LIVE AT THE LIGHTHOUSE 1964 (FRESH SOUND)

J.C.HEARD & BILL PERKINS (1964/2)

LIVE AT THE LIGHTHOUSE 1964 ←click!!


【パーソネル】

BILL PERKINS (ts,bs) JOE PASS (g)
FRANK STRAZZERI (p) JIM HUGHART (b) J.C. HEARD (ds)
【収録曲】

(01-03) BOB’S BLUES / PASSION FLOWER / DON’T STAND UP
(04-06) BLUES IN HOSS’ FLAT / THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU / CUTE
(07-09) J.C.’S TUNE / SOMETIME AGO / MAMBO-BOP
【解説】 ( 2022年06月19日更新 / 連載 1,494回 )

 シャワーしたいね、フフフフ、フンフン、フフンフーン♪ (田原俊彦 「シャワーな気分」 ) …ということで、いやあ、いいっすなぁ、たのきんトリオ。 僕が中学生だった頃、めっちゃブレイクしたんっすよね。 たのきんトリオとは、田原俊彦 (トシちゃん) 、野村義男 (ヨッちゃん) 、近藤真彦 (マッチ) の3人のジャニーズアイドルによるグループ名で、1980年代前半に短い期間のみ活動した (1983年8月28日に解散) 。ただしトリオの名称を用いていた期間中も3人は、ソロ活動が中心だった。また正式なユニット名ではないものの、一時期、アイドル雑誌で、スーパースリーとの名称が用いられたこともある。3人はのいずれも 『3年B組金八先生』 の第1シリーズに生徒役で出演した。 名称の由来は、殿さまキングスの愛称 「とのきん」 をもじったもので、田原の「田(た)」、野村の「野(の)」、近藤の「近(きん)」のそれぞれの文字より抜粋している。 え、マジかよ? 今まで生きてきて、初めて知った衝撃の新事実。 田原の「田(た)」、野村の「野(の)」、近藤の「近(きん)」 うんぬん。 そこまでは昭和の時代の常識として、誰でも知ってるんっすが、田原の「田(た)」、野村の「野(の)」、近藤の「近(こん)」なら、「たのこんトリオ」 ちゃうんけ? 近藤真彦だけ、ハブられてるやん (笑) 。 世の中の近藤真彦アンチは、そうやって溜飲を下げたものでありますが、敢えて 「近(こん)」 を 「近(きん)」 と読ませてまで 「たのきんトリオ」 に拘ったのは、殿さまキングスの愛称 「とのきん」 をもじったもの。 そんな理由があったのかぁぁぁぁぁ! 殿さまキングスって、もじられるほど、偉いんか? そう、思った人もいるかも知れませんが、それはもう、偉いっす。 何せ、殿様と王様 (しかも複数形)を兼務っすからね。 どれだけ権威を持っているのか、考えただけでも空恐ろしくなってしまうんっすが、 平清盛も真っ青。 金正男 (きん・まさお) も真っ青。 正男クンは権力を得られないまま抹殺されてしまいましたが、そこまでして 「たのきんトリオ」 に拘るなら、近藤真彦はクビにして、名前に “キン” が付く人をメンバーにすればよかったのにぃ。 例えば、んーと、金正男 (きん・まさお) とか。ついでに言うと、野村義男もクビにして、名前に “ま” が付く人 (←マツコ・デラックスとか) をメンバーにすれば、 「たまきんトリオ」 になったのに! そんな妄想に耽った青少年は少なくないに違いありません。

 ただ、このトリオの場合、最初からこの3人組で売りだそうという意図があったワケではないんっすよね。 『3年B組金八先生』 の第1シリーズの生徒役で、たまたまこの3人がブレイクしたので、後付けでトリオ名を付けた感じなんっすが、いやあ、流行りましたよね、金八先生。 どれくらい流行ったのかというと、卒業式の定番ソングが 「蛍の光」 や 「仰げば尊し」 から、 「贈る言葉」 に変わっちゃったくらい。 武田鉄矢が金八先生なんっすよね。 あいつはドラマで先生役をやるようになってから、偉そうに説教を垂れるようになった…と、武田鉄矢アンチの間では、極めて不評だったりするんっすが、そう言えば、学研の 『中1コース』 だか、『中2コース』 だか、『中3コース』 だかでも、偉そうに、人生相談みたいなコーナーの連載をやっていたような? で、「最近の若者は、 “みんなで集まれば何とかなるみたい” な、安易な考えを持っているものが多い」 とか、そんな説教を垂れてました。 で、読者から、「でもあなたは “海援隊” というバンドをやってますよね?」 と指摘され、「あれは “みんなで集まれば何とかなるみたい” な、安易な考えで結成したものじゃないんだ!」 と、ぶち切れてました。 痛いところを突かれて、逆ギレっすか。 大人げないっすなぁ…。 ちなみに当時は “校内暴力” の全盛期。 校内暴力というと、先生が生徒を殴る、いわゆる 「体罰」 を想像するかも知れませんが、当時の校内暴力はそうではなく、校内で暴れる。 生徒が先生を殴る。 そういったタイプが主流でありました。 ごく希に、生徒の親が木刀を持って職員室に乱入して、先生を脅したりとか。 うちの中学校であったんっすよね。 「うちの子供の成績がアカンのは、教師の教育がアカンからや!」 というのが、乱入に至った動機らしいんっすが、 『テレビ三面記事 ウィークエンダー』 でも取り上げられたんっすよね。 桂朝丸 (後の桂ざこば) が九華公園を散歩しとったで! …と、立教地区に住む生徒からの目撃情報が寄せられて、「うぉぉぉぉぉ!」 と盛り上がった記憶が。 で、金八先生も、そんな時代の空気を色濃く反映したものになっているのではないかと思われますが、詳しくは知りません。 見てなかったし。 とまあ、そんなこんなで、たのきんトリオなんっすが、僕の印象としては、

  近藤真彦 : さりげなく人命救助する人。
  野村義男 : 地味。
  田原俊彦 : ウンコする人。

 そんなイメージ。 野村義男が地味というのは、分かりますよね。 3人寄ると1人はそういうキャラになっちゃいます。 「花の中三トリオ」 でいう、森昌子のポジジョン。 新御三家だと野口五郎っすか。 岐阜の美濃市ではヒーローなんっすけどね。 美濃と言えば、ミノタウロスか、野口五郎か…みたいな。 ミノタウロスは名前がミノなだけで、美濃とは何の関係もないんっすが、野口五郎のほうは歌碑とか、建っちゃってますぜ。 ほれ 。 え? 「私鉄沿線」 って、名鉄・美濃町線の沿線かよ! イメージが台無しなんっすが、ま、地元民が舞い上がって、勝手に歌碑を建てちゃっただけの話で、別に歌の舞台がここというワケではないと思うんっすけど。 で、近藤真彦=人命救助。 しかも、さりげなく。 このイメージも鉄板です。 全国ニュース にもなってます。 この記事には、どこにも 「さりげなく」 とは書かれていないんっすが、2004年8月4日の午前和歌山県白浜町の白良浜沖でゴムボートから転落して溺れていた当時小学2年生の男児を近藤が水上バイクで近づいて 「大丈夫だ、お兄ちゃん(=近藤)が助けてやる」 と海に飛び込み救助。近藤は名前も言わずその場を去ったが、少年の父親は後で救助してくれた人物が近藤だったことを知った。この事故を伝える朝日新聞記事の見出しは、自身の歌のタイトル (ギンギラギンにさりげなく) を拝借した 「人命救助さりげなく」 であった。 そう、 Wikipedia に書かれております。 名前も言わずその場を去った。 おお、さりげねぇ! カッけぇ! 少年の父親が、後にどういう経緯で救助してくれた人物が近藤真彦だったことを知ったのかは分かりませんが、「俺、この前、人命救助しちゃってさぁ。」 さりげなく近藤真彦が自慢したのが、漏れ伝わって来たのかも知れませんな。 ま、それで別に人命救助の価値が下がる事はないんっすが、だからと言って、 金屏風事件 が許されたワケじゃねぇぞ! そんな中森明菜ヲタは少なくないに違いありません。 ちなみに僕は 明菜ヲタでも、松田聖子ファンでも、森昌子フェチ (←特殊性癖) でもないので、近藤真彦に特段、何らかの感情を持っているワケではないんっすが、歌そのものはけっこう好きだったりするし。 先ほどの Wikipedia に、53枚ものシングル曲が羅列されておりますが、「スニーカーぶる?す」 「ブルージーンズメモリー」 「ギンギラギンにさりげなく」 「情熱☆熱風?せれなーで」 「ミッドナイト・ステーション」 「真夏の一秒」。 この辺りはいいっすよね。 カラオケで歌ってもいいかな? そんな気がしちゃうほど。 「ブルージーンズメモリー」 は途中の、サヨナラなんて言えないよ、バカヤロー! あの絶叫台詞が陰キャには無理過ぎて、実際に歌ってみたことはないんっすけど。 「夢絆」もけっこう好きだし、「愚か者」。 1987年の歌謡界は近藤真彦の 「愚か者」 を日本レコード大賞に選出するという、愚かな行為に走った。 そんな文脈で語られることがあるんっすが、そこまで酷い歌というワケでもないっすよね。 日本レコード大賞は、ちょっと過大評価かも知れませんが、カルビ大将くらいの価値は十分にあると思います。 ちなみにこれ、年間チャートでは35位。 うっ…、売れればいいという物じゃないし! この年は 『ミ・アモーレ』『DESIRE -情熱-』 に続く、中森明菜の3連覇なるか? …というのが最大の焦点だったんっすが、近藤真彦にかっ攫われる形になっちゃいました。 ちなみに、この年のオリコン年間シングルチャート1位は瀬川瑛子の 「命くれない」 だったんっすが、 「大賞くれない」 で、こちらも涙を飲む結果に。 うっ…、売れればいいという物じゃないし!

 とまあ、ショービジネスの世界を歪めるほどの権威を振るった 「たのきんトリオ」 でありますが、当時の女子中高生から絶大な支持を集めていました。 その反面、当時の男子中高生からは疎まれていたんっすが、ねたみ、そねみ、やっかみ。 そんな感情が渦巻いていたんでしょうな。 うらみ つらみ ねたみ そねみ いやみ ひがみ やっかみ 。 住職の法話は中高年の心に染みるんっすが、男子中高生の心にはまったく染みず、たのきんトリオを誹謗・中傷する方向に血道を挙げておりました。 同じクラスの藤田クンは、 「田原俊彦もウンコするんやで!」 とか言って、女子生徒の夢を壊そうとしてました。 それを言われた女子生徒が、「田原俊彦はウンコなんかしない!」 と反発して、夢を貫いたのか、 「確かにウンコすると思うけど、それでもいいっ!」 と、現実を受け入れたのか、「ウンコするけど、そこがいいっ♪」 と、 特殊な性癖に目覚めたのか。 その一言が女子生徒の目を覚まさせるのに、どれくらい効果があったのか知りませんが、少なくとも僕には、田原俊彦 = ウンコする人。 そのイメージを焼き付けられることになりました。 とまあ、そんなこんなで 「シャワーな気分」 。 冒頭、歌詞もよく覚えていないのに、どうしてこれを引用したのかというと、先日、営業担当者から言われたんっすよね。 「○○小学校のプールのシャワーのポンプが調子悪いらしいんっすけど、見に行って貰えます?」 え? 小学校のプール? ということは、合法的に水着姿のJSを見られるとか? はいっ、よろこんで♪ そんな性癖の人物を派遣するのは、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないんっすが、その点、僕なら大丈夫。 えー、小学校のプール? 高校とか、中学校ならともかく、小学校かぁ…。 そもそも、調子の悪いポンプを直せる自信とか、まったくないし。 あ、でも、小学生でも低学年はともかく、高学年なら、普通にアリかな? もしかしたら 『のんのんびより』 の “ほたるん” みたいな小学生がいたりするかも知れないし。 んーと、 参考画像 。 あ、左側は小学生の頃のスクール水着を着用した中学二年生…という、かなり屈折した性癖を具象化したものだったりするんっすが、こんな参考画像はどうでもよくて、調子の悪いポンプを直すというのは、うちの会社の使命っすからね。 これはもう、行くしかないっしょ? が、調子の悪いポンプを直せる自信はまったくないので、うちの会社の有能な社員にも付いてきて貰うことにしました。 で、行ってみたら、まだプール開き前で、超ガッカリだったんっすが、だからと言って、調子の悪いポンプをそのまま放置して帰るワケにもいかないので、うちの会社の有能な社員に見て貰うことにしたんっすが、あ、これはアレっすな。 うちの会社が代理店をやってる某・荏原製作所の製品ではなく、ライバル社の自動給水ユニットでありますな。 うーん、これは分からんかも…?

 とりあえず、2台あるポンプのうち、2号機が悪いっぽい。 過負荷でサーマルが動作してるっぽい? そこまではなんとか突き止めたんっすが、うちの会社の有能な社員が、「ちょっとバラしてみますかね?」 で、バラして貰った結果、羽根車が固着していることが判明しました。 ここ2〜3年くらい、新型コロナウィルスの影響でプールの授業がなくて、ずーっとポンプも使ってなかったみたいなんっすよね。 ドライバーを突っ込んで、ぐっ、ぐっと羽根を回して貰って、おおっ、回るようになったぁ。 直ったぁ! 弊社の社員、めっちゃ優秀やん! やるやん! ポンプの故障が出る以外、シャワーの圧力が弱い。 そんな話もあるっぽいんっすが、どこにシャワーがあるのかも分からないし、とりあえず、「直りました! また何かあったら言って下さい!」 そう、学校の先生に伝えて、帰ってきました。 で、数日後。 営業担当者から連絡が入りました。 「時間が空くようなら、○○小学校を手伝って下さい。」 あー、何かあったっぽい? また、故障が出たとか、あるいは、シャワーの出が悪いのか。 で、行ってみたら、プール開きはしていたんっすが、超曇天で授業はやってなくて、またしてもガッカリ。 で、不具合はやはり、シャワーの出が悪い。 そういう話らしいっす。 で、見てみたらポンプそのものは故障が再発することもなく、元気に稼働していたんっすが、シャワーの出が悪い…というか、ほとんど水が出ないっぽい? 左右から、腰の辺りの高さから水が、ビヤぁぁぁぁ。 そして上のほうから、水がダラ〜。 そういうタイプのシャワーっぽいんっすが、左右から水がチョロチョロと漏れ出る程度で、まったく使い物になりません。 「学校 プール シャワーユニット」 でググったら、一発で これ が出て来たんっすが、おお、これこれ。 こんな格好のヤツ! とりあえず自動給水ユニットを自動ではなく、手動にしてポンプを運転してみたところ、何か 「38」 くらいの数字が表示されて、シャワーの横と上から、そこそこの勢いで水が出るようになったんっすが、おお、直ったっぽい? 弊社の社員、めっちゃ優秀やん! やるやん! が、自動に戻すとまた水が出なくなって、うーん…。 どうやら自動にすると、「10」まで数字が上がったところで、ポンプが停止しちゃうみたいなんっすよね。 何か、圧力設定がおかしいっぽい? 制御盤のボタンをいろいろ押して試したところ、どうやら圧力の設定が 「10」 になっちゃってるっぽいので、試しにそれを「30」に変えてみたんっすが、すると、おおっ! ポンプが 「10」 で、停まらなくなったぁ! 「30」 まで上がるようになったぁ! シャワーの水も、そこそこ出るようになったぁ! 問題解決。 やりぃ♪

 で、その翌日。 営業担当者から連絡が入りました。 「別の小学校のプールも、シャワーの出が悪いそうです。」 またかよ! 昨日と同じ自動給水ユニットなら、圧力の上げ方は分かっているんっすが、また違う機種だったりするかも知れず、調子の悪いシャワーを直せる自信がまったくなかったので、うちの会社の有能な社員にも付いてきて貰うことにしました。 で、行ってみたら、この学校もプールの授業をやってなくて、うーん…。 で、設備を見せて貰ったら、小さなシャワー専用の自動給水装置ではなく、プールの 「ろ過ポンプ」 と兼用になってるっぽい? そっちのほうは、まったくもってよく分からなかったんっすが、うちの会社の有能な社員が、「ぜんぜん大丈夫っす!」 と言っていたので、ま、大丈夫なんやろな…と。 で、シャワーを見たら、前の学校とまったく同じタイプのユニットでありました。 おお、知ってる奴やん♪ 得意…とまではいきませんが、何とかならないことはないかも知れない。 そんな気がしないでもなく、で、試しにシャワーの水を出してみたところ、ん? 何か、普通に水が出ているような? 対応してくれたのは女の先生で、 「ぜんぜん弱い」 と言い張るんっすが、少なくとも、昨日の小学校で自動給水ユニットの圧力設定を「30」まで上げて、そこそこ水が出るようになった気がする。 その状況とほぼ同じレベルには達しているような? 「前はもっと、勢いよく出てました?」 「今年、赴任してきたばっかやで、わからん。」 「・・・・・・ 。」 この小学校も2〜3年間、プールの授業をやってなかったみたいなんっすが、 「前からいる人に、どれくらい出てたか確認して貰って…」 「教頭に聞いたら、こんなもんて言うてたけど。」 「・・・・・・ 。」 なら、やっぱり、こんなものなんじゃ? 「けど、弱い!」 ぜんぜん、納得してくれなかったんっすが、全盛期の勢いを知らない僕としては、何とも言うことが出来ず、「でもやっぱり、こんなものなんじゃないかと…。」 言葉を濁して、帰ってきました。 が、先ほど見つけた、それらしきヤマハのシャワーユニットの説明を見ると、自動感知センサーによる節水って書いてありますよね? 今回、無人の状況でしか、水の出方を確認していないんっすが、人がいると、もっと勢いよく水が出るようになるとか? これはもう、確認しなければなりません。 お役所からお呼びが掛からなくても、自主的に様子を見に行かなければなりません。 それが修理を請け負った業者としての、当然の責務だと思います。 学校のプールに現れて、高学年の女子児童がシャワーを浴びている様子を凝視している怪しい人物がいたとすれば、それはきっと、僕です。 ちょっと待て その不審者は 業者かも? この標語を念頭に、職務に忠実な職人さんのお仕事を決して邪魔することがないよう、よい子のみんな、ヨロシクね☆

 ということで、今日はビル・パーキンスなんっすが、いやあ、気が進みませんな。 ウォーン・マーシュと同じ匂いしかしませんよね。 このコーナーでも過去に一度だけ取り上げたことがあるんっすが、んーと、 これ 。 そうそう、この人に関しては、のぶ男の母のイメージしかないんっすよね。 で、アルバムの評価も、かなり厳しいものがありますな。 やっぱ、アレンジ重視のウエストコースト系なんっすな。 個人的にはアレンジよりもアレジのほうが、ゴクミの旦那だよね。 そんな気がするんっすが、 後藤久美子 子供たちのデビューに水を差す 「アレジ爆破騒動」 に沈黙。 何じゃ、アレジ爆破騒動って? 「探偵!ナイトスクープ」 の爆発卵? あれは電子レンジで卵を温めると卵が爆発するという話で、別にレンジ爆破騒動ではないっすよね。 で、アレジ爆破騒動も別にアレジが爆発したワケではなく、アレジが爆竹を仕掛けたという、わりとショボい騒動だったみたいっすが、で、えーと、ビス・パーキンス。 『オクテット』 は、まったく気が進まないので、他に何かないのかと思って探してみたところ、J.C.ハードとの双頭コンボらしい何かが見つかりました。 『ライブ・アット・ザ・ライトハウス・1964』 というライブ盤っす。 そもそも、J.C.ハードというのが何者なのか、よく分かりません。 かつての僕は心が汚れていたので、 「JC」 と聞くと、ジョン・コルトレーン? …とか思ってしまったんっすが、心がすっかり浄化された今では、素直に JC=女子中学生 と捉えることが出来ます。 小学校のプールだけでは分からないので、中学校のプールのシャワーも、比較対照の為、自発的に視察に行こうかと思っているんっすが、ハードなJC、ちゃんと水浴びしてますかね? で、このJ.C.ハードはどうやら、J.C. ハードこと本名 James Charles Heard は1917年生まれの黒人ドラマー。生きていれば昨年(2017年)で100歳を迎えていたが、1988年に亡くなっている。ノーマン・グランツのJ.A.T.Pが初めて日本にやって来た1953年には、オスカー・ピーターソン・カルテットの一員として来日を果たしている。 そういったキャラみたいなんっすが、 このアルバム のレビューに、そう書かれておりました。 一瞬、こっちの単独リーダー作も、よさ気? …とか思ってしまったんっすが、スウィング系のメンバーで固められているが…というのがちょっと、うーん…。 よくて、中間派という感じがしますよね。 で、このライトハウスでのライブ盤のほうは、

 聞かれた (1917年-1988年) もっとリラックスしたジャズ場面、ベテランスイング、およびビーバップドラム奏者J.C.を捜すことは、彼のスーツケースと生涯にわたる多様な経験からだけ来る種類の確実性を運んで、1964年にNYCからロサンゼルスに動きました。 彼の到着に、ベース奏者ハワードラムゼー?whoは、聞かれた1949年?offered以来、燈台クラブの予約方針を誘導し 仕事 、ドラム奏者は、家バンドと交互に起こることをするために、素晴らしい五重奏者をまとめました。 Heardのグループのこれらのライブ・パフォーマンスの中で、私達は全体の即興の大気を吸い、吹き、その音によって元気に、そのメンバーはよりよい時間を過ごしていたはずがありません。 インストルメンタルレベルの上で、彼の攻撃と完全な音量調整器の模範的なクリーンさによって引き起こされた大きな権限と明晰さによってビル・パーキンスはテナーとバリトンのサクソフォーンを演じます。 ギターの上で、ジョーPassの想像力と彼の構造の感覚は彼の速いテンポソロに揺れる流れを与えると、純粋なミュージカルである軽いタッチを持つ効果的な連続体は思いました。 フランクストラッゼリ、悲しげに正当に評価されないピアニストは、彼が貴重な財産であり、等しい熟練によってコンテストへの常連の参加者と独唱者として遊んだのを証明します。 バスの上で、若いジムHughartは有能なサポートよりもっと横になり、リーダーJ.C.聞かれました?のハイレベルなドラム演奏一方、本当である揺れる物?はグループの後ろの推進力です。 最初から、すべてのパフォーマンスとまさに、一見したところ果てしないエネルギーによって遊ぶことにおいて右に引き留められたミュージシャンまで、心はそこにあります。 これらのレコーディングは、これらのインスピレーションを与えられたジャズ音楽家(私達が職場でこのJ.C.聞きグループについて持っている唯一の例)の創造性と才能を示します。 燈台、ハーモサビーチ、カリフォルニア、1964年2月のバーコードでライブで記録されます:

 そういったアレである模様。 いきなり 「聞かれた」 って、何? …と思ったら、名前の “HEARD” を、日本語に訳しちゃったんっすな。 ライブハウスの名前である 「ライトハウス」 も 「燈台」 になっちゃってるんっすが、全般的に何を言っているのか、今ひとつよく分かりません。 とりあえず、ギターのジョー・パスが禿げているのは確かなんっすが、何もわざわざ3人とも、ジャケットに写真を載せてくれなくてもいいのに…。 ジャケ絵を書くのが今から憂鬱でならんのですが、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずはオリバー・ネルソン作の 「ボブス・ブルース」 。 オリバー・ネルソンって、 『ブルースの真実』 の人っすよね? であれば、ブルースはお手の物だと思われるんっすが、アーシーな正統派のブルースというより、それをモードに昇華させた人。 そんなイメージがあったりします。 が、この 「ボブのブルース」 は、アーシーな正統派のブルースでありまして、で、えっ? これ、マジでビル・パーキンスっすか? めっちゃテナーが 「黒い」 んっすけど? コールマン・ホーキンスの流れを汲む、正統派の黒人テナーマンっぽいんっすけど? ちょっぴりB級っぽい空気が感じられるんっすが、それがより一層、 「味」 を深めていて、めっちゃイケてるんっすけど? ハンク・モブレイ? デクスター・ゴードン? ブラインドフォールド・テストに出題されたら、そこらへんの名前が出て来そう。 アレンジやアレジに頼らなくても、アドリブで勝負出来るキャラだったんっすな。 で、続いてピアノのソロが登場。 悲しげに正当に評価されないピアニスト、フランク・ストラッゼリでありますな。 この人もたぶん、白人なのではないかと思われるんっすが、えっ? 何この、ウィントン・ケリーっぽい小粋なタッチ。 たまらんっ♪ でもって、グルーヴィなテーマに戻って、おしまい。 いやこれは、極上の “ファンキー・チューン” でありますな。 まさか、この面子で、この世界が展開されるとは、思いもよりませんでした。 ちなみにジョー・パスは、いるのか、いないのか、よく分からない感じ。 禿げだからか? 禿げてるから、ハブられたのか? だとすれば何とも遺憾で、イカンな。 そう思わずにはいられませんが、ま、個人的にジャズ・ギターはあまり好きではないので、ま、いっかぁ…と。

 で、次。 「パッション・フラワー」 。 ビリー・ストレイホーンの曲らしいっす。 「情熱の花」 。 そう、捉える人が多いかと思いますが、ここでいうパッションというのは恐らく、パッションフルーツのパッションと同じく、 「受難」。 どうしてパッションフルーツが受難の果物なのかというと、 ここ 参照。 “PASSION FLOWER” を翻訳ソフトに掛けたら 「トケイソウ」 と出て来たんっすが、同じような意味合いなのではなかろうかと。 で、 「受難」 なので当然、曲のほうも陰鬱としたバラード調だったりするんっすが、ビル・パーキンスはテナーではなく、バリトン・サックスを吹いております。 それがまた何とも言えず、渋いっす。 で、おっ! ジョー・パス、生存確認。 生きとったんかい、ワレ! 途中からテンポが速くなって、ワイルドなビル・パーのバリサク・ソロを堪能することが出来、それをストラッゼリのピアノが小粋に受け止め、で、スローなテンポのテーマに戻って、おしまい。 ジョー・パス、生きているのは生きているんっすが、脇役に徹していて、その奥ゆかしさが、いいな♪ …っと。 前面に出てくるハゲというのは、ちょっとウザいっすからね。 ということで、次。 「ドント・スタンド・アップ」 。 これまたオリバー・ネルソンのオリジナルなんっすが、 「立ち上がらないでください」 。 ええ〜、せっかくのライブなのにぃ〜。 ま、ジャズのライブは、立ち上がって、ウェ〜イwww …という感じではなかったりするんっすが、曲の合間に聞かれるMCも何だかボソボソした声で、ちょっと陰気くさいし。 が、演奏のほうは、わりとノリノリ。 ギターとテナーのユニゾンでシンプルなテーマが演奏され、パーキンスのノリのいいソロがフィーチャーされて、で、続いてジョー・パスのギター・ソロが登場します。 おお、ついに日の目を見ることに! ギターの上で、ジョーPassの想像力と彼の構造の感覚は彼の速いテンポソロに揺れる流れを与えると、純粋なミュージカルである軽いタッチを持つ効果的な連続体は思わずにはいられず、で、続いて悲しげに正当に評価されないピアニスト、フランク・ストラッゼリが登場。 ハッピーにスイングして、最後はテナー+ギター (ユニゾン) とドラムスの掛け合いで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ブルース・イン・ホス・フラット」 。 フランク・フォスターの曲みたいなんっすが、軽快にバウンスするスインガー。 そういった感じのアレでありますな。 で、ビル・パーはバリサクを吹いてます。 いいと思います。 途中、ピアノのソロが聞かれます。 ケリーっぽくて、いいと思います。 で、終盤、バリサクの低音を活かした 「ブッ、ブッ、ブッ、ブッ♪」 みたいな “お遊び” で観客を楽しませて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 よかったと思います。 で、次。 歌物スタンダードの 「ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー」 。 ミディアム・ファストの軽快なナンバーに仕上がってます。 いいと思います。 で、次。 「キュート」 。 ニール・ヘフティの曲っすな。 で、キュートと言えば、京都。 この週末、遊びに行こうと思ってます。 2年くらい前に永年勤続表彰で貰った20万円分の旅行券。 本来、1年以内に使い切らないと課税の対象になるとの事だったんっすが、新型コロナウィルスの影響による外出自粛という情勢を踏まえて、使用期限が今年の6月まで延長されました。 既に19万4000円分使ったので、すっかり安心していたんっすが、本社の総務から 「全額、使い切らないと駄目!」 という通達が。 6,000円とか、誤差の範囲やん! そんな気がしないでもないんっすが、税務署はお堅いっすなぁ。 仕方がないので金曜日に有給休暇を取って、京都へ遊びに行くことにしました。 6,000円のビジホに泊まってもなぁ…。 そんな気がしたので、2万円ほど自費負担して、嵐山の温泉旅館に泊まることにしました。 1泊なので来週のこのコーナー、何とかしようと思えば、何とかならないことはないんっすが、ま、小ネタかな…と。 春の福岡の宿のネタが残ってますからね。 で、キュートと言えば、 おきゅうと 。 福岡にこんな郷土料理があったのかぁぁぁぁ。 春に福岡へ遊びに行ったのに、食べてこなかったぁぁぁぁぁ。 ま、別に、いっかぁ。 そんな気もするんっすが、で、「キュート」。 冒頭からジョー・パスが張り切ってます。 アップテンポで、のりのりだ!ぽっぷん10分。 つボイノリオがやっていたんっすが、 のりのりだぁー歌謡曲 → のりのりだ ぽっぷん10分(後に15分になったが、再び10分に戻る)。 そういう流れでしたか。 やっぱ、「ぽっぷん15分」 では語呂が悪くて、今ひとつだったんっすよね。 無駄に長くすればいいというワケでもないし。 で、演奏のほうはノリノリのギター、スインギーなピアノに続いて、ベースのソロが登場。 バスの上で、若いジムHughartは有能なサポートよりもっと横になり、リーダーJ.C.聞かれました? で、最後の最後、ビル・パーが出て来て、お馴染みのテーマを吹いて、おしまい。 最後の最後まで、何の曲か分からなかったんっすが、ニール・ヘフティの 「キュート」 かぁ! そう、ライブの観客が気付くというシステムでありますな。 粋な演出で、ソー・キュート♪

 で、次。 「ジェー・シーズ・チューン」 名前を見て分かるように、J.C.ハードのオリジナルっす。 マイナー調のファンキーなチューンで、さすが黒人。 そんな仕上がりだったりするんっすが、ブルージーな 「ブルージーンズメモリー」 って感じ? 俺には分からないよ、お前が何故〜(あい・どん・のう♪) ガラスの都会へと、旅立つのか〜 (ゆー・どん・のう♪) 「バカヤロー!」 じゃないバージョンもあるんすな。 これならカラオケで…、歌えねぇよ! で、「JCの作品」のほうはアレっす。 テーマの後、ギターのソロが登場。 ジョー・パス、前面にガンガン出てくるようになりましたな。 禿げていてもイケる…というのは、希望の光と言えるのではなかろうかと。 で、その後、ビル・パーのイケてるテナーがフィーチャーされて、最後はスインギーなピアノが締めて、ブルージーなテーマに戻って、おしまい。 で、次。 「サムタイム・アゴー」 。 ジョー・パスのギターをフィーチャーしたバラードっす。 ここまで厚遇すると、禿げ上がる、いや、つけ上がる恐れがあるんっすが、そんなそぶりを微塵も見せず、淡々とギターを弾いていて、これなら、ま、大丈夫かな…と。 んなことで、ラスト。 J.C.ハードのオリジナルで、 「バップ・マンボ」 。 ビ・バップとマンボの融合を試みたものなんっすが、その思惑は見事に身を結び、いい感じのラテン・ジャズに仕上がっていて、うー、マンボ♪ …ということで、おしまい。

【総合評価】 このクソ面倒なジャケットを僕がわざわざ書こうとしたという事は、そういう事っす。 今まで僕が持っていたビル・パーキンス感を完膚なきまでに叩き潰した傑作。 悲しげに正当に評価されないピアニストのフランク・ストラッゼリは、もっと楽しげに正当に評価されるべきだと思うし、ジョー・パスも禿げているし、で、もう一人のリーダーのJ.C.ハードも2つの自作曲で存在感を示しているし、とまあそんなこんなで、超オススメ☆


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