JAZZ WITH A TWIST (ATLANTIC)

SLIDE HAMPTON (1961/11/9,12/11)

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【パーソネル】

SLIDE HAMPTON (tb,arr)
HOBART DOTSON (tp) WILLIE THOMAS (tp) BENNY JACOBS-EL (tb)
GEORGE COLEMAN (ts) JAY CAMERON (bs)
HORACE PARLAN (p) EDDIE KHAN (b) VINNIE RUGGIERO (ds) RAY BARRETTO (perc)
【収録曲】

(01-03) THE JAZZ TWIST / MACK THE KNIFE / GORGEOUS GEORGE
(04-06) STROLLIN / THE BARBARIANS / WORK SONG
(07-09) SLIDE SLID / DAY IN, DAY OUT / RED TOP
【解説】 ( 2024年01月14日更新 / 連載 1,566回 )

 ニューヨーク・タイムズが発表した 「2024年に行くべき52か所」 に山口市が選ばれたらしいっすな。 山口県じゃなくて、山口市? エエぇぇぇぇ…。 ぶっちゃけ、アホかと。 ちなみに、去年発表された「2023年に行くべき52カ所」 では盛岡市が選ばれておりました。 これ 。 中心市街地に歴史的な建物と川や公園などの自然があり、まちを歩いて楽しめるところや、コーヒー店、わんこそばのほか、書店、ジャズ喫茶などの文化が根付くまちであることが評価され、うんぬん。 ん? ジャズ喫茶? 純然たる正統派のジャズ・サイトである 『塩サバ通信』 としては、捨てておけませんな。 「ベイシー」 は一関っすよね? 探せばどこないレポがあると思うんっすが、んーと、 ここ っすな。 そうそう。 奮発して新幹線のグランクラスに乗ったんっすよね。 グランクラス、ミシェル・ルグラン、グランスパー長島。 “世界3大・グラン” のひとつなんっすが、そういえば最近、ナガシマリゾートのことを、あまり 「グランスパー」 と呼ばなくなったような気が? えーと、長島温泉 。 長島温泉って、温泉としてはパチモノなのかと思っていたんっすが、 源泉温度は60℃、湧出量は1日1万トン。 意外とちゃんとした温泉だったんっすな。 えーと、1万トンということは…。 大至急ください!!1トンは何リットルですか??? こういう質問は大抵、正論をぶつヤツから叩かれるんっすが、トンは重さの単位、リットルは容積の単位。回答不能ですな。 ま、それはそうなんっすが、何となく言いたいことは分かるやろ? …と。 一トンは1000キロですので、水で換算したら1000リットルです。 素直にそう答えてくれれば、世の中、丸く収まるんっすよね。 この 「丸くおさまる」 の漢字がこれで合っているのか、ちょっと自信がないんっすが、まるくおさめる。の漢字をおしえてください 。 どいつもこいつも、蘊蓄ばっかり…。 ウザいので 「円満に解決する」 と、言い換えておこうと思いますが、一トンが1000リットルということは、1万トンは 10000000リットル。 これで合ってますか? 1日で 10000000リットルなので、1時間で 41667リットル、1分間で 694リットル。 えーと、 湯あみの島 。 下のほうに湧出量が書いてあるんっすが、1日1万t(毎分約7,000L)。 あ、違ってるやん! ま、一桁くらいは誤差の範囲内なんっすが、ちなみに日本一と言われている別府温泉郷の湧出量は毎分83,058L らしいので、 一桁違うくらいで、意外といい勝負してるな! …と。 湧出量日本一は草津温泉じゃね? そう言われると、そんな気もするんっすが、そっちのほうは自然湧出量が日本一なんだそうで、不自然なものも加えると、別府が日本一ということになるのではなかろうかと。

 で、えーと、現在の 「湯あみの島」 は、2002年(平成14年)7月まで 「グランスパー・長島温泉」 の名称だった。 馬鹿でかい円形の浴場があって、男湯と女湯の境がサカナの泳ぐ水槽になっていて、目を凝らせば女湯が覗ける気がした頃のアレが 「グランスパー」 だったんっすな。 で、グランスパーも、グランクラスもあまり関係なくて、「ベイシー」 。 前半の下のほうの 「一ノ関散策 (後編)」 というところに出てくるんっすが、店のお姉さんに 「あ、アイスコーヒーで…」 と注文したら、 「アイスはやってないんですけどぉ。」 と言われてしまった屈辱は、今でも忘れません。 ちょ…、ちょっと有名だからって、お高くとまりやがって! で、盛岡市のジャズ喫茶ということだと、「開運橋のジョニー」 あたりっすかね? 最初の記事 で、「盛岡市」を推薦したライターのクレイグ・モドさんが何か言ってた気がするんっすが、モドさん。 絶対に、もどさん! 絶対にゲロは吐かない。 そんな、強い意志を感じさせますな。 ま、ゲロは自分の意思で制御出来るような、そんな甘いものではないんっすが、甘くはなくて、酸っぱいっすよね。 何か、書いているだけで気持ち悪くなってきちゃいましたが、バイキングで食いまくって、酒を飲みまくって、超二日酔いで ジャンボバイキング とか、うわぁぁぁぁぁ…。 で、モドさん。 広報誌を読んでみたら、ジャズ喫茶に関しては特に触れられてなかったんっすが、使えないっすな、モドさん。 モドさん、モドします、モドすとき、モドせば、モドそう。 そこで五段活用してろ! そう、言いたくなってしまうんっすが、で、盛岡市。 去年の春、行きました。 べっ…、別に、ニューヨーク・タイムズに言われたからじゃなくて、角館と横手の帰りに寄っただけだから! その結果、確かにとってもいい街だったので、「行くべき」 に選ばれるたのも納得なんっすが、今年の山口市は…。

 ニューヨーク・タイムズのホームページによりますと 「山口市は西の京都とも呼ばれ、過度な観光客に悩まされることが少ないコンパクトな都市」 と紹介されています。

 ま、確かに観光客は少なそうだし、イルズン神父と同じくらいコンパクトなのは間違いないんっすけど。 僕が通っていた四日市の海星高校にホセ・ルイス・イルズンという名前のスペイン人がいたんっすが、生徒たちの間では 「顔がコンパクトである」 と、もっぱら評判でありました。 騒いでいると 「喋っている人が、少なくアリマセン!」 と、自動翻訳機のような文体で注意されて、ちょっとウザかったんっすけど。 で、

 そのうえで、国宝の 「瑠璃光寺五重塔」 のほか、昔ながらの喫茶店やおでん、鍋料理をカウンターで提供する店、それに湯田温泉を紹介しています。

 瑠璃光寺の五重塔は分かるんっすが、令和8年(2026)3月まで、絶賛、 屋根葺き替え工事中 っすぜ? これが完了するまで、行くべきではない気がするんっすけど…。 で、湯田温泉 。 泉温は64℃、湧出量は1日約2千トン。 長島温泉よりもちょっとだけ温度は高いんっすが、64℃って、そのままでは入れないから! 冷ましたり、加水したりしないと入れないなら、60℃で十分だから! で、湧出量は長島温泉の5分の1だし、思いきり (山口にしては) 繁華街みたいなところにあって、温泉街の情緒は皆無だし、しかも名前が ユダ って、裏切り者やんけ! まだ 「ゆたぼん温泉」 のほうがマシなような? 最近、改心したみたいだし。 とまあ、そんなことで、個人的に山口市の (今年の)「行くべき」 認定にはちょっと懐疑的なんっすが、 ( 前回 までの粗筋) ふくらはぎは、ふっくらしているほうが、ハギぃぃぃぃぃ! …ということで、萩に到着。 山口市じゃなくて、山口県ということなら、ぜんぜんアリなんっすけどね。 東は安芸の宮島とセットで回るのにちょうどいい 「岩国」 から、西は九州がすぐ目と鼻の先の 「下関」 まで。 東西方向に長いし、南北方向は瀬戸内側から日本海側まであるし。 萩って、何となく山奥のイメージだったんっすが、日本海に面しているんっすな。 ハギぃぃぃぃぃぃ! ま、そこまで驚くほどの事ではないんっすが、萩(はぎ)と、荻(おぎ)。 紛らわしいっすよね。 スキー・ノルディック複合で活躍したのが荻原健司 (おぎわら けんじ) で、長野オリンピックの閉会式で醜態を晒したのが萩本欽一(はぎもと きんいち)。 この差は大きいっす。 で、萩は、萩本欽一(はぎもと きんいち)のほうかぁ…。 何か、ちょっとテンションが下がってしまうんっすが、萩には前にも一度、行ったことがあって、探せばその時のレポが出てくる筈なんっすが、んーと、 これ っすかぁ。 秋芳洞の “かっぱそば” 。 懐かしいっすなぁ。 “瓦そば” のパチモンだから、今ひとつなのかと思ったら、今回、本場の下関で食べた本物の “瓦そば” と大差ないことが判明して、濡れ衣を晴らすことが出来た次第でありますが、で、前回、松陰神社の周辺には行ったので、今回はパス。 で、萩城下町散策。 で、しばらくすると、 菊屋家住宅が登場。 ガイドブックには必ず出てくる定番スポットでありますな。 ここの庭がめっちゃイケてそうなんっすが、残念ながら期間限定。 今回はこの庭が開放させている期間だったので、ここを主眼に置くことにしたんっすが、で、前回お泊まりしたのが、ここ 。 で、今回は こっち 。 すぐ近所。 あまり新鮮味はないんっすが、金曜日に休みを取れば4連休という日程だったので、空いているのがここくらいしかなかったんっすよね。 宿レポはそのうちに書くとして、で、翌日。 チェックアウト後に宿の近所を散策してみることにしました。


< 菊ヶ浜と萩城跡指月公園 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 菊ヶ浜 。 宿の目の前の綺麗な砂浜っす。 が、(写真・いちばん上) 。 天気が今ひとつで、どんより。 気分もどんより。 宣 (ソン) も銅烈 (ドンヨル)。 韓国の “野球国宝” っすよね。 全盛期を過ぎていたので、中日ドラゴンズ (チュニドラ) では、どんよりとした成績しか残せなかったんっすが、中日が強いと、名古屋弁をしゃべる奴らがちょーすいてウザいので、個人的には、ま、よかったかな…と。 調子に乗る = ちょーすいとる。 そういうアレなんっすが、で、(写真・上から2枚目) 。 何か小さい川 = ちいかわが、海に注ぐ辺りっす。 で、下の3枚が 萩城跡指月公園 。 前回は宿主催のプチ・バスツアーみたいなヤツで、車窓から入口の辺りを眺めただけだったので、今回は歩いて中を散策してみることにしました。 (写真・ちょうど真ん中)極楽橋 。 極楽橋って知ってますか〜 目黒と恵比寿の間にない〜 下を山手線、轟々(ごうごう)走らない〜 鉄で出来てない、青くない橋〜♪ 狩人の 「アメリカ橋」 の節で歌って頂ければと。 極楽橋はアメリカ橋ではないので、替え歌にすると全否定になってしまうんっすが、本丸門へは極楽橋と呼ばれる木橋が内堀にかかり、これを通って渡ったようだ。現在は眼鏡橋と呼ばれる石造橋がかかっている。 そういうアレらしいっす。 ま、それはそうと、あなたが教えてくれたのね〜 あの橋の名前とわけを〜 そしてそれが私たちの〜 最後の思い出になりました〜♪ 山手線目黒駅と恵比寿駅の間にある鉄製の青い橋。正式名称は『恵比寿南橋』だが、1926年にアメリカから輸入されてかけられたことから『アメリカ橋』の愛称で親しまれているんだ。 わ、ウゼぇ。 別れよう。 そう、なっちゃったんでしょうな。 賢明な判断だと思います。 どうでもいい蘊蓄を垂れる男とか、中身が空っぽであるに違いないし。 で、この橋を渡って中に入ろうとしたら、料金所がありました。 え? 金、取るん? こんな何にもない、ただの城址で? やや不満なんっすが、近くにあるらしい 旧厚狭毛利家萩屋敷長屋というのと共通で220円らしいので、ま、しゃあないかぁ…と。 で、中身のほうは、見る人が見れば、非常に興味深いんでしょうが、そうでもない人からすると、興味浅いというか。 でもまあ、興味不快というワケではないので、ま、こんなものかぁ…と。 天守閣とか櫓とか、何にも残ってないんっすな。 桑名藩は “朝敵” だったので、戊辰戦争後に桑名城は破壊されちゃったんっすが、バリバリの官軍派だった萩のお城が、何で? 明治政府の廃城令で各地のお城が取り壊されましたが、明治政府の中心である長州藩の萩城までなぜ取り壊したのでしょうか? 廃藩置県を機に、一旦城はすべて陸軍省の財産となりましたが、すべてが軍用地として必要なわけでもなく、管理も大変で手に余ります。そこで、要塞として必要な城は「存城」、不要な城は 「廃城」 が通達され、廃城となった城は大蔵省の普通財産になりました。 ここで長州藩の 「存城」 は永らく藩庁があった萩城ではなく幕末に藩庁が移った山口城が選ばれます。よって萩城はその他の「廃城」と同じ様に普通財産として処分されました。 へぇ〜。 何か、勿体ない…。


< 萩城下町散策 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、共通券で 旧厚狭毛利家萩屋敷長屋 とやらにも行ってみました。 長屋は長いや。 感想は以上っす。 ちなみに桑名名物の 安永餅 は、安くて長い餅だから安永餅…なのではなく、「安永(やすなが)」 という地名に由来したものっす。 対して、四日市の 「なが餅」 は、長い餅だから 「なが餅」 。 芸がないっすな。 ま、所詮は四カス (よんかす = 四日市のカス) がやることだし。 …と思ったら、そうではなく、あちらは「日永(ひなが)」 という地名に由来したものなんっすな。 吉田沙保里のなが餅 。 あ、安永餅じゃなくて、なが餅なんか食ってたんか! ALSOKを退社してタレント化して以降は、あまり応援する気がなくなってしまったんっすが、それを聞いてますます、 伊調馨派になってしまいそう。 吉田さんを陰で支え続けたお餅菓子が、郷里の銘菓なが餅。 あんたの郷里は一志町やがな。 郷里のお菓子は おやつカンパニー やろ? ベビースター、食えばエエがな。 で、後は 前回のレポ を参照して貰うとして。


< 菊屋家住宅 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、前回、中には入らなかった 菊屋家住宅 、普段は一般公開されていない新座敷の庭園が、春・秋の期間限定で公開されているらしいので、行ってみました。 結果、なかなか。 紅葉が綺麗♪ で、後、建物の中をガイドしてくれたオバチャンの説明が丁寧で分かりやすかったっす。 古い電話機のところでは、「これをみたお子さんはみんな、トトロって言います」 とか。 僕はお子さんではないし、そもそもトトロを見たことがないので、ぜんぜんピンと来なかったんっすが、んーと、 これ っすか。 なるほど。 あ、でもこれ、ぜんぜん違いますよね。 トトロの電話は2つのベル(?)が上に付いていて、正面側の上に喋るところ(?)があって、その下にダイヤル。 菊屋家住宅の電話は、喋るところ(?)が上に付いていて、正面の上に2つのベル(?)があって、ダイヤルが見当たりません。 これ、どうやって掛けるんや? 「トトロ 電話」 で画像検索すると、トトロでも菊屋家でもないタイプも出て来たりするんっすが、これ とか。 昔の電話で 箱形 となりのトトロとかでも でてきた電話の名前わかりますか(;´∩`) こんなアホみたいな顔のヤツに答える義務はないんっすが、 Leona.exeさん、クリックすると間違いなくウイルスが発動しそうな拡張子なのに、無駄に詳しいっすな。 カテ違いですがまぁいいでしょう。 この一文は余計なんっすけど。  アホみたいな顔のヤツ、何のカテゴリーにこの質問を投げかけたのかと思ったら、エンターテインメントと趣味 > ゲーム > トレーディングカード。 こういう電話機が書かれたトレカがあったんちゃいますかね? まぁいいか、よくないか、微妙な線ではあるんっすが、あれは「デルビル磁石式壁掛電話機」 や 「2号共電式壁掛電話機」 と呼ばれる電話機です。 カンタの家にあったのは後者ですね。 へぇ〜。 で、(写真・下から2番目) が、春・秋の期間限定公開される新座敷の庭園とやら。 ぶっちゃけ、それほど勿体ぶるほどの庭でもないような? 貝塚公園 と大差ないような? 子供の頃、昔の人が貝殻を捨てた跡やから、貝塚公園なんやで。 そんなデマを教えられたんっすが、違うんっすな。 貝塚なんとかという、湯川秀樹の親戚(?)の偉い人の屋敷の跡(?)だから、貝塚公園。 後に、そのように訂正されたんっすが、んーと、貝塚茂樹 。 これもデマっぽい? 桑名とは何の関係もなさそうだし。 初代桑名市長貝塚栄之助氏所縁の公園。 これが正解っぽいっすな。 そういえば、貝増なんとかという、しぐれ人気にあやかった芸名か? …と思われるような市会議員(?)がいたりするんっすが、貝増吉郎 。 あ、県議会議員でしたか。 貝増さん 。 全国におよそ230人、うち、三重県におよそ120人いるらしいので、本名っぽい? で、(写真・いちばん下) 。 菊屋家住宅を出て、この通りを歩いていったら 高杉晋作誕生地 というのがあったので、そこを覗いて、でもって、今回の萩散策はおしまい。 で、昼飯を予約しておいた この店 に向かうことにします。

 ぶっちゃけ、勘違いしてたんっすよね。 ここ を見てたら、割烹千代のリンクがあって、そこに予約のページがあったので、萩・明倫学舎の中のレストランのつもりで予約を入れたら、違うところにある店だったという。 あ、早まった! 慌ててキャンセルしようとしたんっすが、ご予約のキャンセルならびに変更は、当店まで直接お電話いただきますようお願い申し上げます。  あまりにもハードルの高いことが書かれていたので、諦めました。 諦めて、行くことにしました。 観光に絡めるには、あまりにも中途半端な場所だったりするんっすが、仕方がありません。 玉木病院前という地味な停留所からバスに乗って、バスセンターと東萩駅前を通過して、古萩町という地味な停留所で降りたんだったか。 そこから店までは歩いて数分だったんっすが、こんな感じ。

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 事前の調査により、右下の灯籠の近くに見えている暖簾の掛かった入口は団体の座敷用(?)で、カウンター席は建物の左にある地味な扉から入ることが分かったんっすが、予約を入れてなければ、絶対に入る勇気が湧きませんな。 ドキドキしながらドアを開けて、

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 こんなカウンター席に案内されたんっすが、いやあ、よかったっす。 最初に接客してくれた若いお姉さんも、途中から出て来た若女将(?)も、めっちゃ愛想がよくて、感じがよかったっす。 わりと有名な店みたいなんっすが、ちょっと有名だからって、お高くとまったりしなくて、とっても腰が低くて、よかったっす。 で、予約しておいたのは、

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  こちら。 はぎ御膳 。 中身はその日の仕入れ状況によって変わるようっすが、基本、萩で獲れる魚貝類の類いが中心かと。 魚貝類の類いがそれほど好きではない僕でありますが、とっても美味しく頂くことが出来ました。 肉っ気は左下の鶏の唐揚げで賄えるし、なにより、店の雰囲気がいいので、味のほうも3割増しくらい。 「観光で来られたんですかぁ?」 「あ…はぁ。」 「どちらから?」 「あ、三重…。」 「まあ、遠くから。 飛行機で来られました?」 「あ…、新幹線で…。」「どれくらい掛かりました?」 「ん…、あ? 5時間くらい? 最初は下関に泊まって、昨日、こっちに来て…」 「あちらのほうは、獲れるお魚もこちらとは違いますよね? どんなお魚が獲れますか?」 え? あ? 予期せぬ質問にドギマギしてしまったんっすが、「あ…、三重といっても名古屋に近いほうで、魚は…」 幸い、それ以上は深入りされなかったんっすが、そんなこんなで美味しく頂いて、で、最後に

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 デザート。 フルーツのヨーグルト掛けっすか。 さっぱりしていて、美味ちい♪ ということで、以上、ご馳走様でしたぁ。 若女将(?)が、ご丁寧に外までお見送りしてくれて、いやあ、いい店でありましたな。 ぶっちゃけ、間違えて予約してしまって、引っ込みがつかなくなって、仕方なく。 そういう経緯だったんっすが、結果、大正解。 帰りのバスは適当な時間の便がなかったので、バスセンターまで歩くことにしたんっすが、ま、片道なら歩けない距離でもないっすな。 で、「スーパーはぎ号」 で新山口駅に戻って、新幹線に乗って、今回の旅はおしまい。  山口県、2024年に行くべきっすぜ!

 ということで、今日はスライド・ハンプトンっす。 前回の カーティス・フラーのアルバム にも入っていたんっすが、今回は単独で。 何でもいいけどスライド・ハンプトンがスライド・トロンボーンを吹いているというのは、何か面白いっすよね。 …とか思っていたんっすが、スライド・ハンプトン(Slide Hampton、1932年4月21日 - 2021年11月18日) は、アメリカのジャズ・トロンボーン奏者、作曲家、編曲家。そのニックネーム(スライド)が示すように、ハンプトンの主とする楽器はスライド・トロンボーンだったが、チューバやフリューゲルホルンも時々演奏していた。 あ、ニックネームだったんっすな。 私の名前はスライドでっす〜 もちろん、あだ名に、決まってまっす〜♪ 「カルメン'77」 の節で。 「もちろん」 と言われても、知らんがな…。 ちなみに僕はカルメンよりも カルミン のほうが好きだったんっすが、 1921 (大正10) 年に販売を開始した「カルミン」。 え? そんな歴史があったんっすか?  凄ぇぇぇぇ! 発売当初は、「カルシウム」も摂れる栄養菓子の位置付けで売り出した「カルミン」ですが、うんぬん。 カルミンを食べ過ぎると、結石になる。 そんなデマも飛び交っておしましたな。 コーラを飲み過ぎると、骨が溶ける…というのも。 都市伝説?真実?子ども達をビビらせる「コーラで骨が溶ける」の噂に迫る結論から言ってしまうと、コーラが歯や骨を溶かすという情報は「本当」です。 え、マジかよ? コーラのpHって、2.2なのかよ? ほぼ胃液と同じって、マジかよ? こら、カメの甲羅もコーラで溶けちゃうかも…。 衝撃の新事実なんっすが、ここまで書いた時点で、25KB。 ほぼ原稿1回分の量に達しているので、余計なことを書いている場合ではありません。 本題に入って、さっさと片付けちゃいましょう。

ということで、 『ジャズ・ウィズ・ア・ツイスト』 。 1961年録音のアトランティック盤。 トロンボーン奏者スライド・ハンプトンが率いる大型アンサンブルの人気盤。「マック・ザ・ナイフ」 や 「ワーク・ソング」 など有名曲をハード・バップ流アレンジで聴かせる一枚。 そういうアレっす。 この手の大型アンサンブル物は、日本ではあまり人気が出なかったりするんっすが、ま、いっかぁ…と。 んなことで、1曲目。 「ザ・ジャズ・ツイスト」 。 スラ・ハンくんが作ったオリジナルで、アルバム・タイトル曲。 当時、流行していたツイストを取り入れたベタな仕上がりなんっすが、こういう大衆ウケしそうなアレも、たまにはいいじゃん…と。 分厚い管楽器のアンサンブルによるテーマに続いて、意外とストレートなテナーのソロが登場するんっすが、ジョージ・コールマンなんっすな。 へぇ〜。 バックでは管楽器のアンサンブルが賑やかに絡んで、でもって、テーマに戻って、おしまい。 スラ・ハンくんは楽器奏者としてではなく、アレンジャーとして、その実力を発揮した模様っす。 で、次。 「マック・ザ・ナイフ」 。 ロリンズが 『サキ・コロ』 で演ってた 「モリタート」 の異名同曲でありますな。 哀愁味に乏しく、脳天気な曲調なので、日本人のウケはよくなさそうなんっすが、テーマ部はピアノ・トリオ+コンガ? ボンゴ? …をバックに、トロンボーンのワン・ホーンで。 そこから次第に管楽器が増えていって、結局はゴージャスな大型アンサンブルになるんっすが、ボントロのソロ・パートは一転、手拍子(?) だけをバックに、シンプルに。 そこから次第に管楽器が増えていって、結局はゴージャスな大型アンサンブルになるんっすが、まあまあアレンジが冴えてるな。 そのように評価することが出来るのではなかろうかと。 明るく、楽しく、元気が出る1曲でありました。

 で、次。 「ゴルゲオス・ジョージ」 。 何のジョージっすかね? 「ゴージャス・ジョージ」 。 あ、そうやって読むんっすかぁ。 タイトル通り、ゴー☆ジャスな仕上がりで、とっても宇宙海賊であるな…と。 で、次。 「ストローリン」 。 ホレス・シルバーのオリジナルなんっすが、ベタな曲調なので、日本人のウケはよくないかも知れません。 が、トロンボーン + 管楽器アンサンブルには、よくマッチしているな。 そのように評価していいかも知れません。 バリトン・サックス(?)っぽいソロも聞けたりします。 いいと思います。 で、次。 「ザ・バーバリアンズ」 。  アップ・テンポのハード・バピッシュな曲調で、わりといい感じ。 ジョージ・コールマンのソロがフィーチャーされているんっすが、ゴキゲンであるな…と。 で、その後、スライド・ハンプトンと思しきボントロのソロも登場するんっすが、これがなんともグルーヴィで、いいな♪ …っと。 でもって、おしまい。 …と思わせておいて、派手派手なアンサンブルで、復活。 その後、小気味のいいラテンなリズムをバックに、ラッパの人がソロを吹きまくるパートがあったりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 6分37秒。 全般的に短めの演奏が多い中、聞き応え十分でありました。

 で、次。 「ワーク・ソング」 。  ナット・アダレイが書いたご機嫌なファンキー・チューンなんっすが、テーマ部はコール&レスポンスで盛り上がり、バリトン → テナーの順で登場する各自のソロの出来も素晴らしく、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、次。 「スライド・スリッド」 。 名前からしてスライド・ハンプトンのオリジナルであるものと思われますが、こちらもテーマ部はトロンボーンと管楽器アンサンブルの呼び掛け&応答型式。 で、スライド・ハンプトンと思しきボントロのソロもたっぷりフィーチャーされていて、作曲・編曲・楽器演奏。 その全てで存在感を存分に発揮しているな…っと。 いやあ、よかったっす。 で、次。 「デイ・イン・デイ・アウト」 。 作者として (Rube Bloom, Johnny Mercer) という名前がクレジットされているので、歌物ナンバーだと思うんっすが、ちょっぴり 「マック・ザ・ナイフ」 に似た曲調。 で、ここでもスライド・ハンプトンと思しきボントロのソロがたっぷりフィーチャーされていて、いやあ、いいじゃん。 もっとこの人、日本で評価されてもいいんじゃね? そんな気がしてきたんっすが、1932年ペンシルバニア生まれだがインディアナポリスで育った左利きのトロンボーン奏者だ。12人兄弟で両親を含め、全員が楽器を演奏するという音楽一家に育ち、20歳の時にライオネル・ハンプトンと共演したのを始め、メイナード・ファーガーソンのビッグ・バンドなど多くのバンドで活躍した。 そういうキャラらしいっす。 12人兄弟って、凄ぇぇぇぇ。 娘ばっかりだったら、十姉妹(ジュウシマツ)になっちゃうところでしたが、いや、違いますな。 十ニ姉妹(ジュウニシマツ)っすか。 で、 ライオネル・ハンプトンと共演したのを始め、うんぬん。 アルバムの最後を飾るのは、そのライオネル・ハンプトンの 「レッド・トップ」 。 ご機嫌なジャンプ・ナンバーで、スインギーなテーマのアンサンブルに続いて、ジョージ・コールマンと、スライド・ハンプトン( ← 多分) と、ラッパの人のソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 んなことで、今日のところは以上っす。

【総合評価】 前半、ちょっと軽過ぎぃ? ベタ過ぎぃ? そんな気がしないでもなかったんっすが、途中から何と言うか、 “ジャズ濃度” のようなものが濃くなりました。 ソロとアンサンブルのバランスもよく、作曲・編曲・楽器演奏。 その全てでスライド・ハンプトンの実力が遺憾なく発揮されていて、で、ジョージ・コールマンが意外と頑張ってくれていたりして、ついでにバリトンの人とラッパの人のソロも秀でていて、ジャケットから受けるイメージよりも、ずっとちゃんと “ジャズ” してる、そんな1枚でありました。 オススメ☆


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