SOUND SUGGESTIONS (ECM)

GEORGE ADAMS (1979/5)

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【パーソネル】

KENNY WHEELER (tp) GEORGE ADAMS (ts,vo) HEINZ SAUER (ts)
RICHARD BEIRACH (p) DAVE HOLLAND (b) JACK DEJOHNETTE (ds)
【収録曲】

(01-03) BABA / IMANI'S DANCE / STAY INFORMED
(04-05) GOT SOMETHIN' GOOD FOR YOU / A SPIRE
【解説】 ( 2023年08月06日更新 / 連載 1,545回 )

 東京へは、もう何度も行きましたね〜、なんちゃらら、なんちゃら、みやこ〜♪ そんな歌があったような気がするんっすが、「東京にまつわる歌」 というと、僕は山口を思い出します。 「山口にまつわる歌」 なら 「山口さんちのツトム君」 なんっすが、文句言うなぁぁぁ! あ、先走り過ぎました。 “山(やま)ツト” の歌詞は、みんな知ってる通り こういうアレ なんっすが、あ、これ、作詞作曲・みなみらんぼうなんっすな。 みなみらんぼうって、ただの乱暴者だとばかり思っていたんっすが、こんな音楽の才能があったとは、ちょっと意外。 で、僕が文句を言いたいのは、歌のいちばん最後のところ。 せっかくお土産にイチゴを持って来てあげたのに、 「ちょっぴり酸っぱい」 とか、文句言うなぁぁぁぁ! そんなこと言うなら、今度は 「マックスコーヒー」 持ってくるぞ! …と。 飲んだことはないんっすが、甘さマックスらしいっすからね。 (前略)たちまち元気になっちゃって〜、田舎(ちばらき)のお土産持って来た〜、買ったばかりのマッコー、ちょっぴり…どころじゃないレベルのゲロ甘(あま)やんけ! 甘くても文句言われるんけ! で、 “山(やま)ツト” 。 この、一見すると何気ない歌詞に、実は深い闇が隠されているらしいっすな。 よくある都市伝説なんっすが、 「山口さんちのツトム君」 でググると、サジェスト機能で “誘拐事件” とか、 “歌詞 意味” とか、 “歌詞 怖い” とか、 “原爆” とか、 “ユミちゃんの引っ越し” とか、いろいろ出てきます。 何せ、あの乱暴者のみなみらんぼうっすからね。 陰謀とか、ケンボーとかが隠されていたとしても、不思議ではありません。 ケンボーというのは 『トムとジェリー』 のペコスおじさんの例のアレなんっすが、ケンボー♪ 権謀術数渦巻く、恐ろしい世界っすよね。

 で、ツトム君誘拐事件。 えーと、 これ 。 「ユミちゃんの引越し」 の謎も解けたんっすが、あまり大した話ではありませんでしたな。 仕方がないので、「東京にまつわる歌」 というと、僕は山口を思い出します。 こっちに話を戻しますが、あれは今から何年前でしたか、山口県の秋芳洞へ遊びに行って、その近くで昼飯を食ったんっすが、その店のラジオから流れていたのが「東京にまつわる歌」 という特集。 とりあえず、長渕剛の 「とんぼ」 が流れていたのは覚えています。 死にたいくらいに憧れた 花の都 "大東京" 〜、薄っぺらのボストンバッグ、北へ北へ向かった〜♪ 薄っぺらのボストンバッグって、荷物、入らないじゃん…。 そう、思われるかも知れませんが、僕たちが学生だった頃、分厚い学生鞄は “ブタ鞄” と呼ばれて、ダサさの象徴でしたからね。 薄っぺらの学生鞄が不良の必須アイテムとして持て囃されておりました。 例の 昭和の不良 。 あ、ほら、このヤンキー男。 カバンは中身がなく、つぶれている。 中身がないなら、カバンの意味、ないじゃん…。 そう、思われるかも知れませんが、教科書やノートや筆箱をカバンに入れて持ち歩くのって、もしかして、勉強してる? …とか思われて、不良としては不本意っすからね。 それはスケバンとて同じでありまして、カバンはチョンバッグでお守りなどを多くぶら下げている。 中はマンガ本その他で教科書はなく、つぶれている。 この “チョンバッグ” というのが謎なんっすが、とりあえずカバンは潰れております。 恐らく、その流れでボストンバッグも潰して、ペラペラにしちゃったんでしょうが、何せ、長渕剛っすからね。 十分にあり得る話だと思います。

 ちなみにその時、秋芳洞の近くで何を食べたのかというと、河童そば。 山口には 瓦そば という名物があるらしく、食べてみたいな…と。 が、これは下関が発祥であるらしく、秋芳洞の近くには見当たらず、その代わりに、パチモンくさい 河童そば というのがあったので、食べて見ました。 結果、うーん…。 不味くはないんっすが、微妙…。 瓦そばというのは、こういうものなのか、あるいはパチモンの “河童そば” だったからアカンかったのか。 かわいそうに、本当の瓦そばを食べたことが無いんだな。 一週間後またここに来てください。 ”本物の瓦そば” をごちそうしますよ。 そんな 『美味しんぼ』 の山岡士郎な展開になるか、あるいは、一緒や! 瓦も、河童も! そう、喝破されるか。 真相は深い闇の中なんっすが、で、少し前に ここ で取り上げた INN THE PARK 福岡 。 ここに泊まって、行きか帰りに下関に寄って、 ”本物の瓦そば” でも食べてみようか…と、プランを練ってみたんっすが、めっちゃ酸っぱ! あ、5月の連休に福井のほうに行って、お土産に “練り梅” を買ったんっすが、想定以上に酸っぱくて、未だに消費しきれずにいたりします。 プランを練って…で、練り梅を思い出してしまったんっすが、同じく福井のお土産に買った うに豆 は、想定以上にウニ味で、個人的にはアレだったし。 お陰で快活CLUBの新メニュー 「厚切りポテト うに風味」 を注文する勇気がなかったりするんっすが、今日こそは 「うにポテ」 と思いつつ、 「スパイシー唐揚げ」 に逃げてしまうんっすよね。 ちなみにこの 「スパ唐」 は、想定以上にスパイシーというか、韓国っぽい(?)辛さだったりして、ま、それはそれで悪くはないんっすが、食後のソフトクリームは必須。 で、えーと、INN THE PARK 福岡、やっぱヤメにしようかと。 海の中道へは、もう何度も行きましたね〜♪ …で、今ひとつ新鮮味がないし、瓦そばも恐らく、河童そばに毛が生えた程度のような気がするし。

 で、東京。 冒頭の歌の正体が分かりました。 マイ・ペースの 『東京』 。 そのまんまのタイトルだったんっすな。 なんちゃらら、なんちゃらの部分も判明しました。 君の住む、美し都〜♪ もしくは、君が咲く、花の都〜♪ ま、確かに東京は美し都で、花の都かも知れないけど、桑名には 都饅頭 があるから! 花乃舎の都饅頭、略せば “花乃都” だから! ということで、行ってきましたぜ、東京。 事の発端は、某・日本下水道事業団の工事を受注してしまったことなんっすが、何となく名前だけは聞いたことがあったんっすけどね。 通称「下団(げだん)」。 この業界の人間なら、一度は 「下団仕様(げだんしよう)」 という言葉を聞いたことがあると思いますが、ググってもそれらしきものがヒットしないので、もしかしたら、うちの会社でしか通用しない符丁だったりするのかも? 日本下水道事業団の人たちも、 「下団(げだん)」 などという、下品な 段田男 みたいな略称は、お気に召さないのか、自らは 「JS」 を名乗っている模様っす。 女子小学生みたいで、いいじゃん♪ で、うちの営業担当者曰く、下団(げだん)改め、JSの工事を受注してしまった以上、東京へ挨拶に行かなければならんらしいんっすが、東京のJS(女子小学生)っすかぁ…。 何か、ツンツンしていて、可愛げがなさそう… ( ← 超偏見) 。 個人的には、純朴な田舎の女子小学生( ← 幻想)のほうが…。 試しに 「田舎の女子小学生」 で画像検索してみたら、おお、いいっ♪ 素晴らしい! ついでに 「都会の女子小学生」 で試してみたら、 おお、いいっ♪ どっちも素晴らしい! 『お姉さんは女子小学生に興味があります。』 という漫画が出て来てしまったので、思わず 9冊すべて 1-Click で今すぐ買う しちゃいました。 とりあえず、お試しに1巻だけ買ってみて、面白かったら続きを買うという発想はないんか? そう、思われるかも知れませんが、そういう発想は、ないっ! こういうのは勢いだし! まとめ買いして後悔したのって 『まいっちんぐマチコ先生』 と 『スーパーくいしん坊』 くらいだし! あ、 『りゅうおうのおしごと!』 もかも…。

 で、東京のJSへのご挨拶。 今回の工事はワケあって、某・メタ社(仮名)が全面的にサポートしてくれることになっているんっすが、とりあえずJSに強い人が担当者に電話して、都合のいい日を聞き出してくれることになりました。 名古屋のJSの人からも、打合せに来い! …と言われているし、関連する建設工事と機械工事とで定例会を行うので、それにも出席しろ! …と。 ちなみに僕は電気工事の現場代理人兼主任技術者という立場なんっすが、東京へのご挨拶は、名古屋での打合せが終わった後で、定例会 (8月2日) の前がいいな…と。 関係者各位のスケジュールを調整した結果、7月31日か 8月1日かの2択に絞られたんっすが、JSに強い人が担当者に電話して、都合のいい日を聞き出した結果、

  JS訪問の件、JS担当者の予定を以下に連絡させて頂きます。
  8月1日(火)は「課長が外出するかも…」なので、7月31日(月)15:00で
  予定しませんか?
  よろしくお願いいたします。

 おお、決まりましたか。 良きに計らえ! …で、どんどん勝手に話を進めてくれて、有り難い限りなんっすが、形式上、元請けの現場代理人 ( = さばクン) から東京のJSの担当者に電話して、正式なアポを取って欲しい…と。 エエぇぇぇぇぇ…。 シャイで、無口で、極度のコミュ障で、 電話が大の苦手な僕に、そんな無理難題を押し付けるかぁ? そんなの、現場代理人補佐見習いとかが、やればいいんじゃね? 心の中でそう思ったんっすが、無口なので、口に出して言うことが出来なくて、「 ・・・・・・ 。 」 と…、とりあえず明日、電話すればいっかぁ…。 今日はもう、時間も遅いし! ( ← 午後3時15分くらい) 銀行なら、もう終わってるし! で、翌日、ドキドキしながら、電話してみました。 「あ…、あのぉ、○○さんは、い…、いらっしゃいますでしょうか?」 いつもなら 「○○さんは、おみえですか?」というところなんっすが、この 「おみえですか?」 という言い方、どうやら名古屋弁? 三重弁? …であるらしく、 あ、確かに、くわにゃんの 三重弁動画 にも出て来ますな。 となると、東京人には通じない恐れが…。 「おみえですか? …って、三重県人かよ!」 そう、東京人に思われたりしても癪なので、頑張って標準語を使ってみたんっすが、で、担当の○○さんは、おみえだったかというと、 「○○は本日、在宅勤務になっております。」 おお、さすがは天下の下団(げだん)、改め JS。 小洒落た勤務形態だったりするんっすな。 自宅で寛いでいる、いや、頑張って仕事をしておられるのに、野暮用で電話するほど、僕も野暮ではないし、で、その日は金曜日だったんっすが、「あ…、げ…、月曜日は出て来られますか?」 「月曜日はお休みを頂いております。」 さすがは天下のJS。 小洒落た、以下略。 「か…、火曜日は?」 「出社の予定です。」 「じゃ、火曜日にまた電話させて頂きます。」 ふぅ〜。 とりあえずこれで、気が重い仕事 ( = 電話でアポを取る) を、先延ばしすることが出来ました。 とりあえず、今日の時点で、やれることはやったし!

 で、火曜日。 朝の9時過ぎにドキドキしながら電話してみたら、 「○○は、10時の出社になっております。」 「あ…、じゃ、また電話させて頂きます。」 ふぅ〜。 とりあえずこれで、気が重い仕事 ( = 電話でアポを取る) を、1時間ほど先延ばしすることが出来ました。 先延ばしにしたところで、いつかはやらなければならないんだから、嫌なことは早めに片付けたほうがいいんじゃ? そういう意見もあろうかと思いますが、ま、確かに理屈ではそうなんっすが、こういうのは理屈じゃないし! しかも今回は、相手の都合だし! で、1時間後にもう一度、電話してみました。 「○○は本日、在宅勤務になっております。」 ブッチーン。 「あの! 金曜日に電話したら、火曜日には出て来られるということだったんで、こうやって電話してるんっすけど!」 急に饒舌になる、元・無口なサバくん。 「あ、あの、急に決まって…。」 いくら天下のJSだからって、ちょっとフリーダム過ぎやしませんかね? とりあえず要件と、こっちの電話番号を伝えて、連絡を取って貰うことにしたんっすが、すると、昼前くらいに電話が掛かって来ました。 「あの、何か電話を頂いたみたいで。」 オッサンなのかと思ったら、妙に声が甲高い、若そうな兄ちゃんっぽい人だったんっすが、金曜日と今日の朝、電話に出た人に要件を使えて貰うようにお願いしたんっすが、「あ…あの、前にも要件を伝えさせて貰ったんですが、7月31日の15時に、ご挨拶と打合せにお伺いしたいんっすが…」 「え? あ? 決め打ちですか?」 えっ? はぁ? 「31日は他に予定が入っているんですけど。」 えっ? はぁ? 事前に、某・メタ社 (仮名) のJSに強い人が担当者に電話して、都合のいい日を聞き出してくれた結果、31日の15時に決定した筈なんっすが、「あ…、いや、事前にメタ社 (仮名)から都合のいい日をお聞きして、31日か、1日の昼からなら大丈夫だと。 1日は課長さんが見えないかも知れないので、31日ということに…」 「課長もいないと駄目なんですか?」 あ、いや、メールに 「課長が外出するかも…」 って書いてあったので、いないとアカンのかと。 たまたま近くに、別件で来ていた某・メタ社 (仮名)の人、ただしJSに強い人にあらず…がいたので、「あ…、あの例の東京への挨拶の件なんっすけど、やっぱ、課長もみえないと駄目なんっすか?」 と、こっそり聞いたところ、「いや、全然! 担当者さんさえいれば。」 「あ…、課長さんはいなくても、大丈夫です!」 「事前に日程の調整だとか、課長が不在だとか、そんな話、ぜんぜん聞いてないんですけど…。」 えっ? はぁ? とりあえず8月1日に変更出来ないか、こっちサイドで調整することにしたんっすが、で、某・メタ社 (仮名)の窓口になっている営業担当の人 (さばクンと同じ陽和中学校出身で、後輩らしい) に電話して、 「・・・・って、言われたんっすけど!」

 で、経緯を調べて貰った結果、JSに強い人は、担当者に直接予定を聞いたワケではなく、電話に出た人にスケジュールを調べて貰って、7月31日と8月1日は、午後からなら空いてるっぽい。 ただ、8月1日(火)は「課長が外出するかも…」 そういう情報を得ただけであることが判明しました。 実際にアポを取るのは元請の現場代理人( = さばクン) だしぃ。 そんな、軽いノリだったんでしょうな。 そうと分かっていれば、もっと違う攻め方も出来たのに! で、近くにいた、某・メタ社 (仮名)の人、ただしJSに強い人にあらず。 「担当者って、女性の方でしたか?」 「え? あ? 違うと思うけど…。」 勝手にオッサンだとばかり思い込んでいたんっすが、言われてみれば確かに、えらく声が甲高かったし、もしかしたら女の人だったのかも? 最初からそうだと分かっていれば、もっと違う攻め方も出来たのに! で、結局、8月1日の14時に東京へ挨拶と打合せに行くことになったんっすが、相手がどうやら女の人らしいと分かって、ドキドキ、超ドキドキ☆ 果たして、どんなドラマが待ち受けているのか、この話、後半へ続く。

 ということで、とりあえずジョージ・アダムスっす。 東京の話は曲解説の合間に適当に書く予定なので、どうでもいいジャズの話にも目を通して貰わなければなりませんが、ジョージ・アダムス。 このコーナー、初登場みたいっすな。 ちょっと意外。 ピアノのドン・プーレンと組んだ双頭カルテットのアルバムとか、相当…とは言わないまでも、そこそこ聞いていて、けっこう好きだったりするんっすが、ジャケ絵で2人分の顔を書かなければならなくて、面倒。 そんな、やむを得ない事情から敬遠されていたんでしょうな。 ということで今回は、プーレン抜きの単独リーダー作でいきたいと思います。 『サウンド・サジェスチョンズ』 。 いいっすよね、このジャケット。どこかの倉庫(?)の扉なのではないかと思われますが、なかなか洒落てます。 欲を言えば、斜めに2色にお洒落に塗り分けるのではなく、白一色にして頂ければもっとよかったんっすが、それだとそんなに洒落てなくね? そう、思われるかも知れませんが、世の中、見た目より、ジャケ絵を書くのが楽かどうかが最も重要なポイントっすからね。 ま、倉庫の前にジョージ・アダムスを立たせなかっただけでも有り難いんっすが、もしそんなデザインだったりしたら、このコーナーで取り上げる事はなかったのではなかろうかと。 で、このアルバムに関しては、 amazon のレビューが最も的を得ている? 的を射ている? …ような気がするんっすが、彼自身の名前で非常に不作のサクソフォン奏者。 このフランス人は何を言いたいのか、今ひとつよく分からんのっすが、

akaboshi14
★★★★☆ なんとも摩訶不思議な・・・

ECM、ジョージ・アダムス、これほどミスマッチなレーベルとアーティストも無いもんだと思って聴いてみたのですが・・・。アダムスはいつものアダムスで時にフリークトーン連発、「Got Somethin' Good For You」 では自身のダミ声ブルースボーカルまで披露しているというのに、アルバム全体の雰囲気は透明、静謐なECMのまさにそれ、という何とも不思議な作品です。リッチー・バイラーク、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネットのリズム隊もミスマッチのようでいてすんなりハマッているし、ケニー・ホィーラーtpも曲提供もして存在感アピール。アダムスにとってもECMにとっても異色ながら、やっぱり聴いておきたいアルバム。


 演奏を聞いてみたら確かにそんな感じだったんっすが、ということで、今日のところは以上っす。 で、東京の話。 JSの事務所はどこにかるのかと思ったら、御徒町。 その昔、僕が岐阜営業所にいたころ、粽森さん(仮名)が、この 「御徒町」 というところへ行くことになったんっすが、本名のほうは端午の節句に食べる和菓子で、じゃないほう。 アンコが入っているほうから餅を除外して、で、森を3分割することで察して頂ければと。 ちなみに 「粽」 は “ちまき” と読むんっすが、柏餅−餅+森を3分割さんがパソコンに表示された 「御徒町」 という文字を指さして、「これ、何て読むんやったっけ?」 僕はすぐに正解が分かったんっすが、簡単に答えを教えてしまっては、考える力が身につかないし、何より僕は無口なので、「 ・・・・・ 。」 誰も答えてくれないので、自力でしばらく考えていたんっすが、「あ、わかった!」 ポンと膝を叩いて、「 “ぽんとちょう” や!」 ま、気持ちは分かるんっすけどね。 “ぽ” はともかくとして、御徒町(おんとちょう)とは読めるし。 ちなみに「ぽんとちょう」 は東京都ではなく、京都。 漢字だと 「先斗町」 。 知らないと、まず読めないんっすが、御徒町(おかちまち)というのも難読っすよね。 誰がそんなふうに読むって決めたんや? 「おかしのまちおか」 の陰謀か?

 で、他人様の amazonレビューを数行コピペしだだけで済ませるのはさすがにアレなので、ちょっとだけ補足しておきますが、まずは1曲目、 「ババ」 。 トランペッターとして参加しているケニー・ホィーラーのオリジナルなんっすが、タイトルは 「ウンコ」 の意味っすかね? 関西ではウンコのことを「ババ」 と言うんっすよね。 汚いことを 「ばばちい」 というので、汚いウンコを 「ババ」 と呼ぶようになったのか、ウンコ = ババは汚いから、汚いことを 「ばばちい」 と呼ぶようになったのか。 いずれにしろ、馬場ふみか とか、可愛いのに 「ウンコ踏みか」 としか思えなくて、何とも可哀想なんっすが、これ 、いいっすよね。 本編の映画 『KUHANA!』 は正直、かなり微妙だったんっすが、で、えーと、「ババ」 。 この曲はアレっす。 全然ばばっちくなくて、むしろ、クリアな透明感に溢れております。 ジョージ・アダムスと言えば、白目を剥いて逝っちゃってる、ちょっと危ないオッサンというイメージしかなかったりするんっすが、ここでは知的でクールでスピリチュアルな、荘厳でモーダルで新主流派ライクなプレイを展開していて、いいじゃん♪ フロントにはアダムスとラッパのケニー・ホィーラーの他にもう一人、ヘインズ・サウア(?)とかいうテナー吹きの名前もクレジットされているんっすが、確かにテーマのハモリ・パートでは一部、3管っぽくなっているような? スローなテーマで、ミステリアスな世界が展開されていて、いいじゃん♪ で、ソロ先発は恐らくアダムス。 白目を剥かずに、目を閉じてブロウしているのではなかろうかと思われる、ちょっぴりウェイン・ショーターっぽい仕上がりだったりして、いいな♪ …っと。 で、その後、2管、もしくは3管がスピリチュアルに絡む合奏パートを挟んで、ラッパの人のソロにスイッチ。 ちょっぴりウディ・ショウっぽい感じ? いいと思います。 で、続いて、再びテナーのソロが出てくるんっすが、帰ってきたアダムスなのか、もうひとりの人なのかは不明。 普通にいい出来なので、別にどっちでもいいやぁ…と。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 12分58秒。 聞き応えのある、なかなかの大作でありました。

 で、次。 「イマニズ・ダンス」 。 アダムスのオリジナルなんっすが、今に? 居間に? いいマニ? マニ教の開祖っすよね、マニ(預言者)。 いずれにしろ、いずれかの踊りであるものと思われるんっすが、冒頭、かなりフリーで、嫌な予感が…。 が、その後、 ジャック・ディジョネットとデイブ・ホランドが出て来て暴れ始め、続いて2管、もしくは3管の絡みでテーマが演奏されます。 なかなかキャッチーなメロディの佳曲なんっすが、テンポが速くなったり、遅くなったり。 かなり複雑なテクスチャであるな…と。 で、ソロ先発はリッチー・バイラークのピアノ。 名前からして金持ちっぽいんっすが、そう言えば小学校の同級生に 「かねも」 というあだ名の奴がいましたな。 小島建設という土建屋の社長の息子だったんっすが、金持ちだったんでしょうな。 で、リッチーのピアノは知的でクリアな透明感に溢れていて、これぞECMって感じ? 何の略なのかは不明なんっすが、エロい中学生、マゾに走る? 出来れば変な方向には走らずに、純真なまま夏休みを過ごして欲しかったんっすが、いや、別にマゾが不純というワケではないんっすけど。 で、ソロ2番手はラッパのホィーラー。 で、続いてアダムスくん (多分)。 もう一人のテナー奏者は恐らく、ハモりパートの賑やかし要員ではないかと思われますが、で、最後にデイブ・ホランドのベース・ソロ。 いずれも各自の持ち味が十分に発揮されているな…と。 でもって、キャッチーなメロディのテーマに戻って、おしまい。 10分56秒。 なかなかの大作でありました。

 ぶっちゃけ、この2曲でもう、お腹いっぱいなんっすが、で、御徒町(ぽんとちょう)。 あ、柏木さんをディスっているワケではないんっすが、端午の節句のおやつは柏餅よりも、粽(ちまき)派だったり。 で、名古屋を出た頃はめっちゃいい天気だったのに、品川を過ぎた辺りから、豪雨&雷ピカピカ、ゴロゴロ、ドッカーン! …の、めっちゃ荒れた天気に。 同行者である弊社の営業担当者2名は 「傘、持ってないで!」 と、慌てておりましたな。 で、御徒町で降りて早速、買いに走っておりました。 用意周到な僕は折りたたみ傘を持っていたので、慌てず、騒がず、余裕綽々、泰然自若、青椒肉絲、杏仁豆腐。 が、歩いているうちに、何か歩きにくいな…と。 で、足元に目をやると、うわ! 通勤快足 (という名前の革靴) の底のゴムが剥がれて、べろーんってなってるやん! めっちゃ歩きにくいやん! ズリズリと、すり足みたいにすれば、前に進めないことはないんっすが、めっちゃ不自然だし、ぜんぜん “快足” ちゃうやん…。 とりあえず、えいっ! …と、ゴムを全部剥がしたら、べろーんとしなくなって、何とか急場は凌げそうなんっすが、まさか東京まで来て、キューバ危機に直面するとは…。 で、次。 「ステイ・インフォームド」 。 ヘインズ・サウア(?)のオリジナルなんっすが、ただのハモりパートの賑やかし要員だとばかり思っていたら、ちゃんと楽曲まで提供していたんっすな。 立派です。 これだけ立派なら、河童そばのパチモンの “立派そば” で生計を立てられるかも知れませんが、ま、曲そのものは、割とシンプルな作りではあるんっすけど。 で、演奏のほうは、まあまあかな? …と。 ぶっちゃけ、お腹いっぱいで、じっくり味わう余裕はありません。

 で、次。 「ゴット・サムシン・グッド・フォー・ユー」 。 アダムスのオリジナルなんっすが、これはアレっす。 自身のダミ声ブルースボーカルまで披露しているというのに…という、例のアレっす。 ぶっちゃけ、この曲だけ、全体から浮いちゃってる感じなんっすが、でもまあ、しょうがないっすよね。 本人が歌い始めてしまったら、もう、誰も彼(アダムス)を止めることは出来ません。 で、東京での挨拶兼初回打合せ。 “初回” ということは、2回目以降もあったりするのかも知れませんが、 わざわざ毎回、三重県から出向くというのもアレだし、東京へは、そう何度も行きたくねぇ♪ by マイ・ペース。 今後の打合せは東京在住の某・メタ社(仮名)の人だけで、いいよね? そんなお伺いを立てるのが主要な目的だったりしたんっすが、で、相手の担当者はやはり、女性の方でありました。 僕は勝手に、眼鏡を掛けたオタクっぽいキャラを想像していたんっすが、もっと普通にギャルっぽい感じ? うわ、可愛い…というか、(マスク姿は) めっちゃ美形じゃん…。 ただ、今ひとつ愛想がない感じだったりして、東京のJS(日本下水道事業団)って、やっぱりちょっとツンツンしていて、可愛げがないなぁ…と。 顔見知りらしい、某・メタ社(仮名)のオッサンとは、わりと親しそうに話してしたので、ただの人見知りなのかも知れませんが、ややノリの悪いファースト・コンタクトになってしまいました。

 んなことで、ラストっす。 「ア・スパイヤー」 。 そういえば、JS(日本下水道事業団)と書類のやりとりをするのに、 「JSインスパイア」 という独自のシステムを使わなければならなかったりするんっすが、そもそも、何で 「JS」 なんや? …と。 日本下水道事業団なら、普通に「NGJ」で、エエやん! …と。 ちょっと言いにくいんっすけどね、NGJ(えぬ・じー・じぇい)。 NGJ(ん・ぐ・じぇい)と読ませれば、それでいいような気もするんっすが、日本下水道事業団 (にほんげすいどうじぎょうだん、英:Japan Sewage Works Agency、略称:JS) は、日本下水道事業団法に基づいて設置されている地方共同法人。 Sewage(世話毛?) って、何や? えーと、sewageとは 。 あ、なるほど、炊事とかで出る生活排水のことなんっすな。 スイージ、センターク、ソウージ。 “生活3S” っすな。 ま、それはそうと、この 「ア・スパイヤー」 はというと、めっちゃ酸っぱいやぁ。 …というワケではなく、ちょっぴりビターでスイートなバラード。 そういうアレでありました。 オッサンが暑苦しく喚きまくった後なので、より一層、清涼感が身に染みますなぁ。 いいと思います。 とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 ECM、ジョージ・アダムス、これほどミスマッチなレーベルとアーティストも無いもんだと思って聴いてみたのですが・・・ (中略) アダムスにとってもECMにとっても異色ながら、やっぱり聴いておきたいアルバム。 そんな1枚でありました。


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