THE CARMEN LEGGIO GROUP (JAZZ UNLIMITED)

CARMEN LEGGIO (1961)

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【パーソネル】

CARMEN LEGGIO (ts) JOHN BUNCH (p) HENRY GRIMES (b) RAY MOSCA (ds)
【収録曲】

(01-04) WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES / SWING WITH SML / OKAY, BUG / CLUB 6
(05-07) LONESOME ROAD / WILL YOU STILL BE MINE / BODY AND SOUL
(08-09) CY'S TUNE / BRING ON THE BLUES

【解説】 ( 2023年07月30日更新 / 連載 1,544回 )

 うわぁぁぁぁぁぁぁ…。 貴重な森村誠一がぁぁぁぁ。 森村誠一(作家) と、中村誠一(ジャズ・サックス奏者)と、セイウチ。 “僕の心の中の3大・セイ○チ” の一角がぁぁぁぁ…。 いつもなら “世界3大・セイ○チ” と、大きく出るところなんっすが、中村誠一って、そこまでメジャーじゃないよな? そんな気がしたので、ちょっと控えめにしてみました。 個人的には高校生くらいの頃から名前だけは知っていたんっすけど。 えーと、 中村誠一 (なかむら せいいち、1947年3月17日 - )は、日本のジャズ・テナー・サクソフォーン演奏者。洗足学園音楽大学音楽学部音楽学科器楽専攻ジャズコース教授を務める。ジャズ歌手として活動中の紗理 (1985年生まれ) は娘。 ほぉ、洗足学園音楽大学の教授っすか。 なかなか立派な職業なんっすが、あ、でも、僕の家のすぐ裏には、 天武天皇御足洗井跡 があるし! 昭和3年(1928) に「天武天皇御足洗井(みあしあらい)」 碑が建てられ井戸も再現されました。 井戸、再現かい! ま、あくまでも “御足洗井跡” っすからね。 “跡” だけでは観光スポットとしては弱いっすからね。 後世まで残るモニュメントにしたい。 そんな思いから、「コーセー歌謡ベスト10」 を聞きながら、頑張って井戸を掘ったんでしょう。 おお、懐かしい♪ 後世まで残る名オープニングっすよね。 土曜日、学校は昼までだったので、家に帰って、出前一丁とか、日清焼きそばとか、サッポロ一番塩ラーメンとかを食べて、で、13時から、親は大抵 『天ちんの土曜レポート』 とかいうテレビ番組を見ておりましたな。 なーにが 「あまちん」 じゃ。 甘いんじゃ、オメェは! プロなら 「ぷろちん」 を目指せよ! 僕は意味も無く天野鎮雄 (あまちん) を見下していたので、昼飯を食い終わると、そそくさと自分の部屋に戻って、ラジオで「コーセー歌謡ベスト10」を聞いておりました。 「ああせい、こうせい、コーセー歌謡ベスト10」 とか、ぶつくさ言いながら。 で、その後が 「ダイヤトーン・ポップスベスト10」 。 これもいいっすよね。 ま、それはそうと、御足洗井(みあしあらい) って読むんか、これ! 今までずっと御足洗井(おあしあらい)と読んでました。 御御足(おみあし)なんて言い方もあったりするし、 “おあし” なのか、 “みあし” なのか、はっきりしろ! ま、それはそうと、しかし古代にはこの付辺はまだ海であったと思われ、あくまでも伝承の話とされています。 あくまでも伝承の話なんかい! ていうか、ガセ、確定やんけ! ま、それはそうと、E 伝「天武天皇御足洗井」跡 。 この 「E伝」って、何や? 小林亜星の回しもんか? いずれにしろ、御足洗井、それも “跡” 、しかも捏造とあっては、洗足学園音楽大学の教授には到底、叶いそうにありませんが、で、中村誠一。

 日本大学櫻丘高等学校在学中に吹奏楽部に所属、2学年上のクラリネット奏者・花岡詠二によってスウィング・ジャズの洗礼を受ける。1969年、国立音楽大学サックス科卒業。クラリネットを大橋幸夫、サクソフォーンを石渡悠史に師事。 え? クラリネットを大橋幸夫に師事? 「潮来笠」 を橋幸夫に師事じゃなくて? ま、橋幸夫は大橋幸夫ほど大きくはないので、師事したくない気持ちは分からんでもないんっすが、指示待ち人間と言われたくない。 そんなプライドもあっただろうし。 個人的にはプライドとか、どうでもよくて、指示されたことを淡々とこなすような仕事が楽でいいと思うんっすが、日本大学櫻丘高等学校。 何で “桜” の難しい漢字バージョン = “櫻” って、サクラガイでもないのに “貝” が2つも入ってるんっすかね? 漢字を調べるなら、漢和辞典を見なかんわー。 そう、名古屋人が言っていたので、えーと、モジナビ 。 手書き検索なんてのが出来るんっすな。 えーと、木偏に貝貝(かいかい)、女(おんな)っと。 マウスで “櫻” を書くのは思った以上に大変で、木偏の時点でめっちゃ後悔してしまいましたが、あ、ちゃんと出ましたな。 ほれ 。 あー、何故、木偏に貝貝(かいかい)、女(おんな)なのか。 その点については、まったく触れられておりませんな。 「櫻 貝 なぜ」。 そういう調べ方のほうがよかったかも知れませんが、「櫻」・・・なぜ植物なのに、貝の字が入っているのか,それも二つも?又『女』の意味は何?? ああ、阿部茂樹さん、僕と同じ疑問を持ったんっすな。 何だかちょっと親近感を覚えてしまいますが、で、答えは 「ぽちょんさん」 の解答を見て貰うとして。 「uwotariさん」 も答えてくれておりますが、「ぺぺろんちーの」 さんの履くにはおそれ入りましたで御座ルッス。 阿部茂樹(敬称略)、誰に礼、言うとんの? しかも、何、言うとんの? こんな奴に、真面目に答えるんじゃなかった…。 「ぽちょんさん」 も 「uwotariさん」 も、激しく後悔したに違いありませんが、お陰で、木偏に貝貝(かいかい)、女 (おんな) の謎が解けました。 ぽちょんさんの博識(…って、言いたかった?)には、恐れ入谷の鬼子母神、その手は桑名の焼き蛤。 阿部茂樹に変わって、桑名っ子の僕からお礼を言わせて貰って。 で、中村誠一。

 本題の森村誠一に入る前に、何なら中村誠一で押し切る覚悟でありますが、大学在学中から山下洋輔と共に演奏、1969年から1972年まで第1期山下洋輔トリオで活動。 そうそう、これこれ。 中村誠一の名前は山下洋輔のエッセイで知りました。 面白いんっすよね、山下洋輔が書く話。 「どうしてお前のステージ衣装はいつもパジャマみたいなのだ?」と、親父から叱られたり。 そんな、どうでもいいエピソードが何故か頭に残っているんっすが、で、久しぶりに 『ピアニストを笑え!』 を読んでみたら、あ、これ、山下洋輔、坂田明、森山威男の “第二次山下トリオ” によるヨーロッパ・ツアーの話が中心なんっすな。 中村誠一、出てこないじゃん…。 こっちだって昔、プロ野球にマ○コビッチという奴が入って来た時は、皆困った。 結局マッシーとか何とかいって誤魔化したが本人は心外だったろう。 そんな話は出てくるじゃん…。 そんな奴、おらへんやろ〜と思ったら、あ、いた。 ほれ 。 あ、でも、日本プロ野球での登録名は 「マニー」 って書いてありますな。 別ビッチ? 初代マ○コビッチ = フランク・マ○コビッチが 「マニー」 で、2代目マ○コビッチ = フランキー・マ○コビッチが 「マッシー」 だったりするとか? 個人的にはフランクよりもフランキーのほうがファンキーな感じがするので、2代目のほうがいいかな? そんな気がしないでもないんっすが、洋輔クンは 「マッシーとか何とかいって」 と書いているので、マッシーとか何とか = 正しくはマニー。 そういう可能性もありますよね。 ちなみに「フランキー・マ○コビッチ」 でググったら、検索条件と十分に一致する結果が見つかりません。 で、その下に、 △□○コビッチ | NHK みんなのうた というのが出て来たんっすが、え? NHKがそんなん、エエの? しかも、お子様向けの 「みんなのうた」 で。 えーと、これ っすか。 あ、ぜんぜん問題ないっすな。 問題なのは 「マ○コ」 のほうで、コビッチに罪はなかったな…と。

 とまあそんなこんなで、高校生の頃は山下洋輔のエッセイだとか、その繋がりで筒井康隆とかを読んでいたんっすが、あと、森村誠一とかも。 取って付けたような話の持って行き方なんっすが、角川の策略で、めっちゃヒットしましたからね。 映画 『人間の証明』 が1977年っすか。 さば君、9歳くらい。 まだ何も分かってなかったに違いありませんが、母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね? このフレーズは強烈に印象に残っております。 ママ〜、ドゥ・ユー・リメンバ〜♪ この歌もいいっすよね。 で、 『野生の証明』 が1978年。 さば君、10歳くらい。 まだ何も分かってなかったに違いありませんが、薬師丸ひろ子、可愛ぇぇ♪ が、当時はまだ何も分かってなかったので、 『野生の証明』 と 『千石自衛隊』、いや、そんな 千石イエス が 「イエスの方舟」 に籠城するような映画じゃなくて 『戦国自衛隊』 、それと 『セーラー服と機関銃』 の記憶がごっちゃになっていたり。 「カイカン♪」 は1981年っすか。 薬師丸ひろ子、可愛ぇぇ♪ 薬師丸 ひろ子 (やくしまる ひろこ、本名:薬師丸 博子(読み同じ)、1964年〈昭和39年〉6月9日[1] − )は、日本の女優、歌手。東京都港区北青山出身。東京都立八潮高等学校、玉川大学文学部英米文学科卒業。 あ、そうそう、玉川大学。 僕も玉川大学を受験したんっすが、べっ…、別に、薬師丸ひろ子に会えるかも知れないと思って受けたんじゃないし! ていうか、落ちたし! 明治大学と日本大学も落ちたし! 高知大学と鳥取大学も落ちたし! あ、でも、名古屋電気通信工学は受かったし! ていうか、この専門学校は入学試験がなかったから、お金さえ払えば、裏口じゃなくて、堂々と表口から入学出来たし!

 で、薬師丸ひろ子。 安全地帯の玉置浩二と結婚したんでしたっけ? ケッ! 浅いんっすよね、安全地帯。 僕が高校生の頃に通っていた塾の先生が「安全地帯の “ワインレッドの心” を聞いたんですけど、何か、サザンとかと違って深みがないというか…。」 そんな感想を漏らしておりました。 塾と言えば、僕の家の近くにあった個別指導の 「城南コベッツ」 という塾が潰れました。 何でや? ネーミングが安易やったからか? 個別指導の 「城南コベコベシドー」 だったら、ちょっぴり渡辺文樹監督の 『ハラハラトケー』 っぽいから生き残れたかも知れないんっすが、あるいは、定期テストで+25点の成績保証という謳い文句に無理があったとか? 天才ニワ君の次くらいに賢かった中学校1年生くらいまでの僕って、定期テストは常に80点以上だったような気がするので、どれだけ頑張っても+25点は無理! …なんっすよね。 というか、城南コベッツ って、もしかして全国チェーンなん? 桑名には城南小学校というのがあるので、そこからのネーミングだとばかり思っていました。 日進小学校のエリアなのに、何で城南? …と、疑問に思っていたんっすが、城南コベッツは、受験指導で60年以上の指導実績を持つ株式会社城南進学研究社の個別指導塾。 はえ〜。

 で、玉置浩二。 これから一生、玉置浩二のことを、タマキコ氏(うじ)だと思うことにするよ『伝染るんです』 のネタにありましたよね。 これ 。 タマキコ蛆(うじ)だとばかり思い込んでいたんっすが、タマキコ氏(うじ)だったんっすな。 言うほど蔑称じゃないじゃん。 というかむしろ、敬称じゃん。 タマキコ(敬称略)だと、誰なんだか分からなくなるので、やむを得ないところではあるんっすが、で、タマキコ氏(うじ)とは別れちゃうんっすよね、薬師丸ひろ子。 シブがき隊の薬丸裕英 (ヤックン) と再婚して、薬丸ひろ子になる展開に期待した人は少なくないと思いますが、離婚後の現時点では独身である模様。 で、 『Wの悲劇』 。 これが1984年っすか。 薬師丸ひろ子、可愛ぇぇ♪ 『天国にいちばん近い島』 と同時上映だったんっすよね。 原田知世も可愛ぇぇ♪  “天イチ” の原作は 森村桂 。 あ、 “もりむら・かつら” って読むんっすか。 今までずっと “もりむら・けい” だとばかり思っていました。 で、 “天イチ” って小説じゃなくて、旅行記だったんっすな。 で、作家の森村誠一さんと森村桂(天国に一番近い島)さんって兄妹ってホントですか?? え、マジで? あ、いや、瞬時に否定されてますな。 で、作家の森村 桂が自ら命を絶ったのは本当ですか? え、マジで? あ、これはマジみたいっすな。 天国に一番近い、えーと、あの…、あ、何でもないっす。 うまいこと言おうと思って、特に思いつかなかったんっすが、『天国にいちばん近い島 − 地球の先っぽにある土人島での物語』 。 最初はそんなタイトルだったんっすな。 エエんか? ま、僕が小学生だった頃は、給食に出たパンに付けるホイップクリームが こんなマーク だったりしたし。 耳輪土人、もしくは耳輪黒人と呼ばれていたんっすが、 ミミちゃん などという可愛い呼び名も。 何という、屈託のない笑顔。 子供に罪はありません。

 で、森村誠一。 高校生の頃に、よく読んでました。 同じクラスの奴に 「どんな本、読んどるん?」 と聞かれて、「うーん、森村誠一とか。」 と、答えたくらい。 すると何故か、 「くちびるお化けwww」 と馬鹿にされちゃったんっすが、違うし! それ、松本清張だし! そんなには賢くない奴でしたからね。 そいつに 「どんな音楽、聞いとるん?」 と聞かれて、「うーん、渡辺貞夫とか。」 と答えたら、何故だかやはり、失笑されちゃったし。 「ふっ…。 もっとこう、100万枚売れてるのを聞けよ! ユーミンとか。」 もう、価値観の違いとしか。 みんなが読まないようなマイナーな作家や、誰も聞かないジャズなんかを聞いちゃってる僕、カッケぇ! …でしたからね、当時の僕。 森村誠一みたいなベストセラー作家や、渡辺貞夫(ナベサダ)みたいな超有名ミュージシャンの名前を出しておいて、それはちょっと…。 大人になって冷静に考えてみると、かなりの黒歴史なんっすが、でも、しょうがないじゃん! 当時はまだ、高校生(こども)だったし! 今だったら、そうっすなぁ。 え? 普段、どんな本を読んでるかって? そうねぇ。 式貴士 とか。 ふっ…。 あ、「ミチゾーは駄目だ。」と、二股川の串焼屋で関サバ師匠に忠告されたんっすか。 ミチゾーというのは恐らく、詩人の立原道造の事だと思うんっすが、森村誠一の小説に、よくこの人の詩が登場するんっすよね。 で、それが僕の心に突き刺さったので、ギャル系読者を獲得する為に、ミチゾーの詩で釣るというのはどうか? そんな話を書いて、関サバ師匠からダメ出しをくらったのではなかろうかと。 ミチゾーが駄目なら、式貴士でって、それはもっとアカンような気もするんっすが、で、え? 普段、どんな音楽を聞いてるかって? そうねぇ。 最近だったら、カーメン・レッギオとか。 ふっ…。

 ということで、今日はカーメン・レッギオっす。 誰や? 超・謎キャラで名前すら聞いたことがないんっすが、 TSUTAYA DISCAS で、「洋楽JAZZ サックス」 で探して、 こいつ を発見。 ジャケットに一目惚れしました。 中身がどんなにクソであれ、これで押し通すぞ! …と。 幻のテナー・サックス奏者カーメン・レギオの数少ないリーダー作で、今ではフリー・ジャズの名ベーシストとして知られているヘンリー・グライムスが参加している貴重盤っすか。 レッギオだったり、レギオだったり、名前の表記すら揺れているんっすが、幻のテナー・サックス奏者の数少ないリーダー作 。 いいっすよね。 こういうのこそ間違いなく、誰も聞かない幻のテナー・サックス奏者なんかを聞いちゃってる僕、カッケぇ! …出来ますよね。 ちなみにこれ、カーメン・レッギオだか、レギオだかの 『ジャズ・アンリミテッド』 というアルバムなのかと思ったら、そうではなく、ジャズ・アンリミテッドというレーベルから出ている 『ザ・カーメン・レッギオ・グループ』 という名前のアルバムっぽいんっすが、1961年録音で、シンプルなワンホーン・カルテット編成。 ハードバップなのか、ソウル系なのか、新主流派なのか、このジャケットからはまったく読み解くことが出来ないんっすが、聞けばわかると思うので、ということで、じゃ、聞いてみましょう。

 まずは1曲目、 「ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイクス」 。 歌物ナンバーの 「縁は異なもの」 かと思ったら、違うんっすな。 あっちは「ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイド」 っすもんね。 最後がメイドからメイクスに替わっちゃったのは、メイド好きの僕からすると、ちょっと残念なんっすが、こっちのメイクスのほうは作曲者として Maria Grever という名前がクレジットされています。 んーと、 これ ? 「1日に1つの違いが作るもの」 としてまた記録された、「1日に1つのDiff'renceが作ったもの」 は、元来スペイン語で、タイトル 「Cuando vuelva tu lado」(「私があなたの側に戻る時」) とその同じ年経由の Orquestaペドロによって記録された一番目によって1934年にマリアGrever、メキシコの作詩家によって書かれたポピュラー・ソングですっすかぁ。 これを見る限り、メイドもメイクスも同じ曲であるように読み解けるんっすが、んーと、 これ 。 僕の日頃の行い ( = エロいサイトばかり閲覧している) が悪いのか、真ん中あたりに 「無修正写真」 というエロい広告が表示されるのが気になるんっすが、こういうのは人を見て、その人の趣向に合わせて出てくるみたいっすからね。 が、これは恐らく、ブログ主である 「ジャズすきもの会長」 に誘因されたものなのではないかと思われ、で、えーと、What a Difference a Day Made という曲、What a Difference a Day Makes と現在形になることもあります。 あ、なるほど。 やっぱ、同じなんっすな。 で、聞いてみた結果、え? 「縁は異なもの」 って、こんな曲だったっけ? 今ひとつピンとこなかったんっすが、で、演奏のほうはアレっす。 うわ、古臭っ! ダサっ! 一応はハードバップの範疇に入るかと思われるんっすが、ちょっぴり中間派っぽい雰囲気が…。 ぶっちゃけ、都会派アーバンな僕の趣向にそぐわないんっすが、でも、中身がどんなにクソであれ、今日はこれで押し通すと決めちゃったし! で、レッギオくん、噂によると、どうやら白人らしいという話なんっすが、ソロに入るとテンポが速くなって、中間派っぽさが影を潜めて、なかなかゴキゲンなブロウをカマしてくれて、最初の印象ほど悪くはなくて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 2分03秒の、ほんのちょっとした小さなプチ小品でありました。

 で、次。 レッギオくんのオリジナルで、 「スイング・ウィズ・SML」 。 スモール、ミディアム、そしてラージにスイングする、そういったアレなんっすが、いや、もしかしたら 「SML」 は、サド、マゾ、レズビアンだったりするのかも知れませんけど。 多様性が求められる時代っすからね。 この中では鞭でしばく側も、しばかれて悶える側も、個人的にはまったく趣向にそぐわなかったりするんっすが、レズはいいっすよね。 コーフンします。 “百合” という言い方だと、もっとコーフンします。 由利徹は、ま、そんなでもないんっすが、で、これ、アップ・テンポのハード・バピッシュなナンバーで、テーマ部からも中間派っぽさが消えて、いい感じになってきました。 レッギオのソロはよく歌っているし、中盤以降はストップ・タイムが効果的に使われているし、背後で煽るレイ・モスカのタイコも熱いし、で、ジョン・バンチのピアノ・ソロも、なかなかバピッシュな仕上がりで、ファンタのフルーツパンチを飲みたくなります。 好きだったんっすよね、これ 。 ああ、また 「無修正写真」 が…。 ブログはこういう広告がウザくてたまらんのっすが、おお、この形のボトル、懐かしいっすな。 で、アップル、ピーチ、アプリコット、チェリーグァバと5つの果実のフレーバーと、ほどよい炭酸をミックスしたフルーツ感満載のフレーバー味がフルーツパンチでした。 え? そんな複雑な味やったん? 何か、パンチが効いたフルーツの味やな! …とか思って飲んでました。 書いているうちに、めっちゃ喉が渇いてきたんっすが、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「オーケイ・バグ」 。 レッギオくんのオリジナルなんっすが、ディープでアーシーで古典的な、コテコテのブルース。 個人的にこういうのは、どうも…。 ま、ソロに入ってしまえば、それなりに盛り上がったりするので、別にいいんっすが、レッギオくん、白人なんっすよね? ピアノのバンチくんもっすよね? 演奏を聞く限り、両者ともかなりドス黒くて、これなら黒人至上主義者からも受け入れて貰えそうなんっすが、で、バンチとレッギオが混ざって、バッギオくんと書きそうになってしまうんっすが、次。 「クラブ・シックス」 。 これはアレっす。 急速調の純正ビ・バップなナンバー。 というか、テーマ部もアドリブでやっちゃってる感じなんっすが、いやぁ、凄ぇぇぇ! アルバムの冒頭で、ぬるめの中間派をやってた人とは思えないような熱さなんっすが、ストップ・タイムを効果的に駆使したテナー・ソロに続いて、バンチくんのピアノ・ソロ、その後、ヘンリー・グライムスのウォーキング・ベースなソロがあって、で、最後は ts→ds→ts→ds の掛け合いで盛り上がって、アドリブ風なテーマに戻って、おしまい。 2分47秒という短時間にバップの神髄が凝縮された、そんなアレでありました。

 で、次。 「ロンサム・ロード」 。 作曲者として Nathaniel Shilkret という名前がクレジットされておりますが、ミディアム・テンポの歌物っぽい、グルーヴィな雰囲気の佳曲でありますな。 日本人ウケがよさそう。 テナー、ピアノと続くソロは、どちらもいい感じ。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 2分26秒の、なにげない小品でありました。 で、次。 「ウィル・ビー・スティル・ビー・マイン」 。 お馴染みのスタンダード・ナンバーで、ミディアム・ファストでスインギーな演奏が繰り広げられております。 テナー、ピアノ、再びテナーと続くソロは、どれもいい感じ。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ボディ・アンド・ソウル」 。 お馴染みのスタンダード・ナンバーで、極上のバラード・プレイを堪能することが出来ます。 レッギオくんのテナーはちょっぴりベン・ウェブスターが入っていて、むせび泣くムード・テナー風だったりするんっすが、この曲に関して言えば、それで正解かと。 で、むせび泣くと言えば、中学、高校、大学と駅伝で活躍した高松智美ムセンビ。 卒業後はあまり名前を聞かないなぁ。 …と思っていたら、高松智美ムセンビさんが結婚発表 名城大で大学女子駅伝優勝、お相手は箱根駅伝優勝メンバー 。 おお! 7/28(金) 22:55配信って、一昨日(おとつい)じゃん。 実にタイムリーなんっすが、ツイッターから改名した「X」を更新した高松さんは、うんぬん。 この、ツイッターから改名した「X」って、完全に失敗っすよね。 ま、僕はツイッターをやってないので、別にいいんっすが、「X」とか、バッドばつ丸の「×(ばつ)」じゃん…。 ま、それはそうと、次。 「CY’s チューン」 。 作曲者として Cy Levitan という名前がクレジットされておりますが、Cy Levitan が書いた曲だから、「CY’s チューン」 なんっすな。 「城南コベッツ」 並みに安易…。 そう言えば山下洋輔トリオの曲のタイトルも、けっこう適当だったりするんっすよね。 「グガン」 とか 「ミトコンドリア」 とか。 その2つしか思い出せないんっすが、後者は広島大学水畜産学部水産学科卒業の坂田明が知ってる生物学の用語を適当に付けたものだったり。 ま、「CY’s チューン」 は名前は安易でも、曲そのものの出来はよく、で、演奏の出来もよくて、よかったな♪ …と。

 んなことで、ラストっす。 「ブリング・オン・ザ・ブルース」 。 作曲者として Bernie Daly という名前がクレジットされておりますが、Bernie Daly が書いた曲だから、「バーニーズ・チューン」。 それは先にバーニー・ミラーに取られちゃったので、真面目に曲名を考えなければならなくなって、Bernie Daly くん、不憫…。 苦心の結果 「Bring On The Blues」 という名前に決まったんっすが、 「ブルースを引き起こしてください」 。 個人的にはブルースを引き起こすよりも、ブルマーを脱がすほうが、いいな♪ そんなふうに思ってしまうんっすが、ブルースを引き起こしてください…って、かなり特殊な性癖っすよね。 個人的にブルースはそんなに好きではないので、期待値も低めだったんっすが、その実、ブルースではなくてバラードだったので、よかったな♪ …と。 レッギオくんのプレイは 「身も心も」 の時よりもモダン寄りで、楽器の違いこそあれ、何となくアート・ペッパーっぽいな…と。 とまあそんなこんなで、僕の心が ぐっと引き起こされたとことで、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 幻のテナー奏者は、まったくの謎キャラだったんっすが、思いのほか正統派のビ・バッパーであったな…と。 ジャケ絵…というか、ジャケ文字最優先で、内神は度外視する覚悟だったんっすが、普通に楽しめる出来で、よかったな♪ …と。 そんな気がしないでもない1枚でありました。 ファンキーなのとか、ソウルなのとか、モーダルなのとか、フリーなのとかを想定していると、ん? …なんっすが、中間派臭さも1曲目だけで消えたので、王道ビ・バップ好きの人には、オススメ☆


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