TROMBONE TANGENTS (LIMETREE RECORDS)

JERRY TILITZ (1988)

TROMBONE TANGENTS ←click!!


【パーソネル】

JERRY TILITZ (tb) HERB GELLER (as) DYLAN VAUGHN (g)
FRIDO RUTH (key) RAINER VOGELEY (b) KEN STEWART (ds) DURK SCHONBECK (conga)
【収録曲】

(01-04) CARIBBEAN THOROUGHFARE / PENT UP HOUSE / BLUE MONK / ARID BLUES
(05-08) SUITCASE SAMBA / MOOD INDIGO / REEPERBAHN SHUFFLE / CONEY ISLAND REQUIEM
【解説】 ( 2024年03月24日更新 / 連載 1,575回 )

  ( 前回 までの粗筋)   立川から土浦を目指す “2文字しりとり” は、 “高校聖夫婦” までたどり着いた。 ぶっちゃけ土浦はもう、どうでもよかったりするんっすが、いや、なかなかいい街ではあったんっすけどね。 人口はどれくらいなのかと思ったら、14万人くらい。 ほぼ桑名と同レベルなんっすが、駅前にはタワーマンションがドドーンと建っていて、都会度では桑名の完敗…。 あ、でも、桑名は旧・長島町、旧・多度町と合併して人口が増えただけだから! もともとは11万人くらいの規模だから! 人口が少ないほうが嬉しいんか? そう、思われるかもしれませんが、人口の割に意外と都会やな。 そう、思われるほうが得策っすよね。 僕が通っていた四日市の海星高校には四日市市民と、鈴鹿市民と、桑名市民が混雑していて、どこが一番都会かで激しいバトルが繰り広げてられていたんっすが、ま、争うまでもなく、四日市が一番なのは間違いないんっすけど。  「あ、でも、鈴鹿には鈴鹿サーキットがあるから!」  それが鈴鹿市民にとっての唯一の心の拠り所なんっすが、 「うちにはローソクと、亀八食堂があるから!」  あ、少数派の亀山市民に発言権はないから、黙ってて! 当時はまだシャープの工場がなくて、 “世界の亀山モデル” を心の拠り所にすることが出来なくて、形見の狭い思いをしていたに違いありません。 今なら、 「あ、でも、亀山にはリニアが停まるから!」  そこでマウントを取ってきそう。 はいはい、停まるね。 よかったね。 ぶっちゃけ、ちょっと悔しくはあるんっすが、桑名は名古屋に近過ぎるので、ま、しょうがないかな…と。 都会かどうかの問題じゃないんだ! 地理的な事情なんだ! で、桑名市民である僕が、自他共に認める都会である四日市市民に、どう立ち向かったのかと言うと、 「あ、でも、人口密度は四日市よりも桑名のほうが上だから!」 「・・・・・ 。 」  思わぬ反撃を食らった四日市市民は、ポカーンとしてましたが、 「人口密度が高いほうが都会なんか? じゃ、オーストラリアはド田舎か?」 ま、確かにオーストラリアの人口密度は 2人/km2 とかなんっすが、 国レベルの話をされても…。 人口密度という概念は四日市市民にはちょっと、難しいかったっすかね? ということで、 三重県|人口密度が高い街ランキング

 朝日町と川越町は面積がクソ狭いので、ま、しょうがないとは言え、四日市に負けてるやん! 面積が無駄に広いのに、ほとんど人が住んでない旧・多度町なんかと合併したばっかりに…。 多度大社の 「上げ馬神事」 で、お馬さんを虐待しているのが全国にバレて、桑名市民全員が邪智暴虐 ( じゃちぼうぎゃく ) の民であるかのように思われちゃってるし…。 あれは秘書もしくは会計責任者が勝手にやっただけだから! 僕自身はしらないから! で、旧・長島町も人口密度を押し下げる要因になっているんっすが、そっちは許します。 そっちの住民は名古屋弁、こっちの住民はエセ関西弁風、川を挟んで言語体系がまったく違うので、あまり親しみが持てなかったりするんっすが、長島スパーランドと、なばなの里が自分たちのモノになったのは大きいっす。  「あ、でも、桑名にはナガスパがあるから!」  これで、四日市市民に勝てます。 人口が多いとか、人口が密度が高いとか、そんなことはどうでもいいっす。 人口密度が高いほうが都会なんか? じゃ、オーストラリアはド田舎か? ああん!? で、土浦。 僕は土浦に関しては何も知りません。 「ツッチー」 という名前の ゆるキャラがいそう。 そんな気がするくらい。 今回の工場立会検査がなければ、一生、足を踏み入れることがなかったに違いありませんが、 つちまるの部屋 。 あ、ツッチーではなかったんっすな。 で、耳が蓮根なんっすな。 どうやら蓮根が特産品っぽいっす。 好きな食べものは、カレーと常陸秋そば。 蓮根、ちゃうんかい! ま、自分の耳を食べるワケにはいきませんからね。 そんなことをしたら、耳なし芳一になってしまいます。 で、チャームポイントは、つぶらな瞳とよちよち歩き。 蓮根のお耳、ちゃうんかい! ま、一応は特産品だから耳を蓮根にしてみたものの、今ひとつやな…。 そんな自覚的があるんでしょうな。 人口を冷静に分析出来るのは、いいことだと思います。 とまあ、そんな街だったりするんっすが、土浦までの道は遠いっす。 まだ 「高校聖夫婦」 で、足踏みしちゃってますからね。 果たして、今年度中にたどり着けるのか? ま、頑張りましょう…。

 高校高聖夫婦 → う、ふ、ふ、ふ、 ルールをおさらいしましょう。 “2文字しりとり” っす。 普通のしりとりみたいに 「ふ」 で終わったら、 「ふ」 で始まる言葉を探すのではなく、「うふ」 で終わったら、今度は 「うふ」 で始まる言葉を探すという。 かなりの難題かと思われたんっすが、僕には2週間の猶予がありました。 余裕でした。 「う、ふ、ふ、ふ、 」  何じゃそれ? そう、思われるかも知れませんが、 これ 。 う・ふ・ふ・ふ ちやほやされて う・ふ・ふ・ふ♪ カラオケで歌おうとすると、 「ちやほやされて」 の “て” と、次の “う” を同時に歌わなければならなくて、難易度が高かったりするんっすが、EPOも生歌だと、う・ふ・ふ・ふ ちやほやされてー・ふ・ふ・ふ♪ …で、誤魔化してますよね。 が、問題はそこではなく、 「う、ふ、ふ、ふ、 」 って、 「うふ」 で始まる言葉じゃないじゃん。 「う、 」 じゃん。 確かに問題はそこなんっすが、 「ただし、句読点などは無視してもいい事にする。」  そんな “俺様ルール” を適用することにしました。 僕が勝手に始めて、僕が一人で勝手にやってるだけなので、俺様がルールブックじゃあ! 誰にも迷惑は掛けません。 これで一歩、土浦に近づいた気がするんっすが、この先、選択肢はいくつもありますからね。 さあ、 ここ から、好きなのを選べ! じゃ、えーと、う、ふ、ふ、ふ → ふふ軽井沢 で。 この春、草津温泉へ遊びに行こうかと思っているんっすが、その際、軽井沢も通るんっすよね。 ま、乗り換えで通過するだけなんっすが、あ、 ここ で予告した宿は気が変わったので、2つとも手放しました。 草津温泉のほうの宿は、夕食が子持ち昆布と青森産あんこう鍋だから…というワケでもないんっすが、草津の湯畑の近くでネット予約出来る和牛の店を見つけたので、夕食なしのプランでもいいかぁ…と。 それなら日曜日じゃなくて土曜日でも、お安く泊まれる? …と思って探してみたら、良さげなところが。 また気が変わるに違いないので具体的にはかきませんが、で、日曜日は諸般の事情により、猿ヶ京温泉というところに泊まってみようかと。 長野の別所温泉を捨てて、別の所に泊まる形になるんっすが、で、えーと、ふふ軽井沢 → ざわ…ざわ…。 これは何かと言うと、カイジの これ 。 無理矢理こんなワケのわからない擬音語? 擬態語? …を出してみたところで、一歩も前に進まなかったりするので、じゃ、軽井沢はヤメにして。 う、ふ、ふ、ふ、→ ふふ奈良で。 「ふふ」 の中でも、いちばん語呂が悪いのを選んでみたんっすが、奈良なら、きっと何とかしてくれるはず。

 ふふ奈良 → 奈良漬け → づけ丼 (どん) → ドン松五郎の生活 → かつみさゆり トントンと進みましたな。 で、えーと、かつみさゆり → ユリ・ゲラー → ラーメン → メンチカツ → カツ丼 → 鈍器で殴る → グルメ漫画。 あ、 「んが」 はちょっと難しいっすか。 グルメ漫画 → んが…んぐ…。 サザエさんが食べ物を喉に詰まらせる擬音語? 擬態語? …で、とりあえず急場は凌げるんっすが、その先が 「んぐ」 で、余計にハードルが上がりますもんね。 じゃ、鈍器で殴る → グルメ漫画と言えば 「スーパーくいしん坊」 。 これで行きましょう。  (前略) スーパーくいしん坊 → 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い → くいしん坊 え? それ、さっき出たじゃん。 いや、さっきのはスーパーくいしん坊で、今度のはスーパーでも何でもない、ただの 「くいしん坊」 だから! 全然違うから! 今ひとつ釈然としないんっすが、言いくるめられて、くいしん坊 → 坊主丸儲け → 右傾化 → イカの薫製、略して、イカくん え? わざわざ略す必要ある? いいから! 少しでも文字数を稼がないと、終われないから! じゃ、えーと、(前略) イカクン → 薫製 → 成人の日にバルタン星人が大暴れ → バレンタイン・キッス いいっすよね、 バレンタイン・キッス 。 可愛ぇぇ♪ が、「っす」 はムズいっすな。 国生さゆりには申し訳ないんっすが、じゃ、キッスは無しで。 国生さゆりは、後から コウメ太夫 にネタにして貰ってください。 ハッシュタグは ♯まいにちコクショー! で、(前略) バルタン星人が大暴れ → バレンタイン → インボイス制度 → 井戸の中の蛙(かわず)、大海を知らず → ラズベリー → ベリーダンサー え? おかしくね? 見返してみたら、確かにおかしいっすな。 ラズベリーなら、次は 「リー」 で始まらないとアカンっすよね。 が、この流れで先の先まで、ずーっと考えちゃってるし! 今さら後戻りは出来ないし!  「時には “3文字しりとり” でも、良しとする。」 そんな新ルールを設定しようかとも思ったんっすが、さすがにそれは…。 僕にだって、プライドがあるし。  「りー」 にすればエエんやろ! やったるわい!

 …と言うことで、ラズベリー → リーチ一発、どんなもんさー これで 「さー」 に繋がりました。 が、井戸の中の蛙(かわず)。 ここもちょっと怪しい気がしてきました。 井の中の蛙(かわず)だっけ? ま、ここは気が付かなかったことにして。 (前略) どんなもんさー → サーキュレーター → ターミネーター → ターザン → 塹壕 (ざんごう) → 豪傑 (ごうけつ) → 結膜炎 → 猿人バーゴン → ごんぎつね → 常日頃 → ゴロツキ → 月に変わってお仕置きよ → 清清 (きよきよ) しい これ、夜寝る前に布団の中で考えたんっすよね。 眠たかったから、途中でちょっと間違えちゃったんっすが、で、最後のはアレっす。 これ 。 僕は本田圭佑があまり好きではないので、このアホな読み間違いの報に接して、アホか! …と、ちょっぴり嬉しくなってしまったんっすが、敵がアホを曝すことほど、喜ばしいことはないっすからね。 が、ケースケ・ホンダが変な言い訳をせずに、素直に自分の間違えを認めたのは、敵ながらあっぱれ、甘茶でかっぽれ、フランシスでコッポラであったな…と。 で、これ、まだまだ続きます。 清々 (きよきよ) しい → 椎茸 → タケノコ → ノコギリクワガタ → ガタイ → 対抗馬さん ガタイというのはアレっす。 「がたいがいい」 の、ガタイ。 で、その次はアレっす。 サザエさんによく登場する対抗馬さんって、何者? …という、マジなのか、ネタなのか、ボケなのか、よく分からない質問から。 それ、対抗馬さんじゃなくて、タイコおばさんや! で、対抗馬さん → サンバルカン → 缶切り → キリスト教右派 → うははは → 母は来ました、今日も来た → 北島三郎 → ロウソク → 側壁 → 僻地 → 気狂いピエロ それ、放送禁止用語、ちゃうんか? …と、心配になってしまうんっすが、 「きちがい」じゃなくて 「きぐるい」 と読めば、セーフ! …みたいな。  ただ、それだと僻地から繋がらなくなってしまうので、吉祥寺に帰ろに変更しておいて。

 (前略) 帰ろ → エロ本 → 本マグロ → グロ画像 → 象さん → サンタさん → サンマーメン → 免許皆伝 → でんでんむしむし、カタツムリ → 無理を通せば道理が引っ込む → コムデギャルソン → 孫悟空 → 空海 → かい人21面相 → 掃除機 → ジキル博士 → 加勢大周 (かせ たいしゅう) の新バージョンは坂本一生 (さかもといっせい) これまた、昭和の時代を生きてきた人にしか分からないネタを…。  かい人21面相の時点でかなり怪しかったんっすが、 グリコ・森永事件 っすよね。 で、もうひとつの事件が これ 。 あ、昭和じゃなくて、平成に入ってからでしたっけ? いずれにしろ、いきなり “新加勢大周” という名前のキャラが登場したのは衝撃的だったんっすが、(前略) 坂本一生 → セイッ!巡恋歌、セイ! これはアレっす。 これ っす。 巡恋歌、セイッ! …にしなかったところが、何とも恣意的なんっすが、(前略) セイ! → 聖闘士星矢 (セイントセイヤ) → 嫌よ嫌よも好きのうち → 内山田洋とクールファイブ → イブサンローラン → 蘭童セル(らんどうセル) 昔、そういう名前のすけべ女優がいました。 蘭童セル → セルモーター → タージン 昔、そういう名前の芸人がいました。 タージン → 人工肛門 → モンテネグロ → グロンサン内服液 → 液状化 → 羽化 → 浮かない顔 → カオナシ → ナシレゴン → ゴンチャロフ → ロフト → 太もも → モモ肉 → 憎みきれないろくでなし → 梨の妖精 → セイキン → 近畿日本ツーリスト → ストップひばりくん → 薫製玉子 → マゴベエ探偵団 段田男 → 団塊の世代 → 大名行列 → 劣悪 → 悪人 → 人魚 → 魚卵 → 乱獲 → 革命 → 名人 → 人工知能 → 脳みそ → 味噌汁 → 知る人ぞ知る → シルバー人材センター → ターザン あ、それ、前に出た! そっちの負け〜。 いや、前に出たのはタージンだし! タージンとターザンは、全然違うし! いや、ターザンも出たから! サーキュレーター → ターミネーター → ターザン。 あ、ホンマやぁ。 負けたぁぁぁ。 …と、ここまでが夜、寝る前に布団の中で考えたものなんっすが、それよりも前に頭の中でシミュレートした時は、かつみさゆりから、そう遠くない時点で、ドキンちゃんが出てきたような? で、 「ゃん」 って、アカンがな! …という、お馴染みの展開に持っていくつもりだったんっすが、どこでどう道を間違ったんだか…。 あ! 思い出しました。 かつみさゆりの後、ユリ・ゲラーじゃなく、由利徹 → オルガン → がんもどき → ドキンちゃん。 稀代の喜劇役者ではなく、怪しい超能力者の名前を出した時点で道を踏み外してしまったんっすな。 手遅れになる前に、早い時期に気付いて更生することが出来て何よりなんっすが、ドキンちゃんの 「ゃん」 って、アカンがな! あ、じゃあ、がんもどき → ドキッ! 丸ごと水着 女だらけの水泳大会 ポロリもあるよ♪…で。 昔、そういうテレビ番組があったんっすよね。 ここ 参照。 え、マジすか? ポロリ要員が最初から決められている完全なやらせ、もしくは仕込みだとばかり思っていたんっすが、初期はマジで “ハプニング” やったん? ポロらせ要員のダンプ松本が趣旨をあまりよく理解してなくて、誰彼かまわず脱がせようとしたという話は聞いたことがあるんっすが、あ、誰彼の 「彼」 の部は、いいっす。 誰彼女でお願いしたいと思うんっすが、 “元アイドル” が語る 芸能人水泳大会の仰天エピソード 。 エロい話なのかと思ったら、全然だったんっすが、恐くて泣いちゃったダンプちゃん、可愛い♪ エエぇぇぇぇ。 可愛いかぁ? じゃ、ダンプ松本がポロリする側に回ってもエエんか? …と言われると、さすがにそれはヤメて頂きたいんっすが、そもそも、ポロリもあるよ♪ …って、2文字しりとりで次に続かないからアウトだし。 じゃ、(前略) ポロリは無しで。 ・・・・・ 。 ま、しょうがないっすよね。 今の御時世、 こんなの 、モザイクを入れて何とかギリギリ許されるレベルだし。 ポロリが無いと分かった時点で、テンション、だだ下がりな感は否めませんが、とまあそんなこんなで、今回もまたゴールにたどり着けないまま終わってしまう予感…。 が、ぶっちゃけ、心の底からどうでもよくなってきました。 強引に、最短距離で終わらせてしまおうと思うんっすが、立川 → 川崎市出身・二所ノ関部屋の力士、 友風 に土 → 土浦 おしまい☆

 ということで、今日はジェリー・ティリツっす。 謎キャラっす。 どうしてこんなよく分からん人のアルバムが僕の手元にあるのか、その経緯はまったく覚えていないんっすが、あるものはしょうがいないので、じゃ、取り上げてみようかと。 『トロンボーン・タンジェンツ』 というヤツっす。 タンジェンツって、タンジェントの複数形なんっすかね? 三角関数ひとつでもやっかいなのに、それが複数で襲ってくるとなると、恐怖以外の何物でもないんっすが、まだ「痰自演津」のほうがマシなような? 痰を自分で演じる津の市民。 何故、そんなワケのわからん事を? 津っ子のやる事は意味不明なんっすが、えーと、 これ 。 ニューヨークのセッション・トロンボーン奏者ジェリー・ティリツがドイツを拠点にしていたハーブ・ゲラーをフィーチャーし行なったスタジオ作品! 「ブルー・モンク」や「ペント・アップ・ハウス」など馴染みの曲をストレートにスウィングする! ほぉ、なかなか、よさ気じゃん。 いいっすよね、ハーブ・ゲラー。 合法ハーブを吸って、ゲラゲラ笑ってそうで。 かなり危ないヤツだと思われるかも知れませんが、合法なら、ま、しゃあないな…と。 その他、ギターの人とか、キーボードの人とかが入っているので、そういう系だったりするのかも知れませんが、とりあえず、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、ティリツのオリジナルで、 「カリビアン・ソロウフェア」 。 クリフォード・ブラウンのオリジナル(?)に「パリジャン・ソロウフェア」 というのがあるんっすが、あれのカリビアン版なのではなかろうかと。 ソロウフェアというのは遊歩道? 並木道? 並木伸一郎? 何か、そんなヤツっすよね。 伸一郎クンは 『ムー』 にもよく登場する日本を代表する超常現象研究家なんっすが、遊歩道にしろ、並木伸一郎にしろ、どっちもUFOっぽいな…と。 UFO道(ゆーふぉーどう)。 そんな道を究めるのも悪くないっすよね。 で、あ、「パリジャン〜」 は、バド・パウエルのオリジナルでしたか。 んーと、 これ 。 あ、遊歩道でも、並木伸一郎でもなく、大通り、もしくは目抜き通りでしたか。 何でもいいけど、メインストリートのことを、どうして 「目抜き通り」 って言うんっすかね? 目なんか抜いちゃったら、耳なし芳一の “目” バージョン、目なし芳一になっちゃうじゃん。 芳一は、美味しいものには目がないんっすよ! …って、めっちゃ普通。 で、えーと、「目抜き通り」 の語源・由来 。 へぇ。 元々は刀に由来する言葉だったんっすな。 で、ブラウニーが演奏する 「パリジャンの目抜き通り」 は、アレじゃん。 冒頭 花の都 パリの街の喧騒が楽しく音楽で描かれます。ハロルド・ランドのテナー・サックスが、次々と ガーシュウィンの『パリのアメリカ人』、オッフェンバックの『天国と地獄』、『ラ・マルセイエーズ』といった、プロト・タイプ的にフランスをイメージさせるメロディを 断片的に引用して、クリフォード・ブラウンのトランペットも 凱旋門やエッフェル塔を抜けてパリ市内を走り回るタクシーのホーン・クラクションのノイズを音楽的に模倣します。そんなイントロもそこそこに、やがて『パリジャン・ソローフェア』の 流れるようなテーマが、トランペットとサックスのユニゾンによって奏でられるのを聴いてください。 そういうアレだったりするんっすが、一方、ティリツの演奏する 「カリブの目抜き通り」 はというと、ふざけてやがるな! …と。 サビの部分は、それなりにメロディアスだったりするんっすが、で、全般的にカリブな空気が漂っていたりもするんっすが、でもって、ソロ先発はギターの人。 ギュイーン♪ なかなかのテクニシャンだったりして、いいと思います。 で、途中、テーマの合奏パートを挟んで、エレベ(?)が少々、続いてティリツくんのボントロのソロ。 なかなかに達者で、いいと思います。 で、最後は打楽器の人が頑張って、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ふざけているけど、ま、悪くはなかったかな? …と。

 で、次。 「ペント・アップ・ハウス」 。 ソニー・ロリンズのオリジナルなんっすが、これもブラウニー絡みだったような? んーと、これ っすか。 ごく初期のレビューなので、ジャケ絵も中身の適当なんっすが、こんなペースで果たして150回まで持つ のでしょうか。 最初は150回でやめるつもりだったんっすよね。 気が付けば、今日で連載1575回。 我ながら、よく続いているな…と。 で、ラストの「ペント・ アップ・ハウス」もいい。ブラウニーのソロが歌いまくり。 今回のティリツ版にも、あの熱気を期待したいところなんっすが、普通に演奏しても、能が無い。 …とでも思ったのか、変に凝ったアレンジが施されていて、個人的には今ひとつ。 でもまあ、ボントロのソロそのものは、なかなかに達者だし、ま、これはこれで、アレかも? そんな気がしないでもなくて、で、終盤はトロンボーンとベースの絡み、もしくはドラムスとの絡みでそれなりに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ふざけているけど、ま、悪くはなかったかな? …と。

 で、次。 「ブルー・モンク」 。 セロニアス・モンクが書いた、個人的にはさほどソソられないアレなんっすが、ティリツくんは前曲以上に凝ったアレンジを施していて、うーん…。 「ブルー・モンク」や「ペント・アップ・ハウス」など馴染みの曲をストレートにスウィングする! …ちゃったんか? もう、曲がりまくり。 もっと素直になれよ。 そう、忠告したくなっちゃいます。 ということで、次。 「アリッド・ブルース」 。 ティリツくんのオリジナルっす。 出だしはギターの人が変態的なプレイを聞かせ、で、続いてトロンボーンが出てくると、ちょっとはマシになるんっすが、伝統と前衛の狭間で揺れ動いていて、特にギターのソロが出てくるとアカンくなって、うーん…。 保守派の僕には、ちょっと微妙でありました。 で、次。 「スーツケース・サンバ」 。 サンバなら、期待出来そう♪ が、スーツケースのサンバとなると、どういうアレなのか、まったく見当がつかないんっすが、で、実際に聞いてみたら、アレでした。 スーツケースのサンバ。 そういうアレでした。 シンプルなタイコとボントロの絡みで軽快なテーマが演奏されて、で、続いて、もう1本、何らかの管楽器が登場します。 んーと、アルト? あ、そういえば、ハーブ・ゲラーが入っているんでしたな。 ソロ先発のティリツはよく歌っているし、続くゲラーも、ゲラゲラ笑えるくらいには好調だったりします。 ゲラッ、ゲラッ、ゲラッ、バ〜ニラァァァ〜♪ いいっすよね、DESIRE ー情熱ー もう、イントロから、神。 で、バニラは分かるとして、2番(?)の歌詞に出てくる 「バニハ」 って、何や? …と思ったら、burning heart やったんか! で、バニラは burning love やったんか! もしかして バニラ求人 のバニラも同じだったりするとか? …と思ったら、おもいっきり V・A・N・I・L・LAっ♪ …って言ってますな。 で、えーと、2管のユニゾン → 2管のハモり → 2管の絡みによるテーマに続いて、ソロ先発はティリツくん。 軽快によく歌っていて、いいと思います。 続くゲラーは、ちょっぴり上ずった感があるんっすが、十分に情熱は感じられるので、無問題。 で、2管のハモりとギターの絡みパートがあって、大いに盛り上がって、微妙に 「虹の彼方に」 を引用したりして、最後は2管のハモりとドラムス、もしくはベースとの絡みがあって、で、おしまい。 やっぱ、サンバは当たりやな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 「ムード・インディゴ」 。 エリントンが書いたムード歌謡曲なんっすが、素直になれなくて、ひねくれたアレンジを施しちゃってるんでしょうな、多分。 …と思ったら、想像以上にぶっ飛んでいたんっすが、冒頭からギターの人が、ギュイーン♪ そこに、ボントロによる、ゆったりとしたテンポのテーマが絡むという趣向なんっすが、2者がまったく溶け合ってなくて、バラバラに好き勝手にやってるだけ。 いやあ、斬新っすな。 オウ、オウ、オウオウ、斬新タイガース フレ、フレフレフレ♪ …と、六甲おろしを歌ってる間に本編は終わってしまったんっすが、ま、3分10秒の、ほんのちょっとした小さなプチ小品だったので、若さゆえの 「わかさいも」 だと思って、諦めて貰うしか…。 んなことで、次。 「レーパーバーン・シャッフル」 。 ティルズくんのオリジナルなんっすが、そっち系の仕上がりでありますな。 どっち系かと言われると困るんっすが、ドッジ弾平? 磯野波平、水原一平と並ぶ “世界3大・○○平” の一角なんっすが、捕まっちゃいましたな、大谷翔平の通訳。 そういえば大谷翔平も 「○○平」 の一員なんっすが、世界のショウヘイを差し置いて “世界3大・○○平” を名乗るとか、烏滸(おこ)がましいにも程がありますよね、磯野波平。 その席、林家こぶ平に譲れ! こぶ平も林家正蔵 (9代目)になってしまって、何か今ひとつなんっすが、「こぶ平」という、いかにもB級な名前が糞ダサくてよかったのに…。 発掘動画 巨泉のジャズスタジオ1 伝説のヴォーカル特集 / ゲスト 林家こぶ平 。 こぶ平って正直、あまり好きではなかったんっすが、オモロイやん♪ ほんのちょっとだけ見直しましたが、で、曲のほうはアレっす。 いかにもレーパーバーンなシャッフルやな。 そんな感じの仕上がり。 レーパーバーンって、何や? …と聞かれると、調べてみないとよく分からないんっすが、ドイツ・ハンブルクのザンクトパウリ地区にある歓楽街。船員たちを相手にした性風俗産業が古くから盛んであり、「世界で最も罪深い1マイル」 などとも称される。 へぇ、へぇ、へぇ、弾平、波平、一平、こぶ平。 あ、波平、まだいたんか! 言われてみれば確かに、罪深い感じの曲調だったりするんっすが、ちょっとコミカルでもあり、シニカルでもあり、スキカルでもあり。 借り上げ住宅で、好きに刈り上げることが出来て便利っすよね、スキカル 。 あ、生産中止になってるやん! 後継機種は出てないんっすかね? ま、僕は借り上げ住宅に住んでるワケではないので、別にいいんっすが、で、 演奏のほうはアレっす。 ボントロ主導、そこに地味にベースが絡むテーマ部に続いて、ソロ先発はギターの人が、ギュイーン♪ 続いてトロンボーンの人が、ボーン♪ いずれも、悪くはないと思います。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 純ジャズとは言えないかも知れませんが、中路英明のオバタラっぽい感じがしないでもなく、これはこれで、アリかな? …と。

 んなことで、ラストっす。 ティリツくんのオリジナルで、 「コニー・アイランド・レクイエム」 「コニー島の鎮魂歌」 っすか。 いいっすよね、鎮魂歌。 メキシコ料理が由来とされる、アメリカ南部テキサス州の郷土料理っすよね。 ひき肉と玉ねぎなどの野菜を炒め、豆やトマト、スパイスと一緒に煮込んだ料理。 それは、チリコンカンやがな! そんなベタなネタしか思い付かなかったりするんっすが、荘厳なパイプオルガン(?)の音で始まる、たしかに鎮魂歌なバラードでありますな。 悪くないと思います。 とまあそんなことで、今日は以上っす。

【総合評価】 「ブルー・モンク」 や 「ペント・アップ・ハウス」 など馴染みの曲を、ぜんぜんストレートにスイングさせてなくて、拒絶反応が出てしまったんっすが、それ以外の自作曲は、まあまあかな? …と。 そのように評価していいかも知れません。 純ジャズではないんっすが、そういうものだと理解した上で聞けば、そういうものだったりするし、で、ドイツを拠点にしていたハーブ・ゲラーをフィーチャーし…と言うわりには、1曲しか出番がなかったような気がするんっすが、最初からいなかったものと思えば、そういうものだし。 ジャケットのセンスを含め、決して万人にお薦めはしませんが、3人くらいになら、お薦めしていいかも? そんな気がしないでもない1枚でありました。


INDEX
BACK NEXT