THE FLIGHT OF THE EAGLE (RESERVOIR)

NICK BRIGNOLA (1996/6/17)

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【パーソネル】

NICK BRIGNOLA (bs) KENNY BARRON (p) RUFUS REID (b) VICTOR LEWIS (ds)
【収録曲】

(01-04) GERRYLIKE / THE FLIGHT OF THE EAGLE / DIZ / A PRETTY GIRL IS LIKE A MELODY
(05-08) BODY AND SOUL / ROLLERBLADES / MY FOOLISH HEART / THE LAST OF MOE HEGAN
【解説】 ( 2023年11月19日更新 / 連載 1,559回 )

 四日市で 「B-1グランプリ」 が開催されるそうっすな。 “四日市トンテキ” がグランプリを取ったりすると、四カス (よんかす = 四日市のカス) が調子に乗りそうで、ウザいんっすが、えーと、 これ 。 あ、全国大会ではなく、東海・北陸大会なんっすな。 それを聞いて、ちょっと安心しました。 「四日市でB1グランプリ、やるでー。」 そう、四カスに自慢されても、「東海・北陸大会やん! 桑名では “ゆるキャラグランプリ” 、やったし! しかも全国大会やし!」 そう、言い返すことが出来ます。 ま、ぶっちゃけ、期待したほど盛り上がらなかったんっすけどね。 ゆめはまちゃん がグランプリを獲得して、桑名の名前が全国に轟くのを期待したんっすが、オブザーバー参加(?)とかで、ノミネートしなかったし。 ま、 こにゅうどうくん みたいに、組織票で醜態を晒すよりはよかった気がするんっすが、この騒動のお陰で、ゆるキャラもすっかり下火になっちゃいましたからね。 ま、ゆるキャラが下着になるよりはマシかと思うんっすが、こにゅうどうくんの下着姿とか、見たくねぇ…。 のしろケットちゃん のパンツなら、ちょっと覗いてみたい気がするんっすが、ほら、ロケットの妖精なら、空を飛んでみろよ! 下からスカートの中、覗いてやるからさぁ。(ニチャア) そんなふうに虐めたくなっちゃいますよね。 ま、ロケットにまたがっているので、あまりパンツは見えないような気がするんっすが、じゃ、 バファローベル で。 あ、つば九郎、なにやっとんじゃぁぁぁぁ! ちなみに、桑名で ゆるキャラグランプリが開催されたのは、2017年11月18日(土)〜19日(日)。 あれから6年になるんっすなぁ。 結果は こちら 。 鳥取県・八頭町のマスコットキャラクター「やずぴょん」 が、縄跳び大会他力の部で、見事総合1位に! うぉぉぉぉぉ、凄ぇぇぇぇぇ! 縄跳び大会って、そんなカテゴリーがあったんっすな。 しかも 「他力の部」 。 やずぴょん本人(?) 本兎(?)は、何もしてねぇんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、見た目の人気投票じゃなくて、実力で順位が決まるというのはいいっすよね。 例えそれが他力であれ。 ちなみに、いわゆる “人気投票” で1位になったのは、 うなりくん 。 うーん…。 思わず唸ってしまうキャラでありますな。 いや、ナマズじゃないから。 ウナギだから。 いや、思わず鯰(なまず)ってしまうキャラじゃないから。 唸(うな)ってしまう…だから。

 ちなみに、歴代ランキングは こちら 。 2010年の “ひこにゃん” は、いいとして、 “タボくん” って、何や? ひこにゃんとタメを張れるような強者なんか? 何となく聞いたことがあるような気はするんっすけどね。 んーと、 これ っすか。 何じゃこの、インパクトの薄いキャラは? 滋賀県彦根市での開催だったらしいので、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教への忖度としか思えなかったりするんっすが、2位に “唐ワンくん” (佐賀県)と並んで、 “ぎんにゃん” (滋賀県) なんてのも入っているし。 銀色の猫か、銀杏 (ぎんなん) っぽい猫か、そのどちらかだと思われるんっすが、後者だとすれば、ちょっぴりウンコの香りがするゆるキャラ。 斬新なコンセプトっすな。 えーと、 ぎんにゃん 。 おお、頭の上に銀杏 (いちょう) の葉っぱ、付いてるやん! 銀杏 (ぎんなん) じゃないから、うんこ臭くはなくて、セーフ? 滋賀県立彦根東高等学校が、何故このようなキャラを作ったのかは謎なんっすが、こちら を見ると、彦根東高校のシンボルである銀杏の木に住んで、文武両道に励む彦根東高生を癒し、応援している。 おお、なるほど。 銀杏の木がシンボルなら、しゃあないっすな。 で、特技は銀杏の殻剥き。 あ、やっぱ、うんこ臭そうじゃん! 小学生ならともかく、いい年こいた大人 (御年55歳) が、うんこ連発って、どうよ? そんな気がしないでもないんっすが、うんこネタは小学生にウケるから、しょうがないじゃん! 小学生の心、掴みたいじゃん! で、2011〜13年のグランプリは、 “くまモン” “バリィさん” “さのまる” 。強力なラインアップですな。 今治はB級グルメの “焼豚玉子飯” もあるし、佐野は “佐野ラーメン” もあるし、2部門で有名なのは凄いっすよね。 八頭町も ほっこりスープ があるし、縄跳び大会他力の部で優勝だしで、なかなかなんっすが、で、2013年の第2位は “出世大名家康くん” 。 ああ、そんなヤツ、いましたなぁ…。 元祖・ゴリ押しキャラっすよね。 浜松はウナギと餃子があるから、ゆるキャラは別に、いいじゃん。 余所者からすると、そんな気がしないでもないんっすが、何か、必死でした。 その甲斐あって、2015年には見事、グランプリに輝いているんっすが、ま、この年は浜松市での開催だから、しゃあないかぁ…と。 地元ブーストに期待しちゃいますもんね。 で、この頃からブームに陰りが見え始め、2017年の桑名開催も、今ひとつ盛り上がらない結果に終わってしまったんっすが、2020年岩手県滝沢市大会のグランプリ、 “たかたのゆめちゃん” とか、まったく何の話題にもなってないし。 で、コロナの影響もあって、この年でグランプリの開催は終了した模様でありますが、ま、潮時でしょうな。

 で、一方 B-1グランプリ 。 2006年から2016年まで開催され、中断を挟んで2019年に復活。 が、その後、全国大会は開催されてない模様。 現時点での最終大会のグランプリが “津ぎょうざ” って、津カス (つかす = 津のカス) が調子に乗りそうな結果になって、ウザいっすな。 兵庫県明石市での開催だから “あかし玉子焼” に花を持たせればいいのに、空気が読めないっすよね、津っ子は。 ま、 “あかし玉子焼” は、その前の大会で優勝しているので、ルール上、殿堂入り扱いだったのかも知れませんが、それにしても、焼きそばとホルモン (モツ) が強い大会っすよね。 伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ。 津も “津でモツ” とかで勝負すればいいのに、何故か “津ぎょうざ” 。 元々は学校給食のメニューだったそうっすな。 んーと、 これ 。無駄にデカい餃子とか、中学校の修学旅行で泊まった東京の 「ちょうようかん本家(?)」 の晩飯にも出たし! 揚げてはなく、普通に焼き餃子だったんっすが、そんなに美味しくなかったような気が…。 “津ぎょうざ” は食べたことがないんっすが、普通に美味しそうではありますよね。 小学校の給食メニューとなると、思い出補正もあるだろうし。 普通に美味しそうなものを “ご当地グルメ” にするとか、卑怯やん! 食べて微妙だったりするのが、B級グルメの醍醐味やろ? それは “四日市トンテキ” にも同じことが言えるんっすが、 豚肉のステーキって、んなもん、美味いに決まってるやん! ちなみにこちらは元々、四日市にある中華料理屋の看板メニューだったらしいっすな。 詳しくは Wikipedia 参照。 (前略) とんてきは同店の看板メニューであったが、当時は四日市名物と言える程には普及していなかった。 そうそう。 僕は四日市の高校に通っていたんっすが、当時、トンテキとか、聞いたことがなかったし。 2005年 (平成17年) 秋に四日市市職員の研修会で、豚肉のステーキに光を当てようと四日市大学の小林慶太郎准教授が発案したことが、ご当地グルメとしてPRしていくきっかけとなった。 あ、なるほど。 やっぱり “仕掛け人” がいたんっすな。 第1回の B-1グランプリが2006年なので、B級グルメで町おこしを! そんな機運が高まってきた頃ではないかと推測されますが、今では彦根から出張で来た人が「トンテキ、食べたい!」 と言い出すくらい有名になったりして、慶太郎准クン、やるじゃん! あ、けいたろうじゅん・教授じゃなくて、准教授? 昔は助教授とか言ってた気がするんっすが、いつから准教授とか言うようになったんっすかね? 気になったので調べてみたんっすが、んーと、これ 。 2007年まで准教授は 「教授を助ける」 という意味である 「助教授」 という名称で呼ばれていましたが、実際の仕事内容は 「自分の専門分野の研究と授業」 という点で教授と准教授の役割に大差がないことから、「准教授」 と名称が変わりました。 おお、なるほど。 じゃ、 『闇の忍者タスケ』『闇の忍者ジュン』 に改名したほうが、よくね? そんな気がしないでもないんっすが、闇の忍者〜、ジュン♪ せっかくの主題歌が締まらなくなるから、今のままでいいっすな。 で、2007年に改名なら、当時は小林慶太郎助教授じゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、肩書きはともかく、小林慶太郎は恐らく、この多大なる功績が評価されて、今では小林慶太郎名誉トンテキ教授とかに出世しているのではなかろうかと。 出世教授トンテキくんとか、ゆるキャラ化して、讃えるべきっすよね、四カス (よんかす = 四日市のカス) は。

 で、今年の B-1グランプリ in 四日市 。 どんな団体が出展しているのかというと、これ 。 “四日市とんてき協会” “津ぎょうざ小学校” 以外、三重県からは “亀山みそ焼きうどん本舗” と、 “名張牛汁協会” と、 “Doit! 松阪鶏焼き肉隊” っすか。 このジャンルだと、桑名はいつも蚊帳の外なので、寂しい…。 で、どいつもこいつも、僕が子供の頃には聞いたことがなかった食べ物ばかりなんっすが、松阪とか、松阪牛が大正義だったりするんっすが、あまりにも特A級すぎるので、B級のほうは鶏焼き肉推しなんっすかね? で、名張。 牛汁で世の中を牛耳る。 そんな気概が感じられますな。 松阪牛ほどじゃないにしろ、伊賀牛というのも、それなりにブランド牛だったりしますからね。 で、亀山の “みそ焼きうどん” 。  何じゃこりゃ? 亀八食堂 のメニューなんっすかね? えーと、これ 。 おお、やっぱり! 味噌だれ焼き肉の流れで、うどんを焼いたのが起源なんっすな。 B級っぽくて、エエやん♪ で、例の如く “仕掛け人” が出て来て、B級グルメで町おこしを! そういう流れに。  何でもいいけど、 “秘伝” の味噌だれのレシピ、こんな詳細に公表しちゃっていいんっすかね? ま、この “適量” というところがミソなのかも知れませんが、「味噌だれ」 だけに。 使う赤味噌もサンジルシか、イチビキか、カニ味噌かで、ぜんぜん違ってくるだろうし。 桑名っ子である僕は断然、「サンジルシ」 推しなんっすが、亀カス (かめかす = 亀山のカス) だと、また話が違うだろうし。 少なくとも、魚介類の珍味系が苦手な僕としては、カニ味噌だけはヤメて貰いたいところなんっすが、で、この記事、途中まではいい感じに読まさせて貰ったんっすが、あまりにもクソ長くて、途中でメゲたので、次。

 えー、他県。 名古屋とか、B級グルメの総本家っぽい気がするんっすが、「味噌カツも、味噌煮込みうどんも、ひつまぶしも、あんかけスパも、みんな超A級だがね!」 そんな自負でもあるのか、名古屋からの出展はなく、愛知県からは “豊川いなり寿司で豊川市をもりあげ隊” と、 “高浜とりめし学会” と、 “瀬戸焼きそばアカデミー” の3つ。 豊川はまあ、豊川稲荷があるから “いなり寿司” やろな…と。 現在豊川市では、いなり寿司の上に愛知県名物のみそカツを載せたものや、鰻の載せたものなど、創作いなり寿司も多くのお店で販売しています。 さすがにそれは邪道やろ…。 そんな気がしないでもないんっすが、豊カス (とよかす = 豊川のカス) がそれで納得しているのなら、他県人がとやかく言う筋合いはないな…と。 豊カスだと、豊川のカスなのか、豊田のカスなのか、豊橋のカスなのか、武豊のカスなのか、判然としないんっすが、何でや? 武豊はカスとちゃうやろ? そう、思われるかも知れませんが、いや、武豊(たけゆたか)じゃなくて、愛知県の武豊(たけとよ)。 ま、他県の住民をカス呼ばわりするのもどうかと思うんっすが、で、高浜。 地味過ぎて、愛知県民でも、どこにあるのか知らない人がいそうなんっすが、「とりめし」 が売りなんっすか。 ただの 「味ご飯」 じゃん…。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、高カスが…、以下略。 で、瀬戸。 今や、将棋の藤井聡太のお陰で全国区の知名度を誇るので、今さら 「焼きそば」 なんかで町おこしする必要はないと思うんっすが、「瀬戸焼きそば」 とか、ぜんぜんピンと来ないし。 瀬戸物の皿に乗ってたりするんっすかね?  調べて見たら、麺は蒸し麺、具はキャベツと豚肉、味付けは醤油ベース、瀬戸物の器で提供 (テイクアウトを除く) 。 そんな4つの必須条件が定められているみたいなんっすが、醤油ベースの味付けというのが、ちょっと独特かと。 瀬戸物の器で提供 (テイクアウトを除く)とか、ケチくさいことを言わずに、テイクアウトも瀬戸物にすれば、瀬戸物の普及にも繋がって、一石二鳥かと思われるんっすが、さすがにそれはコスパが悪過ぎますか。

 で、岐阜県からは2団体。 まずは “めいほう鶏ちゃん研究会” 。 めいほうなら、明宝ハム でいいじゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、それだとライバルの 明方ハム が黙ってないだろうし、 “鶏ちゃん” は仕掛けなしの、昔っからの郷土料理だし、異論なし。 ちなみに “とりちゃん” でも “にわとりちゃん” でもなく、 “けいちゃん” 。 名前も可愛いし。 で、郡上市はもうひとつ、 “郡上奥美濃カレーファミリー” というところも出展しているんっすな。 あまり欲張らないほうが…。 二兎を追う者は一兎をも得ず。 虻蜂取らず。 ま、アブもハチも、どっちもいらんのっすが、共倒れになっちゃうような? ま、郡カスがそういう戦略なら、以下略。 で、静岡県代表に関しては、割愛。 東海・北陸大会と銘打っておきながら、北陸代表が “越前坂井辛み蕎麦であなたの蕎麦で辛み隊” だけというのは、ちょっとどうかと思うんっすが、ホストである四日市の力不足ということで、ま、しょうがないな…と。 北陸が手薄な分、ゲスト団体のほうは殿堂入りクラスを集めているし。 個人的には “今治焼豚玉子飯” と “十和田バラ焼き” を食ってみたいな♪ …と。 四カス (よんかす = 四日市のカス) が調子に乗るのはアレだし、令和5年 11月18日(土)・19日(日) 10:00〜16:00 (両日とも) 。 この原稿がUPされる頃には、ほぼ終焉を迎えているに違いありませんが、これを機に美味しいものがいっぱいの三重県に、来てね、来てよね!

 ということで、今日はニック・ブリグノラっす。 前々回のラース・ガリン、前回のヴァージル・ゴンサルヴェスに続き、またしても謎のバリトン・サックス奏者、登場。 その生態は深い謎に包まれているんっすが、ニックという名前が大の肉好きである僕の心を捉えました。 名字のほうはブリグノラなので、ブリ好きの人も取り込めそうだし、ちょっとだけグラノーラっぽいので、シリアル食品好きの人でも大丈夫かと。 欲張りっすな。 Nicholas Thomas "Nick" Brignola (July 17, 1936 − February 8, 2002) was an American jazz baritone saxophonist. なるほど、ニコラスだからニックネームがニックなんっすな。 ここ を見ると、恐らくジャズリスナーの中でも、あまり知名度は高くないでしょうが、この方、とんでもないテクニシャンです。バリトンサックスを軽々と吹ききります。その上、フラジオ音(通常の運指では出せない高音)を自由自在に吹きまくります。とにかくすごいです! そんな風に激賞されていて、期待が高まります。 他のどこかにも、ペッパー・アダムス系で、ゴリゴリ。 そんなふうに書いてあったし。 で、今日はそんなニク・ブリの 『ザ・フライト・オブ・ザ・イーグル』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 『鷲の飛翔』 っすか。 『ワイの師匠』 じゃなくて。 ワイ君は独学でジャケ絵師の道を究めたので、師匠と呼べる存在はいなかったりするんっすが、今回のジャケ絵は既に先週のうちに片付けておいたので、チョー余裕。 前回の ヴァージル・ゴンサルヴェス は、海沿いの岩の上みたいなところでバリトン・サックスを吹いておりましたが、ニク・ブリくんは湖のテラスみたいなところでバリトン・サックスを抱えております。 何か似たような構図っすな。 が、中身のほうは大きく違います。 あちらがビッグバンドと6重奏団だったのに対して、こちらはシンプルなワンホーン・カルテット。 あちらが1959年と、ジャズの全盛期に吹き込まれたのに対して、こちらは1996年。 新しっ! 令和最新版っすかね? いや、平成8年っすか。 今から27年くらい前なので、最新とは言えないような気がするんっすが、1990年代とか、ジャズの世界では、ひよっ子っすよね。 暗黒期だし。 よって、あまり多くは期待が持てそうにないんっすが、ピアノはケニー・バロンだしぃ。 毛に貼ろう、ん〜、快感、サロンパス。 この人名俳句だけで世間に知られている人っすよね。 ワンホーンだと、ほとんど何も書くことがないに違いないので、さっさと片付けて、今度の週末に備えるとして。

 んなことで、1曲目、 「ジェリーライク」 。 ニックくんのオリジナルではないかと思われるんっすが、タイトルには恐らく 「ジェリー・マリガンのように」。 そんな意味が込められているのではなかろうかと。 もしくは 「ジェリー好き」 。 子供の頃は断然、ジェリー派だった僕は、大人になってトム派に転じた次第でありますが、トム派?ジェリー派? トム派を広言すると、「トム派? ん〜、クスクス(笑)」 と、トム・ハンクスに笑われそうなんっすが、私はジェリー派です。フォルムがかわいい。 (中略) ジェリーも好きですが、見た目でジェリーのが好きです。 何、言ってんだ、この人…。 大丈夫か、この講師? トムとジェリー、トム派?ジェリー派? こっちのほうが参考になりそうなんっすが、トム派とジェリー派、それと第三勢力が拮抗している模様でありますな。 何の参考にもならん…。 で、曲のほうはというと、やっぱりマリガンっぽい? そうでもない? ちょっぴりユーモラスなハード・バップ。 そんな感じのアレなんっすが、いいっすよね、ユーモラス。 少なくとも、「尿漏らす」 よりはダメージが少ないと思います。 辛いっすからね、尿漏れ。 で、演奏のほうはアレっす。 バリサクとピアノのユニゾンみたいな感じでテーマが演奏されて、そのままバリサクのソロに突入。 何の衒いもないんっすが、そこがいいっすな。 『こち亀』 の中では 寺井 、好きなキャラだったりするし。 いや、寺井が好きなのに、衒いがなかったらアカンがな。 そんな気がしないでもないんっすが、どうでもいいっす。( ← 投げやり) で、ニックくん、前評判通り、けれん味のない吹きっぷりが、なかなかイケていたりして、で、続いてピアノのソロが登場。 え、何これ? めっちゃエエやん♪ ケニー・バロン、イケるやん! 適度にブルージーで、適度にクール。 ん〜♪ で、その後、ルーファス・フェイドとかいう人のベースのピチカート・ソロがフィーチャーされて、最後は bs→ds→p→ds の4バースで小粋に締めて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 何てことのない、超オーソドックスなハード・バップなんっすが、そこが、いいっ♪

 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ザ・フライト・オブ・ザ・イーグル」 。 え、何これ? めっちゃエエやん♪ タイトルからして、鷲が飛び回る激しい曲調を予想していたんっすが、意外にもバラード調だったりして、意表を突かれて、うひょ〜♪ 冒頭、ケニー・バロンの内省的なピアノのイントロに続いて、ちょっぴりウェイン・ショーターっぽいミステリアスなテーマを、ニックが吹く。 そういう流れなんっすが、途中からちょっとずつテンポが速くなって、ボサノヴァっぽい雰囲気になったりして、たまらんっ♪ で、そのまま、自然な流れでニックくんのアドリブ・パートになるんっすが、たまらんっ♪ 続くケニー・バロンのソロも、たまらんっ♪ ほとんど何の解説にもなっておりませんが、で、最後にベースのピチカート・ソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、名曲・名演、ここに極まり。 そんなアレでありました。 で、次。 「ディズ」 。 これはアレっすかね? ディジー・ガレスピーに捧げられた的な? アップ・テンポのラテンな佳曲でありまして、日本人ウケすること、この上なし。 ニックのプレイも絶好調。 ケニー・バロンも、ん〜♪ その後、ベースのソロと、ヴィクター・ルイスのドラムのソロもフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ん〜、たまらんっ♪

 で、次。 「ア・プリティ・ガール・イズ・ライク・ア・メロディ」 「旋律のような華麗な少女」 っすか。 もう、タイトルからしてソソられまくり。 いいっすよね、プリティ・ガール。 少なくとも 「プリン体がある」 よりは痛風持ちにも優しいんっすが、プリン体。 名前はプリティなのに、厄介なんっすよね。 で、プリン体と言えば、 愛の妖精ぷりんてぃん当初個人サイトとしては異例の年間100万アクセスを記録。 ええ、凄ぇぇぇぇ…。 うちのサイトはトップページが4つに分散しているので、全貌を掴みにくいんっすが、メインと思しき mirai.net 版 で、2023年11月11日 9:49 現在で、189457アクセス。 Since 1997/09/15 で、26年もやってきて、この有様。 せっかく 唐沢俊一くん に盗作して貰ったのに、そんなに話題にならなかったし。 今日、ここでさりげなくリンクを貼ったので、少しはアクセス数が増えてくれるのではないかと期待しておりますが、キリ番をゲットした場合は こちら にご報告を。 踏み逃げ禁止! …っすぜ。 ま、ウンコを踏んだら逃げるのが鉄則なので、ウンコのようなサイトのキリ番を踏んでしまって、逃げたくなる気持ちは分からんでもないんっすが、で、えーと、「ア・プリティ・ガール・イズ・ライク・ア・メロディ」。 可憐な少女のようなプリティな旋律を持ったバラードっす。 バリトン・サックスによるバラードって、いいっすよね。 重みがあるし、ムーディだし。 “低音ボイス” に、やられちゃいますよね。 テーマの後、ニックくんのソロ…という、いつもの流れなんっすが、歌心に富んでイスタンブールな吹きっぷりが、素晴らしいな…っと。 続くケニー・バロンのピアノも、たまらんっ♪ この腕前があれば、 バロン警備保障 でも、立派に任務をこなせそうなんっすが、何なんっすかね、この謎のキャラ。 バロンマン? ちょっぴり 「バロムワン」 のパチモンみたいで、B級感が半端ないんっすが、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ボディ・アンド・ソウル」 。 ここで始めて、歌物スタンダードが登場しました。 「身も心も」 。この邦題は絶妙っすよね。 「肉体と精神」 だと、かなりイメージが変わってきますからね。 「布袋・安藤・僧侶」 というのもアレだし。 で、これ、根は哀しい失恋の歌なので、原曲は暗いバラードだったりするんっすが、ここでのニックくん一味は、ミディアム・ファストで料理しております。 出来のほうは、うーん、まあまあ? 素直にバラードで演ったほうがよかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ま、これはこれで、アレかな? …と。 テーマの後、長めのベースのソロがあって、今までとはちょっとパターンを変えてきたんすが、で、その後、ベースだけをバックにニックがソロを取るという、これも新しいパターン。 途中からピアノが入って来て、ドラムレスの変則トリオ演奏になるんっすが、改めて最初から聞き直してみたら、テーマ部もそんな感じでありました。 だから何かちょっと、違和感があったんっすな。 賛否は分かれるかも知れませんが、新しいものにチャレンジする意欲は買っていいのではなかろうかと。 で、その後、ベースだけをバックにしたピアノのソロがあって、終盤、そこにバリサクが加わって変則トリオになって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 9分30秒。 ぶっちゃけ、ちょっと長過ぎた気がしないでもないんっすが、ま、アレかと。

 で、次。 「ローラーブレーズ」 。 ローラーブレードの複数形っすかね? ところで君は、ローラースケートとローラーブレードの違いを知ってるかな? 僕は知りません。 光GENJI が履いてるヤツ。 そんな認識しかありません。 光GENJI が履いてるのがローラースケートなのか、ローラーブレードなのかは知りませんが、少なくともローラースルーゴーゴーではないな…と。 で、えーと、ローラースケート 。 一般には自動車のように車輪を四隅に配置するクワッドスケート (Quad skates) を指す場合が多いが、広義では車輪を縦一列に並べたインラインスケート (Inline skates) もローラースケートに含まれる。インラインスケートは商標であるローラーブレード (Rollerblade) とも呼ばれることがある。 あ、なるほど。 ローラーブレードのほうがカッコええやん♪ ローラーが、刃のようになっているから、ローラーブレードなんっすな。 で、光GENJI 。 あ、これはローラースケート (ローラーブレードにあらず) っすな。 「STAR LIGHT」、作詞:飛鳥涼、作曲:飛鳥涼・CHAGE だけあって、めっちゃ名曲っすよね。 例の事件で 「シャブ&飛鳥」 扱いされて、 CHAGE が不憫でならないんっすが、で、「ローラーブレーズ」 はというと、シンプルなリフ・ブルース風だったりして、日本人ウケは、あまりよくなさそう。 が、ソロ先発のビル・バロン、相変わらずイカしてますな。 このアルバムで僕のバロン感が大きく変わったんっすが、バロン、びろ〜ん、べろ〜ん♪ で、その後、ベースだけをバックにしたニックくんのソロがあって、途中からピアノとドラムスが加わって、いい感じに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 5分40秒。 ちょっと短めだったりして、これぐらいだと最後まで飽きずに聞くことが出来て、いいな♪ …っと。

 で、次。 「マイ・フーリッシュ・ハート」 。 ビル・エバンスの名盤 & 超人気盤 『ワルツ・フォー・デビー』 の冒頭を飾ったナンバーとして、あまりにも有名 & 日本人に大人気♪ …なんっすが、このニック・ブリグノラのバージョンも、負けず劣らずの名演と言っていいのではなかろうかと。 イメージを壊さないバラードで演っているところが賢明なんっすが、リリカルなピアノのイントロに続いて、スーっとニックのバリトン・サックスが入ってくる瞬間はもう、背筋ゾクゾクもの。 いやあ、やっぱ、いいっすな、「私の馬鹿心(ばかごころ)」。 その邦題は、ちょっとどうか? そんな気がしないでもないので、「愚かなり我が心」 。 そんな、ちょっと婉曲な訳もあったりするんっすが、えーと、 これこの曲は、批評家により批判を受けた。 Timeはそのレビューで、「サウンドトラックの感傷的なバラードのブループ - ブリープ - ブループのような涙が飛び散った過剰の荒廃を相殺するものは何もない」と書いている。 言ってる意味がよく分からんのっすが、逆張りの批評家、氏ね! …と。 マイナー過ぎる故か、カバーバージョンのところにニック・ブリグノラの名前がないんっすが、僕だけが知ってる “隠れ名演” として、心の中に止めておこうかと。 ここに書いちゃったら、みんなに知られてしまうかも知れませんが、どうせ誰も読んでないし。

 んなことで、ラストっす。 「ザ・ラスト・オブ・モー・ヘーガン」 。 Moe Hegan というのは人の名前なんっすかね? 毛併願とか? 何か、複数の学校に出願していそうなんっすが、別にそれは悪い事ではないし。 で、曲のほうはというと、アップ・テンポで、メロディアスで、演奏するのが楽しそうなアレでありますな。 実際、バロン、ニックと続くソロは、どちらも伸びやかで、伸び伸びとした野比のび助。 そういったアレでありまして、「ドラえもん」 野比のび助などの声優・中庸助さん死去、93歳 。 エエぇぇぇ、マジかよ? ほんの一週間前やん…。 ま、93歳なら大往生と言えるんっすが、野比のび助って、誰や? …と思ったら、のび太のパパなんっすな。 はつ恋・白ゆりのような女の子/野比のび助の青春 。 ああ、これ、いい話でしたなぁ(涙)。 で、演奏のほうは終盤、p→ds→bs→ds の掛け合いで、いい感じに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 ペッパー・アダムスっぽい、バリバリなバリトン・サックスということで、それなりに期待していたんっすが、予想を遙かに上回る出来のよさでありました。 ケニー・バロンもめっちゃイケてるピアニストだったことが判明したし、オリジナルだか、誰か他のジャズマンが書いた曲だか、詳細は分かりませんが、スタンダード以外の曲の出来もいいし、これはもう、お薦めするしか。 聞いてね、聞いてよね!


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