DESTINY IS YOURS (STEEPLE CHASE)

BILLY HARPER (1989/12)

DESTINY IS YOURS ←click!!


【パーソネル】

EDDIE HENDERSON (tp) BILLY HARPER (ts)
FRANCESCA TANKSLEY (p) CLARENCE SEAY (b) NEWMAN TAYLOR BAKER (ds)
【収録曲】

(01-02) DESTINY IS YOURS / EAST-WEST EXODUS
(03-04) DANCE IN THE QUESTION / MY FUNNY VALENTINE
(05-07) THE ONE THAT MAKES THE RAIN STOP / IF ONLY ONE COULD SEE / GROOVE FROM HEAVEN
【解説】 ( 2023年04月30日更新 / 連載 1,531回 )

 ( 前回 までの粗筋) 雫石川園地で桜を愛でた。 あ、前回、で、東京駅で 「こまち」 に乗り換えて、こっちのほうは特段、ネタになるような事象もなく、無事、雫石駅に到着〜。 そんな風に書いてしまったんっすが、微妙にネタにならないこともないような気がしないでもない。 そんな事象があったことを思い出しました。 仙台駅からギャルがひとり、乗り込んできたんっすよね。 で、僕の席の前辺りまで来て、「ん? あれ?」 みたいな顔をして、前の車両に戻って行ってしまいました。 号車を間違えたんっすかね? ちなみに僕が乗っていたのはグリーン車だったんっすが、グリーン車って、何で 「グリーン」 なんっすかね? 個人的にグリーン = 緑って、そんなに好きではなかったりするんっすが、そう言えば小学生の頃に使っていた絵の具セットには 「緑」 がなかったっすよね。 写生大会とか、概ね、緑が豊富なネイチャーな環境で開催されるのが常なのに、「緑」 なしで、どないせぇちゅうねん!? …と思ったら、緑の替わりに 「ビリジアン」 というのが入っているので、それを使え! …と。 何や、ビリジアンって? 最下位か? それは、ビリじゃん。 ここでまた、新たな疑問が湧き上がってきたんっすが、どうして最下位のことを 「ビリ」 って言うんっすかね? 誰が決めた? ビリー隊長か? 昔、流行りましたよね、 ビリーズ・ブート・キャンプ 。 ビリー隊長が決めたんだったら、ちょっと逆らえないんっすが、逆らったら何をされるか分かったもんじゃないし。 で、何でもいいけど 「最下位」 って、 「さいかい」 だったんっすな。 ずっと 「さいかいい」 だと思っていたんっすが、それだと 「差異化イイ」 とかにしか変換されなくて、ん? 言われてみれば確かに 「最下位 (さいかい) 」 っすよね。 何となく頭の中では納得出来るんっすが、そんな 「再会」 みたいなので、エエんか? そんな違和感を、どうしても拭い去ることが出来ません。

 で、ビリ。 「ビリ 最下位」 でググってみたら、ニコニコ健全サイト ( 編集部注: 『塩サバ通信』 のこと ) で取り上げるには不適切な、お下劣ワードの羅列だったので、今回は割愛させて頂きますが、とりあえずビリー隊長は関係なかった。 そのことだけは申し述べておいて。 で、 ビリジアンの謎 。 子供の頃からずっと謎だった 「ビリジアンの謎」 が、遂に解明かれるのか!? ワクワクして、ドキドキしてたら、いつまでたっても 「ロイヤルメイドふうか」 の写真ばかりで、イライラして、ムカムカして来たんっすが、勝手に他人様のブログを引用しておいて、何て勝手な! そんな勝手なヤツは、勝手口から勝手に出入りすることを認めん! そう、Author:こけし (敬称略) に叱られても、文句は言えないレベルの身勝手さなんっすが、あ、これ、 「ロイヤルメイドふうか」 じゃなくて、みあの冬休み (ドールショウ開催記念ver.) ストロベリー和装メイドコーデset レーベルショップ名古屋・アゾネット限定ver. なんっすかね? 「ふうか」 は衣装だけ? よく分からんのっすが、正直、ちょっと可愛いな♪ そんなふうに思ってしまいました。 メイド、好き♪ …っすからね。 メイド喫茶はメイドと どのように接したらいいのか、皆目 見当が付かないので、行ったことがないんっすが、別に、無理にメイドと接しなくてもいい。 遠くから眺めたり、近寄って クンカクンカ、匂いを嗅いだりするだけで大丈夫。 そういうタイプのメイド喫茶があるなら、チャレンジしてみるにヤブサカではないな。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、それはそうと、ビリジアンのドレスに冬みあさんの茶目・茶髪がいい感じにマッチします! え? このドレス、ビリジアン? 僕がイメージしていたビリジアンって、もっと普通に 緑色 なんっすが、もしかして、ちゃうん? えーと、 ビリジアン 。 あ、カラーコードだと、こんな色じゃん! 言われてみれば確かに、こんな色だったような気がしてきたんっすが、ところで、小学生の頃に使っていた水彩絵の具 (ぺんてるF) は、なぜ濃い緑色を単純に 「ふかみどり」 とせず 「ビリジアン」 という耳慣れない表記していたのか、不思議に思っていました。 (中略) ・・・と、ビリジアンについての謎を語ってしまいましたが、とにかくこのドレスはお気に入りです♪ 結局、「ビリジアンの謎」 に関しては、何も語られていないも同然だったんっすが、 絵の具に 「みどり色」 がなく 「ビリジアン」 という色になっているのはナゼ? あ、最初からこっちを見ればよかったっすな。 無駄に遠回りしてしまいましたが、絵の具のセットには、ビリジアンのように混ぜて作れない色や、作るのが難しい色が優先して入っています。 へぇ、へぇ、へぇ〜。 めっちゃ、ためになったんっすが、で、グリーン車。 これは以前、このコーナーで調べたことがあったような気がしますな。 が、忘れました。

 ということで、再び。 忘れてしまえば、同じネタを何度も使い回すことが出来て、とっても便利なんっすが、 グリーン車はなぜ 「グリーン」 なのか由来は諸説あるものの、有力なのは、かつての一等車の車体側面に引かれていた淡い緑色の帯にちなむというものです。 あ、確か、そういうアレでした。 調べて見て、しょうもな…。 そんなふうに思ってしまった記憶があります。 とまあ、そんなグリーン車に座っていたところ、仙台駅からギャルがひとり、乗り込んできた…と。 で、僕の席の前辺りまで来て、「ん? あれ?」 みたいな顔をして、前の車両に戻って行った…と。 号車を間違えたんっすかね? よくあることなので、特に気にはしなかったんっすが、そのギャルが再び、姿を現しました。 「やっぱ、合ってるじゃん!」 みたいな。 で、僕の前の席あたりで、しばし逡巡した後、そのひとつ前の席に座りました。 ん? 号車じゃなくて、列を間違えてた感じ? もしくは、指定席切符を持っていないのに、厚かましくもグリーン車に座っちゃったとか。 だとすれば、けしからん! ハンバーガーショップの「スワロウ」を見習え! そう、糾弾せずにはいられない、由々しき事態なんっすが、 立って食べても座ろうよ 。 いや、座ってるやん。 「スワロウ」 を見習ったら、座って正解やん。 逆上するあまり、何とも理屈に合わないことを言っておりますが、理屈じゃねぇ! ( ← ブチ切れ。)

 そうこうするうちに、前のほうから車掌さんが歩いてきました。 若いお姉さんです。 いいっすな。 車掌にしろ、メイドにしろ、(看護師ではなく、敢えて) 看護婦さんの白衣にしろ、 “制服” というのは、いいっすよね。 私服こそが、至福。 そういう趣向の持ち主とは、永遠に解り合えない気がするくらい、僕は制服が、好きっ♪ …なんっすが、あ、これはヤバいっすな。 ピンチっすな。 「スワロウ」 を見習って、指定席切符を持ってないのにグリーン車に座ってしまったギャルの不正が暴かれてしまいますな。 僕には関係ない話なんっすが、何だかちょっと、ドキドキ。 ちょっとキツめのお姉さんに叱られたい願望の強い人なら、ワクワクしちゃうシチュエーションなんっすが、んーと、 こんな感じ ? それは、キツめのお姉さんじゃなくて、 キツネ目の男 。 ちなみに車掌さんは、ちっちもキツめではなく、何とも優しそうな雰囲気のお姉さんだったんっすが、むしろ、不正ギャルのほうが、ちょっとキツめな感じ。 車掌さん、ちゃんとギャルの罪を糾弾することが出来るのか、ちょっと心配だったりするんっすが、ドキドキしながら事の推移を見守っていると、ん? 不正ギャルのほうから、車掌さんに声を掛けてる? 良心の呵責に耐えかねて、洗いざらい自白する気になったとか? 固唾をのんで、次の展開を待っていると、車掌さん、今度は不正ギャルの後ろの席 = 僕の前の席の乗客に話し掛けました。 その乗客もどうやら、若いギャルっぽかったんっすが、「あ、一ノ関は、仙台で乗り換えですね。 」 とか言われていて、あ、なるほど。 そういう事っすかぁ。 僕が乗っていた 「はやぶさ11号」 + 「こまち11号」 (盛岡駅で切り離し) は一ノ関には止まらないので、仙台駅で乗り換えなければならないのに、それを知らなかったのか、あるいは、降り損なったのか。 で、仙台から乗って来た不正ギャルさん、自分の席に “先客” が座っていて、え? え? 号車、間違えた? …と思って、前の車両に移動したものの、「やっぱり、合ってるじゃん!」 が、先客は全く動じず、そこから離れようとしないので、仕方なく空いている席に座った…と。 冤罪だったんっすな。 というか、むしろ、被害者だったんっすな。 そうとも知らず、不正ギャル呼ばわりして、ちょっと申し訳なかったな…と。 でもまあ、そんな事情、言われなければ分からないし! ( ← 逆ギレ)

 で、何とも優しそうな雰囲気の車掌さん。 元・不正ギャルを責めるでなく、あ、元・不正ギャルだと、不正したのは確かなんだけど、心を入れ替えた。 そんなふうに読み取れてしまいますな。 不正を疑われたギャル。 そう、言い換えておきたいと思いますが、不正を疑われたギャルを責めるでなく( ← 当然) 、うっかりギャルに呆れるでもなく、「 (乗換は) 難しかったですよねー。」 と、慰めたりしておりました。 「次の盛岡で降りて貰って、反対方向の○時○分発のに乗って貰って。 盛岡駅で、ちょっと待って貰うことになるんですけど。」 1時間近く待ち時間がある感じだったんっすが、ま、しょうがないっすよね。 一ノ関に何の用事があったのか知りませんが、もしかしたら、既に手遅れだったりするのかも知れませんが、このギャルがですね、あれほど車掌さんに優しく丁寧に今後の身の施し方をレクチャーして貰ったにも関わらず、盛岡駅が近付いても、一向に降りるそぶりを見せなくて、後ろの席の僕がソワソワしてしまいました。 え? え? 大丈夫かよ…。 ようやく、荷物をゴソゴソしだしたので、ああ、よかった。 …と、安堵したんっすが、また、すっかり落ち着いてしまって、え? え? 僕なんか降り損ねるのが恐くて、終点でない駅で降りる場合は、到着時間の3分前には立ち上がって、デッキに移動することにしているんっすが、あっ、あっ。 そうこうするうちに盛岡駅に着いてしまう! 「あんた、盛岡で降りやなアカンんちゃうん!?」 と声を掛けたほうがいいんっすかね? シャイで、無口で、人見知りで、極度のコミュ障である僕が、そこまで追い詰められてしまったんっすが、そうこうしているうちに、あっ、あっ。盛岡駅に着いてまったぁ…。 するとそのお姉さん、何事もなかったかのように立上り、スタスタと歩いて、降りていってしまいました。 車掌さんに余計な業務をさせるわ、僕に極度の心痛を与えるわ、罪のない乗客を 「不正ギャル」 呼ばわりするわ( ← それはアンタや) で、うーん…。

 とまあ、そんな些細な出来事があったりしたんっすが、とりあえず無事、雫石駅に到着〜。 で、再び 「こまち」 に乗って、角館で下車。 ドン曇りではありますが、今のところ、まだ雨は降っておりません。 ちなみに、角館に来るのは今回が2回目。 前回は何年前だったか、やはり桜の時期に、弘前公園 → 角館というルートで訪れました。 諸般の事情で2泊するのは難しくて、が、さすがに1泊では勿体ないので、1日目 : 弘前 → 2日目 : 午後から角館に移動 → 仙台で晩飯 → 宇都宮に移動 → 夜行バスで名古屋まで。 そんな日程だったのではなかったかと。 諸般の事情でバタバタしていて、カメラをバッテリーを充電するのを忘れていて、予備のバッテリーを持ってくるのも忘れて、充電器もなくて、残量が半分くらいしかなくて、うわぁ…。 仕方がないので弘前駅でタクシーを拾って、家電量販店とか、カメラ屋さんを何件か回って貰ったんっすが、バッテリーも充電器も売ってなくて、うわぁ…。 撮る枚数をなるべく少なくするように心掛けて、角館で最後の1枚を撮ったところで、バッテリーが切れるという、なかなかドラマチックな展開だったりしたんっすが、で、その時の角館の桜の印象はというと、ま、悪くはなったんだけど、期待したほどではなかったかな? …と。 天気があまりよくなかったのが要因ではないかと思われ、今回、そのリベンジという意味合いもあったんっすが、前回とまったく同じような曇天だったりして、うーん…。 どんどん・てんてん・どん・てん・てーん♪ てんどんまん が出て来ちゃいそうっすな…。


< 角館散策 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

  まずは (写真・いちばん上) 。 角館駅前にあった 「角館」 っす。 で、(写真・上から2枚目) 。 角館と言えば、武家屋敷の黒塀。 で、黒塀と言えば、 ジャングル黒べえ。 黒べえは通称で、本名は漫画では 「クロンベンボコメッチャラクッチャラホイサッサ」 、アニメ版では 「クロベンボコ・ベロチョンタ・ベンボコリンコン・ブラブラボロリン・ボロボロボロリン・バエボコロンタラ・タラリロレンベエ」 なんっすよね。 いや、 Wikipedia を見て、初めて知ったんっすが、これ、封印されたんっすよね。 ググって絵柄が出た瞬間、「ああ…」 と察してしまったんっすが、 1989年7月に黒人差別をなくす会が、同じく藤子作品である 『オバケのQ太郎』 の 「国際オバケ連合」 の回の描写が黒人差別であると指摘。これを受けて、藤子プロ、単行本を出版していた小学館、中央公論社は、『オバケのQ太郎』の当該エピソードが収録された単行本を増版中止・回収措置をとったが、この際に余波や後難を避けるため、抗議や指摘がなかった本作を同時に自主回収したと見られている。 あ、自主回収だったんっすか。 ちなみに 「国際オバケ連合」 は これ 。 ああ…(察し)。 注意喚起している長老(?)も、大概な気がしないでもないんっすが、とりあえず、武家屋敷の枝垂れ桜は、満開っ♪ 桧木内川堤ソメイヨシノ満開っ♪ 通常、桧木内川堤のほうが武家屋敷より、若干遅めに見頃を迎えるっぽいんっすが、今回はどちらもバッチリ! …でありました。 急遽、予定を1週間前倒しした甲斐がありましたな。 が、曇天だとやはり、写真映えが今ひとつでありますなぁ。 前回のリベンジ、ならず…。 川面を眺めるオッサンの背中からも哀愁が感じられます。 ひとりでお花見、寂しいっすなぁ。( ← 他人のこと言えない。) …と思ったら、奥さんだか、彼女だかがやってきて、一緒に仲良くどこかへ行ってしまって、裏切られた感が半端ないんっすが、ケッ! こうなったらもう、ババヘラ、食ってやるぅ! 食べてみたかったんっすよね、ババヘラ。 『ドキュメント72時間』 の ババヘラ回 は封印されちゃったっぽいんっすが、別に 「ババ食いババ」 とか、そういうヤバいキャラが登場するワケでもないのに…。 恐らく 「ババヘラ」 の登録商標を持っている会社とは別のところを 「ババヘラ」 として紹介したのがアカンかったのではないかと思われますが、で、角館にババヘラ (もしくは、その類似品)、いるかな? …と思ったら、おお、いるいる。 そこら中に、めっちゃいる♪ よりどりみどり…というか、よりどりビジリアンな様相だったので、別にどのババから買ってもよかったんっすが、


< 角館散策 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 このババさんから買ってみることにしました。 若いペヤングが買っていたので、その流れで、「あ、僕もひとつ…」 と、買おうとしたら、前のほうから中年ペヤングがやってきて、あ、順番、抜かされたぁ! サバくん、無視されたぁ! ま、確かに僕はシャイで、無口で、人見知りで、極度のコミュ障で、存在感が皆無な空気のような存在だったりするんっすが、だからと言って、順番を抜かさなくても…。 無視しなくても…。 ま、その後、ババさんに気付いて貰えて、無事にババヘラをゲットすることが出来たし、 「はい、写真撮って!」 と、ちゃんとポーズも決めてくれたし、抜かした中年ペヤングのオッサンのほうも、「あ!」 …と、僕の存在に気付いて、「すいません…」 と謝ってくれたんっすが、深く傷付いたナイーブな僕の心は、既に修復不能。 あ、謝ったって、許してあげないんだからぁ! 心の中で叫びながら、「あ…、大丈夫っす…」 と、表面上は平静を装ったんっすが、 許さん! …と、中国・上海からの観光客に僕の気持ちを代弁して貰って。 で、肝心のババヘラでありますが、美味しい♪ …んっすが、何かこう、気管支に来る感じ。 アイスクリーム頭痛で、頭がキーンとするのとも違って、何故だか肺が痛くなるような? 冷た過ぎるんっすかね? ちょっと寒かったし遂にに雨も降り出して来ちゃったし。 真夏の炎天下、ギラギラの太陽に焼かれながら食べたら、もっと美味しかったに違いありませんが、またいつかリベンジの機会があれば、是非。 今度は抜かすなよ、オッサン! で、桜の先具合はというと、(写真・上から2枚目) から、


< 角館散策 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 (写真・いちばん下) 。 こんな状況。 綺麗♪ …なんっすが、やっぱ、曇っていると何だか映えないし、で、人、多過ぎぃ! ついでに写真のコメント、適当過ぎぃ! やっぱ、角館にお泊まりして早朝とかに来ないと、いい写真は撮れませんな。 一時期、 ここ を押さえていたんっすけどね。 ここなら夜桜も見れるし、予定より1週間早くなった 「さくら祭り」 、ちょうど15日 (土) に、ライトアップ点灯式 「桜FLASH」 with打上げ花火 があるみたいで、いいじゃん♪ が、夕食付きプランがないし、近くにネットで予約出来る飯屋も見当たらないし、最悪、屋台で何か買って食うという手もあるんっすが、うーん…。 で、結局、 水沢温泉郷 の宿に泊まることにしたんっすよね。 結果、この日の夜はザーザー降りで、夜桜どころじゃねぇ! …という感じだったので、やめて正解だったんっすが、角館の桜、 ま、悪くはなったんだけど、期待したほどではなかったかな? …という前回の感想を覆すには至りませんでした。 で、アレっすよね。 自分が行った後は、桜、さっさと散れ! そんなふうに願ってしまいますよね。 僕を差し置いて、真っ青な空の下で、満開の桜を愛でるとか、許せねぇ。 散れ! 今すぐに散れ! ついでに、僕の順番を抜かした中年ペヤングは、ババヘラで腹が冷えて、下痢になれ! そう願わずにはいられなくて、で、この続きはまた、次回☆

 んなことで、今日はビリー・ハーパーす。 まあまあ、名前は知られてますよね。 が、これまで僕の眼中にはなく、本コーナー初登場ということになるんっすが、ビリーハーパー(誕生した1943年1月17日) は、アメリカジャズサクソフォーン奏者、彼のinstrument. の顕著に厳格な、かたいそれゆえ釘音を持つ 「1世代のコルトレーン影響されたテナーサクソフォーン奏者のうちの1人 」です。 そういうキャラだったりします。 釘音? 「くぎね」 って読むんっすかね? イカナゴの釘煮というのは聞いたことがあるんっすが、釘音というのは初耳。 原文 の該当箇所を見ると、hard-as-nails sound。 この部分がどうやら、釘音っぽいっすな。 as hard as nails = 〔物が〕非常に硬い、〔体が〕頑健な、無慈悲な、情け容赦なしの。 なるほど。 あ、でも、かたいそれゆえ釘音を持つ。 この 「かたいそれゆえ」。 この部分が hard-as-nails っぽくもありますよね。 つまるところ、よく分からん…。 でもまあ、理屈じゃねぇ! その一言ですべて解決出来るような気もするし、で、今日はそんなビリー・ハーパーの 『デスティニー・イズ・ユアーズ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 デスティニーって、何でしたっけ? 松任谷由実の歌にありますよね。 んーと、 これ 。 おばちゃん、ノリノリやん! 今日わかった〜、また会う日が〜、生き甲斐の悲しいディステニー♪ 創刊号だけお安くて、それで釣っておいて、完結させようとすると、とんでもない金額になっちゃうアレ? それは デアゴスティーニ 。 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 。 こんなのも出しているんっすな。 ボサ・ノヴァ・スペシャル、エエやん♪ スタ・タレとか、グラント・グリーンとか、アイク・ケベックとか、チャーリー・ラウズとか、デューク・ピアソンとか、なかなか通好みなチョイスなんっすが、それはそうと、DESTINY = 運命、宿命。 そういう意味なんっすな。

 『運命はあなたのものです』 は、1989年に記録されて、固定障害競馬レーベルの上でリリースされたサクソフォーン奏者ビリー・ハーパーによって導かれたアルバムです。 なるほど。 STEEPLE CHASE を訳すと、そういうことになりますか。 で、(中略) グレッグ・ターナーは、「大きく十分に認知されていないハープ奏者は、時々非常に叙情的に、時々非常に情熱的に彼の選ばれた機器の上のユニークな音を開発したマスタテナーサクソフォーン奏者です」と論述します。 しつこい即席伴奏の上で行われた速度とテーマをシフトすることによって特徴付けられている彼の混合物はいつもそれらにスピリチュアルで、持ち上げる品質を持っています。 そういったアレである模様なんっすが、「しつこい即席伴奏の上で」 というところが、ちょっと気になりますな。 ピアノはフランチェスカ・タンクスリーという謎キャラで、どうやらギャル系らしいんっすが、しつこいギャルだったりするんっすかね? ベースとドラムスも寡聞にしてよく知らん人だったりするんっすが、トランペットのエディ・ヘンダーソンの参加は注目点と言っていいかも知れません。 いいっすよね、エディ・ヘン。 少なくとも、 ナンカヘンダー よりはマシなのではなかろうかと。 似顔絵描きなので、音楽にはあまり期待が持てなかったりするんっすよね、ナン・ヘン。 とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 示されている場合を除いてビリー・ハーパーによるすべての混合物なんっすが、まずはアルバム・タイトル曲の 「デスティニー・イズ・ユアーズ」 。 パッパッパ〜♪ ( ←2管の絡み) ドコドコドコドコ♪ ( ←ドラムス) ちゃっちゃっちゃーん ちゃっちゃっちゃーん♪ ( ←ピアノ) そんな導入部に続いて、2管のハモリで哀愁味を帯びたテーマが演奏される。 そういった流れなんっすが、いや、いいっすな、これ。 その後も、パッパッパ〜♪ ( ←2管の絡み)と、哀愁メロディが交互に繰り返される、なかなか凝った造りになっていて、ビリー・ハーパー、やるやん♪ 顔が長くて恐いだけのオッサン。 ジャケットの写真から受ける、そんなマイナス・イメージを払拭する、知的で素敵でトンテキな仕上がりになっております。 あ、韻を踏む目的で、わざわざ四日市のB級グルメを宣伝するような発言をしてしまいましたが、悔しいけど、美味いんっすよね、アレ。 ま、豚を焼いてソースを掛けたものが、不味くなる筈がないんっすが、それに比べると、桑名の しぐれ肉巻きおにぎり は、無理があって微妙っすよね。 桑名特産の時雨煮を使ったしぐれご飯は桑名っ子のソウルフード! ここまでは地元民も納得なんっすが、これだけでは地味やな。 そんな危機感を抱いたのか、当時、流行って、すぐに廃れてしまった 「肉巻きおにぎり」 を取り入れてしまったのが失敗やったな…と。 とか言ってるうちに、ハーパーのソロが始まりましたが、基本はコルトレーン派?  確かにスピリチュアルな精神性はトレーンの影響を感じさせるんっすが、えーと、1989年の録音。 誕生した1943年1月17日…ということは当時、46歳くらい。 今の僕よりぜんぜん若いんっすが、円熟したオッサンの余裕のようなものが感じられます。 根はモード奏法なのではないかと思われるんっすが、フレージングは意外とホリゾンタルだったり。 分かったような片仮名を使うと、何となくソレっぽいんっすが、時々非常に叙情的に、時々非常に情熱的に彼の選ばれた機器の上のユニークな音を開発したマスタテナーサクソフォーン奏者でありますな。 で、続いてエディ・ヘンダーソンのソロが登場。 基本、フレディ・ハバードっぽい感じと思って頂いていいかと思うんっすが、で、続いてフランチェスカちゃんのギャル系らしいリリカルなピアノがフィーチャーされて、でもって、凝ったテーマに戻って、おしまい。 12分44秒という、かなり長めの演奏なんっすが、最後まで集中力を切らすことなく、熱いプレイが持続していて、ハーパーの一味、やるやん♪

 で、次。 「イースト・ウエスト・エクソダス」 。 いいっすよね、エクソダス。 ええ糞出す、今日も快便、絶好調。 そんな俳句が頭に浮かんでくるんっすが、あ、ババヘラで腹が冷えて下痢になることを願っていたのに、ぜんぜん駄目じゃん! で、これ、翻訳ソフトにかけたら 「東西出エジプト」 と出て来たんっすが、エクソダスって、そういう意味だったんっすな。 「とうざい・で・エジプト」 じゃなくて、「しゅつエジプト」 。 助けて、助けて〜、エジプト人が〜、私を虐めるのよ〜、しかたなくモーゼに、連れられエジプトから逃げるの〜、出 (しゅつ) エジプト、出 (しゅつ) エジプト、どうして、ユダヤ人が虐められるの〜? 私は選ばれた民 (たみ) なのよ〜、メシア、メシア、早く助けて〜、ユダった、私を〜♪ 僕が高校生の頃に作詞・作曲した 「メシア」 という歌の一節でありますが、出 (しゅつ) エジプトの解釈、これであってますかね? で、ハーパーのこれ、僕の作った名曲に比べると、若干、見劣り(?) 聞き劣り(?)する感は否めませんが、ま、それなりに頑張っているな…と。 ピアノとベースのデュオで、荘厳な、それでいて、ちょっぴり童謡的な何かが演じられ、その後、ミュート・トランペットがみゅーっと出て来て、しばし静謐なバラードが展開されることになります。 続いて、ハーパーのテナーが登場して、俄然スピリチュアルな機運が高まって、その後、ちょっぴりテンポが速くなって、2管の絡みによるテーマが登場。 そういう流れなんっすが、いかにも、出 (しゅつ) エジプトやな! そんな機運が感じられて、いいと思います。 その後、まったりとした合奏パートを挟みながら、ラッパ、テナー、ピアノの順で各自のソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 13分46秒という長めの演奏で、やや冗長な感が無きにしもあらずなんっすが、ま、よかったな…と。

 で、次。 ここから2曲はCDオマケらしいので、軽くあしらっておこうと思いますが、 「ダンス・イン・ザ・クエスチョン」 はピアノのフランチェスカのオリジナル。 せっかく曲を提供したのに、没なん? 何で? フランちゃんの脳裏にクエスチョン・マークがよぎったに違いありませんが、ハーパーの顔、長くて恐いっすからね、逆らえません。 ちょっぴりラテンなノリの佳曲なので、勿体なくはあるんっすが、こうしてCDで日を目を見ることになって、よかったな♪ …と。 何でもいいけど 「日を目を見る」 。 ちょっとずつ小さくなりながら、横棒が増えて、最後にニョキっと脚が生えてくるみたいで、カワイイ♪ で、オマケなので詳しくは触れませんが、テナー、ラッパ、ピアノ、ドラムスと続く各自のソロは、どれも熱く滾 (たぎ) っていて、充実しまくり。 収録時間の都合でやむを得ないとは言え、これが没扱いなのは、不当だと思います。 で、次。 「マイ・ファニー・バレンタイン」 。 お馴染みのスタンダードで、しみじみとしたバラードとして演奏されております。 悪くはないんっすが、やや平坦な感が無きにしもあらずなので、これが没扱いなのは、ま、妥当かな…と。

 で、次。 「ザ・ワン・ザット・メイクス・ザ・レイン・ストップ」 「雨をやませるもの」 っすか。 翻訳ソフト、えらく綺麗に纏めてくれましたが、やみかけていた雨が、思い直して豪雨になっちゃうくらい、熱い思いの滾った演奏になっておりました。 ミディアム・テンポで、テーマそのものは穏やかなんっすが、ハーパーのソロが超激情型。 最初のうちは、わりと淡々とした感じなんっすが、次第にヒートアップして炎上していく様は、ある種のカタルシスを感じさせます。 こういうところはやっぱり、コルトレーン系っすかね? ひとつ間違えると、サム・リヴァースみたいに意味不明になりそうなのに、「聞ける」 範囲に留まっているのは、立派やな…と。 続くエディ・ヘンダーソンはフレディ・ハバードというより、ウディ・ショウっぽい? いずれにしろ、傾聴に値する出来だったりして、で、続くフランチェスカのピアノもいいっすな。 例えて言うなら、シダー・ウォルトンを、お嬢様っぽくした感じ? が、決して熱さに欠けているワケではなく、内に秘めた 内川聖一 な情念を感じさせ、わ! フランちゃんの清楚なイメージが、一瞬にしてアゴに上書きされてしまいましたが、でもって、秀逸なテーマに戻って、おしまい。 ハーパー、何気に作曲の才能もあるゾ…っと。 で、次。 「イフ・オンリー・ワン・クッド・シー」 。 名前がちょっぴりタッド・ダメロンの 「イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ」 に似ているんっすが、アレに劣らないバラードの名曲だったりして、ハーパーの作曲センス、何気に半端ないな…っと。 んなことで、ラストっす。 「グルーヴ・フロム・ヘブン」 。 名前の通り、ちょっぴりグルーヴな佳曲でありまして、テナー、 ラッパ、ピアノと続くソロはどれも出来がよくて、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 見た目、顔が長くて恐いオッサンだし、1989年モノだし。 まったく何も期待していなかったんっすが、え、何これ? めっちゃエエやん♪ 理屈じゃねぇ。 つべこべ言わずに、黙って聞け! そんな1枚だったりして、超オススメ☆


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