BRASS (VICTOR)

MALTA (2008/7/7-10)

BRASS ←click!!


【パーソネル】

MALTA (as,ss)
SIENA WIND ORCHESTRA 内 掘 勝 (cond) 福 田 洋 介 (cond)
エリック宮城 (tp) 樋 沢 達 彦 (el-p) 則 竹 裕 之 (ds) ジーン重村 (ds)
【収録曲】

(01-04) GETAWAY / HIGH PRESSURE / TICO TICO / RECADO BOSSA NOVA
(05-08) MANHATTAN IN BLUE / FELICIA / MOLIEND CAFE / HALF MOON STREET
(09-10) SWEET MAGIC / JAZZ UP, BACK UP, DRESS UP, - IN THE MOOD - ONE O'CLOCK JUMP
【解説】 ( 2021年11月21日更新 / 連載 1,466回 )

 永平寺へ行ってきました。 ヘイヘイ♪ いや、そんなに盛り上がるような行き先ではない気がするんっすが、何をしにいったのかというと、納骨。 ノー・コッツ! いや、そんなに激しく拒絶するような要件ではないと思うんっすが、そもそも 「コッツ」 って、何や? カッツ、キッツ、クッツ、ケッツ、コッツ。 とりあえず “カ行” で変化させてみたところで、何も見えてこないんっすが、この中で馴染みがあるとすれば、2番目の 「キッツ」 くらい。 バルブのメーカーっすよね。 いかにも、きつく締まりそうで、 優秀な弁メーカーの予感がするんっすが、ただ、弁というは、きつく締まればいいというものでもないっすよね。 開けようとする時に、簡単に開いてくれないと困ります。 古くなったバルブが固着して、開きも閉まりもしなくて、アカン。 そういうことが多々あるんっすが、開(あ)かんバルブほど、アカンものはないっすよね。 で、キッツ。 名前の由来は ここ 参照。 おお、なるほど。 北沢バルブ → KITAZAWA → KITZ なんっすな。 その昔、山梨県の清里のあたりに 「キッツメドウズ清里」 とかいう、ちょっと、きつめなスキー場があったんっすが、んーと、 これ 。 いや、これは 「きつめ」 ではなくて、 「キツネ目」 っすな。 こういう男、普通に動物にいそうなんっすが、キツネ目ドウブツではなくて、キッツメドウズ。 何か、変な名前やな。 そんなふうに思っていたんっすが、1980年代に入り、八ヶ岳周辺でスキー事業を手がける北沢観光株式会社 (北澤豪社長) によって整備され、親会社であるキッツ (旧北沢バルブ) による出資設備投資が行われ、1990年にキッツメドウズ大泉・清里スキー場としてオープンした。 あ、バルブ屋のキッツがやってるスキー場だったんっすな。 それで謎が解けました。 「メドウズ」 のほうが何なのかは、まだ解決の目処が立っていないんっすが、 “目処” と “カルマン渦(うず)” のハイブリッドで “目処渦(めどうず)” だったりするとか? だとすれば、まったくもって意味不明なんっすが、個人的に好きなんっすよね、カルマン渦(うず)。 この単語を目にする度に、ウズウズしてしまうんっすが、宇津救命丸。 おお、ウズウズ♪ うずらの卵。 おお、ウズウズ♪ ま、割と、何を見てもウズウズしちゃう体質ではあるんっすけど。 そもそも、カルマン渦(うず)って、何や? その説明は、特に必要ないと思うんっすが、んーと、 これ 。読んでもよく分からないので、説明して貰うだけ無駄だと思うんっすが、カルマン渦式流量計って、そんなのあるんっすな。 カルマン、キルマン、クルーマン、ゲルマン、コールマン。 “カ行” で変化させて、濁点や聴音を追加しても、やっぱりカルマンがいちばん流量を測れそうな気がするんっすが、クールマンは性格が冷たそうだし、ゲルマンは性格がドイツ人っぽそうだし、コールマンはランタンとか作ってそうだし。

 で、えーと、キッツ。 その後2002年に清里ハイランドパーク株式会社に株式譲渡され、名称をサンメドウズ清里スキー場とし、現在に至っている。 あ、スキー業界からは足を洗ったんっすな。 水道管のバルブを開けてやれば水が出るので、足を洗うのは得意そうっすもんね、キッツの人。 「いやー、スキーはこの先、キッツいすわー。」 そう、キッツの人が判断したものと思われますが、 で、えーと、納骨。 ノー・コッツ! で、「コッツ」って、何や? そういうところまで話が進んでいましたよね。 木津。 「こっつ」 と入力して変換すると、この漢字が出てくるんっすが、木津(きづ)でも、木津(きつ)でもなく、木津(こっつ)と読む地名があるんっすかね? んーと、 木津こっつ : 愛知県犬山市にある地名。 おお、意外と身近なところに。 いいっすよね、犬山。 犬山城はあるし、明治村はあるし、モンキーパークはあるし、リトルワールドはあるし、お菓子の城もあるし。 愛知県屈指の観光地として、屈斜路湖屈指のクッシーにも、ひけをとらなかったりするんっすが、とまあそんなこんなで、永平寺。 ヘイヘイ♪ そこに納骨に行ったということは、さば家の宗派が曹洞宗であることを意味するんっすが、いいっすよね、曹洞宗。 相当イカしてます。 禅宗っすよね。 タラちゃんも大のお気に入りで、 「要するにですね、禅宗しますです。」 というフレーズを連発しておりました。 いや、それ、 “禅宗” やなくて、 “善処” やがな! …って、そんなツッコミ、 「タラちゃん、要するに」 という回を見た人以外には、まったく意味不明だと思いますが、いや、そういう話があったんっすよね。 誰も知らないと思いますが、んーと、 第24回 『お嬢様』考 。この、ぜんぜん関係なさそうなコラムに、そのエピソードが書かれておりますな。 (前略) それでもたとえば、アニメ 『サザエさん』 のタラちゃんが 「要するに」 ということばを覚えて事あるごとに 「要するに」 と言ってまわる、といった子供らしい事例よりは、うんぬん。 子供らしいか? ウザいっすよね。 控えめに言って、 タラヲ氏ね 。 そう言いたくなっちゃう案件なんっすが、で、これ、要するに、どういう話なのかと言うと、どこかで 「要するに」 という言葉を聞いて覚えたタラヲが調子に乗って、「要するに」 というフレーズを連発する…と。 で、同様に 「善処する」 という難しい言葉も覚えて、それも連発する…と。 「要するにですね、善処しますです。」 うっざ。 タラヲ氏ね! で、最後はどういうオチなのかというと、「要するにですね」 を連発して、ウザがられて、近所のモブキャラに 「何が “要するに” だ! 子供の癖に生意気だぞ!」 と罵倒されて、泣く…と。 非常にスッキリしたカタルシスを得られる回だったので、よく覚えているんっすが、近所のモブキャラ、よくやった!

 で、善処ではなく、禅宗。 主に武士階級が信仰していたことで知られております。 つまり、家が禅宗であるということは、先祖は武士だったに違いなくて、農民が信仰していた浄土真宗なんかとは、ワケが違うんや! そう、マウントを取ることが出来るんっすよね。 よくやった、さば家の先祖! ただ、実は農民なんだけど、カッコつけて、中学2年生の頃に禅宗に走った。 そういう可能性も捨てきれませんよね。 宗派だけで先祖の身分を判断するのは、ちょっと無理があるかも知れなくて、もっと総合的に判断しなければなりません。 そこで、んーと、 先祖は武士か庶民か?名前で判断できる 「戸籍読取」 の基礎知識 。渡辺宗貴っすか。 何か、いかにも先祖が武士っぽい名前なので、調子に乗ってこんなコラムを書いちゃったんっすな。 何かちょっと、いけ好かない野郎である予感が半端ないんっすが、先祖が武士かどうかの見極めに大事なことは、二つ。 「住んでいた地」 と 「名前」 です。 先祖が住んだ地は、武士がいた城下町だったのか? 武士と庶民が半々で住んでいたのか? 農村か? 漁村か? その地の藩は? を調べます。 ほぉ。 さば家は先祖代々、桑名に住んでいる筈なんっすが、桑名は武士がいた城下町だったのかと言われると、これはもう、間違いありません。 この件に関しては、笹みどりのお墨付きです。 笹みどりなので、文字のフォントを緑色にしておきましたが、地元民でもよく知らないかも知れない御当地ソングの傑作 『七里の渡し』 。 この一番の歌詞で歌われてますよね。 桑名・初恋、城下町〜♪ これはもう、間違いありません。 ただちょっと、気になる点もあります。 この歌の二番の歌詞は、桑名・川口、みなと町〜♪ そう、桑名は港町でもあるんっすよね。港町と言っても、横浜や神戸といったカッコいい系ではなくて、ハマグリ漁師とかのほう。 河川が流通の中心だった頃は商業港でもあったみたいなんっすが、 ここ にめっちゃ詳しく書かれておりますな。 いずれにしろ、桑名が港町ということになると、さば家の先祖は武士ではなく、船頭だった可能性も出て来るんすが、で、この歌には更に続きがあったりします。 三番の歌詞。 桑名・浮世絵、宿場町〜♪ そう、東海道42番目の宿場町なんっすよね。 「42 (死に) 番目」 と覚えるといいかと思うんっすが、宮の宿から海上七里、船旅で死ぬ思いをして辿り着くことになるんっすよね。 ようこそ桑名へ。 ゆっくりしていってね!!!

 ま、それはそれでいいんっすが、桑名が宿場町ということになると、さば家の先祖は船頭ではなく、宿屋の番頭だったりする可能性も出て来ます。 というか、そんなことはもう、どうでもよくなってきたので、この話はここで打ち切りますが、とにかくまあ、永平寺へ納骨に行くことになった。 ノー・コッツ! そこまで話が進んでいたかと思います。 そろそろ本題に入っても大丈夫かと思いますが、いや、家によく来る坊さんに聞いたら、「うちの本山は横浜のほう。」という話だったんっすけどね。 え、そんなん、あるん? …と思って調べてみたら、 これ總持寺 (そうじじ) っすかぁ。 何か、掃除好きの爺ぃみたいな名前で、何か冴えませんなぁ…。 永平寺へ納骨に行って、おろし蕎麦とソースカツ丼のセットを食べるのを楽しみに、今まで生きてきたのにぃ! 何だか合点がいかないので、この問題は徹底的に調べなければなりませんが、 曹洞宗の大本山が永平寺 (えいへいじ) と總持寺 (そうじじ) の二つある理由 。 読んでみたら、ちょっと気になることが書かれておりました。 曹洞宗は権威に近づかず下級武士や一般民衆の間に広まり、臨済宗は鎌倉幕府の庇護のもと上級武士に広まった。 エエぇぇぇぇ…。 さば家の先祖は武士は武士でも下級武士だったり、もしくは一般民衆だったりする可能性が高まってしまいましたが、(問) 武士は武士でも、よく出汁がでる武士はなーんだ? (答) かつおぶし。 下級武士なら、かつおぶしと、あんまり変わらんやん! こうなってくると、曹洞宗の大本山が永平寺 (えいへいじ) と總持寺 (そうじじ) の二つある理由とか、どうでもよくなってきました。 家によく来る坊さんも、「いや、別に納骨は永平寺でもかまへんけど。」みたいな、適当なことを言ってたし。

 ということで、永平寺。 小学校の低学年だった頃に、一度だけ行ったことがあるような気がするんっすが、有名なわりに、しょうもないところ。 そのようなところだったと記憶しております。 よって、寺のほうは別にどうでもよくて、おろし蕎麦とソースカツ丼のセット。 それだけが楽しみだったんっすが、朝、8時頃に桑名を出て、大垣インターから名神高速に乗って、米原ジャンクションで北陸道に入って、中部縦貫自動車道のうち、部分開通している永平寺大野道路というのを走って、永平寺参道インターというところで降りれば、5キロほどで永平寺。 北陸道が工事で渋滞していたのもあって、けっこう時間が掛かりました。 インターを降りた時点で12時前だったので、先にメシを済ませておくかぁ…と。 さば兄が何年か前に行ったことがあるらしい、何とかという店に入ることにしました。 名前、忘れました。 何か、いかにも寺の門前っぽい名前だったと記憶しておりますが、「うんすい」 。 あ、名前、思い出しました。 んーと、 ここ 。 あ、雲水 (うんすい): 禅宗の修行僧の一般的呼称…ではなく、 「雲粋(うんすい)」 なんっすな。 おろし蕎麦とソースカツ丼のセット屋の癖に、粋な名前を付けたりして、生意気だぞ! そう、思わずにはいられませんが、 福井名物ソースかつ丼と蕎麦のセットだけでも色々と種類があって、迷いますなぁ。 これだけ迷うということは、もしかしたら、まだ煩悩から抜け切れてなかったりするのかも知れませんが、曹洞宗、駄目じゃん! ま、家が曹洞宗というだけで、別に僕自身が座禅を組んだり、修行したりしているワケではないので当然なんっすが、というか、豚カツなどという、殺生の極みのような食べ物を名物にしている時点で、問題外っすよね。 べっ…別に、ソースかつ丼は福井の名物というだけで、永平寺とは関係ないから! 永平寺の名物は、ごま豆腐だから! どうやら、そういうことらしいので、福井名物ソースかつ丼おろしAセット 1500円(税込み) 福井名物ソースかつ丼、福井名物おろしそば、ごま豆腐。 これにしました。 ごま豆腐って、けっこう好きだったりするんっすよね。 普通の豆腐よりイケるかも? 僕の心の豆腐ランキングは、

  杏仁豆腐 > ごま豆腐 > 普通の豆腐 >>>> 玉子豆腐 >>>>>>>>> スク豆腐

 こんな感じだったりします。 ダントツの最下位は沖縄の これ なんっすが、これは豆腐がどうのこうのというより、上に乗ってる小魚が、いらなさ過ぎぃ! 余計なものを乗せるな! そう、言いたくなっちゃいますが、スクというから、スク水 (←スクール水着の略称) みたいなものだと思って、めっちゃ期待したのに! 豆腐の上にスクール水着が乗っていたら、それはそれで、ぜんぜん嬉しくない気もするんっすが、そもそも食べ物ではないっすよね。 スーハー スーハーして、楽しむものっすよね。 ま、スーハーしたところで、めっちゃ塩素臭っ! …となるだけのような気もするんっすが、とか言ってるうちに、福井名物ソースかつ丼おろしAセット、到着〜。 自分で撮った写真はないので、オフシャルサイトの これ 参照なんっすが、ソースかつ丼、けっこうボリュームがありますな。 大きな分厚い豚肉を揚げて切るのではなく、薄めの豚カツが3個ほど。 この店だけなのか、福井のソースかつ丼全般がそうなのかは知りませんが、キャベツはなくて、御飯の上には豚カツだけ。 新潟の タレかつ丼 のタレを、醤油ベースからソースに変えたっぽい感じっすな。 カツがサクッと揚がっていて、熱々で、甘めのソースとよく合って、美味ちい♪ 一方、おろし蕎麦のほうは、冷たくて、さっぱりしていて、大根おろしがちょぴり辛くて、ソースかつ丼とのコントラストが絶妙。 この組み合わせを考えた人、天才っすな。 ごま豆腐もモッチリしていて、コクがあって、余計な小魚が乗ってなくて、美味ちい♪ あとこれで、デザートに杏仁豆腐が付いてくれば完璧だったんっすが、さすがにそれはないっすか。 とまあそんなことで、昼飯を食った時点ですっかり満足して、納骨とか、どうでもよくなってしまったんっすが、ま、一応、行くだけ行くことにして。


< 永平寺散策 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 んなことで、 永平寺 に到着〜。 おお、意外といいところじゃん。 こんなところだっけ? 小学校の低学年だった頃の記憶がまったくなかったりするんっすが、厳かな参道の苔むした雰囲気は、ちょっぴり京都の大原の三千院っぽい? で、建物にはいかにも禅寺っぽい、例のアレがあったりします。 火灯窓・花頭窓(かとうまど) って言うんだよね。 そう、知ったかして教えてあげれば、 「火灯窓・花頭窓(かとうまど)かぁ♪」 と、 加藤まどかちゃん(11歳)も、感心してくれると思うんっすが、あ、年齢に関しては個人的な趣味なので、あまり深く考えないで下さい。 で、試しに 「加藤まどか」 で画像検索してみたら、 こんなの が出て来たんっすが、うわっ、何か期待してたのと、全然ちゃう…。 さすがにこれは何かの間違いだと思うんっすが、元ネタは ここ っすか。 関連人物の泉知束やんけ! で、他には このおばさん とか。 とても11歳には見えませんなぁ。 今後、火灯窓・花頭窓(かとうまど)を目にする度に、このおばさんの顔が浮かんできそうで、ちょっと嫌なんっすが、で、何か、メインの建物っぽいのに入ることにして。 永代供養・納骨に関しては ここ 参照なんっすが、法要時間は 9時半/11時/13時/15時/16時半の1日5回。 え? 何かお経とか、聞かされるん? 浄土真宗の大谷派か何かの葬儀だと、お経を聞かされるだけでなく、一緒に唱和させられたりして、ま、それはそれで暇つぶしになっていいんっすが、曹洞宗の場合は、ただ聞かされるだけで、めっちゃ苦行なんっすよね。 法要かぁ…。 よほど包容力のある人じゃないと、耐えられない気がするんっすが、さば兄いわく、電話で聞いたら、特に予約は必要ないと言われたので、予約はしてないとのこと。 が、現地で申し込んだら、 「15時の部」 は既に一杯で、無理っ! そういう状況だったりして、エエぇぇぇぇ…。 話、ちゃうやん! が、「おまかせコース」 みたいなのもあって、それなら別段、法要に参加する必要はない…と。 あ、じゃあ、それで!


< 永平寺散策 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 「納骨の義」 も無事に終了し、で、せっかくなので、ちょっと見学してみることにしました。 その結果、永平寺、めっちゃ広くて立派やん! …という事実が発覚したんっすが、小学校の低学年だった頃に来た時は、用事だけ済ませて、散策せずにすぐ帰っちゃったんっすかね? で、ここの最大の見所は 傘松閣 (さんしょうかく) の絵天井 。 おお、凄ぇぇぇぇ! で、回廊の階段も凄ぇぇぇぇぇぇ! ここは毎日、修行僧がピカピカに磨き上げるそうなんっすが、その磨き具合は、ミガキニシンに匹敵するものがあるな…と。 にしん蕎麦の上に乗ってたりしますよね、ミガキニシン。 僕は魚介類の類いがあまり好きではないので、余計なものを乗せるな! そう、言いたくなっちゃうし、漢字で書くと 「身欠き鰊」 なので、磨きはぜんぜん関係なかったりするし、ま、それはそうと、高低差のある地形に造られた、たくさんのお堂と、それらをつなぐ階段状の回廊。 永平寺、イケるやん。 ヘイヘイ♪


< 永平寺散策 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、ぐるっと回って、元のところに戻って、最後に宝物館のようなところを覗きました。 いいっすよね、宝物。 少なくとも、臓物よりはいいと思います。 個人的に、あまり好きではなかったりするんっすよね、ホルモン。 で、宝物。 (写真・いちばん下) の “梵鐘” のほか、日本史の教科書で見たことがあるような気がする 道元禅師の掛軸 なんかがあったんっすが、個人的には道元禅師よりも、ゼンジー北京のほうが好きだし、とまあそんなこんなで、永平寺は、おしまい☆

 んなことで、今日はMALTAっす。 懐かしいっすなぁ。 僕がジャズに興味を持ち始めた高校3年生くらいの頃に、よく聞きました。 渡辺貞夫みたいなオッサンは、もう古い。 これからは MALTA の時代や! …みたいな。 今から思えば純ジャズではなくてフュージョン系なんっすが、それだけに分かりやすくて、一般人のウケもよかったっすよね。 先日、ナポレオンズのボナだか、パルトだかのどちらかが、お亡くなりになったというニュースを聞いて、追悼の意味を込めて動画を探したところ、 こんなの があったんっすが、ここで流れているのが MALTA っすよね。 名前だけ聞くと国籍不明なんっすが、MALTA (マルタ、1949年(昭和24年)9月19日 - ) は、日本のサックス奏者。 本名:丸田 良昭(まるた よしあき)。鳥取県倉吉市出身。 れっきとした日本人。 で、昭和24年生まれって、結構なお年なんっすな。 今から10年ほど前、八ヶ岳のジャズフェスで “生MALTA”、略して “ナマルタ” を見たことがあるんっすが、その時点ですっかりオッサンになっていて、ちょっとガッカリした思い出が。 ま、見た目はともかく、演奏のほうはバリバリで、文句なしによかったんっすが、その時のネタって、ありますかね? んーと、 これ 。 で、 ここ の下のほうに写真があります。 おお、めっちゃオッサンっぽい♪ 当時で62歳くらいっすかね? 生で見るのは初めてなんですが、何だか凄くオッサンっぽいキャラだったりして、ちょっぴりアレだったりしました。 ま、DQNっぽい観客のヤング達は、何だか無駄に盛り上がっていたし、超懐かしい80年代ヒットメドレーも聞くことが出来たし、とりあえず、思い残すところはありません。 わりと簡単に片付けられておりますが、今日はそんな MALTAたん、略して “マルたん” の 『ブラス』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 「ブラ吸う」 っすか。 ブラとか、パンツとか、ブルマとか、スクール水着とか、スーハーしたくなる気持ちは分からんでもないんっすが、端から見ていると変態そのものなので、あまり人前ではやらないほうがいいと思うんっすが、吹奏楽団の頂点に立つシエナ・ウインド・オーケストラとの共演によるMALTA初の本格的な吹奏楽アルバムが誕生。ゲストに世界的ハイノート・ヒッター=エリック宮城や日本が誇る最強ドラマー=則竹裕之を迎えた胸のすく快演が繰り広げられる。 そういったアレである模様。 おお、あの世界的ハイノート・ヒッターのエリック宮城が! いや、よく知らん人なんっすが、ググってみたら、サジェスト機能で 「エリック宮城 逮捕」 と出て来ました。 んーと、 これ っすか。 あ、 「えりっく・みやぎ」 じゃなくて、 「エリックミヤシロ」 なんっすな。 せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ、えりっく・みやしろ、これぞ七草。 こっそり 「春の七草」 に紛れ込ませても、さほど違和感がないんっすが、んーと、 この人 ? うわ、オッサン臭っ! 下のほうに 「飲酒運転ばれるのが怖くて逃げた」 ひき逃げ容疑で男逮捕 小倉北署 という記事があって、こういうのとゴッチャになった結果の冤罪なんっすかね? 真相のほどは定かでありませんが、ま、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうか。

 まずは1曲目、 「ゲッタウェイ」 。 あ、これ、聞いたことがありますな。 で、演奏のほうはというと、シエナ・ウインド・オーケストラとやらのゴージャスなブラスを背景に、マルたんがアルトを吹きまくる、そういうアレだったりします。 こういうリメイク物って大抵、無駄に凝ったアレンジが施されて、原曲のイメージが台無しになって、余計なことをしてくれた感が半端なかったりするんっすが、このブラスとの共演はアリと言えば、有栖川有栖。 というか、普通にアリやな…と。 ジャジーなムードがより高まっていて、いいっすよね。 マルたんに続いて、世界的ハイノート・ヒッター@エリック宮城くんのソロもフィーチャーされて、続いてブラス・アンサンブルとアルトが絡むパートがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 とってもゴー☆ジャス(宇宙海賊)な仕上がりでありました。 で、次。 「ハイ・プレッシャー」 。 八ヶ岳のジャズフェスでこの曲のタイトルが紹介された瞬間、 「うおぉぉぉぉぉ!」 と、めっちゃ盛り上がった奴でありますな。 で、これ、めっちゃカッコええ♪ オリジナルもよかったんっすが、このブラス・バージョンもいいっすな。 ちなみに八ヶ岳での MALTAくんは興がのったあまり、終盤にダサい声で「はい、ぷれっしゃー! はい、ぷれっしゃー! はい、ぷれっしゃー! はい、ぷれっしゃー!」 を連発していて、ちょっとアレだったんっすが、ここでは無論、そんな余計なものは入ってないし、で、最後、エリック宮城くんが 「ぴゃ〜〜〜〜〜〜っ♪」 とハイノートを決めて、おしまい。

 で、次。 「ティコ・ティコ」 ショーロと呼ばれるブラジルのポピュラー音楽の名曲です。 原題は 『Tico-Tico no Fuba』 で、小鳥 (Tico-Tico) がエサである穀物の粉 (Fuba) をついばむ様子を描いた、軽快でユーモラスなナンバーです。 そういったアレなんっすが、いいっすよね、ショーロ。 お花に水をやるときに便利で。 …って、それは如雨露やがな! 「雨の如き露」 と書いて、如雨露(じょうろ)。 めっちゃ粋なネーミングっすよね。 元々はポルトガル語の 「jorro」 から来ているらしいんっすが、何ともうまい漢字を当てたものであるな…と。 で、一方、ショーロに関してはよく知らんのっすが、この曲そのものは、聞けば間違いなく 「あ、これ知ってる!」 となる、お馴染みのナンバーで、マルたんはブラスをバックに、ノリのいい演奏を聞かせてくれております。 こういうラテン曲って、楽しくって、いいっすよね。 ラテン系の民族って、悩みとかなさそうっすよね。 悩ましい 納屋橋まんじゅう とか、あまり食べなさそう。 で、演奏のほうは、アルトのソロとブラスとの絡みで大いに盛り上がって、終盤、タイコのソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「リカード・ボサ・ノヴァ」 。 これまた、日本人にウケのいいナンバーを持って来ましたな。 ジャズ・ファンではない一般の日本人にはイーディ・ゴーメの 「ザ・ギフト」 のバージョンが有名かと思いますが、ジャズ・ファンである変質的な日本人なら、ハンク・モブレイの 『ディッピン』のやつ 。 どちらもいいっすなぁ。 なんなら、 マンハッタン・ジャズ・クインテット(笑) のバージョンも。 で、マルたん版はというと、これらの歴史的な名演と比べても、ひけを取らない気がしないでもなくて、ま、アルトが出てこないブラス・アンサンブルのパートが、やや前面に出過ぎている気がしないでもないんっすが、ま、これはこれで、アレかな…と。 で、次。 「マンハッタン・イン・ブルー」 。 マルたん作のブルージーなバラードで、 “泣きのアルト” を堪能することが出来る。 そういうアレであります。 で、次。 「フェリシア」 。 これまた日本人好みの “美メロ” ナンバーなんっすが、「フェリシア」 (Felicia) はウルグアイのピアニスト、エンリケ・サボリドが作曲したタンゴの曲である。 これなのかと思ったら、そうではなくて、オリジナルっぽい? ここ の1994年のところに、自身の恩師でもあるオルガン奏者のジャック・マクダフを迎え、直球で勝負する MALTA入魂のジャズ/フュージョン・アルバム 「Feliciaフェリーシア」 を発表。 尚、タイトル・チューンの曲は後世に残る名曲と絶賛を浴びる。そんなことが書かれておりますよね。 えー、何それ。 めっちゃ、よさ気なアルバムやんけ! …なんっすが、確かにこれ、後世に残る名曲と絶賛を浴びても不思議ではないっすな。 で、演奏のほうも卒がなくて、いいな♪ …と。

 で、次。 「モリエンド・カフェ」 。 これはアレっす。 日本ではもっぱら 「コーヒールンバ」 という名前で知られているアレなんっすが、高速道路のサービスエリアにある “豆から挽く淹れたてコーヒー” の自販機で、よく流れてますよね。 この曲、別にルンバのリズムではなかったりするみたいなんっすが、そんなこと言ったら郷ひろみの 「お嫁サンバ」 だって、ぜんぜんサンバのリズムじゃないし! ま、アレは、お嫁さん+サンバで、いちにぃサンバ、にぃにぃサンバ♪ それを言いたいだけの歌っすからね。 で、一方、この 「コーヒー・ルンバ」 は、コーヒーを飲んで、るんるん♪ そんな気分をルンバに託したのではないかと思われますが、で、演奏のほうは卒がなくて、いいな♪ …と。 で、次。 「ハーフ・ムーン・ストリート」 「半月通り」っすか。 そういえば 「七里の渡し」 の歌詞の中に、 焼蛤に添えたレモンの二十日月〜♪ そんな粋なフレーズがありましたよね。 半月状に切ったレモンを二十日月に喩えたんだと思いますが、 これ を見ると、半月 = 二十日月ではないっすよね。 ま、 「お嫁サンバ」 と同様、作詞家が語呂のよさだけで、適当に書いたものと思われますが、で、曲と演奏のほうは、ま、普通にいいな…っと。

 で、次。 「スイート・マジック」 。 ナポレオンズのマジックの冒頭に流れていた曲っすな。 あ、マジックつながり選曲だったんっすな。 今になってようやく意味が分かりましたが、このブラス・バージョンは、うーん、まあまあ? 賑やかなアレンジが、次第にちょっと鼻につくようになってきたんっすが、ま、こういう大編成物の宿命ではあるんっすけど。 で、ラスト。 「ジャズ・アップ・ドレス・アップ 〜 イン・ザ・ムード 〜 ワン・オクロック・ジャンプ」 。 スイング・ジャズのメドレーっすかね? 最後、ちょっとジャズ色を強くしてみました。 そういう意図なんでしょうが、ここまでの作風と毛色が違っていて、ちょっと失敗したな。 そんな気がしないでもなくて、とまあそんなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 自作のヒット曲と、お馴染みのラテン系ナンバー。 賑やかなブラスのアンサンブルと、軽快なアルト・サックスの音色。 ベタなんっすが、分かりやすい作品でありますな。 少なくとも、ルンバでルンルン♪ …のあたりまでは文句なしに楽しめたし、ホシデン・ルンルン で大音量で聞きたい、そんな1枚でありました。


INDEX
BACK NEXT