IT'S MORRISSEY,MAN! (FONTANA)

DICK MORRISSEY (1961/4/27)

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【パーソネル】

DICK MORRISSEY (ts) STAN JONES (p) MALCOLM CECIL (b) COLIN BARNES (ds)
【収録曲】

(01-03) ST. THOMAS / CHERRY BLUE / A BENCH IN THE PARK
(04-06) SANCTICITY / MILDEW / PUFFING BILLY
(07-09) GURNEY WAS HERE (OR BLUE WALTZ) / HAPPY FEET / WHERE IS LOVE ?
(10-12) DANCING IN THE DARK / WILLOW, WEEP FOR ME / JELLYROL
【解説】 ( 2022年07月10日更新 / 連載 1,496回 )

 京都に行ってきました。 そういえば去年の今頃、奈良に行ってたような気がするんっすが、どうして奈良なんかに行ったんっすかね? ・・・・・ 。 あ、思い出しました。 土日に大阪で「あと施工アンカーなんちゃら試験」の講習会があって、それに出るついでに、金曜日に休みを取って、奈良にでも行ってみるかぁ。 そういう流れだったんっすよね。 結局、講習会のほうは新型コロナウィルスの影響で、インターネットによるWeb講座に変更になったんっすが、せっかくだから奈良に行ってみるかぁ…と。 で、Web講座のほうはというと、試験の前々日と前日に、超・付け焼き刃で見ればいっかぁ。 …と、余裕をカマしていたところ、視聴期限が試験の1週間前までであることが発覚して、結局は見られず仕舞いだったんっすが、ま、それでも合格しちゃっかたら、別にいいっすけどね。 で、奈良のほうも堪能してきたんっすが、近鉄の奈良駅は “本線” から離れていて、大和西大寺で乗り換えになるんっすよね。 で、この駅名には馴染みがあったんっすが、まさかそこで安倍元総理が撃たれちゃうとは…。 安倍ちゃん、何年か前、桑名駅で満面の笑みでビックル買ってたのに…。 ( ここ 参照) よくよく考えたら、この状況もかなり無防備なんっすが、この男子高校生(当時)も、後ろに写っているJK (制服からして、西高生) も、ショックを受けているのではなかろうかと…。 で、 ここ に出てくる動画、今は亡き 「桑栄メイト」 やん…。 いや、今は亡きと言っても、建物はまだ廃墟として残っているんっすけどね。 さっさと取り壊して、新しいホテルを建てろよ! そう、思わずにはいられませんが、で、 安倍ちゃん、奈良の後は京都の四条河原町で演説の予定だったんっすな。 先日、ちょうどその辺りをウロウロしていたんっすよね。 だから何や? …と言われても、別に何でもないんっすが、そもそも、どうして今回、京都に行くことになったのかというと、2年ほど前の永年勤続表彰で貰った20万円分の旅行券。 永年勤続表彰は現金がエエねん。 …なんっすが、会社側にも都合があるんでしょうな。 本来、貰ったら1年以内に使い切らないと課税対象になるらしいんっすが、新型コロナウィルスの影響で1年間の猶予が与えられて、で、19万4千円分くらい使ったので、すっかり安心していたんっすが、6月末までに全額、使い切らんのアカン! …と。 じゃ、ま、手近なところで、京都にでも行くかぁ…と。 2万6千円の宿を取ったので、2万円は持ち出しになってしまったんっすが、持田氏 (もちだし) に貢ぐことを思えば、まぁ。 持田氏 。 画像検索したら、この何かムカつく顔のオッサンが出て来たんっすが、ビタ一文、貢ぐ気にはなれませんよね。 同じく、画像検索に出て来たセクシー女優の持田栞里 (もちだしおり) なら、ぜんぜん貢いでも大丈夫なんっすが、ニコニコ健全サイトである、権威ある 『塩サバ通信』 にリンクを貼るワケにはいかないので、そこは各自で。

 で、京都。 お手軽なので、これまでに何度も行っていて、金閣寺以外、主な観光スポットは、ほぼ行き尽くしてしまったんっすが、6月下旬(当時)と言えば、ちょうど紫陽花の季節。 どこか、紫陽花の名所にでも行ってみようか…と。 何でもいいけど、紫陽花。 知っているから普通に 「あじさい」 と読めるんっすが、知らなかったら絶対、読めませんよね。 河合その子の 「涙の茉莉花LOVE」 も、同様。 茉莉花 (まりはな) ? …と、読んでしまいました。 アイドルが、マリファナ(麻薬)の歌とか、エエんか? …と思ったら、 「涙のジャズミン・ラブ」 。 んーと、 これ 。 おお、可愛ぇぇ♪ ぶっちゃけ、歌のうまさは微妙なんっすが、可愛いは正義。 で、歌そのものは普通に名曲っすよね。 さすが、後藤次利。 作詞の T2 (てぃー2乗)? …も、いい仕事をしてますよね。 河合その子って、どうしても 鈴木その子 と、ゴッチャになってしまうんっすが、おニャン子クラブ会員番号12番のほうだったんっすな。 あ、グロ画像を貼るなら、ちゃんと 「グロ注意」 って、言ってくれないと! で、 「京都 紫陽花」 でググってみたところ、候補として出てきたのが 「三千院」 と 「三室戸寺」 。 どちらにするか、ちょっと悩みますな。 2箇所とも行けばエエやん。 そう、思われるかも知れませんが、この2箇所は方向が正反対なんっすよね。 三千院と三室戸寺。 どちらも 「三」 が付くので、世界のナベアツならアホになってしまうんっすが、三千院は京都市の北の外れの大原、三室戸寺は京都市の南の宇治市っすか。 三千院は、紫陽花の季節ではないんっすが、行ったことがあるんっすよね。 となると、行ったことがない三室戸寺のほうに心が傾くんっすが、 「三室戸寺(みむろとじ)」 という名前がちょっと…。 微妙に 「卵とじ」 っぽいっすよね。 で、個人的に 「卵とじ」 って、あまり好きではないんっすよね。 ほうれん草の卵とじとか、ニンジンの卵とじとか。 卵でとじきれてなくて、汁気が残って、べちゃーっとしているのが嫌なんっすが、ま、そういう作り方をせずに、ちゃんと卵でとじきればいいだけの話なんっすけど。 で、三室戸寺(みむろとじ)のほうも、ちゃんと三室 (みむろ) で、とじきってあれば大丈夫かと思われるんっすが、宇治という地名もちょっと…。 何か、ウジウジした蛆虫が涌いてそうっすよね。 ウジウジしてなければエエんか? さっぱりした性格の蛆虫ならエエんか? そう言われると、それもやっぱり嫌なんっすが、でも、宇治金時とかは普通に美味しいし、 平等院 も、かなり前に一度だけ行ったことがあるだけだし、 源氏物語ミュージアム なんかもあったりするし、悪くないかな? …と。 いいっすよね、源氏。 美味しいっすよね、源氏パイ。 ま、美味しいのはパイだけで、僕は断然、源氏物語よりも平家物語派なんっすが、となると、やっぱ、大原っすかね? 建礼門院ゆかりの 寂光院 があるんっすが、ここは行ったことがないんっすよね。 あ、でも、こっちの 「ゆかり」 は好きでも、坂角の 「ゆかり」 は好きじゃないので、○○ゆかり…と言われても、さほどソソられるものはないし、 「ゆかり」 よりもユーカリのほうが、いいよな! …と。 コアラかよ! そう、突っ込まれそうなんっすが、そんなこんなで今回は三室戸寺のほうに行ってみることにしました。

 平等院とは微妙に離れているので、単独で攻めることにしたんっすが、ここ、電車で行こうとすると、アクセスが微妙なんっすよね。 京阪・三室戸駅下車、徒歩15分なんだそうっすが、この京阪というヤツが微妙。 京都駅に乗り入れていないので、どこかで乗り換えなければならないんっすが、となると

  京都駅 ー (JR奈良線) ー 黄檗駅 ー (徒歩) ー 京阪・黄檗駅 ー 三室戸駅

 というルートっすか。 黄檗駅。 何じゃこの、難しい駅は…。 んーと、 これ 。 「おうばく」 って読むんっすな。 黄色い襞 (ひだ) ? いや、襞(ひだ)とも違いますな。 大和田獏。 これも違いますな。 いずれにしろ、まったくソソられない名前の駅なんっすが、とりあえずJR奈良線に乗ってみたら、JKがたくさん乗っていて、この駅でたくさん降りたので、好感度アップ。 すぐ近くに 京都芸術高等学校 というのがあるんっすな。 平成25年度卒業制作1 。 何じゃこの、きのこ派のダイレクト・マーケティングな映像は! たけのこ派、激怒…というか、小枝派、憤慨っすよね。 小枝、暖炉で燃やされてるし。 高原の小枝を大切にせんかい! こんな偏った思想のJKが通っていたのかと思うと、憤りを禁じ得ませんが、それはそうと。 京阪宇治線とJR西日本奈良線がそれぞれ乗り入れている。両社の駅は敷地が隣接しているが独立した設備であり連絡通路などの設備も無く、両社のホームの端同士は目と鼻の先にあるものの改札口は離れている。両駅間を徒歩で乗り換えるためには駅北側および東側の一般道路をL字型に通行することになる。これが地味に面倒。 で、黄檗駅から三室戸駅までは一駅なんっすが、三室戸寺は (みむろとじ) なのに、駅のほうは三室戸 (みむろど) なんっすな。 「みむろと」 では 「三室と」 にしか変換されなくて、地味に面倒。 で、駅から徒歩15分というのも、微妙な距離でありますな。 京都っぽい雰囲気、宇治っぽさ、観光地らしさは皆無だし、JKたちはみんな学校に吸い込まれちゃったし。 駅前は住宅街だったのが、次第に山っぽくなってきて、でもって、


< 三室戸寺 (本堂周辺・その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 おお、こんなところに立派なお寺のなばびこーん! ( ← なんじゃこれ?) …と思った人は、『べーしっ君』擬音集 参照。 そういえば これ 、157ページまで読んだところでアホらしくなって、放置してしまったんっすが、で、立派なお寺。 入ってすぐのところに、お目当ての 「あじさい園」 があったんっすが、僕は美味しいもの、好きなものは、いちばん最後まで取っておくタイプなので、まずはどうでもいい “本堂エリア” から片付けることにしました。 ニュースで見た これ を楽しみにしていたんっすが、 6月10日ごろまでの予定だが、水やりが欠かせない鉢植えのため、見頃が早く終わる場合もある。 あ、もう終わっちゃったんっすな。 無念…。 でもまあ、石段を上がった先に、 (写真・いちばん上) の、ガラス鉢に入った紫陽花アートみたいなのはあったので、ま、いっかぁ…と。 で、(写真・上から2番目)は、「本堂」 っすな。 (江戸時代・府文化財) で、それなりに歴史と価値はある模様。 で、 (写真・ちょうど真ん中) は 「宇賀神」 とかいう、キモい神様。 うがしん? サザエさんのエンディング? それは 「んが、んぐ」 。 で、宇賀神というのは これ 。 あ、「うがじん」、もしくは 「うかのかみ」 っすか。 「うがしん」 では何だか 「くわしん」 ( ←「桑名信用金庫」 の略) みたいで、威厳がねぇな…と思ってたんっすよね。 で、この写真の奴と、ぜんぜん違うんっすが、あ、Wikipedia の奴は 「宇賀弁才天坐像」 なんっすな。 頭部に小さく宇賀神が乗り。 あ、確かに、乗ってる! その姿は、人頭蛇身で蜷局 (とぐろ) を巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと諸説あり一様ではない。 三室戸寺のは “頭部が老翁バージョン” なんっすが、それが何とも言えず、キモい空気を醸し出していて、キモっ! 「耳をさわれば福がくる、髭を撫でると健康長寿、しっぽをさすれば金運がつく」。 そんな怪しげなフレーズが書かれていて、該当箇所がさわられて、撫でられて、さすられて、テカテカになっていたりするんっすが、こんなキモいものを撫でてまで、福が欲しいか? 健康になりたいか? 銭が欲しいか? …と言われると、欲しいっ! なりたいっ! が、僕にも体面があるので、こんなものを人前でナデナデしたりはしません。 これ を買って、家でこっそり撫で回そうと思うんっすが、で、この寺には他にも、ウシさんだとか、ウサちゃんだとか。 ウシさんは、正しくは 「勝運祈願の宝勝牛(牛玉)」 というらしいんっすが、牛丼に生玉子をトッピング? …みたいな略称。 この宝勝牛がくわえている牛玉の観音様に触れると、勝運に恵まれるといいます。 …だそうっす。 このウシ、そんなもん咥えとったんかぁぁぁ。 知らんかったぁぁぁ…。 これで僕は勝運に見放されることになりそうなんっすが、あ、でも、ウサギがいるから! さすがに、このボーリングの玉みたいなのは見逃さなかったんっすが、兎は、幅60cmの大きな玉を抱いていますが、玉の中に卵型の石があり、それが立てば願いが通じると云われています。 え? あの玉の中に “卵” があったんかぁぁぁ。 知らんかったぁぁぁ…。 「何事も下調べが大切だよね!」 と、舌平目に諭されたんっすが、まさか、カレイ目ウシノシタ科に属する魚に、そんなことを言われるとは…。


< 三室戸寺 (本堂周辺・その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、次。 (写真・いちばん上) 。 この時期、紫陽花だけでなく、蓮の花も咲いていました。 蓮って、花は綺麗なんっすが、真ん中の蓮根っぽい部分が、ちょっとキモいっすよね。 んーと、 これ 。 うわっ、キモっ! グロ・サイトを貼るなら、ちゃんと 「グロ注意」 って、言ってくれないと! で、他にはプチ銀閣寺っぽい堂とか、鐘楼とか、三重塔とか。 どれもこれも (江戸時代・府文化財) で、それなりに歴史と価値はある模様。 こんなところに三重塔があったんっすな。 ちっとも知りませんでした。 が、これ、(江戸時代) なんっすが、江戸時代からここに建っていたワケではなく、余所から持って来たみたいっす。 別に強奪したり、借りたものをそのままパクったりしたワケではなく、正当な商取引によるものなんっすが、んーと、 ここ 参照。 資金難で三重塔を売りに出すとか、マジであったんっすな。 メルカリに出品したんっすかね? 「三重塔 (本物です) 」 みたいな。 なワケ、ねーやろ! 真面目に受け取られない可能性が高いんっすが、三室戸寺は真面目に入札したんっすな。 まるで最初からそこに建っていたかのように、何の違和感もなく周囲の風景に溶け込んでいるんっすが、そういえば三重県って、三重なのに三重塔がないような? あるんっすかね? 津観音には 五重塔 があるみたいなんっすが、所詮はパチモンだし。 で、ん? 三重塔 (三重県桑名市)? んなもん、どこに? …と思ったら、 これ 。 ああ…。 近くの多度大社にかつてあった三重塔を三分の一の大きさで復元されたもの。 多度神社にそんなものがあったんっすか。 んーと、 これ 。こうやって見ると、けっこう立派な神社でありますな。 奈良時代末期に、満願禅師が多度神の託宣を受け、天平宝字七年(763) に多度菩薩を中心とした三重塔二基・法堂・僧房からなる神宮寺(日本で三番目)を建立した。 もしこれが現存していれば、(旧・多度町だけど) 桑名観光の目玉になるところだったんっすが、惜しい…。 で、三室戸寺に話を戻しますが、本殿の前辺りにも 「紫陽花鉢(その2)」 があったりして、とまあそんなことで、本殿周辺エリアは、おしまい。 で、階段を下って、お目当ての 「あじさい園」 へ向かうと、


< 三室戸寺 (あじさい園・その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 おお、咲いてる、咲いてる。 思ってたより、めっちゃ咲いてるぅぅぅ♪ さすがは 「名所」 でありますな。 これがもし名所ではなく、田所商店だったら、味噌らーめんになっちゃうところでした。 ま、それはそれで何の問題もないんっすが、


< 三室戸寺 (あじさい園・その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 いやあ、いいっすなぁ。 色が色々で、カラフルなところがいいっす。 紫陽花の色の違い、どうして出るの?白が白い理由は? 土壌が酸性か、アルカリ性かで色が変わるというのは有名な話っすよね。 土壌が酸性だと青色、アルカリ性だとピンク色、土壌が出て来て、こんにちは、日清製粉、から揚げ粉〜♪

 ということで、三室戸寺は以上っす。 駅からの往復はちょっとアレだったんっすが、いやあ、行ってよかったっす。 昼飯の予約の時間の都合で、滞在時間は60分 (予定) 。 ちょっと忙 (せわ) しないかな? …と思ったんっすが、大丈夫でした。 ざっと見て回るだけなら、30分くらいあれば大丈夫。 平日だったんっすが、帰りがけには、かなり人の数が増えてきたので、朝、早い時間に行くのがオススメ。 平日の早い時間だと黄檗駅前にJKもたくさんいるし。 で、この後、宇治エリアから離れて、昼飯を予約した店のある四条河原町方面へ移動したんっすが、このルートは京阪だけで大丈夫。

  三室戸駅 ー (京阪・宇治線) ー 中書島駅 ー (京阪本線) ー 祇園四条駅

 そういうコースでありますな。 中書島 (なかかきじま) 駅? …と思ったら、中書島 (ちゅうしょじま) だったんっすが、京都府京都市伏見区葭島(よしじま)矢倉町にある、京阪電気鉄道の駅。 (中略) 文禄年間、中務少輔に任官していた脇坂安治が宇治川の分流に囲まれた島に屋敷を建て住んだことから、「中書島」の名前が生まれたとされる。中務少輔の唐名が「中書」であったことから、脇坂は「中書(ちゅうじょう)さま」と呼ばれていた。その「中書さま」の住む屋敷の島という理由で「中書島」と呼ばれるようになった。 へぇ。 唐名とか、あったんっすな。 もし僕が唐名を名乗るとすれば、「サバの唐揚げ」 にしようと思うんっすが、とまあそんなことで、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日はディック・モリシーっす。 誰? …って感じなんっすが、このコーナーでも過去に一度だけ取り上げたことがあります。 ほれ 。 ああ、この微妙な顔の人っすかぁ…。 正体が判明した瞬間、ガクンとテンションが下がってしまったんっすが、こりゃ、あまり多くは期待出来そうにありませんな。 男は顔じゃない。 金や。 そんな意見もあろうかと思いますが、あまり金を持ってるようにも見えないし。 こう見えて、裏でこっそり三重塔を密造して、メルカリで売って稼いでいたりする可能性はあるんっすが、少なくとも力強いテナー・プレイとか、無理そう…。 そうれはそうと、2010年の “B−1グランプリ” は “十和田バラ焼き” に決定! そんな予言が書かれておりますが、その結果はというと。 ジャカジャカジャカジャカジャカジャカ、ジャーン。 ほれ 。 “甲府鳥もつ煮” に決定! 僕の予言、外れてるやん! “十和田バラ焼き” 、8位やん! この時点で、僕のテンションは更に低下したんっすが、で、後半。 ディック・モリシーについて、どんなことが書かれているのかというと。 君はモリシーを知ってるかな? 僕は知りません。 無利子なら知ってるんですけどー。 “無利子で利尻昆布巻き” とか、来年あたりB−1にノミネートしてきそうなんですが、うんぬん。 どうでもいいことしか、書いてありませんな。 で、ジャケットに写ったモリシーくんの顔を見る限り、期待度はゼロでありますな、こりゃ。 とても、まともなジャズが出来る人とは思えなくて、無利子でも借りたくない気がします。 そんなことも書かれております。 やはり、当時から期待出来ない顔という認識だったんっすな。 が、総合評価を見ると、正直、顔を見ただけで端から駄作だと決め付けてしまって、すまんかったっす。 顔はダサくても心は錦。そういうキャラだったんですな。 そんなことが書かれていて、ん? もしかして、意外にイケるとか? で、今日はそんなモリシー君の 『イッツ・モリシー・マン!』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、1961年に録音された記念すべき初リーダー作。 通称 「線路のモリシー」 として、一部のマニアでは知られているみたいなんっすが、線路の上を歩いてはいけませんな。 堀ちえみと早見優も、めっちゃ叩かれてたし。 んーと、 これ 。 そうそう、京都の嵐山なんっすよね。 先日、この踏切を渡った僕は、感無量だったりするんっすが、よくよく見るとこの2人、線路には侵入してませんよね。 線路と線路の間の空きスペースに立ってます。 線路の真ん中を堂々と闊歩しているモリシー・カルテットの一味のほうが、より悪質度は高いと言えそうなんっすが、これは “一味唐辛子の刑” に処されても、やむを得ないところ。 リーダー以下、スタン・ジョーンズマルコム・セシルコリン・バーンズっすか。 この名前、しっかり覚えておかなければなりませんな。 スタン・ゲッツとエルビン・ジョーンズ、マルコム X とセシル・テイラー、こりん星がバーンと爆発。 この連想で何とかなりそうなんっすが、とまあそんなことで、では、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、 「セント・トーマス」 。 御存知、ソニー・ロリンズ作の能天気ソングなんっすが、うぉぉぉぉぉぉ。 何じゃこの、男っぽい吹きっぷりは! ロリンズに勝るとも劣らない…というのは、さすがに褒め過ぎかも知れませんが、少なくとも花田 虎上 (はなだ まさる) には勝るよな…と。 虎上で (まさる) って…。 これに勝らないのって、そうそう思いつかないんっすが、勢いと力とパワーで押し切るハードなテナーのブロウが炸裂した後、ピアノ、ベースの順で各自のソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 とにかく、リーダーの存在感だけが際立つ1曲だったんっすが、モリシー、凄ぇぇぇぇぇ! ということで、次。 全部で12曲も入っていて、ひとひとつ構う時間がないので、先を急ぎます。 「チェリー・ブルー」 。 B. Le Sage という人が書いたみたいなんっすが、「さくらんぼ・青」 ? “さくらんぼ” って、赤か黄色と相場が決まっているんっすが、 PRONT(旧青いさくらんぼ) 。 ググってみたら、こんなのがありました。 ハッピーなホテルらしいので、ニコニコ健全サイトである 『塩サバ通信』 にリンクを貼っていいのかどうか、ちょっと悩んだんっすが、特にエロい画像が出て来たりするワケではないので、ま、いっかぁ…と。 和歌山県紀の川市って、需要あるんか? そんな気がしないでもないんっすが、ま、どんな地方にもスケベはいますからね。 で、曲のほうはというと、ジョニー・グリフィンが演ってそうな感じのブルース・チューン。 で、モリシーのプレイも、グリフィンばりに、バリバリに真っ黒だったりして、いやあ、本当、人って見掛けによらないものでありますなぁ。 ちなみに、線路の上を歩いているモリシーは、意外とキリッとした顔立ちだったりするんっすが、やろうと思えば、こういう顔も出来るんっすなぁ。

 で、次。 「ア・ベンチ・イン・ザ・パーク」 「公園の中のベンチ」 っすか。 ま、公園にベンチはつきものっすからね。 というか、ベンチと便器のない公園は、存在意義がないと言えるんっすが、 Jack Yellen、Milton Ager、作者としてこの2人の名前がクレジットされているこの曲、なかなかいい感じのベンチであるな…と。 ミディアム・ファストのハード・バピッシュなナンバーで、ソロ・パートではモリシーの卓越したプレイが光るな…っと。 淀みがないっすよね。 まるで、淀川の流れに身を任せているかのよう。 ちなみに、京都を流れる賀茂川は、 高野川と合流して名前が鴨川に変わるんっすが、その鴨川が嵐山のほうから流れてくる桂川と合流して、更にその先で宇治川・木津川と合流して、結果、淀川になるんっすよね。 淀川の下流あたりは流れが淀んでいるイメージなんっすが、宇治の辺りを流れる宇治川は、かなりの急流だったりします。 宇治川の流れに身を任せているかのよう。 そっちのほうが スピード感が伝わる気がするんっすが、テナーのあと、ピアノのソロがあって、その後、ts→ds→ts→ds の4バースで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「サンクティシティ」 。 コールマン・ホーキンスの曲みたいなんっすが、これまた調子のいいナンバーっすな。 超アップ・テンポを物ともしないモリシーのブロウが圧巻なんっすが、ちなみにオリジナルは、 このアルバム に入っている模様。 『老鷹高飛 (The Hawk Flies High) 』 っすか。 確か、このコーナーでも取り上げたことがある筈です。 んーと、 これ 。 とても、ニコニコ健全サイトとは思えない、不健全な都々逸が列記されているんっすが、ああん、僕の高潔なイメージがぁぁぁぁ…。 ま、それはともかく、モリシーが凄かったな…と。 で、次。 「ミルデュー」 。 これまた、ジョニー・グルフィンっぽい真っ黒なブロウが炸裂! そういったアレなんっすが、曲そのものもグリフィンのオリジナル。 コールマン・ホーキンスを師と仰ぎ、ロリンズとグリフィンに憧れるイギリス人。 そんな姿が見えてきたんっすが、で、次。 「パフィング・ビリー」 。 正しい発音は不明なんっすが、ピアノを弾いているスタン・ジョーンズのオリジナル。 ミディアム・テンポの、ちょっぴりキュートな曲調で、ピアノ弾きとしては存在感がやや希薄だったんっすが、ここで挽回しましたな。 “ソロ1番手は作曲者が担う (ことが多い…ような気がする) ” という暗黙のルールにより、 ピアノ弾きとしても、最初にフィーチャーして貰っているし。 今ひとつ、弾まない感じの弾きっぷりなんっすが、それもまた個性のひとつだし、ああせい、こうせいと、個性について、あれこれ言われる筋合いはないっすよね。 続いてモリシーが、新人とは思えない余裕のあるソロを披露し、最後はベースの人が地味に締めて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 ここからレコードだとB面に入るんっすが、その冒頭を飾る 「ガーニー・ワズ・ヒア」 、括弧して ( オア 「ブルー・ワルツ」 ) は、これまたスタン・ジョーンズのオリジナル。 ここに来て、謎のスタ・ジョー推しなんっすが、ゆったりとしたワルツ・タイムのブルージーなナンバーで、作曲家としての才能は、なかなかやな…と。 “(必ずしも) ソロ1番手は作曲者が担う (ワケではない) ” という暗黙のルールにより、そっちの名誉はリーダーに譲っているんっすが、ま、途中からちゃんと弾かせて貰っているし、で、そこにテーマが被さってきて、おしまい。 ほんのちょっとした小さなプチ小品。 そんな感じだったんっすが、で、次。 「ハッピー・フィート」 。 Jack Yellen、Milton Ager、作者としてこの2人の名前がクレジットされているんっすが、 3曲目の公園のベンチの奴と同じっすよね。 アップ・テンポで、ちょっぴりグルーヴィな仕上がりで、作者としての才能は確かなようでありますが、ここでもまた、モリシーの淀みのないブロウが圧巻。 淀君に己の運命を委ねている感じ? 何でもいいけど淀君 ( ← 豊臣秀吉側室 ) って、「よどぎみ」 と読むんっすな。 今までずっと、 「よどくん」 と読んでました。 どうしてそんな 「いかくん」 ( ← 「イカの燻製」 の略 ) みたいな名前? …と、不思議に思っていたんっすが、いや、さすがに嘘なんっすけど。 書くことがなくて、ネタに走ってしまったんっすが、終盤、ts→ds→ts→ds の4バースで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ホエア・イズ・ラブ」 。 作曲者として Lionel Bart という名前がクレジットされているんっすが、ライオネル・バート (1930年8月1日−1999年4月3日) はポピュラー音楽とミュージカルの英国の作家と作曲者でした。 あ、なるほど。 自国のポップ・チューンなんっすな。 自国のポップなら、地獄のシャワーよりはマシだと思うんっすが、ありましたよね、小学校のプールに入る前、冷や水を浴びせられる奴。 腰まで浸かる消毒槽と共に “地獄” を形成していたんっすが、で、これ、曲のほうはというと、ポップというか、ノスタルジックなバラード調。 ちょっとここで、チェンジ・オブ・ペースな感じでしょうか? いいと思います。 中間部で聞かれるピアノのソロも極めて良好で、んなことで、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 歌物スタンダードの 「ダンシング・イン・ザ・ダーク」 。 ミディアム・テンポで軽快に駆け抜ける競走馬。 そんな感じっすかね? いましたよね、ダンスインザダーク。 ダンスインザダークの母はダンシングキイ。 ダンシングキイの父はNijinsky (ニジンスキー) 。欧州の有名なダンサーです。 そんなことが 知恵袋 に書かれていたんっすが、え、そうなん? ニジンスキーって、「人参好き」と、ちゃったん? ま、確かに変だと思ったんっすよね。 あんな、大して美味くもない野菜が好きとか。 卵とじにしても今ひとつだし。 で、次。 これまた歌物スタンダードの 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 日本名 「柳よ泣いておくれ」 。 何か女々しくて、個人的にあまり好きではないんっすが、ここではモリシー抜きのピアノ・トリオで演奏されていて、息抜きとしては、ま、いっかぁ…と。 んなことで、ラストっす。 「ジェリーロール」 。 チャールス・ミンガスが伝説のピアニスト、ジェリーロール・モートンに捧げた曲なんっすが、ジェリーロールというのは、大変いやらしい意味だと聞いたことがあるんっすが、どれくらい、いやらしいのかというと、ニコニコ健全サイトでは、とても口に出来ないくらい。 ま、曲そのものはノスタルジックで健全な雰囲気なので、ぜんぜん大丈夫なんっすが、テナー、ピアノ、ベースの順で、各自の卓越したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 とってもイイ♪ 超オススメ☆


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