THE FREEDOM BOOK (PRESTIGE)

BOOKER ERVIN (1963/12/3)

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【パーソネル】

BOOKER ERVIN (ts) JAKI BYARD (p) RICHARD DAVIS (b) ALAN DAWSON (ds)
【収録曲】

(01-03) A LUNAR TUNE / CRY ME NOT / GRANT'S STAND
(04-06) A DAY TO MOURN / AL'S IN / STELLA BY STARLIGHT
【解説】 ( 2022年12月25日更新 / 連載 1,518回 )

 君はメカに強いかな? 僕は弱いっす。 メカには弱いが、カメには強い。 そんなこともなくて、普通にカメにも弱いっす。 どうしてカメに強くないのかというと、カメに強くなろうとしないからなんっすが、努力しないと、何事も成し遂げられない生き物だったりするんっすよね、人間って。 いいな、いいな、人間っていいな♪ 傍から見ていると、そう思えるかも知れませんが、決してそんなことはないっす。 カメのほうがいいっす。 自分の殻…というか、甲羅の中に閉じこもっていても、あまり批判されなさそうっすもんね、カメ。 ま、カメはカメで、カメなりに大変だったりするのかも知れませんが、少なくとも、堅パンが堅くて噛めんということはカメにはなさそう。 本当にカメが堅パンを噛めるのかどうかは、よく分からないんっすが、何せ、僕はカメに弱いもんで。 カメに弱いなら、カメに強くなろうと思わないのか? そう、批判されるかも知れませんが、ぜんぜん思いません。 カメに強くなったところで、特段メリットがあるように思えないし。 シャンプーを 「メリット」 に変えれば、リンスがいらないという明確なメリットがあるんっすが、カメにめっちゃ詳しくなって、カメ道(かめどう)を究めて、『テレビチャンピオン』 の 「カメ王選手権」 で優勝したところで、せいぜい 「カメくん」 という、さかなクンの下位互換みたいな微妙なキャラになれる程度だし。 「いかくん」 ならイカの燻製として、立派なビールのつまみになるんっすが、「カメくん」 ではなぁ…。

 ちなみに僕が 「いかくん」 の存在を知ったのは、小学生の頃でした。 学研の 『学習』 だったと思うんっすが、そこに何やら、とっても学習的な漫画があったんっすよね。 その漫画に、「ここに “いかくん” があるよね。ビールのつまみにすると、とっても美味しいよね。」 そんな台詞が出て来て、子供相手の漫画で、何を言ってるんや…。 そう、呆れずにはいられなかったんっすが、筆者はこの漫画で一体、何を学習させたかったのかと言うと、 “いかくん” が入っている袋に書かれている グロス (gross) や ネット (net) といった表記。 例えばこの 内野海産 訳ありたっぷりお徳用いかくん (いか燻製) 600g入 (200g×3) 。 この600gというのは、グロス (gross) なのか、 ネット (net) なのか。 そういう問題提起っすよね。 “いかくん” って、ちょっと、ねっとりしているので、ネット (net) なんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、この商品は 「訳あり」 っすからね。 どんな訳があるのか知りませんが、乾燥していて、パサついている可能性もあります。 となると、グロス (gross) でも、 ネット (net) でもない、パッサ (passa) という新しい概念を導入しなければならなくて、話がややこしくなってしまうので、やめておきましょう。 そんな「訳(わけ)」 は、ない…と。 んーと、上位レビュー、対象国: 日本。

 アラサー (5つ星のうち4.0) 高くはないが…

 市販の薫製だとボリュームが少なく、中々思い切って食べられないので買った満足感はあった。ただし、食感がパサパサしていて質はあまり良くない。

 ああ、また余計なことを! アラサー (30前後) で、もういい歳なんだから、空気を読んで欲しかったところなんっすが、みずみずしくて良かったです多胡ちゃんを、見習え! で、カスタマー Q&A。

 質問 : どこの産地ですか?
 回答 : うちの海産です。

 いや、 「うちの海 (うみ)」 って言われても…。 その 「君の海」 が、どこかって聞いてるんだけど…。 そんなふうに思ってしまったんっすが、あ、違いますな。 内野海産の人が、うちの海産(かいさん)です。 …と、名乗っているんっすな。 現在のものはペルーまたはアルゼンチンです。 この部分が回答っすな。 余所者が適当なことを言ってんじゃねーよ! …と思われないように、当人であることをアピールしたのではないかと推測されますが、なら、普通に 「内野海産です。」 でよかったのに…。 間違って「ないや海産」 と読まれるのが嫌だったんっすかね? それならそれで、外野 (がいや) の人が適当なことを言ってるんじゃなくて、内野 (ないや) の人かぁ。 …というので、納得して貰えるとは思うんっすけど。 ま、いろいろ難しいっすよね。 先ほどの 「みずみずしくて良かったです」 という感想だって、多胡ちゃんがイカを語るな! …と、いちゃもんを付けられそうだし。 ちなみに 「訳あり」 の “訳(わけ)” はというと、イカの皮が残っていて、飲み込んだ時に引っかかる。 食感がパサパサしていて質があまり良くない。 サイズが不揃い。 少し臭い。 時々ボソボソした触感の物が在る。 木っ端な部分があり、写真とはだいぶ違う。 そういった些細なものであるようで、味に関しては不満の声は聞かれませんでした。 むしろ、味は、本当に、美味しい…と、評判。 で、量に関しての言及もなく、「たっぷりお徳用」 の看板に偽りはないな…と。 となると、この600gは ネット (net) であると判断してよさそうなんっすが、外装や梱包を含めた重量がグロス (gross) で、それらを除いた純粋に “いかくん” だけの正味の重量がネット (net) 。 それを学習させるのに、別に “いかくん” じゃなくて、ポテトチップスとかでもよかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、そこはまあ、作者の好みだとしか。 手元に “いかくん” しかなかったんでしょうな。 ま、しょうがないな…と。

 とまあ、 「いかくん」 に関しては、それなりに語ることがあるんっすが、 「カメくん」 ではなぁ…。 クラスに1人くらいの頻度で存在しそうではあるんっすけどね、カメ博士。 ☆世界カメの日に、カメ博士とカメを語ろう☆ こんなイベントもあるみたいなんっすが、カメカメトーク第1部の今年のテーマは、「アカミミガメは本当に悪者か?在来種に与える影響とは!」 というアカデミックなテーマ。 まじ、アカデミックやん…。 カメ素人としては、もうちょっとカメ砕いた、いや、かみ砕いたテーマにして欲しいところなんっすが、この第1部に参加の先着30名様には 「リクガメ大好きウチワサボテン」 をプレゼント! え、カメグッズじゃなくて、サボテンなん? いったい、どんなものを押し付けられるのか、まったく見当が付かないんっすが、さらに第2部では、自宅で約30種100頭の世界のカメと暮らしている毎日のお話などを、カメ博士・野田秀樹さんにお話いただきます。 え? あの演出家・劇作家の? 昔読んだ 『ミーハー』 は、なかなか面白かったんっすが、ま、ありふれた名前なので、もしかしたら別人…、いや、別カメかも知れません。 あ、いや、別人っでいいんっすか。 んーと、 この人 ? 微妙に、ご本人のルックスがブタハナガメっぽいところが何とも微笑ましいんっすが、いい人そうっすよね。 何だかちょっとカメに興味が湧いてきてしまったんっすが、いかんいかん。 カメには強くない。 何故なら、カメに強くなろうとしないから。 そういうキャラを貫かなければなりません。 第一、カメとか、ぜんぜん美味しくないし! いや、食べたことはないんっすが、スッポンとか、あんなゲテモノ、ぜんぜん食べてみたいとは思わないし。 昔、桑名にも 「大勢(?)」 とかいうスッポン料理屋があった気がするんっすが、今は無いっすよね? 潰れてしまったということは、スッポンとか、あんなゲテモノ、ぜんぜん食べてみたいとは思わない。 そういう人が大多数であることの証だと思うんっすが、 割烹 藍川 。 うちから益生(ますお)駅へ行く途中に、何か小洒落た小料理屋のようなものが出来たと思ったら、スッポン料理屋やったんかい! カメ弁…、いや、勘弁して欲しいっすなぁ…。 ま、別に、店の前を通るとカメ臭いとか、そういうこともなく、今まで気付かずに過ごしていたワケなので、別にいいんっすけど。

 スッポン料理のコースと言うと、食前酒はやっぱり 「スッポンの血」 っすよね? 最悪、スッポンの肉は許せるとして、スッポン鍋の中で、頭や手のヒレの部分がグツグツ煮えているのでなければ、まだ我慢出来るとして、すっぽん部位単品 (頭、爪(手)・生) 。 わ! 止めろ! 鍋の中でグツグツ煮えているんじゃなくて、生でも、やめろ! グロ注意! 干して粉砕し薬として食されたり、装飾品としても使用可能です。 飾るな! 煮込み、焼き物、鍋料理等、加熱してお召し上がりください。 食うな! いや、飾られるよりは、まだマシっすか。 食え! 僕の見えないところで、勝手にこっそり、食え! で、スッポンの血。 飲んだことはないんっすが、めっちゃ血生臭そう…。 いや、別にそんなに血生臭くはなくて、普通に生臭いだけやで。 そういうテイストだったりするのかも知れませんが、あんなもん、喜んで飲むのは、和田アキ子くらいやろ? …と。 僕が子供の頃、テレビの何かのバラエティ番組に和田アキ子の妹 (…と称する和田アキ子本人) が出ていたんっすよね。 お姉さんとは違って、めっちゃお上品で、清楚で、おしとやかな淑女という設定で。 好きな飲み物を聞かれて、はにかみながら、 「い…、いちごミルク」 みたいな。 で、お姉さんの好きな飲み物は? …と聞かれて、ドスの効いた声で、「スッポンの血!」 何故かそのシーンだけ、はっきりと記憶に残っていたりするんっすが、すっぽんの血〜、すっぽんの血〜、すっぽんの血を飲んだら、スッポンジ〜♪ そんな自作の 「スポンジの歌」 を歌ったりしてましたな、当時の僕。

 んなことで、特段、カメに強くなる必要がないことを再認識した次第でありますが、カメはともかく、メカには強くなっておいたほうがいいな。 それは感じますよね。 昨今、特に。 最近、スーパーでもセルフレジが増えてしまって、うう…。 ここで僕が言う “メカ” というのは、その程度の類いのものだったりするんっすが、ちなみに僕はシャイで、無口で、人見知りで、極度のコミュ障だったりするので、なるべく 「人」 とは関わり合いになりたくないな。 そんなふうに常日頃から思っていたりするんっすが、なら、セルフレジが増えるのは、喜ばしい事じゃん。 そんなふうに思われるかも知れませんが、セルフレジが周囲の目から完全に隔絶した空間にあるのなら、別にいいんっすけどね。 が、実際は、みんなに見られるじゃん。 後ろに並ばれたりするじゃん。 見慣れない、使ったことがない “メカ” の何が嫌って、

  使い方が分からない → まごまごする → 人からじろじろ見られる → 焦る → パニクる → 赤面 → 絶望

 このプロセスが耐えられないんっすよね。 プライドだけは人一倍、いや、一倍だと、他人比100%で、人並みということになってしまうんっすが、プライドだけは人2.5倍くらい高いので、恥を晒すような事態だけは絶対に避けたいな…と。 昔、ナガシマスパーランドのジャンボ海水プールの サーフヒル を滑っている、…というか、ぜんぜん滑っていない見ず知らずのギャルを目撃したことがあるんっすが、何でもいいけど、この写真の絵面、ちょっとエロくないっすか? 上から2枚目の左側の兄ちゃんとオッサンが滑っているやつはそうでもないんっすが、下の左側とか、

 (;´Д`)ハァハァ。

 「はぁはぁ」 で、こんな顔文字に変換してくれて、僕のATOKくん、略して、えーとっくん、なかなか優秀だったりするんっすが、 「ナガシマ プール サーフヒル」 で、画像検索…っと。 ・・・・ 。 何か、思ったほど、期待したような成果は得られなかったんっすが、というか、サーフヒル以外の画像が多かったんっすが、で、サーフヒルで目撃した見ず知らずのギャル。 何か、最初からぜんぜん滑らなくて、途中で止まってしまったんっすよね。 周囲からジロジロ見られて、うわっ、恥ずかしい…。 関係ない、下から見ているだけの僕も、恥ずかしい…。 本人はもっと恥ずかしいに違いなくて、赤面から絶望へ。 そんな経緯を辿るに違いなくて、可哀想…。 とか思っていたら、そのギャルは毅然と立ち上がって、「ふん!」という感じで周囲には目もくれず、スタスタと歩いて下まで降りてきました。 滑るよりも、そっちのほうが遙かに難しいような気がするんっすが、途中で滑ってコケたりすることなくゴールして、「ふん!」という感じでどこかへ消えてしまいました。 強い! 僕にあの強靱なメンタルがあれば、初めてのセルフレジでもまごつくことなく、バーコードの読ませ方や、お金の払い方が分からなくても、「ふん!」と、毅然とした態度で、お金を払わずに商品だけ持って店の外に出ることが出来るのに…。 いや、それは犯罪だと思うんっすけど。 気が弱いが故に、犯罪者にならずに済んでいる。 そんな側面もあるかと思うんっすが、幸い、うちの近くにある 「一号館」 というスーパーは、今のところ有人レジのみ。 サンシパークの中にある 「スーパーサンシ」 は、わりと早い時期からセミセルフ式になったんっすが、これはもう慣れました。 商品のバーコードの 「ピッ!」 は、手慣れた店員さんがやってくれて、支払いだけセルフでやるヤツ。 精算機が2台あって、小銭を出すのにもたついても後ろの人に迷惑を掛けないので、いいっすよね。 合理的なシステムだと思います。 で、家からまあまあ近い 「バロー」 というスーパーは有人レジ、セミセルフレジ、フルセルフレジの全てが揃ってます。 これがいちばん有り難いっすよね。 フルセルフも一度だけ、人に教えて貰いながらチャレンジしたんっすが、ま、やり方さえ分かれば、そんなに難しくはないっすよね。 バーコードをピッ! ピッ! と読ませるのは、けっこう楽しい♪ が、バーコードが付いてない大根とかは、やり方が分からなくて大混乱しちゃうに違いなく、もし、世の中のレジがすべてフルセルフになってしまったりしたら、僕は一生、大根を食べられなくなっちゃうに違いありません。 ま、大根はそんなに好きではないので、別にいいんっすが、玉ねぎは困りますな。 せいぜい、今のうちにセミセルフで玉ねぎを買って楽しみたいと思いますが、「バロー」 の精算機は、ちょっと癖があったりするんっすよね。 「サンシ」 のは札を入れるところが上向き開口の箱みたいになっているタイプ。 そこに札を投入すると、そのうちにガチャッと内部に取り込んでくれるんっすが、複数枚まとめてでもオーケー。 が、 「バロー」 のほうは壁の部分に縦になってるスリットに1枚ずつ投入する方式。 言葉だと説明しにくいっすな。 「セルフレジ 精算機」 で、画像検索。 んーと、サンシが これ で、バローが、んー。 それっぽいのが見つかりませんな。 今からバローに行って、実物の写真を撮ってもいいんっすが、とっても怪しまれそうな気がするし、うーん…。 とにかくまあ、お札を入れるところにちょっと癖があって、うまく入ってくれないことが、ままにある…と。 せっかく金を払うと言ってるのに、受け取らないんだったら、もう払わん! そう、言いたくなってしまうんっすが、悪戦苦闘していると、見かねてレジのお姉さんが助けてくれることもあって、で、お姉さんにやって貰うと、スーッとお金が吸い込まれていくので、ちょっとしたコツみたいなものがあるんだと思うんっすけどね。 「あっ…、すいません…。」 「いえいえ、大丈夫ですぅ♪」 お姉さんがニッコリ笑ってくれたりして、やっぱ、フルセルフよりもセミセルフのほうが、人間味があって、いいな♪ …と。

 で、 快活CLUB 。 桑名にはサンシパークと新西方、2つの店舗があるんっすが、そのうちの新西方のほうが店舗改装とかで、3日ほど休んでいるな。 …と思ったら、12月21日(水)PM10時よりセルフサービスとなります。(遠隔サポート運営) そういうアレになってしまって、エエぇぇぇぇ…。 昼間は店員がいるみたいなんっすが、PM9:00〜翌AM9:00まで飲食提供停止って、マジかよ? ま、そんな時間帯に利用するのは年に1回あるかどうかなので、別にいいんっすが、受付や精算がセルフレジ(自動受付機)になってしまったみたいで、エエぇぇぇぇぇ…。 基本、サンシパーク店を利用することが多いので、今のところはあまり問題ないんっすが、木曽岬町とかで仕事をした帰りとかだと新西方のほうが便利なので、何とかしたいところではあるんっすが、

  使い方が分からない → (中略) → 絶望

 この展開だけは避けなければなりません。 絶対に恥は晒せん。 そんな、サラセン帝国の矜持が僕にはあります。 こうなったらもう、覚悟を決めるしかありません。 よし、逃げよう! 逃げるが勝ち。 そんな言葉がありますよね。 逃げるは恥だが役に立つ。 そんな諺もあります。 恥を晒すのはちょっとアレなんっすが、役に立つのなら、しょうがないっすよね。 ここで逃げると、僕は一生、快活CLUB 新西方店には行けなくなってしまうんっすが、サンシパーク店に行くから、別にいいやぁ。 そっちのほうも来年くらいにセルフレジになっちゃうかも知れませんが、来年のことを言うと鬼が笑う。 そんな言葉もあるし。 決して過去は振り返らない。 そして、未来に夢を見ない。 僕は 「今」 を生きる。 そう、心に決めた次第でありますが、あー、でも、セミセルフはイケるんだから、少なくとも、帰る時の精算のほうは何とかなるかも? そんな気がしないでもありません。 問題は入店時の手続きなんっすが、事前に手順を調べておけば、こちらも何とかなるかも? 次第にそんな気がしてきました。よくよく考えたら僕って、クリスマス・プレゼントに 「メカモ (ムカデ) 」 を買って貰って、クリスマスの夜に 『スターどっきり(秘)報告』 を見ながら組み立てて、組み立て終わったら5分で飽きてしまったくらいの、筋金入りの “メカ好き少年” だったんっすよね。 これはもう、メカに弱い筈がなくて、よし、チャレンジしてみよう! そもそも、快活CLUBのレジって、後ろに客が並ぶほど混雑することは無かったりするので、じっくりとセルフレジに取り組むには、いい環境だったりするんっすよね。 よし、僕なら出来る!

 んなことで、入店…する前に、 これ を見て予習をしておいて、よし、これならイケる! 揺るぎない覚悟と意気込みと、わずかばかりの自信を持って、いざ入店。 セルフレジの機械は2台あるんっすな。 この時間帯なら店員もいる筈なので、いざとなったら有人レジで。 そんな逃げ道も考えていたんっすが、いつの間にやら有人レジは、何だか人を寄せ付けないような空気になってしまっていて、これならまだ 「むじんくん」 に頼ったほうがマシなような? 幸い、店員からは見えなさそうな位置に設置されているので、まごついて、焦っている様を見られずに済みそうなんっすが、悪いことに1台のレジでオッサンが精算手続きをしている最中でありまして、俺、こんな機械、使い慣れてんだからな。 舐めんなよ! そんな虚勢を張らなければならなくて、最初っから気苦労が…。 で、何とか会員証を機械にかざすところまでは漕ぎ着けたんっすが、ここが一番のネックなんっすよね。 先程のサイトを見ても、ここの部分だけがよく分からなくて、とりあえず、ICカードで駅の自動改札機を通過する時みたいに、読み取り場所にピッ! と、会員証のバーコードを表示させたスマホを接触させて見たんっすが、・・・・・ 。 反応しねぇ…。 反応しないと飯能駅で改札を通るときにも困るんっすが、ピッ! ピッ、ピッ、ピッ! 何どやってみても、その先に進めません。 そうこうしているうちに、順番待ちの客が後ろに並んでしまって、うわ、最悪の状況やんけ…。 会員証を読み取れない時は、店員に連絡して下さい。 そんな注意書きがあったので、諦めて帰ろうとして、読み取り部分にベタ付けしていたスマホを持ち上げたところ、ピッ! あっ、何か反応したぁぁぁぁ! で、その先、席の種類の選択、空いている席の選択と、順調に進んだんっすが、そこで機械が固まってしまいました。 定期的に、ピーッ♪ ・・・ 。 ピーッ♪ ・・・ 。 ピーッ♪ と、音がするんっすが、そこから先に進まなくて、んー? しばらくそのまま固まっていたら、後ろで待っていた兄ちゃんが、「あのぉ…」 何や? 何か文句あるんか! …と思って振り向くと、「あの、そこにカードキーが…」 指指されたほうを見てみると、そこからカードキーが出て来てました。 先述の予習サイトによると、鍵付き個室の場合は伝票の他にカードキーも出てくる。(それ以外の部屋は伝票のみ) そんな説明だったんっすが、この店の場合、それ以外の部屋でも伝票とカードキーが出てくるんっすな。 想定外のことをされると、対応出来ずに固まってしまうので、ヤメて頂きたいんっすが、以上で入店手続きは終了。 ふぅー。 余裕でしたな。

 で、帰りの精算手続き。 まず、伝票のバーコードを読み込ませて。ピッ♪ お、一発じゃん! ベタ付けするんじゃなくて、スーパーのセルフレジで商品をピッ♪ する時のように、読み取り機の上空にかざしてやればよかったんっすな。 コツさえ掴めれば、あとは楽勝。 で、カードキーを、最初に出て来た機械の隙間に返して、最後に精算。 メカに弱い僕は、いつもニコニコ現金払いなんっすが、お札は一枚ずつ隙間に挿入する方法。 お、吸い込まれましたな。 ここまで極めて順調。 で、硬貨のほうがちょっと変わっていたんっすが、自動販売機みたいにチャリン、チャリンと投入するのではなく、小さなベルトコンベアみたいなところに硬貨を乗せると、それを検知して、ビーッと動いて、中に回収される方式になってました。 動きがメカっぽくて、楽しい♪ で、以上、精算手続きは思った以上に順調に進んで、万々歳! …の筈なんっすが、何故だか僕の心には、小さな隙間風が。 いつも、無言で伝票を差し出して、無言でお金を払って、「ありがとうございましたぁ。」と挨拶してくれる店員に、無言で軽く頷くだけだったんっすが、誰にも会わずに無言で店を出るのって、何だかめっちゃ、寂しい…。 僕って実は、意外と 「人(ひと)」 が好きだったりするのかも? そんな大切な事に気付かされた、とある師走の午後でありました。

 んなことで、今日はブッカー・アービンっす。 うわぁぁぁぁぁ。 1年の締めが、そんな微妙なキャラで、ええんか? そんなふうに思われるかも知れませんが、別にいいっすよね、どうでも。 ちなみにこの土曜日は仕事が入る予定で、このコーナーの更新をサボる気、満々だったんっすが、朝、木曽岬町の現場に行ってみると、想定外の雪が…。 降るとは聞いていたんっすが、積もっても、いなべの山のほうで5センチくらい? 桑名のほうは積もらなさそうで、木曽岬とか、全然やろ…と。 町内全域が海抜0m地内みたいなところっすからね。 が、朝から吹雪みたいになって、あっという間に地面が真っ白に。 この日は某・排水機場で、屋上のトップライトをパカッと開けて、25トンクレーンで、3トン強の排水ポンプを搬出する作業を予定していたんっすが、雪が積もった屋上に上る時点で、足を滑らせて転落する危険があって、ヤバいな…と。 僕は極度の高所恐怖症なので、端から屋上に上る気はなかったんっすが、誰かが屋上から落ちるのを見るのは嫌だし、何よりクソ寒くて、ぜんぜん働く気がしないし。 働く…といっても、基本、ぼーっと作業の様子を眺めて、時々、写真を撮るくらいなんっすが、動かない分、余計に寒さが堪えるんっすよね。 雪でクレーン車が時間通りに来るかどうかも分からないし、こりゃ、中止するのが賢明であるな…と。 んなことで、現場を離れて、快活CLUBに行って、そこでこの原稿を書くことにしたんっすが、もう余裕っすぜ! …の、新西方店。 入店時のバーコード、ピッ♪ も、一発でクリアして、これでもう恐いもの知らず。 が、やっぱり、何か寂しい…。 で、今週、このコーナーは書かないつもりだったのが、状況が変わって、ぜんぜんヤル気がでないので、ブッカー・アービンで、いっかぁ…と。 さっさと片付けて、今年は終わりにしようと思うんっすが、この人、モードジャズ、新主流派なのかというと、ちょっと違う気がしますよね。 ハード・バップという枠組みの中で、いかにクドくて不快な演奏が出来るか? その道を究める求道者のような存在だと思うんっすが、んーと、 これ 。 行間ぎっちりで、ちょっと読みにくいんっすが、ひとつは南部のテキサス出身という本場で見についたブルース感覚に根差した泥臭いプレイヤーというもの、もうひとつは、まさに正反対のエリック・ドルフィーの行き方をさらに新しくした前衛的なプレイヤーというものだ。 おお、なかなかいい線、突いてますな。 フレーズが一発でキマらない。 そんな記載も見られるんっすが、これもアービンの本質をよく見抜いてますよね。 そんなアービンが、実は僕は結構好きだったりして、過去に10枚ほど、彼のアルバムを取り上げていたりするんっすが、それでもまだ、意外とメジャーなのが残っていたり。 んなことで、 『ザ・フリーダム・ブック』 。 アービンがプレスティッジに残した “ブック4部作” の最初を飾るものなんっすが、フリーダムかぁ。 小難しそうで、気が進まない。そんなイメージとは裏腹に、(アービンにしては) 意外とオーソドックスで “聞きやすい” 部類だったり。 くせ者ピアニスト、ジャキ・バイアードの参加が一番のポイントだと思うんっすが、ベースはリチャード・デイヴィス、ドラムスはアラン・ドーソン。 ちょっと “お触り” してもいい? あらん、どうぞん♪ 嬉しそうに受け入れるから、調子に乗ってセクハラが常習化するんや! そう、フェミニストに叱られそうな名前なんっすが、タイコの腕前は確かなので、いや、それでセクハラが許されるワケでは決してなかったりするんっすけど。 とまあそんなことで、では1曲目から。

  アービンのオリジナルで、 「ア・ルナー・チューン」 。 いきなりの変態曲なんっすが、不安感を駆り立てるというか、保安官のカーリー・タッテルというか。 カーリー・タッテル。 ググってみてもヒットしなかったんっすが、やはりタッテルという 「芝しってる」 のパチモンみたいな名字がアカンかったんっすかね? カーリー・タートルなら、カーリー タートルネック3色セットとかが出てくるんっすが、いずれにしろ、保安官ではないな…と。 アップ・テンポの変則ブルース風のテーマから、アービンのソロへとなだれ込んでいくんっすが、ちょっぴりモーダルな雰囲気もあったりして、そしてひたすら、クドいっす。 フレーズが一発でキマらない。 確かにそれは言えますな。 ゴールを模索して、悪あがきして、何かに取り憑かれたかのように、ただひたすらブロウする。 変幻自在なアラン・ドーソンのタイコに煽られて怯える様は、哀しみを通り越して、カタルシスさえ感じさせます。 そして力尽きて、バイアードのピアノ・ソロへとスイッチ。 この人のプレイは変態性が半端なかったりするんっすが、 謎の死が神秘のベールに包む 。 (前略) ジャッキー・バイアード(Jaki Byard)です。「ジャキ・バイアード」と表記されることがあります。 個人的にはジャキのほうが邪鬼っぽくて好きなんっすが、よく天部の奴らに踏みつけられてますよね。 これ 。 邪(よこしま)感が、たまらんっ♪ で、ジャキ。 1999年2月11日、ジャッキー・バイアードは自宅で何者かに銃で頭を撃ちぬかれて射殺されます。何者かが盗みに入った形跡もなく周辺にトラブルもなく、この事件は今だに謎のままです。 えー、マジかよ? そんな悲惨な最期を遂げていたとは、今の今まで知らなかったんっすが、愛すべき変態ピアニストに、黙祷…。 で、その後、リチャード・デイヴィスの骨太なピチカート・ソロがあって、不安感満載なテーマに戻って、おしまい。 決して聞きやすい演奏ではないんっすが、何故か難解ではなくて、イケるやん♪

 で、次。 「クライ・ミー・ノット」 。 ランディ・ウェストンが書いたナンバーで、本作では唯一、自作ではなかったりするんっすが、聞いた話によると 「星影のステラ」 を下敷きにしたものなんだとか。 奇遇ですな。 僕も小学生の頃、スーパーカー下敷きを下敷きにしたりしていたんっすよね。 紙製なのでぶっちゃけ、下敷きとしての性能は今ひとつだったんっすが、その点 「星影のステラ」 なら、下敷きとしての役割をしっかり果たしてくれるのではなかろうかと。 少なくともクッキーを焼くのは上手そうっすよね。 で、曲のほうはというと、しっとり系のバラード。 ステラおばさんのクッキーがしっとり系なのか、さっくり系なのか、食べたことがないので分からないんっすが、クドいことに定評があるアービンも、バラードとなるとクドさが15%くらいは軽減されるので、初心者にも安心。 決してロマンチックな仕上がりではなかったりするんっすが、「Romanticが止まらない」 の C-C-B の笠浩二がお亡くなりになってしまったし、「ロマンチックあげるよ」 の橋本潮はラサール石井みたいになっちゃったし、そろそろロマンティックを止めてしまっても、いいのではなかろうかと。 アービンの辛口バラード、いいと思います。  で、次。 「グランツ・スタンド」 。 ジャキ・バイアードの軽快なピアノで始まるアップ・テンポのブルース風のナンバー。 誰かがどこかで言ってた、泥臭さと前衛さとの鬩 (せめ) ぎあい。 そういったアレがよく感じられる作風となっております。 何でもいいけど、鬩 (せめ) ぎあい。 こんな難しい漢字だったんっすな。 さしものエートックンも一発では変換出来ず、最初は 「蝉ギア委」 とか出て来てしまったんっすが、テーマの後、アービンのクド過ぎるソロ、ジャキの変態過ぎるソロ、リチャード・デイビスのぶっ飛んだピチカート・ソロと続いて、最後 ts → ds → ts → ds の4バースで盛り上がって、でもって、調子のいいテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ア・デイ・トゥ・モウン」 。 哀愁味を帯びたエキゾチックな曲調で、本作の中ではもっとも一般ウケする楽曲と言えるのではなかろうかと。 スローで始まり、サビの部分でテンポが速くなって、元に戻る。 テーマ部はそういうアレだったりするんっすが、感情の起伏が、カンジョォォォォォー、キフゥゥゥゥーク! で、ミステリアスなベースのソロを挟んで、アービンのテナーが登場。 スローなテンポで情感たっぷりに歌い上げているんっすが、若干 、ダレるかな…と。 続くジャキのソロはいつになくリリカルで、見た目とのギャップが半端なく、で、最後、短くベースのピチカートが出て来て、でもって、寂しげなテーマに戻って、おしまい。 んなことで、次。 「アルズ・イン」 。 ベース・ドラムス・ピアノの絡みによるイントロは、ちょっぴりメソポタミアな雰囲気。 続いてアービンが中近東っぽいテーマを吹いて、ん? またスロー? …と思わせておいて、ここで一気にスピードアップ。 そのまま、果てしないアービン地獄への道を突き進むことになります。 ジャキのコンピングは変態の極み。 他の人に合わせようという空気は微塵も感じられず、ただひたすら、己 (おのれ) の道を進んでいます。 で、ブッカーが引っ込んで、ピアノのソロ…というか、 ベース・ドラムス・ピアノの激しい絡みがあって、最後はアラン・ドーソンの独壇場になって、 でもって、テーマに戻って、おしまい。 んなことで、ラストっす。 CDオマケ曲で 「ステラ・バイ・スターライト」 。 ランディ・ウェストンの「クライ・ミー・ノット」 は 「星影のステラ」 を下敷きにしたものらしいんっすが、ではここで “本家” を演奏してみよう。 そんな遊び心が現れた1曲なんっすが、寛いだテーマ部から、趣味のいいジャキのピアノに引き継がれ、そのまま穏便にエンディングを迎える…のかと思ったら、一転、誰にも真似の出来ない怒濤のアービン・ワールドに拉致されて、ヤベぇぇぇぇぇ…。 でもまあ、最後は穏便なテーマに戻って、事なきを得て、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 個人的には好きっす。 イケてます。 アービン好きなら間違いなく楽しめるんっすが、アービン嫌いだと苦痛以外の何物でもない。 そういうアレなんっすが、1年の締めくくりに、無の境地に到達出来るような気がしないでもなくて、では皆さま、よいお年を☆


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