ACO DEI DE MADRUGADA (GET BACK)

GRACHAN MONCUR V (1969/9/10,11/4)

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【パーソネル】

GRACHAN MONCUR III (tb) FERNANDO MARTINS (p,voice) BEB GUERIN (b) NELSON SERRA DE CASTRO (ds)
【収録曲】

(01-04) ACO DEI DE MADRUGADA / PONTE IO / OSMOSIS / TINY TEMPER

【解説】 ( 2024年03月10日更新 / 連載 1,574回 )

  「関東の道」は、どうも合わないな…と。 いや、月曜日と火曜日、立川と土浦へ行ったんっすけどね。 立川から土浦。 繋がりがないと思われるかも知れませんが、えーと、立川 → カワウソ。 カワウソって、可哀相っすよね。 何がって、名前が。 別に嘘をついてるワケでもないのに、ウソ呼ばわり。 いや、本当にカワウソが嘘を付いてないのかどうかは知りませんが、カワウソと言えば、吉田戦車の 『伝染 (うつ) るんです』 の、かわうそくん。 カワウソ史上、最も可愛くないカワウソとして知られているんっすが、昔、 ザウルス文庫 で買って、読みました。 今、手元に Zaurus がないので、 ここ で新たに買ってみることにしたんっすが、全5巻っすかぁ。 そんなもんでしたかね? えーい、全巻、まとめ買いしたれー! ポチッ♪ あ、勢いで、やっちまいました…。 試しに1巻だけ買ってみて、面白かったら続きを買う。 そうでなければ、無かったことにする。 どうしてそういう、賢い買い物が出来ないんや?  『スーパーくいしん坊』 の悲劇を忘れたんか? そう、思われるかも知れませんが、あ、すっかり忘れてました。 全巻ではなく、お試しに3巻だけ買ってみたんっすが、それでも激しく後悔したのを今、思い出しました。 この漫画、何が許せないって、くそムカつく “スーパーくいしん坊” の野郎と、学校給食の調理主任・ “調理場の魔王” との 「ハンバーグ対決」 で、女子を含めたすべての生徒が “スパくい” の野郎を応援していることなんっすが、ありえんやろ? こいつ、見た目がムサくるしくて、料理人に必須な清潔感が皆無だし、性格はクソだし、頭は悪そうだし、挑発されると逆上して、後先を考えず、すぐ 「出来らぁ!」 と大見得を切るし、女子に好かれる要素、皆無っすぜ? にも関わらず、窮地に陥った (ように見えた場面で) 、女子生徒が心配そうな眼差しで 「香介 (こうすけ) くうーん!」 と声を掛けるとか、ファンタジーか? 非日常系か? 不条理漫画か? 実際の中身に関しては課金した上で、是非、自分の目で確かめて頂きたいんっすが、僕だけこんな漫画に金を払わさせるのは、何だか悔しいし。

 一方、 『伝染 (うつ) るんです』 。 不条理漫画の元祖と言われておりますが、ざっと読み返してみた感じ、意味不明なのを “不条理” という言葉でごまかしているワケではなく、起承転結がきっちりしている “王道” の4コマ漫画って感じ。 は? あ、いや、これを書きながら、途中に息抜きで 『スーパーくいしん坊』 の続きを読んだんっすが、 「チャンコ勝負」 の巻。 岡山名物もみじまんじゅうだぁ? 広島人に喧嘩売ってるんか!? おめぇんとこは 「きびだんご」 やろ! めっちゃ期待して食ったら、団子というより餅みたいな感じで、何とも微妙な気分になる、評価に困るお土産やろ? あんなもん、犬も、猿も、雉も食わんわ! ハァハァハァ…。 広島人でも無いのに義憤に駆られて、息抜きどころか、息切れしちゃいましたが、オモチャコーナーで、幼女ふたりが遊んでいるシーン。 だるま落としの一番上には “ドラえ○ん” が乗ってるし、著作権、ガン無視か? 藤子不二雄センセイに喧嘩売ってるんか?  “アンパン○ン” なら、許してくれそうな気がするっんすが、 “ミッキーマ○ス” にしなかった辺り、一応、良心の欠片みたいなものはあるんっすかね? で、チャンコ鍋と、だるま落としが、どう関わってくるのかと思ったら、えっ? あ、その答え合わせの前の段階なんっすが、相撲取りの山彦山。 これは “スパくい” の野郎の対戦相手なんっすが、チャンコ鍋にフグ、入れるん? ま、別にそれはいいんっすが、フグ、自分で捌 (さば) くん? サバをさばくのは勝手だし、サバくん ( 編集部注 : 僕のハンドルネーム ) でも、サバくらい、さばくことは出来るんっすが、いや、実際にさばいたことはないんっすが、ちょっと練習すればそれくらい、出来らぁ! そんな気がするんっすが、フグはヤバくないっすか? 山彦山、免許、持ってるん? 普通運転免許くらい、持ってらぁ! 一応、肝が命取りだというのは知ってるみたいなので、大丈夫かとは思いますが、 「チャンコ名人 山彦山の 地獄チャンコ どうぞ ご試食下さい」 。 よかった。 天国に逝っちゃう心配はなさそうっすな。 ググってみたら 佐渡ヶ嶽部屋フグ中毒事件 というのが出てきたんっすが、ちゃんこ番として他の関取がフグ鍋を食べ終わった後に、当時は食用を禁止されていなかったフグの肝を追加して食べていた。 肝を追加して食べてちゃったんなら、しょうがないっすな。 自殺認定で問題なかろうかと。 当時は食用を禁止されていなかったというのが、ちょっと問題のような気がしないでもないんっすが、1963年時点で、そんな適当だったんっすかね? ちょっと調べてみますかね? えーと、 フグ田タラオの悪行っと。 そもそも、フグ田タラオって、フグなのか、タラなのか、はっきりしろ! …と言いたくなる時点で、既に “悪” なんっすが、いったいどんな、とんでもない悪事をやらかしてくれたのかと思ったら、 これ 。 エエぇぇぇ…、何じゃこれ? 口紅で落書きはともかくとして、モリシの飛行機ポーズって…。 むしろ、ノリスケのほうが、遥かにクズだと思われる検索結果になってしまったんっすが、 「フグ田タラオの悪行」 でググっているのに、 《これは酷い》アニメ「サザエさん」のノリスケ(クズ)の悪行まとめ というのが出てきたり。 広告にエロい漫画、出てきてませんか? 僕だけですか? もし僕だけだとすれば、それは僕が常日頃、エロいサイトばかり見ているからですか? …というのはさておいて、タラオ、被害者じゃん!

 検索ワードが間違ってましたかね? 『タラヲ氏ね』 にすれば、もう少し適切な結果が得られるのではないかと思われますが、えーと、 これ とか。 これにタラオはショックを受けて大泣きし「カツオお兄ちゃんのせいです!」と責任転換。うわ、酷ぇぇぇ…。 タラヲ、最低や! …と、ここまで書いたところで、とってもショッキングなニュースが。 声優 TARAKOさん死去「ちびまる子ちゃん」まる子の声演じる。 えっ? マジすか? 何でや? 「タラヲ氏ね」 の呪詛が、間違って TARAKO のほうに行っちゃったとか? うわぁぁぁぁ…。 「人を呪わば 穴二つ」 とか、言いますからなぁ。 いや、意味はよく分からないんっすが、呪うのは呪魔会 (のろまかい。桑名を活動拠点とする暴走族の名称) の人達におまかせするとして、カワウソ。 チャンコ勝負は、どうなったんや? そう、思われる方がいるかも知れませんが、続きが気になる人は是非、課金した上で、自分の目で確かめて頂ければと。 『スーパーくいしん坊』 。 改めて読み治してみたら、意外とけっこう面白かったりして、ちょっと癪だったり。 で、カワウソ。 立川 → カワウソ。 “2文字しりとり” で、何とかこれを 「土浦」 まで繋げられないかという試みなんっすが、今日中には無理っぽいっすな。 もう、諦めました。 行けるところまで行って、後は連載形式で、引っ張れるところまで引っ張る。 その方向で覚悟を決めました。 で、カワウソ。 『伝染 (うつ) るんです』 を読み進めてみたんっすが、頭にコケシが乗ってるやつと、王様と、シークレットシューズのやつは、今ひとつ。 ま、全てのネタが当たりというのは難しいっすよね。 2〜3年に1本くらいの割合で、まあまあ読める奴があったりすれば、大健闘。 そんな、 学研の 『ムー』 の総力特集に向き合うようなスタンスで臨まなければなりません。 ちなみに最新号は霊界の宇宙 「ゼロ・ポイント・フィールド」 の謎。 幽霊とUFOのコラボ? いいとこ取り? 虻蜂取らず? 二兎を追う者は一兎も得ず? 何か、残念な結果に終わっているような気がしないでもないんっすが、今、こんなものを読んでる暇はありません。 この先、読む気もありません。 さほど力を入れてない記事のなかには 「2025年、日本を襲うカタストロフィー大予言」 とか、「本当は怖い日本の昔話」 とか、まあまあ面白そうなのもあったりするんっすが、2025年、今まで数々の大会で優秀な成績を残してきた一人の天才少年が、ある決断をした。 部屋中に飾られていたトロフィーを、すべて片付けると言うのだ! かたすトロフィー、大予言。 そういうアレっすかね? ま、確かに、総力を挙げて取り組むほどのネタでもないっすが、それはそうと、1巻の84ページ。 んーと、 これ 。 汚いねこ、可哀想…。 で、おっ! カワウソ、登場! 「……きみはなんだ?」「かわうそです。」 嘘はついてませんな。 正直に、ありのままの自分を語っております。 「かわうそだから、雨に濡れても平気です。」 この答えにも偽りはありません。 答えになってないじゃん! …というのは、また別の問題です。 カワウソは嘘つきか、否か。 今はこの一点に論点が絞られております。 で、この先も読み進めてみたんっすが、ミッチーとトオルくん、カブトムシの斉藤さん、クマ。 この辺りは微妙…。 ついでに言うと、かわうそくんも微妙…。 ま、僕としては、カワウソは実は嘘つきだった! その証拠となるシーンを見つけることが出来れば、それでよかったんっすが、性格はクソなのに、ウソは付かないという。 うーん…。 こうなったらもう、証拠は見つからなかったけど、強引に先に進めてやるぅ!

 カワウソ → 嘘つきは泥棒の始まり。 これで一歩、前に進みました。 土浦に一歩、近付いたのかどうかは分かりません。 僕は極度の方向音痴なので、反対方向の高尾のほうに進んでしまった可能性も…。 とりあえず、あ、これは逆やな。 そんな確証が持てるところまでは進んでみようと思うんっすが、嘘つきは泥棒の始まり。 これに続く、新たな格言を考えてみたいと思います。 えーと、「キツツキは棍棒の始まり」 とか? どんな大きな木でも、コツコツと突きまくれば、やがては立派な棍棒になる。 努力は必ず報われる。 小さなことからコツコツと! そんな西川きよしのスピリッツを表現したものなんっすが、うん、今ひとつっすな。 大きな木をコツコツしたところで、棍棒になるか? …と。 えーと、棍棒の作り方 。 うわ…。 鹿の頭蓋骨、粉砕っ! 何て非道いことを…。 この猟師は鹿に何の恨みがあるんや? 最初から負のイメージでこの動画を見なければならなくなっちゃいましたが、イチイの木。 赤い実は甘くて食べられるが、種は有毒って。 正露丸糖衣みたいなヤツやんけ! いや、正露丸糖衣の中身は正露丸 = とってもいいお薬なので、有毒物質と比べるのはどうかと思いますが、ま、毒と薬は紙一重って言うし。 で、1分24秒くらいから。 そう、やっぱりナイフが必要っすよね。 コツコツと木を突いただけでは、綺麗な棍棒にはなりません。 若しくは、手斧。 棍棒そのものも危険なんっすが、製作過程もデンジャラスなんっすな。 それはそうと、キツツキのくちばしって、素材は何で出来ているんでしょうな? 鉄くらい固くないと、そう簡単に木は突けないんっすが、 えーと、 これ 。 お、キツツキ、可愛ぇぇ♪ が、くちばし、凄ぇぇぇぇぇ! ちなみに 「ドリルすんのか〜い!」 は、よしもと新喜劇の すち子と吉田裕のネタでありますな。 これこれ、怪我しない程度の棒でお願いしますね。 さっきの棍棒はアカンということっすよね。 怪我どころか、命に関わりそうだし。 特に先端は綺麗にヤスリ掛けしないと、相手のデリケートな部分を傷つける恐れがあるんっすが、キツツキが突いただけの棒とか、ヤメたほうがいいと思います。 で、これ、個人的にはあまり好きではなかったりするんっすが、こうして解説を見てみると、まあまあオモロイっすな。 少なくとも 『ムー』 の総力特集の日月神示(ひつくしんじ)の回よりはマシかと。 相手が弱すぎて勝負にならないんっすが、いずれにしろ、カワウソ → 嘘つきは泥棒の始まり。 この展開は間違っていたかも知れません。 一端、元の地点まで戻って、違う方向に進んだほうがいいかも知れません。 ということで、カワウソ → 嘘も方便。 これは、どうっすかね? これに続く、新たな格言は既に完成されているし。 このコーナーでも何度か使ったことがあるんっすが、嘘も方便、糞も大便。 おお、綺麗♪ いや、語呂は綺麗なんっすが、言ってることは、キチャナイっすよね。 前半は 「嘘をつくことは良くないことだけれど、物事をスムーズに運ぶためには時として嘘も必要である」 ということを表した慣用句っすよね。 ここ にそう書いてありました。 一方、糞も大便。 嘘は方便だけど、糞はどう足掻いても大便であるなぁ。 そんな、人の力ではどうすることも出来ない自然の摂理を嘆いた慣用句でありますな。 「大便は糞」 なら分かるんだけど、「糞も大便」 って、ちょっと変じゃね? そう言われると、確かにその通りなんっすが、今回は 「これに続く、新たな格言を考える」 のが目的じゃないから! “2文字しりとり” で、土浦まで行くのが目的だから!

ということで、えーと、嘘も方便 → ベンジャミン・フランクリン 。 あ、「ん」が付いた! 「ん」 が付いた! アンタの負け! いや、普通のしりとりならそうなんっすが、これは “2文字しりとり” だから! 危なかったんっすが、この特別ルールで救われました。 もし普通のしりとりだったら、立川 → ワクチンで、即落ちしていたかも?  ということで、次。 ベンジャミン・フランクリン → リンドバーグ 。 あ、普通のしりとりならこれで問題ないんっすが、 “2文字しりとり” で 「ーグ」 は、ちょっと難しいっすな。 今のは無しで! じゃ、改めて。 ベンジャミン・フランクリン → リンリンランラン、ソーセージ。 TARAKOさんがお亡くなりになったので、追悼の意味を込めて 「走れ正直者」 より。 あ、でも、「ージ」 は、アカンっすな! 今のも無しで! ベンジャミン・フランクリン → リンリンランラン、ソーセージ、ハイハイ、ハムじゃない。 これならオーケー。 で、続き。 リンリンランラン、ソーセージ、ハイハイ、ハムじゃない → ナイチンゲール。 あ、「ール」 は、アカンっすな! これ、意外と難しい…。 じゃ、内科医・外科医・小児科医で。 内科医だけでいいんじゃないかい? そう、思われるかも知れませんが、少しでも文字数を稼がないと。 ま、今日はこれでもう十分な気がするんっすが、 内科医・外科医・小児科医 → 回転寿司 → 逗子開成高等学校 → 高校聖夫婦。 高校生じゃなくて、高校。 昔、そういうドラマがあったんっすよね。 僕の記憶では「高校夫婦」だったんっすが、そんなエロい漢字ではありませんでした。 聖人君子の「聖」。 つぶあん入り生八ッ橋の 「聖」 。 ま、これ を見る限り、普通にエロそうではあるんっすが、「こうこうせいふうふ」。 ん? 次、「うふ」 からか? うーん…。 かなり難しそうではあるんっすが、とりあえず次回まで猶予を頂くことにして、今日のとことは、以上。

 ということで、今日はグラチャン・モンカー3世っす。 いいっすな。 名前に 「3世」 って付くの、憧れますよね。 で、この人、ブルーノートにリーダー作を残しているので、日本でもそれなりに知名度があったりするんっすが、人気があるかどうかは、微妙。 過去にとりあげたのは これこれ 。 昔のジャケ絵、超適当っすな。 で、最初のほうのネタ。 1番弟子サミー。 懐かしい名前っすな。 確か当時、立川市の在住だったような? 今回、諸般の事情で立川に行くことが決まった時、真っ先に思い出したのがサミーちゃんだったんっすが、で、さて、今回はグレシャン・モンカー3世。人材不足に悩むトロンボーン業界、早くもピンチ!も しかして3人でネタが尽きるか?それにしてもグレシャン・モンカー3世。なんかエジ プトの王様にいそうな名前ですね。役柄としてはアメンホテップ4世のライバルといったあたりか。ぱっと見た時、アホメンテップかと思っちゃうんだよね、アメンホテップ 4世。コドモの頃 「アホメン、アホメン」 って言われて悔しくて、「アホちゃうよ。アホとちゃうよ。」って言い返してるアメンホテップ4世の姿が目に浮かぶようです。 この 「アホちゃうよ」 という台詞は内場勝則が扮する “あほぼん” の口調でお願いします。 えーと、 これ 。 おお、オモロイ♪ 日月神示よりも、オモロイ。 ま、それはそうと、グレシャン・モンカー3世。 グレシャンなんか? グラチャン、ちゃうんか? えーと、グレイシャン・モンカー3世 。 あ、当時の僕も、今の僕も間違っていたみたいなんっすが、じゃ、間を取って、グレチャン・モンカー3世ということで。 グレて、暴れて、相撲界から追放されて、ちゃんこ屋を始めた門下生に賛成。 そう、覚えておくといいかも知れません。 で、ここを見るとリーダー作が9枚くらいあるみたいなので、もう1枚の これを除いても、まだそれなりに選択肢はありそうなんっすが、実際に入手可能なもの、聞いてみて、それだりだったもの。 そういう条件が加味されると、残された道は多くはありません。 んなことで、今日は 『アコ・デル・デ・マドゥルガダ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 CDだと 『New Africa』 というのと 2 in 1 になっているみたいなんっすが、無論、2枚分のレビューをする気など微塵もないので、 “後半” の 『One Morning I Woke Up Very Early』 に絞らせて頂こうかと。 それだと全部で4曲しかないので、書くことがなくて困るに違いないんっすが、前半に書けなかった立川と土浦の話を織り交ぜて、それでバランスを取ろうかと。 で、これはアレっす。 ゲットバックという謎のレーベルに残された1969年モノ。 トロンボーン + ピアノ・トリオという、極めてシンプルな編成で、果たしてこれで何とかなるのか、非常に心配ではあるんっすが、ま、なるようにしかならないし。 で、タイトルは恐らくポルトガル語。 CDには英訳版のほうが書かれているんっすが、「ある朝に、私は非常に早く起きました。」 土浦の朝は非常にゆっくりだったんっすが、その話は、ま、おいおい。

 んなことで、まずはアルバム・タイトル曲の 「アコ・デル・デ・マドゥルガダ」 とやら。 ブラジリアン・トラディショナルみたいなんっすが、牧歌的なピアノのイントロに続いて、グレモン3世がテーマを吹奏。 そこにヴォーカル…というか、ヴォイスが被ってくるんっすが、ピアノと兼務でフェルナンド・マーチンスという人がその役務を担っている模様。 独特な雰囲気があって、いい感じっすな。  で、その後、トロンボーンのソロが登場するんっすが、モーダルで、スピリチュアルで、妖しげで、谷繁で、いい感じっすな。 楽しげな谷繁 は何度か目にしたことがあるんっすが、妖しげなのは新しいな…っと。 続くピアノのソロは透明感がある羊羹みたいな感じなんっすが、こんなの 。 涼しげな谷繁といった感じで、素晴らしいな…っと。 途中から、わりと激しい感じになったりもするんっすが、小難しくなるギリギリにラインで踏みとどまっていて、で、続いてベースのピチカート・ソロ。 ソロというか、冒頭から繰り返し提示されるビートを反復する感じなんっすが、でもって、ヴォイス付きのテーマに戻って、おしまい。 概ね、よかったと思います。

 ということで、次。 …へ行く前に、立川。 どうしてそんなところに行ったのかというと、工場立会検査。 工事で納入する機器を、現場代理人が工場まで行って、工事の仕様に謳われた性能を満たしているかを精査する、そういった行事でありますな。 昔は、お客様 = お役所様の担当者様と一緒に行くことが多かったんっすが、コンプライアンスの問題とかもあって、最近はお客様抜きで実施されることが多くなりました。 今回もそのパターンなので、とってもお気楽。 半分観光気分で臨むつもりだったんっすが、うちの会社の営業担当も一緒に付いてくることが判明。 エエぇぇぇぇ…。 電車に乗ったりする時に、戸惑わなくていいし、飯を食ったりする時に、寂しくなかったりするのはいいんっすが、自由気ままに、勝手に自分に好きなところへ行くことが出来なくて、半分観光気分だったのが、100%お仕事モードになってしまいました。 ということで、2曲目。 「ポンテ・イオ」 。 これもブラジリアンなトラディショナルである模様。 今度はピアノの人の声が聞けなくて、ちょっと物足りなくて残念なんっすが、その分、ジャズ度が高まっているように思われます。 ピアノのイントロに続いて、グレモン3世が “前振り” を吹いて、で、その後、テーマ本体が始まるんっすが、キャッチーな旋律を持った、なかなかに力強い楽想であるな…と。 で、そのままボントロのソロへと流れていくんっすが、なかなかにモーダルで、スピリチュアルであるな…と。 霊界の宇宙 「ゼロ・ポイント・フィールド」って感じ? バスケのスリーポイント・シュートなら3点入るんっすが、ゼロ・ポイントなら、零点じゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、で、続くピアノのソロも、なかなかに達者な出来映えだったりして、いいな♪ …っと。 とまあ、そんな感じで何やかんやあって、テーマに戻って、おしまい。

 で、立川。 1日目は計装機器の立会検査だったんっすが、昼イチの開始だったので、朝、桑名の家を出て、いつもなら桑名駅から名古屋駅まではJRで行くところなんっすが、うちの会社の営業担当 (津市に在住) も一緒だったので、じゃ、近鉄にするかぁ…と。 三重県では、都会っ子は近鉄、田舎者はJR。 そんなイメージが定着していて、「桑名の人はJRっすかぁ。」 とか思われても癪なので。 三重県で都会っ子と呼べるのは四カス (よんかす = 四日市のカスのこと) くらいで、津っ子とか、桑名っ子と大差なかったりするんっすが、都会 ( = 名古屋) に近いほうが都会という論理なら、桑名のほうが上だし! で、名古屋からは新幹線。 立川へは新横浜で乗り換えても行けるんっすが、それだと八王子でもう1回乗り換えなければならないので、東京駅まで行って、そこから中央線の特別快速で行くことにしました。 11時半くらいに着いたので、軽く昼飯を食って、モノレールに乗って立飛というところまで行って、歩いて倉庫みたいなところに行って、検査開始。 数量確認と外観確認だけで、実際に動作させることはなかったので、倉庫に並べられた計装機器の前に立って、指を差してる様子を機械的に写真に撮られるだけで、あっという間に終わってしまいました。 ま、早く終わってしまう分には問題ないんっすが、その日は翌日の検査に備えて、土浦まで移動しなければならないことになっていたし。 予定通り、16時に検査が終われば、立川から東京までは特別快速、そこから土浦までは特急を利用する予定だったんっすが、早く終わっちゃったら、ちょうどいい電車がなくて、仕方がないので快速を乗り継いで行くことにしました。 上野東京ライン、高萩行きの快速電車やらは、めっちゃ混んでいて、松戸まで座れなくて、土浦まで1時間10分くらい掛かって、ちょっと疲れました。 お一人様なら、立川の周辺で適当に時間を潰して、いい感じの特急に乗ることも出来たんっすが、超真面目な営業担当社員が一緒だと、そういうワケにもいかなくて、うーん…。

 で、3曲目。 ここから先はグレモン3世のオリジナルになるんっすが、 「オスモシス」 。 砂糖と塩が死んだ。 醤油もやられた。 味噌も逝った。 そしてとうとう、お酢も死す。 そんな調味料界の絶望的な状況を詠んだ曲ではないかと思われるんっすが、表題通り、陰鬱な雰囲気のバラードに仕上がっております。 聞いてるだけで、気分が滅入ります。 前回 のジュリアン・プリースターが、概ねそんな世界観だったんっすが、それがこっちにも持ち越されたような感じ。 それが9分27秒ほど続くので、大概なんっすが、で、土浦。 翌日の検査も昼イチからだったので、午前中は超ヒマ。 今回の工場立会、東京のほうという話だったんっすが、具体的には立川と土浦だったんっすな。 メーカーの人が 「2日目も昼からなので、ゆっくり東京観光でもしてくださいよ。」 と言っていたので、すっかりその気だったんっすが、東京ではなく、土浦の近くでも散策してみるかぁ…と。 調べて見たら、ちょっと頑張れば水戸まで行けないこともなさそうなので、偕楽園にでも行ってみるかぁ♪ …と。 ちょうど梅も見頃だろうし。 めっちゃワクワクしていたんっすが、超真面目な営業担当社員が一緒に来ることになって、そのプランも白紙撤回。 結局、チェックアウトぎりぎりの10時までホテルで粘って、駅前のタリーズコーヒーで時間を潰すことにしたんっすが、超真面目な営業担当社員はパソコンを広げて朝から仕事に励んでおられてました。 僕はパソコンを持ってこなかったし、出張先で働く気など微塵もなかったので、仕方なく、スマホで辛酸なめ子の 『アイドル万華鏡』 を読んで、時間を潰しました。 午後、メーカーの人と合流した際、「僕は朝から仕事をしているのに、さばさん(仮名)、小説を読んでるんっすよ!」 と、暴露されてしまったんっすが、小説じゃないから! エッセイだから!

 で、4曲目。 アルバムのほうはこれでラストなんっすが、 「タイニー・テンパー」 。 とってもタイニーで、テンパった演奏が繰り広げられておりました。 ちょっと不思議な曲調ではあるんっすが、そんなに悪くはなくて、そんなこんなで、おしまい。 で、土浦。 この日は午後から雨だったんっすが、電気盤の工場立会ということで、耐圧試験をしたり、絶縁抵抗測定をしたり、盤の寸法測定をしたり、塗装の膜厚測定をしたり。 測るのはみんな、工場の人がやってくれるんっすが、 そのデーターを紙に書き写すのが、ちょっと大変。 久しぶりに、仕事をしたな! そんな気分になってしまいました。 で、検査も無事に終了して、工場の中を移動している際、左足に違和感が。 あっ! これはもしかして…? そっと靴の裏を見てみると、あ、やっぱり! 靴の裏のゴムの板が半分剥がれて、パコパコしてるぅ! 去年の夏、東京へ出張へ行った時も、同じ不具合が発生したんっすよね。 えーと、ここ 参照。 東京の話は4段落目くらいにならないと始まらないんっすが、あ、そういえば、『お姉さんは女子小学生に興味があります。』 これも思わず、9冊すべて 1-Click で今すぐ買う…しちゃったんでしたな。 これは普通に面白くて、エロかったので、まったく後悔はしていないんっすが、途中まで読んで、そのまま放置された状態だったり。 買うだけ買って読んでない電子書籍が何百冊とあったりするんっすが、旅行や出張の時に、電車の中で読もうと思いつつ、結局、すぐに寝ちゃうんで。 その意味で、今回の土浦の朝は、非常に有意義だったんっすが、で、肝心の話は今回同様、後半に紛れて書かれていたりします。 2曲目と3曲目の間くらい。 御徒町で降りて、歩いているうちに、何か歩きにくいな…と。 で、足元に目をやると、うわ! 通勤快足 (という名前の革靴) の底のゴムが剥がれて、べろーんってなってるやん! めっちゃ歩きにくいやん! ズリズリと、すり足みたいにすれば、前に進めないことはないんっすが、めっちゃ不自然だし、ぜんぜん “快足” ちゃうやん…。 とりあえず、えいっ! …と、ゴムを全部剥がしたら、べろーんとしなくなって、何とか急場は凌げそうなんっすが、まさか東京まで来て、キューバ危機に直面するとは…。 で、今回も、これと全く同じ危機が訪れました。 前回は右足、今回は左足のような気がするんっすが、右足のほうは東京から帰ってすぐ、ボンドでしっかりと貼り付けましたからね。 左足のほうは、べろーんってなってなかったので、そのままにしておいたんっすが、ここに来て “時限爆弾” が爆発するとは! 2回とも関東の路上での出来事だったので、「関東の道」は、どうも合わないな…という、冒頭の嘆きに繋がるんっすが、ま、出張の時くらいにしか履かないので、たまたまなのかも知れませんけど。 が、前回も今回も、雨が降り出した中で、べろーんってなっちゃったので、関東の雨にボンドを溶かす成分が含まれている可能性がまったくないとも言い切れず、そんなこんなで、今日は以上っす。

【総合評価】 前半のブラジリアンは、結構よかったっす。 後半は、ま、こんなものかと。 ちなみにCDだともう1枚オマケでついてくる 『ニュー・アフリカ』 は、冒頭のタイトル曲だけは悪くなかったものの、それ以降は微妙だった気がするので、トータルで言うと8曲中、3曲が当たり。 そんな感じでありました。 十分じゃん!


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