CHAPTER FOUR : ALIVE IN NEW YORK (IMPULSE)

GATO BARBIERI (1975/2/20-23)

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【パーソネル】

GATO BARBIERI (ts,guiro) HOWARD JOHNSON (tuba, flh, b-cl,tambourine) PAUL METZKE (g)
EDDIE MARTINEZ (el-p) RON CARTER (b) PORTINHO (ds) RAY ARMANDO (conga, perc)
【収録曲】

(01-05) MILONGA TRISTE / LA CHINA LEONCIA PART 1,2,3,4
(06-07) BAIHIA / LLUVIA AZUL
【解説】 ( 2023年01月08日更新 / 連載 1,520回 )

 大河ドラマ 『どうするサバくん』 第1話 : サバくん、ピンチ!

  唐突ですが、いきなりハプニングに見舞われ、窮地に立たされました。 鎌倉に向かうべく、桑名駅で切符を受け取ろうとしたら、何かアカンくて、うーん…。 e5489 で切符を買ったんっすけどね。 JR西日本のサイトで、元々は西日本のほうの切符しか買えなかったんっすが、最近はJR東海や東日本のエリアの切符もイケるようになったみたいで、とっても便利。 特急とか新幹線とか、好きな座席を選べるのが有り難いんっすが、ちなみに僕は新幹線の場合、基本的に通路側の席を選びます。 新幹線の席、8割が 「窓側」 選択 歳を取るほど 「通路側」 選ぶ傾向も。 え、そうなん? まるで、僕が歳を取っているかのような言われようで、何か不快なんっすが、窓側派と通路側派、だいたい半分ずつくらいなのかと思ったら、窓側派が圧倒的多数なんっすな。 新幹線の3列シートの真ん中派というのは、まずいないと思うんっすが、両側をオッサンに挟まれたりしたら最悪っすよね。 パンに挟まれたサンドイッチの具の気分を味わえるんっすが、いや、オッサンはパンなどという、可愛らしいものでは絶対になかったりするんっすけど。 汚物っすよね。 おっさんの 「お」 は、汚物の 「お」 。 そう、言っていいかと思うんっすが、汚っさん。 お、何か、ソレっぽいっすな。 「おっさん 汚物」 で画像検索したら こんなの が出て来たんっすが、うわ、汚っ! 朝から最悪や…。 「おっさん 汚物」で、画像検索なんかするんじゃなかった…。 ま、やる前から結果は見えていたような気もするんっすが、で、窓側派の言い分。 通路側の時、窓側の人がソワソワして何度も避けなければなくて落ち着かなかった事があったため。マイペースで過ごしたいから。(45〜49歳、女性) この、45〜49歳、女性とは、永遠に解り合えないような気がするんっすが、窓側の時、ソワソワして何度も通路側の人に避けて貰わなければならなくて落ち着かない。 (50〜54歳、男性)。 それが僕の言い分なんっすが、通路側を選ぶ理由 (複数回答) として最多だったのは「トイレに行きやすいから(移動しやすいから)」 。 それに尽きますよね。 歳を取ると便所が近くなる → 歳を取るほど便所に近い通路側を選ぶ傾向。 そういうことなんだと思いますが、あ、でも、通路側でも、隣の窓側がオッサンだったりしたら、嫌ですな。 通路側の時、窓側のオッサンがソワソワして、ウゼぇ。 そういう事態になりかねません。 前の席がオッサンでも、オッサンの頭頂部の後頭部あたりがチラッと視界に入って不快だし、後ろの席がオッサンでも、何となく背中にオッサンの気配が伝わって来て、居たたまれないし、とにかくオッサンは、アカンな! …と。

 女性専用車両があるんだから、オッサン禁止車両というのも作って欲しいところなんっすが、それだと自分も乗れなくなってしまうという、ジレンマ。 ちなみに、隣の席が若いギャルだったらいいのかというと、そうとも言い切れません。 それはそれで緊張して、落ち着かねぇ…。 スマホを取り出したら、Androidって、オッサンかよ! …と思われそうだし、携帯プレイヤーで音楽を聞こうとしたら、Walkmanって、オッサンかよ! そんなふうに思われそうだし。 ちなみに、僕が使っているのは これ 。 初代ウォークマンTPS-L2デザインのソフトケースが、高校生の頃、高くて本物を買えなくて、近所のホームセンターで買ったパチモンの 「遊歩人」 で我慢していたオッサンの心に、刺さりまくりぃ♪ が、若いギャルからすれば、は? なにそれ。 ダサっ! そんなふうに思われているかも知れなくて、心が痛みます。 若いギャルには後ろの席に座って貰って、何となく背中に若いギャルの気配が伝わってくるくらいが、いいな♪ …っと。 隣の席に誰もいないのがベストなんっすが、隣が空席なら、窓側でもぜんぜん問題ないっすよね。 e5489 なら、シートマップで空いている好きな席を予約することが出来るんっすが、混んでいる場合は好きでない席しか空いてないこともあるし、僕が押さえた後で、誰かが隣の席を買いやがることもあるし。 これはもう、運としか言いようがないんっすが、ある日、通路側の自分の席に座ろうとしたら、窓側が若いギャルだったことがありました。 通路側にはそのギャルの荷物が、デデン! …と置かれていて、うわ、座れねぇ…。 仕方がないので、「あ…、あのぉ…」 と声を掛けたら、あからさまに嫌そうな顔をされました。 ま、気持ちは分からんでもないんっすけどね。 僕も自分の席を確保したら、隣、来んな! 隣、来んな! そればかり念じてますからね。 が、願いが叶わず、隣にオッサンが来たりしたら、チッ! 舌打ちくらいはしたくなっちゃいます。 が、汚いオッサンならともかく、当時はまだ52歳くらいだった気がする爽やか青年サバくんなんだから、そこまで露骨に嫌そうな顔をせんでも…。 で、そのギャル、嫌々、荷物を網棚に上げようとしたんっすが、背が低くて大変そう。 僕は僕で、ギャルの貴重な座席を奪ってしまった。 そんな負い目があるので、荷物を網棚に上げるのを手伝ってあげることにしたんっすが、すると、「あ、すいません…」 。 ギャルの態度が急激に軟化しました。 もしかしたら、嫌がっていたんじゃなくて、隣に急に爽やか青年サバくんがやってきたので、緊張していたのかも知れません。 その気持ち、よく分かります。 それで打ち解けて、その後、何らかの進展があったのかというと、別に何も起こらなかったんっすが、とりあえず、気持ちよく旅をスタートさせることが出来たな…と。

 が、今回は冒頭から、いきなり躓きました。 何でもいいけど 「躓(つまづく)」 くという漢字、足偏に質なんっすな。 質屋に行こうとして躓いて、突差にこの漢字が誕生したんっすかね? そもそも質屋って、何で 「質」 なんすかね? 魚を売っているのは魚屋、肉を売っているのは肉屋、餅は餅屋。 それぞれ、売られているものと店とが一致しているんっすが、ダフ屋なんかも、札 (ふだ=チケット) を裏で売っているから、裏返しにして、ダフ屋。 辻褄はあってますよね。 で、 質屋の意味と由来とは?  質屋の 「質」 は、「約束を守る証として相手に預けておくもの」 という意味があります。 なるほど。 『走れメロス』 で言う、セリヌンティウスみたいなものなんっすな。 で、躓く。 「つまずく」 と 「つまづく」の意味と違い 。 え? 違うん? 「つまずく」 は、辞書によると、「歩いている時に、誤って足先を物に突き当ててよろける」 という意味の言葉です。「爪突く」 から来ている表現で、「けつまずく」 とも言います。 あ、確かに、「けつまずく」 とも言いますよね。 通常より勢いよくけつまずいた場合は、けっつまずく。 そんなふうに強調したりもします。 で、つまずく = 爪突く。 これはちょっと、どうかな? …と。 確かに、爪でけっつまずくこともあるかも知れませんが、基本、足の指のあたりでけっつまずく。 そんなイメージがあったりします。 それってあなたのイメージですよね? そう言われれば、そうなのかも知れませんが、 「つまずく」 の漢字表記は、「躓く」 です。「躓」 の字は、「足が物につかえてつまずく」 様子を表しています。 なるほど。 質 = 物なんっすな。約束を守る証として相手に預けておくもの。 確かに 「もの」 には違いありません。 僕の友達のセリヌンティウスを、モノ扱いすんなぁぁぁぁ! そう、メロスに叱られるかも知れませんが、メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。 わからないんなら、政治に口出しすんなぁぁぁぁぁ! そう、反撃すれば、メロスは黙る筈です。 チョロいっすよね、メロス。

 で、 「つまずく」 と 「つまづく」 の意味と違い。 最後まで読んだ結果、違わない。 そいういう結末であることが判明したんっすが、で、桑名駅。 JRと近鉄が乗り入れているんっすが、名古屋へ行くのにヤングな若者は皆、近鉄を利用します。 国鉄とか、年寄りが乗るものやん! ヤングな若者は皆、そうやって馬鹿にします。 ま、JRじゃなく、国鉄と言ってる時点で、ヤングな若者でないことは確実なんっすが、僕が子供だった頃は、まだ国鉄だったんっすよね。 で、年寄りが乗るものやん! …と、馬鹿にされておりました。 本数が少ない。 ダサいし、臭い。 そんなイメージを持たれたのが敗因なんっすが、近年、少なくとも桑名−名古屋間では、JRを利用する人もそれなりに。 近鉄が450円なのに対して、JRは競合区間特例運賃で350円。 100円くらいの差で、ダサくて臭い(気がする)JRなんかに乗るのは、ヤダ。 そんな、根強いアンチも少なくないんっすが、名古屋駅で新幹線に乗り継ぐにはJRのほうが圧倒的に楽なので、僕はわりとJRを利用したりします。 今回も、行きは桑名から北鎌倉まで、帰りは鎌倉から桑名まで、途中、新幹線の指定席を含めて、帰りは更に快速 「みえ」 の指定席も含めて、すべて e5489で確保したんっすが、切符は乗車日より前に受け取る事も出来るし、電車に乗る直前でも大丈夫だし。 で、この日も直前に受け取る為に、自動券売機を利用することにしたんっすが、この機械、ちょっぴり操作が複雑なので、歳を取るほど有人の「みどりの窓口」での受け取りを選ぶ傾向が強かったりするかも知れません。 僕は極めてメカに弱い爽やか青年だったりするんっすが、同じくらい対人関係にも弱かったりするので、自動券売機にするか、「みどりの窓口」 にするか、悩みどころ。 「みどりの窓口」とか、ミドリガメがいそうっすもんね。 僕はメカに弱いのと同じくらい、カメにも弱いので、どちらも避けたいところなんっすが、自動券売機は何度か試したことがあって、利用方法を完璧にマスターしたので、もう恐くなんかありません。 んーと、「5489サービスきっぷ受取」 を選択してで、決済に使ったクレジットカードを入れて、電話番号の下4桁を入力して。 ・・・・・ 。 ん? このご予約はお取り扱い出来ません。 駅員に連絡して下さい。 何か、そんなメッセージが出て来て、クレジットカードを突っ返されてしまいました。 え? え? 何か、操作方法間違ったのかも知れない。 そう思って、もう1回チャレンジしてしました。 「5489サービスきっぷ受取」 を選択してで、決済に使ったクレジットカードを入れて、電話番号の下4桁を入力して。 ・・・・・ 。 わー。 また突っ返されたぁ…。 これはアレっすよね。 前向きに考えると、神様のお告げ。 切符が買えなくて、泣く泣く旅行を諦めて、家に帰って泣いていたら、乗るはずだった新幹線が大事故を起こしたというニュースが! もしくは、関東大震災の令和最新版が発生して、鎌倉の大仏が大津波で流された! …とか。 もし、あの時、切符が買えていたら…(ガクブル)。 これはきっと、子供の頃に崇めていた、みかんの神様が助けて下さったに違いないっ!

 前にも何度か書いたことがあるんっすが、子供の頃、みかんの底に穴を開けて、そこから中身を取り出して、皮の中にティッシュペーパーを詰め込んだものをご神体とした、オレイン神社というのを設立したことがあるんっすよね。 みかん → オレンジの神だから、オレンジ神社。 今ひとつ言いにくいので、オレイン神社。 割り箸で鳥居を作ったりして、結構、本格的だったんっすが、数日でご神体にカビが生えて腐ってしまったので、廃社にして、ゴミ箱に捨てました。 わりと粗末に扱ったので、御利益がなくても不思議ではないんっすが、いざという時にちゃんと命を助けてくれて、腐ってもミカンやなぁ…と。 で、何らかのトラブルで、切符が受け取れないとなると、諦めるしかない。 それが普通の人の考え方だと思うんっすが、世の中には往生際が悪い人がいますよね。 「駅員に連絡して下さい」 って出てるんやから、駅員に連絡すればいいじゃん。 往生際が悪い人だと、そんなことを言い出すかも知れません。 エエぇぇぇぇ…。 普通、そこまでするかぁ? もう、ドン引きなんっすが、対人関係に弱い僕としては、何とかそれだけは避けたいところ。 ま、最悪、そうするしかなかったりするのかも知れませんが、「みどりの窓口」の入口を見ると、切符の販売は6:00〜20:30です。 そんな張り紙が貼ってありました。 時計を見ると、まだ6時前。 なるほど。 もしかしたら、まだ販売時間前なのかも知れないな…っと。 前はこの時間でも買えたような気がするんっすが、何せ、お正月っすからね。 お正月くらい、朝はゆっくり寝させてよぉ。 自動券売機クンとしては、そういう気分だったのかも知れません。 先程、既に起こしちゃったっぽいので、それならそれで、切符を売ってくれればよさそうなものなんっすが、眠いところを無理やり起こされて、機嫌が悪いのかも知れません。 で、ムキになっているのかも知れません。 意地でも6時になるまで、売ってやらねぇ! 「駅員に連絡して下さい!」 と、邪険にクレジットカードを突っ返す態度は、まさにそんな感じでありました。 じゃ、しゃあない。 待つかぁ。 5分くらいの事だし。

 10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…、よし、6時! 僕の時計がちょっと進んでいる可能性も考えて、更に30秒ほど待って、今度こそ、間違いなく、ヨシ! 「5489サービスきっぷ受取」 を選択してで、決済に使ったクレジットカードを入れて、電話番号の下4桁を入力して。 ・・・・・ 。 駅員に連絡して下さい。ビッ。 駄目じゃん! よくよく考えたら、窓口の営業時間内しか切符を発行出来ないんだったら、自動券売機の意味、ないっすよね。 で、仕方がないので、「みどりの窓口」 に行ってみることにしました。 幸い、ミドリガメはいなくて、若い兄ちゃんがいたんっすが、「あ…、あのぉ、e5489で予約したんっすが、外の機械でうまくいかなくて…」 e5489って、とっても便利なサービスなんっすが、「いいご予約」という恥ずかしい名前は、もうちょっと何とかならなかったのか? …と。 あ、でも、人前で 「いいご予約」 って口にする機会はないから、別にいっかぁ。 そんなふうに思っていたんっすが、正月早々、桑名駅で若い兄ちゃん相手に、 「いいご予約」 なんてクソ恥ずかしいワードを口にしなければならないなんて…。 「あの、こちらでも切符を発行出来ますか?」 「ま、それは出来ますけど…」 出来るけど、出来るかとなら、やりたくない。外の機械でやればいいじゃん。 兄ちゃんから、そんな態度が見て取れたので、「外の機械でやったら、駅員に連絡して下さいって!」 ムカッとして、ちょっとキツい口調で言ったら、ようやく事態を分かってくれたみたいなんっすが、機械に弱い “情弱” だと思われたんっすかね? 何か、悔しい…。 で、兄ちゃん、頑張って切符を発行しようとしてくれたんっすが、何だかうまくいかないらしく、後ろを通りかかったオッサンを捕まえて、「あの、e5489の予約なんっすけど…」。 あー、今、「いいご予約」って言ったぁ。 いい年こいて、恥ずかしい〜! で、オッサンの2人で、いろいろ試してくれたんっすが、やっぱりうまく行かなくて、うーん…。 どうやら、不具合により、クレジットカードの取扱が出来なくなっているらしい。 そんな情報が入ってきて、「それが原因かも知れませんね。」 えー? 正月早々、いきなりトラブルかよぉ…。 だから国鉄はダサくて、臭くて、年寄り向け。 そんな印象を持たれるんやぁ! で、桑名駅のオッサンが出した結論は、ここでは何とも出来ない。 とりあえず名古屋駅まで行って、そこで何とかして貰ってくれ…と。 エエぇぇぇぇ…、責任放棄じゃん…。 「切符はどうするんっすか?」 「ここでは切符を発行できないので、とりあえず名古屋まで行って下さい!」 裏口からこっそり改札を通してくれたので、とりあえず名古屋まで行くことにしたんっすが、向こうでも揉める予感しかしねぇ…。

 で、名古屋駅に到着。 予約してある新幹線の出発まで、30分くらいあったから、まだよかったんっすが、時間ぎりぎりだと、めっちゃ焦ったでしょうな。 とりあえず新幹線乗換改札前の 「当日券販売窓口」 みたいなところへ行ったんっすが、係の人はお姉さんで、僕の前に1人、先客がいました。 若い兄ちゃんなんっすが、東京までの切符を買うのに、何かモタモタしていて、はよせえや! というか、切符くらい券売機で買えや! 機械に弱い年寄りかよ! で、ようやく僕の番になったので、「あのー、e5489で予約して、桑名駅から乗ろうとしたんっすが、何か、機械の調子が悪くって、とりあえず名古屋まで行けって言われて…」 何、グダグダ言ってんねん? というか、切符くらい券売機で買えや! 機械に弱い年寄りかよ! 僕の後ろに後客がいたら、そう思われたかも知れませんが、幸い、後ろには誰もいなかったし、係のお姉さんは、即座に察してくれました。 で、即座に切符の発行手続きをしてくれようとしたんっすが、「あー、e5489の予約が複数入ってますね。」「明日の帰りの分も欲しいんっすけど。」 「あー。」 お姉さん曰く、この窓口は当日分の切符しか発行出来ない…と。 あー、確かに、 「当日券販売窓口」 とか書いてありますな。 「一度、あちらの自動券売機で試して貰えますか? クレジットカードの不具合は、もう解消しておりますので。」 あー、桑名駅だけじゃなく、全体的にアカンかったっぽい? が、もう、直ったっぽい? 「もし駄目だったら、またこちらに来て下さいね。」 お姉さんに見送られて、券売機に行って、で、試しに、 「5489サービスきっぷ受取」 を選択してで、決済に使ったクレジットカードを入れて、電話番号の下4桁を入力して。 ・・・・・ 。 おっ、出たぁ! 今日の切符、イケたぁ! これで鎌倉に行けるんだ。 やりぃ! が、翌日の帰りの切符は駄目でした。 鎌倉にはイケるけど、帰ってこれねぇ…。 どうするサバくん。 第1話 サバくん、ピンチ。 挽肉、ミンチ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、民間の土地、民地、公共の土地、官地、東京ラブストーリー、カンチ。 『東京ラブストーリー』(とうきょうラブストーリー)は、柴門ふみによる日本の漫画。 あのドラマの原作って、柴門ふみの漫画だったんっすか。 サイモン&ガーファンクルの片割れっすよね? もしかしたら違うかも知れませんが、サラリーマンの永尾完治(カンチ)と同僚の赤名リカの関係を中心に、東京に生きる若者たちの姿を描く。 この 「カンチ」 という名前が、違和感ありありなんっすよね。 さっさと病気を治せよ! …みたいな。 完治してるんなら、いいじゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、サラリーマンの永尾完治(カンチ)では、完治したのか、してないのか、判然としないし、ま、カンチはどうでもよくて、サバくんのピンチ。 再びお姉さんのところに行って、窮地を訴えることにしました。

 「今日の分はイケましたけど、明日の分はやっぱり駄目って…」 「あー。やっぱりここ、当日分だけなんですねー。」 乗り継ぎ改札というのは自動券売機を含めて、そういうものらしいっす。 「帰りは鎌倉からですよね? 鎌倉駅にも自動券売機があるんじゃ?」 「あ、でも、JR東海の切符は受け取れないんじゃ…」 購入時、確か、そんな注意書きが出て来たんっすよね。 「そうですよねー。」 名駅(めいえき)の〜、お姉さん〜、困ってしまって、ワンワンワワーン、ワンワンワワーン♪ もし、名駅(めいえき)のお姉さんが、犬のおまわりさんだったら、ただ鳴くだけで何の解決にもならない超無能で終わってしまうところなんっすが、 このお姉さんは違いました。 「桑名からですよね?」 「はい…。」 そんなクソ田舎から、大都会の名古屋まで、遠路はるばると。 お姉さんに、そんなふうに同情されたかも知れなくて、ちょっぴり悔しいんっすが、「ちょっと切符を見せて貰えますかぁ?」 「はい…。」 「これ、途中下車出来る切符ですね。 一度、改札から出て貰って、外の券売機で試して貰えませんか? ていうか、新幹線の時間、大丈夫ですか? 何なら変更も出来ますけど?」 「大丈夫…だと、思います。 じゃ、外の券売機で試してみます。」 「駄目だったら、またここに寄って下さいね。」 お姉さんに見送られて、改札の外の券売機を目指して、GO! お姉さんは、ああ言ってくれたんっすが、正直、不安でいっぱい。 桑名から北鎌倉までの乗車券なのに、名古屋駅で発行されて、桑名駅の改札を通った形跡なし。 そんな怪しい切符、自動改札機に入れた瞬間に怪しまれて、ピンポン、ピンポン。 引っ掛かって駅員が飛び出してくるに違いないような気がするんっすが、恐る恐る…。 あ、イケたぁ! そんな怪しい切符、もし自動改札機を通れたとしても、そこで回収されちゃうんじゃ? そんな心配もあったんっすが、あ、出て来たぁ! で、外の自動券売機で、帰りの分の切符を…。 お、イケたぁ! ここまで、極めて順調でありますな。 ただ、例の怪しい切符で、再び名古屋駅に入ろうとして、自動改札機に入れた瞬間に怪しまれて、ピンポン、ピンポン。 引っ掛かって駅員が飛び出してくるに違いないような気がするんっすが、恐る恐る…。 あ、イケたぁ! やったぁ。 完璧やん! そして再び、新幹線の乗り換え改札口へ。 「駄目だったら、またここに寄って下さいね。」 裏返せば、駄目じゃなかったら、別にここに寄らなくてもいい。 そういうことなのかも知れませんが、一応、うまくいった事を報告して、お姉さんと悦びを分かち合ったほうがいいかな? そんな気もしたので、お姉さんの視界に入るところまで近付いて、指でOKサインを出して、「ばっちりでした!」 その旨を伝えたところ、お姉さん、にっこり。 いやあ、いきなりのハプニングでどうなることかと思いましたが、超有能な名駅(めいえき)のお姉さんのおかげで、気持ちよく旅をスタートさせることが出来そうです。 名古屋駅に対応を丸投げした桑名駅のオッサンも、それはそれで適切な判断だったし、第一話: サバくん、ピンチを脱す。 これにて、終了〜。 結局、名古屋駅までしか話が進みませんでしたが、何せ、大河ドラマっすからね。 先は長いっす。 次回、第2話 : サバくん、建長寺でバテる。 乞うご期待!

 んなことで、今日はガトー・バルビエリっす。 いいっすよね。 何だかちょっと、怒濤のがぶり寄りっぽくて。 加藤小春日和っぽくもあって、うららかな感じがあったりもするんっすが、無理をすれば、解凍クルマエビでイケないこともないような? ま、そこまで無理をする必要もないんっすが、ガトー・バルビエリ(Gato Barbieri、1932年11月28日 - 2016年4月2日) は、アルゼンチン出身のジャズ・テナー・サクソフォーン奏者、作曲家である。1960年代のフリー・ジャズ・ムーブメント、1970年代の一連のラテン・ジャズ作品を通じて世に知られるようになった。ニックネームのガトーはスペイン語で猫の意味である。 ほぉ。 ガトー = 猫っすか。 ガトーショコラというのも、何か猫と関係あるんっすかね? んーと、 お菓子に付く「ガトー」とは? あ、こっちはフランス語で、ケーキや洋菓子といった意味なんっすな。 個人的に洋菓子という字面を見ると、「洋子のはなしは信じるな」 を思い出してしまうんっすが、洋菓子から “菓” がなくなると、洋子っすからね。 洋子のはなし、信じるっなっ♪ 桜田淳子の 「わたしの青い鳥」 の節で歌うことが出来るんっすが、で、ガトーくん、アルゼンチン出身だったんっすな。 オッサンには絶大なる人気を誇る国名っすよね。 というのも、オッサンが子供だった頃、アルゼンチンの子供〜、子供〜、子供〜、アルゼンチンの子供〜、アールゼーン・チン子(ちんこ)♪ …と、「ロンドン橋落ちた」 の節で歌うのが流行ったからなんっすが、それを考えると、サッカーのワールドカップの表彰式で、ゴールキーパーが披露したお下劣なパフォーマンスも、ま、納得かな…と。

 で、ガトーくん、名前はお馴染みなので、このコーナーで取り上げたことがあるのかと思ったら、なかったっす。 よくよく考えたら、僕はガト・バリのアルバムを1枚も持ってないので、当然と言えば当然なんっすが、逆に言うと今回は 「よりどりみどり」 ということになりますな。 五月みどりでも、伊藤みどりでも、ミドリガメでも、何でもオーケー。 ま、カメはないかな。 そんな気はするんっすが、んなことで、適当に 『チャプター4 : アライブ・イン・ニューヨーク』 、 行ってみましょうかぁ。 この人、個人的に、帽子と眼鏡と巻き毛の見た目が、何か、いけ好かない。 そんなイメージを持ってしまうんっすが、中で、わりと嫌悪感が少なかったのがこのアルバムのジャケットなので、これでいっかぁ…と。 1975年録音。チャプター・シリーズの第4弾。 こういうのって、1、2、3を飛ばして、最初に4を取り上げるのって、血液型A型の人にとっては、ちょっと嫌な感じだったりするんっすが、テレビなんかのボリュームも17とか、23とか、半端な数字は何か気持ちが悪いので、15とか24とかにしちゃうし。 が、完全に民族音楽色が強かったVOL.1〜VOL.3に比べ、1970年代の半ばらしく、フェンダー・ローズをフィーチュアしたレア・グルーヴ風サウンドへシフト。 そういうアレだったりするみたいなので、じゃ、「4」 で、いっかぁ…と。 民族音楽色が強いのって、個人的にあんまり好きじゃないし。 で、これ、フェンダー・ローズ = エレピや、ギターなんかが入っていて、純ジャズとは言えなさそうな雰囲気なんっすが、正月休みあけの3連休、まったくヤル気が出ないので、適当に片付けておけば、いっかぁ…と。 ずーっと先延ばしにしている工事関係の書類が溜まりまくっていて、連休明けは催促の嵐になりそうな予感なので、明日は某上水道管理事務所の現場事務所に行って、片付けようと思っていたりするんっすが、じゃ、んなことで、演奏を聞いてみることにしましょう。

 「アライブ・イン・ニューヨーク」 というタイトルの通り、ニューヨークにあるボトムラインというクラブでのライブ録音らしいんっすが、まずは 「ミロンガ・トリステ」 。 アルゼンチン語? ブラジルの公用語はポルトガル語なんっすが、アルゼンチンはどうなんっすかね? あ、スペイン語なんっすな。 のーちぇ・で・でぃおーす、のーちぇ・で・ぱーす♪ …とか、クリスマスに歌っていたりするんっすな。 で、んーと、 これエプロンと黒いおさげ髪の愛らしい娘・・・しかし心から愛した君はやがて命を落とし・・・。 うわ…。 めっちゃ鬱曲やん…。 ま、陰キャの極みである僕は、鬱曲がけっこう好きだったりするので、ぜんぜん問題ないんっすが、冒頭のMCで、観客はけっこう盛り上がってますな。 わーわー、ぱちぱちぱちぱち、ぴゅー!(←指笛)ぱちぱちぱちぱち。 で、そこから急展開。 まずは哀しげなギターの音色から。 そこにベースとパーカッションとフェンダーローズが絡んで、ラテンっぽい雰囲気が醸し出されて、続いて、ガトーが出て来て、こんにちは。 坊っちゃん、一緒に、鬱展開♪ 哀愁味に溢れまくっていて、いや、いいっすな。 日本人、こういうの好きっすよね。 かすれ声みたいなトーンが、たまらんっ♪ で、途中で転調するあたり、もう、堪えきれんっ♪ そのスピリチュアリズムはコルトレーンの影響を強く感じさせたりするんっすが、アルゼンチンのコルトレーン、略して、チンコルトレーンと呼んでいいかも? で、そこから激情的なソロへと突入していくんっすが、エモーショナルで、たまらんっ♪ とまあそんなこんなで、おしまい。

 で、次。 「ラ・シナ・レオンシナ」 。 ガトーくんのオリジナルで、4部からなる組曲の大作。 …なんっすかね? とりあえずパート1からパート4まであるみたいなんっすが、まさか同じ曲を4回繰り返すワケじゃないっすよね? そんなワケ、ないっす。 そう、有明海のワケノシンノスが言ってたので、その言葉を信じたいと思うんっすが、ま、 究極の珍味 が言うことなど、どこまで信じていいのか、甚だ疑問だったりするんっすけど。 名前も下品で、品行方正なウチのサイトには似つかわしくないんっすが、で、とりあえず 「パート1」 。 パーカッションと、めっちゃ低音の管楽器、それに “詩の朗読” が絡む導入部は、何ともミステリアスな雰囲気。 めっちゃ低音の管楽器は、ハワード・ジョンソンのチューバっすかね? バルビエリもどこかの曲で (guiro) という謎楽器を演奏しているっぽいんっすが、これ は違いますな。 その後、ちょっぴりフリーキーなテナーが登場するんっすが、情念と混沌との絡み。 そこから、「へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!」 と、感極まって、また静寂の世界に戻って、で、その後、ギターに詩の朗読が絡むようなパートがあって、その後、ようやくテナーがテーマっぽいものを吹いて、そこにハワード・ジョンソンのバスクラが絡んで、以下略。 色んなものが絡み合って、日立の 「からまん棒」 、出番やぞ! …っと。 ま、絡んでいるから面白いのであって、余計な洗濯機は使わないほうがいいような気もするんっすが、グッドデザイン賞を受賞するほど、グッドなデザインとも思えなかったりするし。 で、その後、ちょっと雰囲気が変わったので、ん? 「パート2」 に入った? …と思ったら、既に 「パート3」 でした。 改めて聞き直してみたら、2回目の 「へぇぇ〜〜〜」 と、3回目の 「へぇ」 、それに 「ほぉ!」 。 この辺りで「パート2」 に切り替わっていたんっすな。 で、ギターのソロらしきものがあって、テナーがテーマらしきものを吹いて、そこにバスクラが絡んで。 この辺りが第2部。 最後、テナーのソロが佳境に達して、力尽きたところで、「パート3」 にスイッチ。 テンポが速くなって、ベースとドラムスが激しいビートを刻む中、ギターのソロが炸裂し、で、恐らくバルビエリが「うぉ〜〜〜!」 とか、「いやーぁっ!」 とか、「へぇぇーい!」 とか。 で、続いて、テナーが出て来て、こんにちは、坊っちゃん、一緒に、ハードブロー♪ 何とも激しい展開になるんっすが、魂の叫びっすな。 で、こりゃ、コルトレーンとはまた、ちょっと違ったタイプっすな。 より野性的というか、ラテンの血というか。 トレーンの場合、どちらかというと、スッポンの血っぽいっすからね。 で、最後、テナーのソロが佳境に達して、力尽きたところで、「パート4」 。 勢いそのまま、激しいギター・ソロが繰り広げられて、中盤、そこにテナーとフェンダー・ローズが絡んで、クライマックスへ。 で、最後、全員が燃え尽きて、おしまい。 いやあ、熱かったっす。 結果、同じ曲を4回繰り返しているワケじゃなくて、珍味の言うことも、まんざらではなかったな…と。

で、次。 「バイヒア」 。 コルトレーンに 『バイーア』 というアルバムがあるんっすが、あっちは “Bahia” 、こっちは “Baihia” 。 多分、別物かと。 こっちのほうは括弧書きで (Isla de Demendes) と書かれていたりするんっすが、詳細は不明っす。 パーカッションとフェンダー・ローズとギターをバックに、バリビエリがゆったりしたテンポでテーマらしきものを吹くんっすが、時折、どこかで聞いたことがあるような旋律が出てくるので、それなりに知られた曲だったりするとか? で、途中から、ちょっぴりテンポが速くなって、ラテンっぽい雰囲気が高まったりするんっすが、基本、集団即興演奏のような感じで進んでいって、中盤、更にテンポが速くなって、エレピのソロみたなパートがあって、そこにテナーが絡んで、結局、やっぱり集団即興演奏みたいになって、終盤はテナーによるテーマらしきメロディが頻繁に登場して、最後は次第にテンポが遅くなっていって、でもって、おしまい。11分近い演奏で、クソ長いんっすが、最後まで飽きさせることはなかったな…と。

 んなことで、ラストっす。 「ジュビア・アスール」 。 ちょっぴりボサノヴァっぽい雰囲気の、日本人好みの佳曲でありまして、演奏のほうもわりとオーソドックスで、バルビエリのテナーと、ハワード・ジョンソンのフリューゲルホーン(?)と、フェンダー・ローズのソロを堪能することが出来て、観客も大盛り上がりで、わーわー、ぱちぱちぱちぱち、ぴゅー♪ (←指笛) でもって、今日のところは以上っす。

【総合評価】 ぶっちゃけ、素性がよく分からんキャラだったんっすが、聞いてみたら意外とよかったな…と。 ガト・バリ自体はちょっぴりコルトレーンっぽいスピリチュアル系テナーなんっすが、全体的には1970年代の半ばらしく、ギターやフェンダー・ローズをフィーチュアしたレア・グルーヴ風サウンドで、サンコーレアモノショップ好きの人には、オススメ☆


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