PLAYS EUROPE (TURNING POINT)

BUCK HILL (1982)

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【パーソネル】

BUCK HILL (ts) MARK COHEN (p) TOMMY CECIL (b) HUGH WALKER (ds)
【収録曲】

(01-03) HALF PAST / JASING / LULLABY OF LOOSDRECHT
(04-06) MITZI / TOTAL BEAUTY / BILL KNOX

【解説】 ( 2023年04月09日更新 / 連載 1,529回 )

 (悲報) 電気屋、マジで適当に配管の重さを出していた!! えーと、 前回 、役所の担当者から、配管の重さを出せ! …と言われて、仕方がないので、出すかぁ。 そんな話を書いたかと思うんっすが、この レジューサ管 、 自分で頑張って計算してみたところ、126kgという答えが出たんっすが、その後、電気屋からメールが入って、「レジュース管 約87kgでーすwww」 と。 答え、合わんやんけ! で、後日、その電気屋と顔を合わせる機会があったので、くだんの図面を見せて、「これの重さ、どうやって出したん?」 と、問いただしてみることにしました。 僕は自分しか信じないし、僕の計算が正しいに決まっているんっすが、電気屋が一体、どんな方法であの答えを導き出したのか、気になりますよね。 で、話を聞いた結果、なるほど。 電気屋の言うことにも、一理あるな。 もし、そういう事態になったりしたら、自分の間違いを認めるにヤブサカではありません。 僕も大人っすからね。 自分が悪いと悟ったら、素直にお詫びして、頭だって下げます。 はいはい、僕が間違ってましたぁ。 すいませーん。 謝ればいいんっすかぁ? すいませーん。 すいませんでしたぁぁぁ!! それくらいの覚悟を持って、電気屋を問い詰めたんっすが、すると、意外な答えが返って来ました。 「あ、アレねwww アレだけは、ゴメンなさいwww」 逆に、謝られてしまいました。 何でも、2人で手で持って移動させることが可能だったらしいんっすよね。 で、一緒に手で持って移動させた職人さんと話し合った結果、「ありゃ、80キロ以上はあるよな?」 「あると思う。」 「けど、90キロはないよな?」 「ないと思う。」 で、導き出された答えが 約87kg なんだそうで。 勘かよ! 適当かよ! ま、職人の勘というのは馬鹿に出来なくて、ヘタな “机上の空論” の計算で出された数字よりも 的を射ていたりするんっすが、「計算したら、126キロとかになったんっすけど。」 「それだけあったら、手では持てないと思いますよー。」 そう言われてしまうと、そうかなぁ…と。 僕の出した数字には250Aのルーズフランジ×2枚の重さも含まれているんっすが、手で持って移動させた際、それは外した状態だったと思われるので、それを差し引くと 102.4kg 。 まだ、ちょっと誤差がありますな。 2人で手で持って移動させたと言っても、「フンガー!」 と、重量挙げみたいに持ち上げたワケではなく、半ば引きずるように、ズルズルと移動させただけだと思われるので、それだったら一人当たり50kg強、何とかなるような気がしませんか? 「ありゃ、100キロ以上はあるよな?」 「ある、ある。」 「けど、105キロはないよな?」 「ない、ない。」 その結果、約102.4kgという答えが導き出されても、あながち間違いではない気がしないでもないんっすが、どうなんっすかね? 「さばさん(仮名)が計算で出して貰った数字で、いいっすよー。」 電気屋も別段、 約87kgという数字には何の拘りもないみたいなので、初志貫徹。 自分だけを信じて、126kgで役所に提出することにしたんっすが、んなことで、この問題は解決。

 で、昨日の朝。 そことは違う電気屋から電話が掛かってきました。 「某ポンプ場、運転できやんのやけど。」 「は?は?」 「回らんのやけど。」 「え?え?」 僕が関わりを持っている自治体は2件ほどあって、うち、某町のほうは、かなりご年配のヤバそうな電気屋が電気設備の主任技術者に任命されていて、いろいろ、何かとヤバそうだったりするんっすが、もうひとつの某市のほう。 こちらも、かなりご年配の電気屋が電気設備の主任技術者に任命されているんっすが、ま、あっちよりはマシかぁ…と。 今回、電話が掛かって来たのは、そのマシなほうだったんっすが、かなりご年配なので、今ひとつ言ってることが要領を得なくて、「え?え? は?は?」 その某ポンプ場は前年度、ポンプと電気盤の更新工事を行った結果、原因不明のトラブルに見舞われて、確かにポンプが運転出来なくなって、さばの監督さん、困ってしまって、ワンワンワワーン、ワンワンワワーン♪ そういう状況だったりしたんっすが、スター・デルタ起動のフライホイール付の多段渦巻ポンプが起動する際、スターで、ウィーンと回って、デルタに切り替わる際に、ストンと落ちて、止まってしまうんっすよね。 説明が非常に難しい…というか、実は僕もスター・デルタ起動というのがよく分かってなかったりするんっすが、 この動画 。 最初に電流が振り切って、それが下がってきて、もう一度、振り切れるタイミング。 ここでストンとポンプが止まってしまうという。 賢い人や、頭のいい人が集まって、その原因を探った結果、 「電圧降下じゃね?」 どうして電圧が降下するのかというと、電気の引き込みケーブルが細いんじゃね? そんなふうに推測されたので、仮設で太いケーブルに替えてみたところ、うまくいって、よかったね♪ …と。 そういうアレだったりして、ここ2週間くらいは正常に運転していることを確認しているんっすが、 「某ポンプ場、運転できやんのやけど。」 「は?は?」 「回らんのやけど。」 「え?え?」 そんな筈はないのに、何を今さら…。

 更に詳しく話を聞いてみると、どうやら、運転できやん。 回らん。 そう、騒いでいるのはポンプではなく、非常用発電機のことらしい。 そういう状況であることが判明したんっすが、点検に来て、回そうとしたら回らなかったので、文句を言ってきた。 そういうアレだった模様です。 発電機のほうも、嫌というほど運転したんっすけどね。 どうやら、電圧降下でポンプが止まるっぽい。 じゃ、発電機で運転したら、どうなる? …という実験を何度も繰り返したんで。 「いや、発電機のほうも、何度も運転しているんっすけど…。」 「充電中のランプが付いてる! 電源を切って、5時間以上経つと、どうのこうので、どーたら、こーたら!」 「あ、いや。 バッテリーを充電するんで、充電中のランプは、ずーっと付いてますけど。」 「電源を切って、5時間以上経つと、どうのこうので、どーたら、こーたら!」 電話では埒が開かないので、「今度、時間がある時に、現場で説明させて貰いますんで…。」 「いや、来んでええ! わしは20年以上、この仕事をやっとる! 聞かんでも、分かっとる!」 来んでええ、言われてしまいました。 来んでええねん、私財の法…っすか。 僕が子供の頃は 「墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)」 と習ったんっすが、最近は 墾田永年私財法 (こんでんえいねんしざいのほう) って読むんっすな。 ま、それは別にどうでもいいんっすが、「もういいっ! アンタとはもう、しゃべらん! アンタの会社の営業の○○さんに、言う! 役所の△△さんにも、言う!」 ブチ切れられて、電話も切られてしまいました。 「え? え?」 朝から、ぽかーん。

 で、その後、うちの会社の営業の○○さんから、電話が掛かって来ました。 「某ポンプ場に来てるんやけど…。」 あ、結局、呼びつけられたんっすな。 ご苦労様っす。 「発電機の制御電源が “切” になってたんやけど…。」 あっ! それで、すべてを悟りました。 電気の引き込みケーブルが細いんじゃね? 太いのに替えれば直るんじゃね? …というので、正式にケーブルを太いのに替えることにしたんっすが、その際、電気を落とすと発電機が自動で回っちゃうんで、制御電源を切っておくかぁ…と。 で、それを元に戻した記憶がありません。 というか、間違いなく元に戻してません。 それだけは自信を持って断言することが出来ます。 発電機が回らなかった原因、さばくん (←僕) じゃん! てへっ♪ ま、誰にだって 「うっかり」 はありますよね。 人間だもの。 そういえば電気屋のオッサン、電源を切って、5時間以上経つと、どうのこうので、どーたら、こーたら! そんなことを言ってましたな。 5時間以上経つと、どうのこうのというのは意味がよく分からないんっすが、(制御) 電源が切れているのは、把握していたっぽい? なら、電源を入れて発電機を運転すれば、それで済む話だと思うんっすけど? 20年以上も、その仕事をやってるんなら、それくらいは分かると思うんっすけど? あ? え? 電源を入れ忘れたのが悪い? はいはい、僕がミスりましたぁ。 すいませーん。 謝ればいいんっすかぁ? すいませーん。 すいませんでしたぁぁぁ!!

 んなことで、この問題は、僕が心の底から誠意を持って謝罪したことにより、すっきりと水に流れた次第でありますが、 下水処理場から赤ちゃん見つかる 。 赤ちゃんを下水に流しちゃうのは、ちょっとどうかと。 大阪のほうでしたっけ? …と思って調べてみたら、 これ 。 え? 長崎? どうやら、似たような事件が相次いで発生したみたいなんっすが、みんな、下水道というのを完全に誤解してますよね。 こういうヤツ とかも。 みんな、下水道って、漫画に出て来る地下の川みたいなのを想像してませんか? そのまま海に繋がってると思ってませんか? それ、違うから! 下水道がよくわかってない人は、今すぐ この漫画 で学習して頂きたいんっすが、僕はめぐる、小学4年生。ある日、きらいな牛乳を台所の流しに捨てようとすると、排水溝から声が……! 「コップ1杯の牛乳をきれいな水にもどすにはどれだけの水が必要か知っておるのか?」 だって。 いや、確かにそれはそうなんっすが、きらいな牛乳を捨てるという行為そのものを問題視したほうが…。 僕は小学校の給食に出てくるパン ( ← 桑名パン謹製) が苦手で、揚げパンの時と、 ここ 参照の “耳輪○人” のホイップクリームが出る時以外は、たいてい残してしまっていたんっすが、 嫌いだからと言って、捨てたりしなかったから! ちゃんと、机の引き出しに1週間分とか、溜め込んでいたから! ま、それはそれで、かなり問題のある行動だったような気がしないでもないんっすが、で、3ページ。 マンホールのふたのもようはいろいろあるよ! 最近、本当にいろいろなデザインのものがありますよね。 桑名のマンホールの蓋は ここ 参照なんっすが、はまぐりバージョンが可愛くて、いいな♪ …と。 ちなみに桑名の Wi-Fi はハマグリ から電波が出てたりするんっすが、んーと、 ここ 参照。 で、アイス饅頭は断然、マルマン派っす。 で、漫画の24〜26ページ辺り。 おお、めっちゃマンホールの中に入ってるぅ! 同じ業務に従事するものとして、親近感が沸きまくりなんっすが、で、32ページ。 ポンプじゃ。 そうそう、マンホールポンプ。 通称 “マンポン” でありますな。 “マンポ” と略す人もいるようなんっすが、 そんなマンボ ( ← ラテン音楽の一つ。キューバの音楽形式でダンスのスタイル) や、万歩計と間違いやすい略称は、マンホールポンプに対する敬意がまったく感じられないので、僕は認めません。 Wikipediaの 下水道 の項を見ると、

  マンホールポンプ場 : 略称はMPまたはマンポ

 そんな記載が見られるんっすが、そんな嘘を平然と垂れ流すようなヤツに寄付するような金は、300円たりとも、ねぇから! ま、うちの会社の人が勝手に 「マンポン」 と呼んでいるだけで、世間一般では 「マンポ」 が正解だったりするのかも知れませんが、トイレに金魚なんか流したら、マンポンの羽根車でミンチになっちゃうから! いや、金魚くらいの大きさなら、そのまま通過しちゃうのかも知れませんが、赤ちゃんはヤバいっすな。 死産しちゃった胎児らしいので、そんなに大きくはなかったのかも知れませんが、マンポンの過電流で故障が出て、何か、詰まった? …というので、引き上げてみて、そこに胎児が絡んでいるのを目の当たりにしちゃったりしたら、うわぁぁぁぁぁぁ…。 マジ、赤ちゃんをトイレに流すのは止めて頂きたいんっすが、よく、下水処理場まで辿り着くことが出来たな。 …というのが、ちょっとした驚きだったり。  で、漫画の34ページ。 下水処理場。 下水の辿り着く先は、ここだから!トイレに流した金魚、決して自然に帰ったりしないから! というか、金魚、淡水魚だから! 海に流れ着いたら、死んじゃうから! で、漫画の39ページ以降。 下水処理場に辿り着いてしまった以降は基本、うちの会社は管轄外なので、この時点で急速に興味を失ってしまったんっすが、で、これを書いている4月8日(土)の時点で、ちょっと気になってるマンポンが1箇所あるんっすよね。 先日、「過負荷が出たので、見て欲しい。」と言われたので、ちょっと見に行ったんっすが、あー、確かに運転電流、高いっすなー。 1号ポンプも2号ポンプも電流値が高い。 もしかして、やばいヤツっすか? …という話だったので、嫌な予感、バリバリ全開だったんっすが、あー、確かに1号も2号も電流値が高いっすな。 これはちょっと、ヤバいっすな。 あ、でも2号機のほうは、そうこうしているうちに電流値が落ち着いたので、大丈夫っぽい? で、1号機のほうは、いつまで経っても電流値が下がらないので、ちょっと試しに逆回転させてみるぅ? 例えば紐状だとか、布状だとか、そういった異物が羽根車に絡んでいる場合、逆回転させることによって、絡んでいたのが解けて、それで直る場合があるんっすよね。 ただ、ほどけた紐状だとか、布状だとかの異物を、そのまま槽内に放置しておくと、再び絡んで過電流が再発する恐れがあるんっすが、ま、とりあえず時間稼ぎにはなるな…と。 で、逆回転させてみた結果、何となく電流値が下がりました。 まだ、定格電流よりは若干高めなような気もするんっすが、ま、とりあえず様子見かな?…と。

 が、数日後、再び過電流が発生しました。 ああ、やっぱり…。 とりあえず2号機だけで運転して貰うことにしたんっすが、その2号機も、たまーに電流値が高くなったりする様子が窺えたりして、何だか嫌な予感が…。 いつかはポンプを引き上げて、点検しなければならない日がやってくる気がしないでもないんっすが、胎児が絡まっていたら、嫌やな…と。 その懸念が払拭出来なくて、なかなか踏み切れないでいます。 もしかしたら、そのまま放置することによって、諦めて成仏してくれるかも知れないし、その可能性もゼロではないし、そうなることをお祈りして、とりあえず17日(月)は休みを取って遊びに行く所存なので、後はヨロシク☆

 んなことで、今日はバック・ヒルっす。 謎キャラなんっすが、その謎は、ここ を読めば、すべて解決します。 『ディス・イズ・バック・ヒル』 というアルバムについても、かなり詳しく書かれているので、こっちのほうにしておけばよかったかな? …と、ちょっぴり後悔しているところなんっすが、ネタ用に 『プレイズ・ヨーロッパ』 というのを仕入れたんっすよね。 で、中身のほうもなかなか充実していたんっすが、念の為にもう1枚、 『ディス・イズ〜』 のほうも買って、比較してみるか…と。 その結果、初志貫徹で、前者のほうを取り上げることにしたんっすが、こっちのほうは情報がなさ過ぎて、書くことがなさそう過ぎて、果たしてこの先、所定の分量を賄うことが出来るのか、極めて疑問だったりします。 ま、無理でしょうな。 敢えてマークするなら、ピアノがマーク・コーエンである点なんっすが、MUSE や Steeplechase で活躍したボス・テナー奏者ロジャー “バック” ヒルが1982年にマイナー・レーベル Turning Point から発表したレア作品! ピアノはビル・エヴァンスを進化させたスタイルと言われるマーク・コーエンで、骨太のヒルと詩的なトリオとの融合が美しい! そういうアレなんだそうで、コーエンの好演に期待!

 んなことで、まずは1曲目、 「ハーフ・パスト」 。 作者は不詳なんっすが、恐らくヒルくんのオリジナルなのではなかろうかと。 何となく、ヒル臭いんっすよね。 「しらすパイ」 っぽいというか。 「うなぎパイ」 が夜のお菓子なのは有名なんっすが、朝のお菓子と、昼のお菓子もあります。 ほれ 。 朝からスッポンかよ! …というのが、かなり違和感があるんっすが、朝は 「しらす」 のイメージっすよね。 じゃ、昼がスッポンかというと、そうでもなく、断然、夜か真夜中のイメージっすよね。 そもそも、お菓子にスッポンを持って来た時点で間違ってる気がするんっすが、スッポンと言えば、カメ。 カメにはちょっと嫌な思い出が…。 昔、揚水ポンプの故障修理に行ったことがあるんっすが、過負荷が発生した…と。 何か、異物が噛んでんじゃね? …というので、確かめてみることにしたんっすが、ポンプを引き上げると、かなり大きなカメの胴体が、ぶらーんと。 わ! わ! 首から上の部分は恐らく、羽根車に巻き込まれて、大変なことになっちゃってると推測されるんっすが、わ! わ! 血なまぐさい異臭も漂いまくっていて、うげぇぇぇ…。 で、カメと言えば先日、あ、この話は後にとっておきましょう。 5曲目くらいの時点で、壊滅的に書くことがなくなって、苦悩している自分の姿が見えるので、それに備えようと思うんっすが、で、演奏のほうはというと、アップ・テンポで、ハード・バピッシュな仕上がり具合。 ちょっぴりジョニー・グリフィンっぽい感じっすかね? 忙 (せわ) しない “A・A” のパートから、シンプルな “B” の部を挟んで、 “A” に戻る。 そういう構成ではないかと思われるんっすが、で、そこからテナーのソロ・パートに突入。 いきなり、全開バリバリのハードなブロウが炸裂するんっすが、勢いだけで乗り越えようとしている辺り、ちょっぴりブッカー・アービンも入っていたり。 音楽だけでは食っていけなくて、郵便配達で食っていたオッサンとは思えないほどの充実した仕上がりだったりして、凄ぇぇぇぇ! で、続くマーク・コーエンのピアノ・ソロは、ビル・エヴァンスうんぬんを頭に描いていると、ちょっと違うよな? …と。 もっとハードで、イケイケのスタイルだったりします。 で、続いてトミー・セシルの超絶技巧なベースのピチカート・ソロがフィーチャーされて、最後はヒュー・ウォーカーがタイコで、ドコドコドコドコ、デケデケデケデケ。 参加者各位の熱い思いが滾って、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、いきなり、熱い! …っすな。

 で、次。 「ジャシング」 。 作者不詳なんっすが、これも恐らくヒルくんオリジナルなのではなかろうかと。 ミディアム・テンポで、前曲に比べるとアーシーな雰囲気が感じられたりするんっすが、ここでヒルくんが吹いてる楽器って、何? テナーではないような? クラリネットっぽい気もするんっすが、微妙に中音域な気がするので、アルト・クラリネットとか? バックではマーク・コーエンが、かなり変態的なコンピングを聞かせてくれたりするんっすが、自身のソロに入ると、ちょっぴり叙情的になったりもして、なるほど。 これが “ビル・エヴァンスを進化させたスタイル” って言われるヤツっすか。 …とか思っていると、さらに進化されたスタイルになって、エヴァンスの面影が見えなくなったりするんっすが、で、その後、ベースのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。  ま、これはこれで、悪くなかったな…と。 で、次。 「ララバイ・オブ・ルースドレッチ」 。 正しい発音は不明なんっすが、何らかに捧げられた子守歌である模様っす。 テナーサックスによる、物静かでスピリチュアルなバラードでありまして、中年の貫禄というか、さすが50過ぎのオッサンやな。 そんな、人生の深さを感じさせる仕上がりになっております。 人間、年を重ねるごとに、次第に深みが増していきますからね。 例えばナガシマの ジャンボ海水プール の場合、乳幼児はスパキッズしか駄目だし、小学校低学年はファミリープールとジャパーン噴水エリアくらいしか無理なんっすが、大人になればサーフィンプールの一番深いところにだって行けちゃうゾ! …みたいな。 水深1.6mっすからね。 これは深いっす。 この 「なんとかララバイ」 は、子守歌でありながら 小森のおばちゃま のような成熟度を感じさせ、すぽぽーん! 「べーしっ君」 にも登場してましたよね。 ここ の3つめとか。 あ、「しゅとしょしぽーん!」 でしたか。 で、演奏のほうはテーマの後、しばしテナーの成熟したソロが披露されて、その後、ピアノのソロが登場します。 これぞまさしく、ビル・エヴァンスを進化させたスタイル…というか、どちらかと言うとハービー・ハンコックっぽい感じだったりして、珠玉の極み。 しゅごく、イイっす。 でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、カメ。 先日、某・排水機場に行ったんっすよね。 僕が電圧を間違えて頼んじゃったパトライトの “合ってるバージョン” が届いたので、それの取替の監督業務に。 で、途中で荷物を取りに車に戻った時に、 路面に死んだカメの甲羅が3個ほど転がってるのを発見。 うち1個は、このまま車をバックさせると轢いちゃいそうなところにあったので、足で蹴っ飛ばして、草のほうに移動させたんっすが、で、帰る際。 バックではなく、草のほうに乗り上げる形で方向転換することにしたんっすが、あ、そういえば、カメ。 もしかしたら、踏んじゃうところに転がってたりする? そんな懸念がふと脳裏によぎったんっすが、ま、大丈夫かぁ…と。 で、車を発進させた瞬間、バキバキバキバキバキぃぃぃ。 うわ! カメった! 焦った僕は、そのまま轢き逃げすることにしたんっすが、ちらっと横目で様子を窺ったら、甲羅がバキバキになってました。 うわぁぁぁぁぁ…。 中身が入っていたかどうか、恐くて見れなかったんっすが、もし入っていたとしても、乾燥してカピカピになっていたのではなかろうかと。 生々しい生カメでなかったことを祈るしかありませんが、気のせいか血なまぐさいような異臭が…。 うわぁぁぁぁぁ…。 しばらく、あの現場には近寄りたくありませんが、気を取り直して、次。 「ミツジ」 。 正確な発音は不明なんっすが、 ミディアム・ファストの明るく、正しいハード・バップ風の曲調。 テーマ部がテナーとピアノのユニゾンで演奏されているところが、ちょっとお洒落なんっすが、続くテナーのソロは、いい意味で逝っちゃってますな。 ヒュー・ウォーカーのタイコに煽られまくって、半端ないグルーブが醸し出されているゾ…っと。 続くピアノのソロは対照的にクールなんっすが、骨太のヒルと詩的なトリオとの融合が美しい! 詩的と言っても、途中から、めっちゃ熱くなっているし、で、その後、超絶技巧なベースのピチカート・ソロがフィーチャーされて、最後は ts → ds → ts → ds の4バースで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 絵に書いたような正統派のハード・バップなんっすが、よかったゾ! …っと。

 で、次。 「トータル・ビューティ」 。 一転して、美しいバラードが展開されるんっすが、ミステリアスなムードは、ちょっぴりウェイン・ショーターっぽい感じ。 総体的に見ると、ジョニー・グリフィンと、ブッカー・アービンと、ショーターの 「いいとこ取り」 みたいなスタイル? ブッカー・アービンに 「いいとこ」 なんか、あるか? …と言われると、そこは個人の見解の相違ということになろうかと思いますが、んなことで、ラスト。 …に行く前に、今朝見た、悪夢の話をちょっと。 今度の週末、秋田のほうに遊びに行く予定なんっすが、それが頭の中にあったのか、旅館にお泊まりしているというシチュエーションでありました。 ただ夢の中では、社員旅行? …なのか、とにかく、団体で行動しているっぽくて、で、7時半の出発時間が迫っているゾ! …と。 物語は7時15分頃から始まります。 まだ荷物の片付けもしていないし、その前に便所にも行かなければならないしで、めっちゃ焦ってました。 で、便所を探してみたんっすが、壊れていたり、めっちゃ汚かったりして、使えるところがなくて、うわぁぁぁぁ…。 ますます焦るサバくん。 7時25分頃になって、あ、こんなところにも便所があるぅ! …というのを発見。 あ、でも、障害者用のトイレしかない? でもまあ、背に腹は代えられないよね。 …というので、そこに入ることにしたんっすが、洋式便器の便座に座って、用を足して、ふぅ。 これで一安心。 で、ふと右側を見ると、無いっ! 壁が無いっ! 便所の横はカフェみたいになっていて、そこでコーヒーを飲んでる兄ちゃんと、思いきり目があってしまいました。 で、「うわぁ…。」 と、めっちゃ嫌な顔をされてしまいました。 ま、その気持ちは分からんでもないんっすが、そこまで露骨に顔に出さなくても…。 焦って、その場から立ち去ろうとしたんっすが、うわ、水が流れねぇ…。 最悪や…。 背に腹は代えられないので、そのままウンコ水を放置することにしたんっすが、この前後の辺りから、これは多分、夢だよね? …というのに薄々と気付いていたので、自力で目を覚ますことにより、難を逃れることが出来ました。 ふぅ…。 危なかったっす。 ここで僕が目を覚まさなかったら、カフェの兄ちゃんはウンコ水を横目にコーヒーを啜ることになるところでした。 で、これはアレか? 漫画か? 昨日、「下水道のひみつ」 という漫画を読んだからか? 18ページに

  水仙人 「排水ができなくなって、」
  めぐる 「トイレが流せないっ!」

 て書いてあったからか? 僕はめぐる、小学4年生。 お前のせいやん! …ということで、ラスト。 「ビル・ノックス」 。 ビルの糞(クソ)? 僕がお泊まりしていた旅館がビルだったかどうかは定かでないんっすが、糞(クソ)なのは間違いなく、が、曲そのものは、ぜんぜんクソじゃなくて、ちょっぴりジョニー・グリフィンっぽい、ハード・バピッシュな佳曲であるな…と。 ミディアム・テンポのテナー・ソロは歌心に溢れていて、いいな♪ …と。 少なくとも、便器からウンコ水が溢れるよりはマシなんっすが、夢の中でもギリギリ、持ちこたえてはいたんっすけどね。 で、その後、マーク・コーエンの好演が聞かれて、ベースのピチカート・ソロがあって、でもって、テーマに戻って、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 これほどの逸材が郵便配達員として埋もれていたとは、ジャズの本場アメリカ、恐るべし。 手羽先、台湾ラーメン、台湾ちまき、本場の味、美味しいヨ!  「味仙」 と同じくらい本場の味を堪能出来て、超オススメ☆


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