QUADRAMA (PRESTIGE)

GIL MELLE (1957/4/26)

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【パーソネル】

GIL MELLE (bs) JOE CINDERELLA (g) GEORGE DUVIVIER (b) SHADOW WILSON (ds)
【収録曲】

(01-03) RUSH HOUR IN HONG KONG / JACQUELINE / IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
(04-07) IN A SENTIMENTAL MOOD / WALTER EGO / FULL HOUSE / QUADRAMA
【解説】 ( 2023年10月29日更新 / 連載 1,556回 )

 妙高・赤倉〜北陸の旅、今日で完結させる所存なので、いきなり本題に入ります。 ( 前回 までの粗筋) 高岡で瑞龍寺を散策し、昼飯を食った。 で、高岡駅まで歩いて、電車(?)に乗って、富山駅まで行った。 電車(?)と、クエスチョンマークを付けたのは、もしかしたら気動車かもしれない。 そんな懸念があったからなんっすが、気動車のことを “電車” と書くと、鉄ヲタに因縁を付けられる恐れがありますからね。 ちなみに高岡から乗ったのは 「あいの風とやま鉄道」 という、クソ恥ずかしい名前のアレだったんっすが、愛の風と、山鉄道? …じゃなくて、あいの風・富山鉄道っすか。 いずれにしろ “あいの風” というのが謎なんですが、社名の由来 「あいの風」とは、春から夏にかけて吹く北東のさわやかな風で、古く万葉集の時代から豊作、豊漁等「幸せを運ぶ風」として県民に親しまれています。 なるほど。 四日市あすなろう鉄道 よりはマシっすな。 “あすなろう” という言葉の響きがちょっぴり “うすのろ” っぽくて、四カス ( ← よんかす。 四日市のカスのこと。) は、恥ずかしくないんか? …と言いたくなってしまうんっすが、それはそうと、何やこの、爽やかなカラーリングの車両は? こんなの、内部線 (うつべせん) じゃないっ! この路線、昔は近鉄の内部線だったんっすが、海星高校へ通学するのに毎日のように利用していたんっすよね。 当時は えんじ色 (?) のクソダサい車両が走っていました。 当時、海星高校は男子校だったので、四日市工業高校の生徒を含めて、クソ狭い車内は非常にむさ苦しかったんっすが、近くにある四日市市立南中学校の女子生徒が乗ってくるのが憩いでありました。 ま、それはそうと、あいの風とやま鉄道。 ここ を見ると、どの車両にもパンタグラフが付いているので、電車ぁぁぁぁ! …と言い切っても大丈夫そうなんっすが、ちなみに、この日のお泊まりは加賀温泉郷の山中温泉。 昼飯を食った後、北陸新幹線に乗って金沢まで行っちゃってもよかったんっすが、瑞龍寺から新高岡駅までは歩くと微妙に遠いので、新しくないほうの高岡駅に行くことにしました。 で、金沢へ行くには反対方向になるんっすが、とりあえず富山駅へ行って、周辺を軽く散策して、そこから新幹線に乗って、金沢に行くことにしました。 富山城 のほうは前に一度、行ったことがあるので、今回は駅の反対側の


<富岩運河環水公園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 富岩運河環水公園 へ。 いいっすよね、運河。 「怪物くん」 のエンディングを歌いたくなりますよね。 運河〜 運河〜、フランケン ざます ざますのドラキュラ ウォーでがんすの狼男 おれたちゃ怪物三人組よ〜 (ウォーでがんす♪) 力仕事に〜、深夜の散歩〜 怪物料理の名コック (運河〜!) んーと、 これ 。 ここ を見ると 「ウォーでがんす」 じゃなくて、「がんず」 と濁っているのが、個人的にめっちゃ違和感があるんっすが、何や、 “がんず” って? ガンズ・アンド・ローゼズの回し者か? じゃあ逆に聞くけど、「がんす」 って、何や? そう言われちゃうかも知れませんが、広島名物の魚肉練り製品やんけ! これ やんけ! ちなみにこの、運河〜! …じゃなくて、フンガ〜! これ、単なるフランケンの鳴き声(?)だとばかり思っていたんっすが、ドイツ語で 「空腹」 という意味だったんっすな。 なるほど! 力仕事とか、深夜の散歩で腹が減ったので、さっさと怪物料理を食わせろ! そういう歌だったんっすな。 腹が減っていれば、何だって美味いし。 「怪物料理、うめぇ〜!」 「 “空腹は最良のソース” て言うし。」 「わはははははは。」 「あ、僕、目玉焼きはソースじゃなくて、醤油派なんで。」 「 ・・・・・・ 。 」 こういう、空気が読めなくて、場をしらけさせるヤツって、いますよね。 目玉焼きには、塩やろ!?

 ということで、環水公園。 いいっすよね、環水。 大雨が降って道路が冠水しちゃうと困るんっすが、ラーメンの麺には 「かん水」 が欠かせません。 何なんっすかね、 「かん水」 。 何か、独特な匂いがしますよね。 えーと、#683 「麺の科学(山田昌治著)」 。 おお、なるほど。 あれ、アンモニアの匂いやったんか! 何でもいいけど、#683。 木下製粉株式会社くんってば、イラスト付きのコラム、頑張り過ぎぃ! 2023年10月22日現在、#879まで行ってますな。 目指せ、連載1000回! ということで、環水公園。 この公園があるのは、富山駅の “裏口側” なんだそうで、近年、再開発が進められているっぽくて、めっちゃ小綺麗。 が、あまり人が歩いてなくて、閑散としていました。 が、公園まで行くと、まあまあ賑わってました。 駅からはまあまあ遠くて、9月18日当時はクソ暑くて、汗だくになりました。 【朗報】 汗だく男子は女子にモテモテなことが判明! 男子も汗だく女子が大好きらしいぞ! え、マジっすか? ま、個人的には確かに “汗だく女子” が大好きだし、 「汗だく 女子中学生」 で画像検索した結果、このサイトに辿り着いたというのが実態なんっすが、画像、女子中学生じゃないじゃん! …というのは、とりあえず置いといて。 半数以上の男女が 「汗だくの人が好き」。 そんな調査結果が出たんっすな。

  ・女子に質問 / 汗だく男子は好きですか?
   好き (53%)
   嫌い (47%)

 めっちゃ微妙じゃん…。 ほぼ互角じゃん。 あ、でも、民主主義は多数決が正義だし! 半分を超えたら、勝ちだし! で、一方、

  ・男子に質問 / 汗だく女子は好きですか?
   好き (53%)
   嫌い (47%)

 まったく同じ割合。 これって、マジっすか? 汗だく女子好き男子の割合、ちょっと低すぎませんか? コピペして、数字を直すの忘れてませんか?

   好き (90%)
   嫌い ( 7%)
   アタイ、男子だけど、汗だく男子が好き♪ ( 3%)

 僕のイメージだと、そんな結果になりそうな気がするんっすが、嫌いな人にその理由を尋ねたら、「汗臭いから」 とか答えるんっすかね? あり得ねぇ…。 汗臭いから、たまらんのやんけ! 汗をかかない方法は中学生でもできる対策法で! いや、解決せんでええって! ま、自分が汗だくになる分には、ウザいので何とかしたいところではあるんっすが、秋の彼岸を過ぎて、すっかり涼しくなってから出歩くようにする。 それくらいしか対策はなかったりするんっすけど。 やや時期を間違えた感はありますが、で、この公園そのものは、うーん、まあまあ? 世界一美しいスタバ とかがあったりするんっすが、 真っ白な立山連峰が一望できました な日じゃないと、その真価は発揮されないような? 写真の無断使用転載禁止って、ちょっと綺麗な撮れたからって、ちょーすいとる ( ← 名古屋弁で「調子に乗ってる」 の意 ) んじゃねーよ! ちなみに僕の写真は、どんどん無断で使用したり、転載して貰ったりして構わないんっすが、文章のほうもどんどんコピペして、活用して頂けたらと。 『新・UFO入門』 における盗用の研究 とか、ありましたよね。 とまあそんなこんなで、富山市は以上っす。 で、この日のお泊まりは ここ 。 宿の部屋とか、風呂とか、飯とかに関しては、そのうちに ここ でレビューするとして、で、次の日の朝、その周辺を散策してみました。


<山中温泉・鶴仙渓 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 鶴仙渓 。 ここは前にも一度、来たことがあります。 探せば、その時に撮った写真も出てくる筈です。 今回撮ったのと同じようなものが出てくるに違いないので、敢えて探してリンクを貼ったりはしませんが、 山中温泉街マップ 。 前回は右のほうの 「黒谷橋」 から、左のほうの 「こおろぎ橋」 まで歩いて、その近くからバスに乗って帰ったんっすが、今回の宿は 「こおろぎ橋」 のすぐ近く。 端っこまで行っちゃうと、帰ってくるのが大変そうなので、 ゆげ街道 を歩いて 「菊の湯」 の辺りまで行って、そこから あやとりはし を渡って遊歩道に出て、こおろぎ橋 まで戻ってこようかと。 ゆげ街道はコロッケだとか、娘娘饅頭だとかの食べ歩きが楽しめるそうですが、旅館で朝飯を食べたばかりだし、まだ店は開いていないし、食べず歩くだけだったので、そんなに楽しめなかったな…と。 で、続いて 「あやとりはし」 。 これは素直に、凄ぇぇぇぇ! …と。 よく、こんな無駄に凝った橋を作りましたな。 税金の無駄遣いじゃね? そんな否定的な意見もあるでしょうが、あやとり橋 (あやとりはし) は、石川県加賀市山中温泉の大聖寺川にかかる橋 (人道橋) である。あやとり橋と記載されることが多いが、正式名称はあやとりはしである。 (中略) 山中温泉にあり、いけばな草月流三代目家元・勅使河原宏のデザインによるワインレッド色のペンキ一色に塗られた湾曲した徒歩専用の橋であり上空から見るとユニークな形状 (S字型) をした鉄骨の橋。橋のデザインのコンセプトは 「鶴仙渓を活ける」 と言われる。 なるほど。 勅使河原宏のデザインなら、しょうがないな。 佐村河内守に税金を注ぎ込むよりは、ぜんぜんマシやな。 そんな肯定的な意見もあるのではなかろうかと。 コンセプトは 「鶴仙渓を活ける」。 言ってる意味は、よく分からんのっすけど。 ま、活け花の家元なので、それっぽいことを言ってみただけで、深い意味はないものと思われますが、佐村河内守のデザインなら 「鶴仙渓を “聞く” 」 になっていただろうし。 もし、守くんがデザインしていたら心霊スポットになっていたかも知れませんが、うわぁぁぁ、新垣隆が出たぁぁぁぁ! ま、お化けというか、ゴーストというか。

 で、あと、「はぁと」 のフォトスポットみたいなのがありましたな。 今回、写真は撮らなかったんっすが、ゆげ街道から鶴仙渓を見下ろす展望広場みたいなところには、こんなフォトスポット も。 「YA ANAKA」 の “M” が、ないじゃん。 …なんっすが、ここに2人で手を繋いで立つと “M” の字になるんだとか。 参考例は こちら 。 おお。 ギャル2人だと、絵になりますなぁ。 無論、僕には手を繋いで一緒に立ってくれるギャルなどいないんっすが、一人でも 「YAYANAKA」 とかなら、出来る? あ、でも、よく考えたら、西城秀樹が一人で 「YMCA」 をやってたんだから、一人 「YAMANAKA」 とか、一人 「YACANAKA」 とか、一人 「YAAANAKA」 とかも可能っすよね。 ま、やってみたところで、ただ空しいだけなんっすが、で、鶴仙渓の 「はぁと」 の近くには 4月1日〜11月30日の期間、 川床 が出たりします。 山中出身の和の鉄人・道場六三郎氏監修の特別な甘味が優雅な気分に華を添えます。 おお、マジっすか。 道場六三郎って、山中の出身なんっすかぁ。 ちなみにダンディ坂野の出身は山代温泉でしたか。 地元に有名人がいるのって、羨ましいっすよね。 桑名には瀬古利彦くらいしか…。 ちなみにこの日、まだ時間が早過ぎたので、川床はまだやってませんでした。 ま、やっていたとしても “一人川床” は、ハードルが高過ぎるんっすけど。 で、終点は 「こおろぎ橋」 。 かつては行路が極めて危なかったので「行路危」の称を生じたといい、うんぬん。 ほぉ、そんな由来があったんっすな。 こおろぎ = 行路危だったとは! てっきり昆虫のコオロギだとばかり思っていたんっすが、また一説には秋の夜に鳴くこおろぎにも由来するともいわれています。 どっちやねん! 秋の夜に鳴くこおろぎにも由来するなら、めっちゃ普通なんっすが、ちなみにコオロギって、何て鳴くんでしたっけ? あれ 松虫が鳴いている ちんちろちんちろ ちんちろりん、あれ 鈴虫も鳴き出した りんりんりんりん りいんりん、秋の夜長を 鳴き通す、ああ おもしろい虫のこえ♪ きりきりきりきり こおろぎや♪ あ、ここで出て来ました。 きりきりきりきり。 ホンマにそんなふうに鳴くんか? きりきりきりきりって、それ、キリギリスちゃうんか? そんな気がしないでもないんっすが、キリギリスの鳴き声 。 あ、キリキリとは鳴いてませんな。 というか、見た目、キモっ! 昆虫やん! で、一方、 コオロギの鳴き声 。 うーん、キリキリかぁ? 綺麗な鳴き声であるのは間違いないんっすが、見た目、キモっ! 昆虫やん! いくら声が綺麗でも、昆虫、死滅しろ! そう、思わずにはいられませんが、 で、こおろぎ橋。 風雅な総ひのき造りの橋で、四季を通じて、山中温泉の代表的な景勝地で、浴客が必ず訪れるポイントとなっています。 ※2023年、8 / 28(月)〜 10/ 20(金) 頃まで こおろぎ橋 は補修工事に入ります。 絶賛工事中でした。

 んなことで、山中温泉はおしまい。 で、宿をチェックアウトして、金沢に移動。 兼六園とか、ひがし茶屋街とか、何度か行ったことがあるので、特に行きたいところがあるワケではないんっすが、とりあえず昼飯は ここ を押さえたので、その時間まで、どこかで適当に時間を潰そうかと。 とりあえず、


< 尾山神社 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 尾山神社 にでも行ってみるぅ? 飯を食うところから、近い。 ただ、それだけの理由でここを選んだんっすが、ギヤマンが映える「神門」は見事な美しさ! これが個人的に、何か微妙やな…と。 何て言うか、偽物っぽいというか。 ちゃんとした本物なのに、偽物扱いされて、憤懣やるかたないに違いありませんが、何となくそんな印象がするんだから、しょうがないじゃん! で、実際に行ってみたら、やっぱりちょっと微妙…。 変な門だも〜ん。 そんな印象しか湧いてきません。 が、中は普通に神社でした。 ちょっとした庭なんかもあったりして、悪くないな…と。 門だけで門前払いしようとして、悪かったな…と。 で、続いては


< 玉泉院丸庭園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

   玉泉院丸庭園 。 金沢城公園の兼六園に隣接する辺りは何度か行ったことがあるんっすが、こっちのエリアは始めてだったりします。 “新設” の庭なので、若干、作り物感が漂っていたりするんっすが、綺麗に整備されていて、悪くないな…と。 3連休の最終日ということもあって、金沢駅前のバス乗り場は長蛇の列で、兼六園とかは恐らく大混雑していたものと思われますが、こっちのエリアは人気もまばらで、のんびり。 天気はいいし、空は青いし、が、クソ暑い…。 で、昼飯まで、まだちょっと時間があったので、 いしかわ四高記念公園 というところへ行ってみることにしました。 ちょうど KANAZAWA JAZZ STREET 2023 というイベントをやってたんっすよね。 キッチンカーとかも出て、まあまあ賑わっていました。 クソ暑い屋外で聞くジャズというのも悪くないっすな。 演奏者は1曲やっただけで汗だくになってましたけど。 えーと、 これ 。 あ、「汗だく 女子中学生」 で再び画像検索した結果、ここに辿り着いたんっすが、画像、女子中学生じゃないじゃん! いや、女子高生ならいいじゃん! 可愛いし。 個人的には1コマ目の右下の臭い顔をしている女子高生がタイプだったりするんっすが、あ、でも、フローラルと、シトラス〜の女子高生も、いいっすな。 汗と混ざった制汗剤の匂い、たまらんっ♪ で、この漫画、2023.10.10現在、136話まであるんっすな。 高校生新聞、頑張ってるじゃん。 あ、 記者も募集 してるじゃん。 原稿執筆はさほど苦ではないので、応募してみますかね? 参加資格は「現役高校生であること」だけ。 駄目じゃん! 特例でオーバーエイジ枠とか、ないんっすかね? オーバーエイジが駄目なら、板東英二とか? あ、僕、板東英二ちゃうやん! 応募資格、ないやん! 哀しい現実に直面したところで、予約した昼飯の時間が近づいてきましたが、この続きは、後半に続く☆

 ということで、今日はギル・メレっす。 うわ、つまらなさそう…。 実際のところ、今回取り上げる 『クアンドラマ』 というアルバムは、そんなに面白くはなかったりするんっすが、ジャケットに惚れてしまった以上、中身は度外視で行きたいと思います。 ブルーノートっぽいデザインなんっすが、プレスティッジ盤なんっすな。 んーと、 これ 。 あ、やっぱ、ジャケットのデザインはリード・マイルスなんっすな。 で、メンバーに関しても触れられておりますな。 ギル・メレ(bs) ジョー・シンデレラ(g) ジョージ・デュヴィヴィエ(b) シャドウ・ウィルソン(ds)。 コピペで済んで、非常に楽なんっすが、特にデュヴィヴィエはローマ字カナ変換しようとすると、けっこう面倒だし。 デュヴィヴィエ、デュヴィヴィエ、デュヴィヴィエ、デュヴィヴィエ、デュヴィヴィエ。 コピペなら何度でもイケますな。 何度も書いているうちに、デュヴィヴィエがデュヴィヴィ工 (でゅう゛ぃう゛ぃこう) に見えてきちゃったんっすが、デュヴィヴィ工業高等学校、略して、デュヴィヴィ工(でゅう゛ぃこう)。 何かスキャットみたいで、スインギーっすな。 素淫戯(すいんぎ)と漢字で書くと、何かめっちゃエロいプレイみたいなんっすけど。 ちなみに僕はこれを ここ で仕入れたんっすが、Wikipedia の記載と曲順が違っていたりします。 どちらが正解なのか、真偽のほどはサダカでありませんが、輸入盤のCDなんかはたまに、録音した順に勝手に曲順を替えたヤツがあったりしますからね。 試しに Wikipedia に記載された曲順で聞いてみたら、何となくそっちのほうが全体の出来がよく思えたので、今回はそっちのほうに合わせて紹介することにして。 で、これ、シンプルなワンホーン・カルテットなんっすが、ピアノではなく、ギターが入ってしまっているのが、個人的には懸念材料。 しかも、ジョー・シンデレラって…。 研ナオコの顔しか浮かんできませんよね。 ほれ 。 さあ、これで君も 「シンデレラ」 と聞くと、研ナオコの顔しか浮かんでこなくなったに違いありませんが、とりあえず1曲目から。 えーと、Wikipedia だと 「ラッシュアワー・イン・ホン・コン」 っすよね。 香港のラッシュアワーの状況を詠んだ叙景詩なんっすが、今ひとつインパクトがない地味な曲調だったりして、何でこれをアルバムの冒頭に持って来たんや? …と。 だからCDでは 「フル・ハウス」 と入れ替えたのかも知れませんが、そっちはそっちで、同じくらいインパクトがない地味な曲調だったりするし。 で、演奏はというと、テーマ部は地味なバリサクに、ギターがテロテロと絡む感じだったりして、微妙…。 まあまあ混んでるラッシュアワーの雰囲気がそれなりに出ているような気がしないでもないんっすが、で、ソロ先発はギル・メレ。 今ひとつ力感に欠ける気がしないでもなくて、でもまあ、まあまあよく歌っていて、悪くはないかな? …と。 で、続いてシンデレラくんのギター・ソロ。 普通っす。 背後で地味にギルくんが絡んで来たりするんっすが、我関せず。 そんな感じにマイーペースで弾き続けて、で、その後、デュヴィヴィエくんのベースのピチカート・ソロが出て来て、最後は bs→ds→g→ds→b→ds の4バースでそれなりに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ハード・バップの王道。 そんなアレでありました。

 で、次。 「ジャクリーン」 。 嫁か、彼女か、娘か、身内か、他人か、その何れかに該当すると思われるジャクリーンちゃん、もしくはジャクリーンさんに捧げられたものと思われるナンバーなんっすが、ジャクリーン = ジャッキー・マクリーンの略…である可能性もゼロではありません。 で、さっき書くのを忘れておりましたが、All compositions by Gil Melle except as indicated っす。 この曲に関しては特に indicated がないので、自作であるものと思われますが、これはアレっす。 珠玉のバラードっす。 1曲目を聞いた限り、地味やな…。 そんな印象は拭えなかったんっすが、バラードは絶品っすな。 ジェリー・マリガンの 「ナイト・ライツ」 っぽい、都会派アーバンな哀愁が漂いまくってます。 ニューヨーク・シティ・ナイツっす。 イコール 「哀愁でいと」 っすよね。 すこしでも原曲と同じサウンドにしたいという事務所の意向で、サビの 「バイバイ哀愁でいと」 という印象的なコーラス・フレーズは、「I should date」 という感じでアメリカっぽく発音して下さいと、コーラス担当のEVEに依頼したという。 へぇ〜。 今、始めて知りました。 Wikipediaって、物識りなんっすな。 改めて これ を聞き直してみると、おお、確かに♪ I should date = 私はデートするべきです。 日本語に訳してみたら、意外とソレっぽかったし。 で、前曲では邪魔な感が拭えなかったシンデレラくんのギターも、バラードだとわりといい味を出していて、よかったな♪ …と。

 で、次。 「イット・ドント・ミーン・ア・シング・イフ・イット・エイント・ゴット・ザット・スイング」 。 日本ではもっぱら 「スイングしなけりゃ意味ないね」 という邦題で知られるデューク・エリントンのナンバーっす。 「スイングしなけりゃ意味がない」 と、ちょっぴり味気ないされ方をすることもあるんっすが、それは、何も (それがそのスイングを取ってこられないならば) 意味していません。 翻訳ソフトだと、こんな感じ。 で、これ、いいっすよね。 英語のタイトルからして、スイングしまくっている感じ。 いっと・どんと・みーん・あ・しーんぐ、いふ・いっと・えいんと・ごっと・ざっと・すいーんぐ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ♪ で、メレくんの演奏も、バリサクという鈍重な楽器ながら、スイング感を損ねておらず、イケてます。 続くシンデレラのギターも頑張ってます。 デュヴィヴィエのピチカート・ソロも聞けます。 ベースとドラムスの絡みもあります。 最後、メレくんが1コーラス早く出てきちゃったりするのもご愛敬で、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 「イン・ア・センチメンタル・ムード」 。 エリントン・ナンバー 連チャンなんっすが、 雰囲気は一転、とってもセンチメンタルなムードに溢れたバラードが展開されております。 いわゆる “函館音階” のナンバーなんっすが、はーるばる来たぜ、函館〜♪ …という、あの音符の並び。 「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」 とか 「ポルカ・ドット・アンド・ムーンビームズ」 なんかもそうっすよね。 函館〜♪ …で終わるか、その後、下がるか、更に上がるかの違い。 センチメンタル・ムードは、函館〜♪ …で終わるパターンなんっすが、同じようなメロディーなのに 「函館の女」(はこだてのひと) とは、ぜんぜん違う曲に聞こえて、感慨深いな…っと。 で、メレくんのバラード、やっぱりいいな♪ …と。 で、ここで金沢ランチ。 改めて、 ここ 。 金沢イチの繁華街、香林坊のホテルにあるレストランっす。 ランチはいくつか種類があるんっすが、「牛肉のじゅうじゅう鉄板焼」 と、どっちにしようか悩んだ挙げ句、「能登牛ブリスケの炙りすきしゃぶ 金沢風」 というのにしました。 お値段、4,600円っ! めっちゃお高いっすが、 能登牛ブリスケっすからね。 ブリスケって、氷見の寒ブリを食わせて育てた、そういう名前のブランド牛なのかと思ったら、肉マニアが愛する希少部位ブリスケの濃厚な味わいとおすすめの楽しみ方 。 そういう部位なんっすな。 よくよく考えたら牛って草食動物なので、魚とか、あんまり食べないだろうし。 それが例え、氷見の寒ブリであろうとも。 寒ブリじゃなくて、冠二郎なら食べるかも知れませんが、人食い牛、怖ぇぇぇぇ…。 で、ブリスケ。 また広島県を中心とした地域では、「コウネ(コーネ)」 という希少部位として知られており、うんぬん。 あ、コウネなんっすな。 一度、食べてみたいと思っていたんっすが、で、おすすめの楽しみ方はというと、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、カレーやシチュー。 今回はそれを、炙りすきしゃぶ 金沢風で楽しもうという魂胆なんっすが、とりあえず、

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 スープとサラダは、ブッフェで。

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 で、メインのブリスケは、スライスしたお肉を香ばしく炙り、珠洲塩を振った旬の野菜と一緒に蒸し焼きにするという、美味しさがダイレクトに伝わる調理法を取り入れました。 金沢で最も長い歴史をもつ福光屋の福みりんと中初商店の天祐醤油を使った「自家製かえし」のタレにつけてお召し上がりいただきます。 そういうアレでありました。 うん、美味ちい♪ 右側の写真はマグロの山かけ? これも美味しかったっす。 ただ、珠洲塩を振った旬の野菜と一緒に。 この “野菜の部” が、思った以上にボリューミーで、さほど野菜が好きではない僕としては、「牛肉のじゅうじゅう鉄板焼」 のほうがよかったかな? そんな気がしないでもなかったんっすが、あ、でも、福光屋の福みりんと中初商店の天祐醤油を使った「自家製かえし」のタレ、絶品だったし! 金沢で、金沢風の名物 (?) を食べることが出来て、よかったな♪ …と。 で、デザートとコーヒーもブッフェだったりして、んなことで、赤倉・妙高〜北陸の旅は、おしまい♪ んなんことで、次。 「ウォーター・エゴ」 「水の自我」 ? フロイトによれば、人間の心は、3つの領域からつくられているという。 「イド」「エゴ」「スーパーエゴ」とよばれる3つである。 この 「スーパーエゴ」 というのが、超・自己中なヤツという感じで、中学2年生当時の僕に強く突き刺さったんっすが、水にもエゴがあるんっすかね? で、曲のほうはというと、言うほど自己中心的なワケではなく、かと言って、そんなに面白いワケでもなく、何か抽象的なサウンド。 いわゆる、幾何学的ジャズって言うヤツっすかね? よく分からんのっすけど。 ギター、バリサク、ベースのピチカートと続く各自のソロは悪くなくて、で、変なテーマに戻って、おしまい。 で、次。 Wikipedia の記載と、手持ちの音源の曲順の違い。 4曲目まではA面とB面が逆になってる感じ? …だったんっすが、残りの3曲に関してはバラバラで、よく分からん…。 とりあえず、 Wikipedia だと、ラス2が 「フルハウス」 ということになるんっすが、手持ちの音源だと、これがアルバムの冒頭に出てくるんっすよね。 バリサクとギターの絡みで演奏されるテーマ部は地味の極みで、何とも印象が薄いんっすが、サビのフレーズだけは、それなりにメロディアスであるな…と。 ソロ先発はシンデレラくん。 背後でギル・メレが地味に絡んで来て、途中、短くベースのソロを挟んで、再びギター・ウィズ・バリサク。 その後、今度はバリサクが前面に出て来て、ギターは引っ込んで、でもって、テーマに戻って、おしまい。 サビのフレーズがそれなりにメロディアスである以外は、アレやったな…と。 んなことで、ラストっす。 アルバム・タイトル曲の 「クアドラマ」 。 意味は不明。 いかにもウェスト・コーストっぽい、ちょっぴりジェリー・マリガンな作風だったりして、でもって、今日のところは以上っす。

【総合評価】 最後の2曲が個人的には微妙だったので、全体のイメージとしても、微妙…。 試しに Wikipedia に記載された曲順で聞いてみたら、何となくそっちのほうが全体の出来がよく思えたので、今回はそっちのほうに合わせて紹介することにしたんっすが、果たしてそれが正解だったのか、どうか…。 あ、でも、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ、でゅわっ♪ …っと、バラードはよかったから! …というのが救いな、そんな1枚でありました。 ジャケット100点、中身は62点。 ま、ギリで合格っすな。


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