓を使えば楽勝っすぜ? この状況で高潮注意報とか、ねーよ! 僕がそのような判断を下したのは、まったくもって真っ当だと言わざるを得ませんが、
防災みえ 気象情報・注意報
2021年09月17日 22時58分気象庁発表
■鈴鹿市
高潮注意報 発表
え? はぁ? いやいやいやいや。 さすがに、ありえん。 この注意報は見なかったことにしよう。 僕がそのような判断を下したのは、まったくもって真っ当だと言わざるを得ませんが、実際、後から潮位のデーターを見てみたら、最大でも 125cmくらいまでしか上がってなかったんっすよね。 気象庁の予報、大ハズレやん! 貴重な金曜日の夜の時間を、どうしてくれる!? いや、僕は見て見ないふりをしたので、別に何の実害もなかったんっすが、勝田のオッサンに悪いと思わんのか? ちなみに、アレっす。 高潮注意報が発表されたら現場に向かうという、大変なお仕事。 すべて勝田のオッサンに押し付けているように思われるかも知れませんが、決してそんなことはありません。 ま、確かに休みの日とか早朝とかは、丸投げしたり、見て見ないふりをしているんっすが、平日の夕方とかは、僕もちゃんと行ってます。 この前も3日続けて行きました。 行って何をするのかと思ったら、ある程度、潮位が上がってきたら発電機を運転して、更に潮位が上がってきたら排水ポンプを運転して、で、いよいよヤバくなってきたら、ゲートの操作をする…と。 基本、ボタンを押すだけの簡単なお仕事です。 ゲートのほうは、「ゲートを閉操作すると、必ず故障が出ます!」という注意があって、その対処方法なんかも書かれていて、何だか面倒そうなので、出来れば操作したくないところなんっすが、幸い、今までゲートの操作を要するところまで潮位が上昇したことはなくて、で、高潮注意報が解除されたら、排水ポンプを止めて、発電機を止めて、帰るっ♪ …と。 満潮の時間は予め分かっていて、その時間まで拘束されるのは確実なので、覚悟を決めることが出来るんっすが、注意報が解除されるタイミングが、なかなか読めません。 ピーク時になんともなかったんだから、さっさと解除すればエエやん。 そんなふうに思ってしまうんっすが、満潮を過ぎて30分くらいで解除されることもあれば、1時間以上引っ張られることも。 結局、150cmまでいかなくて “空振り” に終わった時は、「テヘッ♪」 みたいな感じで早めに解除されるんっすが、そこを超えた時は、「ほら、やっぱり!」 みたいな。 この待ち時間が、長ぇ…。 満潮までは持参したパソコンで書類なんかを作っているので、あっという間に過ぎるんっすが、ピークを越えた瞬間からヤル気がなくなって、で、そこから先が、長ぇ…。 満潮時間が1日ごと、後ろに30分くらいずつ遅くなっていくのも嫌なんっすよね。 昨日よりも今日、今日よりも明日のほうが、確実に30分は帰れるのが遅くなって、うーん…。
で、見なかったことにした深夜の注意報も無事に解除されて、その日の夕方。 2回目の満潮は17時03分で、天文潮位は 228 − 125 = 103cm。 普通に考えれば余裕なんっすが、昨夜の事例もありますしね。 台風も去りつつあるとは言え、15時くらいだと、まだ近くをウロウロしていそうだし、こりゃ、呼び出されるのを覚悟したほうがいいな…と。 さすがに、深夜に続いて再び勝田のオッサンに押し付けるというのは気がひけるし、3連休だし、ま、1日くらいは、いっかぁ…と。 で、向こうから呼ばれる前に、こちらから自主的に行くことにしました。 注意報は出るのか出ないのか、出るとしたら、いつなのか。 ハラハラしながら家にいても、ちっとも気が休まらないんっすよね。 ま、往復2時間のドライブだと思えば…。 行ってみて出なかったら、それはそれで、ラッキーだと考えれば…。 で、行ってみました。 出ませんでした。 しまったぁぁぁぁぁ…。 こんなことなら、家でゴロゴロしていればよかったぁぁぁぁぁ…。 最高潮位は 140cmくらいで、注意報が出た
早朝よりもずっと上だったんっすが、ワケわかんねぇ…。 ま、早めに帰ることが出来て、ラッキーだったと思うしかありませんが、で、日曜日の夕方、出ました。15時30分に出ました。 勝田のオッサンにお願いしました。 昨日の夜、行ったし!(空振りだったけど。)そんな実績があるので、気兼ねなく押し付けることが出来ます。 行った上で、注意報が出るか出ないかは、時の運だし! で、これを書いている 9月20日、敬老の日。 満潮時間は 18時01分、潮位は 240 − 125= 115cm。 昨日は 111cmでも出たし、これは出るな…と。 で、2日連続で押し付けるというのは、やっぱりちょっと気が引けるな…と。 勝田のオッサン、初老っすしね。 敬老の日くらいは、敬ったほうがいいかも? そんな気がしないでもないので、覚悟を決めました。 満潮時刻は昨日より30分くらい遅れるので、ま、16時くらいかな? 14時半くらいに家を出て、向こうで寝てようかな? そんなプランを考えていたら、冒頭のコレ。
防災みえ 気象情報・注意報
2021年09月20日 13時03分気象庁発表
■鈴鹿市
高潮注意報 発表
え? はぁ? いやいやいやいや。 今の潮位、−0.03cmとかっすぜ? 分からん…。 「気象庁のきまぐれ注意報」 、さっぱり分からん…。 そして僕は無事に呼び出され、こうしてポンプ場で原稿を書いて時間を潰している次第でありますが、貴重な敬老の日の午後を返せぇ! でもまあ、こうして1回分の原稿も仕上がったことだし、金曜日は有給休暇を取るので、あと2日だけ仕事に行けば4連休だし、あ、でも明日の夕方と、最悪の場合は朝の時間帯も呼び出される恐れがあるんっすが、ま、それは勝田のオッサンに任せればいいし。 敬老の日はもう終わりだから、別に初老を敬わなくてもいいし! ということで、後はヨロシク☆
んなことで、今日はドナルド・ハリソンっす。 ビートルズのジョージ・ハリスン、ツッコミ担当の常時・張り扇(ハリセン)と並ぶ、 “世界3大・ハリ○ン” の1人でありますが、え? ハリソン・フォードは、ツッコミ担当以下なん? そんなん、ありえやんやん! そう、三重弁で文句を言う奴がいるかも知れませんが、ま、そんなに 「やんやん」 言うなら、ドナルド・ハリソンを落とせばエエやろ! …と。 もともとジャズの世界以外では、まったく知名度がなかったりするし。 ちなみに、このハリソンさん、僕がジャズを聴き始めた頃に、期待の新人としてシーンに登場したのではなかったかと。 僕がジャズを聴き始めた頃 = 高校3年生くらい? = 1968年生まれ+18歳 = 1986年。 で、ハリソンさん。 1960年、マルディグラ・インディアンの子孫として米ルイジアナに生まれたサックス奏者。 82年にジャズ・メッセンジャーズのメンバーに加わり、翌年にはテレン・ブランチャードと結成したバンドで一躍脚光を浴びる。 微妙に計算が合わない気がしないでもないんっすが、僕がまだ若かった頃、まだ若手であったな…と。 で、今日はそんなハリソンさんの 『フリー・トゥ・ビー』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 当初は 『フォー・アーツ・セイク』というのにする予定で、冒頭のデーター部分まで 書いて、で、 ここ を更新しようと思ったら、げっ、既出やんけ! んーと、 これ っすか。 あまりにも昔のネタ過ぎて、まったく記憶になかったんっすが、ジャケ絵、適当過ぎぃ! で、最近はマンポンの故障で呼び出されることが多いサバくん、当時は発電機の故障で呼び出されていたんっすな。 この 「呼び出される」 というのだけは、何とかして貰いたいんっすが、前世で相撲の呼び出しを虐めた因果が報いているとか、そういうのなんっすかね? で、当時のサバくん、書いてることが、つまらなさ過ぎなんっすが、じゃ、今のサバくんの書いてることは、つまらなくないとでも? そう言われると、つまらなくないと言うことはない。 そう言っていいのではないかと思うんっすが、そんなわけでオフ会報告その2。塩サバ、やまりえ2号、鮭、鰈(敬称略)の参加した2次会は、うんぬん。 おお、懐かしい♪ で、さて今日はピアノからちょっと離れてドナルド・ハリソン。 「大句会」 の景品として提供されたものです。提供者は鮭師匠でしょうか?覚えがない。 おお、もらい物でありましたか。 こんなの買った記憶がなかったんっすが、貰ったのなら記憶がなくて、当然ですな。 それはそうと、 『フリー・トゥ・ビー』 。 これ、全部で12曲も入っているので、こんな調子で、のんびりと昔話に耽っていると、いつまでたっても終わりません。 ま、曲解説を適当に流せば何とかなると思うし、曲解説は適当に流す気、満々だったりするんっすが、とりあえず本題に入ります。 んーと、1998年の録音。 ハリソンくん、38 (さば) 歳、サバくん、30歳くらい。 ハリソンくんはアルト以外にソプラノを吹いたり、お歌を歌ったりしているみたいなんっすが、その他、トランペットやテナーやギターの人の名前もありますな。 ピアノとかベースとかドラムの人とかも複数の名前がクレジットされていて、で、その内訳は不明だったりするんっすが、ま、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずは、アルバム・タイトル曲の 「フリー・トゥ・ビー」 。 作曲者に関しても詳細不明なんっすが、恐らくハリソンのオリジナルであるものと思われ、で、これ、嫌な予感、バリバリ全開でありますな。 嫌っすよね、嫌な予感。 伊予柑なら、いい予感なんっすけどね。 ちなみに僕はこの木金土で、伊予 (愛媛県) と鞆の浦と倉敷の辺りをウロウロしていたんっすが、詳細は次回参照。 月曜日のうちに前半を書いておいたので、こうして更新をサボらずに頑張れているんっすが、ぶっちゃけ、いつも以上にヤル気がありません。 ジャケ絵も地味に面倒そうだし、他のアルバムにしておけばよかったなぁ。 そう、後悔しているところでありますが、で、これ、思ったほど悪くはありませんな。 名前に 「フリー」 が付いているので、意味不明なフリー・ジャズ系なのかと思ったら、至極まともなネオ・バップ風のサウンドに仕上がっておりました。 編成もシンプルなアルトのワンホーン・カルテットで、テーマの後、ハリソンくんの、そんなにフリーではなく、かと言って保守的でもない、 “ネオ” なソロが披露されます。 いや、これは新伝承派 (←死語) っすな。 で、その後、3人いるうちの誰かのピアノ・ソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 フリーじゃなければ、何でもいいや。 そう、安堵させてくれるアルバムの入りでありました。
で、次。 「ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ」 。 日本名 「朝日のように爽やかに」 っすか。 ちょっと意外な選曲でありますが、ここでのハリソンは、レイジーな雰囲気に仕上げております。 アルト? ソプラノ? その中間くらいのトーンで、アドリブ・パートのフレージングは、やや平坦。 これ、個人的に大好きな曲なんっすが、このバージョンの出来は、まあまあ? 続くピアノのソロはブルージーな感じで悪くないと思うんっすが、今更な感じがするスタンダー・ドナンバーを “新しく” 料理するのって、難しいっすなぁ…。 ということで、次。 「シッシー・ストラット」 。 “Cissy Strut” って、意味がよく分からないので翻訳ソフトに掛けてみたんっすが、 「シシー支柱」 。 日本語に訳しても、意味は分かりませんでした。「クール・ストラッティン」 みたいなファンキー・チューンかと思ったら、そうではなくて、どちらかと言うと新主流派風。 で、アドリブ・パートのフレージングは、やや一本調子。 バーティカルではなく、ホリゾンタルになってしまうのは、モード奏法の宿命なんっすが、ま、宿便よりはマシだと思って、受け入れて貰うしか。 で、続くピアノのソロは、最初のうち、ちょっと 「ん?」 だったんっすが、途中からノリがよくなってきて、よかったな♪ …と。 で、やや難解なテーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ブルー・ローズ」 。 ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 っぽい曲調、及び展開。 コード奏法を極限まで推し進めた結果、モードっぽくなってしまった。 そういうアレなんっすが、いや、楽理のことはさっぱり分からなかったりするんっすけど。 アルトとピアノに続いて、ベースの人の超絶技巧なソロがフォーチャーされるんっすが、3人いるうちの誰なのかは、よく分かりません。 世の中、まだまだ分からない事ばかりでありますなぁ。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「アゲイン・ネバー」 。 お、これ、いいっすな! 物静かなバラードなんっすが、リリカルで、エモーショナル。 で、ラッパの人も登場します。 ブリアン・リンチとか言う人っす。 ラッパの人の名前は1人しかクレジットされていないので、たぶん正解かと。 音を聞く限り、あまりリンチとかしない、穏便な人柄であるように思われるんっすが、ブリリアントなラッパの響きが、とってもブリアン♪ もしかしたら、マリアンよりもイケてるかも知れませんが、デヴィ夫人に反撃するくらいしか芸がなかったっすからね。 で、バラードは、心が安まるな♪ …っと。 で、次。 「ダックス・ステップス」 。 ダックスフントが華麗なステップを踏んでる絵面が脳裏に浮かびますが、ああ見えて、意外とダックス奮闘しますからね。 で、曲のほうはアレっす。 微妙にコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 っぽいような? 名前からして、似ていてもまったく不思議ではないんっすが、 むしろ 「ブルー・ローズ」 が 「ジャイアント・ステップス」 っぽかった事のほうが、ちょっとアレっすよね。 で、12曲もあれば、ま、似たようなのも出てきちゃうよね…っと。 んなことで、次。 「インディアン・ブルース」 。 これはアレっすな。 インドっぽいブルース…と思わせておいて、実は、嘘つかない…こともなくて、「インディアン・サマー」 みたいな綺麗なバラードやな。 そう、深読みしてみたんっすが、ハズレました。 普通にインドっぽいブルースでした。 いや、言うほどインドでもブルースでもないような気がするんっすが、モーダル・ ファンクといった感じのカッコいい仕上がり。 で、これ、テナーが入ってますな。 テオドロス・アヴェリーとかいう人っすかね? 2管のハモリによるテーマに続いて、ソロ先発でこの人が出てくるんっすが、イケるやん♪ んーと、 この人 っすか。 確かにこんなプレイをカマしてくれそうな面構えなんっすが、ヤル気と活気と、いい意味での狂気に満ちていて、わー、うぉー、ヒューヒュー! ライブなら歓声と口笛が聞こえてきそうな熱いブロウを聞かせます。 それを受けたアルトの人も大いに気を吐いて、続くピアノの人も頑張って、でもって、いい感じのテーマに戻って、おしまい。 わー、うぉー、ヒューヒュー!
で、次。 「ミスター・クール・ブリーズ」 。 いや、これもいいっすな。 ベタ過ぎるほどキャッチーなメロディを持った曲で、パーカッションやギターなんかも入っていて、フュージョンっぽい仕上がりだったりするんっすが、ハリソンのメロウなアルトに気分はメロメロ、今井メロ。 で、ギターのソロも、なかなかの出来だったりするんっすが、ロドニー・ジョーンズっすか。 どこのジョーンズだか知りませんが、なかなかお上手であるな…と。 で、次。 「スムース・セイリング」 。 これまた、ギター入りのフュージョンっぽいサウンドなんっすが、ハリソンの吹くソプラノ・サックスが都会派アーバンな雰囲気を醸し出していて、ちょっぴりラテンっぽくもあって、 ジョーンズくんの上手なギターもたっぷり楽しむことが出来て、よかったな♪ …と。 で、次。 「スロー・ヴィザー」 。 「遅い面頬」 っすか。 日本語に訳してもよく分からんタイトルの第2弾なんっすが、何や、面頬って? 面頬 (めんぽお/めんぼお) は、甲冑 (鎧兜) に付属した顔面を守るための防具で、最初に登場したのは平安時代後期。 ジャズの曲名に、まさかそんなものが出てくるとは、思いもしませんでしたが、僕の名前は面坊〜、僕の名前は頬坊〜、ふたり合わせて面頬だぁ、君と僕とで、面頬だぁ♪ いや、面坊だけで 「めんぼう」 だから、わざわざ頬坊と合わせる必要はない気もするんっすが、バイザー (英語:visor) は、帽子の目庇、自動車などの遮光板、もしくは西洋兜やヘルメットの 「目を覆う部分」 を指す言葉。 あ、サンバイザーとかのバイザーっすか。 「スロー・バイザー」 と読むのが正解だったみたいなんっすが、面頬にしろ、バイザーにしろ、遅いとか速いとか、あるんか? そんな疑問は残りますな。 で、演奏はというと、冒頭のピアノとベースの絡みが、カッコええ♪ で、そこにパーカッションだとか、管楽器だとかが絡んで来て、ラテン・テイストなテーマが演奏されることになるんっすが、遅いのか、速いのかと言われると、 その中間、やや速い寄りって感じ? ミディアム・ファストっすな。 で、久しぶりにラッパの音が聞けたりするんっすが、誰でしたっけ? マリアン? あ、ブリアンでしたな。 リンチくん。 で、続くピアノのソロは、ちょっと普通でなかったりするんっすが、ま、いいかぁ…と。 とまあ、そんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ノウヴェアウ・スイング」 。 ん? どこかで聞いたことがあるような? 何曲めかに、まったく同じのがあった気がするんっすが、既視感? …の耳バージョンで、既聴感? …とか思っていると、いきなり歌が始まりました。 ハリソンくん、めっちゃ渋い声 & 歌うめぇぇぇぇぇ! で、歌詞を聞いて、謎だったタイトルの読み方が分かりました。 “NOUVEAU SWING” = 「ヌーボー・スイング」 なんっすな。 「ノウヴェアウ」 じゃなくて。 ボジョレーヌーボーとか、アールヌーボーとかの、ヌーボー。 「新しい」という意味っすよね。 「ぬーぼー」 だと、 田代まさし の顔が浮かんでしまうんっすが、この「ヌーボー・スイング」 は、田代まさしの顔が一瞬で消え去るくらい、カッコいい曲に仕上がっております。 全面的にヴォーカルをフィーチャーしたものとなっていて、ドナルド・ハリソンがいきなり、 「パパな、HIPHOPで食っていこうと思うんだ。」 そんな事を言い出したとしても、普通に食っていけるかも知れない。 そんな気がしてしまうほど完成度は高いっす。 カンセード井という日系2世でもイケるかも知れませんが、んなことで、次。 というか、これで最後っすか。 全12曲、意外と余裕で最後まで来ましたが、 「フィーリン・ジャジー・ベイビー」 。 こんな感じ っすかね? ぇぇぇぇ! 赤ちゃん用なのに、ぇぇぇぇ! ネダン井という日系2世もびっくりなんっすが、で、曲 & 演奏のほうはというと、古くさい感じのジャズっぽくて、ちょっと微妙…。 ま、敢えてそういう路線を狙ったんでしょうが、アルト、ピアノ、ベースの順で、各自の堅実なソロが披露されていて、ま、無難かな…と。 災難、困難、厄難、ま、そんな難よりは無難のほうがマシだし、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 出だしの数曲、オーソドックスで新伝承派なヤツは、ま、悪くはないけど、こんなもんかな。 その程度の感慨に留まっていたんっすが、途中、ちょっぴり横道に逸れた路線に転じてから、化けました。 変に伝統に拘らず、時代に合わせて、フュージョンとか、ヒップホップっぽいのをやればよかったんっすな。 ラッパとか、テナーとか、ギターとか、ゲストが入ったナンバーのほうが出来がよく、ゲスト様々 (さまさま) なんっすが、様々(さまさま)、蝶々(ちょうちょう)、鰈々(かれいかれい)。 みんなちがって、みんないい。 そんな気がする1枚でありました。