IT MIGHT AS WELL BE SPRING (BLUE NOTE)

IKE QUEBEC  (1961/12/9)

IT MIGHT AS WELL BE SPRING ←click!!


【パーソネル】

IKE QUEBEC (ts) FREDDIE ROACH (org) MILT HINTON (b) AL HAREWOOD (ds)
【収録曲】

(01-03) IT MIGHT AS WELL BE SPRING / A LIGHT REPRIEVE / EASY - DON'T HURT
(04-06) LOVER MAN / OL' MAN RIVER / WILLOW WEEP FOR ME
【解説】 ( 2022年07月24日更新 / 連載 1,498回 )

 7月にはいくつか “記念日” があります。 まずは 7月5日 。 これは何の記念日なのかというと、「家燃えた記念日」 。 当時、僕は小学5年生だったので、かれこれ40数年前ということになりますか。 僕の家が火事で燃えたんっすよね。 火事の原因は、さば君による放火…ではなく、 “君 (きみ) ” が火を付けたワケでもなく。 “君 (きみ) ” って、誰や? …というと、村下孝蔵の 「初恋」 の歌詞に登場する “君 (きみ) ” 。 放火後の校庭を走る君がいた〜♪ 家に火を付けて、校庭を走って逃げている絵面が浮かんでくるんっすが、さば家は道路を挟んだすぐ向こう側が小学校なので、走って逃げるなら、そっちかな…と。 で、何でもいいけど、 これ 。 え? 何じゃ、これ…。 0:23頃に登場する、ポニテ・ギャルに席を占拠された眼鏡の陰キャくんが主人公なのかと思ったら、ちゃうんかい! で、このポニテ・ギャルも、何か 「初恋」 のイメージとちゃうんっすよね。 何と言うか、 “このギャルならサバ家に火を付けても不思議ではなさそう感” が漂っているというか。 ストーカーを拗らせて、 “彼” の家に放火。 「あるある」 な展開だと思います。 村下孝蔵の 「初恋」 の歌詞に登場する “君 (きみ) ” は、こんなんじゃない! じゃ、どんなのかというと、 これ 。 おお、これこれ。 この、目の離れ具合が、たまらんっ♪ で、ググってみたら、 こんなの も。 うーん、ぶっちゃけ、ちょっと微妙…。 初恋通り商店会って…。 「はつこ。」ちゃん、オリジナルの表情以外は、蛇足感が半端ないんっすが、この3次元の銅像みたいなのも、アレっすよね。 村上保 (むらかみたもつ) 氏、欲に目がくらんで、血迷った? で、話を 「家燃えた記念日」 に戻しますが、どうしてサバくんの家が燃えたのかというと、サバくんの放火ではなく、サバくんの火遊びでもなく、サバくんの寝煙草の不始末でもなく、空き家になっていた隣の家がいきなり燃えだして、それがサバ家に燃え移ったという。 空き家になっていた隣の家がいきなり燃えだした原因としては、漏電説、屋根にあった透明なプラスチック (?) の波々の板みたいなやつ (?) が、太陽の光を集めて、虫眼鏡みたいになって発火した説。 ぼくの知ってる限り、この2つの説が有力だったと記憶しておりますが、そんなこんなでサバ家は、全焼しました。 全焼というと丸焼けのイメージなんっすが、全体の50%以上が燃えれば、全焼である。 そんな定義を耳にした記憶があるような? 50%なら、半焼やんけ! そんな気がしないでもないんっすが、 50%以上っすからね。 半分よりは、ちょっと燃えている = ほぼ、全焼したようなもの。 そういう判断なんでしょうか? ちなみにサバ家は、僕の見立てで93%くらいは燃えたので、全焼っ! …と言い切っても、まったく問題ないかと。

 で、 「家燃えた記念日」 というのは具体的にどういうことをする日なのかというと、そう言えば昔、家が燃えたなぁ。 …と、過去の思い出に耽る。 ただ、それだけの日だったりして、別段、家で 「焼き肉パーティ」 を開いたりするワケではありません。 で、続いては 7月6日 。 「家燃えた記念日」 は、由来が個人的に過ぎて、ピンとこない人が大半…というか、サバ家の関係者以外、全員ではないかと思われますが、 7月6日は有名っすよね。 そう、「サラダ記念日」 っす。 『この味がいいね』と 君が言ったから 七月六日は サラダ記念日 。 「この味がいいね」 って、それ、ドレッシングが美味しいだけ、ちゃうんかい? そんな気がしないでもないんっすが、中身を読むと、実はサラダではなく、鶏の唐揚げだった。 そんな裏話が暴露されておりますな。 『この味がいいね』と 君が言ったから 七月六日は 鶏カラ記念日 (詠人注:「鶏カラ」とは鶏の唐揚げの事) 。 別に、それでよかったような気もするんっすが、 詠人がいちいち注釈を付けるのも野暮な話っすからね。 「サラダ記念日」 って、無駄に語感がよかったりするし。 さらに調べを進めた結果、実は 「サラダ記念日」 は、7月6日ではなかった! そんな衝撃的な事実が発覚したんっすが、 ほれ 。 うわぁ、マジかよ…。 そういう極秘事項は、墓場まで持って行って欲しかったっすなぁ…。 ま、墓場さんサイドからすると、そんな “重い秘密” ばかりを持って来られても対処に困るので、お供えは 「都饅頭」 だけにしておいて欲しい。 そんな心境だったりするかも知れませんが、ちなみに 「都饅頭」 で画像検索すると、 こんなの が出てくるんっすが、こんなの、 「都饅頭」 ちゃうから! これ やから!

 (1) こういうタイプの 「都饅頭」 は、桑名の周辺にしかない。
 (2) 「鬼まんじゅう」 は、名古屋の周辺にしかない。
 (3) 「田舎あられ」 って、田舎ならどこにでもあるのかと思ったら、三重の田舎にしかない。

 この3つが “世界3大・○○にしかないと分かって衝撃を受けた菓子” なんっすが、 「鬼まんじゅう」 というのはアレっす。 これ 。 ビジュアル的にはアレっす。 サツマイモの角切りが入ったクリームシチューを食べたら “ゲロまず” で、吐いてしまって、そのゲロを放置したら、固まってしまった風。 そんな感じ。 いや、味は美味しいんっすけどね。 で、 「田舎あられ」 というのは、 これ 。 え、これ、三重県にしかないん? で、三重県人はこれをお茶漬けにするって、マジっすか? サバ家では普通に、おやつとして食ってますぜ。 素朴な味…というか、味がしないので、個人的にはあまり好きではなかったりするんっすが、なるほど。 味がないので、 お茶漬けにするというのは、ひとつの手かも知れませんな。 で、次。 7月22日 。 「塩サバ物産(仮名)創立記念日」 。 僕が働いている会社が創立した、とっても記念すべき日っす。 が、別に会社が休みになるワケではないので、別にどうでもいい日っす。 自社のほ→むぺ→じ ( URLはナイショ♪) を見たら、会社設立:昭和23年7月24日と書いてあったんっすが、創立と設立は違うんっすかね? よく分からんのっすが、ま、別にどうでもいい日なので、どうでもいいかぁ…と。 基本的にはどうでもいい日なんっすが、5年に2度くらいの頻度で、それなりに意味を持つ日になったりするんっすが、まずは 「創立○○周年記念旅行」 。 創立記念日である7月22日を軸に、その前後の土日を絡めた行程で、5年に1度くらいの頻度で執り行われることになっております。 かつては豪勢にハワイだとか、オーストラリアだとか。 その後は行き先が国内になっちゃったんっすが、それでも沖縄だとか、北海道だとか。 前回の創立○○周年だかは九州だったんっすが、それでも鹿児島の南の外れの指宿まで行ったから! ぶっちゃけ、鹿児島の南の外れまで行くのは無謀だったとしか思えない、行って、泊まって、帰ってくるだけのアレだったんっすが、で、来年が次回の○○周年記念旅行だったりします。 先日、それに関するアンケート用紙が配布されたんっすが、どこに連れて行って貰えるのかと思ったら、金沢と能登半島。 エエぇぇぇぇ…。 手近過ぎませんか? 金沢とか、何回も行ったことがあって、今更、見たいところもないし。 アンケートは、金沢でのグループ行動の希望を募るものだったんっすが、

 (1) 歴史案内人と巡る金沢城公園。
 (2) 金沢21世紀美術館
 (3) 金箔貼り体験
 (4) 何か醤油のところ。

 その4択。 うーん…。 金沢城公園とか、歴史案内人と巡るほど、歴史的な何かが残されているワケじゃないし、21世紀美術館は行ったことがあるんっすが、何か微妙だったし、金箔とか、一人で貼り貼りしても空しいだけな気がするし、醤油とか、地元の桑名のサンジルシで何とかなりそうだし。 でもまあ、鹿児島の南の外れまで行って、鹿児島で観光したのが 「西郷どん・大河ドラマ館」 だけだった前回よりはマシな気もするし、で、もう1点、 「永年勤続表彰」 。 これも5年の周期で回ってきます。 名古屋のホテルに集まって、表彰されて、金一封と旅行券を貰って、フカヒレなんかを食って、解散。 そういうイベントっす。 フカヒレとか、この時にしか食べないので、フカヒレを食うと、ああ、あれから5年が経過したんやな。 月日が経つのは早いな。 しみじみと実感することになるんっすが、サバくんは令和2年が表彰の対象でありました。 が、新型コロナウィルスの影響で “フカヒレ会” は中止になって、三重支店に社長が来て、表彰されて、金一封と旅行券を貰う。 そんな型式になりました。 “フカヒレ会” は翌年、令和3年の受賞者と一緒に執り行われることになっていたんっすが、それも新型コロナウィルスの影響で延期に。 そして今年。 ひさしぶりに “フカヒレ会” 込みで、名古屋で開催されることになったんっすが、その案内用紙に、写真撮影を行いますので、令和2年と令和3年の受賞者は、賞状を持参するように。 そんな注意が書かれておりました。 あと、参加者は必ず社章を着用するように。 …とも。 エエエぇぇぇぇ…。 んなもの、ねぇぞ! いや、捨ててはいないなので、探せばきっと、どこかにはある筈なんっすが、相当に気合いを入れて、覚悟を決めて探さないと、絶対に見つからない自信があるくらい、僕の部屋は乱雑を極めていているぞ…っと。 子供の頃から、机の周りとか、部屋の中とか、片付けるのが大の苦手でしたからね。 小学5年生の時に家が火事になって、いらないものが全部燃えてくれて、ちょっとラッキーだったんっすが、それ以降、そんなに都合よく家が燃えてはくれないし。

 で、先週、3連休だったので、ちょっとだけ気合いを入れて、探してみることにしました。 すると、おおっ! 賞状の入った黒っぽい筒を発見! 「整理整頓出来ない = 物を捨てない」 なので、無いことはないと思っていたんっすが、意外とあっさり。 で、中身を確認してみたら、ん? 勤続20年? 僕って令和2年の時点で、勤続30年だったような? 惜しい! 見つかったと思ったのにぃ…。 その後もあちこち漁ってみたんっすが、 “令和最新版” は、どうしても見つからず…。 でもまあ、勤続20年ので、いっかぁ! 令和2年の受賞者とか、今回はオマケみたいなものっすもんね。 写真撮影とか、今年の “本当の受賞者” が最前列に並んで、その後ろが “去年の受賞者” で、おまけの僕たちはその後ろ。 恐らく、顔しか写らないに違いなくて、 “賞状らしきもの” を手に持ってさえいれば、絶対にバレへんやろ…と。 とりあえず古いヤツでも見つかって、よかったぁ♪ やっぱ、どんないらんものでも、捨てずに取っておいて正解でありましたな。(←今後も片付ける気、皆無。) で、前日、数年に一度しか着る機会がないスーツを引っ張り出すため、洋服ダンス置き場兼物置と化している部屋に入ったんっすが、ん? こんな所に、何やら見覚えのある黒っぽい筒が。 え? もしかして? ドキドキしながら中身を取り出してみると、おおっ! “令和最新版” やぁ! サバくん、土壇場で逆転タイムリー。 やりぃ♪ で、更に、こちらは自分の部屋からなんっすが、「社章」 まで発見! うぉぉぉぉぉぉぉ! ちなみにウチの会社の社章、一部、オッサン社員の間では 「やばい」 と言われていたりします。 何が 「やばい」 のかというと、某・ 山□組 のバッジに似ているんだとか。 あ、一部を伏せ字にするのに “□” (しかく) を使ったんっすが、 “○” にしておいたほうがよかったかも? “山□組” だと、まるで伏せてないように見えてしまうんっすが、ちなみに、うちの会社のマークは これ 。 で、 “山ロ組” は、 こちら 。 今度は “□” (しかく) ではなく、片仮名の “ロ” (ろ) にしてみたんっすが、ま、似てると言えば、似てるかも? スーツの襟にキラリと輝くピンバッジ。 僕は決して “その筋 (すじ) ” の人ではなく、 “サバ節 (ぶし) ” の人だったりするんっすが、で、表彰式当日。 写真撮影は “全員集合” ではなく、年度ごとに取ることになったんっすが、え? 僕、最前列っすか? 社長の隣の席っすか? うわぁぁぁぁぁ…。 手に持った表彰状が衆目に晒されることになったんっすが、いやあ、ヤバかったっす。 勤続20年の賞状なら、確実にバレるところでした。

 とまあそんなこんなで、( 前回 までの粗筋) 祇園白川を散策して、四条河原町あたりで昼飯を食った。 令和2年の永年勤続表彰で貰った旅行券。 それを消費する目的で行った京都なんっすが、嵐山の旅館を押さえたので、午後はそっち方面に移動することにしました。 嵯峨野・嵐山のエリアも何度か来たことがあるので、あまり新鮮味はないんっすが、このコーナーのどこかにも、前に撮った似たような写真が上がっているのではなかろかと。 んなことで、説明は最小限で。


< 落 柿 舎 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 まずは 落柿舎 。 紅葉シーズンはそれなりに人がいるんっすが、今の時期の平日は、超ひっそり。 今の時期の平日でも、渡月橋の辺りはそれなりに人がいるんっすが、 竹林の道 を抜けたところで引き返す人が多いみたいっす。 で、落柿舎。 「おちかきや(?)」 ではなく、 「らくししゃ」 と読むんっすが、 詳しくは Wikipedia 参照。 松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘っすか。 何か、聞いたことがあるような気がしないでもない名前でありますな、向井去来。 が、芭蕉の弟子なら僕は断然、各務支考派。 時雨煮 の名付け親っすよね。 芭蕉の高弟っすぜ? ただの弟子 = 向井去来とはレベルが違うんっすが、ま、 「落柿舎」 というネーミングのセンスは悪くないと思うんっすけど。 が、この名前の由来のエピソードは、何が言いたいんだか。 嵐で柿が全滅したなら、柿代を返還するのは当然のような気がするんっすが、 去来くん、何て太っ腹! …と、自画自賛? で、今の時期は桔梗だとか、紫陽花だとか、青系のお花が綺麗に咲いておりました。 で、何らかの句碑のようなものもありました。 で、その隣にSECOMのセンサー。 長嶋茂雄に 「SECOMしてますか?」 と聞かれたら、SECOMしないワケにはいかないので、ま、しょうがないかぁ…と。 で、あとは “青紅葉” とか。 『そうだ京都、行こう』 のコマーシャルの中でも、僕は これ がけっこう好きだったりするんっすが、いいっすよね、新緑の季節。 よくよく考えたら (普通の) 紅葉って、枯れる寸前っすよね。 紅葉を愛でるのって、「肉も果物も、腐りかけがいちばん美味しい♪」 と言ってるようなもので、熟女フェチのようなもの。 それに対して新緑の “青紅葉” は、女子中学生な感じ? うぉぉぉぉぉぉぉぉ! 俄然、輝いて見えてきました。 ということで、


< 二 尊 院 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 「秋のガイドブック」 に出てくるところを、もうひとつ。 二尊院 。 この 「ほ→むぺ→じ」 のトップページも、なかなかのポエムなんっすが、『そうだ京都、行こう』 は、 こちら小倉山の裾野に門を構える天台宗の寺院。本尊に釈迦如来と阿弥陀如来 (重要文化財) を祀っていることから、二尊院と呼ばれている。 ほぉ、なるほど。 殿様とキングスを祀っているようなものっすかね? いや、殿様キングスは王様のほうが複数形なので、少なくとも三尊以上になるんっすが、で、 “紅葉の馬場” 。 関西ではウンコのことを 「ババ」 というので、あまりお洒落なイメージがなかったりするんっすが、どうしてウンコのことを 「ババ」 と言うんっすかね? 馬場には馬糞がたくさん落ちているから? あ、もっと単純に、ウンコは 「ばばちい」 から、 「ババ」 なんっすかね? いや、「ばばちい」 というのは、ババがウンコだから、汚いという意味になったのかも知れないし、こうなると 「鶏が先か、卵が先か」 みたいな。 で、この “紅葉の馬場” には 「クチナシの花」 が咲いておりました。 ババのウンコ臭さを芳香で誤魔化そうという魂胆なんでしょうか? いや、実際の馬場はぜんぜんウンコ臭くなんかなく、クチナシの花の香りだけが漂っていたんっすけど。 で、後は、何らかのお堂だったり、紫陽花だったり。 個人的には (写真・いちばん下) の 「」 が何か好きだったりして、ヘイヘイ♪


< 祇 王 寺 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いては 祇王寺 。 「平家物語」 ゆかりの地っすよね。 「源氏パイ」 は大好きなんだけど、源氏物語よりも断然、平家物語派である僕としては、絶対に外せないスポット。 アニメ版 では第2話に登場します。 第1話は開始早々、びわちゃんの 「お父(とう)」 が惨殺されて、鬱な気持ちになっちゃうんっすが、祇王の話は、まだ救いがありますよね。 ああ、でも、びわちゃんが未来視する徳子の運命が…。 で、ここ、苔むす庭が、めっちゃいい感じ。 苔むす、天むす、モー娘。 “世界3大・○○むす” のひとつっすよね。 で、質素な草庵は “丸に斜め格子” の 「吉野窓」 が印象的。 吉野窓、吉野葛(くず)、ミッキー吉野。 “世界3大・吉野” のひとつっすよね。 ミッキー吉野はああ見えて、大麻と覚醒剤で1回ずつ捕まっている、なかなかのクズなんっすが、とまあそんなこんなで、嵯峨野散策はおしまい。 で、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日はアイク・ケベックっす。 僕が詠んだ 「愛子、検便食う」 という俳句は極めて不評だったんっすが、ウンコとか、そんなネタが許されるのは、せいぜい小学4年生までっすよね。 5年生になると家が燃えたりして何かと大変なので、ウンコで喜んでいる場合ではなかったりするんんすが、で、ケベッくん。 この人はブルーノート・レコードのタレント・スカウト 兼 運転手 兼 雑用係として多大な貢献を果たしたんっすが、それだけではなく、テナー・サックス奏者としても何枚かリーダー作を残していたり。 日本でも、そこそこの知名度とコアな人気を誇っていたりするんっすが、中でも 『ボサノヴァ・ソウル・サンバ』 の冒頭を飾った 「ロイエ」 は、万人受けする名曲として、広く語り継がれております。 あ、これ、長野オリンピック・グッズのプレゼント企画で、読者を増やそうと企んでいた頃に書かれたものでありますな。 メルカリ にも多数、出品されておりますが、おお、500円硬貨に720円という値段がぁぁぁぁぁ! 売れ残っているみたいなんっすが、こんな高値で取引されると分かっていたら、景気よくタダでばら撒かずに、自分で持っておけばよかったっすなぁ…。 いや、もっとプレミアが付いているのかと思ったら、そうでもないんっすな。 ヤマザキ 長野オリンピック スノーレッツ皿6枚セット (1,111円) とか、めっちゃお買い得な気がするんっすが、誰も買わないんっすかね? テレカ なら、もっと値が付くのかと思ったら、使用済み 330円とか。 ま、使用済みは、さすがに…。 イラン人に頼めば、使えるように小細工してくれるかも知れませんが、今どき、そうまでして公衆電話なんか使わないし。 で、今日はそんなケベッっくんの 『イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スプリング』 というアルバムを紹介したいと思います。 この人のリーダー作の中ではメジャーなほうだと思うんっすが、まだ取り上げたことがなかったんっすな。 「有名盤は敢えて外す」という、歪んだ美意識が発動したものと思われますが、連載1,498回ともなると、手持ちのネタが枯渇して、そんな悠長なことは言ってられません。 ジャケ絵を書くのがクソ面倒そうなんっすが、そんな苦役にも耐えなければなりません。 で、これ、日本名は 『春の如く』 、原タイトルを俳句にすると、いとうまい子 明日、植えるべ すっぽん林檎 。 東北地方で植林のイベントでもあるんっすかね? で、すっぽん林檎というのはアレです。 みかん鯛 や、オリーブ牛 なんかと同じく、スッポンの血で育てた林檎。 何となく、真っ赤な実がなりそうっすよね。 ちょっぴりスッポン臭くなっちゃいそうなんっすが、味よりも、見た目で勝負! で、これ、フレディ・ローチのオルガンが入っていたりします。 コテコテのソウル系と言えそうなんっすが、個人的にはけっこう好きなんっすよね、フレディ・ローチ。 このアルバム のジャケット、 とっぷぺ→じ に流用しているし。

 通常、オルガン・トリオというと、オルガン、ギター、ドラムスという編成なんっすが、このアルバムの場合、ミルト・ヒントンのベースと、ドラムスのアル・ヘアウッドが入ってます。 ジャズ・ギターがあまり好きでない僕としては、むしろ好都合なんっすが、んなことで、まずは1曲目。 アルバム・タイトルにもなっている 「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スプリング」 。 「春の如く」 という邦題は、ちょっとお堅いんっすが、まるで春みたいな、ほんわかしたムードの歌物でありますな。 歌詞は こんな感じ 。 何か、思ってたよりも意味不明なんっすが、ぶっちゃけ、これはヤニーちゃんの訳がよくない思います。 「春じゃないんだもん」 。 ここまでは可愛かったんっすが、ずっと、この口調でいくべきでしたな。 んなことで、 ゆうこりん 、召喚。 やっぱりちょっと、鬱が入った感じなんっすが、元来、こういう歌だったんっすな。 で、動画のほうは、おお、ナンシー梅木がぁ♪ あと、やっぱ、エラ・フィッツジェラルドが、女王の貫禄だったりするんっすが、ケベッくんのインスト・バージョンもこれらと同様、スローなバラードとなっております。 ぶっちゃけ、ソウル・ジャズというより、中間派なテイストで、古臭い感は否めないんっすが、ベン・ウェブスターを彷彿させるサブトーンは、まさしく 「魅惑のムード・テナー」 。 が、これはこれで、アリかな? …と。 こっちとしても、アイク・ケベックはこういうキャラだと分かった上で聞いてるワケっすからね。 その意味では、実に 「らしい」 な…と。 で、らしいな…と言えば、 ラブリーしいな 。 いや、「ラブリーしいな」 を略すと 「らしいな」 なので、とりあえずリンクを貼ってみたんっすが、よしこちゃんの今夜のディナーを見たラブリーしいな、めっちゃ落ち込んでますな。 ま、昨日 (7月23日) は土用の丑だったし、よしこちゃんも鰻くらい、食べるさ! そう、ラブリーしいなを慰めたくなっちゃいますが、あ、よく見たら、「マナブくんとしいな、ラブラブ〜!」 って書いてあるやん! コイツか? このバニラ好きがマナブくんか? ラブリーしいな、こんな男と付き合っているんか! あ、でも、マナブくんは 「バニラも好き」 。 ん? 三角関係か? で、こわいにいさんの立場はどうなる? …とか言ってるうちに、オルガンのソロが始まりました。 オルガン = 下品な楽器。 そんな印象が強いんっすが、抑制の効いたフレディ・ローチのプレイは知的な感じがして、素敵♪ でもって、テーマに戻って、おしまい。 あ、金曜日の永年勤続表彰なんっすが、「フカヒレ会」の予定が、新型コロナウィルスの感染者が急拡大したのを受けて、急遽、中止! …に。 会場で弁当が配布されて、それで解散となったんっすが、その中身が 「うなぎ弁当」 でありました。 一昨日のディナー! 写真に撮って、SNSに載せて、ラブリーしいなに見せつけないと!

 ということで、次。 「ア・ライト・レプリーヴ」 。 ケベックのオリジナルなんっすが、アップ・テンポで男らしくて、ワイルドなナンバーっす。 ハードバップでも、ファンキーでもなく、敢えて分類するなら、やはりソウル・ジャズということになろうかと思いますが、魂なテーマに続いて、魄なケベックのソロが登場。 魂魄と書いて、こんぱく。 淡白とは無縁な卵白。 そんな世界が展開されているんっすが、タンパク質の塊っすよね、卵白。 卵の不思議V 〜 卵白(たんぱく質)の変性 〜 。とても中1女子とは思えない、めっちゃ中身の濃い研究レポートなんっすが、僕だったら、ゆで卵は固ゆでよりも半熟のほうが美味しいと思います。 それで終わるところなんっすけど。 で、魄なテナーに続いて、魑魅魍魎なオルガン・ソロが登場。 「鬼」の付く漢字を探したら、これが出て来たんっすが、魑魅は山の怪、魍魎は川の怪であり、一般には山河すべての怪として魑魅魍魎の名で用いられることが多い。 …だそうで。 このオルガン、言うほど魑魅魍魎か? …と言われると、全然そんなことはなくて、どちらかというと、緻密でモウリーニョな感じなんっすが、その後、ケベックが再登場してサイトージョなブロウをカマして、で、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 これまたケベックのオリジナルで、 「イージー・ドント・ハート」 。 ベースの無伴奏ピチカート・ソロで始まるディープでアーシーでスローなブルース。 いやあ、濃いっす。 聞いてるだけで息苦しくなります。 ここまで、わりとクールだったフレディ・ローチも、さすがにこの曲調だと、コテコテにならざるを得ず、奈良猿の絵図。 そんな感じになっちゃってます。 奈良なら猿じゃなくて、鹿やろ? そんな気がしないでもないんっすが、 みがわりさる 。 こんなのがあるみたいっす。 で、んーと、次。 「ラバーマン」 。 有名っすよね。 何で有名なのかというと、パーカーの ラバーマン・セッション で有名。 かなり初歩的な質問ですが、チャーリーパーカーのラバーマンセッションって曲の名前ですか?アルバムの名前ですか? うん、確かに初歩的な質問だね。 でも、恥じる必要はないよ。 人間、誰でも最初は初心者なんだから。 初心、忘るべからず。 で、えーと、「ラバーマン」。 この曲名を見ると何となく、私のラバさん、酋長の娘、色は黒いが南洋じゃ美人♪ そんなフレーズが浮かんでくるんっすが、んーと、 これ 。 実はこれ、実話だったんっすな。 「週間実話」 とか、とても実話とは思えない怪しいネタばかりだったりするので、実話だからと言って、額面通りに受け取ることは出来ないんっすが、で、ケベックの 「ラバーマン」 。 バラードっす。 これはもう、魅惑っす。 そういえば魑魅魍魎の2番目の “魅” って、魅惑の “魅” っすよね。 山の怪に惑わされるくらい、ドキドキ♪ そんな感じなんっすかね? 魅惑的美しさや官能性で人をひきつけ、惑わせるさま。 やっぱ、官能性っすよね。 魅力的と魅惑的は、違いますよね。 そういえば昔、 『ノックは無用!』 で 「魅惑の変身」 とか、やってましたよね。 んーと、これ 。 おお、懐かしい♪ 昭和の時代、土曜日は授業が昼までだったんっすが、学校から帰ると親がいつもこれを見てたので、日清焼きそばなんかを食べながら、横で見てました。 で、えーと、「ラバーマン」。 とっても魅力的だったな…っと。

 で、次。 「オール・マン・リヴァー」 。 作者としてオスカー・ハマースタイン2世とジェローム・カーンの名前がクレジットされているんっすが、ミュージカル 『ショウボート』 からのナンバー。 詳しくは ここ 参照なんっすが、うわ、重っ! 曲そのものは極めて能天気なので、こんなアレだったとは、今の今まで知らなかったんっすが、で、これ、個人的にはぜんぜん好きな曲ではないので、期待度はゼロだったんっすが、聞いてみたら演奏そのものは意外とワイルドリバーで、悪くないな…っと。 ナガシマスパーランドのジャンボ海水プールにありますよね、ワイルドリバー1人乗りの浮き輪に乗って激流下りのラフティング体験ができる!初心者はもちろん、泳げない人でも安心して楽しめる。 これ、額面通りに受け取って、いいんすか? 人間、誰でも最初は初心者なので、初心者でも楽しめるのはいいとして、泳げない人は、ちょっとヤバくないっすか? 僕がここでアルバイトしていた時は、こんなのはなかったので、真意の程は定かでないんっすが、少なくとも泳げない人は、僕がここでアルバイトしていた時にもあった スパイラルスライダー はヤメといたほうがいいかと。 最後、ドボン! …と、水に落ちますからね。 が、ドボン! …と、水の中に落ちた事に気付かず、しばらく水の底に沈んだままの人がいたりするので、それを救出する専用の監視員が配置されていたりします。 僕くらいのスパイラルスライダーのプロになると、どこが出口なのかを把握しているので、落ちる直前に上半身を起こして、最後、スッ! …っと着地することが出来るんっすが、スパイラルスライダーの素人だと、そうもいきませんからね。 で、スパイラルスライダーの素人はどうしても、いちばん上の長さ180mのレーンを滑りたがるんっすが、スパイラルスライダーのプロである僕のオススメは断然、長さ130mのライン。 いちばん上は高さ17mで長さが180mなのに対して、その下は高さ14mで長さが130m。 角度が違います。 180mのレーンは、無駄にダラダラと長いだけなんっすが、130mのほうは最初から最後まで、びゅ〜〜〜〜ん! で、ドボーン! あ、よく見たら 180mは ※(休止中) になっているんっすが、何かあったんっすかね? アホなバイトがレーンの上を走って、高さ17mから落下しちゃったとか? 出だしがダラダラで、スピードが出なくてつまらないので、バイト生はみんな、走って助走を付けてたんっすよね。 さすがにクレームが付いたのか、数年後に客として行った時には、バイト生は滑って降りることすら禁止されていたみたいんっすが、で、えーと、とってもワイルドなリバーで、意外とよかったな…っと。

 で、ラスト。 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 日本名 「柳よ泣いておくれ」 。 これまた、個人的にあまり好きな曲じゃないのでアレなんっすが、ケベックらしさ満開のバラードで、悪くないな…っと。 んなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 アイク・ケベックがこういうキャラであることを把握した上で聞くのであれば、十分、楽しめるかも知れない。 そんな気がしないでもない1枚でした。 こういうのが好きな人には、オススメ…かも!?


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