WISH (WARNER BROS.)

JOSHUA REDMAN (1993)

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【パーソネル】

JOSHUA REDMAN (ts) PAT METHENY (g) CHARLIE HADEN (b) BILLY HIGGINS (ds)
【収録曲】

(01-04) TURNAROUND / SOUL DANCE / MAKE SURE YOU'RE SURE / THE DESERVING MANY
(05-08) WE HAD A SISTER / MOOSE THE MOOCHE / TEARS IN HEAVEN / WHITTLIN'
(09-10) WISH / BLUES FOR PAT
【解説】 ( 2023年07月09日更新 / 連載 1,541回 )

 いや〜ん、ぐらんぴんぐぅ♪ …ということで、今日は 「ぐらんぴんぐグチコ先生」 について考えてみたいと思います。 元ネタは無論 「まいっちんぐマチコ先生」 なんっすが、いいっすよね、まいっちんぐマチコ。 何がいいって、韻を踏んでいるところが、たまらんっ♪ 僕の価値判断基準はその一点に尽きるんっすが、全部で8巻なんっすな。 えーい、全巻、買ったれー! 勢いでポチってしまったんっすが、第1巻の第1話を読んで、思いっきり後悔してしまいました。 小学生かよ…。 と言いたくなるようなレベルの低さでありまして、大人が読むようなものではありませんな。 大人ならやっぱり、 『週刊おとなの絵本』 だねっ♪ 僕が子供の頃、深夜に三重テレビでやっていたんっすよね。 金曜日の 『11PM』 が釣り特集とか、まったく期待にそぐわない内容だった場合、憤懣やるかたない思いで土曜の夜の 『おとなの絵本』 まで待たなければならなかったんっすが、で、マチコ先生。 小学生の頃、ハットリ君の家で読んだ漫画雑誌に 「けっこう仮面」 が掲載されていて、むさぼるように読んだ思い出があるんっすが、あのコーフンをマチコ先生にも期待していたんっすけどねぇ…。 で、「けっこう仮面」は、全部で5巻なんっすな。 えーい、全巻、買ったれー! 勢いでポチってしまったんっすが、とりあえず1巻を読んでみて、面白かったら続きを買う。 どうして、そういう買い方が出来ないんや? 「スーパーくいしん坊」 の時も、それで後悔してたやん! そう、思われるかも知れませんが、でもまあ、しょうがないじゃん。 冷静になって考えてみれば、それが得策であるのは分かるんっすが、買うときは完全に理性を失っちゃってるし。 ま、さすがに 「スパくい」 の時は自制心が働いて、3巻までにしておいたんっすが、それでも後悔しちゃったんっすよね。 で、「けっこう仮面」なんっすが、おお、以外とオモロイ♪ さすが、当時とっても成績優秀だったサバ少年がハマってしまっただけの事はありますが、ま、当時はエロい場面にコーフンしていただけなんっすが、こうして大人になって読み返してみると、腐っても永井豪。 なかなかストーリー展開も、イケてるぞ! …っと。

 第2話 「夏綿けい子先生ピンチの巻」 。 おお、タイトルだけでワクワクしてしまいますな。 これがもし 「挽肉先生ミンチの巻」 だったら、 ま、それはそれで、ちょっと面白そうなんっすが、夏綿けい子先生ピンチ! …っすぜ。 そもそも、夏綿けい子先生って、誰や? 第1話にはそんな先生は登場しなかったんっすが、第2話になって突然出て来て、「けっこう仮面」の正体は、 夏綿けい子 (なつわた・けいこ) 先生なんじゃね? そんなふうに疑われるという。 その根拠はというと、夏綿 (なつわた) は、夏綿 (かめん) とも読める。 けい子夏綿 (かめん)、けっこう仮面に似てる! おお、それは怪しい! が、逆に怪し過ぎて、違うパターンだと踏みました。 何せ、まだ第1巻の2話目っすからね。 ここで 「けっこう仮面」 の正体が判明してしまったら、とても5巻まで持つとは思えません。 恐らく、けい子夏綿 (かめん)先生を脱がせて、バシバシと鞭でしばいて拷問しているシーンに、 「わはははははは!」 と 「けっこう仮面」 が登場して、あ、違った! そういう展開になるのではなかろうかと。

 …と思ったら、けっこう仮面の容疑者をとらえました。 女子事務員 長嶋あけみ十八歳 かなり有力です。 おお、めっちゃ急展開。 起承転結の “転” の部でありますな。 果たして、この唐突なストーリーにどうやって “結(オチ)” を付けるのか、永井豪センセイの手腕に期待! …っすが、あけみちゃん十八歳、脱がされて、バシバシと鞭でしばかれて、拷問されて、うわぁぁぁ…。 僕は数ある性癖の中でも、SMと、パンストフェチと、メガネっ娘萌えだけは理解不能なので、こんなシーンではまったくコーフン出来ず、ただただ可哀想としか思えないんっすが、あけみちゃん十八歳を拷問したのは、けい子夏綿 (かめん)先生が 「けっこう仮面」 であることを白状させる為の罠であることが判明して、わなわな。 あまりに卑劣なやり口に、わなわなと怒りで震えてしまいますが、で、 けい子夏綿 (かめん)先生のスカートを脱がせて、パンツに手を掛けたところで、けっこう仮面、登場〜。 おおっ! 期待通りの展開♪ で、ウヌ〜〜ッ! またしても けっこう仮面の正体をあばけなかったか〜〜〜っ イーブックがもう一回やらせてくれたら かならずや正体をあばくのだが! もう やらせてくれんかな? めっちゃいいところで、次号に続く。 永井豪センセイ、ずっとこのパターンで最終回まで押し切るつもりっすか?

 キリが無いので、この話はこの辺でヤメておきますが、んなことで、ぐらんぴんぐグチコ先生 。 語呂が悪いっすな。 おまけにグチコ先生って、いつもグチグチと愚痴っていて、好きな食べ物は グチ 。 そんなキャラっぽくて、今ひとつ親近感が持てません。 キグチ、クログチ、シログチ、ニベ。 どれも不味そう…。 基本的に僕って、魚貝類の類いがあまり好きではなかったりしますからね。 もし、グチコ先生が 「サバくん、ニベの煮付け、食べる?」 とか言ってきたら、「いや、いらないっす。」 と、にべもなくお断りすることになろうかと思いますが、この 「にべもなく」 という言葉、グチの仲間の 「ニベ」 という魚から来ているんっすな。 いや、今ふと思いついただけで、たぶん違うと思うんっすが、鰾膠も無い / にべもない 。 うわ。 違わへんやん! 合ってるやん! ニベの浮き袋は粘り気が強く、接着剤の原料として使用され、「膠(にかわ)」や「にべにかわ」と呼ばれた。 そんな生臭そうなものに、あまり粘着されたくありませんが、で、グチコ先生。 マチコに合わせてグチコと命名したんっすが、 「ぐらんぴんぐ」 と韻を踏ませるなら、ぐらんぴんぐグラコ先生のほうがよかったかも? そんな気もしてきました。 いつもグラグラしていて、僕が支えてやらなきゃ! そんな庇護欲 (ひごよく) を掻き立てられるし、好きな食べ物はグラタンコロッケ。 うん、グラコ先生のほうがよさそう♪ 美味しいんっすもんね、グラコロ。 ちなみにマチコ先生は、誰もが一度は聞いたことがある 「まいっちんぐ!」 というセリフでブームを作り、アニメ化や映画化もされた、まいっちんぐマチコ先生が電子書籍で完全復活!私立あらま学園の女性教師である麻衣マチコが、生徒からのセクハラに「まいっちんぐ!」で立ち向かう。好物はカレーうどん。ちなみにタラコが嫌い・・。 そんなキャラらしいんっすが、おお! 好物はカレーうどん。 美味しいっすよね。 セルフうどんの店に行って、注文待ちの列に並びながら 「かけ」 にしようか、「ざる」 にしようか、「ぶっかけ」 にしようか迷っていて、前の奴が 「カレーうどん」 を注文したりすると、あ、その手があったか! …と、思わず自分もカレーうどんを頼んでしまうくらい、ソソられるものがあります。 で、ちなみにタラコが嫌い・・。 おお、僕もタラコ、嫌いっす! マチコ先生、さすがっす! 僕、タラコ先生はやめて、マチコ先生に着いていくっす!

 ちなみに 『ちびまる子ちゃん』 の まる子役で知られる声優の TARAKO って、『まいっちんぐマチコ先生』 にも出演していたんっすな。 んーと、ここ 参照。 「マチコ先生 タラコ」 でググった結果、発覚したんっすが、1981年のマチコ先生 では 無名1982年のマチコ先生 では 無名 を演じております。 もう、マチコ先生には出演していなかったことにしても、まったく問題がないレベルなんっすが、 TARAKO (たらこ、1960年12月17日 - )は、日本の声優、ナレーター、女優、シンガーソングライター、脚本家、エッセイスト。 小学2-3年生の時から音楽部に所属して、タテ笛をしていた。 おお、凄ぇぇぇ! 根はミュージシャンだったんっすな。 が、小学4年生の時に町内のカラオケ大会で桜田淳子の歌を歌ったが、落選。 あ、歌は微妙だったんっすな。 で、声優デビューは1981年、テレビアニメ 『うる星やつら』で演じた幼稚園児役。 その後が、マチコ先生の無名役ということになりますか。 記念すべきデビュー作なら、出演していなかったことには出来ないところだったんっすが、2作目なら、ま、いっかぁ…と。 ぶっちゃけ、原作の漫画は今ひとつだったんっすが、アニメの出来はどうだったんっすかね? とりあえず 第1話 は無料で見られるみたいなんっすが、何か主題歌、普通にいいっすな。 普通にエロいし。 漫画のほうは露出の度合いが微妙だったんっすが、アニメのほうはイケそうだらぁ♪ イケるかも知れない。 そんな期待感を三河弁で表現してみたんっすが、ちょっとスケソウダラっぽくて、いいかな? …と。 で、第1話を視聴した結果、残りの94話分、まとめてポチってしまいそうになったんっすが、理性がそれを押しとどめてくれました。 あ、見放題対象動画じゃん。 危ない危ない。 月額1,100円(税込)なら、ぜんぜんアリっすよね。 ということで、会員登録、ポチっ♪ さ、これで今日から、まいっちんぐ三昧♪

 で、いや〜ん、ぐらんぴんぐぅ♪ で、あ、( 前回 までの粗筋) 神戸の “atoa” というところに行った。 で、残すところは ここ 。 なかなかいい温泉だったんっすが、特に書くことはなく、とまあそんなことで、 神戸の話はおしまい。 で、次はいつ、どこへ行こうかと思案しているところなんっすが、7月に予定されていた塩サバ物産株式会社(仮名)の創立なんたら周年記念慰安旅行は、ポシャった模様であります。 行き先が金沢とか能登とかで、さほど楽しみではなかったし、積立金(?)だかが返金されるみたいなので、むしろ中止になってよかったな♪ …と。 7月10日(月)に、夏のボーナスと一緒に振り込まれるか、あるいは返金分だけ現金で給付されるかする模様なんっすが、ただでさえ憂鬱な月曜日に7月10日 (納豆の日) が重なって、納豆嫌いな僕は、この上なくブルーなマンデイを迎えることになるところだったんっすが、お陰で月曜日が待ち遠しい♪ ちなみに7月10日は 「潤滑油の日」 でもあるんっすが、「OIL」(オイル)を反転させると 「710」 に見えることから。 おお、なるほど。 反転というか、180度回転というか。 いいっすよね、オイル。 何がいいって、オイらない、オイります、オイるとき、オイれば、オイろ。 五段活用するところがいいっす。 別に五段活用しなくても、上(かみ)一段活用でも、下(しも)一段活用でも、カ行変格(へんかく)活用でも、サ行変格(へんかく)活用でも、どれも同じくらい、順位を付けられないくらいよかったりするんっすが、 ぼくたちの五段活用 。 何じゃこりゃ? なーに、他人様 (ひとさま) から受信料をふんだくっておいて、よく分からんポエム、書いてるんじゃ? シンキチくんの友達(?)、彼女(?) 、辛気くせぇ…。 これならまだ、シンキチくんよりもシーチキンくんのほうが、おにぎりやサンドイッチの具になりそうなんっすが、いや、悪いのはシンキチくんではないんっすけど。 ちなみに 「辛気くさい」 は 「からけ(?)くさい」 じゃなくて、「しんきくさい」 と読むんっすが、 辛気くさい 。 障壁の存在などにより事が思うように運ばず、焦れているさま、または重苦しい心持ちでいるさま。 雰囲気や表情などについて言う場合が多い。 あ、そういう意味なんっすか。 陰気臭くて、ウゼぇ。 そういう意味だと思い込んでいました。 辛気(しんき)と陰気(いんき)って、信金 ( ← 信用金庫の略)と、インキン( ← 股が痒くなる皮膚病) が違うのと同じくらい、違うんっすな。 またひとつ、賢くなりました。

 で、今度はどこに泊まろうか。 いろいろと宿泊施設を当たっているんっすが、最近、わりとよく目にするようになったのが 「グランピング」 というヤツ。 いや〜ん、ぐらんぴんぐぅ♪ いや、別に嫌ではないんっすが、何ていうか、立派で大きな常設テントみたいなヤツの中にベッドが置いてあって、そこでお泊まりするんっすよね。 よく分からんのっすが、グランド・キャンピングの略だったりするとか? んーと、 グランピングについて知る 。 これはグラマラス (魅惑的な) とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した 「良い所取りの自然体験」 に与えられた名称です。 あ、グラマラスなんっすな。 個人的にはグラマーというか、ちょいぽちゃ & ブサカワ というのが、どストライクだったりするんっすが、で、グラマー = 乳がデカい。 そういう意味だと思っていたんっすが、違うんっすな。 魅惑的な。 ということは、貧乳フェチにとっては、貧乳こそがグラマー (魅惑的) 。 そういう論調も成り立つワケなんっすが、で、いろいろと探していて、気になるところを発見しました。 ここ っす。

 いいっすよね、海の中道。 何がいいって、ちょっとだけ名前が 速水もこみち に似ているところが、たまらんっ♪ 韻を踏んでる以外にそういう価値観があったことに、自分でもちょっと驚いているんっすが、ま、ある意味、韻を踏んでいるとも言えるんっすけど。 かねてから一度、ルイガンズ に泊まってみたいと思っていたんっすが、INN THE PARK 福岡 のほうが、よりグラマラス (魅惑的) なような? 球体テントと、キャビンと、テラス・ハウスと、持ち込みキャンプサイトがあって、球体のヤツが超キュートなんっすが、お値段のほうもそれなりだったり。 キャビン ならなんとかなりそうなんっすが、これ、めっちゃエエやん♪ 海が目の前過ぎぃ! …で、ちょっぴり身の危険を感じてしまいそうなんっすが、球体テントのほうは恐らく、中に入ってしまうと、ただの丸いテントだったりして、外から愛でるほうがキュートなような? で、ここ、銭湯風のお風呂 もあるし、食事は こんな感じ みたいだし、いいじゃん♪ バーベキューはみんなでやると楽しいんっすが、お一人様だと、ちょっぴり空しくて寂しい気がしないでもなくて、そこがグランピングを利用する上でのネックだったんっすが、ご夕食は季節ごとの地場産品を使い、フランス料理をベースにしたローカルガストロノミーをご用意しております。 そういうプランもあるみたいで、いいじゃん♪ ローカルガストロノミーというのが今ひとつよく分からんのっすが、福岡のローカルフード = 明太子と、かすとり焼酎のみ。 そういうワケではなさそうなので、大丈夫かと。 マチコ先生と同じく、タラコが嫌い・・なので、それだとちょっと、まいっちんぐ・・なんっすよね。 シェフの 葭谷真輝(よしや まさき)くん、国内の星付きレストランやホテルで修行後、2012年渡仏。 パリ6区 "Le petit verdot" にてスーシェフとして研鑽。 この 「スーシェフ」 というのがよく分からんのっすが、キャンディーズは断然、スーちゃん派だったので、これは期待。 あの鳥羽周作シェフに勝るとも劣らない実力の持ち主であると言えるのではなかろうかと。 レストランが本気で考えた鮭定食 。 定食のメイン「銀鮭」は、皮目のパリッパリな食感が特徴。 鮭の皮、苦手なんじゃぁぁぁ。 余計なこと考えるな、鳥羽 (敬称略) 。 隠岐へ流すぞ!

 で、あと、 こんな施設 も。 施設を取り巻く環境や季節に基づいて選ばれたレコードをプレーヤーとともに持ち出し、好きな場所で楽しめるポータブルレコードサービスや、様々なサウンドワークショップで完成した成果物をレコードに記録して持ち帰れるサービスなども提供する。 おお、凄ぇぇぇぇぇ! 持ち運べるレコードプレイヤーって、こんなヤツ っすかね? 夜の海を眺めながら、カクテル片手に 「オバQ音頭」 のソノシートを流せば、気分は最高っ♪ あ、写真を見る限りチャーリー・パーカーのレコードがあったりするみたいなので、そういうのを聞きたい人は、ま、好きにすれば? …としか。 とりあえず9月某日を押さえてみたんっ酢が、今からワクワクが止まらねぇ♪ とまあそんなことで、さ、「けっこう仮面」 の続き、読もうっと☆

 ということで、今日はジョシュア・レッドマンっす。 前回90年代にニコラス・ペイトンやステフォン・ハリスのグループで活躍、ポスト・ブランフォード・マルサリスの一番手として注目されたティム・ウォーフィールド。決して派手なプレイヤーではありませんが、確かな実力と説得力のあるプレイはジョシュア・レッドマン以上との声も挙がっています。 そういうアレを書いたんっすが、確かな実力と説得力のあるプレイはティム・ウォーフィールド以下との声も挙がっています。 そんなふうに言われてしまって、黙っているワケにはいかないっすよね、ジョシュア・レッドマン。 個人的には好きなんっすけどね。 上州屋 冷凍饅頭 大特価。 そんな俳句を詠めたりするところが。 上州屋 で何故、冷凍饅頭が? 冷凍オキアミなら、ともかく。 そんな疑問を払拭することは出来ませんが、で、個人的に好きなのは名前だけで、演奏を聞いたことはないので、その実力の程はサダカでないんっすが、えーと、ジョシュア・レッドマン (Joshua Redman, 1969年2月1日 - ) は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、サックス奏者、作曲家。 カリフォルニア州バークレーで生まれ、同じくジャズ・サックス奏者のデューイ・レッドマンを父に持つ。 おお、僕よりひとつ年下なんっすな。 若造じゃん! で、乳は…、いや、父はデューイ・レッドマン。 ああ、また新たなテナー奏者が…。 とりあえず入手して聞いてみて、よかったら次回に取り上げる流れになるのではないかと思われますが、で、息子のほう。 ハーバード大学では社会学を専攻し、卒業後の1991年にはイェール・ロー・スクールで学び始めたが、同年ニューヨークへ移り、セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・コンペティションで優勝。それをきっかけにワーナー・ブラザース・レコードとの契約を得てプロ・デビューを果たすが、デューイは当初、息子がミュージシャンになることに反対したという。 ま、ジャズで飯は食えませんからね。 タラコなら飯は食えるんっすけど。 いや、僕は嫌いなんっすけど。 で、2作目のアルバム 『WISH』(1993年)では、父デューイゆかりのミュージシャンであるパット・メセニー、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンスをサイドに迎え、注目を集めた。 それが今日 取り上げるコレなんっすが、個人的にはピアノ抜きのギター入りという編成がちょっと…。 でもまあ、パット・メセニーなら、「パッ!とさいでりあ」 よりは、ぱっとしているかも知れないし、ま、所詮はティム・ウォーフィールド以下みたいだし、お気楽に聞いてみることにしましょうかぁ。

 ということで、1曲目、 「ターンアラウンド」 。 何かめっちゃオーソドックスな、正統派のハード・バップ(?)といった 感じの作風なんっすが、これ、オーネット・コールマンのオリジナルなんっすな。 ちょっと意外。 どのアルバムに入っているのかと思ったら、これ『明日が問題だ』 。 日曜日の午後はいつもそんな気分なんっすが、明日はボーナスが入るので無問題。 で、 「ターンアラウンド」 。 個人的にはアラウンドよりも、皿うどんのほうが好きなんっすが (中略) 何かえらく、まともな仕上がりでありますな。 ハード・バピッシュで、微かにファンキーな香りさえ…。 こんなの、オーネットじゃない! そう、言いたくなってしまいますが、うんぬん。 そんなふうに書かれております。 そうなんっすよね。 で、ここでのジョシュアのプレイも極めてオーソドックスなものとなっておりまして、テナーとギターのユニゾンでテーマが演奏されて、で、ソロ先発は  レッドマン。 この部分、ピアノレスでギター入りなところが個人的にはちょっとアレなんっすが、フレージングそのものはケレン味がなくて、いいと思います。 続くパットのギター・ソロはちょっぴり小難しくてアレなんっすが、で、続いてチャリ・ヘイくんのベースのピチカート・ソロ。 地味の極みっす。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 分かりやすいのはよかったんっすが、ぶっちゃけ、今ひとつインパクトがなかったかな? …と。

 で、次。 「ソウル・ダンス」 。 ジョシュアくんのオリジナルなんっすが、哀愁味を帯びた、いかにも日本人好みの曲調だったりして、イケるやん♪ 演奏のほうは冒頭からパットのギターが張り切っているんっすが、それが、ちょっぴりラテンな曲調とマッチしていて、やるやん! ビリー・ヒギンズのブラシワークも絶妙で、さすがやん! …だし、で、ソロの先陣を切るのはレッドマン。 ジョシュアと呼んだり、レッドマン呼ばわりしたりで、統一性がないんっすが、「アルプスの佐村河内守」 でも、最初は「守(まもる)」呼ばわりだったのが、途中から 「ゴウチ」 になってるし、最後にまた「守(まもる)」 に戻ってるし、ま、いっかぁ…と。 で、このジョシュアのソロが何とも言えず、いい出来だったりするんっすが、もう、西城不出来 (さいじょう・ふでき) も真っ青。 ま、西城秀樹の不出来バージョンには勝って当然なのかも知れませんが、溢れ出すイマジネーションと、淀みのないフレージングは相撲甚句(すもうじんく)を彷彿させて、圧巻。 ロリンズでも、コルトレーンでも、ブランフォード・マルサリスでも、ティム・ウォーフィールドでもなく、確かな個性を感じさせて、で、続くパットのギター・ソロも、ま、いっかぁ…と。 とまあそんなこんなで、グラマラス (魅惑的) なテーマに戻って、おしまい。 2曲目にして、目覚めましたな、こりゃ。

 で、次。 「メイク・シュア・ユア・シュア」 はスティービー・ワンダーのオリジナル。 こういう楽曲を持ってくるところが、いかにも最近の若者なんっすが、んーと、元歌は これ っすか。 いや、いいっすな、これ。 魂のソウルが感じられますよね。 で、これをインストでジャズ化したジョシュアのバージョンも見事な出来だったりするんっすが、若造とは思えない、人生の深みを感じさせる深田恭子 (フカキョン)。 そんな感じの名バラードに仕上がっております。 パットのギターも、心のハートが感じられて、絶妙。 いやあ、いいじゃん♪ ということで、次。 ジョシュアのオリジナルで、 「ザ・デザーヴィング・メニー」 「ザ・値している多く」 っすか。 意味はよく分からんのっすが、キャッチーなメロディを持った、なかなかの佳曲。 この人、作曲のセンスも非凡なものがありますよね。 もしかして、佐村河内守 (ゴウチ) を超えた? テナーとギターの絡みでテーマが演奏された後、そのままテナーのソロへと流れていくんっすが、自然な感じがナチュラルで、いいと思います。 続くギターのソロは自然薯な感じがジャパニーズ・ヤムで、悪くないと思います。 自然薯 。 山芋だから “yam” なんっすかね? 里芋だったら “sat” とか? えーと、 taro 。 マジっすか? それ、タロイモちゃうんけ? というか、里芋って、タロイモやったんけ! ま、それはともかく、演奏のほうはその後、テナーとギターの絡みで大いに盛り上がって、最後にタイコのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 よかった。 そう、評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 「ウィ・ハッド・ア・シスター」 。 パット・メセニーが書いた穏やかなバラードっす。 ちょっぴりウェイン・ショーターっぽいミステリアスな雰囲気で、いいと思います。 ソロ先発は作曲者のメセニー。 いいと思います。 続くジョシュアのソロも悪くないと思います。 で、テーマに戻って、おしまい。 終盤の追い込みモードに入った模様でありますが、次。 「ムース・ザ・ムーチェ」 。 ここでパーカー・ナンバーを持ってくるとは、ちょっと意外な感じでありますが、テナー盤の 「ムス・ムチェ」 も、これはこれで、まあ…。 ピアノレスなのが、個人的には悪いほうに出ているような気がするんっすが、で、ギターの人もお休みっすかね? トリオによるハードなブロウが堪能出来るゾ…っと。 で、次。 「ティアーズ・イン・ヘブン」 。 エリック・クランプトンのナンバーなんっすな。 こういう楽曲を持ってくるところが、いかにも最近の若者なんっすが、んーと、元歌は これ っすか。 いや、いいっすな、これ。 魂のソウルが感じられますよね。 で、これをインストでジャズ化したジョシュアのバージョンも見事な出来だったりするんっすが、若造とは思えない、人生の深みを感じさせるフカキョン…は、もういいっすよね。 で、次。 「ウィットリン」 。 正しい発音は不明なんっすが、パット・メセニーが書いたメロディアスな佳曲。 この人も作曲のセンス、ありますよね。 もしかして、小林亜星 (アセイ) を超えた? 所詮は パッ!とさいでりあ の一発屋っすからね。 E電(イーでん) という隠し球もあるんっすが、隠れていて前面には出てこないし。 で、演奏のほうは、ギターとテナーの絡みでテーマを演奏 → テナーのソロ → ギターのソロ → テーマに戻る…というオーソドックスな流れで、いやぁ、よかったっす。

 で、次。 ここまで8曲はスタジオ録音だったんっすが、残る2曲はヴィレッジ・ヴァンガードに出演した際のライヴ録音になります。 意図がやや不明なんっすが、ま、いいじゃん。 で、アルバム・タイトル曲の 「ウィッシュ」 。 ジョシュアくんのオリジナル。 バラードなんっすが、ライブ特有の寛いだ雰囲気が、イェ〜♪ たまらんっ! テナーのソロも悪くないんっすが、ここまで、そんなにいいとは思わなかったパットのソロもムード満点で、イェ〜♪ たまらんっ! やっぱ、生 (ナマ) はいいな♪ …っと。 で、ラストっす。 「ブルース・フォー・パット」 。 チャーリー・ヘイデンが素敵な仲間であるパット・メセニーの為に、その場で即興で、適当に作ってみました。 そんな感じのラフなブルースなんっすが、生(ナマ)だと、こういうのでもいい雰囲気に仕上がっちゃうんっすな。 特に、素敵な仲間からイカす曲を贈呈されたパットくんが、ノリノリ♪ アイデアが尽きないゴキゲンなプレイを延々とカマしてくれていて、けだし圧巻。 続いて作曲者の地味なベース・ソロがフィーチャーされて、ざわついた空気を落ち着かせてくれて、が、終盤、オスカー・ペティフォードの何とかという有名な曲のフレーズを引用して、それなりの “見せ場” を演出して、えーと、 これ 。 あ、そうそう、「ブルース・イン・ザ・クローゼット」。 あるとき、オスカーの演奏中に客席がとても騒がしかったことがある。オスカーは演奏をやめ、「俺はこの曲 (一説には「Stardust」だったとも言われている) を弾くために3ヵ月もかけて練習したんだ。それなのにお前たちときたら3分間静かに聴くことすらできないのか」と言い放ったという。 うわ、ウザっ。 気持ちは分からんでもないんっすが、でも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」 って言うじゃん! ( ← 関係ない。) 「桃栗三年、柿八年」 とも言うじゃん! ( ← もっと関係ない。) 柿って桃の足元にも及ばないくらい、大して美味くもないのに、なーに、収穫するまで桃の2.67倍も掛かってるんじゃぁぁぁぁぁ! ( ← ブチ切れ。) …と、解説者が冷静さを失っている中、演奏のほうは淡々と続いているんっすが、その後、ジョシュアが出て来て、こんにちは。 坊っちゃん、一緒にテナー・ソロ♪ いや、一人で吹けよ! ま、ソロと言っても、ちゃんと伴奏の人は付き合ってくれていたりするんっすが、ジョシュアくん、バックに煽られて激しいブロウをカマしてくれて、途中、ロリンズの 「セント・トーマス」 らしき一節を引用するなど、余裕も見せてくれて、でもって、シンプルなテーマに戻って、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 個人的にはティム・ウォーフィールドより、ぜんぜんよかったな♪ …と。 親父に縁(ゆかり)の深いオーネット・コールマンの曲、パーカーの曲、本人とパット・メセニーのオリジナル、それにポップ・チューンのカバー。 バラエティに富んだ選曲も抜群っす。 ジョシュアくん本人のプレイは思ってたよりもずっと “主流派” で、保守派な僕でも受け入れることが出来たし、パットもまあまあ、パットしていたし、で、息子がこんなに頑張ったんだから、来週の親父にも、期待☆


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