CHICK BOOM,LIVE AT THE JAZZ SHOWCASE (DELMARK RECORDS)

CECIL PAYNE (2000/8/17-19)

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【パーソネル】

JIM ROTONDI (tp) ERIC ALEXANDER (ts) CECIL PAYNE (bs,fl)
HAROLD MABERN (p) JOHN WEBBER (b) JOE FARNSWORTH (ds)
【収録曲】

(01-04) TALK / CHIC BOOM / DING-A-LING / YOU WILL BE MINE TONIGHT
(05-08) BOSCO / HERE'S THAT RAINY DAY / CIT SAC / THEME
【解説】 ( 2023年12月03日更新 / 連載 1,560回 )

 おおおお! これが “本場” の “本物” の 「瓦そば」 かぁぁぁぁ。 うぉぉぉぉぉぉ!  いや、この部分はフライングで出発前に書いているので、無事に辿り着けたかどうかはまだ未知数なんっすが、このところ桑名で鉄道の人身事故が連発してますからね。 んーと、 ここ 参照。 近鉄名古屋線だけで、これだけの数の人身事故が起こっているとは、ちっとも知らなかったんっすが、11月に入って桑名駅の近くで3件立て続けに…。 2023/11/07 22:54 近鉄名古屋線 近鉄長島駅 男性/死亡。 長島駅というのは桑名駅から、ひとつ名古屋寄りの駅なんっすが、詳細を見ると、70代くらいの男性が近鉄五十鈴川駅発名古屋行き急行列車(6両編成)にはねられた。男性は全身を強く打ち、その場で死亡が確認された。 そういうアレだった模様でありますが、その場で死亡が確認…って、なかなかの惨状っすよね。 うわ…、想像したくねぇ…。 で、続いて、2023/11/16 07:47 近鉄名古屋線 益生駅 45歳/男性/死亡。 益生駅というのは桑名駅から、ひとつ四日市寄りの駅なんっすが、読み方は 「ますおえき」 。 あまりにも身近で慣れ親しんでいるので、ふーん。 そんな感想しか湧いてこなかったりするんっすが、ある日、同じ車両に乗り合わせた地元民ではないらしい女子高生が、「 “ますお ” やて(笑)」 と、馬鹿にしている場面に遭遇したことがあるので、あるいは、サザエさんの旦那が 「えぇ〜!?」 と驚いているシーンが脳裏によぎったのかも知れません。 “ますお ” やて(笑)。 ま、この人身事故は笑い事ではないんっすが、桑名市江場の男性会社員(45)が、近鉄鳥羽駅発名古屋駅行き特急列車(8両編成)にはねられた。男性は全身を強く打ち、愛知県内の病院に救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。 アーバンライナーに撥ねられたみたいなんっすが、とっても都会(アーバン)な桑名駅に停車する為、かなり減速していたと思われれるので、その場で死亡が確認…な状況は避けられた模様。 それにしても平日の 07:47って、超通勤・通学時間帯っすよね。 この影響で遅刻を余儀なくされた人は、自殺か何か知らんけど、飛び込むんなら、休みの日にせぇよ! そう、憤りを覚えたに違いありません。

 で、その3日後。 2023/11/19 14:40 近鉄名古屋線 近鉄長島駅〜桑名駅 51歳/男性/死亡。 またかよ…。 マンホールポンプの故障なんかでも、続く時は同じような不具合が連発したりするんっすが、調子のいい時は全然だったりして、ここ2ヶ月ほど、どこからも呼び出されなくて安泰なんっすが、そういうことを書くと、それがフラグになって、この週末あたりに電話が掛かってきそうな嫌な予感が。 ま、僕は2泊3日で遊びに行く予定なので、電話を貰っても動くことが出来なくて、心苦しい限りでありますが、警察などによりますと、51歳の男性が踏切内に歩いて進入し、近鉄名古屋行きの特急電車と衝突しました。 男性は病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡しました。 またしても、アーバンライナーに撥ねられた模様…。 とっても都会(アーバン)な桑名駅を出発した直後で、まだスピードが出てなかったと思われれるので、その場で死亡が確認…な状況は避けられたみたいなんっすが、日曜日の午後14時40分。 普段、電車なんか乗らないのに、休みなのでたまたま出掛けて、巻き込まれた人が多かったのではなかろうかと。 自殺か何か知らんけど、飛び込むんなら、平日にせぇよ! そう、憤りを覚えたに違いありません。 前回 参照、B-1グランプリ in 四日市の帰りだった人もいるかも知れませんな。 土曜日の来場者が 73,800人、日曜日が128,600人と、オワコンどころか、大変な盛況だった模様。 で、投票結果はというと、出来レースで “四日市トンテキ” がグランプリを獲得するのかと思ったら、意外にも 「Do it!松阪鶏焼き肉隊」 が優勝。 箸の重量は 23,550g っすかぁ。 この 業務用 割り箸 吉野杉 利休箸 の本体重量が約4.35g(1膳あたり) 。 多少、鶏焼き肉のカスとかタレとかが付着して、重くなっていることを勘案すると、約5gというところっすか。

  23,550 ÷ 5 = 4,710食。 総来場者数が 202,400人なので、2.33%くらいの人が松阪鶏焼き肉を食べた計算になります。 意外と少ない? ま、何人かで来て、何種類か買って、シェアして食べるのが普通だと思うので、そんなもんっすかね? 例の 「デスマフィン」 が作り置きで約3,000個だったらしいので、現場での調理となると、それくらいが限度かも知れません。 ちなみに第2位が 「富士宮やきそば学会」 。 根強いっすな。 知名度が半端ないので、とりあえず買っちゃう人が少なくないんでしょうな。 鶏焼きだけだとお腹が膨れないので、焼きそば、いっちゃう? そういう需要もあるだろうし。 ちなみに獲得割り箸重量は 23,062グラム。 松阪鶏焼き肉が 23,550gだから、その差、488g。 めっちゃ僅差。 惜しい! 富士宮やきそば学会の人がズルをして、こっそり劣化ウラン製の割り箸を何膳か混入すれば、逆転で頂点を取れたのにぃ。 何膳ほど混ぜれば結果がひっくり返るのかと言うと、ウランの比重が 18.9 。 割り箸の比重が 0.5 だとすると、重さ 37.8倍で、1膳あたり 189g。 3膳で逆転出来ますな。 劣化ウラン製の割り箸、凄ぇぇぇぇ! ま、「富士宮やきそば」 は、既に全国大会でグランプリを取っているので、そんなにムキになる必要もないんっすが、で、3位には 「亀山みそ焼きうどん本舗」 が入りました。 おお、健闘したじゃん。 頑張ったじゃん。 これも偏 (ひとえ) に、亀八食堂の看板娘のお陰なのではなかろうかと。 前回の原稿、頑張って日曜日の朝早い時間に更新したので、あるいは 『塩サバ通信』 を読んで 「亀山みそ焼きうどん」 に興味を持って、食べてくれた人も1人くらいはいるかも知れません。 獲得割り箸重量は 18,302g。 2位とはちょっと差があるので、焼け石に水ではあるんっすけど。 「焼け石に水」 と言えば、今回の B-1グランプリとは関係ないんっすが、 こんな料理 が。 「焼け石に水」 は効果がないんっすが、「水に焼け石」 は使えるんっすな。 ま、魚貝類、もしくは魚介類の類いがあまり好きではない僕からすると、まったくソソられない調理法だったりするんっすけど。 その焼けた石で、鶏肉か、豚肉か、牛肉、焼けって!

 で、4位には 「西伊豆しおかつお研究会」 が。 前回の原稿は途中で面倒になって、静岡県代表は割愛させて頂いたんっすが、随分と地味なのが上位に入ったんっすな。 んーと、 これゆでたての 「熱々うどん」 に、しおかつおの焼き身、ごま、海苔、若布、これらをふりかけ、鰹節と刻みねぎをまぶし、隠し味に出し醤油を少量入れかき混ぜて食べます。 おお、何か美味そう。 魚介類がそんなに好きではない僕でも、これならイケそう。 鶏焼きだけだとお腹が膨れないので、麺類、いっちゃう? あ、でも、焼きそばとか、焼きうどんは、重いし…。 一緒に連れてきた年寄りが今ひとつ乗り気じゃなくて、じゃ、この 「 “しおかつおうどん” っていうのにする?」 そんな需要を取り込んだのかも知れません。 で、5位が 「めいほう鶏ちゃん研究会」 。 とりあえず、鶏肉と麺類、いっとく? …というのが、今回の大会のトレンドであった。 そのように総括していいかも知れません。 で、「四日市トンテキ」が、5位以内にも入らなかったのは、ちょっと意外でありましたな。 四カス (よんかす = 四日市のカス) が調子に乗るのが、ウザい。 そんな私的感情を抜きにすれば、個人的にはいちばん食べたいのがコレだったんっすけど。 「こにゅうどうくん」 の組織票問題で叩かれたのに懲りて、今回はオブザーバー参加とか、そういう形だったんっすかね? だとすれば、少しは学習したな! …と。 で、「津ぎょうざ」 もランク外。  四カスは、津カス (つかす = 津のカス) だけには負けたくねぇ! そんなライバル心を持っていそうなので、嫌がらせをした可能性がありますな。 「津ぎょうざ」 には割り箸を付けない。 爪楊枝で食え! …みたいな。  大和物産 爪楊枝 業務用 商売繁盛 袋入 和文 1000本入 。 重量:1本あたり/約0.25g。 圧倒的に不利!! そんな不正があったのではないかと疑ったんっすが、地元の 「四日市とんてき協会」 、前回大会優勝の「津ぎょうざ小学校」、東海・北陸地方以外のゲスト団体を除いた13団体を対象に、来場者の投票で順位を決めた。 あ、そういうことなんっすな。 四カスは、そんなズルはしないと、僕は信じていたよ! だからと言って、カス呼ばわりは変わらないんっすが、桑名よりも四日市のほうが明らかに都会で、勝ち目はないので、何だか悔しいし。 あ、でも、四日市は近鉄とJRの駅が離れているから! 桑名は同じだから、近鉄が止まっても、JRに逃げられるから! 国鉄(現・JR)とか、年寄りが乗るものだから! ヤングな若者は近鉄だから! そう、昔から相場が決まっているんっすが、背に腹はかえられないから! ヤングな若者である僕も当然、近鉄派だったりするんっすが、近年、遠出をする時はJRを利用することが多くなりました。 べっ…、別に僕が年寄りになったワケじゃなく、新幹線に乗り換えるのはJRのほうが便利だから! 切符だって e5489 で買えちゃうし! とまあそんなことで、

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 おおおお! これが “本場” の “本物” の 「瓦そば」 かぁぁぁぁ。 うぉぉぉぉぉぉ! いやあ一度、食べてみたかったんっすよね。 秋芳洞の近くの店で類似品 (?) の 「河童そば」 というのを食べたら、ぶっちゃけ、ちょっと微妙だったんっすが、あれは 「河童」 だったからアカンかったのか、 “本物” でも似たようなものなのか、この目で…、というか、この舌で確かめなければ! で、今回、下関に行くことになったので、 この店 を予約することにしたんっすが、しゃぶしゃぶがメイン? 瓦そばは、おまけ? でもまあ、一応は “本場” の下関市だし、ま、本当の本場は下関でも川棚温泉というところらしいんっすが、詳しくは ここ 参照。 農林水産省のサイトの癖に、妙にポエトリーな文体なんっすが、文/はんつ遠藤? そっちが 「はんつ」 なら、こっちは ぱんつ稲葉 を名乗るぞ! 意味も無く対抗心を燃やした上に、本名までバラしてしまいましたが、昔からある郷土料理というワケではなく、ある旅館の親父が考案した “創作系” だったんっすな。 が、ただ無駄にデカいだけの揚げ餃子だったり、ただ単に豚肉を焼いたりしたものでなく、ビジュアル的にも相違工夫が凝らされているし、えーと、 こっちのほう が詳しいっすか。 1962年に誕生した瓦そばは、すぐに川棚温泉の名物として定着。 その人気は下関市にとどまらず、現在ではご当地グルメとしても山口県内で広く親しまれています。お隣の福岡県や、さらには東京などにも専門店ができるなど、その人気は留まるところを知りません。 ここまでメジャーになれば、大したものっすよね。 「歴史が〜」 とか、「成り立ちが〜」 とか、他県人がとやかく言う筋合いはないな…と。 お隣の福岡県や、さらには東京などで食べるワケじゃなく、下関で食べるんだから、これはもう “本場の味” と言っていいのではなかろうかと。 台湾には存在しない手羽先、台湾ラーメン、台湾ちまきを名古屋で食っても、本場の味、オイシイヨ! だったりするワケだし。 で、 “本場” の “本物” を食べた感想はと言うと、

  (朗報) 河童に罪はなかった!!

 「河童そば」 と似たようなものでありますな、こりゃ…。 基本、店や食べ物には文句を言わないことにしているんっすが、いくつか不満点を述べさせて頂くと、(1) わざわざ予約して行ったので、もっと熱烈歓迎されるのかと思ったら、そうでもなかった…。 (2) 水がセルフだった…。 ん? 水とか、お茶は? テーブルの上にコップだけ置いてあるので、もしかしてセルフ? …と思ったら、注文を聞いて去っていった店のお姉さんが、しばらくして 「あー、お水はあちらにありますのでー。」 と言いに来て、あー、やっぱりそうかぁ。 で、あちらに行ってみたら、ドリンクバーの機械しか見当たらなくて、ん? これは有料だよね? タダで飲み放題なワケじゃないよね? よくよく見ると、その隣に水道の蛇口のようなものがあって、ああ、これかぁ…。 お金がなくてドリンクバーを付けられなくて、無料 (ただ) の水で我慢する 三面怪人ダダ 。 そんな沈んだ気分になってしまいました。 で、(3) 「瓦そば」、量が少ねぇ…。 写真で見るのは大抵、 こんなふう に2人前になっていて、上に乗った2組の “もみじおろし on レモンスライス” が、 なんJ民 (イラスト左側) の顔みたいになっているんっすが、一人前だと、こんなもんっすかぁ…。 一人前だと瓦ではなく、普通の鉄板(?)で出されるところもあるみたいなので、瓦で出してくれるだけでも有り難いと思わなければなりませんが、で、(4) 御膳の右下が鶏の唐揚げじゃなかった…。 単品ではなく “瓦そば御膳” を注文したんっすよね。 ここ を見る限り、右下は鶏の唐揚げ? 美味そうじゃん♪ …と。 が、実態は

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 何か、筑前煮(?)みたいなものでありました。 一応、鶏肉も一切れ、入ってはいたんっすが、気分はすっかり “鶏の唐揚げ” だっただけに、うーん…。 ていうか、 “瓦そば” 、ボリュームが見本とぜんぜん違くね? あまりにも ※写真はイメージです。 過ぎね?  ま、よくある話なので、味さえ普通に美味しければ文句を言うつもりはないんっすが、(5) つけダレ(?)が、微妙…。 「河童そば」 でも感じたんっすが、いわゆる 「蕎麦つゆ」 でもないし、つけ麺の 「つけだれ」 でもないし、何か 「だし汁(?)」 みたいな感じで、インパクトが薄い…。 その為に “もみじおろし on レモンスライス” が付いとるんじゃろが! で、それを投入してみたら、少しは小マシになったんっすが、ジャンクな “濃い味” を溺愛する下級市民には、何とも物足りない食い物であるな…と。 唯一の利点としては、アツアツの瓦に接触している部分の “茶そば” が焼けてパリパリになって、その食感が楽しい♪ …という点が挙げられるんっすが、ま、「瓦そば」とは、こういうものである。 そう、納得はいったので、ぜんぜん問題はなかったんっすけど。 ちなみにこの店、

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 海峡ゆめタワー のすぐ近くにあります。 都会派アーバンっぽさが半端ねぇぇぇ! が、ぜんぜん人がいねぇ…。 下関駅から歩いて10分くらいなんっすが、ここから下関観光の中心である 唐戸エリア まで歩こうとすると、ちょっと大変そう…。 唐戸には飲食店がたくさんあるし、唐戸市場もあるし、なら、最初からバスでそっちを目指したほうが得策と言えそうなんっすが、何とも中途半端な位置なんっすよね。 が、ネットで予約出来るお手軽そうな店が、ここしか見当たらなかったら、しょうがないじゃん! 予約しないと一人で店に入れないから、どうしようもないじゃん! 「瓦そば」、食べたかったし! とりあえず納得はしたし! で、ここからバスに乗って唐戸に行くのは、何となく 「負け」 な気がするので、もう少し先の 城下町長府 のほうまで行ってみることにして、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日はセシル・ペインっす。 おお! このところ、正体不明の謎バリトン・サックス奏者が続いたんっすが、ようやく僕でも名前を知ってるキャラが出て来ましたな。 ま、地味なので、あまり多くを期待するのは酷かも知れませんが、いいっすよね、セシル。 恋知ル、セシル 。 おお、堀ちえみ、可愛ぇぇ♪ いいっすよね、「バカンスはいつも雨」 杉真理。 真理(まり)ちゃんなのかと思ったら、真理 (まさみち)って、オッサンかい! …というフェイントがたまらんのっすが、で、セシルはいいとして、ペインのほうは、ちょっと…。 何か、痛みを伴いそうっすよね。 ぽんぽん ぺいん みたいな。 痛み一族。 先祖は何を考えて、こんな名字を名乗ったんでしょうな? 痛み一族、痛んだマフィンで、ぽんぽん ぺいん、イェ〜♪ で、今日はそんなポン・ペイの、いや、違いますな。 そんなセシ・ペンの 『セルパ』という アルバムを取り上げてみません。 いや、聞いてみたら、なかなか充実した中身だったりしたんっすが、ジャケ絵を書くのが地味に面倒そうなので、やめました。 セシ・ペン、おっさんを通り越して、爺ィみたいになっちゃってるし。 セシル・ペイン (Cecil Payne、1922年12月14日 - 2007年11月27日)は、ニューヨーク州ブルックリンで生まれたアメリカのジャズ・バリトン・サクソフォーン奏者。ペインはアルト・サクソフォーンとフルートも演奏した。 彼は、バンドリーダーとしてのソロ活動に加えて、他の著名なジャズ・ミュージシャン、特にディジー・ガレスピーやランディ・ウェストンと共演した。 で、このアルバムが1993年の録音なので、当時71歳くらい。 ま、爺ィっすな。 んなことで、今日は 『チック・ブーム 〜 ライブ・アット・ザ・ジャズ・ショーケース』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 2000年の録音。 当時78歳くらい。 更に高齢化が進行してるやん! が、ジャケ絵のほうは既に片付けてあるので、余裕っす。 今週は終わったも同然っす。 で、これ、惜しくも今回は没になってしまった 『セルパ』 と同じく、テナーのエリック・アレキサンダーが参加しています。 ローランド・アレキサンダーと、ごっちゃになってしまうんっすが、んーと、 こっちのほう 。 よく、こんな出来の悪いジャケ絵を衆目に晒しましたな。 天才肌の陶芸家なら 「失敗じゃぁぁぁぁ!」 と、その場でたたき割るレベル。 ま、僕はそんな勿体ないことはしませんが、若手バリバリの新進気鋭のテナー奏者と、死にかけの超ベテラン。 誰が死にかけじゃ。 まだ死ぬまで、7年もあるわ! 『2,656日後に死ぬペイン』 っすな。 数日の誤差はあるかも知れませんが、毎日ネタを考えるのが大変そう…。 で、もう一人、ジム・ロトンジとかいう、謎のトランペッターが入っていたりします。 で、ピアノはハロルド・メイバーン。 残る2人は割愛。 面子的にはなかなかソソられるものがあったりするんっすが、果たして中身の出来は、如何に?

 んなことで、まずは 「トーク」 。 これは 「トーク」 という曲ではなくて、 「しゃべり」 です。 ライブのMCっす。 無論、英語なので、何をしゃべっているのか、さっぱり分かりません。 なんたら・かんたら・ちっかごー。 うんたら・ちっかごー。ちっく・ぶーむ。 ちっく、ちっく、ちっく。 ちっく・あ・ぶーむ、ちっか・ぶーむ。 ちっかごー。 わははははははは。 パチパチパチパチパチ。 何か、ウケてます。 わははははははは。 オモロイやんけ、このおっさん! で、アルバム・タイトル曲の 「チック・ブーム」 が始まるという、そういう算段なんっすが、何やこの、ベタで、正統派で、オーソドックスなハード・バップは? (歓喜) 絵に描いたような3管ジャズ・メッセンジャーズ風のサウンドに胸が躍ります。 胸は躍らへんやろ〜。 胸が躍ったら、肋骨、痛いで〜。(大木こだま・ひびき風) その肋骨の痛みがペインなんだな。 …と。 3管のハモりがめっちゃイケてるテーマに続いて、ペインのソロが登場するんっすが、ぶっちゃけ、寄る年波には勝てないな…と。 やや、覇気に欠ける気がしないでもないんっすが、ま、しょうがいっすよね、御年78歳だし。 喜寿を超えて、ナハナハだし。 で、続いてはトランペットのソロ。 謎キャラなんっすが、フレディ・ハバードっぽい感じがしないでもなくて、悪くないっすな、ロトンジ。 肥満児よりは太ってないし。 んーと、この人 っすか。 この初リーダー作にもエリック・アレキサンダーが入っているんっすな。 よし、ポチろう! で、続いてそのエリ・アレくんのソロが登場するんっすが、これがまた、とっても素晴らしい出来だったりします。 もう、覇気の固まり。 いいっすよね、覇気。 少なくともホキよりはソソられるものがあります。 うちは平日は宅配の弁当のおかずを頼んでいるんっすが、晩飯が 「ホキのなんたら」 だったりすると、その日は一日、仕事をする気がなくなります。 ま、いつもヤル気がないので、大勢に影響はなかったりするんっすが、覇気のあるハキハキとした吹きっぷりが実に素晴らしく、で、続いてハロルド・メイバーンのピアノ・ソロが登場。 これがまた、実に 「らしい」 弾きっぷりだったりして、ベテラン、健在であるな! …と。 途中、「モーニン」 の一節を引用する茶目っ気もあったりして、で、その後、ベースのピチカート・ソロが登場。 冒頭では割愛させて頂いたんっすが、ジョン・ウェバーという人っすな。 でもって、魅惑的なテーマに戻って、おしまい。 パチパチパチパチパチ。 ひゅー、ひゅー♪ いやあ、よかったっす。

 で、次。 「ディング・ア・リング」 。 円広志が枚方か寝屋川か、どちらかの商店街のために作ったテーマ曲っすかね? んーと、 これ 。 リングル、リングル、リン〜♪ ちょっと違いますな。 僕はこの歌を 『探偵!ナイトスクープ』 の 「枚方 VS 寝屋川 都会闘争」 みたいなネタで知ったんっすが、んーと、 これ 。 おお、消されずに残ってる! 互いに相手のことを 「枚カス」(ひらかす = 枚方のカス)、「寝屋カス」(ねやかす = 寝屋川のカス) と呼んで、罵り合っているんでしょうな。 で、リングル、リングル、リンではなく、「ディング・ア・リング」 。 円広志には負けるものの、元気の出る、なかなかの佳曲であるな…と。 ソロ先発のペイン御大が、やっぱりちょっとアレだったりするんっすが、そこはすかさず若手の2人がフォロー。 えーと、Eric Alexander (jazz saxophonist) (born 1968) 。 あ、僕と同い年じゃん♪ 2000年当時、32歳くらい。 バリバリの中堅として活躍著しく、イチジクの汁、じゅるじゅる。 続くロトンジくんのソロも悪くないんっすが、Harold Mabern Jr. (March 20, 1936 - September 17, 2019) 。 この人のソロが、凄ぇぇぇぇ! 当時64歳くらい。 超ベテランといった感じっすが、その演奏は若々しく、瑞々しく、そして荒々しく、あと19年くらいはイケるな! …と。 で、最後、bs→ds→ts→ds→tp→ds→p→ds の掛け合いで盛り上がって、でもって、 元気の出るテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 「ユー・ウィル・ビー・マイン・トゥナイト」 。 これはアレっす。 この上なくハート・ウォーミングなバラードっす。 アップ・テンポだと息切れしちゃうペイン老人も、スローだと、しっかりとした “重み” を感じさせ、人生とは、人が生きる道であるなぁ。 …と。 ワン・ホーンで始まり、途中、寄り添うように2管が絡んでくるところが、たまらんっ♪ ソロ・パートに入ると、ちょっぴりテンポが速くなって、御老体のプレイも、ちょっと危なっかしくなったりするんっすが、何とか自分の “持ち分” を吹き終えると、会場からは温かい拍手が。 続いて、ロトンジくんがミュートによるソロを披露して、吹き終えるとまた、会場からは拍手が。 以下、エリ・アレ、ハロ・メイが安定のソロを披露して、でもって、3管がハモるテーマに戻って、おしまい。 パチパチパチパチパチ。 わお♪ で、次。 「ボスコ」 。 ん? またしてもバラード? …と思わせておいて、その後、ベースのピチカート・ソロが出て来て、そこにピアノとドラムスが加わって。 この辺りから、ちょっぴりテンポが早くなって、でもって、3管のハモりによる魅惑的なテーマが演奏されるという、そういう算段でありますな。 そこはかとないラテンのフレーバーは、日本人ウケすること間違いなく、で、ソロ先発のエリック・アレキサンダーが、完璧っ♪ 続くジム・ロトンジも、完璧っ♪ もしかして、この人たち、才能があるんじゃね? そんな気がしてしまいます。 こうなると、後に続くソロ奏者に極度のプレッシャーがのしかかることになるんっすが、セシル・ペイン (かなりの高齢) 、動じません。 ドージマムテキくらい、無敵っす。 覇気があるとか、ないとか、そんな次元を超越しています。 で、続くハロルド・メイバーン、完璧っす。 でもって、哀愁味を帯びたテーマに戻って、おしまい。 いやあ、完璧っした。

 で、次。 「ヒアズ・ザット・レイニー・デイ」 。 セシル・ペインはフルートを吹いております。 セシル・ペインは、ニューヨーク州ブルックリンで生まれたアメリカのジャズ・バリトン・サクソフォーン奏者。ペインはアルト・サクソフォーンとフルートも演奏した。 そう、書かれていたんっすが、それを実証した形になります。 バリトンサックスはぶっちゃけ、年寄りに冷や水感が拭えなかったんっすが、枯れた味わいのフルートは、悪くないっす。 ピアノ・トリオをバックに、悠々としたワンホーン・プレイを堪能することが出来ます。 ピアノ・ソロの出来のよさは言わずもがなの最上もが。 名前は割愛のドラマーの人のブラッシュワークも鉄壁で、前にちらっと名前が出て来たベースのソロもフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 全体の流れからすると、息抜き的な一曲なんっすが、それもまた、エエやん♪

 ということで、次。 「シット・サック」 。 僕は極めて嫉妬深く、サクマの 「いちごミルク」 が大好き♪ そんなキャラだったりするんっすが、そんな僕のテーマ曲と言っていいかも知れませんな、「シット・サック」、まぁ♪ アップ・テンポの賑やかな演奏で、御老体のソロはちょっとアレなんっすが、残る若手と中堅は遺憾なく実力を発揮していて、イカンなぁ。 …というところがなくて、エエなぁ。 そのように評価していいのではなかろうかと。 わりとシンプルなテーマを3管のユニゾンで演奏した後、バリトン、トランペット、テナー、ピアノ、ドラムスの順で各自の極めて良好なソロが披露され、でもって、テーマに戻って、「しっと・さっく!」という掛け声があって、そのままエンディングの 「テーマ」 に突入。 メンバー紹介もあって、いかにもライブらしい雰囲気が感じられて、でもって、今日のところは以上っす。

【総合評価】 CDショップで何気なくこの1枚を手に取って、ジャケットを見た瞬間、そっと元に戻したくなるに違いありませんが、ちょっと待ったぁぁぁぁ! それ、とんでもない隠れ名盤でっせ! リーダーの鰈から、いや、加齢からくる衰えは如何ともしがたいものの、それを若手と中堅で全力でフォローしていて、結果、素晴らしいパフォーマンスが発揮されていて、超オススメ☆


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