TROMBONE JAZZ SAMBA (VERVE)

BOB BROOKMEYER (1962/8/21,23,9/14)

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【パーソネル】

BOB BROOKMEYER (valve-tb,p) GARY MCFARLAND (vib) JIM HALL (g) JIMMY RANEY (g)
WILLIE BOBO (ds) CARMEN COSTA (cabasa) JOSE PAULO (tambourine)
【収録曲】

(01-03) SAMBA DE ORFEU / MANHA DE CARNAVAL / BLUES BOSSA NOVA
(04-06) QUAL E O PO / A FELICIDADE / MAIN THEME FROM MUTINY ON THE BOUNTY
(07-08) CHORA TUA TRISTEZA / COLONEL BOGEY BOSSA NOVA
【解説】 ( 2024年02月18日更新 / 連載 1,571回 )

 鼻水、鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、せき、熱っぽさ、さむけ、頭痛、関節の痛み。 風邪かな? …と思ったらベンザエース。 何でや? 何でそこで、便器の座るところが出てくるんや? 下痢かな? …と思ったら、便座エース。 それなら分かるんっすけどね。 というか、それ以外に考えられません。 便座ブロックとかされたら、もう最悪なんっすが、うわぁぁぁぁ、退いてくれぇぇぇ。 漏れるぅぅぅぅ…。 そういう鬼畜の所業は厳に謹んで貰わないと困りますが、その点、便座エースの安心感は半端ないっすよね。 便座のエースなんだから、絶対に抑えてくれるはず。 その信頼感に揺るぎはありません。 が、よくよく考えたら、便器は出されたものを、ただ無言で受け入れるだけ。 便座はそんな便器の座面に過ぎないので、下痢を抑える効果など、みじんもなかったりするんっすが、もし便器がなかったら、漏らすか、ちびるか、その辺にぶちまけるか、絶望の3択を迫られることになるし、もし便器に便座がなかったら、便器にすっぽりハマって、さあ大変だし、もし便器に蓋がなかったら、臭いものに蓋が出来ないし、やっぱ、便器 (本体) と便座と蓋、この3者が揃って、三位一体になってこその便器 (集合体) やな…と。 それにしても、便器はエラいっすよね。 誰もが嫌がる “汚れ仕事” を黙って引き受けて、無言で “汚物” を受け入れて、さっとその場で水に流しちゃう。 ま、中には水に流せずに、溜め込んでしまうタイプの便器もあったりするんっすが、そう考えると、汲み取り式便所のストレスって、結構ヤバそうっすよね。 溜めるだけ溜め込んで、遂に限界に達すると、 “お釣り” を返されることがあったりするんっすが、うわ、汚っ! ぼっとん便所、最低やな! 口汚く罵りたくなる気持ちは分かるんっすが、汲み取り式便所はストレスを溜め込んじゃうタイプである。 そんな心情を汲み取ってやれば、少しは汲み取り式便所に優しくなれるのではなかろうかと。 いや、心情じゃなくて、ウンコを汲み取れや! そんな気がしないでもないんっすが、うるせぇ! 月に1回、汲み取ってやるから、それまで黙って、ウンコ溜め込んでろや!

 ということで、ベンザエース。 下痢の薬じゃないのに、風邪薬なのに、何故、便座? もしかしたらベンザエースって、便座のエースではなかったりするんじゃね? そんな疑惑が湧き上がってきたんっすが、便座・裏ローテーションの3番手だったりとか、便座・敗戦処理投手だったりとか、便座・バッティングピッチャーだったりとか、便座・ブルペンキャッチャーだったりとか、便座・UFOキャッチャーだったりとか。 いや、エースの資質に疑問があるんじゃなくて、便座のほうが違うんじゃね? そういう話なんっすが、いや、ベンザはベンザでも、便座ではないんじゃね? …と。 薬の名前って、有効成分の名前に由来するものがあったりするんっすが、これもそのパターンっすかね? えーと、ベンザ (風邪薬) 。 名前の由来は、発売当初に成分として配合されていたピリベンザミン(英語版) (Pyribenzamine) にちなむ。 おお! ピリベンザミンっすか。 ピリッと唐辛子が効いた便座の民 (たみ) みたいで、いいっすな。 発売当初に成分として配合されていた…ということは、今は配合されていなくて、薬効としては今ひとつだったのかも知れませんが、ピリッと唐辛子が効いた便座って、痔の人には辛そうっすからね。 薬効としては問題なかったが、副作用がちょっと…。 そういう可能性もありますな。 で、風邪薬市場では、第一三共ヘルスケア(旧・三共)の 「ルル」 、大正製薬の 「パブロン」 、エスエス製薬の 「エスタック」 などと競合する…と。 そうっすか。 廣貫堂の 「ネオ眞治」 は、ライバルとは目されていないんっすな。 いや、眞治があまりにも圧倒的に一強過ぎて、最初っから銀メダル狙いだったりする可能性もあるんっすが、ちなみに 「眞治」 って、一発で漢字変換出来ないので、僕はいつも 「眞子様」 と敬称付きで変換してから 「子様」 を消して、「治 (おさ) める」 を追加して、最後に 「める」 を消してます。 面倒なので、一発で変換出来る「ネオ神事」とかに改名して頂きたいんっすが、それだとまったく 「眞治」 らしさが感じられないので、今のままの 「眞治」でいて欲しい。 そんな気も。 一度出しちゃったら、あとはコピペして使い回せばいいし。 単語登録しておこうかとも思ったんっすが、たかが眞治ごときに、そこまで手間を掛けるのもアレなので、ま、いっかぁ…と。 登場するのは1ヶ月に1回あるか、ないかだし。

 で、 最新ネーミング事情Vol.56 風邪薬のネーミング 。 ここに主な風邪薬の名前の由来が書かれているんっすが、ここでも 「ネオ眞治」 は無視っすか。 そうっすか。 子供の頃、風船を貰ったりしたので、廣貫堂の好感度は極めて高かったりするんっすが、所詮は富山ローカルで、全国的な知名度や人気は、それほどでもなかったりするとか? 僕だけの眞治でいて欲しい。 そんな思いもあるので、それは別にいいんっすが、で、「ルル」。 可愛い名前なんっすが、ルルの由来は英語の LULL(鎮める、和らげる)から命名されたとのこと。 へぇ〜。 翻訳ソフトに掛けてみたら 「小康」 と出たんっすが、徳川家康の小さいバージョン = 小康 (こやす) ではなく、小康状態の小康 (しょうこう) っすよね。 小康、小康、ショコショコ、小康、徳川小康〜♪ ということで、次。 「パブロン」。 意味は英語で PAN(全て)と BRONCHIAL(気管支)からの造語で 「気管支全体に効く」 という意味があるそうです。 へぇ〜。 小難しい…。 気管支って英語だと、そんなブロンコビリーみたいな名前だったんっすな。 ちなみに 「ブロンコビリー」 の名前の由来は、スペイン語で 「野生の馬」「荒々しい」 という意味のブロンコと、アメリカの少年の名前であるビリーの名前を組み合わせたもので、「元気で少年少女のような夢を持った会社」でありたいという意図で命名したという。 へぇ〜。 ブロンコって、そんな 荒馬宗介 みたいな意味だったんっすな。 それはそうと、 ブロンコビリー って、全国チェーンだと思っていたら、もしかして東海ローカルだったりするとか? 一応、東京とかにも店はあるみたいなんっすが、で、気管支。 いいっすよね。 ちょっぴり、気管支トーマスみたいで。 トーマス、人の言うこと、ぜんぜん聞かんし。 聞かんしトーマスよりは、性格も素直っぽいし。 ということで、次。 「エスタック」 。 意味は社名のエスエスのエスに 「風邪にアタック」 を組み合わせた造語です。 じゃ、社名の 「エスエス」 は、何なんや? …と、新たな疑問が湧き起こってくるんっすが、「株式会社瓢箪屋薬房」 そして 「エスエス製薬」 へ 。 “エスエスの由来” は下のほうに書かれているんっすが、ボランタリーチェーン「瓢箪屋薬房エスエス」が誕生しましたが、ここではじめて 「エスエス」 の名称が登場します。 これは、良い薬を供給し、そのことが国民の健康維持、増進に寄与するという「社会奉仕(SOCIAL SERVICE)」のイニシャルをとったものであると言われています。 のちに、「科学を探求し社会に貢献する(Science & Society)」という意味も加えられました。 なるほど、つまらんっすな。

 で、このマックスバニー? バックスバニー? …のパチモンみたいなウサギのキャラは、何や? …と。 えーと、 ピョンちゃんのあゆみ 。 あ、そんな名前だったんっすな。 何か、平昌(ピョンチャン)オリンピックとか、開催してそう。 で、初代誕生は 1952 年(昭和27年)。 当時の商標をかたどったデザイン。 因幡の白うさぎの神話にちなんでいる。 おお、因幡の白うさぎぃ♪ 僕は本名が “いなばくん” ( ← 漢字は違う) なので、因幡の白うさぎには親近感を抱いているんっすが、 こんな話 っすよね。 この、くそワニ (サメ) めが! ま、白うさぎが皮を剥がれちゃったのは、ワニ (サメ) を欺したのが原因なので、自業自得、因果応報、 自分で自分の首を絞める、身から出たさび、自分で蒔いた種、ブーメランもいいところで、同情すべき点はひとつもないんっすが、この、くそ神様ども( except 大黒様 )めが!! 何が 「海水を浴びて風にあたるとよい」 じゃぁぁぁぁ! ま、そんな、ちょっと考えれば、すぐに分かりそうな嘘を素直に信じ過ぎる、因幡の白うさぎさんサイドにも問題がある気がするんっすが、あ、でも海水って、それなりに殺菌作用がありそうな気がしないでもありませんよね。 ウンコが浮いているような、きっちゃない東京湾とかだと逆効果かも知れませんが、因幡の辺りのド田舎なら、海も綺麗そうだし。 海水で皮膚の改善 。 あ、ほら。 海水に含まれるミネラルがアトピー性皮膚炎に効果的。 殺菌効果がアトピー性皮膚炎を改善させていた! アトピー、治るじゃん! ま、皮をひん剥かれた傷が治るかどうかは分かりませんが、海水に入ると、体内に溜まった電磁波が抜けるという話もありますので、皮膚にしみて海水に入れない皮をひん剥かれた因幡の白うさぎさまは足を海水に付けるだけでも効果がありそうです。 文章の一部を都合のいいように、ちょっぴり改竄させて頂きましたが、神様ども( except 大黒様 )、何にも悪くないじゃん! それに比べて、大黒の野郎(敬称略、蔑称付加)は。 あん?  すぐに真水で体を洗い、それから蒲(がま)の花を摘んできて、その上に寝転べ…だぁ? 蒲田ならともかく、因幡に蒲(がま)の花なんか、咲いてるかぁぁぁぁ! いや、そういわれたうさぎは今度は川に浸かり、集めた蒲の花のうえに、静かに寝転びました。 そう書いてあるので、普通にその辺に咲いていたものと思われるんっすが、んーと、 これ っすか。 こんなのの上に寝転がったら、何かめっちゃ傷口がチクチクしちゃいそうなんっすが、花粉は蒲黄(ほおう)とよばれ、薬用にされる。 マジじゃん! 大黒様(蔑称撤去、敬称復活)、別に口からでまかせで、適当なことを言ったワケではないんっすな。 もしかして、薬学部卒? で、この故事を知ってしまうと、エスエス製薬が自社のキャラクターに因幡の白うさぎを採用したのも、納得。 ま、因幡の白うさぎは皮を剥かれて泣いていただけで、偉いのは大黒様のほうだったりするんっすが、で、次。 「コンタック」。 意味は社名のコンコンのコンに 「風邪にアタック」 を組み合わせた造語です。 そういうアレなのかと思ったら、違うんっすな。 意味は英語の CONTINUOUS ACTION(持続性効果) からの造語です。 へぇ〜。 こんてぃにあす・あくしょん → こんてぃ・あくしょん → コンチクショー → コンタック。 なるほど。 途中、ちょっと コウメ太夫 が出てきそうになりましたが、ま、納得。

 で、先週、風邪をひきました。 月に1回か2回、バキュームカーが汲み取りにくるのと同じか、あるいは、それよりもちょっと多いくらいの頻度で、体調不良になるんっすよね。 微妙に頭が痛くなる。 で、ヤル気がなくなる。 そういうパターンが多いんっすが、ま、ヤル気がなくなるのは、慢性疾患のようなものなんっすけど。 が、今回、頭ではなく、喉にきました。 朝起きたら、喉が痛ぇぇぇ。 めっちゃ痛ぇぇぇ。 で、ヤル気が出ねぇ…。 いや、始まりは「鼻水」だったかも知れません。 鼻水がツーっと垂れてくるので、それを阻止する為に、鼻の穴に鼻紙を詰めてみたんっすが ( ← 自宅限定) 、それがよくなかったのかも知れません。 いや、医学的にどうなのかは知りませんが、少なくとも、織田無道には叱られます。 あまりにも黒歴史過ぎるので、あまり大きなフォントでは書きたくないんっすが、これ 。 表紙の写真? …のリンクが切れちゃってますが、もう別にどうでもいいっす。 で、中身も読まずに、そっとページを閉じて頂きたいんっすが、元ネタの本が手元に見当たらなかったので、改めて買ってみました。 で、58ページ。 子供の悪戯が呼んだ先住者の霊 。 うわっ! 情報量、多過ぎぃ! テレビの画面に、プロ野球選手の霊が、めっちゃ写ってるやん! …と思ったら、野球のシーンは関係ないですね。 あ、そうなん…。 で、織田先生は特に触れられておりませんが、お子様の頭の上に見えている、鏡のようなものに写った人の顔。 これも関係ないみたいです。 というか、無視されています。 恐らく、鏡のようなものに写った人の顔なんでしょうな。 恐れずに足らず。 で、問題は、この子の後ろの鏡の中に写っている髭を生やした、何か稲川淳二さんの様な顔が写っています。 これは一体何なのかということです。 ○で囲ってるほう。 これ、鏡か? …というのが、何かちょっとピンと来ないんっすが、これは一体何なのかということです。…って、これ、ただの稲川淳二ちゃうん? で、織田先生いわく、この子の顔を見ると鼻の中に綿が入ってます。 人間が亡くなると悪いものがはいらないようにこのように詰め物をすることがございます。 この子も具合が悪かったのかもしれないし、遊んでいたのかもしれませんが、もしも遊びでやっていたのならば、これからやらせないようにして下さい。 つまり、この子が死人にするような悪戯をした為に、先住者の霊を呼び込んでしまった…と。 ひょえぇぇぇぇ…。 もうしません! もう、鼻の穴に鼻紙を詰めたりしないので、どうかお許しを…。

 ま、霊的にはどうなのかは知りませんが、風邪をひいたっぽい → 鼻水が出る → 鼻水の滴下を防ぐ為、鼻の穴に鼻紙を詰める。 その結果、翌日、喉がめっちゃ痛くなる。 これは実際、何度も経験しました。 で、今回もそうでした。 鼻紙によって行き場を失った鼻水が喉に流れ込み、その結果、鼻水に含まれていた “毒” が喉に取り憑いて、めっちゃ痛くなる。 純医学的に考察すると、そういうことになるんっすかね? あまりにも喉が痛いので、家の押し入れを漁った結果、龍角散 が見つかったので、とりあえずそれを飲んでみることにしました。 使用期限が2023年11月と、飲もうとした時点で3ヶ月ほどオーバーしているんっすが、こんな粉物、腐りそうにもないので、大丈夫っすよね? 添付のさじで1回量を取り、舌の上でゆっくり溶かしながら、のどの方に運んでください。  エエぇぇぇ…。 昔は、添付のさじで、喉の奥に流し込むように…と書いてあったような気がするんっすが、飲み方、変わった? こんな不味いもの、下の上でゆっくり溶かせって…。 やってみたら案の定、クソ不味いし、粉がこぼれて、机の上が白い粉まみれになるし、その割にはあまりスッとしないし、どうも今ひとつのような…。 とりあえず、熱はないので熱めの風呂に入って、早めに寝ることにしたんっすが、で、朝起きたら、喉の痛みは嘘みたいに、スッキリと…、消えてませんな。 喉が痛ぇぇぇ。 めっちゃ痛ぇぇぇ。 で、ヤル気が出ねぇ…。 が、仕事を休む程ではないので、仕方なく現場に行って、で、その帰り、ドラッグストアに寄って、喉に効きそうな薬を買うことにしました。 まずは 龍角散ダイレクト 。 トローチは、美味しいんっすが、何だか効果が薄いような気がするので、スティックのほうで。 ピーチ味とか、あるんっすな。 美味しそう♪ が、アカンっすよね。 良薬は口に苦し。 こんな美味しそうなピーチ味の薬が “良薬” である筈がありません。 まだ、そこまで美味しそうではないミント味のほうで。 飲んでみたら、粉状ではなく、顆粒状なので、サラサラとして飲みやすく、しかもミント味でも、十分に美味しい♪ 喉がスーッとして、普通の龍角散よりも効いてるような気がするし、こりゃ、いいやぁ♪ で、もう一種類、 Popi Shot というのも。 使用方法を見たら、「アー」 と声を出しながら頭部を押して幹部に薬液を2〜3回直射してください。 そんなふうに書いてあって、シャイで、無口で、人見知りで、人前で声を出せない超・陰キャである僕にはハードルが高過ぎるんっすが、人のいないところでこっそり、誰にも気付かれないように 「アー」 と声を出すだけなら、ま、なんとか…。 頑張って、やってみました。 「アー」 ぴゅっ♪ 「ん…あ…?」 あ、これは効きそう♪ 患部に直射っすからね。 が、喉に薬液が当たった瞬間、ビクッとなって、声が止まってしまうのが、何だか悔しいっす。 何度かチャレンジするうちに、「アーー、ん、アー」 と、声を出し続けることが出来るようになったんっすが、いやあ、やれば出来るものなんっすな。 努力って、報われるものなんっすな。 大人として、ちょっとビッグになれたような気がするんっすが、で、朝起きたら、喉の痛みは嘘みたいに、スッキリと…、消えてませんな。 喉が痛ぇぇぇ。 めっちゃ痛ぇぇぇ。 全然、治りませんな…。 駄目じゃん!

 が、木曜日になって、ようやく薬効が現れたのか、あるいは自然治癒したのか、喉の痛みが和らいできました。 「ルル」 を飲んだワケではないんっすが、英語の LULL(鎮める、和らげる)。 いやあ、よかったっす。 が、ヤル気のほうは一向に改善する兆しが見られないので、んなことで、今日は以上っす。 ハァ…(ため息)。

 ということで、今日はボブ・ブルックマイヤーっす。 ハァ…。 まあまあ、有名っすよね。 何となく名前は聞いたことがあるような気がする。 …という程度には、よく知られていたりします。 で、この人はアレっす。 バルブトロンボーンを吹いてたりします。 普通のスライド式のトロンボーンの場合、管を延び縮みさせることによって音の高さを変える仕組みになっていたりします。 原理としては非常に単純で分かりやすいんっすが、演奏するほうにしてみれば、単純にド・レ・ミ…の音階を正しく吹くだけでも至難の技。 一方、バルブトロンボーンはというと、トランペットと同じような “バルブ” で音程を変えるようになっているので、音程を取るのは極めて楽である…と。 トランペットのバルブで音程を変える仕組みって、実は全然わかってなかったりするんっすが、とにかくまあ、スライド式よりもバルブ式のほうが、まだマシだったりするようです。 J.J.ジョンソンなんかは、あまりにもテクニックが超絶過ぎるので、わざわざ 「バルブトロンボーンに非ず」 という注釈が付けられたそうっすが、Wikipedia にも、そのエピソードが書かれておりますな。 となると、最初っからバルブトロンボーンに “逃げた” ボブ・ブルックマイヤーは、 一段低く見られちゃいそうなんっすが、んーと、 ここ 参照。 全般的に小難しいことが書かれておりますが、

  インタビュアー 『なぜスライドトロンボーンが嫌いなんだい?』
  Bob 『スライドトロンボーンが好きな人がいるのかい?サックスはバンドの前列にいて女の子にモテモテ。
     後方のトランペットはバンドをグルーブさせてお金持ち。
     トロンボーンはただ真ん中に座って隠居生活(笑)。女の子もお金も手に入りゃしない』


 なるほど。 そういうことなら、しょうがいっすな。 モテたいための、バルブトロンボーン奏者〜、あなた、動機が不純なんだわ〜♪ 名古屋名物の 「ういろう」 を食べる度に、僕の頭の中には山口百恵の 「ロックンロール・ウィドウ」 が流れるんっすが、ロックンロール・ういろう、HA-HA-HA〜♪ 子供の頃は意味がよく分からなかったんっすが ウィドウ = 未亡人なんっすな。 異邦人の未亡人がイボ痔で、ん〜。 そんな情景が目に浮かんできそうなんっすが、今日はそんなブルックマイヤーの 『トロンボーン・ジャズ・サンバ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 1962年のヴァーヴ盤。 ジャズ・サンバというか、トロンボーンでボサノバを演奏するという、とっても分かりやすい企画でありまして、どう足掻いても日本人ウケするサウンドに仕上がっているに違いないんっすが、ヴァイブがゲイリー・マクファーランド、ギターがジム・ホールジミー・レイニーで、地味に韻を踏んでいて、面子、凄ぇぇぇぇぇ! さすがヴァーブっすな。 ミュージシャンに対する畏敬の念はあまり感じられなかったりするんっすが、金に飽かせて豪華な面子を集めるという点では、めっちゃ秀でたレーベルっすからね。 で、ドラムスはウィリー・ボボ。 ええんか? そんな名前で九州に行けるんか? 他人事ながら、ちょっと心配になってしまうんっすが、でもまあ、所詮は他人事なので、別にどうでもいいな…っと。 で、あとはタンバリンの人と、cabasa という楽器の人が、ひとりずつ。 かぼす? 大分の人にはウケがよさそうなんっすが、あ、カボスじゃなくて、カバサっすか。 んーと、これ 。 お値段もお手頃だし、これなら僕でも音を出すくらいなら何とかなりそうな気がするんっすが、カバサをカッコよく振り回すことが出来たら、女の子もお金も、手に入れることが出来ますかね? 少なくとも、カバお よりはモテそうな気がするんっすが、あ、でもこのカバ、カバサを持たせたら、結構ノリノリな演奏を聞かせてくれそうな? かまめしどん とコンビを組ませてみますかね? ま、とりあえず今回はカーメン・コスタと、ホセ・パウロの2人で頑張って貰おうかと思うんっすが、とまあそんなこんなで、じゃ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、 「サンバ・デ・オルフェ」 。 「オルフェのサンバ」 という邦題で知られる、ルイス・ボンファ作のボサノバ・ナンバーでありますな。 ギターの無伴奏ソロでお静かに始まり、そこにパーカションが入って、一気にラテンのノリに転じ、で、ボントロが主導、ヴァイブがそれに追従する形で、お馴染みのテーマが演奏されて、で、ソロ先発はギターの人。 ジムなのか、ジミーなのか、どっちなのか、僕にはよく分からなかったりするんっすが、ま、いい感じであるな…と。 で、続いてゲイリー・マクファーランド、通称 “下痢マック” のヴァイブ・ソロがフィーチャーされて、最後にブルックマイヤーのソロが出て来て、でもって、テーマに戻って、おしまい。 …と思わせておいて、再びギターの無伴奏ソロによるテーマが出て来たりして、で、最後、ギターとパーカッションがちょっぴり絡んだりして、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、次。 「マンハ・デ・カルナヴァル」 「黒いオルフェ」もしくは 「カーニバルの朝」 という邦題で知られる、ルイス・ボンファ作のボサノバ・ナンバーでありますな。 日本でも超有名&大人気。 オルフェというのはギリシャ神話に登場する吟遊詩人のオルペウスの事らしいんっすが、いいっすよね、吟遊詩人。 何か、いつも一緒に前田吟と遊んでそうで。 博! どうしてお前はそんなにつまらないヤツなんだ!〜つまらない博 (演:前田吟) の全セリフ全シーンを検証する 。 こんなのがあったんっすが、寅さんは高校生の頃、学校の行事で見ました。 僕が高校生の頃に見た映画は、寅さんと、じゃりン子チエと、「イエスの復活」と、「未成年の性」。 その4本だけだったと記憶しているんっすが、前の2本は高校の学校行事で、後ろの2本は高校の授業で。 寅さん映画は、「虎さんかぁ…。」 と、生徒一同、まったく乗り気ではなかったんっすが、見てみたらけっこう面白くて、ハマってしまいました。 寅さんが坊さんになる話だったと思うんっすが、んーと、 これ っすな。 映画は面白かったんっすが、言われてみれば博(ヒロシ)は、普通につまらなかったような? で、演奏のほうはというと、イントロなしで、いきなりテーマ。 ギターをバックにブルックマイヤーが、超スローなテンポでお馴染みのメロディを吹く…と。 そこにベースと打楽器が入って来て、少しだけテンポが速くなって、ボントロによるテーマがそのまま続いて、で、その後、いい感じにギターとヴァイブが絡んでくる…と。 そういう流れでありますな。 その後、リズムが止まって、粛々とした雰囲気になって、で、リズムが復活して、ブルックマイヤーのソロが始まる…と。 で、以下、ギターとヴァイブのソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おいまい。 なかなか凝った仕上がりだったりして、いやあ、よかったっす。

 で、次。 「ブルース・ボサノバ」 。 ブルックマイヤーのオリジナルなんっすが、ボントロとベースの絡みで演奏されるテーマはボサノバというより、シンプルなブルースって感じ? そこにパーカッションが加わると、それなりにラテンな空気感が強まるんっすが、で、そのままボントロのソロへと。 で、続いてギターのソロ。 ジムなのか、ジミーなのか、どっちなのかよく分からんのっすが、ま、いい感じであるな…と。 続いてヴァイブのソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 3曲目にして、早くも書くことがなくなってしまったんっすが、この後、曲名でボケるくらいしか、活路が見いだせそうになくて、詰んだな…と。 ということで、次。  「クアル・エ・オ・ポ」 。 作者として Gerson Goncalves , Joao Roberto Kelly、2人の名前がクレジットされているんっすが、 “Joao” の “a” の上に “~” が付いてるようなのは、ちゃんと表示されませんな。 えーと、 これポルトガル語の表記に用いられるほか、アルーマニア語・グアラニー語・カシューブ語・ベトナム語・コン語などでも使われており、うんぬん。 今後もコン語を使う機会はあると思うので、ちゃんと表示できるようにして頂きたいところなんっすが、コン語って、どこの言語なんっすかね? コンゴ共和国? コンゴ民主共和国? え? コンゴって、2つも国があるん? コンゴ共和国とコンゴ民主共和国の違いとは? へぇ〜。 ボノボの保護区があるのがコンゴ民主共和国で、ローランドゴリラの保護区があるのが、コンゴ共和国なんっすな。 コンゴ共和国の公用語はフランス語なんっすが、それ以外に国語として、中北部を中心に使われるリンガラ語と、南西部の部族語であるキトゥパ (キコンゴ) 語がある…と。 一方、コンゴ民主共和国も公用語はフランス語なんっすが、コンゴ語、チルバ語、スワヒリ語、リンガラ語も使われている…と。 キコンゴ語と、コンゴ語は使われているんだけど、コン語は使われていない…と。 こんがらがりますなぁ…。 じゃ、 コン語 はどこで使われているのかと思ったら、ボツワナおよびナミビア。 じゃ、ボツ語とか、ナミ語とかにすればいいのに…。 で、「クアル・エ・オ・ポ」。 名前の通り、とってもクアルで、エ・オ・ポな曲調だったりするんっすが、ご陽気っすな。 いかにも能天気なラテン系といった感じで、いいと思います。 演奏のほうは、ヴァイブと、トロンボーンと、ギターのソロを聞くことが出来て、最後、トロンボーンと、カンカカンカ♪ …な打楽器との掛け合いもあったりして、3分32秒と、決して長くはないんっすが、わりと充実しているな…っと。

 で、次。 「ア・フェリシダージ」 。 アントニオ・カルロス・ジョビンの曲なんっすが、これぞ正統派のボサノバといった感じで、めっちゃいいっす。 テーマはピアノ主導で演奏されるんっすが、ピアニスト、誰かいたっけ? …と思ったら、ブルックマイヤー本人が弾いているんっすな。 シンプルなんっすが、いい雰囲気。 続いて、ジムか、ジミーか、どっちかのギター・ソロがフィーチャーされて、続いて下痢マックのヴァイブが出て来て、で、ピアノによるテーマに戻って、おしまい。 バルブ・トロンボーン奏者としてのブルックマイヤーはお休みでしたが、気分を変える意味で、よかったんじゃね? そのように評価していいのではなかろうかと。 で、次。 「メイン・テーマ・フロム・マティニー・オン・ザ・ボウンシー」 。 読み方がこれで合っているかどうかは怪しいんっすが、作曲者として Bronislaw Kaper という名前がクレジットされています。 めっちゃどこかで聞いたことがあるような気がするメロディなんっすが、 これ ? 戦艦バウンティ。 あ、ボウンシーじゃなくて、バウンティっすか。 僕は戦艦と言えば 「戦艦ポチョムキン」 しか知らないんっすが、この主題歌をどこかで聞いたことがあるということは、この戦艦バウンティも、それなりに有名だったりするのかも知れません。 今度はブルックマイヤーも普通にトロンボーンを吹いていて、テーマの後、そのままソロに入って、で、テーマに戻って、おしまい。 2分06秒。 ほんのちょっとした小さなプチ小品でありました。

 で、次。 「チョラ・ツア・トリステザ」 。 読み方がこれで合っているかどうかは怪しいんっすが、作曲者として Oscar Castro-Neves という名前がクレジットされています。 これまた、どこかで聞いたことがあるような気がしないでもない。 そんなメロディの持ち主だったりします。 テーマがボントロで演奏された後、ギター、ヴァイブ、ボントロの順で各自のソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 んなことで、ラストっす。 「コロネル・ボギー・ボサノバ」 。 作曲者として Kenneth J. Alford という名前がクレジットされているんっすが、これ、どこかで聞いたことがあるような気がしないでもない。 …というレベルを遙かに超越した、めっちゃ、どこかで聞いたことがある曲でありますな。 どこで聞いたのかというと、んーと、学校? 元々はボサノヴァではなく、「Colonel Bogey March」 らしいんっすが、んーと、 これ 。 ここで曲を聞くことも出来るんっすが、ああ、これかぁ♪ …と、誰もが納得。 みんな知ってる曲で、気分がハッピーになったところで、今日のところは、おしまい☆

【総合評価】 トロンボーンによるジャズ・サンバ…というか、ボサノバ集であったなぁ…と。 みんな知ってる曲がたくさん出てくるし、ヴァイブやギターとの絡みも爽やかだし、肩肘張らずにお気楽に楽しむことが出来て、オススメ☆


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