PROOF POSITIVE (IMPULSE)

J.J.JOHNSON (1964/5/1,7/4)

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【パーソネル】

J. J. JOHNSON (tb) TOOTS THIELEMANS (g) <#2>
HAROLD MABERN (p) ARTHUR HARPER JR. (b) FRANK GANT (ds)
MCCOY TYNER (p) <#2> RICHARD DAVIS (b) <#2> ELVIN JONES (ds) <#2>
【収録曲】

(01-03) NEO / LULLABY OF JAZZLAND / STELLA BY STARLIGHT
(04-07) MINOR BLUES / MY FUNNY VALENTINE / BLUES WALTZ
【解説】 ( 2023年12月24日更新 / 連載 1,563回 )

 君は魚が好きかな? 僕はあんまり…。 何故、あまり好きではないのかというと、美味(うま)くないからなんっすが、どれくらい美味くないのかというと、「馬九内(うまくない)ラーメン」 と同じくらい。 この名前を見て、ピンと来ない人は 『名探偵 荒馬宗介』 を読んだことがないモグリであると断言せざるを得ませんが、この漫画で今も記憶に残っているのは、このラーメン屋と、新土井マラソンと、「何と空飛ぶ矢名完次(やなかんじ)」 。 矢名完次(やなかんじ)というのは敵役の怪盗(?)なんっすが、名前の通り、とってもやな感じがするヤツでありました。 で、新土井マラソンというのはアレです。 土井から、新土井というところまで走るマラソン大会。 土井と新土井って、そこまで距離が離れているとも思えなくて、そこまで 「しんどい」 か?そんな気がしないでもないんっすが、で、この 「しんどい」という方言が、果たして当時の東日本在住の小学4年生だか、5年生だか、6年生だかに通じたんだか…。 ちなみに三重県ではこういうシチュエーションの場合、もっぱら 「えらい」を使います。 「めっちゃえらいやん」 みたいな。 うちのオカンは円谷幸吉を評して、 「めっちゃ、えらそうに走る。」 とか言ってましたが、これは別に、いかにも自分は偉い人であるかのように走るという意味ではなく、何と言っていいのか、ようするに 「えらそうに走る」 という意味っすよね。 いかにも自分は偉い人であるかのように振る舞う場合は 「えらっそう」 と言います。 ちなみに、のび太のママがドラえもんに言い放った 「ひげなんかはやしちゃって、えらそうに!」 という台詞は、ひげなんかはやして、えらそうだ。 そういう意味合いだったものと思われます。 えーと、 これ 。 何じゃ、はまぐりパックって? 桑名出身なんっすかね? で、ハマグリと言えば幕末の 「禁門の変」 。 えーと、ここ 参照。 禁門の変は7月19日に起きた。禁門は御所の門の一つだが、普段は開けられず、火急の場合のみに開けられるので、「桑名の焼き蛤」 にちなんで蛤御門とも言った。 へぇ〜。 確かにハマグリは火に掛けると、パカッと開きますからね。 うまいこと言うやん♪ 幕末の桑名藩は、なかなかにドラマチックだったりするので、NHKの大河ドラマには持ってこいだと思うんっすが、2025年の 「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺」 という、「いだてん 〜東京オリムピック噺〜」の二の舞感が半端ないのはヤメにして、「はまぐり 〜その手は桑名の焼きなまし〜」 にしたほうがいいのではないかと。 刀工の村正も登場させて、「水減し(みずへし)、焼き入れ、焼きなまし!」 …みたいな。

 で、「名探偵 荒馬宗介」 。 以前、このコーナーで取り上げたことがあるような気がするんっすが、先ほどの ここ でブラウザ試し読みが出来るかと。 あ、「解決へん」 の直前で終わってるやん! 生殺しやん! 昔のビジネスホテルのテレビは100円玉を入れると10分くらい 「すけべビデオ」 を鑑賞出来るシステムだったりしたんっすが、数分間は無料で視聴することが出来たんっすよね。 どんなものかと思って見てみたら、どうでもいい冒頭のインタビューのシーンだったりして、で、いよいよ脱ぐか!? …と思った瞬間、時間切れ。 ああん…。 課金、不可避。 この “試し読み” はアレと同じような状況だったりするんっすが、で、また、矢名完次(やなかんじ)から出題された “知能テスト” とやらが、超難問だったりするんっすよね。 答えが分かりきっているなら、わざわざ880円(税込)も払って、先を読む必要はないんっすが、★さて、金太郎君はどこに! えーい、1760円(税込)っ!( ← 2巻とも買った。) 後悔はしていません。 金太郎クンを救い出すためなら、それくらいの出費は…。 1760円あれば「すけべビデオ」 を2時間50分見られて、なおかつ60円余るじゃん。 そう考えると、何だか急に勿体なく思えてきたんっすが、今さら後悔しても手遅れっす。 ローマ皇帝ガイウス・アウレリウス・ウァレリウス・手遅れティアヌスっす。 マルクス・アウレリウス・アントニヌスなら知っていたんっすが、 ディオクレティアヌス って、こんなフルネームだったんっすな。 出遅れたんなら出遅れティアヌスだけど、手遅れだと、濁点が余計じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、どうだっていいっす。 で、本来なら僕の課金で得られたマル秘情報を、みんなに見せる義務は微塵もなかったりするんっすが、アクセス数を稼ぐために、思い切って開示させて頂きます。 「金太郎君はどこに」 で検索して、このページに辿り着いた人に答えを知らせなかったら、詐欺だと思われちゃいますからね。 詐欺じゃないんだ。 詐欺まがいなんだ!

 …ということで、 ほれ 。 元のページは ★かん単に読めないように、さかさまにしてあるから苦労して読んでほしい。(宗介より)  めっちゃ余計なことをしてくれているので、めっちゃ読みにくいっす。 紙の本やスマホなら、逆さまに持ち替えればいいだけなんっすが、パソコンで読んでいる人は大変…。 ま、僕は親切なので、ちゃんと上下反転して掲載しておいたんっすが、いちばん下が1コマ目なので、要注意。 ぼーっとしていると、いきなりネタバレを読まされる羽目になります。 これ、めっちゃ不評だったようで、5月号からは普通に読めるように悔い改められているんっすが、それはそうと、そして平泉は、「平(たいら)」と「泉(いずみ)」。 そこでぼくは はっと思ったのです。地図を見てください。 「平」 と 「泉」 があるでしょう。 うぉぉぉぉぉ、ホンマや。 これ、凄ぇぇぇぇぇ! よくこんなの見つけましたな。 地元民、もしくは常磐線オタクじゃないと気付きませんよね。 えーと、山口太一 。 福島県石城郡内郷村(のちのいわき市)出身。 あ、めっちゃ地元っすな。 納得。 逆に言うと、福島県でも 「しんどい」って、通じるんっすかね? だるいことを「しんどい」「えらい」と言うのは何県民? これを見る限り、福島県は 「こわい」 圏内っぽいんっすが、古和井マラソン。 よく分からないので、ま、新土井マラソンで、いっかぁ…と。 ちなみに常磐線の 「平(たいら)駅」 は平成6年に 「いわき駅」 という名前に変わったので、今の地図では 「平」 と 「泉」 は見つけられなかったり。 それにしても、よくこんな難しいネタを小学校4年生相手に書きましたな。 うちのほうで言うと、天才ニワくんレベルの神童じゃないと、理解出来なかったに違いありませんが、そこを指摘されて悔い改めたのか、あるいは渾身の1作目で持てる力を出し切って、燃え尽きたのか、5月号以降は微妙だったり、無理矢理だったり、意味不明だったり。 何とか頑張って1巻は読破したんっすが、読み終えて、破り捨てたくなりました。 電子版なので思いとどまったんっすが、結局、馬九内(うまくない)ラーメンも、新土井マラソンも出て来なくて、とんだ無駄足。 1978〜80年の3年に渡り 「4〜6年の学習」 に連載された、うんぬん。 そういうアレらしいんっすが、1968年3月生まれの僕は1977年に小学4年生になったんっすよね。 惜しい! で、第2巻は 1979〜81年の 「4〜6年の学習」 に、うんぬん。 少し惜しさが遠ざかったので、読まなくていいっすな。 貴重な週末。 こんな無駄なものに時間を費やすワケには…。

 で、えーと、僕は魚があまり好きではない。 何故なら、うまくないから。 そこまで話が進んでいたかと思います。 で、食べるのはともかく、見たり眺めたりする分には、特に実害があったりするワケではないので、旅先に水族館があったりすると、けっこうな頻度で覗いてみたりするんっすが、ということで、 ( 前回 までの粗筋) 巧山寺を散策した。 で、その後、歩いて 長府庭園 まで行って、時間があれば隣の 下関市立美術館 を覗いて、バスに乗って 本日の宿泊先 に戻る。 そういう予定だったんっすが、クソ疲れて、とても長府庭園まで歩く気がしなくて、かといって、2区間だけバスに乗るというのも、何となく僕のプライドが許さないし、うーん…。 と言うことで、次の日に行く予定だった 市立しものせき水族館 「海響館」 と、順番を入れ替えることにしました。


< 市立しものせき水族館 「海響館」 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、着きました。 「海峡館」 じゃなくて、「海響館」 。 ただの海峡にある館じゃなくて、海に響く館なんだ! そんな自負がネーミングから見て取れますよね。 で、切符を買って入場する際、係のお姉さんに 「もうすぐ、イルカとアシカのショーが始まりまぁす!」 と言われたので、まず最初にそれを見ることにしました。 いいっすよね、イルカのショー。 イルカとマングースの決闘とか。 いや、多分、闘わないと思うんっすが、じゃ、蘇我入鹿と中臣鎌足の決闘とか。 入鹿が成敗される未来しか見えてこないんっすが、で、アシカのショーもいいっすよね。 ちょっぴり 「あしたのジョー」 に似ていて。 で、その2つのショーのコラボとなると、これはもう期待するしかないんっすが、まず、海峡が見渡せる会場のロケーションが素晴らしいっす。 で、ショーのほうはアレっす。 新テーマは 「ビーチセイバーズ」SDGs を取り入れた内容にしようとスタッフが考えを重ねて作りあげたもので、アシカ・イルカ・トレーナーがビーチセイバーズとして海の生き物の安全を守るというオリジナルストーリーに仕上げました。

  Sealion=アシカ
  Dolphin=イルカ
  Globe=地球
  show=ショー
  頭文字を並べて※SDGsとなっています


 おお、凄ぇぇぇ! スタッフ、めっちゃ考えたやん♪ アシカは Sealion=海のライオンって言うんすかぁ。 勉強になりますなぁ。 ま、個人的には
 
  Super=スーパー
  Dynamite=ダイナマイト
  Gon-gitsune=ごんぎつね
  sukebe=すけべ


 そんなショーのほうがよかったかな? そんな気がしないでもないんっすが、ま、それだと水族館でやる意義が見いだせないし、きつね村でやればいい話かな…と。 中身のほうは国際秘宝館の 「馬のマル秘ショー」 のようなものでよろしいかと。 いろんな方面からクレームが来そうなんっすが、最後の「s」を 「sukebe=すけべ」 にしちゃった以上、そっち方面になってしまうのは、やむを得ないかな? …と。 ま、素直に 「show=ショー」 にすればいいだけの話なんっすけどね。 で、海響館のショーはお子様が見ても安心・安全な、ほのぼの系。 イルカのジャンプ力、凄ぇぇぇ! で、アシカ、可愛ぇぇぇぇ♪ (写真・いちばん下) 。 イルカの大ジャンプには目もくれず、お姉さんと見つめ合っているのがいいっすな。 ラブラブやん♪ …ということで、次。


< 市立しものせき水族館 「海響館」 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、通常展示。 フグ、充実。 フグは 「不遇」 に通じるから、フグじゃなくて 「フク」 と呼ぶ。 そんな話を聞いたことがありますが、「フグ」 か 「フク」 か? 正しい呼び方は? ふぐの本場・下関で「ふく」と呼んだら、地元の方から「おっ! わかってるねえ!」なんて思われるかもしれません。 いやいやいや。 地元では誰も 「ふく」 とか言わへんがな…。 それが実情であるような気がしないでもないんっすが、桑名では誰も 「その手は桑名の焼き蛤」 とか、言ってないし。 で、それはそうと、(写真・上から2枚目)トラフグ 。 でっか!  始めて実物を目にしたんっすが、こんなデカいフグだったんっすな。 何となく手のひらサイズのフグを連想していました。 この写真だと比較対象がないので、そのデカさが伝わらないかも知れませんが、めっちゃデカいっす。 で、美味そう。 魚はうまくないから、あまり好きではない。 そんな話を冒頭に書いたんっすが、前言撤回。 頭とか、内臓とか、骨とか、皮とか、ヒレとか、卵とかがアカンのであって、切り身の刺身とかは、好きなんっすよね。 ちなみに、この日の夕食は 河豚の王様 【とらふく三昧会席】 〜食せば分かる王様気分〜 というプランにしたんっすが、好き嫌いを度外視して、旅先ではご当地物や名物を食べたい派だったりするし。 「とらふぐ」 じゃなくて 「とらふく三昧」。  「おっ! わかってるねえ!」と、地元の人も納得のネーミング。 「とらふく」のほうが 「たらふく」 っぽくて、いい。 そんな効果も狙っているのかもしれません。 ちなみに 「たらふく」 って、「鱈腹」 っすよね。 鱈の腹って、言うほど膨れてるかぁ? ま、タラコを孕んでいたら、それなりに膨れていそうではあるんっすが、 えーと、 鱈腹/たらふく 。 あ、足りる → 足る → たら…なんっすな。 鱈(タラ)、関係ないんっすな。 何でもいいけど 「足りる」 という漢字は、どうして 「足」 なんっすかね? 確かに百足(むかで)とか、足が足りている感じはあるんっすが、中臣鎌足とかも。 「たりる」 を漢字で書くと 「足りる」 ですが、どうして 「足」 が 「たりる」 という意味になるのですか? 読んでみても、あまりごナットクいただけるものではなかったんっすが、貴重な週末。 こんな、どうでもいい話に時間を費やすワケにもいかず、で、後は不味そうな魚だったり、キモ可愛い魚だったり、ヤバそうな魚だったり、


< 市立しものせき水族館 「海響館」 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

   よく分からないものだったり、クラゲだったり、その他のものだったりが展示されておりました。 で、(写真・下から2枚目)シーラカンス 。 “生きている化石” の死んでいるヤツが展示されていました。 目がキモいっすな。 ま、生きている化石として生きていた頃は、こんな死んだ魚のような目ではなかったものと思われますが、この標本、日本に初めてやってきたシーラカンスなんだそうで。 やって来た時は生きていたのか、あるいは死んだ状態でやってきたのかは不明っすが、死縊裸乾酢(しいらかんす)。 縊死(いし)した裸体を乾燥させて、酢に漬けて持って来たのかも知れません。 で、あとはアザラシだとか。 漢字で書くと、海豹。 Sealion=アシカの法則からすると、Seaヒョー=アザラシ? 豹って、英語で何て言うんっすかね? 「豹」 は英語で何て言う?  “leopard” か “panther” っすか。 ということは、Seapanther=アザラシ? シーパンサーはノーパンさ。 …みたいな? ま、大抵の野生動物はノーパンだと思うんっすが、 アザラシって英語でなんて言うの? ノーパン、ちゃうやん。 いや、シーパンサー、ちゃうやん。  水族館でアザラシを見ましたがとても可愛かったです。いまだにオットセイとの見分けはよくわかりません。 僕も分かりません。 僕も最初、(写真・いちばん下) のところに 「何かオットセイなの♪」 と書いて、…で、合ってるよな? 調べ直した結果、あ、アザラシかぁ。 イメージ的には、落ち着きがなくて、「じっとせい!」と言いたくなるのがオットセイで、野ざらしにされているのが、アザラシ。 そんな区分なのではないかと思うんっすが、アザラシとオットセイの分かりやすい違いはアザラシの方は立てないので芸ができないところでしょうか…。 へぇ、そうなんっすかぁ。 アザラシ=立てない=野ざらし、オットセイ=立てる=落ち着きがない=じっとせい! ま、だいたい合ってましたな。 で、後は


< 市立しものせき水族館 「海響館」 (その4) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ペンギンも充実。 水族館は「おさかな館」ではなく 「水族館」 なので、おさかな以外のイルカとか、アシカとか、アザラシとか、オットセイとか( ← 哺乳類)、ペンギン ( ← 鳥類) とかもいて、おさかな嫌いな人でも楽しめますよね。 ペンギンは哺乳類? 鳥類? −思い込みってコワい! 赤っ恥エピソード 。 ペンギンは哺乳類だと信じてた。鳥類だったなんて・・・。水族館にいるのに? 水族館にいるから哺乳類だと思っていた (29歳/飲食) って…。 で、湯たんぽって枕じゃなかったの!? …とか言ってる (30歳/広告)って…。 寝にくいがな! で、頭寒足熱に、もとるがな! キャベツとレタスは別物に決まってるがな! カラスミは卵…。 これはちょっと迷いますよね。 内蔵系の珍味やっけ? 迷うところっすよね。 これはまあ、しゃあないな。 …と思ったら。 カラスミは辛い食べ物・・・ではなかった! (28歳/IT)、次元がちゃうがな! ちなみに僕は、珍味はおいしくなかった! …という理由で、珍味系があまり好きではなかったりするんっすが、よくよく考えたら 「珍しい味」 というだけで、誰も 「美味」 とは言ってませんからね。 何も間違ってはいません。 とまあそんなこんなで、海響館は、おしまい。 後はホテルでトラフグをたらふく食うだけなんっすが、あ、フグの煮物はいらないので、そこんとこ、ヨロシク。 「フグの炊いたん」 は、不倶戴天の敵! ということで、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日からトロンボーン編っす。 バリトンサックス編と比べると、まあまあ人材は豊富…なのかというと、さほどでもなかったりするんっすが、手始めはJ.J.ジョンソン。 いいっすよね。 語呂のよさが半端ないっす。 「夏色のナンシー」 に匹敵するっす。 元々は早見優のハワイでの愛称にちなんで 「夏色のキャシー」 にする予定だったんっすが、夏色のキャシ〜♪ 歌いにくいがな! …というので、ナンシーに替えたんだそうっす。 J.J.ジョンソンも、元々はJ.J.いちき串木野市にする予定だったのが、言いにくいがな! …というので、この名前になったんだとか。 …というエピソードは聞いたことがないので、元から J.J.ジョンソンだったのではなかろうかと。  ちなみに、いちき串木野市というのは、「言いにくい名前」 でググったら出て来た ここ を参照させて頂きました。 豊見城市 (とみぐすくし) とか、諫早市 (いさはやし) とか、知らないと読めないというだけで、逆に語呂がいいと思うんっすけどね。 各務原市 (かかみがはらし) は、まぁ…。 地元民も「かがみはら」とか、「みっぱら」とか、言ってるし。

  で、J.J.ジョンソン。 語呂はいいし、知名度も群を抜いて抜群なんっすが、じゃ、日本で絶大なる人気を誇るのかというと、それほどでも。 何て言うか、完璧過ぎるっすよね。 隙が無いというか。 隙が無いのは好きじゃないんっすよね。 鋤 (すき) と鍬 (くわ) なら、鍬 (くわ) のほうが好きだし。 ちなみに 「すき焼き」 という料理。 アレはもともと、農機具の鋤 (すき) の上に具材を乗せて、焼いて食ったのが始まりだそうっすな。 え、マジかよ? 鋤 (すき) って、 こんなヤツ っすよね? こんな隙まるけのヤツで、どうやって焼くんや? 鍬(くわ)焼きの間違うちゃうんけ? …と思ったら、 これ 。 あ、こんな、何となく焼けそうな感じの鋤 (すき) もあるんっすな。 急ブレーキをかけたタイヤみたいな変な臭いって、それ、絶対に毒なヤツっすよね。 ま、別に僕が食べるワケではないので、好きにすればいいんっすが、で、まったく隙が無い J.J.ジョンソンにも、好きになれるアルバムがあったりしないのか? …と思って探してみたら、ありました。 『プルーフ・ポジティブ』 「確証」 っすか。 翻訳ソフトに掛けてみたら、そんな回答が得られたんっすが、お堅い J.J.ジョンソンっぽいというか、何というか…。 1964年のインパルス盤。 J.J.ジョンソンとインパルスって、あまりピンと来ないんっすが、 これ とかもそうっすよね。 あ、これ、ビル・エバンスが入ってるやん! 調べてみたら、このコーナーではまだ取り上げられてないみたいだし、次回はコレで決まりっすかね? で、一方、こちらの 「確証」 はというと、ピアノがハロルド・メイバーン 。 へぇ、いいじゃん。 1曲だけマッコイ・タイナーリチャード・デイビスエルビン・ジョーンズという、コルトレーンなリズム・セクションになったりするんっすが、で、この1曲だけトゥーツ・シールマンスが入っていたり。 ハーモニカの印象が強いんっすが、ここでは地味にギターを弾いている模様。 いずれにしろ、どんな作風なのか、今ひとつ読めなかったりするんっすが、とりあえず演奏を聞いてみることにしましょう。

 ということで、まずは1曲目、 「ネオ」 。 マイルスのオリジナルだそうっす。 大阪桐蔭から中日ドラゴンズに行った根尾昂に捧げたナンバーではないかと思われるんっすが、今ひとつ弾けませんよね。 ここはひとつ、心機一転、登録名を替えるというのも手だと思うんっすが、名字は片仮名にして、下の名前は信じる心を前面に打ち出して、眞治にして。 ネオ眞治 。 いいじゃん♪ 「しんじ」 じゃなくて、「しんぢ」。 よく考えたら「治」は “ち” と読んだりするので、「ぢ」 で正解っすよね。 この 『塩サバ通信』 も、今ひとつ弾けないので、心機一転、自分の本名を替えてみるのも手かも知れませんが、「有治(ゆうじ)」 改め、「有治(ゆうぢ)」。 読み仮名だけ微妙に。 ま、それはそうと、マイルスに 「ネオ」 なんて曲、ありましたっけ? 「テオ」 というのは、あった気がするんっすけど。 CBSのプロデューサー、テオ・マセロに捧げた曲っすよね。 いいっすよね、テオ・マセロ。 ちょっとだけ、「ちょ、待てよ」 に似ていて。 キムタク 「ちょ待てよ」 集 。 見てみたら、わざわざ見るほどのものでもなかったんっすが、で、Teo/Neo (Miles Davis) 。 あ、同じ曲なんっすな。 スパニッシュフレーバーあふれる名曲っすかぁ。 僕が高校生の頃に作ったオリジナル、「スパニッシュ・ゴー・ホーム」 も、なかなかスパニッシュフレーバーあふれる名曲だったんっすが、スパニッシュ・ゴー・ホーム、・・・・ 。 そこから先の歌詞は忘れました。 エウヘニオ・モンレアルとか、エンリケ・リベロとか、ホセ・ルイス・イルズンとか、ザビエル・イラオラとか、当時、僕が通っていた三重・海星高校ゆかりのスペイン人教師の名前を読み込んだものではなかったかと。 イラオラ神父以外は概ね不評で、ラカラ、スペインに帰れ! …とか言われてました。 そうそう、ラカラというオッサンもいましたな。 イライラした時に 「だからぁ!」 と言う感じで、「ラカラぁ!」 みたいな。 で、演奏のほうはというと、冒頭、ピアノとドラムスとの絡みが、いかにもスパニッシュなフレーバーだったりして、で、続いてJ.J. ジョンソンがテーマを吹く…と。 確かに 「テオ」 のような気がするし、ちょっと違うような気がするし、「テオ」 の続編の 「ネオ」 である。 そう、言ってもいいような気がしないでもなく、 で、そのままボントロのソロへと流れていくんっすが、モーダルっすな。 モード奏法もイケる口だったんっすな。 イケるロ (いけるろ) でも、イケる□ (いけるしかく) でもなく、イケる口 (いけるくち) 。 適度にブルージーだったりもして、J.J. ジョンソンらしからぬ、人間味に溢れる吹きっぷりだったりして、いいな♪ …っと。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 ピアノのソロとかはなく、9分25秒。 ほぼ、ボントロのソロだけで押し通しました。 名人芸というか、職人技というか。

 で。次。 「ララバイ・オブ・ジャズランド」 。 「〜バードランド」じゃなくて、「〜ジャズランド」。 作者として Manny Albam, Rick Ward、2人の名前が記載されております。 マニー・アルバムっすか。 フエルアルバム、増やせるアルバムと並ぶ、 “世界3大・アルバム” の一人っすよね。 『新婚さんいらっしゃい!』 の参加賞(?)でしたよね、フエルアルバム。 パチモンで 「増やせるアルバム(?)」 みたいなのもあったような? フエルアルバムも、自分で勝手に台紙が増えるワケではないので、日本語としては 「増やせるアルバム」 のほうが正解だと思うんっすが、「ふえるわかめちゃん」 はマジ、増えますけどね。 で、「ジャズランドの子守歌」 。 ベースとピアノのコール&レスポンスで始まり、ボントロ → ギター → ボントロのリレーでテーマが演奏される。 そういう流れなんっすが、リズム・セクションがマッコイ、リチャード・デイヴィス、エルビン・ジョーンズの重量級トリオで、トゥーツ・シールマンスが追加される。 そっちのほうのセッションでありますな。 テーマそのものはブルージーで、そこはかとなくファンキーな香りもあって、で、ソロ先発はJ.J.ジョンソン。 いい感じっす。 で、続いてはギター・ソロ。 個人的にはさほど好きではない楽器だったりするんっすが、ここでのシールマンスは普通にイケてますな。 ハーモニカを吹くという、物珍しさだけで生き残ったワケではない。 そんな実力を感じさせるアレだったりして、で、続いてはピアノのソロ。 これはもう、マッコイの極み。 “らしさ” が遺憾なく発揮されていて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 この面子での演奏が1曲だけなのが勿体ない、そんな充実した仕上がりでありました。

 で、次。 「ステラ・バイ・スターライト」 。 日本ではもっぱら 「星影のステラ」 の邦題で知られるんっすが、いいっすよね、ステラ。 “どてら” を着て、厨房でクッキーを焼いてそうで。 おばさん呼ばわりしても怒らない人格者として知られているんっすが、ま、実際、おばさんだから、しょうがないじゃん。 ガハハハハ。 …みたいな。 で、演奏のほうはというと、バラードではなく、ミディアム・テンポで軽快にバウンスするスインガー。 そういった感じの仕上がりでありますな。 いいと思います。 J.J.ジョンソンの歌心に富んだソロを堪能することが出来るっす。 ハロルド・メイバーンのソロも聞けるっす。 マッコイとはまた違う感じなんっすが、みんな違って、みんないいっす。 でもって、テーマに戻って、おしまいっす。 で、次。 「マイナー・ブルース」 。 J.J.ジョンソンのオリジナルなんっすが、タイトルからして日本人ウケする楽曲に仕上がってそう。 短調とブルースが大好きな民族だったりしますからね。 …と言いつつ、アーシーで泥臭い、本格的な “ブルース” は、さほどウケがよくなかったりするんっすが、この曲はギリギリのところで踏みとどまってる感じ。 ゆったりとしたテンポ & 低音楽器のもたらすグルーヴ感が半端なく、で、ソロの途中でテンポが倍になってドライブ感が増大して、で、再び元のテンポに戻って、で、その後、ベースのピチカート・ソロがフィーチャーされる…と。 そういう流れでありますな。 アーサー・ハーパー・ジュニアという、寡聞にしてよく知らん人なんっすが、実力のほどは確かであるな…と。 で、その後、メイバーンのグルーヴィーなソロがあって、J.J.ジョンソンのブルージーなソロが再び前面に出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 期待通りに短調なブルースであったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 「マイ・ファニー・バレンタイン」 。 バラードでしみじみと聞かせます。 3分05秒。 箸休めみたいな感じで、よかったと思います。 んなことで、ラストっす。 「ブルース・ワルツ」 。 タイトルからして日本人ウケする楽曲に仕上がってそう。 ブルースと三拍子が大好きな民族だったりしますからね。 が、これ、マックス・ローチのオリジナルなんっすな。 ちょっと不安…。 ローチさん! マックス過ぎますよぉ! そう、男の部下に言われちゃうタイプっすからね。 が、OLさんからは、「でもね、それがあなたの〜、いい、と・こ・ろ♪」 と思われていたりして、いや、いいっすな、山口智子 。 で、曲のほうはというと、ローチの 「いいところ」 が存分に発揮されていて、いやあ、いいっすな。 で、 演奏のほうも、いいっす。 テーマの後、ボントロのソロが登場するんっすが、3拍子で軽快にスイングしていて、ずん・ちゃん・ちゃん、ずん・ちゃん・ちゃん♪ 時々、わざとビートを外すような吹き方をしたりして、なんとも憎いんっすが、で、続くハロルド・メイバーンのピアノ・ソロも、でら絶品。 で、最後はボントロとドラムスの絡みで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。

【総合評価】 「J.J.ジョンソンは日本人には今ひとつウケない」 とは、何やったんや? …と。 ま、僕が勝手にそう思い込んでいただけの話なんっすが、60年代に入って、ちょっぴりモード化したのがよかったのか、意外とインパルスというレーベルがよかったのか、何かよかったのかは分からんのっすが、とにかくまあ、よかったな♪ …と。 んなことで、オススメ☆


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