SEEDS (VOGUE SCHALLPLATTEN)

SAHIB SHIHAB (1968/6/9)

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【パーソネル】

SAHIB SHIHAB (bs,fl) FATS SADI (vib,marimba, bongos) FRANCY BOLAND (p)
JIMMY WOODE (b) <#1-8> JEAN WARLAND (b) <#9,10> KENNY CLARKE (ds)
【収録曲】

(01-03) SEEDS / PETER'S WALTZ / SET UP
(04-07) WHO'LL BUY MY DREAM / JAY JAY / ANOTHER SAMBA / MY KIND'A WORLD
(08-10) UMA FITA DE TRES CORES / MAUVE / THE WILD MAN
【解説】 ( 2023年12月10日更新 / 連載 1,561回 )

 城下町。 いいっすなぁ。 小牛が戸をくぐり抜けて、裕也が “毛の空” を見上げる。 そんな情景が目に浮かんできます。 どうしてそんな情景が浮かんでくるのかというと、これはもう、小柳ルミ子のせいとしか言いようがないんっすが、こうしどを〜、くぐりぬけ〜。見上げるゆうや〜、けのそらに〜♪ いい歌っすよね、「わたしの城下町」。 “こうしど” というのが何なのかが、よく分からないんっすが、子牛戸? 半野良の外飼いの猫がいる家は、猫が自由に出入り出来るように、猫用の小さなドアを設置したりするんっすが、んーと、 こういうの 。 今ひとつ、人相…というか、猫相がよくない猫なんっすが、これの子牛版 =子牛戸。 そういう解釈でいいんっすかね? そこまで大きくはないので、子牛はスルー出来るんだけれど、親牛は通れない…みたいな。 親牛を排除する意図は、よく分からんのっすが、もし 「ドナドナ」 の荷馬車に “子牛戸” が設置されていれば、拉致されていた子牛は逃げ出すことが出来たのに…。 そう考えると、不憫でなりません。

  ない曇った〜、夜(よる)上がり〜、市場へ続かない道〜、荷馬車がゴトゴト、親馬を乗せてゆかない〜
  不細工な親馬〜、買われて来るよ〜、嬉しそうな瞳で、見てないよ〜
  ナドナドナード、ナード、親馬を乗せなーい、ナドナドナード、ナード、荷馬車が揺れなーい♪

 これは僕が子供の頃に考えた 「ナドナド」、またの名を 「ドナドナの反対の歌」 なんっすが、

   ある晴れた、昼下がり → ない曇った、夜(よる)上がり。

 ここまでは、わりとよく出来ていると思います。 晴れの反対は、曇りか? 雨ちゃうんけ? そんな意見もあろうかと思いますが、それだと、ない雨っ! あまりにも語呂が悪過ぎて、すぐに終わってしまうので、曇りにしました。 「好き」 の反対は 「嫌い」 ではなく、「無関心」 。 そういうアレと同じっすよね。 いや、そういうアレとは話が違うような気がするし、 「好き」 の反対は、やっぱり 「嫌い」 だと思うんっすけど。 もしくは 「キス」 。 恋の呪文は〜、スキトキメキトキス、逆さに読んでも、スキトキメキトキス♪ by 伊藤さやか 。 B面の 「恋のB級アクション」 も、なかなかの名曲だったりするんっすが、で、回文と言えば、 これ 。 今年の阪神は、これがまったく笑えないくらい強くなってしまって、ちょっとアレなんっすが、そういえば今年の新語・流行語大賞は 「アレ(A.R.E.)」 に決まったそうっすな。 ま、アレやな。 そんな気がするんっすが、で、「ナドナド」。 冒頭の一節は一点の曇りもない完璧な歌詞なんっすが、その先が適当過ぎますな。 我ながら不出来であるな。 そういう判断のもと、今まで世間に出すことは控えていたんっすが、とりあえずこれで “こうしど” は、解決。 問題はその先なんっすが、誰や、裕也? で、 “毛の空” って、何や? この2つに関しては、いくら考えても正解が見えてきません。 内田裕也、ちゃうんけ? ま、そっちのほうはそれでいいとして、 “毛の空” 。 もしかして、ルミ子、 “毛の空” とか歌ってないんちゃうんけ? …と思って、歌詞を見てみたら、 これ 。 “夕焼けの空” やったんか! で、 “子牛戸” ちゃうかったんか! いや、最初から分かっていたのに、何とも白々しいんっすが、作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃。 ちなみに「ドナドナ」の訳詞も安井かずみなんっすよね。 ほれ 。 後半部分が僕の知ってるバージョンと違っていたりするんっすが、で、ルミ子が言うところの 「わたしの城下町」 って、どこや? …というのが次の疑問点であります。 瀬戸内海のどこかなのは間違いないんっすが、よく考えたら、それは 「瀬戸の花嫁」 と、ごっちゃになっているだけで、もしかしたら違うかも? そんな気がしないでもないんっすが、 「瀬戸の花嫁」というと、上岡龍太郎のツッコミが思い出されます。 若いと〜誰もが〜、心配するけれど〜、愛があるか〜ら〜、大丈夫なの〜♪ それが 「若い」 ちゅうんや! ま、確かに。 ま、それが 「瀬戸の花嫁」 の可愛らしいところなんやけど。 そんなふうにも言っておりましたが、ま、確かに。 いいっすよね、幼妻(おさなづま)。 少なくとも 「オッサンな妻」 よりはソソられるものがあるんっすが、ま、オッサンみたいな妻というのも、それはそれで。

 で、「わたしの城下町」 。 私の城下町って、高島城のことなの? え、そうなん? ちなみに、僕が見ているページの左側には「モトクロス ボディアーマー パンツ」 なるものの広告が表示されているんっすが、どうしてこんなものが出てくるんだか…。 さっき、「幼妻 パンツ」 で、画像検索したからか? ( ← 答え合わせ) ちなみに、「幽霊になったからパンツ見せてもバレないよね!?」 という漫画が出て来たりしたんっすが、どういう論理や、そりゃ…。 それはそうと、私の城下町が高島城のことだとすれば、あまりにもマイナー過ぎるんじゃね? そう、思わずにはいられないんっすが、でもまあ、作曲した平尾昌晃が言ってるなら、間違いないっすよね。 あ、でも、作詞した安井かずみが言ってるわけではないので、何とも言えないところではあるんっすが、 歴女1000人に聞く 訪ねたい城下町ランキング 。 また、つまらんランキングを…。 略して、つまランキング。 つまらんことに関しては王様っぽくて、ちょっといいっすよね、つまらんキング。 で、1位が京都市。 エエぇぇぇぇ…。 確かに京都はいいんっすが、あれ、城下町か? …と言われると、ちょっと疑問が。 確かに二条城とか、ありますが、二条城って、無駄に語呂がいいだけで、言うほど城っぽくはないような? で、2位が姫路市。 エエぇぇぇぇ…。 確かに姫路城そのものは圧倒的なんっすが、城下町の風情はさほどでもないような? で、金沢市と松本市が、同率3位。 これはまあ、妥当なところかと。 で、5位が大阪市。 エエぇぇぇぇ…。 この “歴女1000人” とやら、あまりにも浅過ぎぃ…。 どうせなら “痴女1000人” に聞いたほうが、もっと興味深い結果になったような気もするんっすが、 歴女に人気の城下町100選/ホームメイト - 刀剣ワールド 。 こっちのほうがいいっすかね? 我が 桑名市 もちゃんと選ばれてるし。 時代の移り変わりと共に、港町から城下町、そして東海道の宿場町へ、町の形態が3つに変化しながら、大いに発展していきます。 その辺はちゃんと、 笹みどり も押さえてくれているんっすが、とまあそんなこんなで、( 前回 の粗筋) 下関で 「瓦そば」 を食った。微妙だった。 で、その後、城下町長府に行くことにした…と。

 山口県には 「長府」 と 「防府」 があって、ちょっと紛らわしいんっすが、「長府」 は下関駅の近く、「防府」 は新山口駅の、まあまあ近く。 で、下関駅と新山口駅は、まあまあ離れていたりします。 新山口駅って、何や? いつの間に、そんな駅に新幹線が止まるようになったんや? 昭和のオジサンは戸惑うかも知れませんが、昔の 「小郡(おごおり)駅」 と言えば、ピンとくるのではなかろうかと。 広島を過ぎると、新岩国、徳山、新山口(旧・小郡)、厚狭、新下関。 山陽新幹線の闇区間っすよね。 ちなみに、今でも福岡県に小郡駅というのがあったりするので、昔の小郡駅(山口県)の気分で乗換検索をすると、変なルートが定時されたりするんっすが、おじいちゃん、もう山口県に小郡駅はないから! 今は新山口だから! で、厚狭。 読み方すらよく分からない、東海道・山陽新幹線屈指の謎キャラ駅なんっすが、厚狭 (あさ) 。 言われてみれば、読めなくはないっすよね。 が、「あさ」 だったか、 「おさ」 だったか、いつも迷ってしまいます。 ま、こんな駅に降り立つことはまずないと思うので、別にどっちだっていいんっすが、で、今回、僕は行こうとしているのは 「防府」 ではなく 「長府」 のほう。 下関の中心部から近く、バスも頻繁に出ているので、門司港・下関観光のついでに、ちょっと足をのばしてみるには最適なんっすが、んなことで、海峡ゆめタワーにほど近い 「豊前田」 というバス停からバスに乗ることにしました。 前田豊(まえだ・ゆたか) ではなく、豊前田。 「ゆたかまえだ」ではなく、「ぶぜんだ」 と読むみたいっす。

 で、頻繁に出ているバス。 「乗換案内」 で当たりを付けた便の、ひとつ前に来たバスの行き先案内表示に 「城下町長府」 を経由するような表記が見られたので、それに乗ることにしたんっすが、失敗でした。 唐戸、赤間神社前、壇の浦、御裳川(みもすそがわ)と、ここまでは順調。 関門橋が綺麗に見えたり、関門橋の下をくぐったり、景色が素晴らしくて、テンション、アゲアゲ。 この辺りで平家が滅亡したのかぁ。 …と、諸行無常に浸ることも出来るし、城下町長府に用がなくても、この辺りまでバスで遠征することを強くお薦めしますが、その先、えっ? 何か変なところで曲がった? 海から離れて、何か団地のようなところに入り込んで、一体どこに連れて行かれるんだか…。 細い路地に突っ込んだと思ったら、バックして方向転回して、来た道を戻ったりして、さんざん迷走した挙げ句、何とか元の海沿いの道に戻って、事なきを得たんっすが、どうやら超地元民向けの、めっちゃ遠回りなルートのバスに乗ってしまった模様。 おそらく、後から出るバスのほうが早く目的地に着いたに違いありませんが、ま、そんなに急いでいたワケではないので、別にいいんっすけど。 ということで、城下町長府。 歴女に人気の城下町100選にも、ちゃんと選ばれています。 リンク先は外部サイトになるんっすが、ほれまた、国宝に指定されている仏殿や美しい山門が見どころの 「功山寺」 や 「長府毛利邸」 は、紅葉の名所としても知られています。 ここがポイント。 ちょうど、紅葉の見頃であるものと思われるので、紅葉を見に行こうよう♪ …と。 周辺にはおしゃれなカフェも点在し女子旅などで注目のエリアです。 あ、それは別にどうでもいいっす。 さほどおしゃれではない、カフェではない店で 「瓦そば」 を食べたから、いいっす。 んなことで、まずは


< 乃木神社・古江小路 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 乃木神社 。 乃木希典を祀った神社らしいんっすが、世間一般には乃木希典って、どれくらい評価されているんっすかね? 個人的には

  ブリスケ > 希典(まれすけ) > マレー熊

 そんな感じだったりするんっすが、 肉マニアが愛する希少部位 には負けるけど、さすがにこんな オッサンみたいな熊 よりはマシやろ? …と。 そもそも、何をした人なのか、よく分かってなかったりするんっすが、殉死した人。 そのイメージしかなかったりします。 僕が中学生だった頃に読んだ学研の 『中学○年コース』 だかに 「西部警察」 の記事が載っていて、○○刑事、なんとかかんとかの末に、壮絶な殉死! …みたいなことが書いてあったんっすが、その翌月号に訂正が。 ○○刑事、「壮絶な殉死!」 というのは、「壮絶な殉職!」 の間違えでした。 テヘッ♪ それを見て、勝手に殺すなよ! …と、思ってしまったんっすが、殉死も殉職も、死ぬことには変わりがなかったんっすな。 が、殉死は自殺じゃん。 殉職は事故じゃん。 その意味合いは、大きく違いますよね。 間違えるなよ、学研! で、この神社、 “本体” そのものは、ま、普通だったんっすが、 「さざれ石」 があったのが、よかったな♪ …と。 「君が代」 で有名なアレ。 僕はアレを聞くと、 野本岩男 の顔が浮かんできてしまうんっすが、医師だった野本岩男が妻と子を殺しちゃったんっすよね。 君が〜代は〜、千代に〜、八千代に〜、さざれ〜、医師の岩男となりて〜♪ これも 「ゆうや〜けの空に」 と同じく、変なところで伸ばすので、意味が分かりにくくなっているんっすが、千代に八千代にさざれる…のではなく、さざれ石。 そっちのほうに懸かるんっすな。 その 「さざれ石」 が 「いわお」 となった姿を目の当たりにすることが出来るんっすが、個人的にはそんな素性の怪しい岩なんかより、その後ろに掲げられた地元の中学生が奉納した干支の絵がエエな…と。 特に真ん中の「戌」の絵は、いかにも女子中学生が書いたっぽくて、エエな♪ …と。 下関市立長成中学校 。 僕が見ているページは、上も右も下も、下着姿っぽいギャルで埋め尽くされて、教育上、芳しくないこと、この上なかったりするんっすが、何でや? 「女子中学生 パンツ」 で、画像検索したワケじゃないのに! ま、今から検索しようと思っていたところなので、早かれ遅かれ “学習” することになると思われるんっすが、で、下のほうの写真は 「古江小路」 。 城下町長府を紹介するガイドには必ず登場するスポットでありますな。 僕はずっと 「ふるえこうじ」 と読んでいたんっすが 「ふるえしょうじ」 が正解みたいっす。 で、菅家長屋門のほうは 「すがけ」 と読んでいたんすが、正しくは「かんけ」。 ま、「ふるえこみち の すがいえちょーやもん」 と読まなかっただけ、まだマシなんっすが、詳しくは こちら の音声観光案内で。 で、続いては


< 長府毛利邸 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 長府毛利邸 。 防府のほうには 毛利氏庭園 というのがあって、紛らわしいんっすが、 長府毛利邸のほうは、明治36年、長府毛利家14代元敏によって建てられた邸宅で、うんぬん。 毛利というと戦国時代、戦国時代というと、千石イエスのイメージなんっすが、千石イエスが建てた家ではないんっすな。 ま、長府千石イエス邸ではないので、違うに決まっているんっすが、11月には庭園の池を囲む楓が色づき、純和風庭園と紅葉とのコンビネーションが秋の情景に素晴らしい演出を醸し出します。 ここがポイント。 ちょうど、紅葉の見頃であるものと思われるので、紅葉を見に行こうよう♪ …と。 ところで君は 「紅葉(もみじ)」 と 「楓 (かえで) 」 の違いを知ってるかな? 僕は知りません。 山村美紗の娘が山村紅葉なんじゃね? …というのは何となく分かるんっすが、じゃ、楓 (かえで)のほうはというと、 矢倉楓子 ? ワンダぁ〜(フー!) パワぁ〜(フー!) ハートぉ(フー!) みんな、フーフーだよ♪ (フー!) Wikipediaじゃなくて、エケペディア。 無駄に詳しいんっすが、「楓子」 はよく 「かえでこ」 と読み間違われる。 そんな新井薫子のパチモンみたいな読み方では、さほど大成しなかったに違いありませんが、「楓子」 という名前の由来は、かえで(カエデ科の落葉高木の総称) のように大きく育って欲しいと願い名付けられた。 なるほど。 ドラえもんの 「台風のフー子」 に因んだものではなかったんっすな。 しずかちゃんのスカートの下にフー子が入り込んで、パンツが丸見えになる画像を検索したんっすが、見つからなくて、で、えーと、 「紅葉(もみじ)」 と 「楓 (かえで) 」 の違い。 蛙(カエル)の手みたいな形の葉っぱのほうが 「かえで」 なんじゃね? …というのが僕の推測なんっすが、んーと、ここ 参照。 ま、だいたい合ってましたな。ちなみに 「紅葉狩り (もみじがり)」 とは、カエルを捕まえに行くのではなく、紅葉を見るために野山へ出かけることを言います (^_^) 。 最後、ちょっと滑りましたな。 で、純和風庭園と紅葉とのコンビネーションの成果はというと、僕が撮った写真を見て貰うとして。 ちなみに僕は赤緑色弱なので、赤色と緑色を見分ける能力が他人様(ひとさま)より劣っており、他人様 (ひとさま)に比べて、紅葉があまり鮮やかに見えてないんじゃね? …という疑念がつきまとうんっすが、それでも、おお! 綺麗に赤く色づいているな♪ …と。 で、色を抜きにしても、紅葉 (もみじ) や楓 (かえで) の葉っぱって、形が可愛いっ♪ …っすよね。 カエルの手みたいな形の葉っぱを付けるメリットがあるのか、ないのか、そこのところはよく分からんのっすが、かわいいは正義やな…と。 うちの会社の川合くんは、さほど可愛くはないんっすが、正義感だけは強そうだし。 で、いちばん下の写真の 「悲しみのMORY♪」 。 これはアレっす。 「悲しみのJODY」 の節で歌ってね♪ そんな意味を込めてみました。 毛利ぃ〜♪ ちょっと滑ってしまいましたが、とまあそんなこんなで、この続きはまた、次回 (^_^)

 ということで、今日はサヒブ・シハブっす。 バリトンサックス奏者史上、最も韻を踏んだ名前のキャラとして知られておりますが、本名ちゃいますよね? もちろん、あだ名に、決まってまっす♪ …よね? 芸名でいいんだったら、日本にも アンドレ・カンドレ がいるし! 意味もなく対抗心を燃やしてしまいましたが、えーと、サヒブ・シハブ(Sahib Shihab、1925年6月23日 ジョージア州サヴァナ - 1989年10月24日 テネシー州)は、ジャズ・サクソフォーン奏者ならびにジャズ・フルート奏者。1947年にイスラム教に改宗するまでの名は、エドマンド・グレゴリー(Edmund Gregory)であった。 (中略) ジャズ・ミュージシャンとして最初にイスラム教に改宗し、改名した。 グレゴリーの何が不満なんや? …と思ってしまうんっすが、ま、宗教上の理由なら、しゃあないな…と。 個人でやる分は、勝手にやって頂ければいいんっすが、もし桑名がハマスに占領されて、強制的にイスラム教徒にさせられたりすると、ちょっと困ります。 「桑名カレー」 が、ただのビーフカレーになってまうやん! ま、カレーに豚肉を入れて喜んでいるのは、旧・長島町の住民だけだと思うので、大勢に影響はないと思うんっすが、この桑名シティーホテル版のカレーは、もう売ってないような気がするし。 ヤマモリ のほうはまだ健在なんっすかね? 「桑名市長おすすめ」 と書かれておりますが、おすすめした水谷元元桑名市長は、既にお亡くなりに…。 ちなみに正しい読み方は「みずたに・げん、もと桑名市長」 なので、そこんとこヨロシク!

 で、サヒブ・シハブ。 熟慮の結果、今回は 「シーズ」 というアルバムを取り上げてみることにしました。 『種』 っすな。 ジャケット写真を見る限り、日本人がイメージする、いわゆる 「種子」 だけでなく、広く豆類なんかも含有する概念であるように見受けられるんっすが、1968年の録音ということは、今から55年か56年か、それくらい前。 僕が生まれた年と同じなので、計算が早いんっすが、今、自分が何歳だったのか、分からなくなったりするので、ちょっぴり誤差があったりします。 1970年代に入ると、「ジャズは死んだ」 感が色濃く感じられるようになるんっすが、まだ、ギリギリ生き長らえていた頃でありますな。 “VOGUE SCHALLPLATTEN” という、ややこしいレーベルから出されたみたいなんっすが、昔からあるフランスの “VOGUE” と同じなんっすかね? 1959年に、アメリカ国内の人種問題に辟易して、クインシー・ジョーンズとともにヨーロッパに渡り、最終的にスカンジナビアに永住する…とあるので、そっちのほうのレコード会社なのかも知れません。 1961年にケニー・クラークとフランシー・ボランのビッグバンドに入団し、12年にわたって一座の中心人物であり続けた。 そんな記載も見られるんっすが、その親玉2人が本作に参加しておりますな。 その他、ヴァイブとマリンバとコンゴのファッツ・サディとかいう人が入っていて、ちょっと面白い編成だったりするんっすが、果たしてどんなサウンドに仕上がっているのか、乞うご期待!

 ということで、まずはアルバム・タイトル曲の 「シーズ」 。 All compositions by Sahib Shihab except where noted なんっすが、ノートが付いてるもののほうが多く、シハブのオリジナルは全部で3つ。 うち1曲がこれなんっすが、ベースとバリトンとドラムスとパーカッションが、ちょっぴりラテンっぽく絡む導入部が、ちょっと独特。 そのまま何となくテーマっぽい雰囲気になっていって、そこにピアノも絡んで来て、そこからバリサクのソロっぽくなって、その後、ピアノのソロが出て来て。 このピアノがフランシー・ボランなんっすが、へぇ〜。 こんな感じのキャラなんっすな。 何となく名前だけは聞いたことがあったんっすが、演奏は始めて聞いた気がします。 ベルギー出身なんっすな。 これ の右側。 2人とも、いい笑顔っす。 知的そうに見えるんっすが、ピアノ・スタイルは適度にブルージーで、コンガのチャカポコも、なかなかいい感じ。 で、その後、バリサクのソロらしきものが再び登場するんっすが、スムーズなフレージングが耳に心地よく、でもって、フェードアウトして、おしまい。 …と思わせておいて、最後はバリトンのカデンツァで締める。 なかなか憎い演出だと思います。

 で、次。 「ペーターズ・ワルツ」 。 シハブのオリジナルなんっすが、いや、いいっすな、これ。 名前の通りワルツ (3拍子) なんっすが、めっちゃ日本人ウケしそうな “美メロ” の持ち主だったりして、いいっす。 ヴァイブとの絡みも秀逸っす。 いいっすよね、ヴァイブ。 好きなんっすよね、ヴァイブ。 ヴァイブ、たまらんっ♪ あまり 「ヴァイブ」 を連発すると、ブログを開いた時に表示される広告が、パンツから、おもちゃ系に変わっちゃいそうで、ちょっとアレなんっすが、バリサクとヴァイブの絡み、もう最高っ♪ ファッツ・サディ はベルギー出身のヴァイブ奏者。 なるほど。ベルギー繋がりなんっすな。 で、ソロ先発はシハブのバリサク。 よく歌ってます。 続くボランのピアノもいい感じ。 その後、ジミー・ウッドのベースのソロがフィーチャーされるんっすが、それらを影で支えるケニー・クラークのブラッシュ・ワークが絶妙過ぎて、たまらんっ♪ いいっすよね、ブラシ。 ブラシって、何? …という 「しろうとJAZZ」 な人は、ズワイガニ(敬称略) のブログを読んで頂くといいかと思うんっすが、ちなみに僕が見ているページに表示されている広告は今のところ、パンツっぽいのと、工具っぽいのが混在している状況。 よく、モノタロウで工具を買ったりしますからね。 今のところは工具のほうが優勢で、職人としての矜持が辛うじて保たれている感じなんっすが、アート・ブレイキーの名曲、モーニンという曲を調べてみた 。 そんな記事もありますな。 いや、これ名古屋のモーニングだがや! はははっ。 ズワイガニくん、おもろいやん♪ 尊敬の意味を込めて、今度はちゃんと敬称を付けておきましたが、とまあそんなこんなで、いい感じのメロディのテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 「セット・アップ」 。 ベーシストのジミー・ウッドのオリジナルなんっすが、アップ・テンポのビ・バップっぽい曲調で、日本人のウケはあまりよろしくないのではなかろうかと。 でもまあ、演奏している人達は楽しそうなので、ま、いっかぁ…と。 バリサクにヴァイブが絡むテーマ部に続いて、ヴァイブの人、バリサクの人、ピアノの人、タイコの人の順で、各自の卓越したソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 3分00秒。 ちょっとした小品でありました。 で、次。 「フール・バイ・マイ・ドリーム」 。 これまたベーシストのジミー・ウッドのオリジナルなんっすが、前曲から一転、今度はしっとり系のバラードとなっております。 ボランの弾くピアノが半端なく物悲しいっす。 イントロからテーマへ、そしてソロへ。 ずっとピアノ主導で演奏が進められ、でもって、テーマに戻って、おしまい。 結局、シハブくんは出ませんでした。 フランシー・ボランのフィーチャリング・ナンバーだった模様っす。

 で、次…に行く前に、近鉄名古屋線の新たな人身事故情報。 前回 、桑名駅とその前後で、立て続けに3件、人身死亡事故が発生したことをお知らせしたんっすが、この週末、1件 追加。 川越富洲原駅って、そんな駅、あったっけ? …と思ったら、2009年(平成21年)3月20日に駅名を 「富洲原駅」 から 「川越富洲原駅」 に改称した…んっすな。 桑名から四日市方面の普通電車に乗ると、益生(ますお)、伊勢朝日、川越富洲原、近鉄富田の順に停まるんっすが、8日午後10時55分ごろ、川越町豊田の近鉄川越富洲原駅で、名古屋行き上り特急 (八両編成) が線路上にいた四日市市内の男性会社員(51)をはねた。男性は現場で死亡が確認された。四日市北署が事故原因を調べている。 近鉄によると、乗客約80人にけがはなかった。 事故の影響で四日市駅−富吉駅間の上下線が一時、運転を見合わせた。 うわ、危なっ! 12月8日は金曜日だったんっすが、津の駅前で忘年会があったんっすよね。 僕はその日、桑名で働いていたんっすが、電車で行こうかどうしようか悩んだ結果、車で行くことにしたんっすよね。 もし電車だったら、帰りに巻き込まれていたかも? 特急ひのとり に撥ねられちゃったみたいなんっすが、 「ひのとり」 が血まみれに。 うわぁ…。 ちなみに忘年会の会場は ここ 。 おお、◇三重を食べる三重堪能コース◇ だと、桑名直送蛤と沖シジミのアヒージョとか、出るやん♪ 残念ながらそこコースではなく、海老の頭の殻のアヒージョが出るコースだったんっすが、半ば自棄で、海老の頭を殻なり、ヒゲ込みで、バリバリと食ってやりました。 その他、牛肉のステーキはよかったんっすが、クリームパスタには蟹の殻(だけ)が、ドドーン! …と入っていたし、基本、魚貝類と甲殻類はあまり好きではないので、地元愛が勝る桑名直送蛤と沖シジミ以外の海老や蟹は、出すなよ! …と。 車なので酒が飲めないので、烏龍茶とジンジャーエールを2杯ずつ飲んで帰ったんっすが、で、えーと、次。 「ジェイ・ジェイ」 。 ケニー・クラークのオリジナルなんっすが、トロンボーン奏者のJ.J.ジョンソン、もしくは能年玲奈に捧げられたものではなかろうかと。 「じぇじぇじぇ」 。 2013年新語・流行語大賞の年間大賞っすよね。 ま、これもちょっとアレなんっすが、ま、今年の 「アレ」 よりは、アレかと。 で、曲のほうはというと、ミディアム・ファストのハード・バップっぽいアレだったりして、バリサクにヴァイブが絡むテーマに続いて、バリサクとヴァイブのソロがフィーチャーされて、最後はバリサクとタイコの絡みで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 オーソドックスで、よかったな♪ …と。

 で、次。 シハブくんのオリジナルで、 「アナザー・サンバ」 。 タイトル通り、ちょっぴりサンバっぽいノリなんっすが、シハブくんはフルートを吹いていて、それがなかなか、いい感じだったりします。 続いて、ピアノの短めのソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 3分08秒。 ちょっとした小品でありました。 で、次。 「マイ・キンダー・ワールド」 。 ベーシストのジミー・ウッドのオリジナルなんっすが、なかなかキュートな曲調であるな…と。 シハブはここでもフルートを吹いていて、ピアノやヴァイブとの絡みが、ちょっぴり室内楽的な雰囲気を醸し出していて、3分51秒。 ちょっとした小品でありました。 で、次。 「ウマ・フィタ・デ・トレス・コレス」 。 フランシー・ブランのオリジナルなんっすが、馬、吹いたで、取れっす、コレっす。 馬の鍋が吹きこぼれそうになっているから、早く取れっす。 コレっす。 そう、宴会の席で馬肉を他人に勧めているシーンを描いた曲ではないかと思われます。 鍋料理だと必ず、鍋奉行役を買って出るオッサンが出没しますよね。 馬の鍋っすかぁ。 カニよりは、いいカニ? そんな気がするんっすが、カニと言えばやっぱり、「カニ将軍」 っすよね。 この千代の富士、めっちゃ癖になります。 で、演奏のほうは、シハブくん、またしてもフルートで、3分07秒。 ちょっとした小品でした。

 で、次。 「マウヴェ」 。 正しい読み方は不明。 作曲はボラン。 ファッツ・サディのヴァイブをフィーチャーしたバラードで、途中、シハブのフルート・ソロを聞くことが出来ます。 3分05秒。 小品でした。 んなことで、ラストっす。 「ザ・ワイルド・マン」 。 作曲はケニー・クラーク。 ミディアム・テンポのハード・バピッシュ(?)な感じのアレで、シハブのフルート・ソロがフィーチャーされています。 途中、鼻息混じり(?)に吹いたりする辺り、ローランド・カークを彷彿させるんっすが、で、続くファッツ・サディはヴァイブではなく、ここではマリンバを弾いております。 ま、いいんじゃないっすかぁ? で、短いピアノ・ソロの後、フルートとドラムスの絡みがあって、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 後半はバリトンサックス編ではなく、すっかりフルート編になってしまいましたが、A面だけでも十分に元は取れるので、ま、いっかぁ…っと。 始めて聞いたフランシー・ボランとファッツ・サディのベルギー・コンビもよかったし、ケニー・クラークとフランシー・ボランのビッグバンドも一度、聞いてみようかな? そんな気にさせる1枚でした。 (^_^)


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