SAMBA DE SUN (THINK!RECORDS)

松 本 英 彦 (1979/3/18,19)

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【パーソネル】

松本英彦 (ts) 市川秀男 (p) 水橋孝 (b) 関根英雄 (ds)
【収録曲】

(01-02) SAMBA DE SUN / STELLA BY STARLIGHT
(03-05) ROUND MIDNIGHT / ANAID / BACK TO THE SEA
【解説】 ( 2023年09月03日更新 / 連載 1,549回 )

 土曜のお昼、君は 『生活笑百科』 派かな? それとも 『よしもと新喜劇』 派かな?  僕はですね、選択権がありませんでした。 うちの親父は郵便局で働いていたんっすが、夜勤があったり、早番(?)とか、遅番(?)とかがあったり、かなり変則的な勤務実態だったんっすよね。 1ヶ月の勤務表として、電話台の引き出しに謎の記号が書かれた紙切れが入っていたんっすが、

  泊ー明ー泊ー明ー休ー早ー遅ー休ー休

  …みたいな。 詳しくは覚えていないんっすが、基本、昼夜を問わず、家にいるだけでこの上なく目障りでウザい存在だったので、勤務表を盗み見しては、あ、今日の夜はおらんやん♪ …とか、げっ、明日から連休かよ。 …とか、一喜一憂しておりました。 うちのオカンも親父がいない夜の料理は超手抜きだったりして、ある日のメニューはホットケーキ(主食)と、餃子(おかず)だったり。 餃子は 「大森屋」 という、近所で親戚の叔父さん = ヒロシ (敬称略) が経営している八百屋で買ってきた出来合いの品 (神宮餃子?) を焼くだけなので、とってもお手軽なんっすが、あ、 神宮食品(株)/自己破産へ 。 神宮餃子屋さん、潰れてるやん! まあまあ、そこそこ美味しかったし、ホットケーキとの相性も抜群だっただけに、ちょっとショック。 少なくとも大森屋のコロッケよりは、晩ご飯のおかずとして優秀だったんっすけどね。 ずーっと昔、このコーナーの原稿だったかに、 「大森屋のコロッケは今ひとつ」 という話を書いたところ、「何でや!コロッケ、美味しいやんけ!」 という、激しい怒りに満ちた投稿が掲示板に書き込まれたことがあったんっすが、いや、確かに世間の通例として、コロッケは美味しいおかずとして認識されているんっすが、大森屋のコロッケは、マジで今ひとつだったんっすけど…。 大森屋のコロッケを食べたことのない奴に、そんなこと言われても…。

  で、このヒロシくん、僕がお手伝いで買い物にいくと、いつも必ず、好きなお菓子をオマケしてくれるので、大好きでした。 毎回毎回、タダでお菓子を貰って、悪いな…。 小学生なりに遠慮して、たまにチロルチョコとか、クッピーラムネなんかの安いお菓子を選ぶと、「そんなんでエエんか? もっと持ってけ!」 …と。 非常に気前のいい叔父さんでありました。  コロッケの仕入れに難があること以外、(傍目から見ている限りでは) 欠点のないキャラでありました。 よって、2回目はヒロシくんと、敬意を持って敬称を付けさせて貰ったんっすが、見た目が横綱の 輪島 に酷似していたので、流れで横綱の輪島も応援していたり。 あ、こっちの輪島も名前が 「ヒロシ」 なんっすな。 ていうか、この写真の輪島、カッコよ過ぎぃ! ファンだっただけに、相撲を引退してプロレスラーになって、醜態を晒したのは、何とも言えず悲しくなってしまったんっすが、 輪島、必殺のスキャンダラス・パワー、不発! あ、タイガー・ジェット・シンと対戦したんっすな。 相手が悪過ぎぃ…。 反則、凶器攻撃、何でもアリの、超悪人っすからね。 あ、必殺のスキャンダラス・パワーが不発だっただけで、別に負けたワケではないんっすな。 5分55秒両者反則で引き分けって、何じゃそりゃ…。 「毒をもって毒を制す」 の精神でイッちゃったんっすかね? 輪島と言えば、悪の横綱・北の湖を倒す正義のヒーローだったのに…。

 ま、それはそうと、うちの親父。 「泊(とまり)」 の日の夜は家にいないし、おかずの豪華になるして、嬉しかったんっすが、その翌日の 「明(あけ)」 の日は、午前中から家にいて、ウゼぇ…。 夜勤明けだから、家に帰ってから寝てたんでしょうが、土曜のお昼はいつも家にいて、起きてテレビを見ていたイメージ。 ちなみに僕が小学生だった頃、土曜日は午前中だけ授業だったんっすよね。 最終の4時間目は 「道徳」 の授業と決まっていて、これは基本的にどうでもいい科目だったので、3時間目が終わった時点で、1週間が終わったも同然。 最後は「帰りの会」で締めたんだったか、その前後に掃除の時間があったんだったか、詳しいことは忘れてしまいましたが、で、土曜日だけは集団下校。 これがちょっとアレでしたな。 同じ町内の児童が集まって下校するんっすが、うちの町内、碌なヤツがいませんでしたからね。 西田(敬称略)だとか、前田(敬称略)だとか、加藤(敬称略)だとか。 もう、敬称を付ける価値もないような奴らだったんっすが、唯一、クリーニング屋の息子だけ、大人しくて僕を虐めなかったし、栗田クリーニングという名前で、韻を踏んでいて、よかったのが救いだったんっすけど。 同じ町内の児童が集まって下校するので、同級生だけでなく下級生も含まれていたんっすが、僕の隣の家の溶接屋の一家は、ある日突然、夜逃げしてしまって、そこの息子も消息不明になってしまいました。 それよりも前には、本当の隣の家が東芝の電気屋で、僕よりもひとつ上(?)の姉と、僕よりも下の妹がいたりしたんっすが、ある日、店を閉めて引っ越してしまって、以来、隣の家は空き家になっておりました。 その家が例のアレっす。 忘れもしない僕が小学5年生だった頃の7月5日。 この空き家から火が出て、僕の家に燃え移って、全焼してしまった…と。 以来、その空き家は再建される事なく、結果、溶接屋がウチの隣の家ということになったんっすが、そこの一家は夜逃げしちゃうし、で、反対側の隣というか、裏 (?) にある一家。 ここの主人とうちの親父がめっちゃ仲が悪くて、いつも揉めておりました。 さば家が燃えた家を新しく建て直した際に、裏の家に至る通路がある面に勝手口を勝手に作ったんっすが、あ、これはちょっと図解で説明しないと分かりにくいかも知れませんが、


 こんな感じに外開きのドアを付けたところ、裏の家の主人が


 そのドアの位置に物置を設置してくれて、この出入口からは一切、出入りが出来なくなってしまいました。 隣の家の通路に足を踏み入れないと出入りできないようなところにドアを作るほうもどうかと思うんっすが、こんな明からさまな嫌がらせをしなくても…。 で、この裏の主人、昼間っから桑名寿司で一杯やっていた時にぶっ倒れて、そのまま帰らぬ人になってしまいました。 まだ、めっちゃ若かったんっすけどね。 おそらく40歳前後。 これだけ立て続けに “不幸” が起こるって、このエリア一帯が呪われているとしか思えなかったりするんっすが、この裏の家の裏辺りに例の 「天武天皇御足洗い井戸跡」 があったりするので、もしかして天武天皇の祟り? 崇徳天皇とかだと、名前からして祟りそうなイメージがあるんっすが、天武天皇も祟るんっすかね? えーと、「タタール人 祟る」 で、検索ぅ。 んーと、 タタール美人4人を集めてタタール会を開いてみた! 誰を祟る? タタールの民家を披露! おお、マジ、美人じゃん♪ が、よくよく考えたら、タタール人、関係ないじゃん! 「天武天皇 祟り」 で調べないと、意味ないじゃん! ということで、やり直し。 天武天皇(百三十一)草薙剣の祟り・天皇の病気を飛鳥寺の僧に誓願させる 。 うわ、よく分からんけど、めっちゃ祟られそう。 裏の家の主人、飛鳥寺の僧に呪われちゃったんっすな…。

 ま、それはそうと、うちの親父。 土曜のお昼に学校から帰ると、家では親父がテレビを見ていたので、僕はそれを横目で眺めるしか手立てがなかったんっすが、『生活笑百科』でも『よしもと新喜劇』でもなく、いつも 『ノックは無用!』 だったような? 「魅惑の変身」というコーナーの 「ふぉん、てーぬ」 以外に笑いどころのない、小学生にとっては、とってもつまらない番組だったんっすが、『生活笑百科』のほうが面白いのに。 …と、いつも歯痒い思いをしておりました。 大きくなって自分用のテレビを持てるようになったら、四角い仁鶴に、まーるくおさめてもらいまっせ〜。 で、大きくなって自分用のテレビを持てるようになって、思う存分、おー、生活笑百科〜、るるるる〜る〜るる〜♪ キダタロー・サウンドを堪能出来るようになったんっすが、いざ、自由に見られるようになってしまうと、そこまで面白いワケでもねぇな…と。 まず1本目は、微妙な人選( ← すず風にゃん子・金魚とか)による、微妙な漫才。 で、2本目は一流どころ ( ← オール阪神・巨人とか) による、まあまあな漫才。 で、 “トーク” の部分は基本、上沼恵美子がオモロイだけやな…と。 しばらくすると、ちょっぴり飽きてしまって、他に何かやってないんか? …と思ってチャンネルを回したところ、何か、劇のようなものが。 それが 『よしもと新喜劇』 だったんっすが、へぇ、こんなんやってるんや。 で、そっちのほうを見るようになったんっすが、おお、まあまあオモロイやん♪

 ま、基本、いつもワンパターンなんっすけどね。 ストーリーは全部で5つくらしかなくて、それのヘビー・ローテーションだったりするし、そこで繰り出される “ギャグ” は、お約束だし。 えーと、成り立ち・歴史 。 そして1995年、新たに内場勝則、辻本茂雄、石田靖の3人が実質的座長である「ニューリーダー」に就任。1999年には吉田ヒロを加えた4人が正式な「座長」に就任した。 この頃はよく見ていたんっすが、2006年から2007年にかけて、石田とヒロと交代する形で小籔千豊、川畑泰史が、2014年からすっちー、「金の卵オーディション2007」で入団した酒井藍が2017年から座長となり、うんぬん。 こういう流れになって、あまり見なくなっちゃいました。  そうこうしているうちに、井上竜夫 (竜じぃ) も、 中山美保 (ミポリン) もお亡くなりになってしまって、そして今年の8月、桑原和男 (和子さん) まで…。 ああ、僕の “昭和” が、終わってしまうぅぅぅ…。 で、ひさしぶりに新喜劇を見てみようかと思って探してみたら、 こんなの が。 え? 何これ? 最初、事情がよく掴めねかったんっすが、ああ、NMB48のメンバーがゲスト(?)で、新喜劇に出演しているっぽい? 今まで、この手のグループにはまったく何の興味もなかったんっすが、山本彩渡辺美優紀、めっちゃ可愛ぇぇ♪  で、内場勝則、健在っ! マキバオーのネタとか、昔は見たことがなくて、新鮮な気持ちで楽しむことが出来ますな。 で、その後も続々とNMB48の若いギャルが登場するんっすが、みんな可愛いっ♪ 今まで心の中で馬鹿にしていた “ドルオタ” の気持ちが、ちょっと分かった気がするゾ…っと。 みんな、妙にノリがよかったりするし。 で、久代梨奈の挨拶。 せーの、インジャンホイ! あっち向いてホイ! そっち向いてホイ! りなっち向いて〜 (オタクども) ホイ!  そうそう、僕たちが子供の頃、 桑名 (うち) のほうでは、じゃんけんのことを 「いんじゃん」 と呼んでた記憶があるんっすが、何だか親近感が湧きますなぁ。 しかも中学3年生、14歳かよ。 ロリコン・ホイホイやんけ! で、酒井藍、微妙やんけ! 2017年から座長をやってるみたいなんっすが、うーん…。

 で、烏川耕一、登場〜。 末成由美も登場〜。 最近、末成映薫という、よく分からん漢字に替えたみたいなんっすが、この辺の “ギャグ” は、昔からちっとも変わりませんな。 が、そこに山本彩と渡辺美優紀が絡んでくると何か新鮮で、可愛ぇぇ♪ で、未知やすえ、登場〜。 で、16歳の矢倉楓子も登場〜。 フー!  フー子というとどうしても、ドラえもんの 「台風のフー子」 を思い出してしまうんっすが、きっちりと風で しずかちゃんのスカートをめくったりする、なかなか出来る台風の子でしたよね。 ラストはめっちゃ泣けるし…。 で、 “実写版” のフーフーは、母親の未知やすえに感化されて、何とも高飛車な娘に育ってしまったんっすが、

  やすえ 「運ばな!」 フー子 「 荷物!」 (ハモる)
  うちば 「へ?」
  やすえ 「運ばな!」 フー子 「 荷物!」 (再びハモる)
  うちば 「へっへ…、同時に言われますと…」

 思わず笑ってしまうフーフー、可愛ぇぇ♪ で、浅香あき恵、登場〜。 15歳、高校1年生の石塚朱莉も登場〜。 「コケかけたわ〜」という大阪弁がめっちゃ自然なんっすが、千葉県出身なんっすな。 可愛ぇぇ♪ めっちゃ可愛ぇぇ♪ ロリコン・ホイホイ、アゲインやんけ! あ、でも、あき恵ちゃんもいいっすよね。 愛してルルルルルン。 チュぱっ♪ ( ← 投げキッス) で、限 (きり) が無いので (中略) しちゃいますが、由美さんの最初のほうの 「入れ歯の洗浄剤」 が、いい感じの伏線だったことが判明したり、後に金髪のやさぐれたギャルになってしまう木下百花がこの時点では黒髪でマトモだったり、で、安尾信乃助、めっちゃ太ってるぅ! ここで展開される “ギャグ” は昔っから全然替わらない超定番ネタなんっすが、横でニコニコしている渡辺美優紀を見ているだけで、心がほっこりするぅ♪ この娘、間違いなく おっさんキラー っすよね。 婦人警官役の吉田朱里白間美瑠も、たまらんっ♪ 中田はじめは微妙なんっすが、 すっちー松浦真也上西恵、この絡みは始めて見たんっすが、最高やん! すっちーって、 「すち子」 よりも “素 (す) ” のほうが絶対いいっすよね。 で、安井まさじ。 「いや〜ん」 「ばか〜ん」 のネタはかなり微妙で、嫌な予感しかしなかったんっすが、持ち直しましたな。 NMB48のことはぜんぜん知らないんっすが、「絶滅黒髪少女」 という歌なんっすな。 エエやん♪ 秋元康の作詞センスって、麻原彰晃の足元にも及ばない印象だったんっすが、ちょっと見直しました。 いや〜ん、ばか〜ん、そこ〜ん、少女よぉぉぉぉ♪

 で、再登場の中田はじめ、グダグダやん…。 吉田朱里と白間美瑠に助けられておりますが、でもって、お約束、やすえ姉さんの “キレ芸” 。 フー子ちゃんとの絡みはぶっちゃけ、ちょっとアレなんっすが、最後はちょっと感動的でしたな。

  うちば嫁 「あなたは十分、カッコよかったわよ。」
  うちば娘 「(前略)父ちゃん、今まで馬鹿にしてて、ゴメンなさい…」
  うちば君 「ふうか…、やすえ…」
  うちば嫁 「あなた…」

 ここで、やすえ姉さんが何か感動的な台詞を言うのかと思ったら、

  うちば嫁 「あなた…、フー子よ。」

 うちば君、自分の娘の名前を間違える痛恨のミス! …ということで、いやあ、面白かったっす。 NMB48 feat.吉本新喜劇 。 NMB48のシングルやアルバムに収録されてる特典映像だったんっすな。 全部で15話。 残念ながら youtube でフルに近い形で見られるのは3話くらいしかありませんでした。 NMB新喜劇 定番ギャグ集 とか、NMB新喜劇 みるるん集 とかはあるんっすけど。 13歳のみるるん、おぼこい♪ そこから次第に大人になっていく過程が見られて、ちょっと感動してしまったんっすが、ティーンエイジャー、たまらんっ♪ 最初に紹介した “vol.6” で、やすえ姉さんが49歳とか言ってるので、今から10年くらい前の映像ということになるんっすが、最後に 最強のキレ芸 を紹介しておいて、今日のお話は、おしまい☆

 ということで、今日は松本英彦っす。 しつこかったテナーサックス編も、ようやく片付いたんっすが、ま、日本人になるだけで、テナー編はまだ続くんっすけどね。 日本人ジャズマンはあまり得意ではないので、そんなに長くは続かないと思いますが、えーと、松本英彦 (まつもと ひでひこ、1926年10月12日 - 2000年2月29日) は、日本のテナー・サックス奏者。ニックネームは「スリーピー松本」。 外人の真似をしてこういう “あだ名” を付けるのって、何かめっちゃカッコ悪いっすよね。 日本で外国ぶることはないんだよ〜♪ by ナガシマスパーランド 。 この手のアレで成功したのは村上 “ポンタ” 秀一くらいなんっすが、アレは秀一だから秀逸なだけであって、英彦ではなぁ…。 松本は眠るように吹く事から「スリーピー」という愛称でも呼ばれた。 「寝るな!」(頭、パーン!) 「三途の川が…」「渡ったらアカン!」 誰かが前に出て来て、優しく、「渡り。」  竜じぃの定番のギャグっすよね。 本当に三途の川を渡ってしまったんっすが、で、今日はそんなマツヒデの 『サンバ・デ・サン』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 ジャケットには “SLEEPY” MATSUMOTO QUARTET と書かれてます。 うわ、ダサっ…。 1979年録音…ということは、当時53歳くらい。 若いっすな。 今の僕よりも若いっす。 シンプルなワンホーン・カルテットで、全部で5曲。 勝負が早そうっす。 て言うか、書くことが無さ過ぎて、間を持て余しそう。 ま、適当に片付けるしかないんっすが、んなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、マツヒデくんのオリジナルで、アルバム・タイトルにもなっている 「サンバ・デ・サン」 。 我が国を代表するテナー奏者・松本英彦のTBM第2弾。サンバでありながらシリアスな展開がたまらない「サンバ・デ・サン」、ハイセンスなモード・チューン 「アネイド」 のオリジナル2曲は、彼の知られざる名曲である。 アルバム紹介にそんなふうに書かれていたんっすが、TBMって何や? つぼみ( ← すけべビデオ女優)? 最近はセクシー女優と呼ぶみたいなんっすが、猫と二人、田舎の一軒家で幸せに暮らしてます。 うわ、めっちゃ老けはった…。( ← はんなり京都弁。) で、絶望的に金髪が似合わねぇ…。 清純派だった黒髪のつぼみを返して! そう、言いたくなってしまいますが、three blind mice Supreme Collection 1500 第11期タイトル。 あ、それの略なんっすな。 レーベル名として (THINK!RECORDS) と書かれているものもあって、TBMなのか、TRなのか、よく分からなかったりするんっすが、これはアレっす。 サンバでありながらシリアスな展開がたまらないっす。 日本人好みのキャッチーなテーマ・メロディと、サンバのリズム。 いいと思います。 この上なく “ベタ” なんっすが、 “ツボ” をよく押さえているゾ…っと。 ソロ先発は英彦くん。 言うほど眠るように吹いているワケではなく、普通に覚醒しているんっすが、オーソドックスで王道なハード・バップといった感じでありますな。 続いて出てくる市川秀男のピアノもなかなか頑張っているし、水橋孝のベース・ソロと関根英雄のドラム・ソロもフィーチャーされているし、奇を衒わず、外連(ケレン)に走らず、いや、ちゃんとケレン、せえよ! …と。 塗装する前には必須の工程っすよね、 ケレン 。 が、よくよく考えたら別にペンキを塗っているワケではないので、けれん味がなくても別に、いっかぁ。 そんな気がしないでもなくて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、悪くなかったっす。

 で、次。 「ステラ・バイ・スターライト」 。 日本名 「星影のステラ」 。 日本人に人気のお馴染みのスタンダード・ナンバーを、こんなふうにオーソドックスに演奏されると、何も書くことがなかったりするんっすが、NMB新喜劇、ちゃんとフルで見たくて、買っちゃいましたがな、 これ 。 この動画 の 0分49秒くらいから始まる野球ネタの 「隣町カモネギックス」 というチーム名、この歌にちなんだものだったんっすな。 NMB48のファンじゃないと分からん…。 「なによこの、クソガギ!」 「なんやねん、昭和女!」 えーと、梅田彩佳 。 1989年〈昭和64年〉1月3日。 うわ、マジで昭和女やん! 昭和は64年の1月7日で終わってしまったので、ほぼ最後の昭和女っすよね。 ある意味、凄ぇぇぇ!  で、演奏のほうはアレっす。 ピアノのイントロに続いて、ミディアム・テンポでお馴染みのテーマが演奏されて、テナー、ピアノ、ベースの順でソロが披露されて、最後は ts→ds→p→ds の4バースで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、王道でした。

 で、次。 「ラウンド・ミッドナイト」 。 日本人に人気のお馴染みのモンクの曲を、こんなふうにオーソドックスに演奏されると、何も書くことがなかったりするんっすが、カモネギックスの CD+DVD、ちゃんとトレーディングカードと握手券が入ってましたぜ。 1,519円(税込)で音楽が聞けて、新喜劇も見れて、おまけに女子高生や女子中学生や昭和女と握手が出来るんだったら、買っちゃいますよね、これは。 で、演奏のほうはというと、バラードっすな。 テナーの無伴奏ソロでお馴染みのテーマが演奏されて、そこにリズムが入って来て、で、テナーのソロが披露されて、無伴奏ソロのテーマに戻って、おしまい。 うーん、まあまあ? ということで、次。 「アネイド」 。 これはアレっす。 ハイセンスなモード・チューンっす。 いいっすよね。 ハイセンスな扇子とか、欲しいっす。 これ とか、いいっすな。 ダサい扇子 。 ま、コレはコレで…。 ジュリアナ扇ってヤツっすかね? うん、まあ…。 で、演奏のほうはというと、これはアレっすな。 モーダルでいい感じっすな。 安易にスタンダードや有名曲に頼るのではなく、全曲、オリジナルで勝負して欲しかったっすな。 当時53歳くらい。 若いんやから、それくらいは出来るやろ? ああん!? ( ← 威圧。)

 ということで、ラストっす。 今日の原稿、ここまで22KBくらい。 近年では断トツの短さで終わってしまいそうなんっすが、断トツって、断然トップの略なんっすかね? 断然ビリケツなら、断ビリの短さって言うべき? ま、長ければエエちゅうもんでもないので、これを機会に経費削減の方向に持っていこうかと思うんっすが、 「バック・トゥ・ザ・シー」 。 サンバでありながらシリアスな展開がたまらない「サンバ・デ・サン」、ハイセンスなモード・チューン 「アネイド」 のオリジナル2曲は、彼の知られざる名曲である。 ここに名前が挙がられてないということは、「バック・トゥ・ザ・シー」はオリジナル曲ではない。 (同) 彼のよく知られた名曲である。 (同) オリジナルであるが、名曲ではない。 この3つのパターンが考えられるかと思うんっすが、 「海の誘い」 と日本語で書かれているものもあったりして、 んーと、 これ ? 優しい感じのバラードに仕上がっていて、ま、無難やな…と。 んなことで、おしまい。

【総合評価】 無難だった。 そんな1枚でありました。


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