HORNFUL OF SOUL (BETHLEHEM)

BENNIE GREEN (1960/12)

HORNFUL OF SOUL ←click!!


【パーソネル】

BENNIE GREEN (tb) LEM DAVIS (as) <#2-4,6,7> JIMMY FORREST (ts) <#1-4,6,7>
SKIP HALL (org) <#1,5,6> MAL WALDRON (b) <#2-4,6,7>
WYATT RUTHER (b) ART TAYLOR (ds) TOMMY LOPEZ (conga) <#1,6>
【収録曲】

(01-04) SUMMERTIME / GROOVE ONE / LOWLAND-ISM / DIBBLIN' AND DABBLIN
(05-08) MY FOOLISH HEART / (BACK HOME AGAIN IN) INDIANA / CATWALK / DEE DEE
【解説】 ( 2024年01月28日更新 / 連載 1,568回 )

 君は 「万博」 が好きかな? 僕はあんまり…。 ちょっと気の利いた手土産みたいな感じで持ってこられることが多いんっすが、無駄に硬いんじゃぁぁぁ! そして何より、海老の味が濃いんじゃぁぁぁぁ! 海老せんべいに、海老なんか入れるなぁぁぁぁ! それって 「万博」 じゃなくて、 「坂角」の “ゆかり” じゃね? そう言われると、確かにその通りなんっすが、名古屋もしくはその近郊の住民じゃないと突っ込めないようなボケは、やめておいたほうがよかったっすかね? 言ってること、理不尽だし。 名古屋もしくはその近郊の住民で、しかも、あまり海老が好きな人じゃないと、共感して貰えないかも知れませんが、名古屋人って海老フライが好きなイメージがあるので、となると、かなりの少数派ということになってしまいます。 ちなみに名古屋人が海老フライが好きなのは、別にその味が好きだからというワケではなく、

  この味が いいねと 海老が言ったから 7月58日は フライ記念日

 もう、無茶苦茶ですな。 名古屋だから、7(な)月の58(ごや)日にしてみたんっすが、そんな日、無いし。 ちなみに、僕が前に乗っていた社有車のナンバーが 「758」 でした。 仕事で、ある中学校の駐車場に止めていたら、「この車、三重やのに、名古屋(758)ナンバーや!」 …と、女子中学生に言われたりしました。 ちょっと嬉しかったっす。 ちなみに、今乗ってる車のナンバーは 「9333」 。 “臭(くさ)笹(ささ)” と覚えています。 笹ばかり食ってるパンダのウンコは臭くないらしいので、 “臭(くさ)笹(ささ)” 呼ばわりは、笹としては心外かも知れませんが、今乗ってる車のナンバーが 「9333」 なんだから、しょうがないじゃん! 心外で、権利を侵害されたと感じるなら、辛亥革命でも起こせばいいじゃん! …と、笹を挑発しておいて。 で、味じゃない…と。 そもそも海老フライの味って、ほとんど油とソースの味っすよね。 よって、海老がそんなに好きではない僕でも、普通に美味しく食べることが出来るんっすが、海老は海老フライか、海老天か、海老カツか、海老寄せフライ以外は、あまり好きではない。 前回 もそう書きました。 Wakanoura Nature Resort エピカリス のところ。 エピカリスだから、海老とカリフラワーのスープとか、出そうだし。 今から思えば 「海老とカリフラワーの酢漬け」 のほうが、よりエピカリスっぽかったかな? そんな気がして、ちょっぴり反省しているんっすが、で、味じゃない…と。 じゃ、何故、名古屋人は海老フライを好んでいるのかというと、その見た目。 海老フライって、見た目がシャチホコみたいだで、どえりゃあ、名古屋だがね。 え? マジで? そんな理由で海老フライが好きなん? 敢えて 「海老ふりゃあ」 と書かないところに、僕の知性の高さが窺われるんっすが、 エビフライは “させられた” 名古屋名物か…全名古屋に激震走った『タモリ発言』 逆境から一大ブランド築く 。 ここに、海老フライ = 名古屋人のシャチホコへの熱い思いが転嫁されたものである説が出てきます。 いや、まだ読んでないので分からないんっすが、出てくると思います。 出てきてくれないと、困ります。 サバ(敬称略)は、嘘つき。 そんな、よくないイメージが定着してしまいます。 ただでさえ、サバは年齢を誤魔化している。 サバ、年齢詐称(サバ読み)疑惑が囁かれていたりするのに…。

 で。読んでみました。 愛知県のホームページを調べると 「愛知県の魚はクルマエビ」 と書かれていて、1990年に 「県魚」 に指定されていたことがわかりました。 え、マジすか? エビって、魚、ちゃうやん! 「愛知県の海老はクルマエビ」 と書かれていて、「県海老」 に指定…なら、話は分かるんっすけどね。 愛知県民、アホちゃうか? …と。 その点、三重県民はしっかりしていて、県のさかなは 「伊勢えび」 。 ・・・・ 。 あ、でも、平仮名じゃん! 県の魚じゃなくて、県の肴(さかな)なら、海老、ありじゃん! 先日、惜しくもお亡くなりになられた八代亜紀 の 「舟唄」 。 某掲示板に、さかなは炙ったイカでいい。 …って、イカは魚ちゃうやん! そんな書き込みをして、魚やなくて、肴やろ? そう、即座に返されているヤツがいましたが、三重県民はそこのところ、よく分かっておりますな。 で、愛知県民はそこのところ、ぜんぜん分かってませんな。 で、理由は、愛知県の三河湾などが全国有数のエビの漁場のためだといいます。確かにエビフライだけでなく、お土産の定番・坂角の 「ゆかり」 にもエビが使われているほか、三河地域や知多地域の 「えびせんべい」 も昔から使われています。 あ、こんなところに坂角の 「ゆかり」が。 こんなヤツです…って、別にリンクを貼る手間が省けたんっすが、そう、こんなヤツです。 これを手土産に持ってくるヤツに、悪気がないのは分かるんっすけどね。 自分が食べて美味しかったから、みんなにもお裾分けしようと。 「よかれ」と思ってやっているんだと。 ま、中には 「よかれ」ではなく、 「ゆかり」 と思って配っている人もいるかも知れませんが、それはそれで、ぜんぜん合ってるし。 「ゆかり」 を貰って嬉しい人は少なくないだろうし、え? ユーカリ? 美味しいじゃん。 ていうか、自分、それしか食べられないしぃ。 そんなコアラがいることも分かっています。 が、個人的に 「ゆかり」は海老の味が濃いんじゃぁぁぁぁ! 海老せんべいに、海老なんか入れるなぁぁぁぁ!

 で、三河地域や知多地域の 「えびせんべい」 。 これはいいっす。 ま、「えびせんべい」 にも色んな種類があるんっすが、こういうやつ 。 そうそう、この手の海老の味がほとんどしないヤツがいいっす。 海老とか、別に入ってなくてもいいっす。 むしろ、入ってないほうがいいっす。 でも、自分ち用ならこれでいいんだけど、何だか安っぽいし、実際安いし、個別包装じゃないから配りにくいし、手土産にはやっぱり 「ゆかり」 のほうが…。 ま、別にいいんっすけど。 会社に戻って、机の上に何かあったら、 「お? 何かあるじゃん♪」 で、それが「ゆかり」だと分かった瞬間、心底ガッカリしてしまうんっすが、でもまあ、食うし。 「めっちゃ海老の味やな!」 と、ぶつぶつ言いながらも食うし。 文句を言うなら、食うな! そう、思われるかも知れませんが、いや、別に文句は言ってないし。 ぶつぶつ言ってるだけだし。 で、坂角。 坂角といえば、ゆかり。 そんな風潮が強いんっすが、別に 「ゆかり」 だけを作ってるワケではないっすよね? 「かおり」 とか、「あかり」 とか、「ひろし」 とかもあるんっすよね? …って、それは ふりかけ のほう。 こっちの 「ゆかり」 は、文句なしに美味いっす。 「ひろし」 は、ちょっと不味そうなんっすが、「ひろし」 ってなんだろう?と思ってよく見ると広島菜から取った名前のようです。 おお、なるほど! で、坂角 。 あ、「さくさく日記」 とか、あるやん。 これなら、そんなに海老の味はしなさそう? あ、でも、ひとくちでさくっと、ふわり広がる海の恵みの風味とコク。 海の恵みの風味とか、別に広がらなくていいのにぃ…。 で、これ、海老味と帆立味があるんっすな。 帆立味なら、そんなに海老の味はしなさそう♪ が、帆立の味はしちゃいそう…。 ぶっちゃけ、帆立もそんなに好きではないんっすよね。 帆立フライか、帆立天か、帆立カツか、帆立寄せフライなら、いいんっすけど。 が、子供の頃に喜んで食べていた コメッコ 。 あれが実はホタテ味だったと知って、衝撃を受けております。 子供の頃、なんとか味とか、書いてましたっけ? 知らなかったのは言え、ホタテ味のスナックを「うめぇ、うめぇ。」 と喜んで食ってしまったのは、不覚だったとしか言いようがないんっすが、コメッコが美味かったんだから、 「さくさく日記」のホタテ味も、案外イケるかも? そんな気がしないでもありません。 ということで、これを読んでるみんな。 今後、手土産を持ってくるなら「ゆかり」はヤメて、 さくさく日記 [詰合せ] 30袋入に、してね♪

 世の中には海老好きな人がいることにも配慮して、帆立オンリーでなく、詰合せをリクエストするところが、さすがやな。 …と、自画自賛しておいて。 で、「坂角」 じゃなくて、「万博」。  色んな意味で話題っすよね、大阪・関西万博 。 うわ…。 この 「ミャクミャク」 とやらがキモ過ぎて、ページを開いた瞬間の嫌悪感が半端ないんっすが、こいつのグッズとか、いらねぇ…。 「ゆかり」 よりも、いらねぇ…。 で、これ、大阪のどこでやるんでしたっけ? 舞洲? 夢洲? まいす? ゆめす? ぶす? むす? ぐりす? いや、成田緑夢(なりたぐりむ)は、緑のほうが 「ぐり」 だから、夢と書いて 「ぐり」 とは読みませんよね。  で、あ、夢洲のほうっすか。 で、夢洲(ゆめしま)って読むんすか。 昔の大阪万博は、もっと北のほうでしたよね? 万博記念公園 。 日本庭園とかあって、季節のお花も綺麗そうで、何か、こっちのほうがいいような? ちなみに1970年の大阪万博。 サバ兄は親に連れて行って貰って 「月の石」 とか見たそうなんっすが、サバ君は、まだ小さいから。 そんな理由で、家でお留守番だったらしいっす。 マジすか? あの時、ちゃんと 「月の石」 を見せて貰っていたら、今頃はもっと意志の強い立派な大人になっていただろうに…。 僕がこんな大人になってしまった要因は、兄弟差別にあると言えそうなんっすが、ま、サバ兄が意志の強い立派な大人になったのかというと、そうは見えないので、月の石、そんなに効果はなさそうなんっすけど。 で、万国ではない、地方博覧会というのもあったりするんっすが、関西で言うと、神戸で開催された 「ポートピア」とか。 ゴム噛んで、パーン? それは ゆーとぴあ 。 ぶっちゃけ、ポートピアよりもこっちのほうが面白いかと。 小学校の修学旅行で行ったんっすが、クソつまらなかったんっすよね。 いや、ポートピアに行ったワケではなく、ポートピアが開催される前の、造成工事中だったポートアイランドに行っただけなんっすけど。 森雄二とサザンクロスの 「三の宮ブルース」 を聞く度に、こんな、つまらんところで待ち合わせるから、あなたは来んかったんや! 同情する気も失せてしまいます。

 で、もっとマイナーなのが、世界リゾート博 。 あまりソソられるものがありませんな。 雑炊とか、水気が多くてベタベタのご飯、あまり好きではないんっすよね。 牛丼でも 「つゆだく」 とか頼むヤツ、信じられん…。 ま、世界リゾット博ではないので、洋風の雑炊を食わされるワケではなさそうなんっすが、じゃ、どういう博覧会だったのかと言うと、 これ 。 へぇ。 成功だったんっすな。 意外。 こんなのが成功したとなると、意外と大阪・関西万博も、イケるかも? そんな気がしないでもありません。 夢洲(ゆめしま)が場所が悪いと言われておりますが、和歌山よりはマシだろうし。 とまあ、そんなこんなで、( 前回 までの粗筋) 上のほうでもリンクを貼りましたが、和歌浦と雑賀崎を散策した…と。 で、バスに乗って本日の宿泊先、和歌山マリーナシティに移動。 世界リゾート博の跡地でありますな。 タワマンがバンバン建っていて、バブルの負の遺産感が、半端ありません。 前にも一度来たことがあるので、驚きはしませんが、初めて見たときは、なんじゃこりゃ〜? …と。 で、続いて


< ポルトヨーロッパ散策 (夕方編) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ポルトヨーロッパ 。 ここも前に来たことがあるので、あまり新鮮味はありません。 ぜんぜん変わってねぇ…。 どういうところなのかというと、めっちゃしょぼいハウステンボス。 それで大体のイメージは掴んで貰えるかと思いますが、ま、今回、お土産を買うのと、夜のイルミネーションと、綺麗な夕日を見るのと、ホテルで美味い飯を食うのが主目的なので、明るい時間帯のここは、オマケみたいなもので。 乗り物に乗らずに場内を徘徊するだけなら入場無料だし。 (イルミネーションの時間は有料) んなことで、軽く1周して 黒潮市場 に移動。 「くろしおしじょう」 なのか、「くろしおいちば」 なのか、いつも悩むんっすが、https://www.kuroshioichiba.co.jp/  「いちば」 っすな。 前に来た時に買った湯浅醤油の揚げ煎餅? …みたいなのが美味しかったので、それを買うのが今回の旅の目的の25%くらいを占めていたんっすが、ん? 見当たらない? マジかよ…。 わざわざ和歌山まで来た意味が…。 ポルトヨーロッパを散策している時点で、ぽつぽつと雨が降り始めて、綺麗な夕日を見る。 このミッションのクリアも絶望的だし…。 仕方がないので、海老せんべいの海鮮ミックスみたいなヤツを買ったんっすが、わざわざ和歌山まで来て、こんな知多半島土産のようなもん…。 ま、これはこれで、美味かったんっすけどね。 煎餅というか、あられ? おかき? …みたいな感じだったんっすけど。  んなことで、 ホテル にチェックイン。 ここの部屋だとか、 “美味い飯” だとかに関しては、そのうちに しかるべきコーナー で取り上げるとして。 去年の秋に行った下関のホテルと萩の旅館がまだなので、いつになるのか、分かったものではないんっすけど。 で、飯を食っている間に、雨のほうが本降りになってきて、もう、イルミネーションもやめにしようかと。 一人イルミとか、空しくね? そう言われると、確かにめっちゃ空しいし。 が、既に前売り券を買っちゃってるし、これでイルミもやめちゃったら、マジで和歌山まで何をしにきたのか、分からなくなっちゃうし。


< ポルトヨーロッパ散策 (フェスタルーチェ・その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 んなことで、フェスタルーチェ 。  なーにが 「本当のクリスマスに出逢える場所」 や。 クリスマス、とっくに終わっとるやんけ! 僻む気持ちが完全に癒えてはいませんが、傘をさして、とりあえず散策。 【7年間で過去最多を記録】 1日の入場者数「6,729人」 そんな記事があるんっすが、おお、めっちゃ盛況。 みんな、聖教新聞、読んでるかーい? そう、呼び掛けたくなるくらいの盛況ぶり。 が、僕が行ったこの日は、ランタンフェスはやってないし、雨は降っているしで、めっちゃ空いてました。 恐らく入場者数は数十人というレベル。


< ポルトヨーロッパ散策 (フェスタルーチェ・その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 今回、10枚ほど写真を掲載させて頂いたんっすが、他人が写り込んでいるのって、総計2名じゃないっすかね? 闇に隠れて生きる妖怪人間が何人か紛れ込んでいたりするかも知れませんが、こんな好き勝手に写真を撮れるイルミネーションは初めてで、楽しいっ♪ ぜんぜん空しくなんかないっ! 水たまりに反射したイルミが綺麗だったりするし、雨には雨のよさがあるな…と。( ←「すっぱい葡萄」 の心理) …じゃ、ないっすな。 その反対っすか。 甘いレモン? あ、間違えてホリエモンの画像を貼ってしまいました。 語尾の “モン” しか合ってませんでした。 “甘いレモン” は こちら 。 それにしても、ムカつく顔をしてますな、ホリエモン。 ま、画像検索して、いちばんムカつく顔を選んだので、やむを得ない一面はあるんっすが、で、続いて 紀州黒潮温泉 へ。 ホテルの宿泊者は翌日を含めて、タダで何度も入れます。 が、営業時間が 11:00?23:00 なので、朝風呂は入れません。 昼前風呂くらいなら入れるんっすが、何でもいいけど 「昼前風呂」 って、ちょっぴり 「テルマエ・ロマエ」 に似てますな。 ま、昼前とテルマエが似ているだけで、風呂とロマエのほうはさっぱりなんっすが、で、ここ、前に来た時はめっちゃ混んでいて、ごった返していて、寛げなかったので、あまりいい印象がなかったんっすが、今回はめっちゃ空いていて、寛ぎまくりの阿部寛。 おかげで印象がよくなりました。 これもみんな、雨のお陰っすな。 雨、雨、降れ降れ、もっと降れ〜♪ ( ← 八代亜紀、追悼。) いや、明日は止んで欲しいところなんっすが、とまあそんなこんなで、この続きはまた、次回☆

 ということで、今日はベニー・グリーンっす。 ベニー・グリーンは大きく分けて、スケベそうな顔をしたピアノ弾きと、偏屈そうな顔をしたトロンボーン吹きの2種類があるんっすが、今回は後者のほう。 うわ…、気が進まねぇ…。 トロンボーンという楽器が持つ、ダサさ、垢抜けなさ、田舎臭さ。 そういった負の要素を全身で体現しているキャラっすよね。 前回紹介したアル・グレイの正統な後継者というか。 いや、どっちが年上なのかは知りませんが、アル・グレイは 1925年生まれ、ベニー・グリーンは 1923年生まれ。 あ、こっちのほうが先輩なんっすな。 ちなみに スケベそうな顔をしたピアノ弾き のほうは 1963年生まれ。 ぜんぜん若いっす。 こっちのほうの演奏は一度も聞いたことがないんっすが、あっちのほうは何度か聞いたことがあって、結果、個人的に、あまり得意ではないな…と。 今回、何回もベニー・グリーンという名前を書いて、その理由が分かりました。 ベニー・グリーン。 日本語にすると、紅緑 。 赤緑色弱である僕には、めっちゃ見分けにくい名前やんけ! これ 。 うわ、トラウマが…。 あ、でも、赤と緑の区別は付きにくくても、虎と馬は区別出来るから! 馬にまたがろうとして、間違えて虎にまたがって、虎に噛まれたりはしないから! 万が一、虎に襲われても反撃出来るように、高校生の頃に 『借力』 の本も読んだから! 著者の力抜山のプロフィールに、昭和○○年 : 虎退治。 …とか、書いてあったんっすよね。 で、ベニー・グリーン。 言うほど、偏屈そうか? そう、思われるかも知れませんが、昔読んだ何かの本に、偏屈だと書いてあったような気がするんっすよね。 僕の記憶違いかも知れませんけど。 で、あまり気が進まないんっすが、適当に1枚選んで、何らかの論評を加えなければなりません。 じゃ、えーと、 『ホーンフル・オブ・ソウル』 で。 そうなんっすよね。 ソウルフルなんっすよね、この人。 そこのところが、日本で不人気な要因だったりするんっすが、1960年のベツレヘム盤。 レム・デイビスという謎のアルト奏者が入っていたりするんっすが、で、前回のアル・グレイ編に続いて、またしてもテナーはジミー・フォレストである…と。 うわ、クドそう…。 で、リズム・セクションはオルガンとピアノ、2つのセッションがあるんっすが、そのピアノのほうがマル・ウォルドロンだったりするのが、ちょっと意外。 相性がいいとは、とても思えなかったりするんっすが、果たしてどんなサウンドに仕上がっているのか、乞うご期待!

 ということで、1曲目。 「サマータイム」 。 超有名&日本で大人気のミュージカルナンバーなんっすが、色恋沙汰とは無縁な、ちょっと異色な楽曲。 んーと、これ 。 あ、ミュージカルじゃなくて、オペラっすか。 オペラ = つまらなさそう。 ミュージカル = 面白そうだけど、実際に見たら、つまらなさそう。 僕のイメージはそんな感じなんっすが、楽曲に罪はありません。 ジャズの素材になっている分には、何の問題もありません。 で、歌詞で言うと、絶対に不細工であるに違いないカーチャンが 「お前のカーチャン、とっても美人♪」 と、自分で言ってるところがペーソスに溢れていて、いいな。 そんな気がするんっすが、で、曲のほうはというと、やり方によっては、めっちゃディープになってしまうので、注意が必要かと。 で、このベニー・グリーン版は、思いっきり悪いほうに転んじゃってますな。 ボントロ + テナー + オルガンっすからね。 ま、しょうがないな…と。 ボントロ主導のテーマ部に続いて、そのままグリーンのソロへと流れていくんっすが、コン、ガッ、コンコン、ガッ♪ …な、コンガと相俟って、南部な雰囲気が漂いまくっております。 で、続いてジミー・フォレストが登場。 クドいんだけど、意外と悪くないな。 先週の時点で、そのような感想を持つに至ったんっすが、今回も同様。 でもって、ボントロ主導で、そこにテナーが絡むテーマに戻って、おしまい。 ま、ベニー・グリーンらしかったな…と。

 で、次。 「グルーヴ・ワン」 。 冒頭、マル・ウォルドロンのピアノによるイントロは、明らかに先ほどまでとは違った空気感。 が、テーマが始まると、すっかり元に戻ってしまいます。 ベニー・グリーンのオリジナルなので、ま、しょうがいないな…と。 タイトル通り、グルーヴィではあるので、ま、いっかぁ。 そんな気がしないでもなくて、で、ソロ・パートは紅緑、地味森の順。 どちらも持ち味は十分に発揮されております。 その味が好きか嫌いかは別問題なんっすが、続いて出てくるマルのピアノ・ソロはいいっすな。 モールス信号と呼ばれる独特のスタイルは、この面子を前にしても怯むことはありません。 でもって、ベタなテーマに戻って、おしまい。 ま、アレだったな…と。 が、ここで怯んではいけません。 3曲目 「ローランド・イズム」 。 バブス・ゴンザレスのオリジナルらしいんっすが、ディープさ、アーシーさが、更に進化…というか、深化して、真価がモロに発揮されていて、息苦しさが半端ねぇ…。 ローランドと言えば、ゴリラなんっすが、山に棲息しているのがマウンテンゴリラで、低地にいるのがローランドゴリラ。 ゴリラは全部で4種類! あ、ニシローランドゴリラって言うんっすか。 レッサーパンダもシセンレサパンと、ニシレサパン。 2つの種類がいましたよね。 シセンだと何となく味噌味っぽいんっすが ( ←「中華三昧」の影響力大) 、ニシだと、北原ミレイ? あの鰊の歌の人、何て名前だっけ? …と思って 「鰊の歌」 でググったら、すぐに出て来たんっすが、ニシとニシンは違いますか。 で、 ニシローランドゴリラ 。 (学名:Gorilla gorilla gorilla)。 ふざけてますな。 じゃ、ニシではない、ヒガシゴリラであるマウンテンゴリラはというと、Gorilla beringei beringei 。 で、演奏のほうはというと、ディープなテーマ部の合奏に続いて、ソロ・パートはトロンボーン → テナー → ピアノの順。 各自、持ち味は十分に発揮していると思います。 でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ディブリン・アンド・ダブリン」 。 これまたバブス・ゴンザレスのオリジナルみたいなんっすが、ダブリンは分かります。 「アジアの純真」 っすよね。 北京、ベルリン、ダブリン、リベリア♪ …って、アジア率25%やんけ! 井上陽水に世界の地理はちょっと難しかったっすかね? ま、僕もあまり人の事は言えないんっすが、いきなり「チリの首都は?」と聞かれたら、焦って、「え…? 海老チリ?」 とか答えちゃいそうだし。 あ、海老フライか、海老天か、海老カツか、海老寄せフライ以外でも、海老チリはイケます! 大丈夫っす! ちなみに「ちり鍋」 という鍋料理、あれ、海老チリが入った鍋じゃなかったんっすな。 で、ダブリンはいいとして、ディブリン。 「穴を掘り、水遊びをします」。 翻訳ソフトではそんなふうに訳されたんっすが、ダブリンって、そんな意味だったんっすな。 北京、ベルリン、水遊びをします、リベリア♪ これはもう、アジアの純真っすな。 で、曲のほうはというと、アップ・テンポの調子のいいナンバーで、いいと思います。 何がいいって、調子がいいっす。 ソロ先発のベニ・グリはトロンボーンという扱いの難しい楽器を易々と吹きこなし、で、賑やかな合奏パートを挟んで、テナーにスイッチ。 フォレストくん、余裕のブロウっす。 で、シニカルなマルのピアノ・ソロが続いて、で、管楽器と打楽器の掛け合いが楽しいテーマに戻って、おしまい。 いやあ、シンプルによかったっす。

 で、次。 「マイ・フーリッシュ・ハート」 。 ビル・エバンスの名演で名高い名バラードなんっすが、ここでのベニ・グリはオルガンをバックに、切々とテーマを歌い上げております。 あ、これ、エエやん。 めっちゃエエやん♪ バックのオルガンはスキップ・ホールという、寡聞にしてよく知らん人なんっすが、この人もいいっす。 もう、スキポールって感じ? ハウステンボスに 「スキポール」 という名前のショップがあって、好き好き、ポール牧。 そういうアレしか頭に浮かんでこなかったりするんっすが、スキップ・ホール。 るんるんるん♪ どりゃぁぁぁー! スキップして、砲丸を放(ほう)るイメージっすな、この人の場合。 で、これ、基本、ボントロ → オルガン → ボントロの順で、シンプルにテーマを吹いたり、弾いたりしているだけで、アドリブらしきものは出て来なかったりするんっすが、シンプルであるが故に、より一層、心を揺さぶられるような気がします。 余計な言葉はいらない。 余計な解説もいらない。 じゃ、今日はこれで。 あ、一応、残りも解説します。 次。 「バック・ホーム・アゲイン・インディアナ」 。 めっちゃダサい感じの曲っす。 もう、南部臭、丸出し。 インディアナ州は、アメリカ合衆国の中西部に位置する州。 あ、ぜんぜん南部、ちゃいますな。 さば君にアメリカの地理はちょっと難しかったっすかね? で、南部と言えば南部煎餅なんっすが、あれ、いい南部煎餅と、そうでもない南部煎餅がありますよね? 何か、あじないな。 思ってたんとちゃうな。 そんな気がしてしまうのが、そうでもない南部煎餅。 多分、こっちが本物の南部煎餅なんでしょうが、現在人にはウケが悪いので、洋風にアレンジしたのが、いい南部煎餅。 そっちのほうが好きな人は 「クッキー生地」 とか 「クッキータイプ」 と書いてあるのを選ぶといいと思います。 そうすればきっと、ラッキー、クッキー、八代亜紀♪ で、あじない。 これってもしかして、三重弁? 味がない = あじない…なので、ま、世間でも通用するような気はするんっすが、 ごうわく、ちみぎったろか? あじないご飯は、どもならん♪ 確かに、どもならんっすな。 同じように、ドモホルンリンクルも、どもならん気がします。 ま、名前からうけるイメージだけなので、実際はどうなのか知りませんが、で、演奏のほうはというと、中西部の田舎っぽさがベニー・グリーンの持ち味とよくマッチしているな…と。 好き嫌いは別にして。

 で、次。 「キャット・ウォーク」 。 マル・ウォルドロンが書いた陰鬱なバラードで、オリジナルは超有名な 『レフト・アローン』 で聞くことが出来ます。 ほの暗さが、たまらんっ♪ ベニー・グリーンがあの世界観を再現出来るとは思えないので、あまり多くは期待していなかったんっすが、意外と健闘してました。 もう、遣唐使に採用してもいいくらい。 明日から君は、島流しや! 運がよければ、大陸 (唐) まで流れ着くかも? やったぜ。 唐揚げ、食べ放題やん♪ で、テーマ部はアレっす。 AABA型式の “Aの部” はボントロで、 “Bの部” は3管のハモリで。 そういう構成になってます。 アルトの人、生存確認。 で、ソロ先発はベニー・グリーン。 ほの暗い雰囲気が、陰キャの心を揺さぶります。 で、続いてジミー・フォレスト。 ちょっとクドいんっすが、適度に歌心が感じられ、指圧の心は歌心〜、押せば命の泉湧く〜♪ ワクワク。 あ、「指圧の心は母心」でしたか。 じゃ、ワクワクは無しで。 ちなみにこれ、どこかで聞いたことがあるので、とりあえず書いてみたんっすが、指圧の創始者である浪越徳治郎の言葉らしいっす。 で、続いてマルのピアノ・ソロ。 作者だけあって、作者の気持ちがよく分かっているな。 そういうアレだったりして、で、陰鬱なテーマに戻って、おしまい。 ベニー・グリーンらしくなくて、いやあ、よかったっす。

  んなことで、ラストっす。 「ディ・ディ」 。レム・デイビスという、American jazz alto saxophonist associated with swing music な人が書いたアレっす。 穏やかな小春日和のような曲で、ほのぼの。 ベニー・グリーンらしくって、いいんじゃないっすかぁ? …ということで、今日は以上っす。

【総合評価】 らしいの6曲+らしくないの2曲。 そんな感じの構成。 らしいのは、従来からのベニー・グリーン好きにとっては安心材料だし、らしくないのは、そうでない人にとっても「へぇ〜」と、意外感を楽しむことが出来るし、日本に数十人くらいはいるかも知れないジミー・フォレスト好きの人なら文句なしに楽しめるだろうし、マル・ウォルドロンは持ち味を発揮しているし、オルガンの人も健闘しているし、総合的に見て63点くらいで、合格。 そんな1枚でありました。


INDEX
BACK NEXT