あ、あれってサル? サルなのん サルでしょ サルですよ♪ 「のんのん日和」 の節で歌って欲しいんっすが、見解が一致して争いもなく、平和な世界でありますな。 が、語呂は悪いっすな。 あ、あれって、おさるさん? おさるなのん おさるさんでしょ おさるですよ♪ そっちのほうがよかったかも知れませんが、こうやって歌ってみると、普通っすな。 世の中、語呂がよければエエちゅうもんでもねーな。 そんな奥深さを思い知らされた気がしますが、おさるさんと言えば、アイアイっすよね。 アーイアイ (アーイアイ) アーイアイ (アーイアイ) あさるさんだよー♪ 「愛の歌」 と言えば、これっすよね。 (中略) アイアイ (アイアイ) アイアイ (アイアイ) しっぽの長い〜♪ これだけ 「アイアイ」 を連発して、どれだけ愛らしいおさるさんなのかと思ったら、 これ 。 うわ、キモっ! 恐ぇぇぇ! しっぽの長い〜♪ 確かに、長いけど! おめめの丸い〜♪ 確かに、丸いけど! 爪がヤバい〜♪ …とか、現実に即した歌詞も取り入れて欲しかったんっすが、が、よくよく考えたら 「かわいい」 とは一言も言ってませんよね。 おさるさんだよ〜♪ 事実を述べているだけです。 んーと、 アイアイ 。 哺乳綱霊長目アイアイ科アイアイ属に分類される霊長類。 アイアイ科やんけ! サル科ちゃうやんけ! 果たしてコイツを 「おさるさん」 と言い切っていいのか、議論が分かれるところなんっすが、別名ユビザル (指猿) 。 サルやんけ! コイツ やんけ! そいつは翔猿 (とびざる) やんけ!
翔猿 (とびざる) って、どんなサル顔なのかと思ったら、めっちゃイケメンで、ちょっとビビるんっすが、見ざる、聞かざる、翔猿 (とびざる)。 日光東照宮にもいますよね。 あの、例の 「三猿」 に関しては、小学校の頃、担任のナカヒロ先生 (←おばさん)に嫌みを言われて、今でもその事を根に持っていたりするんっすが、 見ざる聞かざる言わざる 。 他人の欠点やあやまちなど、悪しきことは、見ようとせず、聞こうとせず、言おうとしないのがよい。 今の世の中、この考え方は間違ってます! 例えば、机の引き出しの中に給食の残ったパンを詰め込んでいる人がいたら、ああ、汚いな。 こんなことをやったらいけないな。 人の悪いところをよく見て、自分はそんなことをしないようにするのが大切です! あー、机の引き出しの中に給食の残ったパンを詰め込んでいるのって、イナバくん (← 僕のこと) やん。 うるせぇ! 好きで机の引き出しの中に給食の残ったパンを詰めとるワケじゃねぇ! パンが嫌いやからやってるんじゃぁぁぁ! 文句があるなら、まずいパンを作ってる 「桑名○ン」 に言えや! 工場の前を通るとめっちゃええ匂いがするんやけど、お前のとこのパンは匂いだけなんじゃぁぁぁ! あ、けど、揚げパンはめっちゃ美味しいから、毎日、揚げパンにせぇや! そういえば、揚げパンの日は元来、大きな揚げパンが1個だったのが、ある年から急にハーフサイズの揚げパンと、ハーフサイズの普通のパンが1個ずつ。 そんな仕様に変わっちゃったんっすよね。 ふざけんな! 改悪すんな! 元に戻せ、この黄色ブドウ球菌がぁぁぁぁ!
あ、この黄色ブドウ球菌というのはアレっす。 ある年、給食で集団食中毒が発生したんっすよね。 当初はタルタルソースが原因だと噂されていたんっすが、後にそれは冤罪だったと判明しました。 給食のおばさんが指を怪我していて、それでレタス (?) に黄色ブドウ球菌が付いたとか、何とか。 小学生の頃の噂&記憶なので、真偽の程は定かでありませんが、あ、そういえば同じクラスだったアイスまんじゅうちゃん (← 可愛い) は、揚げパンがめっちゃ嫌いやった。 そんなことを言ってたような? え、マジすか? なら、その揚げパン、こっちによこせ! 代わりにこの普通のパン、あげる! 揚げパンはあげない。 揚げてあるけど、あげない。 ま、嫌いなものを貰っても迷惑なだけなので、別にいらんと思うんっすが、そういえば、ゼリーが嫌いだとも言ってたような? え、マジすか? なら、そのフルーツゼリー、こっちによこせ! 代わりにこの、なまぬるい牛乳、あげる!
で、えーと、サル。 ある地方都市の住宅地にサルの集団が出没したそうっすな。 サルが出るとか、どこの田舎や? …と思ったら、僕の地元の桑名。 いつまでリンクが生き残るか分かりませんが、 これ 。 え? サルとかぜんぜん珍しくもないのに、こんなもんがニュースになるん? この記事はローカルな東海テレビなんっすが、 『ひるおび』 でもやってたみたいっす。 今なら 「ひるおび 桑名」 でググれば、中継・住宅地にサルの大群・被害続出…市の対策は。 そんなのが出てくるのではないかと思われますが、わざわざ中継まで来たんっすな。 まだまだお暑いのに、ご苦労様どすなぁ。 (← 京都人っぽい嫌味) で、関係ないんっすが、こんな 不審者情報 も。
■実行者の言動や状況
・バイクに乗り、下校途中の生徒らに声をかけ、自分の下半身に掛けていたシーツのような物をずらし、下半身を見せた。
・「すみません」
謝るんかい! ま、 「すみません」 と殊勝に頭を下げたのか、 「すんまへんな、ぐへへへへ♪」 だったのかで、随分と印象が変わってくるんっすが、前者だったら、「いえいえ、ぜんぜん大丈夫です!」 とか言ってしまいそうっすよね。 ま、それはそうと、サル。 普通に出没するだけなら別に普通なんっすが、写真を見る限り、確かにちょっと傍若無人過ぎますな。 「ぼうじゃくむじん」 で変換しようとしたら、「ぼうじゃくぶじん」 の誤り…と指摘した上で、ちゃんと変換してくれて、A-TOKくん、なかなか優秀なんっすが、傍若無人なのはアカンっすよね。 傍若人 (← 傍らに若い人がいる状態) なら、自分の下半身に掛けていたシーツのような物をずらし、下半身を見せたくなる気持ちも分からんではないんっすが、無人なのに露出しても、ただ空しいだけのような? で、傍若無人。 傍らにいるのが若造なので、舐め腐った態度を取るのか、傍老無人なら少しは弁 (わきま) えるのか、その辺は不明なんっすが、 傍若無人 。 傍かたわらに人ひと無なきが若ごとし。 あ、若 = 若いんじゃなくて、若 (ごと) し …なんっすな。 ま、サル出没の写真を見る限り、周囲に人の姿は見えないので、サルどもが傍若無人な行動をするのも当然と言えば当然なんっすが、あ、でも、真ん中辺りの写真を見ると、向こうから車が来ているのに、堂々と道路を横断しておりますな。 なんて傍若無車な! これ、マイカルのところからサンシパークに抜けるところの道っすよね? 実はこれ、今回の騒動とは関係なく、ずーっと昔に撮られた写真であることが地元住民によって暴かれているんっすが、ヒントは 「買取大国」 。 桑名でシジミとかハマグリを採取する、貝獲りな人は少なくないんっすが、買取で大国が築けるほどの需要はなかったようで、この店はとうの昔にジョブチェンジして、今は業務スーパーだかになっているんっすよね。 「買取大国」 があったのは10年くらい前の話なんっすが、そんな古い写真を持ってこられても…。 桑名市の市街地では過去にも何度かサルが目撃され、住民がけがをしたり、取材班が追いかけられたりしたこともありました。 そんなふうに書かれているので、これは過去の写真ということなのかも知れませんが、で、どうしてサルが住宅地に出没するようになったのかというと、これはもう、ヨナハが悪い! …としか。 山を切り開いて、 こんな病院 を建てちゃったんっすよね。 ヨハネ? ヨナハ? ナハナハ。 せんだみつお? もしくはキリスト系? そんなふうに思われるかも知れませんが、ナハナハでも、ヨハネでもなく、与那覇。 たぶん沖縄系だと思います。 道路を挟んだ反対側の竹藪のようなところも切り開いているし、住む場所を追われたサルが住宅地まで降りてきちゃうのも、ま、しょうがないな…と。 「以前はサルというとかなり山の方に行かないと (いなかった) 。2〜3年前、(周辺の山で) 造成が始まってから出てきたのかなという感じです」 この住民の言うとおりでありますな。 あ、でも、「買取王国」 の頃から出てたじゃん。 それはあくまでも “単騎” であって、今回みたいに集団で見られることはなかったから!
ということで、 ( 前回 までの粗筋 ) 。 日御碕神社を散策した。 最初のサルの話と何か繋がりがあるのかというと、何もありません。 前振り、本題、余興 (← 後半のジャズの話)。 そういう構成だと思って頂ければいいんっすが、いや、 「前振り」 にもなってませんか。 でもまあ、フリチンよりはエエやん! …と、理不尽に逆ギレしておいて、 日御碕散策マップ 。 「日御碕」 というバス停で降りると神社のところに出るので、そこから歩いて灯台を目指します。 車の場合は黄色い道を走ることになると思うんっすが、歩きの場合、前回参照の この路地 を抜けて、海を目指すのがいいのではないかと。 すると、目の前には
(写真・いちばん上) のような景色が。 おお! いいっすよね、漁港。 鳥羽一郎の歌を歌いたくなりますよね。 イランのハタミ大統領 (←当時) の息子も、よく歌うと言ってました。 兄弟船は〜、親父のハタミ〜♪ で、(写真・上から2枚目) 。 テトラポット …じゃなくて、テトラポッドっすか。 別に湯を沸かすワケじゃないっすからね。 テトラは “4” 、ポッドは、んーと、〔豆などの〕鞘、〔蚕などの〕繭、《海生動物》 小群、《家庭》〔便利調理器・コーヒメーカなどの〕(着脱式)ポッド、容器。 テトラポッドがどれに相当するのかは不明なんっすが、ちなみに “テトラポッド” というのは 株式会社不動テトラ の四脚ブロック製品の登録商標らしいっす。 いいっすな、不動テトラ。 何かこう、不細工な女子プロゴルファーが手に虎を乗せてるみたいで。 いや、 不動裕理 は不細工じゃないし! …と、マニア的な視点で反論する人や、いや、手に虎は乗らないし! …と、正論で攻めてくる人がいるかも知れませんが、 手乗りタイガー 。 あ、いるじゃん! でも、絵じゃん! そう、反撃されるかも知れませんが、ちなみに不動裕理の顔って個人的にはちょっと、好き♪ 探せば、もうちょっと写真写りがいいのがあるかも知れないし! 例えば、んーと、ほら、これ とか! 別人じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、元ネタは この動画 。 ああ、なるほど…。 で、テトラポッドって海岸の景観を著しく損ねる上に、フナムシの温床になったりするので、出来ればヤメて欲しいんっすが、いや、テトラポッドって別に、床暖房じゃないし! いや、 “温床” というのは、そういう意味じゃなくて! テトラポッド不要派と擁護派のバトルは、いつだって噛み合わないんっすが、で、(写真・ちょうど真ん中) は “経島” 。 「ふみしま」 で一発で 「経島」 に変換されて、なかなかの物なんっすが、んーと、 ここ 参照。 ウミネコの繁殖地なんっすか。 いいっすよね、ウミネコ。 ウミイヌ、ウミブタ、ウミウマ、ウミウシ、ウミザル、ウミアイアイ。 いろんな動物とコラボさせてみても、やっぱりウミネコがいちばん可愛い♪ んーと、 ウミネコの鳴き声 。 ・・・ 。 言うほど、ネコか? 目付きも悪いし。 やっぱ、ウミじゃない、普通のネコのほうが可愛いな♪ そんな気がして、ウミネコは別にどうでもよくなってしまったんっすが、とりあえず繁殖期は5月頃なんだそうで。 ほれ 。 毎年12月頃 約5,000羽のウミネコが渡来し、4〜5月にこの島で産卵しヒナをかえします。 そして7月頃には北方の海へ向けて飛び去っていきます。 あー、今の時期 (←8月下旬当時) は、いないんっすな。 いなければいないで、ちょっと寂しい…。
で、そこから先、民家の間の細い道をズンズンと上って進んでいくことになります。僕が歩いたのは地図にある2本のうち、細いほうの道だと思われるんっすが、そこに外人さんの運転する車が入り込んで、進退窮まっておりました。 オー、ジャパニーズ・クソ狭いロード・イズ・クレイジー! いや、こんなところに入り込むほうが…。 それを横目にズンズン歩いて行くと、おお、 灯台 がぁぁぁぁ。 凄ぇぇぇぇ! (前略) 明治36年 (1903) に設置されました。海面から灯塔の灯火までは63.30m。地面から塔頂まで (塔高) が43.65mあり、石造灯台としては日本一の高さを誇ります。 灯台日本一リスト を見ると、石造に限定しなくても高さ日本一っぽい? 公益社団法人 燈光会という、いかにも灯台の素人っぽい団体が知らないだけで、コンクリート造りなら、もっと高い灯台があったりするのかも知れませんが、標高の高い灯台・余部埼灯台 (平均水面上から灯火まで284.5m) というのも凄いっすな。 日御碕灯台も、結構な崖の上に建っているんっすが、その比ではない? んーと、 これ っすか。 灯台そのものはショぼいんすな。 そんなに崖っぷちに建ってるワケでもなさそうだし、あ、でも、「恋する灯台」 に認定されているし! ま、当然、日御碕灯台 だって、認定されているんっすけど。 その圧倒的な存在感は、後ほど別の写真で見て貰うとして、(写真・いちばん下) 。 あなたを追って出雲崎〜 哀しみの日本海〜 愛を見失い、岸壁の上〜♪ 秋元康は絶対、このイメージで 「海雪」 の詞を書いてますよね。 出雲にあるから、出雲崎やろ? …みたいな。 で、とりあえず灯台への接近は後回しにして、地図にある 「展望台」 のほうへ行ってみることにしました。
おお、いいっすな。 柱状節理 (ちゅうじょうせつり) の柱状っぷりが、半端ねぇ! で、海には岩礁とかがあるし、(写真・ちょうど真ん中) 、雲の隙間から光の筋が差し込む様子は、あたかも神様が海に降り立ったかのよう。 「あたかも」 という単語を用いて短文を作りなさい。 そんな問題の解答として、これはアリっすよね。 冷蔵庫にプリンの残りがあたかも知れない。 これは間違い。 「あったかも」 なら正解だったのにぃぃぃ…。 で、この辺り、遊歩道や展望台が綺麗に整備されていて、うってつけの散策コースでありますな。 ラーメンをうって、つけ麺を買った。 これは 「うってつけ」 という単語を用いて作った短文として、正解かどうか、微妙なところなんっすが、何もラーメンを売って、つけ麺を買わなくても、ラーメンを つけ麺風に食べる方策があったんじゃないか? その点について、少し考察する必要がありますよね。 市販のラーメンで♪ 我が家の “つけ麺” レシピ・作り方 。 ほれ!
で、真下から見上げる日御碕灯台。 圧巻っすな。 高さもそうなんっすが、その “白亜” 具合が半端ねぇぇぇ! 白亜の “亜” って、何や? …というのは今ひとつよく分かってしないんっすが、ニューギニア? それは、パプア。 ニューギニアが新しいギニアなのは分かるんっすが、パプアって何? んーと、 パプアニューギニア 。 メラネシア人の縮れ毛を指すマレー語の言葉から、パプアと呼ばれた。 エエんか、これ? で、 白亜とは 。 あ、白亜 = 純白、ちゃうんっすな。 チョークのことだったんっすか。 それとは別に白色の壁も白亜と呼ぶみたいなんっすが、日御碕灯台の外壁は松江市美保関町から硬質の森山石を切り出して使用した美しい石造り。 美保関灯台 も同じ森山石で出来ているみたいなんっすが、こちらは随分とコンパクトなんっすな。 灯台の高さは14m、水面からの高さは83mとなっており、美保湾を隔てて大山、弓ヶ浜、また遠く隠岐の島を望むことができ、景観の眺望は雄大で素晴らしい灯台です。 おお、めっちゃ、よさ気やんけ! いつか、この灯台にも行ってみたいものでありますが、で、次。 (写真・上から2枚目) と (ちょうど真ん中) 。 地図にある “東屋” のほうに向かう道は、こんな感じでありました。 「君は岸壁さ」 って、何や? そう、思われるかも知れませんが、 これ 。 おお、めっちゃ懐かしい♪ 好きだったんっすよね、カルチャークラブ。 めっちゃ名曲っすよね。 ダーイヤトーン、ポップス・ベスト・テン♪ …で、よく聞いてました。 で、「噂の刑事ウミーとマツ」 って、何や? そう、思われるかも知れませんが、 これ 。 おお、めっちゃ懐かしい♪ 好きだったんっすよね、このドラマ。 めっちゃ名作っすよね。 こうやって改めて見てみると、かなり痛いんっすが、で、(写真・下から2枚目) 。 “東屋” のところから見える景色は、こんな感じでした。 “出雲松島” っすか。 エエやん♪ で、この先、遊歩道は二手に分かれるんっすが、バスの時間まで、まだかなり余裕があったので、 “おわし浜 →” と書いてあるほうへ行ってみることにしました。 鬱蒼とした山道をズンズンと下っている感じで、死に場所を求めて彷徨 (さまよ) ってる感が半端なく、うわぁ、ヤメとけばよかった…。 が、途中で引き返すのもアレなので、ズンズンと歩き続けて、抜けた先に広がっていたのが (写真・いちばん下) 。 おわし浜 。 うん、悪くないっすな。 観光ナビの写真は、うまくテトラポッドを隠しているんっすが、で、当初、夕日目当てで、 この宿 に泊まろうか? そんなふうに考えたこともあったんっすよね。 夕食が魚まるけっぽいので、ヤメにしたんっすが、その様子伺いも兼ねて、こっちの道を選択したという。 その判断は、決して間違いではなかった。 そう、言いたいところなんっすが、ここから日御碕灯台のバス停に戻る道が、けっこうな上り坂で大変だったので、無理に寄り道する必要はなかったかな…と。 上から眺めるので、十分。 で、期待していた夕日なんっすが、雲に隠れて見そうにありませんな…。 よし、ラッキー! これでもし、めっちゃ綺麗に見えそうだったら、あさづ荘にしなかったのを後悔することになるところでした。 とまあそんなこんなで、この時期 (8月下旬)だと、日没の30分くらい前に出てしまう最終バスに乗って、出雲大社に戻ることにして、この続きはまた、次回☆
んなことで、今日はハロルド・ヴィックす。 日本での人気や知名度は、んー、微妙? 一応、ブルーノートに リーダー作 を残しているので、この1枚だけは知っているという人はいるかも知れませんが、長野オリンピック・グッズのプレゼント企画で読者を釣ろうと、躍起になっていた頃に書かれたものでありますな。 物で釣ってもぜんぜん定着しなくて、空しいだけだと気付いたんっすが、「正直者の部屋」とか、随分と痛いことをやっていたものでありますなぁ。 …と、黒歴史を掘り起こされてしまったので、今日の僕はハロルド・ヴィックには、あまりいい印象を持っていなかったりするんっすが、適当に片付けて、さっさと終わらせてしまいましょう。 んなことで、 『ウォッチ・ホワット・ハップンズ』 。 今回、ネタ用に何枚か仕入れたんっすが、その中から敢えてこの1枚を選んでみました。 聞けば分かるんっすが、これ、ギャル系コーラスみたいなのが入っていて、かなりポップな仕上がりなんっすよね。 ジャケットを飾るギャルも、うまく描ける自信がまったくなかったりするし、 “負の要素” が少なくないんっすが、かなり大きめの楽器編成で、面子が無駄に豪華だったりします。 中でもハービー・ハンコックの参加が、マジか? …なんっすが、こんな “汚れ仕事” も引き受けていたんっすなぁ。 基本、コーラスとヴィックとハービー以外のソロはフィーチャーされていないので、そこは頭に入れておいて貰って、んなことで、じゃ、 “歌声” を聞いてみることにしましょうかぁ。
まずはアルバム・タイトル曲の 「ウォッチ・ホワット・ハップンズ」 。 これ っすかね? ミッシェル・ルグランっすかぁ。 る・ぐらーん、る・ぐらーん♪ 何か、そんなアイドル歌謡曲があったような気がするんっすが、んーと、 これ っすか。 おお、懐かしい♪ 作詞:山上路夫、作曲:馬飼野康二。 このコンビは名作が多いっすよね。 ま、ミッシェル・ルグランも、ルフランに負けず劣らずな才能の持ち主だったりするんっすが、で、ヴィックのこれは、いきなりなコーラス with ヴァイブラフォンで始まり、続いてヴィックのテナー with ホーン&ブラス・アンサンブルが出て来て、またコーラスが出て来て。 そんな感じでテーマが演奏されて、で、テナー・ソロ with ホーン&ブラス・アンサンブルが始まって。 そういうアレだったりするんっすが、ヴィックのブロウそのものは、決して悪くありません。 ま、外野が騒がしすぎて、ソロに集中出来なかったりするんっすが、そんなこんなでテーマに戻って、おしまい。 2分50秒という、ほんのちょっとした小さなプチ小品なんっすが、あ、こういうアルバムだったんだな…っと。
…と、ここで見切りを付けるのは早過ぎます。 次。 「オード・トゥ・トレーン」 。 タイトルの意味は演奏を聞けばすぐに分かります。 あ、コルトレーンへの頌歌なんっすな。 頌歌って、このワカサギみたいなの、何や? そう、思われるかも知れませんが、ワカサギは公魚。 ちょっと違います。 で、頌歌というのは これ 。 お亡くなりになった人に捧げる歌なのかと思ったら、違うんっすな。 コルトレーンがお亡くなりになったのが 1967年7月17日で、このアルバムが録音されたのが 1967年8月。 普通に、お亡くなりになったコルトレーンに捧げたものと判断していいかと思うんっすが、脳天気な前曲から一転、コーラス抜きのシンプルなカルテットで演奏されるこの1曲は、哀しみに満ち溢れた新主流派っぽいバラードに仕上がっていて、デラ絶品。 ここで 「デラべっぴん」 などというスケベ雑誌を持ち出すのが憚られるほど、厳粛なムードに包まれております。 めっちゃウェイン・ショーターっぽくて、意外。 こういうプレイも出来る人だったんっすな、ヴィック。 ちょっぴり見直しました。 で、続いて出てくるハービーのソロは、流石 (さすが) としか言いようがなくて、いや、ちっとも “汚れ仕事” なんかじゃなかったな…と。 “きれいなジャイアン” を彷彿させる、そんな逸品でありました。
この1曲目と2曲目との対比がこのアルバムの肝なので、後は惰性で適当に片付けておこうと思いますが、 「セレナータ」 。 セニョール、セニョリータ、セレナータ、セミノール、セギノール、ボラギノール。 手で皮が剥けるオレンジっすよね、セミノール。 昔、日本ハムにいた助っ人っすよね、セギノール。 で、痔の薬っすよね、ボラギノール。 で、 「セレナータ」 はラテン風味の楽曲だったりするんっすが、コーラスとホーンとブラスの外野と、ヴィックのテナーとの絡みが賑やかなナンバーであるな…っと。 ヴィックの伸びやかなブロウは悪くないな…っと。 で、次。 「ホエア・バタフライズ・プレイ」 。 「蝶はどこへ行った」 。 何か、そんなのありましたっけ? いや、「花は〜」 ですか。 じゃ、別物っすな。 ググったら こんなの が出て来たんっすが、そう、この曲っすな。 哀愁味を帯びた日本人好みの美メロなんっすが、 jazz pianist Joe Bonner とか、friends with Harold Vick the composer とか、そんなことが書かれておりますな。 で、ヴィックの一味はこれをコーラス入りで演奏しているんっすが、ヴィック本人はテナーじゃなくてソプラノを吹いていて、その都会的な響きが、いいな♪ …っと。
で、次。 「イフ・エヴァー・アイ・ウッド・リーブ・ユー」 。 歌物スタンダードであるものと思われ、聞いてみたら、よく耳にするメロディだったりしたんっすが、ここでもヴィックはソプラノを吹いていて、で、コーラス軍団はお休みしていて、ヴィックとハービーのソロをしっかり堪能することが出来て、これ、いいな♪ …っと。 で、次。 「ディス・ホテル」 。 ヴィックのオリジナルなんっすかね? 詳細は不明なんっすが、ソプラノ・サックス with コーラスで、気怠いヨーロッパの午後。 そんな、映画音楽みたいな仕上がりだったりして、ま、いいんじゃないかな…っと。 で、次。 「エロクエンス」 。 正しい読み方や意味は不明なんっすが、エロいキョロちゃんが、クエッ! そんなエッセンスが感じられる1曲であります。 テナー・サックス with コーラスで、ややワンパターンな空気が漂い始めているような気がしないでもないんっすが、それを振り払うかのようなハービーのソロで、すべてが払拭されるな…っと。 で、次。 「エンジェル・アイズ」 。 コーラス抜きのシンプルなカルテット編成で、さすがに、その辺りの空気は、よく読まれているな…っと。 テナーによるオーソドックスなバラードで、途中に聞かれるハービーの玉を転がすような珠玉のソロが、たまらんっ♪ ドラムスのブラッシュワークも絶妙なんっすが、そういえばタイコ担当はグラディ・テイトなんっすよね。 1曲くらい、ご自慢の歌を披露してくれてもよかった気がするんっすが、あくまでも “脇役” に徹した感じで、それはそれで、賢明な判断やな…と。
で、次。 「ウィスパー・ノット」 。 日本人好みの曲が続きますが、テーマ部はヴァイオリンとヴァイブの絡みで、そこにコーラスも絡んでくるというスタイル。 で、ソロの頭からヴィックのテナーが出てくるという算段なんっすが、ちょっぴり変化をつけてきましたな。 後テーマもアレンジを変えてきるし、何か凝ったパンナコッタ。 そういうアレでありました。 で、次。 「グアヴァ・ジェリー」 。 ハワイの飲み物グァバをゼリーにした感じ? 何か、アイスまんじゅうちゃんが苦手なスイーツっぽいんっすが、いらないんなら、僕が貰う! で、代わりに、オリエンタルのハヤシをあげる! いや、僕もハヤシは大好きなので、それはちょっと惜しい気がするんっすが、 この中 なら、あ、「どてめし」 はイランから、これ、あげる! で、曲のほうはいうと、いかにもグアバらしいオリエンタルな仕上がりで、テナー with コーラスで、ま、いつものアレやな…と。 んなことで、ラストっす。 「オータム・サンセット」 。 今の季節にぴったりなんっすが、テナー with コーラスで、ま、いつものアレやな…と。 んなことで、おしまい☆
【総合評価】 軽くてポップな仕上がりで、ま、いいんじゃないんっすか。 分かりやすいし。 コーラス入りは、今の半分くらいでよかったかな? そんな気がしないでもないし、ハービーをもうちょっとフィーチャーして欲しかったんっすが、ま、これはこれで、たまにはこういうのも、いっかぁ。 そんな気がしないでもない1枚でありました。 「オード・トゥ・トレーン」 だけはガチなので、そこだけはヨロシク!