MOMENT'S NOTICE (STORYVILLE)

CHARLIE ROUSE (1977/10/20)

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【パーソネル】

CHARLIE ROUSE (ts) HUGH LAWSON (p) BOB CRANSHAW (b) BEN RILEY (ds)
【収録曲】

(01-04) THE CLUCKER / LET ME / JOOJOBIE / WELL YOU NEEDN'T
(05-07) ROYAL LOVE / A CHILD IS BORN / LITTLE SHERRI
【解説】 ( 2022年03月06日更新 / 連載 1,481回 )

 君は木綿豆腐と絹ごし豆腐、どっちが好きかな? 僕はですね、どちらでもいいっす。 所詮は豆腐だし、味なんて、あってないようなものだし、歯ごたえなんて、なくてないようなものだし、豆が腐ってさえいなければ、別に何でもいいやぁ…と。 で、豆が腐っているといえば納豆。 豆が腐ってるみたいな食べ物 = 納豆、豆が箱に納まってるっぽい食べ物 = 豆腐。 これ、おかしくね? 逆じゃね? 誰もが思う疑問っすよね。 “中国から日本に渡ってきた際に漢字がテレコになった説” というのがあって、根強い支持を得られているんっすが、それはそうと、この 「テレコ」 という言葉、主に関西でしか使われてないって、マジっすか? 個人的にはタラコよりもテレコのほうが好きなので、全国的に使われるようになって欲しいと思うんっすが、逆にタラコは滅亡してくれたほうがいいかな…と。 別に、食べなければいいだけの話じゃん。 そう、思われるかも知れませんが、事はそう簡単ではありません。 ふりかけのバラエティーパックには、必ずといっていいほど入ってやがるんっすよね、タラコ。 例えば 丸美屋 。 近所のスーパーに売っているのは 「のりたま&バラエティー ミニパック(20袋入)」 という奴なんっすが、海苔とたまごの絶妙バランスの <のりたま> 、サクサク食感の <味道楽> 、ザクザク食感が楽しく甘辛いすきやき風味の <すきやき> 。 ああ、これ。 この 「すき焼き」 という奴。 僕は肉大好き人間で、肉さえあればニクソン大統領とか、いらない。 そういう趣向の持ち主なんっすが、 ただの盗聴野郎っすからね、ニクソン大統領。 ウォーターゲート事件でしたっけ? 「声に出して読みたい事件」 の中でも、かなり上位にランクインする事件なんっすが、他には 「グリコ・森永事件」 とか。 日本には数多くのお菓子メーカーがあるんっすが、 「グリコ・森永事件」 の語感のよさは群を抜いて抜群っすよね。 「明治・カバヤ事件」 とか、 「ロッテ・ブルボン事件」 では、今ひとつピンと来ません。 「やおきん・菓道・リスカ事件」 なら “手首を切った感” もあって、何とか対抗出来そうな気もするんっすが、で、ザクザク食感が楽しく甘辛いすきやき風味の <すきやき> 。 肉大好き人間なので、こいつには大いに期待して、いちばん最後まで楽しみに取っておいたんっすが、いざ実際に食ってみたら、うーん、微妙…。 何か、肉もどきの嫌な味がして、すき焼きとはほど遠いな…と。 せいぜい “そんなに好きでない焼き” のレベルやな…と。 逆に正体不明で期待値が低かった <味道楽> が、定番の <のりたま>をも凌ぐ出来のよさだったんっすが、こりゃ、ふりかけにハマる道楽息子が続出するのも納得のレベルやな…と。

 で、風味豊かな <たらこ> 。 うわぁ、いらねぇ…。 幸い、 <すき焼き> 同様、味の再現度が今ひとつなので、生のタラコほどはタラコ感がなくて、タラコ嫌いの僕でも食べられないことはないんっすが、出来れば衰退して、ふりかけ業界から身を引いて頂けないものかと。 で、味わい豊かな鮭とあおさの風味を楽しめる <鮭あおさ> 。 え? こんなの入ってたっけ? 普通の <さけ> というのはあって、魚介類の類いがあまり好きではない僕にとって、あまり好ましくないフレーバーだったりするんっすが、鮭あおさ。 よく見たらリニューアルと書いてあるんっすが、新しく生まれ変わって、<さけ> が <鮭あおさ> に進化したっぽい? あおさの風味で、味わい豊かな鮭の味が薄められて、味わい貧しい鮭の味になっているのであれば大歓迎なんっすが、で、赤しそと胡麻・海苔・鰹節・梅の絶妙なバランスの <香味しそ> 。 これも新味みたいなんっすが、これ、間違いなく美味しいやつやん! リニューアル版、イケるやん! 以前は確か、ただの <かつお> という奴が入っていて、これはこれで美味しかったので、どうせなら <たらこ> を廃止して <香味しそ> にしてくれれば言うことなかったんっすが、ま、ソソられない割合が40%から30%くらいまで微減したので、ヨシとしますか。 で、期間限定 「のりたま&バラエティー 吟選ミニパック」 。 こんなのも出たんっすな。 中身はというと、「鮭西京焼き風」。 鮭、いらねぇ…。 「海苔明太」。 明太子 = タラコ、いらねぇ…。 何でもいいけど、聖徳太子、弘法大師、マグマ大使、どれも 「○○たいし」 なのに、 明太子はどうして 「あきらたいし」 じゃなくて、 「めんたいこ」 なんっすかね? んーと、 明太子の2つある記念日と名前の由来! 辛子明太子・たらことの違いは? そういえば辛子って、 「さちこ」 でも 「ゆきこ」 でもなく、 「からし」 と読みますよね。 ま、辛子と幸子は違うので、「さちこ」 とか 「ゆきこ」 とか読まないのは当然なんっすが、君は、ばんばひろふみの 「SACHIKO」 と、ニック・ニューサーの 「サチコ」 、どっちが好きかな? 僕は、んーと、片仮名のほうかな? …と。 ばんばひろふみとか、名前が平仮名だし、関西ではウンコのことを 「ババ」 というので、ばんばひろふみとか、ウンコを広く踏んでそうだし。 ちなみに本名は 馬場弘文 (読みは同じ) 。 馬場と書いて 「ばんば」 と読むんっすな。 少しでもウンコ臭さを和らげようという努力は認められるんっすが、和らげきれてないという。 で、ばんば君のほうの 「SACHIKO」 も、改めて聞いてみたら、ぜんぜん悪くなかったりしたんっすが、で、えーと、辛子明太子。

 本来なら 「からしめんたいし」 、もしくは 「からこめんたいこ」 と読むのが理にかなっている気がするんっすが、そんなおいしい明太子ですが、実は記念日が12月12日と1月10日の2つあることを知ってましたか? いや、知らねーよ。 12月12日とか、 “ワンツー、ワンツー、水前寺清子の 「365歩のマーチ」 の日” しか知らないし、1月10日は、んーと、 “伊藤の日” とか? いずれにしろ、明太子とはあまり関係なさそうなんっすが、また名前に関しても、「明太子」 で 「めんたいこ」 と読むのも気になりますね。 ああ、それは気になる。 「この木なんの木、気になる木」 と同じくらい、気になる。 で、えーと、朝鮮半島ではスケトウダラを 「ミョンテ」 と読み、漢字では 「明太」 と書いてました。 タラの子は、タラコ。 明太の子は、ミョンテノコ。 そんだけ。 あまり大した話ではなかったっすな。 で、「牛肉山椒」。 あ、 「のりたま&バラエティー 吟選ミニパック」 の続きなんっすが、すき焼きの失敗に懲りず、またこんなものを…。 ま、肉もどきの嫌な味を山椒で緩和しようという努力は認められるんっすが、和らげきれているかどうかは、食べてみなければ分かりません。 で、「梅かつお」。 また、無難な…。 期間限定の吟選ミニパックじゃなくて、通常のリニューアル版で十分っぽいんっすが、期間限定 「のりたま&おさかなバラエティー ミニパック」 。 こっちのほうは、どうっすかね? 「おさかな」 と付いてる時点で、僕としてはパスの方向なんっすが、海苔とかつおの風味豊かな味わいの 「海苔かつお」 。 これは無難。 鮭の風味豊かな味わいの 「塩鮭」 。 だから、鮭、いらねぇって…。 ま、鮭が避けられないのも分からんではないんっすが、ツナとマヨネーズのくせになる味わいの「ツナマヨ」。 あ、これ、美味そう。 ツナ = シーチキンは、魚介類業界の奇跡と言っていいっすからね。 で、マヨネーズとの相性もバッチリであるに違いありません。 河豚の鍋はテッチリだし、海老のチリソース煮は海老チリだし、魚介類とチリは、間違いなくイケます。 で、さば節とカレーの絶妙なバランスの 「さば節カレー」 。 おお! 「さば」 というハンドルネームを名乗っている以上、これは避けては通れません。 鮭は避けられても、鯖は避けられません。 鯖はサバ臭いのが難点なんっすが、それをカレーで緩和しようという努力は認められるし、なにより、この 「おさかなバラエティ」 、 タラコが入ってないのがポイント高いっすよね。 販売期間は、2021年8月5日(木)〜2022年3月31日(木)までを予定。 これはもう、買うしかねぇ! が、家の近所のスーパーには、売ってねぇ…。 「お弁当諸君! ふりかけミニパック」 なら売ってるし、実際に買ったこともあるんっすが、<梅かつお> <和風カレー> <炙りチャーシュー> はいいとして、 <たらこ> <塩鮭> がぁ…。

 ということで、タラコの話は、おしまい。 で、続いて、 テレコ 。 片仮名で書かれることが多いので、英語由来なのかと思ったら、歌舞伎用語だったんっすな。 意外。 で、何がテレコなのかというと、豆腐と納豆の漢字。 このネタはあまりにもメジャーなので、わざわざサバ様が出る幕ではありません。 適当にぐぐって、りんくして、 ほいっ ♪ めっちゃ詳しく書かれているんっすが、サクッと読んでみた感じ、 “「豆腐」と「納豆」という漢字の意味は逆ではないという説” というのが、説得力があるかな? …と。 で、木綿豆腐と絹ごし豆腐、どっちが好きか。 僕は別に、どっちでもいい。 いちばん最初にそう書いたんっすが、改めて考え直してみると、木綿のほうがいいかな? そんな気がしてきました。 何となくなんっすが、木綿のほうが、素朴で垢抜けないイメージがあったりしますよね。 これはもう、80%くらいが 「木綿のハンカチーフ」 から来る印象なんっすが、一方、絹のほうは下品で汚れたイメージが強かったりします。 そうかぁ? …と思った人は、 これ を見て下さい。 おお、間違いなく下品で汚れてるやん。 そう、納得して頂けたかと思うんっすが、作詞:阿久悠、作曲:川口真。 阿久悠はともかく、作曲の川口真って、あまりよく知らないんっすが、金井克子の 「他人の関係」 も、この人の曲なんっすな。 ジャズっぽくて、めっちゃグルーヴィ♪ で、他のバージョンを探してみたら、 こんなの も。 ちなみにパールライスって、三重県は真珠の養殖がお盛んなので、パールライス = 三重県産の米。 …だとばかり思っていたんっすが、全国共通でJA(農協)の米 = パールライスだったんっすな。 またひとつ賢くなったんっすが、で、豆腐。 個人的には

  胡麻豆腐 > 木綿豆腐 > 絹ごし豆腐 > 玉子豆腐 > スクガラス豆腐

 そんなランキングだったりします。 ほんの数時間前まで、木綿豆腐 = 絹ごし豆腐だったんっすが、 「絹の靴下」 のせいで、格差が生じました。 絹ごし派は恨むなら、夏木マリを恨んで欲しいんっすが、で、最下位のスクガラス豆腐というのは沖縄料理の これ 。 豆腐そのものには何の罪もないんっすが、上に変な小魚を乗っけたばかりに、僕の評価はどん底まで落ちてしまいました。 これ、スクガラスという名前の小魚が乗っているのかと思ったら、そうではなく、スク = 小魚、カラス = 塩漬けなんっすな。 これがもし、スク水豆腐 = スクール水着の切れ端を豆腐の上に乗せたものだったら、僕の評価はぐーんと上昇して、絹の靴下を超えたかも知れないんっすが、プールの水の塩素消毒が、いい感じの塩味になりそうっすよね。 スクール水着 = スク水を 「すくすい」 と読むか、「すくみず」 と読むか、意見が分かれるところなんっすが、個人的には断然、「すくすい派」 だったりします。 「すくみず」 だとどうしても温水洋一 (ぬくみずよういち) の顔が浮かんでしまうから、嫌。 そんな理由だったりするんっすが、スクール水着は温水プールよりも、冷たい水のプールのほうが、身が締まってそうだし。 で、玉子豆腐って、何か冷たい茶碗蒸しみたいで、あまり好きにはなれないんっすが、それとは対照的に、普通の豆腐以上に高い評価を得られたのが胡麻豆腐。 美味しいっすよね。 玉子豆腐・ごま豆腐は、豆腐ですか? そう聞かれると微妙なんっすが、「豆腐」 は大豆から取った豆乳をにがりで固めて作ります。「玉子豆腐」 「ごま豆腐」 は、にがりではなくゲル化剤で固めた 「かわり豆腐」 と呼ばれるものです。 豆腐ではないが、かわり豆腐ではある。 そういうことなんっすかね? 変わり者のおっさんだって人間には違いないし、それなりに人権も保障されていると思うので、かわり豆腐だって、豆腐だ。 そう、言っていいかと思うんっすが、ゲル化剤などという、石破茂になっちゃいそうな薬剤を使っている時点で、ちょっぴり妖しくはありますよね。 やっぱ、 「にがり」 で固めないと。

 で、木綿豆腐と絹ごし豆腐。 それぞれ、どうやって作るのか、見たことがないのでよく知らんのっすが、絹ごしのほうは絹でこすんでしょうな。 絹の靴下に豆乳を投入して、ギュッと絞る感じ。 JSとかJCとかJKの使用済みの靴下を使うと、美味しそう♪ 夏木マリの絹の靴下だと、ちょっと臭そう。 で、一方、木綿豆腐のほうは絹の靴下ではなく、木綿のハンカチーフでこすんでしょうな。 靴下みたいに袋状になっていないので、ダダ漏れして、効率が悪そうなんすが、えーと、りんくして、 ほいっ ♪ おお、何かいろいろ、思ってたのとちゃいますな。 木綿豆腐は製造過程で木綿の関わる場面がありそうなんっすが、絹ごし豆腐は絹の靴下を使ってないっぽい? 口当たりが絹のようになめらかだから。 そんな理由っぽい? JSとかJCとかJKの使用済みの靴下を使ってないなら、絹ごしをチョイスする意味がまったく見いだせないんっすが、ま、つるんとした食感が好きっ♪ …という人もいるだろうし。  胡麻豆腐、木綿豆腐、絹ごし豆腐。 みんな違って、みんないい。 結局、落ち着く先は 「金子みすゞ」 っすよね。 スクガラス豆腐だけは、どう足掻いても許せないんっすけど。

  たかが豆腐で争うな。 木綿豆腐で、もめんといて! …ということで、おしまい☆

 んなことで、今日はチャーリー・ラウズっす。 微妙っすな。 知名度はそれなりに高いんっすが、人気は今ひとつ。 サイドマンとして、この人の名前があったとしても、「ラウズかぁ…。」 と、ぜんぜんテンションが上がらないくらい、ソソられるものがなかったりします。 チャーリー・ラウズ(Charlie Rouse、1924年4月6日 ワシントンD.C. − 1988年11月30日) は、アメリカ合衆国のハード・バップ・ジャズのテナー・サクソフォン奏者でフルート奏者。 1959年から1970年までセロニアス・モンクのカルテットと活動する。 このモンクとの絡みがいちばんメジャーな経歴なんっすが、これがまた、極めて不評なんっすよね。 マンネリの極みと酷評されているんっすが、個人的にモンクそのものがあまり好きではないので、まったく聞く気になれないという。 モンクよりも、ムンク派っすからね、僕。 「叫び」 があまりにも有名なんすが、別にこの人、 「アアァァァ〜!」 と叫んでいるワケではないんっすな。 どこからか聞こえてくる 「アアァァァ〜!」 という叫び声に怯えて、耳を塞いでいる図なんだとか。 言われてみれば確かに、口元ではなく、耳のところに手をやってますよね。 同じような構図で、キャラがもうちょっと人間っぽい「不安」とか、 「絶望」 なんてのもあったりするんっすが、やっぱいいわ、ムンク。 それに比べてモンクのほうは、腸捻転をおこしそうになる by ラズウェル細木なんっすが、そのモンクの片腕のチャーリー・ラウズ。 リーダー作は数が少なく、手持ちはすでに枯渇してしまったので、新たなネタを探すことにしたんすが、んーと、 『モーメント・ノーティス』 というのがありますな。 1977年の録音だし、ジャケットのラウズはすっかり老化して、廊下ですれ違ってもラウズとは気付かない感じなんっすが、他にこれといったのも見当たらないので、ま、これでいっかぁ…と。 で、 『モーメント・ノーティス』 というタイトルを見た瞬間、頭の中に木綿豆腐が浮かんだので、今日の前半はああいうネタになったんっすが、このアルバム、意外と隠れファンが多いみたいっすな。 いくつもの個人ブログで取り上げられているのを目にしたんっすが、中には雲りんこんなの も。 ここで全て語り尽くされているので、サバ様如きが付け加えることは何もないんっすが、りんくして、ほいっ♪ …というワケにもいかないので、一応、レビューは書きますけどね。

 ちなみにこの、りんくして、ほいっ♪ …というのはエロゲの主題歌 「だっこしてぎゅっ!」 をパク…じゃなくて、インスパイアしたものなんっすが、ゲームのジャンルとしては “抱き枕が女の子に!らぶえろ純愛ADV” なんだそうで。 ふとしたきっかけでこの歌を知って、以来、すっかりハマってしまったんっすが、 “ふとしたきっかけ” というのは他でもない、 「巫女みこナース」 の関連動画からなんっすけど。 どちらも同じように素晴らしすぎて、もうラウズとか、どうでもよくなってしまったんっすが、ま、一応、レビューは書きますけどね。 ということで1曲目、 「ザ・クラッカー」 。 ピアニストとして参加しているヒュー・ローソンのオリジナルなんっすが、いいっすよね、ローソン。 からあげクンが美味しいっす。 で、演奏のほうは、イントロなしで、いきなりテーマから始まるんっすが、おお、なかなかエエやんけ! 「巫女みこ」 もいいんっすが、ジャズも捨てたものではねえな…と。 うまく説明出来ないんっすが、雲りん、何と言ってますかね? ということで、ここで 秘密兵器 、登場。 ブラウザの広告に出て来たのを見て、速攻でポチってしまいました。 メーカーの思う壺なんっすが、あ、でもほら。 仕事で打合せとか、するじゃん? で、議事録とか、作らされるじゃん? 一応、メモを取るんだけど、それだけじゃ不十分じゃん? で、ICレコーダーで録音するじゃん? が、それを文字に起こすのが、けっこう大変だったりするんっすよね。 1時間の打合せなら、再生速度を倍にしても、聞き直すだけで30分掛かるし、あれ? 今、何て言った? …と、巻き戻して聞き直したりして、んなもん、やってられねぇ! が、この秘密兵器さえあれば、一発。 中身をよく見ずにポチってしまって、この機械だけですべて完結するのかと思ったら、ご利用にはWi-Fiと、Google アカウントまたはApple IDが必要です。録音データのテキスト化は、月1時間まで無料でご利用いただけます。 プレミアムプラン (月額980円) へお申込みいただくと、月30時間までテキスト化できます。 そんな仕様であることが判明して、エエぇぇぇ…。 ちょっぴり騙された気分でありますが、月1時間とか、すぐに枯渇するに違いないので、プレミアムプランをお申し込みしちゃいましたぜ。 メーカーの思う壺なんっすが、あ、でもほら。 雲りん動画の文字起こしにも使えるし! ということで、早速。

 けれどもま今回は、ねこのモーメンツ、ノーティスに関してなんですけれども、ラウズはやっぱすごい。ほんとスムーズなテナーで、音色もいや、テナーサックスって木管楽器なんだよなって、改めてあの思い至らせるだけのこのスースって、柔らかい音色と、ほんのちょっとだけかれてるんですね。息の漏れる音みたいな感じみたいな音がブレンドされていて、ちょっとほんのちょっとだけ、このハスキーな音色と暖かい温もりのある音色のサックスが非常に心地よいんですね。で、さらにものすごくスムーズにフレージングが進んでいくんですよ。なめらかなんですよね。特にですね。もう1曲目、聞いてみてください。ザクラッカーかっこいいですよ。 これあのちゃんちゃんちゃんちゃんって、こうピアノのリフがこうあるようで、かっこいいっていう。 曲の構造も手伝ってですね。流れるようにスイスイ、スイスイと、非常にハードボイルドなラウスを感じることができると思うんですね。 ほぉ。 普通に使えるじゃん! で、そうそう。 ラウズのテナーの音色が、ちょっと枯れてて、ハスキーなんっすよね。 で、ちゃんちゃんちゃんちゃんって、こうピアノのリフがこうあるようで、かっこいいっすよね。 テナーとピアノの絡みでカッコいいテーマが演奏されて、で、そのままテナーのソロへと流れていきます。 「たったらタタ〜♪」 というクリシェ = 常套句、決まり文句が、まったく出てこないというワケではないんっすが、気にならないくらいフレージングがスムーズで、よく歌っています。 続くヒュー・ローソンのピアノ・ソロも饒舌で、聴き応え十分。 で、最後はテナーとピアノとドラムスの絡みで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 これぞ、ザ・ハード・バップといった感じで、いい意味で77年っぽさを感じさせない、そんな仕上がりでありました。

 で、次。 あと2曲目のね。 「レット・ミー」 なんかもすごい心地よいブルースですしですね。 そういうアレなんっすが、 チャーリー・ラウズのオリジナルっすな。 ハッピーなピアノのイントロで始まり、続いてラウズが、もすごい心地よいブルースなテーマを吹く。 そういう流れなんっすが、で、そこからテナーのソロに入っていく…と。 ま、ブルースっす。 続くローソンのソロは、ちょっぴりゴスペルなテイストだったりして、が、真っ黒というワケではなく、適度に灰色で、悪くないな…と。 で、その後、テナーとベースの4バースで地味に盛り上がって、で、テーマに戻って、おしまい。 後テーマはテナーではなく、ピアノに委ねられているのがちょっと斬新だったりして、いろいろ工夫されているな…と。 この人、ジャズで食えなくなっても、立派な工夫(こうふ)としてやっていけそうで、何より。 で、次。 ヒュー・ローソンのオリジナルで、 「ジョージョビー」 。 雲りんはこの曲については何も語っていないので、自力で何とかしなければなりませんが、ピアノのイントロ、めっちゃカッコいいっすな。 ローソン、やるやん! 続いてラウズが出て来てテーマを吹くんっすが、めっちゃ日本人好みな仕上がりだったりして、からあげクンと作曲の二刀流、イケるやん! で、以下、テナー、ピアノと続くソロはどちらも傑出した出来だったりして、で、その後、再びラウズとローソンが交互に出て来てアドリブを繰り広げて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 7分17秒、最後までダレることのない、とってもダレノガレ明美な1曲でありました。

 で、次。 「ウェル・ユー・ニードント」 。 モンクの曲かぁ。 …と、ちょっぴりテンションが下がってしまったんっすが、雲りんは逆に、熱く語ってくれてます。 あとはやっぱ文句の曲もやってるんですよ。あのウェルユニードンとところがですね。全然ほらピアニストのタイプが違うので、まあよく。 あのヒロ素のあのワオンの積み重ね方、音の選び方みたいなものは全然文句とあの和声感覚違う人なんですけれど、もの空間の開け方みたいなも、そういうなんか、ワオとワオンの間の空白みたいなものはちょっと文句意識してるかなってところもあるんですけれども、ま基本ですね。文句の絵のオマージュを感じさせつつもですねこのラウズのテナーのプレーはですね。 全然セロネスのカルテットで演奏されて、ウェルニードとは全然違うんです。 よこっちが全然かっこよかったりますですよね。あの例のたったらたのであんまり出てこないですね。 ほとんど出てこなかったような気がしますね。 だから、いや、バウズすげえじゃんみたいな。 今ひとつ、何を言ってるのか分からないところもありますが、これは無論、雲りんの言語能力の問題ではなく、 「オートメモS」 の力不足によるものです。 モンクがジャズ・ピアニストの名前であることを認識するには、AIはまだちょっと、アホ。 和音をワオンと認識するところは、ちょっぴりイオンの手下感があるんっすが、それはそうと、いきなり出て来た 「よこっち」 って、誰や? たてっち、よこっち、ななめっち。 たまごっちの育成に失敗すると、そんなのになっちゃいそうなんっすが、でもまあ、全然かっこよかったりますですなら、よこっちでも、いいかぁ…と。個人的に、そんなに好きな曲ではないのでアレなんっすが、演奏のほうは、ま、よかったかな…と。 ラウズのソロでは 「たったらた♪」 っぽいフレーズも、それなりに聞かれたり。

 で、次。 「ロイヤル・ラブ」 。 ギャル系オルガン奏者、シャーリー・スコットのオリジナルみたいっす。 言われてみたら、どこかで聞いたことがあるような気がしないでもないんっすが、伸びやかなハード・バップの佳曲。 そういった感じのアレでありますな。 賑やかなリズムを背景に伸び伸びとテナーを吹きまくるラウズが、とっても野比のび太。 でもって、テンポが次第に遅くなっていって、おしまい。 途中、ピアノのソロを挟んだりせず、最後まで自分が主役で押し切った形なんっすが、…と思ったら、演奏はそこで終わりではなく、そこからピアノのソロが始まるという、ちょっと凝った構成になっておりました。 で、その後、ラウズが再登場して、しばらく暴れて、でもって、テンポが次第に遅くなっていって、おしまい。 で、次。 「ア・チャイルド・イズ・ボーン」 「あ、子供が生まれた」 。 そんな感動を素直に歌い上げたサド・ジョーンズのオリジナルっすよね。 この曲に関して、雲りんは何も触れておりませんが、その替わり、 「ジャズ喫茶で流したい」 の人が。 たまに無断で勝手にリンクを貼らせて貰っている バーチャル音楽喫茶 『松和』 の人でありますな。 6曲目の名バラード「A Child is Born」では、ラウズは悠然とテナーを吹き上げていて、これがまた何とも言えない心地良い雰囲気を醸し出している…と。 NHKに鴨志田 郷 (かもしだ ごう) という解説委員がいて、「醸し出して」 というのを見ると、どうしても鴨志田がゴーしてしまうんっすが、イントロなしで、ラウズがスローなテーマを吹きはじめて、何とも言えない心地良い雰囲気を鴨志田がゴーして、で、そこからテンポが速くなって、ヒュー・ローソンがかなり長めのソロを取る。 そういった流れでありますな。 で、このピアノのソロが、デラ絶品。 昔、『デラべっぴん』 というスケベな雑誌があって、名古屋弁で「でら (どえらい) 、べっぴんだで、かんわー。」という意味だとばかり思っていたら、実は 『デラックスべっぴん』 の略だった。 その事実を知らされた時は、かなりの衝撃だったんっすが、で、その後、ラウズも出て来て、ミディアム・ファストくらいのテンポで、淀みのないフレージングを披露してくれて、でもって、スローなテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、ラスト。 ラウズのオリジナルで、 「リトル・シェリ」 「幼女シェリ」 っすかね? いつも書いてますが、僕は洋ロリには興味がないので、シェリと言われても、 「ふーん」 といった感じなんっすが、それならまだ、浜田朱里のほうが。 「想い出のセレナーデ」 、天地真理のリメイク版なんっすが、めっちゃ名曲だし、朱里ちゃん、可愛ぇぇ♪ 1980年(昭和55年)同期デビュー : 松田聖子、河合奈保子、柏原芳恵、岩崎良美、三原順子って、めっちゃ豪華な面子っすな。 このままどっぷり昭和のアイドル歌謡に浸りたい気分で、もうラウズとか、どうでもよくなってしまったんっすが、ま、一応、レビューは書きますけどね。 これでラストだし。 で、聞いてみたら、洋ロリのシェリちゃん、わりとシンプルなブルース調だったんっすが、アドリブの出発点としては悪くなくて、ラウズの浪々としたブロウを堪能することが出来て、続くヒュー・ローソンのソロはちょっぴりバリー・ハリスみたいで、小粋で、吐息で、生き生きしてて、最後は ts→ds→p→ds の4バースで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 混じり気のない純度100%のハード・バップ佳作でありました。 素晴らしい演奏が繰り広げられていますので、文句のラウズしか聞いていない人にはぜひ一丁をおすすめしたい一品でございますということで、今回紹介されていた1977年10月20日にロンされましたチャーリーラウスのモーメントノーティスをえご紹介させていただきました。え。最後までお聞きくださいまして、ありがとうございました。 by 雲りん


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