MANBO MONTAGE (EWE RECORDS)

川 嶋 哲 郎 (2003)

MANBO MONTAGE ←click!!


【パーソネル】

川 嶋 哲 郎 (ts,ss,fl) JOHN BEASLEY (p) ANDY GONZALEZ (b) FERNANDO SAUNDERS (b)
HORACIO "EL NEGRO" HERNANDEZ (ds) ROBBY AMEEN (ds) PEDRO MARTINEZ (perc)
【収録曲】

(01-03) INTRODUCTION "WISHER" / WISHER / HORIZON
(04-06) NIGHT FALL / EL DORADO / HORIZONTAL LINE TO BE VANISHED INTO...
(07-09) LARGO / MONTAGE "WISHER" / MARINE SNOW
(10-12) AWAKENING / ATLANTIS / SOLO "WISHER"

【解説】 ( 2023年10月08日更新 / 連載 1,553回 )

 つまつり、ウゼぇ。 …というのが今日のテーマっす。 今日、10月07日(土)、会社に行ったんっすよね。 うちの会社は津にあるんっすが、ようこそ三重へ、津っ津、津っ津♪ …という嘉門達夫の替え歌で有名な津。 あと、「津ボートの歌」 とか。 伊勢へ来るなら、津へおいで (あ、ヨイショ) 海は青いし、海老、跳ねる (びよよ〜ん) ボート見るなら、津へおいで (中略) 津ボートへ♪ この (びよよ〜ん) というのは海老が跳ねる擬音語? 擬態語? …で、実際に海老がびよよ〜んと跳ねている様が背後で描かれていたんっすが、動画、ありますかね? あ、ありました。 これ 。 (掛け声) の部分がちょっと違ってましたが、あ、でも、(びよよ〜ん)は合ってたし! いや、(びよよ〜ん)というより、どちらかと言うと (ぼよぉ〜ん)じゃね? そう言われると、そんな気がしないでもないんっすが、細かいことは別にどうでもいいし! で、あと、空耳のネタもありましたっけ? んーと、 これ 。 ワオ、津! ぜんぜん盛り上がってねぇ…。 冬はYO! この部分が最高にラップっぽいんっすが、で、津。 ワオ! 先週はずっと、伊賀の現場に直行して、帰りは某町の上水道管理事務所に設置した現場事務所に寄ってから家に帰ったり、寄らずに家に帰ったりしたので、津の会社に行けなかったんっすよね。 ま、行こうと思えばいつでも行けたんっすが、面倒なので行かなかったというか。 そのツケが溜まって、書類が溜まって、休日出勤を余儀なくされた次第でありますが、ま、ドライブ気分で津まで行って、どうしても片付けなければならない最低限の書類だけ何とかして、飽きたら帰ればいいだけなので、わりと気楽なんっすけど。 んなことでYO! 桑名から東名阪自動車道に乗ったんっすが、電光掲示板に 「芸濃−津 事故渋滞1キロ 5分」 という文字が。 事故渋滞っすかぁ…。 ま、5分くらいなら大勢に影響はないんっすが、こうして、わざわざ世間に通知しておいて、実際の事故がショボかったりしたら、何だかちょっとガッカリしますよね。 いざ現場に差しかかって、既に処理が終わっていたりすると最悪なんっすが、果たして今日の事故はどうなのかと思ったら、おお! 軽のワゴン車が思いきり横倒しになってるぅ。 凄ぇぇぇぇ! 僕も昔、社有車であのタイプに乗ったことがあるんっすが、めっちゃ不安定なんっすよね。 横風が吹くと、怖い怖い…。 いつ、パタッと横に倒れても不思議ではないな。 …と、びくびくしながら走行していたんっすが、実際に横転したら、気が動転しちゃうでしょうな。 最悪、昇天するかも知れないし、明日、元気に 「笑点」 を見られるよう、安全運転を心掛けましょう。 ご安全に!

 で、津インターで降りて、海のほうに向かって順調に車を走らせていたんっすが、23号線を横切る手前のところ、2車線+右折専用車線の交差点の追越車線側、つまり道路のど真ん中がバリケードで封鎖されておりました。 どうやらその先が通行止めになっているっぽいんっすが、ん、何や? また事故か? …と思ったら、ああ…。 事情が掴めました。 そっか、「つまつり」 かぁ…。 何か、独自性が皆無な “よさこいソーラン” ? …とか、独自性はあるものの、意味不明でキモい “唐人踊り” とかをやる祭りっすよね? どうせ、大した歴史もない、しょうもないイベントに違いないんっすが、津とか、松阪とか、伊勢とか、四日市とか、鈴鹿とかには負けたくないしぃ! ( ← ライバル心剥き出しな桑名人。) 伊賀市とか、名張市とか、あっちのほうは何だか同じ三重県という感じがしないし、尾鷲市とか、熊野市とか、あの辺にはさすがに勝ってるような気がするし、いなべ市は、ま、頑張って 「乗って残そう北勢線」 に勤しんでいただければ…と。 都会度では四日市には勝ち目がないし、津も一応、腐っても県庁所在地だし、うなぎとか、津ぎょうざとか、井村屋の 「あずきバー」 とか、ベビースターラーメンの 「おやつカンパニー」 とかあるし、せめて祭りでは勝たないと! で、えーと、 津まつり寛永12(1635)年に二代藩主藤堂高次公が八幡宮の氏神祭としたのが津まつりの始まり。 え、マジか? めっちゃ歴史あるやん…。 もしかして、桑名の石取祭、負けてる? ま、歴史が古ければ古いほど勝ってるというワケじゃないし! で、えーと、 石取祭起源は、江戸時代初期に神社の祭場へ町屋川(員弁川)の石を奉納した神事といわれる。 おお、微妙…。 江戸時代って、1603年から1868年までありますからね。 前期・中期・後期と3等分するなら、1691年くらいまでは前期になっちゃうんっすが、歴史的にどうあれ、40台の祭車(山車)が、鉦や太鼓を午前0時より春日神社から一斉に打ち鳴らして練り歩く様から、「日本一やかましい祭り」、「天下の奇祭」と呼ばれる。 石取祭のほうが、明らかに常軌を逸しているし! で、歴史で言うなら、多度祭りがあるし! 多度の “上げ馬神事” は、馬の虐待疑惑で大炎上して、 “桑名人” が野蛮人扱いされちゃってるので、あまり大きな声では言えないんっすが、 多度祭の由緒この神事は、南北朝時代の暦応年間 (1338〜1341) に、このあたりを分領する武家の中より始まったとされておりますが、元亀2年 (1571) 織田信長の兵火に罹り、社記散逸された悲しい歴史があり、どのように始まりをみせたのかは今尚詳らかではありません。 織田信長に焼き討ちされた時点でも、津まつりに “歴史” では勝ってるんっすが、ちなみにこれ、あくまでも “多度” のお祭りであって、旧・桑名市民はまったくの部外者なので、その点はひとつ、お知りおきの程を…。

 で、津まつり。 どれだけ歴史があって、津人やら、津っ子やらが誇りを持ってようと、部外者である僕からすると、津インターから会社へ行くのに、わずかではありながら迂回を余儀なくされて、めっちゃ迷惑だし、ウゼぇ…。 そんな存在でしかなかったりするんっすが、 唐人踊り 。 うわ、キモい…。 県の無形民俗文化財に指定っすか。 ふーん。 頑張ってるじゃん。 ま、石取祭は国の重要無形民俗文化財に指定されてるんっすけど。 というか、「山・鉾・屋台行事」 の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録されてるんっすけど。 フフーン。 ちなみに三重県内では鳥出神社の鯨船行事と、上野天神祭のダンジリ行事も登録されているみたいっす。 鯨船 は富田なんっすな。 名古屋から近鉄の急行に乗ると、停車駅は蟹江、弥富、桑名、富田、四日市、塩浜、伊勢若松、白子、江戸橋、津、津新町…なんっすが、弥富と富田、紛らわしいねん! で、四日市は四日市人、もしくは四日市っ子が誇る 「大四日市まつり」 じゃなくて、こっちのよく分からん地味な祭りなんっすな。 あの大入道の野郎、無駄に糞デカいだけで、さほど価値がなかったりするとか? えーと、 四日市祭 。 ノーマルと “大” と、2つのバージョンがあるんっすな。 で、 “大” のほうは、昭和39年(1964年)から始まる市民祭。 うわ、歴史、浅っ! 祭りなんて、歴史が古ければ古いほど勝ってるに決まってるし、こんなもん、無価値っすな。 で、問題の大入道はというと、日本一大きいからくり人形を載せた山車で、首を伸ばした高さは7.6mに及ぶ。文化2年 (1805年) 制作と伝えられ、からくりの主要部分は疎開で戦災を免れ、昭和26年(1951年)に山車が復興した。 お、普通に価値、あるじゃん。 四日市も、ひとつくらいは取り柄があるみたいなんっすが、で、会社に到着〜。 どうしても片付けなければならない最低限の書類だけ何とかして、で、すぐに飽きたので、引き上げることにしたんっすが、 「つまつり」 がウザそうなので、中心部を迂回して、高速には乗らずに23号線で帰ることにしました。 ま、土曜日だし、そんなに渋滞してへんやろ。 …という目論見だったんっすが、四日市市内に入ってずっとノロノロ運転で、ストレスMAX。 無駄に疲れました。 「つまつり」 の日に、津ぅなんかに行くものじゃないっすなぁ…。 とまあそんなこんなで、( 前回 までの粗筋) ペットの足湯に足を浸けて、バスで 「いもり池」 に向かった。 そういえば、僕が遊びに行った日に、妙高高原駅の辺りで、何やら祭りをやってましたな。 ググっても何も出て来なかったので、さほど大した祭りではなかったみたいなんっすが、とまあそんなこんなで、


< いもり池 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 「いもり池」 に到着〜。 「いもり池入口」 のバス停から歩いて数分といった感じなので、親切なお姉ちゃん運転手に、もっと池の近くまで行って貰わなくても、ぜんぜん大丈夫。 で、この池、ぶっちゃけ、微妙でした。 期待したほどイケてる池ではねぇな…と。 天気が今ひとつで、妙高山がぜんぜん見えなかったのもアレなんっすが、そんなに大きな池ではないし、半分以上、睡蓮(?)の葉っぱで覆われちゃっているし。 花が咲いていれば綺麗なのかも知れませんが、死にかけなのが疎らに残ってるだけだし。 時期が悪かったなぁ…と。 んーと、「逆さ妙高」が見えない! いもり池の外来種スイレンは困りもの!? いもり池湖畔にある妙高高原ビジターセンターの春日良樹館長は 「いもり池は自然の池ではなく、湿地を利用して人工的に作られた農業用のため池。ヨシを刈り取るなど、人が手入れをしないと景観を維持できない。スイレンはおそらく戦後に植えられたものとみられる。外来種なので毎年刈り取っているが、次第に増えてしまった」 と話す。 エエぇぇぇ…。 天然物じゃなくて、人工的に作られた農業用のため池やったん? 何か、がっかり。 はぁぁぁ…。 ため息が出ちゃいますよね、ため池だけに。 で、何とも微妙ではあるんっすが、バスの関係で、時間がありまくりなので、とりあえず池を1周してみることにしました。 (写真・いちばん下) のような木道が整備されているんっすが、裏側からはほとんど湖面? 池面? が見えず、イケメン? ブサイクもイケメンも紙一重、フーフー♪ NMB48の 「ドリアン少年」 。 何じゃ、このタイトル? …と思ったら、ノリノリの名曲だったんっすが、 ほれ 。 で、池面(イケメン)が見えず、不細工な湿原? …といった感じの遊歩道だったんっすが、一応、よくよく見れば、地味な花がそれなりに咲いていたり。


< いもり池 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 今は亡き、 こんなコーナー を作っちゃったくらい、一時期、山野草にハマったんっすが、今でもお花の写真を撮るのは嫌いではありません。 自然の造形って、世界でいちばん大きい哺乳類は、象けぇ? …というくらい、神秘的だし。 いや、違うし。 クジラだし。 で、(写真・いちばん上) 。 これはアレっすな。 アザミの類い。 大して珍しくもないし、枯れかけていて汚いし。 でも、こんなのしか咲いてなかったし! 続いて (写真・上から2枚目) 。 これはちょっと珍しいっすよね。 春先によく見掛けるホトケノザが大きくなったような、サルビアが青くなったような? 何と言う名前の花でしたっけ? あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 …なんっすが、いや、知らないんなら調べろよ! …と。 もっと知的好奇心を持てよ! …と。 そう、説教したくなっちゃうんっすが、何でしたっけ、これ。 昔は色別の山野草図鑑みたいな本を持っていたんっすが、どこかへ行っちゃったんっすよね。 そういえば、写真を撮るだけで花の名前が分かるスマホのアプリがあったような? んーと、これ 。 インストールしたものの、まったく使う機会がなかったんっすが、久しぶりに起動してみたら、サブスク切れで課金を余儀なくされてしまいました。 プレミアムプランは1ヶ月240円、1年間2,000円っすかぁ。 えーい、年間プラン、いったれー! 電子書籍の漫画なんかでも、とりあえず1巻だけ買って、面白かったら続きを買う。 …というのが何か面倒で、えーい、買ったれー! …と、見切り発車で10巻まとめ買いとかしちゃうタイプなんっすよね。 で、結果、めっちゃ後悔するという。 『スーパーくいしん坊』 とか。 全9巻なのでまだ、傷は浅かったんっすが、 「出来らあっ!」 の元ネタだというので、つい…。 で、このアプリ、直接じゃなく、他のカメラで撮った写真が写ったパソコンの画面を写真に撮るというのでも、大丈夫なんっすかね? 2,000円もの大金をドブに捨てる結果になるかどうか、ドキドキしながら試してみたところ、 「・・・・・・」 (←判定中) あ、結果が出ました。 ツリフネソウ (釣船草) ツリフネソウ属。 おお、凄ぇ。 AI、凄ぇぇぇぇぇ! ChatGPTで三重県とか三重弁とか聞いたら… は、さっぱりだったんっすが、こいつは使えそうっすな。 で、念の為に 「いもり池 ツリフネソウ」 でググってみたら、 これ 。 8月30日時点で、こんなにいっぱい花が咲いていたんっすかね? で、冒頭のこれ、ヒツジグサじゃなくて、(外来種の)睡蓮じゃね? 外来種のスイレンがはびこったため、ヒツジグサ (中略) などの在来種が駆逐され…って、書いてありましたぜ? で、ツリフネグサはちょうど真ん中あたりに登場するんっすが、これは間違いなさそうっすな。 AI、凄ぇぇぇぇぇ! で、続いて (写真・ちょうど真ん中) 。 これ、何でしたっけ? ウメバチソウ ? 微かな記憶を頼りに、思い付いた名前でググってみたら、ぜんぜん違ったんっすが、困った時のアプリ頼み。 「・・・・・・」 (←判定中) あ、結果が出ました。 アケボノソウ (曙草) センブリ属。 おお、凄ぇ。 AI、凄ぇぇぇぇぇ! 元・横綱の曙(あけぼの)が草になってて、草www なんっすが、これ っすな。 花を付けたアケボノソウ、2017年10月 鈴鹿山脈の藤原岳(三重県いなべ市)。 あ、そんな身近なところに。 深く5裂した花冠、裂片には2個の黄緑色の蜜腺溝と多数の濃緑色の斑点がある。 この模様が特徴的っすよね。 めっちゃお洒落♪ まけぼの の名前を冠するのが勿体ないくらい。

 で、 (写真・下から2枚目) 。 ようやく池面 (イケメン) が見えてきましたが、池の向こうの建造物は ビジターセンター でありますな。 時間が余りまくったので、後でちょっと覗いてみたんっすが、カフェでソフトクリームでも。 …と思ったんっすが、場違いなくらいお洒落過ぎて、僕にはハードルが高過ぎて、断念しました。 展示スペースもあったりして、ま、10分くらいは時間を潰せる感じ? で、(写真・いちばん下) 。 トリを飾るに相応しくない、クソ地味な花なんっすが、これは知ってます。 ハナウド っすよね。 …と思って調べてみたら、違いました。 正解は、 「・・・・・・」 (←判定中) ヒヨドリソウ? 第1候補がタイワンヒヨドリ、第2候補がヒヨドリバナ、第3候補がサワヒヨドリだったので、ま、恐らく、その類いなのではなかろうかと。 とまあそんなこんなで、いもり池1周は、おしまい。 時間がなければ、別に無理して回るほどのことでもねぇな。 そんな感じだったんっすが、池を1周して、ビジターセンターを覗いても、まだ時間がクソ余ってしまったので、歩いて アルペンブリック日帰り温泉 まで行ってみることにしました。 今から10年以上前に、一度だけ利用したことがあるんっすが、なかなかいい温泉で、お土産屋さんも充実していた記憶があるんっすよね。 温泉に浸かる余裕はないんっすが、お土産を買って、ここの目の前にあるバス停からバスに乗ろうかと。 で、行ってみたら、時期が悪かったのか、めっちゃ寂れてました。 お土産物も田舎のスーパーの片隅にちょっと売られているだけ…みたいな。 特に何も欲しいものがなかったので、すぐに出て、また池のほうまで歩いていくことにしたんっすが、ぶっちゃけ、無駄やったな…と。 でもまあ、時間つぶしにはなったし! …とまあそんなことで、1日目の観光は終了〜。 概ね、地味でありましたが、 赤倉観光ホテルにお泊まりするのが最大の観光だったりするし! ホテルの送迎バスは妙高高原駅からしか出てないので、一度、路線バスに乗って駅まで戻って、で、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日は川嶋哲郎っす。 超・有名&有能っすよね。 えーと、 川嶋哲郎 (かわしま てつろう、1966年8月9日 - )は、日本のジャズ・サックス奏者、洗足学園大学講師。 富山県に生まれ、6歳からピアノ、12歳からトランペットを学び、高校でテナーサックスに転じ、岡山理科大学在学中にジャズを始める。 あ、富山県出身なんっすな。 妙高高原の翌日に富山のほうに行くことになるので、ちょうどいい感じだったりするんっすが、1966年生まれということは、僕よりも2つほど上。 オッサンやん! で、洗足学園大学講師。 なかなか立派な肩書きなんっすが、あ、でも、僕の家の裏には 「天武天皇御足洗井跡」 があるし! ( ← ライバル心、剥き出し。) で、1999年、初のリーダー・アルバム『ETERNAL AFECTION』を発表し、この年から『スイングジャーナル』誌の人気投票でテナーサックス部門の首位をとるようになり、2010年の同誌の廃刊まで12年間首位に立ち続けた。 凄いっすよね。 超・有名&有能と断言した根拠は、ここにあるんっすが、で、僕は生 (ナマ) で川嶋哲郎を見たことがあります。 川嶋哲郎、略して、カワテツ。 何か、水位計とか作っていそうなんっすが、川鉄アドバンテックという会社があったんっすよね。 川鉄 = 川崎製鉄? 今はJFEアドバンテックという、何かめっちゃカッコいい名前になっているんっすが、で、どこで生カワテツを見たのかというと、八ヶ岳の麓。 んーと、 これ 。 大坂昌彦くんとMAYAたん。 森山威男くんの一座。 あと、MALTAたんも出ていたし、ローカルなジャズ・フェスにしては、かなり豪華な面子だったんっすが、この森山威男くんの一座に入っていたのが川嶋哲郎だったんっすよね。 えーと、2012年の話なので、『スイングジャーナル』誌の人気投票でテナーサックス部門の首位をとるようになり、2010年の同誌の廃刊まで12年間首位に立ち続けた。 SJ誌がそのまま持ちこたえたら、さらに記録を更新していたに違いない、超・有名&有能なキャラであったに違いありませんが、当時の僕はそうとも知らず、川嶋哲郎? 誰? …な状態。  が、演奏を聞いたらめっちゃよかったので、家に帰って早速、 『哀歌』 というアルバムを買った次第でありますが、このジャズ・フェス、とっくに廃業に追い込まれたのかと思ったら、 これ 。 健在やん! で、川嶋哲郎・板橋文夫ユニットがぁぁぁぁ。 ユッコ・ミラー バンドがぁぁぁぁ。 うぉぉぉぉぉぉ! エエやん♪ 来年、行ってみますかね? 津から桑名に帰るだけでメゲたので、今さら小淵沢まで車で行く気はしなかったりするんっすが、小淵沢駅から歩いて行けないこともなさそう? ま、それはそうと、今日はカワテツくんの 『マンボ・モンタージュ』 というアルバムを取り上げてみようかと。 2003年録音だか、発売だかの1枚で、サイドマンには外人サンの名前がずらっと並んでいるんっすが、日本のサックス奏者がキップ・ハンラハンをプロデューサーに迎え、ディープ・ルンバとジャズの融合を試みた意欲作。世界一と称されるハンラハン人脈のうねるリズム隊をバックに、時に火の玉のように激しく時に繊細に情感を伝えるサックスは妖しい魅力に富む。 そういうアレなんだそうで。 ディープ・ルンバ? 何か、そんなジャンルがあるんっすかね? で、キップ・ハンラハン? 何か、そんな京都人がいるんっすかね? 切符、はんらはんどすえ。 …みたいな。 よく分からんのっすが、んーと、 この人 っすかぁ。 やっぱり何かよく分からないんっすが、とりあえず演奏、聞いてみますかぁ。

 全部で12曲も入っていて、今からちょっと気が重いんっすが、まず手始めは 「イントロダクション・ウィッシャー」 。 2曲目が 「ウィッシャー」 なので、その前振りということになろうかと思われますが、 キラキラとした電子音(?)とピアノ (?) を背景に、哲郎クンがゆったりと、重々しくテナーを吹く。 そんな感じのアレっすな。 荘厳なような、小難しいような。 でもって、2分22秒くらいで、おしまい。 前振りでありましたな。 ここからが本番だと思われるんっすが、次。 「ウィッシャー」 。 ドコドコドコドコ…と、激しいタイコと打楽器のリズムが鳴り響き、先ほどよりも速めのテンポで哲郎クンが重々しくテーマを吹いて、で、そのままテナー・ソロへと突入。 そういうアレなんっすが、 モーダルというか、新主流派というか、フリーに片足を突っ込みかけているというか、とにかくアグレッシブで、激しく熱いブロウが繰り広げられております。 背後で聞かれるパーカッションがイカしているんっすが、さすがは世界一と称されるハンラハン人脈のうねるリズム隊であるな…と。 で、ピアノが出て来て、ん? 何かちょっと雰囲気、変わった? …と思ったら、いつの間にか次の 「ホライズン」 が始まっていたんっすが、いいっすよね、ホライズン。 ちょっぴり 「ホリイのずんずん調査」 みたいで。 昔、週刊文春にそんな連載があったんっすが、わりと面白かった記憶があるので、読み直してみようかと思ったら、 これ 。 現在在庫切れです。 この商品の再入荷予定は立っておりません。 ああん…。 で、気を取り直して、「ホライズン」。 これはアレっす。 何となくユートピアなムードっす。 NMB48 feat.吉本新喜劇 Vol.8 の25分45秒くらい。君のために、愛のハットトリック、決めるから。 「ゆーとぴあにしか見えんぞ。」とか突っ込まれておりますが、これ っすか。 おお、確かに! …とまあ、そんな感じに ゆーとぴあな雰囲気なんっすが、哲郎クンはソプラノを吹いていて、それがまた、いい感じに楽園ムードを高めてくれております。 その後、うねるパーカッションをバックに、しばしピアノのソロが繰り広げられるんっすが、これがまた、素晴らしいゾ…っと。 で、哲郎クンがソプラノのソロで飛翔して、で、おしまい。 最後まで、いい緊張感が持続していたな…っと。

 で、次。 「ナイト・フォール」 「夜の滝」 っすか。 しらたき? 晩ご飯のおかずが 「しらたき」 だけだったら、ちょっと哀しいものがあるんっすが、あんなもん、すき焼きに入れてこそ、肉の汁を吸って、そこそこ食えるレベルになるだけで、単独では力不足にも程がありますよね。 ところで君は 「糸こんにゃく」 と 「しらたき」 の違いを知っているかな? 僕は知りません。 糸こんにゃくには黒っぽいのと、白っぽいのがあるんっすが、白っぽい糸こんにゃくの別名が、しらたき? そんな認識なんっすが、合ってますかね? 検証!しらたきと糸こんにゃくに違いはある? 実は、現在ではしらたきと糸こんにゃくには明確な違いがないとされています。 あ、そうなんっすな。 また、しらたきと糸こんにゃくには地域性による違いもあり、関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」と呼ばれています。 あ、そうなんっすな。 確かにうちのほうでは 「糸こんにゃく」 と言ってます。 「しらたき」 とか、何、お上品ぶってんねん? ま、それはそうと、「ナイト・フォール」 。 夜の滝っすな。 夜の滝らしく、神秘的なバラードに仕上がっております。 テナーによるテーマに続いて、ピアノのソロがフィーチャーされるんっすが、透明でクリアで、いいっすなぁ。 ジョン・ビーズリーとかいう人? この人 ? あ、ちょっぴりハービー・ハンコックっぽいな。 …と思っていたら、ハービー・ハンコックの右腕だったんっすな。 うわーん。 あ、「みぎうで」 って読むんっすか? さっきの、取り消し。 タイコの人のブラッシュワークも冴えていて、極上のトリオ演奏を堪能したところで、哲郎クン、登場。 エモーショナルなソロを披露して、(中略) でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 この先まだ長いので、一部を省略させて頂きましたが、ここからは駆け足で。 で、次。 「エル・ドラド」 。 冒頭からエレベがビンビンくるファンク・チューンっす。 哲郎クンはソプラノを吹いてます。 ファンク・チューンと書いたものの、そうでもなくね? そんな気がしないでもなく、何か、全般的にフリーで、アバンギャルドな仕上がりでありますな。 超・保守派の僕にはちょっと辛いものがあるんっすが、辛い時は泣いてもエエんやで。 え〜ん。 あ、泣いたらちょっと、すっきりしたんっすが、んなことで、次。  「ホリゾンタル・ライン・トゥ・ヴァニシェッド・イントゥ…」 。 小難しいタイトルなんっすが、 ギター(?)とベースのデュオ? パーソネルにギターの記載はなかったような気がするんっすが、お静かなバラード風のナンバーでありますな。 哲郎クンは、お休み。 僕もここで、ちょっと一息。 ふぅ…。 で、次。 「ラルゴ」 。 ソプラノ・サックスによる、スローなボサノヴァっぽい気がしないでもない、気怠いチューンっす。 えらいっす。 三重弁ランキングBEST10〜ネット上で一番紹介されている三重弁とは!? 第3位にランクインしておりますな。 えっらー。だっるー。しんどー。 かいだるー。 そんなナンバーっす。 で、次。 「モンタージュ・ウィッシャー」 。 アルバムの冒頭を飾ったあの曲が、このタイミングでモンタージュとして登場します。 管楽器が2本あるように聞こえるんっすが、その辺が多重録音によるモンタージュなんっすかね? よく分かりません。 言われなければ “あの曲”だと分からないし、今ひとつ、意図が掴めないゾ…っと。

 で、次。 「マリン・スノー」 「海雪」 っすかね? ジェロ、今頃、どこで何をしてるんっすかね? ジェロは今何してる? エンジニアとして活躍中だそうです。 いかがでしたか? 「中秋の名月」 には是非、美味しいお団子を食べたいですね! で、演奏のほうはというと、フルートが2本? 多重録音? ちょっと余計なこと、やり過ぎなんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ちょっぴり気怠い雰囲気で、ま、悪くはなかったりするんっすけど。 で、次。 「アウェイクニング」 。 オーネット・コールマンにそんなタイトルのオリジナルがあったような気がするんっすが、違う曲っぽい? ドコドコドコドコ…と、激しいタイコと打楽器のリズムが鳴り響き、そこにピアノが加わり、で、哲郎が出て来て、こんにちは。 坊っちゃん、一緒にテーマ吹く。 そういった流れなんっすが、アグレッシブで、プログレッシブで、柿渋。 そんな仕上がりでありますな。 渋いっす。 で、熱いっす。 テナーのソロはかなりフリーな展開になったりするんっすが、超・保守派の僕でも何とかぎりぎり堪え忍べる範囲には留まっていて、よかったな♪ …と。 ハービーっぽいピアノのソロも聞けるし、パーカッションも生き生きしているし、よかったな♪ …と。 で、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「アトランティス」 。 ミディアム・ファストのグルーヴィなナンバーっす。 で、ラストっす。 「ソロ・ウィッシャー」 。 アルバムの冒頭を飾った “例の曲” を、最後にソロでやっちゃいます。 何ともドラマティックな構成なんっすが、個人的には、ま、いっかぁ…と。 言いたい事はいくつかあるんっすが、敢えて沈黙を貫きます。 そんなことで、かなりしぶとかったテナー・サックス編はこれにて、完結☆

【総合評価】 結局、最後までディープ・ルンバというのが何なのか、よく分からなかったし、ぜんぜん 「マンボ」 ちゃうやん…。 そんなアレだったんっすが、逆に純粋なジャズとして、なかなかの完成度だったし、世界一と称されるハンラハン人脈のうねるリズム隊をバックに、時に火の玉のように激しく時に繊細に情感を伝えるサックスは妖しい魅力に富んでいて、いいぞ、哲郎ぉぉぉ!


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