MOMENTUM (DEMI SOUND RECORDS)

MYRON WALDEN (2009)

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【パーソネル】

DARREN BARRETT (tp) MYRON WALDEN (ts)
  DAVID BRYANT (el-p) YASUSHI NAKAMURA (b) KENDRICK SCOTT (ds)
【収録曲】

(01-04) OF THREE WORLDS / THE ROAD AHEAD / PULSE / VISION OF A VISIONARY
(05-08) MILES / WHEN TIME STOOD STILL / WHAT GOES UP MUST COME DOWN / LONGING
(09-12) LIKE A FLOWER SEEKING THE SUN / MEMORIES / CARNAGE / WHEN TIME STOOD STILL

【解説】 ( 2023年08月27日更新 / 連載 1,548回 )

 妙高、妙高、ミョコミョコ、妙高〜、赤倉妙高〜、妙高、妙高、ミョコミョコ、妙高〜、赤倉妙高〜♪ …ということで、この9月、妙高・赤倉へ遊びに行こうかと。 あ、今のは 尊師マーチ(選挙バージョン) の節で歌って頂きたいんっすが、僕はこの歌に関して、大きな勘違いをしておりました。 「尊師マーチ(選挙バージョン)」と書いたように、もともと 「尊師マーチ」 という歌があって、それを選挙用に改編したのが (選挙バージョン)、別名 「麻原彰晃マーチ」 である。 そのように解釈していたんっすが、違うんっすな。 もともと、選挙用に「麻原彰晃マーチ」が作られて、それが後に改編されて 「尊師マーチ」 になった。 そういう時系列なんだそうっす。 何故、改編されたのかというと、 歌詞 。 元々が選挙運動用なので、覚えて貰う為に、彰晃、彰晃、しょこしょこ、彰晃、麻原彰晃〜♪ …と、名前を連呼する形になっているんっすが、真理の御魂・最聖であらせられる麻原彰晃尊師を 「ショーコー、ショーコー」 と呼び捨てにするのは、如何なものか? そう、信者が考えて、新たに 「尊師マーチ」 が作られたんだとか。 作詞・作曲:真理の御魂 最聖 麻原彰晃尊師。 自分で自分を呼び捨てにしてるんだから、別にいいじゃん。 部外者からすると、そんな気がしないでもないんっすが、信者からすると、そうも言ってられないんでしょうな。 ちなみにこれ、作詞は麻原彰晃尊師本人で間違いないみたいなんっすが、作曲のほうは 石井紳一郎 というゴーストライターがいた模様。 何や、彰晃クン、佐村河内守と変わらへんやん…。 新垣隆(にいがき・たかし)は佐村河内守を守る気はまったく無く、自らがゴーストライターであることをバラしちゃいましたが、石井紳一郎、ホーリーネームはウルヴェーラ・カッサパ、旧姓は 「鎌田」 は、麻原彰晃との間に3人の女児を出産し未婚の母であった石井久子が1995年9月6日に逮捕されると、翌日付で鎌田と結婚し、石井の子供たちが保護者不在となる事態を避けた。 おお、立派じゃん。 麻原彰晃の娘って、アーチャリー? どこかで見た大学の部活動の勧誘ポスターに 「アーチェリー部へ入ろう! 麻原彰晃の娘? それはアーチャリー」 というのがあったのは、今でも鮮明に覚えているんっすが、えーと、松本麗華麻原彰晃(松本智津夫)と知子の三女として生まれる。 あ、アーチャリーは石井久子の子ではないんっすな。 麻原との子供は京都に…オウム女帝・石井久子の出所後人生 。 国会図書館へ行けば何らかの情報が得られそうなんっすが、シリーズ名 「特ダネ」ワイド 新しいドラマの始まり。 また、いかがわしいネタばっかり…。 スクープ!谷選手が陥落したヤワラちゃんの猛攻。 うわ。 それ、めっちゃ知りたくねぇ…。

 で、「麻原彰晃マーチ」 。 先ほどの歌詞を紹介したページには 「新・麻原彰晃マーチ」 なんてのもありますな。 “旧版” では、中野の彰晃、杉並の彰晃、消費税廃止だ〜♪ 選挙区の住民に政策を訴える内容だったのが、 “新版” では、僕らの彰晃、お兄ちゃんの彰晃、お姉ちゃんの彰晃♪ 何故か、フレンドリーさをアピールする路線に転じております。 法事の席で焼香をする度に、頭の中に 「しょうこう、しょうこう」 という歌が流れてしまうんっすが、今後は 「お兄ちゃんの焼香、お姉ちゃんの焼香」 になっちゃいそう。 で、「尊師マーチ」 。 彰晃、彰晃、しょこしょこ、彰晃、麻原彰晃〜♪ …と、名前を呼び捨てすることに抵抗を覚える信者の心理から、尊師、尊師、尊師尊師、尊師、麻原尊師〜♪ そのように歌詞が改編されたんっすが、日本の尊師、世界の尊師、地球の尊師♪ また、大きく出ましたな。 中野の彰晃、杉並の彰晃から、大出世。 もし、これが作詞:真理の御魂 最聖 麻原彰晃尊師であるとするなら、もうちょっと謙虚になろうよ。 そう、諭したくなっちゃいますが、で、更にその下には 「猊下マーチ」 などという、見慣れないマーチが。 なお、私のサイトを見に来るような方はご存じでしょうが、「猊下」とは、オウム真理教の新教祖に就任した尊師の二人のお子様「ぎょっこう君(長男)」と「あきてる君(次男)」の事です。 いや、知らんがな…。 ま、僕は、あなた( ← 誰?) のサイトを今日、初めてみた若輩者なので、 知らなくても仕方がないと思うんっすが、「ぎょっこう君(長男)」、何て仰々しい! 「あきてる君(次男)」、何て普通な! これは、長男がグレる未来しか見えませんな。 ていうか、麻原彰晃に長男とか、次男とか、いたんっすな。 で、猊下、猊下、猊下猊下猊下、リンポチェ猊下って…。 真理の御魂 最聖 麻原彰晃尊師の作詞センスは、回を重ねる度に劣化しているように思えるんっすが、まず 「猊下」 が、読めん…。 えーと、 猊下 。 あ、そう読むんっすか。 げいか、げいか、げいかげいかげいか、リンポチェげいか〜♪ 微妙に歌いにくいし、絶望的にダサいし。 ああ、尊師の才能は涸れてしまったのか…。

 が、さにあらず。 あんたそれ、「エンマの数え歌」 を聞いても、同じ事言えんの? …と。 いや、どちらが先に、どちらが後から出来た歌なのか知らないので、 “猊下” で底を打った才能が “エンマ” で持ち直したのか、 “エンマ” の頃は満ちあふれていた才能が “猊下” で枯渇してしまったのか、あるいは、最初から才能などなかったのか、何とも言えないところではあるんっすが、 数え唄数を順に詠み込んだ歌謡。数と同じ音韻をもつことばを連ねてゆく形が多い。平安末期成立の『梁塵秘抄 (りょうじんひしょう) 』 の 「四句神歌 (しくのかみうた) 」 に、「吹田 (すいた) の御湯 (みゆ) の次第は、一官 (かん) 二寺 (じ) 三安楽寺 (あんらくじ) 、四には四王寺 (しおうじ) 五侍 (さぶらい) 六膳夫 (ぜんふ) ……」と、現福岡県筑紫野 (ちくしの) 市二日市 (ふつかいち) 温泉の入浴順序を歌ったものがみえる。 おお、福岡県筑紫野市二日市温泉。 例の 「大丸別荘」 があるところですな。 この9月、どこかに遊びに行こうかというプランの中に、福岡も候補に挙がっていたんっすけどね。 いつぞやこのコーナーで取り上げた、海の中道の ここ に泊まって、もう1泊は太宰府か、柳川か、あるいは無事に復活を果たした大丸別荘に泊まるか。 大丸別荘はお泊まりじゃなく、日帰りプランにする手もあるな…とか。 が、具体的な行程を練っているうちに、何となく熱が冷めて、やっぱ、妙高・赤倉にしようか…と。 ま、それはそうと、数え歌。 ぱっと思いつく有名なものと言えば、「ハゲの歌」 。 僕の知ってるバージョンとは微妙に違う気がしないでもないんっすが、大勢はこんな感じ。 「数え歌」 というのは普通、こんな感じに “数と同じ音韻をもつことばを連ねてゆく形” っすよね。 で、1から10まで数えるという。 が、尊師の 「エンマの数え歌」 は違います。

  一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜 一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜♪ 一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜♪

 本当にただ、数を数えているだけ。 しかも1から5まで。 既成概念に囚われない新しいタイプの “数え歌” であるな。 そう、高く評価することが出来るのではなかろうかと。 これこそが、真の “革命家” っすよね。

  悪業を数える 悪業を数える 一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜 一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜♪

 いくら悪行を数えられても「5」でリセットさせるので、最大限に見積もっても「5」。 悪人にとっては、ラッキーかな? …と。 悪行5なら、うまくいけば執行猶予が付く? そして、あの有名なフレーズ。

  わたしはやってない、潔白だ〜 わたしはやってない、潔白だ〜♪

 やってないんか〜い。 潔白か〜い。 なら、しゃあない。 無罪や〜。 …って、なると思うか!?

  嘘つきだますな、嘘つきだますな お前は嘘つき、有罪だ〜♪ ワオ!

 この鋭い切り返し。 ドラマチックな起承転結。 完璧っす。 “作詞” の極意を知り尽くしている男の作品っす。 秋元康とか、話にならないっす。 作詞家としての格が違い過ぎるっす。 …と、ここまで、馬鹿にする気、満々だったんっすが、

  大熱・寒冷・大餓鬼・小餓鬼・畜生〜 大熱・寒冷・大餓鬼・小餓鬼・畜生〜♪

 このリフレインは素晴らしいっすな。 世間一般に地獄と言えば、

  等活(とうかつ)地獄  黒縄(こくじょう)地獄  衆合(しゅうごう)地獄  叫喚(きょうかん)地獄
  大叫喚(だいきょうかん)地獄  焦熱(しょうねつ)地獄  大焦熱(だいしょうねつ)地獄   阿鼻(あび)地獄

 この “八大地獄” が知られているんっすが、悲しいかな、5つまでしか数えられないので、うまい具合に “五大地獄” にまとめ上げました。 その、ちょっと強引にも思える手腕、さすがっす。 大熱・寒冷と思ったら、大餓鬼・小餓鬼でした〜。 チクショー!! 小梅太夫の 『毎日チクショー』 に勝るとも劣らない、鋭い切れ味っすよね。 A5ランクのお肉を食べたと思ったら〜、A4ランクのコピ〜用紙を食べてました〜。チクショー!! たまに面白いのがあったりするのが反則なんっすが、貝になって穏やかに生きていたら〜、ラッコに石で殴られました〜。チクショー!! 月イチくらいのペースで輝きを取り戻しますな。 ま、それはそうと、妙高・赤倉。 何度か行ったことがあるんっすが、 いもり池 は、なかなかいい池やったな…と。 おお、水芭蕉の花が、咲いている、夢見て咲いている水のほとり、しゃくなげ色に黄昏れる、遙かな いもり池ぇぇぇぇぇ〜、遠い空ぁぁぁぁぁ♪ ちょっと語呂が悪いんっすが、で、これはアレっすよね。 夏が来れば思い出すぅぅぅ♪ そういう歌い出しなので、水芭蕉 = 夏に咲く花。 そんな、間違ったイメージを植え付けてしまっているんっすが、実際に水芭蕉が咲くのは4月下旬から5月上旬頃。 作詞:江間章子/作曲:中田喜直、どうしてくれる? いや、曲を作った田中クンに非はないんっすが、問題は作詞の江間章子でありますな。 オウム・ウォッチャーの江川紹子、オウム・ウォッチされる側の麻原彰晃と並ぶ “世界3大・しょうこ or しょうこう” の一人なんっすが、中川翔子は本名が 「中川しようこ」 なので、この中には入りません。 しようこ、しようこ、しようこ、しようこ、しようこ、中川しようこ〜♪ 歌いにくいし!

 で、 ミズバショウ 。 オモダカ目/サトイモ科/ミズバショウ属。 エエぇぇぇ…。 何だかあまりパッとしない “目” と “科” に属しているんすなぁ。 サトイモ科かぁ…。 ちなみにサトイモの花は こんな感じ 。  おお。 まんま、黄色い水芭蕉やん! で、母の代から70年育てているが初めて見た…って、凄いっすな。 珍しい?サトイモ開花サトイモの花に見入るチズさん(右)と成瀬さん。 マジで目を丸くして見入ってますな、チズさん(98)。 チズさんに見せたところ、「10代のころに実家で見て以来、2度目だわ」と記憶がよみがえった。 ということは、79〜88年ぶり? 凄ぇぇぇ! ミズバショウなんかより、よっぽどレアみたいなんっすが、黄色ではなく、ババ色の水芭蕉みたいな奴もいますよね。 んーと、こいつ 。 こいつ、見た目が “ばばちい” だけでなく、発熱するそうっすぜ。 ま、発熱と言っても20℃くらいみたいなので、店の入口に「やってる感」を出すだけの為に設置されている体温計。 普通の人が測っても35.3℃とか出たりするので、ザゼンソウが引っ掛かる恐れはまずないと思われますが、発熱時には、生臭い、肉の腐ったような悪臭 (人間にとって) を発するそうです。 うわ…。 ババ色だからウンコ臭いのかと思ったら、肉の腐ったような悪臭。 最悪やん! ま、怖いもの見たさ、 臭いもの嗅ぎたさで、一度、お目に掛かって、お鼻に掛かってみたい気もするんっすが、ま、9月だと水芭蕉も座禅草も駄目だろうし、紅葉にはまだ早過ぎるし、何とも中途半端な時期ではあるんっすけどね。

 で、今回、妙高で行ってみたいのは、ここ 。行ったことないっすよね。 で、滝、けっこう好きなんっすよね。 よって、是非とも行ってみたいと思っているんっすが、ただ、バスの便が微妙。 妙高山麓線 という路線があるにはあるんっすが、苗名滝に到着すると、11〜18分くらいで、折り返して帰って行ってしまいます。 その後の便だと1時間15分〜2時間後だったりとか。 バス停から滝が見えるところまで歩いて片道15分くらいらしいので、11〜18分後には間に合わないし、その次の便だと、めっちゃ時間を持て余しそうだし。 苗名滝 13時25分着 ー 13時56分発なら、滞在時間31分で、超ギリギリ? 1分くらいは滝を愛でることが出来るかも知れませんな。 もうちょっと余裕を見たいなら、苗名滝 11時17分着 ー 12時20分発。 ただ、これを利用しようとすると、1日目に妙高付近まで辿り着いておかなければなりません。 んなことで1泊目、いもり池の近くの宿を押さえました。 で、2日目は、おお、赤倉観光ホテル 、空きがあるやん♪ 平日は仕事の都合で休みが取れなさそうなので、9月16日(土)〜18日(祝)という日程にしたんっすよね。 3連休なので難しいかと思っていたんっすが、やりぃ♪ 景色がぱっとしない側のシングルのショボい部屋で2食付・4万円超えなんっすが、ヤフートラベルなら10%引きで4万円を切るし、えーい、いったれ〜! んなことで、妙高・赤倉、とっても楽しみでありますが、ま、それはそうと、「尊師マーチ」 と 「エンマの数え歌」 を超えるオウムソング、発見しちゃいましたぜ。 その筋の人たちの間では評価が高かったみたいなんっすが、僕は今まで知りませんでした。 その名も 「魔を祓う尊師の歌」 。 何て、爽やかなメロディ。 そして麻原尊師の作詞センス、炸裂! んなことで、みょみょみょ、みょみょみょみょ、妙高、行ってきます!

 と、その前にマイロン・ウォルデンっす。 というか、妙高は3週先の話っすな。 今日を入れてあと3回、原稿を書かなければなりません。 一つ、二つ、三つ〜♪ うわぁ…。 で、1回休んだら、また、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜 一つ、二つ、三つ、四つ、五つ〜♪ 永遠に苦行は続きます。 無間地獄やん…。 で、毎回全開では心が持たないので、今週も後半は適当に流すことにしますが、で、えーと、 MYRON WALDEN (1972年10月18日として誕生します) はジャズサクソフォーン奏者、フルート奏者およびバスクラリネット奏者です。 フロリダ州マイアミで誕生して、ウォールデンは12歳でブロンクスに動きました。 彼が、彼のおじがワシントンのチャーリー・パーカー記録的な1晩に払った細心の注意を目撃した時に、アルトサクソフォーンへの彼の興味は発展しました。 ウォールデンは、彼の中学校音楽理解先生からアルトサックスを獲得することができて、彼の建物に住んでいたサクソフォーン奏者は彼に手順本を与えました。 1972年生まれ。 若い! 僕よりも若い! 若井みどり (1946年07月29日生まれ) よりも若い! よしもと新喜劇の劇団員だったんっすな。 よしもと新喜劇に関しては一言、二言、三言、四言、五言くらい言いたいことがあるので、来週、特に他にネタを思い付かなかったら、ちょっと語ってみたいと思うんっすが、で、マイロンくん。 根はアルト奏者だったんっすな。 (中略) ウォールデンはチャーリー・パーカー競技会において、続けて音楽の、そして1993ウォンの一番目場所のマンハッタン学校に行きました(それはウィントン・マルサリスおよびリンカーン・センターOrchestra のジャズと彼にゲストスポットをもたらしました) ウォールデンは、そして、マクファーソン (ドラム) とBurno (バス) を特徴として、彼の頂点三重奏によって水曜日の夜通常のギグを得る前にカートRosenwinkel、エディ・ヘンダーソン、ケビン・ヘイズ、スティーブン・スコット、ああ、面倒臭い。 コピペすら面倒臭い。 どんな経歴の持ち主であれ、実際の演奏だけが彼を語ることが出来るんっすが、んなことで、では演奏を聞いてみることにしましょう。

  『モーメンタム』 というアルバムです。 2009年頃の録音です。 ということは、当時マイロンくん、 37歳くらい。 脂がのってます。 もう、ギトギトっす。 ジャケットの写真を見ても、めっちゃイキってます。 なんじゃ、この髪型。 こんな髪型で 「上方お笑い大賞」 の金賞と、審査員特別賞と、大賞を取れるかぁぁぁ! 若井小づえ・みどりに勝たれへんで? そう、説教したくなっちゃいますが、ま、目指すところはそこではなかったりするのかも知れませんけど。 Myron Walden / Momentum | ジャズに焦がれて気もそぞろ 。 詳しくはここを見て頂きたいんっすが、ケンドリック・スコットが弾ける王道ジャズの威力っすか。 どれくらい弾けるっすかね? ドンパッチ くらい? 皆さんは、『ドンパッチ』についてどんな思い出がありますか? いや、悲しい思い出しかないんっすけど…。 ドンパッチにチョコレートをコーティング(?)した奴とかもあったんっすが、中学生の頃のバレンタインデー。 同じクラスの奴が 「○○○ちゃんのは、ドンパッチの奴やったわー。」 ○○○ちゃんは陰日向の無い、明るいキャラの女子生徒だったので、いかにも 「らしい」 選択だと言えそうなんっすが、え? 僕、そんなん、貰ってないんっすけど? ○○○ちゃんのドンパッチに限らず、誰からも何も貰ってないんっすけど? ま、それはそうと、ホットなフロント2管が爆発し、ピアノとリズム隊も負けずに熱い。4ビートをメインにしたエネルギッシュなメインストリーム・ジャズである。アルト奏者のマイロン・ウォルデンがテナーに初挑戦した意欲作だ。 あ、そうなんっすか。 メンバーは、1997年のモンク・コンペで優勝したダレン・バレット (tp) との2管に、ローズ・ピアノがニューイングランド音楽院卒のデヴィッド・ブライアント。リズム隊は中村恭士 (b) とケンドリック・スコット (ds) だ。 あ、そうなんっすか。 日本人、入っているんっすな。 んなことで、では、1曲目から聞いてみることにしましょうかぁ。

 全12曲すべてオリジナル。 その意味でも、かなりの意欲作と言えそうなんっすが、 松本伊代58歳「お風呂嫌い、だいぶ臭う」衝撃告白 。 うわ、伊代臭そう…。 全然、いいと思うんっすけどね、伊代臭く。 何日かぶりに入った、その風呂の残り湯、こっちに寄越せ! 麻原彰晃の「残り湯」2万円也 よりも、絶対に効果があると思うんっすが、で、1曲目。 「オブ・スリー・ワールズ」 。 あ、これはアレっすな。 モーダルな新主流派路線。 見た目と髪型から、ラップ系なキャラなのかと思ったら、意外にもメインストリーマー。 エレピ入りなのが、いかにも21世紀なんっすが、それが全然気にならないくらい、王道っす。 2管が複雑に絡むテーマ部に続いて、ソロ先発はラッパの人。 1997年のモンク・コンペで優勝したダレン・バレットっすか。 ちょっぴりウディ・ショウっぽい吹きっぷりだったりして、伊達にモンク・コンペで優勝したワケではねぇな…と。 続くマイロンのソロは、ウェイン・ショーター? 違いますな。 コルトレーンでもないし、ジョー・ヘンダーソンとも違うし、強いて言えば、ブランフォード・マルサリス? やっぱ、21世紀やな。 何となくそんなスタイルだったりするんっすが、淀みなく、よく歌うフレージングは、イケるやん♪ で、続いて、ローズ・ピアノがニューイングランド音楽院卒のデヴィッド・ブライアント。 ローズ・ピアノというのは フェンダー・ローズ の事だと思うんっすが、いいっすよね、この独特の音色。 で、デヴィッド・ブライアントの、ここでの弾きっぷりも、とってもいいと思います。 伊達にニューイングランド音楽院を卒業したワケではねぇな…と。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 全部で12曲もあるのに、いきなり、それなりに真面目に語ってしまいましたが、それだけの価値がこの演奏にはあるゾ…っと。

 で、次。 「ザ・ロード・アヘッド」 。 これも、わりと新主流派っぽいアレだったりするんっすが、なかなかキャッチーなメロディであるな…っと。 この人、作曲の才能、ありますよね。 麻原彰晃のゴーストライターとしても、十分にやっていけそうなんっすが、麻原彰晃の「残り湯」2万円也。 もしかしたらアレも、麻原彰晃本人ではなく、若い女性信者がゴースト風呂入り人 (ふろはいりにん) だったりするとか? だとすれば、そっちのほうがよっぽど嬉しいんっすが、入れ、入れ風呂、入れ風呂〜、入れ、入れ、風呂、ホッホ〜♪ そうやって入浴を強要されるんっすかね? あ、いまの部分は これ の節で歌って頂きたいんっすが、何て可哀想な若い女性信者。 心配なので、様子を見に、風呂を覗きに行ったほうがいいっすかね? で、本当に麻原彰晃本人が入っていたりしたら、かなりの衝撃なんっすが、で、演奏のほうはキャッチーなテーマの後、ラッパ、テナー、エレピの順で、各自の良好なソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 王道で、いいと思います。 で、次。 『パルス』 。 いいっすよね。 やっぱ、お買い物はパルっすよね。 …って、そんなん、昭和の時代の桑名っ子にしか通用しない気がするんっすが、桑栄メイト、いつになったら壊すねん!? さっさと新しいナガシマのホテル、建てんかい! 聞いてるか、なるたか?( ← 桑名市長。) で、これ、曲のほうはアレっす。 モーダルなバラード風。 もっとこう、パルス・ビートが炸裂するのかと思ったら、意外な展開だったんっすが、で、ソロ先発はマイロン。 ちょっぴり気を病んでる風だったりするんっすが、ま、いっかぁ…と。 で、以下、ラッパの人、エレピの人と、各自のソロが続いて、中ではフェンダー・ローズがなかなかいい感じだったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ヴィジョン・オブ・ア・ヴィジョナリー」 。 いいっすよね、ヴィジョナリー。 何となく 「美人数珠つなぎ」みたいで。 ヴィジョナリー → 美女鈴なり → 美人数珠つなぎ。 そういう連想なんっすが、んーと、 これ 。 桂小枝、若っ! 桂小枝が担当。水色の紋付き袴を着た小枝が美人を訪ね、訪ねた先の美人にまた別の美人を紹介してもらい、数珠繋ぎにするというもの。 そういう企画なんっすが、美人に、自分よりもっと美人な人を紹介して貰えば、最終的に究極の美人に到達するのではないか? それを目的にしたものだったとか。 あーこれ、企画そのものが破綻していますな。 女の人って絶対、自分よりも美人、自分よりも綺麗、自分よりも可愛い。 そういう人は紹介してくれませんよね。 ま、確かにそこそこ可愛いけど、ま、私のほうがちょっと上かな? そういう、絶妙なところを繰り出してきます。 ま、ブサカワ好きな僕としては、そっちのほうがストライクである可能性が高くなる気がするんっすが、で、この 「ヴィジョン・オブ・なんとか」 は、アレっす。 メロウな感じの曲。 いいっすよね、メロウ。 君にメロメロ、ラップは今井メロ〜♪ 「君に薔薇薔薇…という感じ」 の節で歌って頂きたいんっすが、思いきり馬鹿にしてやろうと思って聞いてみたら、意外といい曲だったり。 腐っても筒美京平という感じなんっすが、作曲のセンスならマイロンくんも負けてはいません。 この 「ヴィジョン・なんとか」 もメロウな佳曲だったりして、よかったな♪ …と。

 んなことで、次。 まだ8曲も残っているので、ペースを上げなければなりませんが、えーと、 「マイルス」 。 このマイロンくんの一味は、60年代マイルス・デイビス・クインテットを範にしていると、どこかで読んだことがあるような気がしないでもないんっすが、そのマイルスを讃えたものでありましょう。 冒頭、フェンダー・ローズの音色が魅力的なバラードでありまして、あ、こりゃ、讃えているというよりも、悼んでいるな…と。 で、マイルス・トリビュートなので、ラッパの人をフィーチャーしているのかと思ったら、普通にテナーのマイロンくんが出て来たんっすが、 しばらくワン・ホーンによる追悼が続いた後、ラッパの人が出て来て、2管の絡みで、チンコーン。 そんな感じの鎮魂歌でありました。 で、次。 「ホエン・タイム・ストゥッド・スティル」 。 2管のハモリで、ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 っぽい気がしないでもないテーマが演奏されて、2管が複雑に絡み合うアドリブ・パートがあって、でもって、おしまい。 1分37秒。 小品でしたな。 ま、こういうのがないと全12曲は心が持たないかと。

 で、次。 「ホワット・ゴーズ・アップ・マスト・カム・ダウン」 。 流れるようなメロディの佳曲っす。 ソロ・パートは前曲同様、2管が複雑に絡み合う感じ? …と思っていたら、そこからエレピが抜け出して前面に押し出されて、で、以下、ラッパの人、マイロン。 そういうアレだったりして、で、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「ロンギング」 。 ゆったりした感じの佳曲っす。 が、ぶっちゃけ、そろそろ飽きてきました。 同じような雰囲気の曲ばかりだし、やっぱり全12曲は精神的にちょっと辛いもがありますなぁ…。 で、次。 「ライク・ア・フラワー・シーキング・ザ・サン」 「太陽を探している花のように」 っすか。 というと、アレっすかね? 月見草? いやいやいやいや。 世界でいちばん太陽を探しているイメージがない花やがな、それ。 で、演奏のほうはアレっす。 冒頭、ベースの人が頑張ってます。 日本人でしたっけ? えーと、中村恭士っすか。 キョウシじゃなくて、ヤスシ? キョウシのほうが キョンシー っぽくて、いいのに…。 簡体字: 僵尸; 繁体字: ?屍。 これ、絶対に繁体字のほうがイイっすよね。 「?屍」 のほうが、屍(しかばね)っぽいじゃん。 「僵尸」 だと、ただの戸(と)みたいじゃん。 あ、でも、 繁体字のほうは、コピペしても 「?屍」 になっちゃうんっすな。どうすんねん? えーと、変換すると「?」になる漢字の登録方法 。 何や、ソリマチって? 別にソリマチの製品に「?」になる漢字を登録したいワケちゃうねん…。 えーと、文字化けテスター 。 「塩サバ通信」 を文字化けさせると、蝪ゥ繧オ繝宣?壻ソ。 おお! いや、人工的に文字化けを発生させたいワケちゃうねん…。 もう、キョンシーは「僵尸」 でエエわ。 どうでもエエわ。 …とか言ってるうちに、というか、えーと、中村恭士っすか。 …とか言ってる段階で、既に出番は終わっていたんっすが、後はいつもの3人が頑張る感じ。 ちょっと不思議な曲調で、あまり日本人好みではなかったりするんっすが、好みじゃないのに付き合わされて、ヤスシくん、不憫…。 でもまあ、1分30秒で終わっちゃうから、いっかぁ…と。 中途半端にフェードアウトで終わって、一体、何がやりたかったんや? …と。 で、次。 「メモリーズ」 「思い出」 っすか。 中学校3年間の思い出は、重いでー。 いや、ロクな思い出はないので、次。 「カーネイジ」 。 ちょっと不思議な曲調で、あまり日本人好みではなかったりするんっすが、んなことで、次。 「ホエン・タイム・ストゥッド・スティル」 。 この、ローマ字カナ入力しにくい奴、前にも出来てた気がするんっすが、で、次。 「ホエン・タイム・ストゥッド・スティル」 。 2管のハモリで、ちょっぴりコルトレーンの 「ジャイアント・ステップス」 っぽい気がしないでもないテーマが演奏されて、2管が複雑に絡み合うアドリブ・パートがあって、でもって、おしまい。 1分37秒。 小品でしたな。 これっすよね。 小品で物足りなかったので、最後にまた持って来たとか? で、聞いてみたらやっぱり、同じ曲でした。 で、今度もやっぱり1分19秒の小品でした。 わざわざ再演した意味、あるんか? ま、このグループのテーマ曲みたいなものだったりするのかも知れませんが、とまあそんなこんなで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 中盤以降はウダウダでしたな。 が、6曲目くらいまでは聞き応えのある、王道のメインストリーマーな仕上がりで、ま、元から全部で6曲入りのアルバムだと自分に思い込ませれば、きっちり最後まで楽しめる、そんな素敵な1枚に、乾杯♪


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