THE BLUES; THAT'S ME! (PRESTIGE)

ILLINOIS JACQUET (1969/9/16)

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【パーソネル】

ILLINOIS JACQUET (ts,bassoon) TINY GRIMES (g)
WYNTON KELLY (p) BUSTER WILLIAMS (b) OLIVER JACKSON (ds)
【収録曲】

(01-03) THE BLUES; THAT'S ME! / STILL KING / 'ROUND MIDNIGHT
(04-06) THE GALLOPING LATIN / FOR ONCE IN MY LIFE / EVERY DAY I HAVE THE BLUES
【解説】 ( 2022年01月09日更新 / 連載 1,473回 )

 新年、明けましておめでとうございます。 これを書いている2022年01月08日現在、もうとっくに、年は明けてしまっているんっすが、いやあ、あっという間に終わってしまいましたな、年末年始のお休み。 12月29日から1月4日まで、7日間のお休みだったんっすが、初日は 前回 参照の木曽岬のマンポンの故障で、すべて潰れました。 木曽岬と言えば、 こんな動画 があるんっすが、木曽川の向こう側なので、三重県とは思えなかったりするんっすよね。 揖斐・長良川の向こうの旧・長島町の住民同様、名古屋弁を話す奴らなので、ちっとも親近感が持てないし。 トマッピーよりも、柿ピーのほうが好きだったりするし。 ま、三重県とは思えないと言っても、橋を2本渡るだけなので、休みの日に呼び出されても、さほど苦ではなかったりするんっすが、10分くらいで片付けて、その後、快活CLUBに行って、昼飯を食ってから帰るかぁ。 …とか思っていたら、どハマりしてしまったんっすが、あまりにもヤバい壊れ具合だったので、翌日、ちゃんとポンプが運転しているか、仮設の架空のケーブルが焦げて燃えてポンプが止まって、周囲に汚水が溢れ出てたりしてないか、念のため確認に行くことにしました。 幸い、仮設の架空のケーブルは燃えてなくて、ポンプも運転していて、10分くらいで片付いたので、じゃ、快活CLUBに行って、昼飯を食ってから帰るかぁ…と。 その日は木曜日だったんっすが、休日扱いになっていて、平日限定の「ランチパック」(後述)は、やってないみたいなので、じゃ、焼きカレーでも食うかぁ…と。 今、フェアで売り出し中なんっすよね。 これ 。  何かえらくステマくさい記事なんっすが、焼きカレー。 僕の憧れの食べ物だったんっすよね。 門司港の名物らしいので、その辺りに行った時に食べようと思っていたんっすが、果たせず、とりあえずお土産にレトルトの焼きカレーを買って、家で作って食ってみたんっすが、んー、微妙…。 その後、快活CLUBで初めて “本物” の焼きカレーを食ったんっすが、やっぱり微妙…。 何と言うか、普通のカレーとそんなに変わんないじゃん…と。 焼かれていることのメリットが、あまり感じられなかったんっすよね。 「焼きなんとか」 と言えば、僕の地元の桑名では 「焼きハマグリ」 がめっちゃ有名だったりするんっすが、アレも、食べてガッカリする人が一定数いるみたいっすな。 焼きハマグリだから焼いてあるのかと思ったら、酒蒸しみたいじゃん…みたいな。 恐らく、ハマグリの身を殻から外して、串に刺して焼いたものを頭に描いていたんでしょうが、桑名の焼きハマグリというのは、 これ っすからね。 殻のまま、中に海水が入った状態で焼くので、蒸し焼きみたいになって、出来上がりは、ま、酒を使わない “酒蒸し” かな? …と。 いや、地元で焼きハマグリを食べたことがないので、よく分からないんっすけど。

 で、焼きカレー。 前に食べた時の印象がさほどでもなかったので、170円追加して、 プレミアムカレーというのに変更することにしました。 同じ値段でハバネロカレーというのに変更することも可能なんっすが、別に辛いカレーが食いたいわけではなく、特別感のあるカレーを食いたいだけなので、プレミアムのほうにしておきました。 トッピングのほうは 「唐揚げ&とり天」 をチョイス。 「唐揚げ」 もしくは 「とり天」 だったら、大いに悩むところだったんっすが、「唐揚げ」 そして 「とり天」 。 完璧っすな! んなことで、リクライニング (禁煙) の僕のブースに焼きカレー、到着〜。 極上チーズで、はふっ、とろっ。 うわ、熱っつ! 熱ぅぅぅぅぅぅ! うわ、口の中、火傷したぁぁぁぁ…。 口の中の上のほうの皮が、ペロンってなったぁぁぁぁ…。 そう言えば、僕のブースに焼きカレーを持ってきた兄ちゃんが、「こちら、大変熱くなっておりますので、気を付けて下さい」 と、感情のこもってない、棒読みの台詞を発していたような気がするんっすが、何かこう、客商売にはまったく向いてないタイプの兄ちゃんだったんっすよね。 僕も人のことはまったく言えなかったりするんっすが、それ故、同族嫌悪から、 「言われんでも分かっとるわい!」 と反発を覚えて、注意には耳を貸さずに、いきなりアチアチ焼きカレーにスプーンを突っ込んで、即座に口の中に放り込んだんっすが、うわ、熱っつ! 熱ぅぅぅぅぅぅ! 水、水っ、それと、ソフトクリームぅぅぅ (食べ放題) ! 快活CLUBって、愛想のいい可愛いギャル店員が多い印象で、そんなお姉さんから 「こちら、大変熱くなっておりますので、お気を付け下さいね♪」 と言われていたのなら、注意を守らなかった、こちらのほうに落ち度があったな。 そう、素直に反省することが出来るんっすが、ぬぼーっとした兄ちゃんでしたからね。 熱いなら熱いって、ちゃんと言えって!「いや、言いましたけど…」 言った、言わないの問題じゃないって! 激しい怒りがこみ上げてきたんっすが、焼きカレーそのものは、ルーをプレミアムに変更したのが幸いしたのか、とっても美味しかったっす。 極上チーズで、はふっ、とろっ。 で、トッピングの唐揚げも安定の美味しさ。 が、 「とり天」 のほうは、今ひとつでした。 カレーの個性に圧倒されて、まるで存在感がありませんでした。 「とり天」 が否定されたようで、大分人として、ちょっと哀しい気持ちになってしまったんっすが、よくよく考えたら別に僕は大分人ではないので、そんなに悲観することもないな…と。 とり天はとり天で、カレーなんかに入れたりせずに、普通に 「とり天定食」 として食べればいいだけの話っすもんね。

 とまあ、そんなこんなで、7連休の出だしの1日半は、それでおしまい。 30日の午後と31日は、このコーナーの原稿書きで潰れて、夜は冷凍の蕎麦に、スーパーで買った海老の天麩羅を入れて食べて、あ、蕎麦に 「とり天」 というのも、いいっすよね。 丸亀製麺は、ぶっかけ (冷) に、とり天 + ちくわ天というのがデフォなんっすが、で、布団の中で近所の寺から聞こえてくる除夜の鐘を聞いて、で、翌朝。 明けましておめでとうございます。 1月1日の朝は、雑煮 + おせち料理なんっすが、さば家の雑煮は 名古屋風 。 名古屋弁を話す奴らには、まったく親近感が持てないのに、桑名の雑煮が名古屋っぽいのは、ちょっとアレなんっすが、ま、昔からそういうものなので、しょうがないっすよね。 んーと、 三重雑煮考 。 おお、なるほど。 総ての田舎臭さを取り除いた結果としての、すっきりした美形を求めた雑煮っすか。 で、中勢地域の奴ら、こんな田舎くさい雑煮を食ってるって、マジっすか? とても同じ県民とは思えなかったりするんっすが、県民ならちゃんと、ケンミンの焼きビーフンを食えって! で、おせち。 基本的に、おいしいもの、食べたいものが入ってないので、日本のおせち文化は滅びて貰っても、ぜんぜん構わないんっすが、でもまあ、おせちを食べないと正月という気がしないので、ま、必要悪のようなものかな…と。 一度、セブンイレブンの 「洋風おせち」 というのを頼んだことがあるんっすが、ハンバーグとか、ローストビーフとか、ふだん頼んでいる弁当と、ほとんど同じようなものだったし。 で、夜は家で 「すき焼き」 を食べました。 美味しかったっす。 で、次の日は、いなべ市にある墓に行く予定だったんっすが、「雪で埋もれているので、やめたほうがいい。」 との情報が得られ、やめました。 朝は、おせちを食べました。 夜は、すき焼きの残り (肉なし) を食べました。 で、3〜4日、熊本へ遊びに行きました。 以上で7日間、おしまい。

 次の日から仕事だったんっすが、午前中は某町の小学校でポンプの取替をやりました。 営業の兄ちゃんから携帯のメールで 「今日はいなべにいますか?」 と聞かれたので、 「昼からなら行ける」 と回答したところ、 「某浄水場で監視装置が通信断になっているので、調べて欲しい」とのことでありました。 あー、監視装置が通信断っすか。 塩サバ物産(仮名)ご自慢の、自作の “3Pシステム” という、「ん? 風俗店のスペシャルなメニュー?」 みたいなな名前の監視装置があるんっすが、NTTの専用回線を利用して通信するんっすよね。 で、その専用回線が断線したり、ノイズが乗って、うまく通信出来なくなったりすると、 「通信断」 なんっすよね。 現場に行って、 「あ、通信してねーな。」 という状況であることを判断して、NTTに電話して、調査を依頼する。 そういう仕事でありますな。 シャイで、無口で、人見知りで、超コミュ障である僕にとっては、NTTに電話して。 この部分が最大の障害だったりするんっすが、ま、勇気を出して電話さえしてしまえば、後はボーッと待っているだけなので、割と楽な仕事ではあります。 年明け早々で、まったくヤル気のない状況下では、わりと歓迎すべき故障であるな…と。 通信が出来なくなったからと言って、何かあった時に故障の通報が入らないだけで、上水道が断水したり、下水道で汚水が溢れたりといった、緊急を要する事態ではなかったりしますからね。 あ、そう言えば、前日の夕方、ここの水道課から電話が掛かってきてましたな。 新幹線に乗っていたのでマナーモードに切り替えていたんっすが、後から見たら着信履歴が残っておりました。 新幹線を降りた時は、役所の営業時間を過ぎていたので、ま、いっかぁ…と思って、そのまま放置しておいたんっすが、監視装置が通信断なら、一刻を争う事態でもないので、特に問題はなかったな…と。

 で、昼から現場に行くことにしたんっすが、問題は、その現場に辿り着くことが出来るかどうか。 4日ほど前の時点で、「雪に埋もれている」との情報があった墓場の、更に奥だったりしますからね。 その浄水場に行くには、山の中の暗い道 (細い) か、山の中の暗い道 (ちょっとマシ) の、どちらかを走らなければならないんっすが、細い道は前から対向車がくると嫌なので、僕はいつも (ちょっとマシ) なほうを利用していました。 何年か前、やはり雪が積もった日に行ったことがあるんっすが、事前に役所の人から、「あっちの道から行ったらアカンで。 そっちの道しか無理やで。」 そのように言われていたんっすが、僕は当然、あっちの道 (細い) から行ったらアカンで。そっちの道 (ちょっとマシ) しか無理やで。 そのように忠告されたものと判断して、そっちの道 (ちょっとマシ) から行こうとしたんっすが、国道を曲がって、そっちの道 (ちょっとマシ)に入ろうとした瞬間、雪の山に乗り上げて、身動きが取れなくなりました。 うわぁぁぁぁぁぁ、マジかよ…。 途方に暮れながら、車の下の雪をどけようとしたんっすが、何ともならず、呆然としていたら、そこに除雪車がやってきました。 が、その除雪車のオッサン、僕の車が身動きが取れなくなって、僕が呆然としているのに見向きもせず、周囲の道路を除雪を始めたんっすよね。 え? 僕を助けに来てくれたんとちゃうん? 仕方が無いので役所の人に電話して、状況を説明したところ、「えっ? そっちへ行ったらアカンで!」 と言われて、どうやら、ちょっとマシな道は、その先に民家がないので、除雪してない。 細い道は民家があって、そこまでは除雪されているので、そっちから行かなアカン。 そういうことだったみたいっす。 えー、マジかよ? 「その辺に除雪車おらへん?」 「あー、いるっす。(が、無視されているっす…。)」 除雪車に無視されるくらい、存在感が皆無なキャラであることを悟られても嫌なので、後半は相手に聞こえないように心の中で呟いて、で、役所の人は、除雪車がいるなら安心や。 そのように判断したのか、「こっちの道のところで、待っとるで!」 ああ、いやその、出来ればこっちへ助けに来て欲しいんっすけど…。

 果たして、どうしたものか…。 しばらく途方に暮れていたら、除雪車のオッサンが近付いてきました。 おお、遂に助けてくれるのか! …と思ったら、「そこ、除雪するから、どいて貰える?」 いや、どけるものなら、とっくにどいてますって…。 車が雪に突っ込んで、身動きが取れなくなっちゃったけど、大丈夫だから! 別に困ってなんかないから! 馬鹿にされるのが嫌で、平静な態度を装っていたんっすが、どうやらそれが裏目に出て、困っているようには見えなかったみたいっすな。 「いや、動けなくて…」 事情を話と、呆れながらその辺の雪をどけてくれて、事なきを得たんっすが、ちなみに、こっちではない、あっちのほうの道。 民家があるところまでは除雪されているんだけど、その先はアカンので、途中に車を止めて、そこから浄水場までは歩いていかなければアカン。 そういう状況であることが判明しました。 役所の人に先導されて雪道を歩いたんっすが、30センチくらいは積もっていたので、歩く度に足がズボズボとハマるし、長靴を持ってなかったので、靴の中はびちょびちょになるし、結構な距離があるし、上り坂だしで、めっちゃ大変。 二度と、こんな思いはしたくないなぁ…と。 そんな、苦い思い出があるので、事前に役所の人に 「雪、大丈夫っすか?」 と聞いてみたんっすが、 「昨日、点検に行ったから、大丈夫っす。」 そういう返答。 ま、この辺で大雪が降ったのは、去年のことですもんね。 それから1週間以上経過しているので、さすがに大丈夫かと。 で、そっちの道 (ちょっとマシ) からいく気満々で車を走らせていて、前回、身動きが取れなくなった地点に差しかかる直前、役所の人から電話が掛かっていて、 「車では行けないので、途中から歩いて貰わんと…」 やっぱりかい! 「昨日、点検に行ったから、大丈夫」 というのは、歩いてなら行けないことはないので、大丈夫。 そういう意味やったんかい! いやあ、危なかったっすな。 電話を貰うのがちょっと遅かったら、また同じ地点で雪の山に突っ込んで、身動きが取れなくなっちゃうところでした。 で、あっちの道 (細い) の、行けることろまで車で行って、そこから歩きました。 今回はちゃんと長靴を持っていたので、靴の中がべちゃべちゃになる事態は避けられました。 雪の量は前回よりは少ないような気がしたんっすが、人がズボズボと歩いた後の穴があって、で、それが凍結していて、ガチガチで、歩きにくい…。 で、前回は役所の人が先導してくれたんっすが、今回はひとりぼっちなので、心細さが半端ありません。 僕はただでさえ極度の方向音痴、兼、運動音痴、さらには普通の音痴(←歌がめっちゃ下手) も兼ね備えていて、よく道に迷ったり、路頭に迷ったりするんっすが、こりゃ、部屋をしたら遭難するな…と。 前回の記憶を頼りに、え? こんな道だっけ? …と不安になりながら、ここまで来たらもう、後戻りは出来ないな…と。 幸い、道は合っていたようで、坂道の先に浄水場のタンクが見えた時は、ちょっと泣きそうになってしまいましたが、で、 “3Pシステム” の子局側のモデムの状況を確認すると、あ、やっぱ、通信してねーな…と。

 僕の今までの長年の経年から、こりゃ、子局側の回線の不良かな? そんな予感はあったんっすが、NTTが来てくれるのって、けっこう時間が掛かるんっすよね。 で、調査そのものも、嫌になるくらい待たされたりするんっすが、日が暮れて、辺りがすっかり暗くなった状況で、あの雪道を一人で歩くのは、ヤダな…と。 そんなの、絶対に泣いちゃいますよね。 で、「こっち、めっちゃ雪、積もってますよ!」 と、NTTの人をを脅しておいて、今回は親局側(役所内)のほうだけを調べて貰うことにしました。 で、夕方の4時頃に来て貰って、6時半頃まで調べて貰って、出された結論は、 「NTT(うち)は悪くない!」 構内線もしくは、機器そのものの不具合ちゃうん? …と。 いつも大抵、そう言われるんっすよね。 で、構内線もしくは、機器そのものに、ぜんぜん詳しくない僕としては、そう言われると、「そうっすかぁ…」としか。 で、次の日に、社内のそっち方面に詳しい社員に来て貰うことにしたんっすが、あ、ちなみに僕、明日は検査で病院に行かなければならなくて、有給休暇を貰ってるので、後はヨロシク! その、そっち方面に詳しい社員に「そっち、雪はどうっすか?」 と聞かれたんっすが、「あ、余裕! 役所までなら全然!ノーマルタイヤでもオーケー! ま、浄水場まで行こうと思ったら、ちょっと雪道を歩いて貰わなアカンけど。」 そう、太鼓判を押しておりました。

 で、翌日、名古屋の病院。 去年の春頃でしたか、何故だか脳ドックというのを受けさせられることになって、で、受けてみたら、脳だけでなく、肺と膵臓だかも再検査ということになって、で、7月に肺と膵臓だかの検査をしたら、特に悪化はしてないようで、肺のほうは半年後、膵臓だかのほうは1年後に再検査。 そういう流れになったんっすが、で、その、肺のほうの検査を受けました。 結果、特に悪化はしてないようで、また1年後に再検査ということになったんっすが、年明け、1日だけ働いて、次の日はお休み。 で、あと1日だけ耐え忍べば、また3連休。 楽なローテーションでありますな。 で、金曜日、監視装置が通信断だった件の結果を確認したところ、構内線もしくは、機器そのものに問題はなく、埒が開かないので、浄水場まで行って、再びNTTを読んで調べて貰ったところ、「子局側で回線が断線してました。テへっ♪」 そういう結果だったそうで、いや、いつもそうなんっすよね。 「NTT(うち)は悪くない!」 と言われて、で、次の日にもう一度見て貰ったら、 「やっぱり、NTT(うち)の問題でした。テへっ♪」 みたいな。 ま、いずれにしろ、問題が解決して何よりなんっすが、で、そっち方面に詳しい写真に 「浄水場まで、車で行けた?」と聞いてみたら、「歩きました! めっちゃハマりました!」 夜、遅くまでかかったとも言っていたので、日が暮れて真っ暗になったあの雪道を歩いたんっすかね? ご愁傷様っす…。 ちなみに、僕はというと、病院での検査が昼前に終わったので、桑名の快活CLUBに寄って、昼飯を食って、家に帰りました。 平日だったので、ランチパックで。 ランチパックと言えば、耳のない食パンに何か挟んだやつ by 剛力彩芽の印象が強いかと思うんっすが、 これ 。 ひとりでも、家族でも、充実ランチ♪ …というほど、いいモノを食わせてくれるワケではないんっすが、通常、2時間滞在すると、3時間パック料金が適用されて 1,100円(税込)。 それがランチパックなら 880円 (税込) なので、タダ飯が食えて、更に220円ほど、お小遣いを貰える計算っすよね。 もちろん、ジュースは飲み放題、ソフトクリームは食べ放題。 めっちゃお得やん♪ で、これ、全国で展開されているサービスなのかと思ったら、東海3県が中心で、後は石川県、福岡県、佐賀県、長崎県。 何か、随分と偏っているいるんっすな。 ランチパック適応エリア以外の住民は、せいぜい、うらやましがってくださいね。 で、今回、何にしようかな? …と。 ハンバーグ&かにクリームコロッケランチも捨てがたいんっすが、あ、これと豚カツ&メンチカツランチは、ちょっとお高いんっすな。 880円(税込)ではなく、940円(税込)。 何かちょっと損した気分だし、受付の際、 「フルフラットの禁煙、ランチパックのハンバーグ&かにクリームコロッケランチで!」 そう、申告しなければいけないのが、ちょっと面倒で、小っ恥ずかしいな…と。 特に 「ハンバーグ、あーんど」 この部分が鬼門っすよね。 何が 「あーんど」 じゃ。 キモいんじゃ! そう、客商売にはまったく向いてない、ぬぼーっとした兄ちゃんに思われるかも知れません。 ま、「ハンバーグのやつで」 みたいな言い方でも通用するかと思うんっすが、ま、いつもの通り、「唐揚げ」にするかぁ…と。 あ、でもランチの唐揚げって、ご飯があまり美味しくなかった気がするんっすよね。 「炒飯ランチ」 にも、唐揚げが2個付いてくるみたいなので、そっちにするかぁ。

 んなことで、そっち方面に詳しい社員が悩んだり、雪道を歩かされたりしている間、僕は優雅に炒飯と腹揚げを食って、ついでに中華スープを飲んで、食後にはデザートにソフトクリームを食べて、有意義な一時を過ごしていたんっすが、で、3〜4日、熊本へ遊びに行きました。 今日はこの話を書こうと思っていたんっすが、余分な話だけで乗り切ることが出来たので、また、次回☆

 んなことで、今日はイリノイ・ジャケーっす。 うわ、どうでもいい。 そう、思ってしまった人も少なくないに違いありませんが、日本では極めて不人気っすよね。 知名度も今ひとつです。 もしかしたら、ビッグ・バンド好きの間では、それなりに知られていたりするのかも知れませんが、日本のジャズファンで、ビッグ・バンドが好きっ♪ …て、そんな人は、あまり多くはなかったり。 和歌山県を中心に大阪・奈良・兵庫・東海4県で オークワ を見るよりも、多くはないような気がします。 うちのサイトに限って言えば、一時期、 「イリノイ鮭」 という名前の人が出入りしていたので、実態はともかく、名前だけはよく知られているかと思うんっすが、うちのサイトそのものが、世間ではまったく知られてなかったりするし。 で、イリノイ・ジャケーと言えば、ちょっとだけ 「活きのいい鮭」 っぽい。 もしくは、イリノイ州から来日して、長年、広島で暮らしている外人のイメージしかなかったりするんっすが、「出身はイリノイじゃけぇ。」みたいな。 で、鮭くん、このコーナーでも過去に一度だけ取り上げたことがあります。 ほれ 。 電験3種っすかぁ。 結局、諦めたんっすよね。 「理論」 の5択の問題で、理論上、マグレでも20点は取れる筈なのに、16点くらいしかいかなくて、こりゃ、無理やな…と。 「法規」 だけなら何とかなりそうなんっすが、それ以外が壊滅的っすからね。 あ、でも1級電気工事施工管理技士は持ってるから! セコカンがあれば、瀬古利彦とタメを張れるから! で、今日はそんなイリ鮭の 『ザ・ブルース、ザッツ・ミー!』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 『ブルース、それは俺!』 みたいな感じっすかね? カッコいいっすなぁ。 僕もそんなことを言ってみたいんっすが、 「サバ、それは魚」 みたいな。 そんな主張をしてみたところで、何の意味もない気はするんっすが、で、これ、ギターのタイニー・グライムスが入ってます。 ぶっちぇけ、いらねえなぁ…。 個人的にそんな気がするんっすが、基本、ジャズ・ギターがあまり好きではなかったりしますからね。 で、これ、ピアノがウィントン・ケリーなんっすよね。 プレスティッジ盤でケリーって、ちょっとレアなような? 『フル・ビュー』 が1967年なので、1969年録音の本作は最晩年ということになりますか。 1971年に39歳でお亡くなりになったんっすよね。 “jazz giant” 連載7回目当時の僕は、 「40歳で死んでしまった」 と書いてますが、数え年とか、満年齢とか、享年とか、微妙にややこしかったりしますからね。 1歳くらいの差は、許容範囲かと。 余分な話はなく、いきなりジャズの本題に入っていたり、無駄に長くなかったり、ジャケ絵が適当の極みだったり、別に、これでよかった気がするんっすが、上から目線の文体は、ちょっとどうかと思うんっすけど。 で、その他、ベースはバスター・ウィリアムス、ドラムスはオリバー・ジャクソン。 なかなか渋い面子が顔を揃えていたりするんっすが、いかんせん、リーダーがイリノイ・ジャケーじゃけぇ。 あまり多くは期待せずに、今日の後半も軽く片付けるとして。

 ということで、まずはアルバム・タイトル曲の 「ザ・ブルース、ザッツ・ミー」 。 タイニー・グライムスのオリジナルらしいんっすが、あ、ジャケーが 「ブルース、それは俺!」と、イキったワケではないんっすな。 タニ・グラくんが言ったんっすな。 調べて見たらこの人、4弦ギターの使い手なんだそうっすが、普通のギターって、何弦でしたっけ? 6弦? 正倉院にある螺鈿紫檀五絃琵琶は、5弦っすよね? で、三味線は3弦。 僕は楽器は管楽器も弦楽器もぜんぜん駄目なんっすが、弦楽器も1弦だけなら何とかなるかも? そんな気がしないでもありません。 が、 「1弦さま、お断り」と言われるかも知れないし、で、4弦。 無理っすな…。 で、自分では弾けないのに、あれこれ文句を言うのはどうかと思うんっすが、この曲、冒頭から思いっきりギターがフィーチャーされていて、アーシーで、ダサくて、都会派アーバンな僕の趣向にはまったくそぐわなくて、如何なものか…と。 で、しばらくして、ようやくジャケーのテナーが登場するんっすが、中間派っぽくて、息苦しくて、古臭くて、ダサくて、どうしたものか…と。 最後に出てくるケリーのソロは悪くないんっすが、やや軽やかさに欠ける嫌いがなくもなくて、そんなこんなで、10分29秒。 かなりディープっす…。ま、確かに 「ザ・ブルース」 なんっすが、こんなのがブルースなら、古巣に帰って貰ったほうが…。

 …と、出だしは最悪だったんっすが、次。 「スティル・キング」 。 フランク・フォスターとジャケーの共作みたいなんっすが、ここで少しはマシになります。 アップ・テンポのジャンピーなナンバー。 基本は単純なリフ・ブルース風なんっすが、ノリはいいっす。 桑名産の海苔…とまではいきませんが、有明産の海苔くらいは。 有明よりも上って、地元贔屓が過ぎるんじゃ? そう、思われるかも知れませんが、 ほれ 。 川出海苔店で、日本一の桑名の海苔を買う。 中身を読んでみたら、桑名市長が勝手に 「桑名は海苔が日本一」 と言ってるだけちゃう? そんな気がしないでもないんっすが、で、演奏のほうは、ギターとピアノの絡みによるイントロに始まり、で、テーマ部はテナーとギター・ピアノのコール&レスポンスな感じ。 ノリがいいっす。 で、続いてテナーのソロ。 ノリがいいっす。 で、続いてピアノのソロ。 前世紀を彷彿させる、いや、そんなものを彷彿させても、ただ古臭いだけっすよね。 全盛期を彷彿させる。 そう、言いたかったんっすが、いかにもケリーらしい溌剌としたプレイで、続くギターのソロもぜんぜん悪くなくて、で、最後にジャケーが出て来て、甘塩。 いや、個人的に塩鮭は甘塩が好きなんっすが、で、おしまい。 3分52秒という、決して長くはない演奏なんっすが、時間以上の充実感が得られる、そんなアレでありました。

 で、次。 「ラウンド・ミッドナイト」 。 お馴染み、セロニアス・モンク作のバラード調のナンバーなんっすが、ここでのジャケーはテナーではなく、バスーンを吹いております。 何か、ジャケーの癖に、ほんのちょっとだけ、都会派アーバンな哀愁が漂っていて、生意気な! そう、言いたくなるような仕上がりでありまして、バス、ん〜〜〜〜♪ バス萌え、ん〜〜〜〜〜♪ バスのどこに萌える要素があるのか、まったくもって理解不能なんっすが、バスマニアって、タスマニアと同じくらい、いるんっすよね。 基本、テーマのメロディをシンプルに繰り返しているだけなんっすが、ちょっと毛色の変わった楽器を吹いているな。 その一点で楽しめる1曲でありました。 で、次。 「ザ・ギャロッピング・ラテン」 。 ぎゃろっぷ〜、(馬〜♪)、ぎゃろっぷ〜、(馬〜♪) 昔、そんなコマーシャルがあった気がするんっすが、ギャロップ【gallop】: 馬術・競馬で、最も速い走り方。襲歩(しゅうほ)。駆歩(くほ)。 ぎゃろっぷ〜、(馬〜♪) ウマ以外に、 ギャロップ【galop】 : 二拍子または四拍子で跳躍の動作がはいる輪舞。また、その曲。 そういう意味もあるようで、ジャケーのは、こっちのほうっすかね? 更にそこにラテンの要素も取り入れた “欲張り仕様” なんっすが、ケリーのピアノによるイントロが、いい感じに疾走してます。 ぎゃろっぷ〜、(馬〜♪) 続いてジャケーが出て来て、シンプルなテーマを反復して、で、そのままテナー・ソロへと突入。 のびやかで、なべやかんで、エエやん♪ それはそうと、 なべやかん、50歳でプロレス王者に。 パワーリフティングでは全日本選手権を3度制し…って、マジっすか? いつの間にか、そんな世界で活躍していたんっすな。 で、続くギターのソロも、なかなかいい感じだったりして、4弦でも、ぜんぜんイケちゃうものなんっすな。 ちなみにウクレレも4弦みたいなんっすが、いいっすよね、 ウクレレえいじ 。 え、桑名市? 見てみたら、まさかの 「桑名市の歌」 だったんっすが、くわっくわっくわっ〜♪ こんなので桑名に行ったも同然! …とか言われると、ちょっとアレなんっすが、でもって、 「ギャロッピング・ラテン」 のほうは、いい感じのテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」 。 よく知らん曲なんっすが、 これ 。 「私の人生において一度間」 は Motown Records のスタイン&バンの株出版社のためにロン・ミラーとオーランドMurden によって書かれて、1965年に最初に録音された歌です。 それは書かれて、遅いバラッドとして最初に記録されました。(中略) バラッドの他の早いバージョンはナンシー・ウィルソン、4つのトップ、誘惑、ダイアナ・ロス、およびトニー・ベネットによって出されました。 (中略) 「私の人生において一度間」の最もなじみ深く、成功したバージョンは、1967年に記録されて、スティービー・ワンダーによるuptempo配置です。 そういうアレみたいなんっすが、スティービー・ワンダーっすかぁ。 これ っすな。 で、一方、鮭バージョンはというと、それは書かれて、遅いバラッドとして最初に記録されました。 そんなアレを踏まえたのか、しみじみとしたバラードに仕上がっております。 これぞ、むせび泣く魅惑のムードテナー。 いいっすなぁ。 続くケリーのソロも、ちょっぴり 『フル・ビュー』 っぽい、晩年の (…と言っても40前のオッサンの) 枯れたB級っぽい雰囲気が秀逸。 枯淡というか、マルコターンというか。 広貫堂が出している胃腸薬なんっすよね、マルコターン 。 どのへんがマルコで、どのへんがターンなのかは知りませんが、 あるいは丸+枯淡だったりするのかも知れず、脂っぽい、すき焼きを食べた後とか、欠かせません。 でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、ラスト。 「エブリディ・アイ・ハブ・ザ・ブルース」 。 「毎日、僕はブルースを持ってるっす」 っすかぁ。 作曲者として Peter Chatman という名前がクレジットされているんっすが、 ここ のトラックリストの作曲者のところをクリックすると、 Memphis Slim に飛ばされます。 メンフィススリム (1915年9月3日ジョン・レン Chatman として誕生します 1988年2月24日) は、彼のために、ジャンプブルースの大衆へのアピールを反映して、サクソフォーン、バス、ドラム、およびピアノを含む一連のバンドをすごしたアメリカのブルースピアニスト、歌手および作曲者でした。 彼が最初に1947年にカットした歌、「毎日、私は気がふさいでいます」 は、多くの他のアーティストによって記録されてブルース標準になりました。 そのように書かれているんっすが、「毎日、私は気がふさいでいます」というブルース標準が、これっすな。 ブルースなんっすが、テンポが速めなので、そんなにアーシーではなくて、まだ我慢出来るレベル。 1曲目同様、タイニー・グライムスのギターがフィーチャーされているんっすが、普通に楽しめます。 ま、都会派アーバンで、総ての田舎臭さを取り除いた結果としての、すっきりした美形を求める僕の趣向にはそぐわないんっすが、グルーヴィなギター・ソロの後、ご機嫌なケリーのピアノがフィーチャーされて、 最後にジャケーが出て来て場を締めて、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 出だしの1曲目がアレ過ぎて、どうなることかと思ったんっすが、その後、持ち直しました。 …という、最近、わりとよく見られるパターンでありますな。 タイニー・グライムスがちょっとアレなのも、最初だけだったし。 ジャケーのテナーは、出だしのアレを覗けば、ぜんぜん古臭くなければ、中間派っぽくもなくて、普通にモダンでノリノリで楽しめるし、ケリー目当てで買ったとしても、それなりに満足感は得られるに違いなくて、いわゆる “テキサス・テナー” 系のおっさん、侮れない。 そんな1枚でありました。


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