THE HOUSE THAT LOVE BUILT (STEEPLE CHASE)

FRANK FOSTER (1982/9/10)

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【パーソネル】

FRANK FOSTER (ts) HORACE PARLAN (p) JESPER LUNDGARD (b) AAGE TANGGAARD (ds)
【収録曲】

(01-03) I REMEMBER SONNY STITT / THE HOUSE THAT LOVE BUILT / JOHN R AND GARFIELD
(04-06) SCANDIA SKIES / LIGHTLY STROKING / DUNBAR'S DELIGHT
【解説】 ( 2022年10月23日更新 / 連載 1,510回 )

 君は埴輪土偶、どっちが好きかな? 僕はですね、断然、埴輪派っす。

  はに丸  「はにゃー。埴輪ってなーに?」
  ひんべえ 「ふーにゃ。埴輪って、なーんですかー?」

 お前らや! が、よくよく考えたら、「人間とは何か。」 そんな問題を正面から突き付けられたら、まともに答えられる人間はほとんどいないに違いないので、一概にこの埴輪どもを馬鹿にすることは出来ないな…と。 が、そういう哲学的な話は置いといて、この埴輪どもは、まるっきりアホだったりします。 ほとんど日本語、知らないっすからね。 例えば 「 拾(ひろ)う 」という回だと、

  はに丸  「はにゃー。 “ひろう” ってなーに?」
  ひんべえ 「ふーにゃ。 “ひろう” って、なーんですかー?」

 そんな具合。 いいかい、そこの埴輪ども、よく聞きな。 「拾う」 って言うのはな、 んーと、その…、何と言うか、「捨てる」 の反対や! いざ説明しようとすると、なかなか難しかったりするんっすが、そういう難しい日本語の意味を、せいいちおじさん、神田くん、すみれちゃんといった大人たちが、歌って踊って、曖昧なまま、何となく適当に誤魔化してしまう。 そんな、教育的な番組だったりするんっすよね、『おーい!はに丸』 。 僕が埴輪派になったのは子供の頃に見たこの番組の影響が非常に大きいんっすが、子供の頃と言っても、高校生の頃の話なんっすけど。 ちなみに 「拾う」 の回は、みんなで空き缶を拾って、町を綺麗にしよう! そんな道徳的な一面も持ち合わせていました。 はに丸くんが頑張って空き缶を拾おうとしているのに、神田くんがいらん事とか、邪魔な事とか、余計な事とかをするんっすよね。 度重なる妨害行為に耐えかねて、遂に、はに丸くんがブチ切れるんっすが、すると、はに丸くんの全身に、何故だかペタペタと空き缶が吸い付けられます。

  ひんべぇ 「ふーにゃー。 はに丸さまは怒ると、体が磁石になるんですぅぅぅ!」

 チャンチャン。 高校生心 (こうこうせいごころ) にも、アルミ缶はどうするんや? そう、思わずにはいられませんでしたが、はに丸さまが怒って、体が磁石になったお陰で、

  すみれちゃん 「あ!長年、苦しめられてきた肩こりが治ったわ! やっぱ、ピップエレキバン、最高っ!」

 そんな展開にはなりませんでした。 こういうのを 「蛇足」 って言うんっすよね。 はに丸さまは怒ると、体が磁石になる。 そういうシュールな設定で、曖昧なまま、何となく適当に誤魔化して終わる。 それがこの番組の真骨頂だと思います。

  はに丸  「はにゃー。 “真骨頂” ってなーに?」

 これでまた、うまい具合に次の回に続けられるし。 とまあ、そんなこんなで埴輪派の僕でありますが、あ、でも、やはり同じ高校生の頃、桑名駅前のパルの1階にあったシルバー模型で 「走る土偶」 というのを買って、走らせて遊んだことがあったな…と。 ゼンマイ仕掛けで土偶が走る…というか、車輪で前進する、そういうアレだったんっすが、 まあまあ面白かったので、土偶も捨てがたいな…と。 土偶を作る縄文人のイラスト縄文人の男性が土をこねて土偶を作っているイラストです。 え? 土偶って、土をこねて作るものやったん? 何となく、鉄製 (?) だと思い込んでいました。 よくよく考えたら “土偶” っすもんね。 鉄製なら “鉄偶” とか、そういう名前になる筈なので、土をこねて作るので正解かと。 で、一方、埴輪のほうはというと、 埴輪のイラスト古墳時代に作られたと言われている、人間の形をした可愛い表情の埴輪 (はにわ) のイラストです。 これしか見当たらなかったので、どんな人がどういう製法で作っているのかは不明なんっすが、これこそ、土をこねて作ってる感じっすよね。 で、えーと、( 前回 までの粗筋 ) 。 早朝、出雲大社を散策した。 今回、出雲に行くにあたって、ぶっちゃけ、大社よりも日御碕のほうが楽しみだったりして、で、実際、期待に応える素晴らしい景勝の地だったりしたんっすが、で、もうひとつ、大社よりも楽しみにしていたのが ここ 。 令和4年10月7日〜12月4日までは 『出雲と吉備』 という企画展をやってるみたいなんっすが、僕が行った時は これ 。 うおおぉぉぉぉ、マジかぁぁぁぁぁぁ! 『ムー』 の総力特集で言うと、3年に1度あるかどうかといったレベルの大当たり。 ちなみに2022年11月号の総力特集は 悪魔の終末計画「全人類監視システム」 の恐怖 っすか。 ああん、おもろそう♪ …と思わせておいて、読んでみたら、そうでもなかったというパターンっぽいっすな、こりゃ。 こんなものより、加古川にUMA 『ムッシー』 出現!! こちらのほうが遙かに気になるんっすが、え? 加古川なのに、ムッシー? 加古川なら、カッシーちゃうん? で、ムッシーなら、武庫川ちゃうん? 桑名にもこういうUMAが出現して、有名になって欲しいところなんっすが、名前は当然、クッシーっすよね。 それ、屈斜路湖のクッシーのパクリやん! そう、言われそうなのがネックなんっすが、じゃ、出現場所を旧・長島町内に限定して貰って、ナッシーとか。 それ、梨の妖精のパクリなっしー! そう、言われそうなのがネックなんっすが、じゃ、出現場所を旧・多度町内に限定して貰って、タッシー。 うーん、微妙…。 こんなのなら、別に出現して貰わなくていいような気がしてきたんっすが、んなことで、早朝、出雲大社を散策して、宿に戻って朝飯を食べて、チェックアウトして、埴輪目指して、ゴー! …と、その前に、三度(みたび)、出雲大社を散策。 通り道というのもあるんっすが、朝、出かけた時、あ、財布忘れた…。 賽銭なしでも、罰が当たることはないと思うんっすが、少なくとも願い事は叶わないに違いないので、ま、一応…。


< 出雲大社・朝食後編 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、(写真・いちばん上) 。 宿を出て、出雲大社に “横” のほうから入ろうとしたら、白装束の集団がゾロゾロと歩いてきたぞ…っと。 パナウェーブ研究所 ? そんな邪教と一緒にすんな! そう、叱られそうなんっすが、由緒正しい神職と巫女の皆様っすよね。 巫女と言えば 巫女みこナース なんっすが、何かこう、パナウェーブを研究し尽くした感があって、いいっすよね。 で、(写真・上から2枚目) 。早朝の時点ではまだ上がってなかった日の丸が、しっかり掲揚されて、元気にはためいているぞ…っと。 これ、何気にはためいているように見えますが、 掲揚塔の高さが47m、日の丸の大きさは13.6 m×9m。 あまりピンとこないかも知れませんが、畳75畳分の大きさらしいっすぜ。 畳75畳分ということは、3畳一間の小さな下宿なら25部屋分っすぜ。 下宿のおばちゃん、サバを25切れも買って味噌で煮なければならなくて、夕食の支度も大変なんっすが、イタリアからの留学生、サバーノ・ミッソーニくん(21歳)、「僕、サバ、嫌いアルね…」 とか言い出して、好き嫌い、すんなー! 我が儘、言うなー! 下宿に喩えると、その大きさが実感出来るかと思うんっすが、(写真・ちょうど真ん中) 。 本殿っすな。 早朝の時間は逆光(?)になって、うまく撮れなかったので、この時間帯のほうが、いいな…っと。 で、あとは、ウサたんが可愛かったりして、で、 「勢溜(せいだまり)の鳥居」 に出て、おしまい。 この鳥居から本殿に向かうのは下り参道なんっすが、逆方向は上り坂なので、ちょっと大変だぞ…っと。 で、続いては古代出雲歴史博物館。 鳥居のところから歩いて5分くらいっすかね。 思ってたよりも立派で綺麗な博物館なんっすが、何はともあれ、ハニワ、ハニワ!


< 古代出雲歴史博物館・ハニワ編 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、(写真・いちばん上) 。 「謎ハニワ」。 謎っす。 で、 (写真・上から2番目) 。 おお、 「ひんべえ」 じゃん。 凄ぇぇぇぇ! デケぇぇぇぇぇ! 思っていたより7倍くらい、デケぇ! 何となく勝手に40センチくらいの馬を想像していたんっすよね。 んーと、 これ出土地:埼玉県熊谷市上中条出土 古墳時代・6世紀 土製 高87.5p 幅101.5p 奥行36.5p 股下37.2p。 40センチくらいの馬を想像していたら、高さ87.5センチ。 ぜんぜん、思っていたより7倍くらいではなかったんっすが、とにかく、思ってたより、デケぇな! …と。 熊谷って、五家宝くらいしか出土しないのかと思ったら、こんな凄いのも出るんっすな。 もし熊谷にUMAが出現したとしたら、名前は当然、クッシー。 それ、屈斜路湖のクッシーのパクリやん! そう、言われそうで、同じ悩みを抱える桑名市民として、親近感を覚えずにはいられませんが、じゃ、クマッシーにすればエエんやろ? …と。 じゃ、桑名のクッシーはクワッシーで決まり。 そんな桑名信用金庫 = くわしん のパチモンみたいなの、別にそんなに出現して貰わなくていいような気がするんっすが、で、次。 (写真・ちょうど真ん中) 。 「水鳥ハニワ」 。 ああ、これはよく出来てますな。 リアルっす。 上高地の土産物屋に木彫りのカモが売られていたりするんっすが、それに匹敵するものがあるカモ? あー、そういえばそんなの、ありましたよね。 昔、お土産に買ったことがあるんっすよね。 懐かしくなって調べて見たら、 これ 。 上高地、ちゃうやん! カモ、ちゃうやん! 立山やん! 雷鳥やん! 何もカモ、間違っていたんっすが、20年に以上前に北アルプスのお土産でいただいたものを\1,999で売ろうとすんな! そう、思わずにはいられなくて、で、次。 (写真・下から2枚目) 。 「猿ハニワ」 。 何とも切ない表情が秀逸っすよね。 ただこれ、本当に猿なのかどうかは謎なんだそうで、詳しくは ここ 参照。 確かに猿と言うより、その辺のオッサンっぽいっすよね。 これは 「よしお」 の埴輪だと言われたら、普通に信じてしまいそう。 で、これ、 この動画 にも登場しておりますな。 ゼミ助手の采音タン、可愛ぇぇ♪ 例の 「ひんべえ埴輪」 も出てくるんっすが、 「私、写真でしか見たことなかったんですけど、意外と大きいですね。」 そうそう! 思っていたより7倍くらい大きいよねー。 采音タンと意見が一致して、何だか嬉しいんんすが、で、 (写真・いちばん下) 。 「鹿ハニワ (その1) 」 。 これもなかなかリアルであるなぁ…と。


< 古代出雲歴史博物館・ハニワ編 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いて動画にも出て来た 「鹿ハニワ(その2) 」 。 鹿の子模様が可愛いんっすが、これ、本当に鹿と言っていいんっすかね? ウルトラ怪獣ちゃうん? こんなヤツ、いたよな? …と思って、さっきから探しているんっすが、該当する怪獣が出てこないんっすよね。 それっぽいものと言えば、 このブログ人に揚げてもらう天ぷらは 。 タイトルと中身が一致しないように思われるんっすが、中程にこの 「鹿ハニワ」 が出て来ます。 鹿の子模様がはっきりとわかりますね。ひづめまであります。耳は・・・ウルトラマンに、こんな耳だか目だかした怪獣いませんでした? そうそう、やっぱこんな怪獣、いるよね? で、最後に天ぷらも登場しました。 怪獣のモヤモヤは残るんっすが、天ぷらのほうは解決したので、ま、いっかぁ…と。 で、後はまあ、色々。 注釈のコメントがめっちゃ適当なんっすが、ま、しょうがないっすよね。 今日(10月22日)、4回目のコロナ・ワクチンを打ってきたし。 いや、副反応とか、まったくないんっすけど。 心なしか、ヤル気が出ないような気がするんっすが、ま、それはいつものことだし。 で、(写真・下から2枚目) 。 お前、さっきも出て来たやん! …と思ってしまったんっすが、よくよくみると、さっきの 「猿ハニワ」 とは別人? …というか、別猿? もしくは別ハニワ? 何かちょっと妖怪っぽくて、いいな♪ …っと。 で、はに丸とひんべえが住んでいる家みたいな埴輪 (テトラポッド付)は、あったんっすが、はに丸本人は見当たらなかったような? ま、怒ると体が磁石になるようなヤツ、どこにどんな悪影響を及ぼすか分かったモノじゃないので、危なくって人前には出せませんよね。 鞄の中に入れていたフロッピーディスクのデーターが消えちゃったりするかも知れないし。 うわぁ、俺の大切な リップスティックアドベンチャー がぁぁぁぁぁぁ!


< 古代出雲歴史博物館・その他編 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 以上、とっても充実した特別展でありましたが、それ以外の通常展示も簡単に。 (写真・いちばん上) 。 え? 何これ? プチ土偶? 背景に日本地図が描かれているんっすが、福島県辺りで出土した何かなんっすかね? で、(写真・上から2番目) は、勾玉とか。 曲がったことが大嫌い。 そんな頑固一徹なキャラにとって、勾玉とか、絶対に許せないアイテムであるに違いないんっすが、そういう人の為に、下側の 「曲がってない玉」 みたいなのが作られたんっすかね? よく分からないんっすが、で、 (写真・ちょうど真ん中)(写真・下から2番目) 。 ここの “銅剣これくしょん” は、圧巻っすよね。 (写真・いちばん下)の “銅鐸これくしょん” も、なかなか。 ということで、以上、とっても充実した展示でありましたな…っと。

 んなことで、出雲は以上っす。 2日目は松江に宿を取ったので、一畑電車に乗って、そっち方面に向かうことにします。 駅まで歩いている途中、 「勾玉ガチャ」 を見つけたので、チャレンジしてみることにしました。 500円玉を投入して、ガチャと回して、カプセルがコロン。 どんなん出たかな? ワクワクしながら手に取ってみると、うわ、小さ! しょぼ。 大ハズレやんけ…。 その時点で僕の中で、この勾玉は 「なかったこと」 になっていたんっすが、そういえばあの時、何かやったよな。 …というのを思い出して、鞄の中から引っ張り出してみました。 うわ、小さ! しょぼ…。 が、中身を取り出してみたら、これ、一応、本物の石で出来ているんっすな。 一緒に紙も入っていたんっすが、アベンチュリン、アマゾナイト、アメジスト、イエロージェット、オニキス、シトリン、水晶…と、石の名前がずらっと書かれております。 で、僕の紙は 「 □ ハウライトターコイズ 」 というところにチェックが入ってました。 おお、トルコ石やん♪ どれほどの価値があるのか知りませんが、 これ 。 おお、 64面カット 6mm 1連(約38cm) のブレスレット は、380円(税込)も、するやん! この石、大当たりやん! …と、無理矢理にでも自分に言い聞かせないと、やりきれないんっすが、その小ささ、ショボさを、みんなにも分かって貰う為に、京都へ行った時に引いた 「仏像ガチャ」 で当たった菩薩 (?) の手にぶら下げてみることにしました。 阿修羅像が欲しかったのに、こんなのしか出なくて、心の底からガッカリだったんっすが、ガチャ2連続ハズレの成果が こちら 。 目ざとい人は気付いたかも知れませんが、以前、 カニチップ の写真を上げた際に、左のほうに写り込んでいました。 ペン立ての前にカプセルが見えるんっすが、こいつの中にこの小さな勾玉が入っていたんっすよね。 が、菩薩の手にぶら下げてみたら、左手に持ってる壺との対比で、勾玉がめっちゃ立派に見えてしまって、思いきり逆効果。 ああん…。 ちなみにハウライトターコイズの効能は 「災いから身を守る」 なんだそうで。 あのぉ、この前、思いっきり車をぶつけられたんっすけど? ま、この勾玉のお陰で怪我もなく、社有車が全治1ヶ月程度の損傷を負っただけで済んだのかも知れないし、今月号の 『ムー』の 「エミール・シェラザードの西洋占星術 2022年10月7日〜11月8日」 によると、 魚座の運勢は、「買わなくては」 と思っていた物が労せずして手に入るかも らしいし、朝起きたら枕元に これ が置いてあることに、期待! いや、「皮なくては」 じゃなくて…。 んなことで、この続きはまた、次回☆

 んなことで、今日はフランク・フォスターっす。(新主流派・モードジャズ編) で取り上げるのは、ちょっと違うんじゃね? そんな気がするキャラなんっすが、ネタ用に適当に仕入れたアルバムを聞いてみたら、意外とモーダル…というか、ちょっぴりフリー寄りですらあったので、こっちのほうに持って来ました。 が、途中で気が変わって違うアルバムを取り上げる事にしたので、(新主流派・モードジャズ編) で取り上げるのは、ちょっとどうか? そんな感じになってしまうんっすが、ま、いっかぁ…と。 そんなことより、皮なしウインナー。 それ、「皮なくては」 じゃなくて、「皮があっては」 じゃね? 「皮なくては」 なら、普通に皮があるウインナーを買うべきじゃね? そっちの問題にほうが遙かに重要っすよね。 論理が破綻してますもんね。 が、 『塩サバ通信』 の前半ネタのオチに論理を求めること自体、間違ってる気がするので、別にどうでもよくて、で、ちなみに僕が最初に取り上げようとしていたのは これ 。 タイトル曲にはディー・ディー・ブリッジウォーターのアジ演説(?)が入っていたりして、フリーというか、ブラック・ファンクというか。 悪くはないと思うんっすが、ジャケットのフォスターの顔をうまく再現出来る自信がないし、参加者が多過ぎて パーソネルの欄を書くのが面倒だし、全部で4曲しか入ってないので、後半、間を持たせるのが大変そうだし。 …といった諸般の事情により、やめました。 ということで、 「ザ・ハウス・ザット・ラブ・ビルト」 。 このジャケットのフォスターの顔なら、うまく再現出来るのか? …と言われると、ちょっと微妙なんっすが、参加者は4人なのでパーソネルの欄を書くのは楽だし、全部で4曲入っているので、ま、何とか間を持たせられるかな…と。 1982年と、録音年が微妙なんっすが、レーベルがステープル・チェイスなので大ハズレはしないだろうし、ピアノがホレス・パーランなのもいいし、ベースが JESPER LUNDGARDで、ドラムスが AAGE TANGGAARD。 この2人に関しては寡聞にしてよく知らんのっすが、 “ガード” で韻を踏んでいて、いいな♪ …と。 ベースがランドガード、ドラムス・タンガードで、YO〜♪ いい感じにラップになりそうっすよね。 タンガードって何となく、痰吐き爺ィの攻撃をうまく防御してくれそうだし。 んなことで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目。 記載のあるもの以外はすべてフランク・フォスターのオリジナルなんっすが、 「アイ・リメンバー・ソニー・スティット」 ソニー・スティット (Sonny Stitt) こと、エドワード・ハモンド・ボートナー・ジュニア (Edward Hammond Boatner Jr. 1924年2月2日 ボストン ー 1982年7月22日 ワシントンD.C.) は、ビバップ期およびハードバップ期に活躍したアメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者。 このアルバムが吹き込まれた2ヶ月ほど前にお亡くなりになられたんっすな。 で、お亡くなりになられたと言えば、あああああ、貴重な仲本工事がぁぁぁぁ…。 子供心にも、「こうじ」 って、名前は普通やのに、「工事」 という漢字なのがオモロイな…という気がするくらいには、面白かったんっすよね。 後はまあ、体操くらいしか印象が。 あ、でも 「バカ兄弟」 がありますよね。 この記事 とか、文春の癖に泣かせるんっすが、こちらの 「仲本家JUNKAの台所」 は、奥様の純歌さんと二人でされているんですか? その奥様の純歌が家から出て行って、ペットと一緒にゴミ屋敷で暮らしている…みたいな記事が出た直後に、車に轢かれて亡くなってしまったんっすよね。 ああ、ハウライトターコイズの勾玉を身につけていたら、命だけは助かったかも知れないのに…。 あ、よくよく考えたら、僕は勾玉を身につけずに、菩薩の手にぶら下げたりしたから、車をぶつけられたのかも? 今の状態では災いから菩薩の身が守られるだけっすよね。 菩薩なんだから、菩薩の身は菩薩で守って貰うことにして、今後、勾玉は財布の中に入れて持ち歩くことにしようと思うんっすが、それだと財布を忘れた時に災いが降りかかりそうなんっすけどね。 お金がないから万引きして、見付かって、捕まったりとか。 ま、それはそうと 「ソニー・スティットの思い出」 。 生涯ビ・バップ一筋に生きた故人に敬意を表して、バップっぽい感じの曲に仕上がっております。 フォスターのプレイも けれん味がなくて、真っ直ぐっすな。 ま、ぶっちゃけ、途中からスティットの事を忘れて、自分の世界に浸りきってる感はあるんっすが、で、最後はテナーとドラムスの4バースで締めて、ビ・バップなテーマに戻って、おしまい。 ああ、スティットよ、安らかに…。

 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ザ・ハウス・ザット・ラブ・ビルト」 。 フォスターのオリジナルなんっすが、まるで歌物スタンダードであるかのような、綺麗なバラードに仕上がっております。 ま、もともと 「おおスザンナ」 とか 「スワニー河」 とかの作曲で名を馳せた人っすからね。 もしかしたらそれは、違うフォスターだったかも知れませんが、あ、でも、こっちのフォスターにも 「シャイニー・ストッキングス」 という名曲があるから! で、作曲のセンスだけでなく、テナー奏者としての実力もなかなかのもので、ここでは、ちょっぴりウェイン・ショーターを思わせるような、ミステリアスなバラード・プレイを展開しているぞ…っと。 で、その後、ホレス・パーランのピアノ・ソロも出てくるぞ…っと。 どちらかというと、ちょっと癖の強いタイプかと思われるんっすが、ここではリリカルで透明感のあるプレイが聞かれて、とってもいいぞ…っと。 でもって、ミステリアスなテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ジョン・R・アンド・ガーフィールド」 。 何だか意味深なタイトルなんっすが、意味はよく分かりません。 ミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、フォスターの吹きっぷりは、ちょっぴりジョニー・グリフィンな感じ。 で、ソロ先発はパーラン。 パーマン、パー子、パーヤンと並ぶ “パー四天王” の1人なんっすが、ここにタマノイのパーポーを加えると “パー5(ファイブ)” が結成されます。 何でもいいけどタマノイのパーポーって、何でこんなアホみたいな名前なんや? …というのが子供の頃からの疑問なんっすが、んーと、 これ新鮮な野菜や肉、魚介類を材料に八宝菜が手軽に作れます。 あ、これ、八宝菜の素だったんっすな。 だから八宝 (パーポー) なのか。 なるほど! 「パーポーツァー、イーガー!」 とか、王将の店員が言いそうっすもんね。 ま、個人的には八宝菜よりも酢豚のほうが好きなので、今後、タマノイのパーポーを買う機会は無いと思うんっすが、で、一方の ホレス・パーラン少年時代にポリオを患い、そのために部分的に右手が変形した。障碍の代償として独自の演奏技巧を発展させ、左手のとりわけ 「刺戟的な」 コード進行を、一方の、右手の著しくリズミカルなフレーズと対置している。 そんなスタイルの持ち主だったりします。 右手だけでなく、前頭部から頭頂部にかけての辺りも、ちょっぴり不自由だったりするんっすが、そんなハンディを克服して立派な大人になってくれて、僕は嬉しいっす。 ここでもその独特な、左手の刺戟的なコード進行を、右手の著しくリズミカルなフレーズと対置しているプレイを堪能することが出来て、で、続いてフォスターのソロが登場。 テーマを吹いている時ほど、グリフィンな感じはなかったりするんっすが、伸びやかで、けれん味のない吹きっぷりであるな…と。 ケレンの意味を教えて下さいケレンとは、錆び落とし、浮き塗膜を除去する事で、「クリーン」が変化した言葉です。 え、マジっすか? いや、商売柄、錆び落とし、浮き塗膜を除去する事なのは知っていたんっすが、「クリーン」 が変化した言葉だとは知りませんでした。 で、けれん味のない。 これは、錆び落とし、浮き塗膜を除去する味がしない…という意味ではなく、歌舞伎の 「外連」 から来ているんっすが、宙乗りとか、早替りとか、いいと思うんっすけどね。 宙返り 、何度もできる、無重力。 宇宙飛行士の向井千秋さんが、そんな小学生みたいな上の句を詠んでおりましたが、日本人の純朴なジャズ・マニアは、得てして “けれん味” を嫌う傾向にあり、こういう素直な吹きっぷりは、高く評価することが出来るな…っと。 で、終盤、ドラムスのソロでそこそこ盛り上がって、いい感じのテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「スカンディア・スカイズ」 。 このアルバムで唯一、フォスターでない人が作った曲なんっすが、じゃ、誰が書いたのかというと、ケニー・ドーハム。 いかにもドーハムらしい、哀愁味を帯びたワルツ風の曲だったりするんっすが、いいな♪ …っと。 で、これ、どうやらCDオマケらしいんっすが、別段、演奏が不出来だったりするワケではなく、純粋にLPレコードの収録時間の関係で、泣く泣く削られたのではなかろうかと。 テーマの後、テナー、ピアノ、ベースの順でソロが披露されて、終盤、この3者による掛け合いがあって、で、テーマに戻って、おしまい。 そんな基本的なアレなんっすが、悪くないな…っと。 で、次。 「ライトリー・ストローキング」 。 ゆったりとしたグルーヴィなナンバーで、なるほど、いかにもこれはライトリーなストローキングであるな…と。 テーマに続いて、まず最初にベースのソロが登場します。 前の曲でもソロを弾いていたんっすが、面倒なので、軽く飛ばしてしまったんっすが、んーと、ジェスパー・ルンドガード (?) とかいう人っすよね。 ここでは、けっこう長めにフィーチャーされちゃっているんっすが、ま、アルコじゃないから、いっかぁ…と。 で、以下、テナー、ピアノと各自のソロが続いて、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 んなことで、ラストっす。 「ダンバーズ・ディライト」 。 ま、それなりにダンバー (?) の悦びに満ちあふれているような気がしないでもない曲調なんっすが、ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 を彷彿させるシーツ・オブ・サウンドな吹きっぷりが面白くて、わはははははは。 そんなアレだったりして、んなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 カウント・ベイシー楽団への参加や 「シャイニー・ストッキングス」 の作曲で知られる重鎮が、テナー・サックス奏者としての本領を発揮したリーダー作。ホレス・パーランのピアノも快演。 そう、 ここ に書かれている通りのアレでありました。 テナー・サックス奏者としての本領だけでなく、作曲家としての本領も発揮されているし、おまけのドーハムの曲もいいし、で、演奏のほうは、やや真っ直ぐすぎる嫌いはあるんっすが、でもね、それがあなたの〜、いい、と・こ・ろ♪


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