いなば一族、ヤベぇぇぇ…。 このところ、「いなば」 への風当たりが日増しに強くなっているんっすが、どれくらい日増しなのかというと、ヒマシ油と同じくらいのレベル。 何かそんな油、ありましたよね。 ミシン油と同じ種類の油なのか、サラダ油と同類なのか、どういう油なのかはよく分からんのっすが、天麩羅を揚げるのに使っても大丈夫っすかね? えーと、ひまし油 。 トウダイグサ科のトウゴマの種子から採取する 植物油の一種。 ということは、ゴマ油の一種っすか。 揚げ物がカラッと揚がって、美味しそう♪ 一般の人は安易に、そう考えてしまいがちなんっすが、僕は違います。 そこそこ頭がいいし、知識も豊富だし、疑り深くもあるし。 ギシンアンキ を飲んだのび太ほどではないんっすが、ここはやはり慎重になったほうが…。 「口の両端を指で引っ張って、 “新潮文庫” って言ってみて。」 と言われて素直に従うと、「しんちょう、うんこ。」 となって、「わー、うんこ、言うた!」 と、馬鹿にされるので、新潮文庫には慎重にならざるを得ませんが、ま、角川文庫でも同じ結果になるんっすけど。 で、僕が注目するポイントは、トウダイグサ科。 この部分。 ここで言う 「トウダイ」 というのは東大ではなく、灯台っすよね? それも、 こういうタイプ の灯台。 トウダイグサって、この灯台で燃やす油が取れるから、そういう名前になったんじゃね? …と、容易に想像が付きますよね。 燃やす用の油で天麩羅なんか揚げちゃったら、腹を壊しちゃうこと必至。 高度な知識と推察力が、僕を下痢の危機から救ってくれた次第でありますが、えーと、トウダイグサ 。 トウダイグサ(燈台草)の和名は、春の草姿が昔の照明具の燈台に似ていることに由来します。 油、関係ないじゃん! となると、ヒマシ油でじゃんじゃん天麩羅を揚げても、まったく問題は無さそうなんっすが、あ、でも、ヒマシ油の用途のところを見ると、工業原料って書いてありますな。 その優れた性状と潤滑性から古くは機械油一般に用いられ、うんぬん。 ミシン油じゃん! ミシン油なんかで天麩羅を揚げたら、麻疹が出ちゃうこと必須。 あ、でも、医薬品としても使われているみたいっすな。 小腸でリパーゼにより加水分解されてリシノール酸とグリセリンとなり、生成されたリシノール酸が小腸を刺激して蠕動運動を促進させる。また、小腸内で生成されたグリセリンの潤滑作用により水様の便を排泄させる。 下痢便製造薬やん!
えーと、何の話でしたか。 このところ、「いなば」 への風当たりが日増しに強くなっている…と。 ヒマシ油、関係なかったっすな。 で、どうして風当たりが強くなっているのかというと、いなば食品株式会社。 全てコイツに原因があるんっすが、いなば食品、想像以上にやばかった。「会長宅のあらゆる家事を従業員に命令」「会長が気に入ったイケメン社員を“我が物”にする」など、ヤバい事項が盛りだくさんの模様 。 うわ、いなば一族、最低…。 で、本名が「いなばくん」 である僕は、困惑している次第でありますが、今までこの名字には、わりと誇りを持っていたのに…。 僕が子供の頃はまだ 「食品」 のほうはメジャーではなく、「物置」 のほうが有名だったんっすが、あと、「イナバ先生デスク」 という学習机もありましたな。 先述の通り、僕はそこそこ頭がいいし、知識も豊富なので、「先生」 と呼ばれるのは悪い気がしないんっすが、で、大人になった頃、いなば食品が 「ちゅ〜る」 で、大ブレイク。 うちのオカンは同じ一族の商品なのに、名前を正しく把握してなくて、「ちゅるちゅる」 と言ったりしているんっすが、で、ウチで飼ってる野良上がりの猫は、最初は喜んで食っていたんっすが、最近はあまり興味を示さなくなってしまいました。 ブラックな企業体質を、薄々と感じ取ったのかも知れません。 ただ飽きただけなのかも知れませんけど。 とりあえず、
いなば食品 =ちゅ〜る = ねこ大好き = ねこ好きギャルにも大人気 = いなばくん、大好き♪
そんな公式が世の中に浸透しつつあったのに、全てが崩れ去ってしまったぁぁぁ。 あああぁぁぁぁ…。 ほんの半月前はVIP待遇だったのにぃ。 ということで、( 前回 までの粗筋 ) 長野市の善光寺と、その周辺を散策した。 ベンチの上に亀田の 「つまみ種」 が落ちていたが、聡明なサバくん (偽名) は、拾い食いしなかった。 で、善光寺の周辺からバスで長野駅に戻ったんっすが、自由通路には こんなもの が。 懐かしいっすなぁ、長野オリンピック。 今から思えばこのエンブレム、めっちゃ優秀っすよね。 何故か 智積院 のサイトに誕生秘話がありましたが、なるほど。 色々と考えられていたんっすなぁ。 佐野くんのアレ とは、えらい違い。 笑顔は素敵なんっすけどね。 一瞬、頭、寝癖? …と思ったら、パラリンピックのエンブレムと重なっていただけだったんっすが、とまあそんなこんなで、「ろくもん」 の乗車時間が迫ってまいりました。 ネットでの予約は乗車日の1週間前で締めきり。 案内状が郵送されてくるので、それを持って「しなの鉄道」の窓口に行くというシステムなんっすが、長野−軽井沢間の1日乗車券も入ってました。 今回、行程の都合で使う機会はなかったんっすが、お食事付きプランは 18,500円。 少しでも元を取ろうとするなら、意味も無く電車に乗りまくるのがいいかも知れません。 ま、意味はないんっすけど。 受付では、小諸駅でのお楽しみ引換券をくれたので、
これで少し元が取れた気がするんっすが、で、ホームで待つこと、しばし。 ろくもんくんがやって来ました。
ということで、今日は向井滋春っす。 本来、日本のジャズ・トロンボーン奏者と言えば、真っ先にこの人の名前が出てくる筈なんっすが、謎のブラジル人からの流れて、先に 「オバタラ」 を取り上げてしまいました。 文句があるなら、謎のブラジル人に言って貰うとして。 で、 向井滋春 。 愛知県立熱田高等学校の出身なんっすな。 桑名から 七里の渡し で、1本じゃん。 いや、船旅で4時間というのは大変なので、大人しく近鉄かJRで行ったほうがいいような気がするんっすが、1979年に約1年間ニューヨークに在住しフュージョン・ジャズに触発を受ける。 (中略) 1980年代後半には親日家であるエルヴィン・ジョーンズが日本で結成したバンド 「ジャパニーズ・ジャズ・マシーン」 に参加してエルヴィンとともに約3年間、日本中を回り演奏活動をした。エルヴィンとの演奏を通してフュージョン・ジャズからモダン・ジャズの良さを改めて再認識し、その後の演奏に大きな影響を与えた。 あ、根っからのメインストリーマーな印象だったんっすが、元々はフュージョン畑だったんっすな。 ジャパニーズ・ジャズ・マシーンでモダン・ジャズに目覚めたとなると、エルビンさまさまなんっすが、洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科発足後以来客員教授を務め、2012年からは講師も兼任している。 洗足学園の客員教授とは、なかなかご立派な経歴なんっすが、桑名には 天武天皇御足洗井跡 があるし! 前にも同じリンクを貼って、意味も無く対抗心を燃やした覚えがあるんっすが、今日はそんな 向井クンの 『J・クインテット・フィーチャリング・大西順子』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 いいっすよね、大西。 レジャーを任せておけば、大丈夫。 そんな安心感があります。 レジャーは大西に任せろ 。 任せた結果、テーマパークブームの終息と計画の甘さにより経営破綻しちゃったので、今ひとつ安心出来なかったりするんっすが、大人しくピアノを弾いてる分には、さほど社会に迷惑を掛けることもないのではなかろうかと。 「口の両端を指で引っ張って、 “大西順子” って言ってみて。」 と言われて素直に従うと、「おおにし、うんこ。」 となって、「わー、うんこ、言うた!」 と、馬鹿にされるのがネックだったりするんっすが、それは大橋純子でも一緒だし! 実際に試してみたところ、「文庫」よりも「じゅんこ」のほうが若干、ウンコになりにくいことが判明したんっすが、頑張れば 「おおにし・ずんこ」 くらいで何とか持ちこたえることが出来ます。 クインテットなので5人組なんっすが、「ずんこ」 もその中に組み込まれていて、後はテナーの日本人と、リズム隊の外人が2人。 オーソドックスなモダン・ジャズに仕上がっている予感なんっすが、果たして、どんなもんっすかね? んなことで、では、演奏を聞いてみることにしましょう。
今の時点で、1回分の原稿の分量をほぼクリアしているので、この先、軽く流させて貰うことにしますが、まずは1曲目。 向井クンのオリジナルで、 「オン・リフレクション」 。 ちょっぴりモーダルで、正統派で、王道。 そういったアレでありますな。 2管のハモりでテーマが演奏された後、向井クンのソロが登場。 めっちゃスムーズで、ある意味、あまりトロンボーンらしくなかったりするんっすが、もしかして半端ないテクニシャンだったりするとか? で、続いて出てくるテナーは山口真文という人。 僕は日本のジャズには極めて疎いので、どういうキャラなのか、寡聞にしてよく知らんのですが、えーと、山口真文 。 マブミって読むんっすな。 で、プレイを聞く限り、わりと王道っぽかったりするんっすが、で、続いては大西順子のピアノ・ソロ。 日本のジャズには極めて疎い僕でも名前を知ってるくらいメジャーなんっすが、実際の演奏を聞くのは初めてかも? ま、王道っぽいな。 そんな感じのアレだったんっすが、そんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 ま、よかったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、次。 向井クンのオリジナルで、 「スピリチュアル・コーリング」 。 タイトル通り、 江原啓之 に呼ばれているような曲調なんっすが、月額制お悩み相談サイト。 あ、お金取るんだったら、いいっす。特に悩み、無いっす。 お祓い箱 。 いくら御託宣が付いてくるとはいえ、お高いっすなぁ…。 あ、いいっす。 別にお祓いしてくれなくても大丈夫っす。 かようにスピリチュアルというのは胡散臭いんっすが、ジャズの世界のスピリチュアルは、悪くないっすよね。 マイナーで陰気臭い曲調が日本人の心を捉えて放しません。 これなら、いかにも陽キャなリアクションを取らなくても大丈夫そうで、安心。 ホリゾンタルでモーダルなテーマが2管の絡みで演奏された後、マブミくんのソロが登場。 ちょっぴりコルトレーンっぽくて、悪くないな…と。 スピリチュアルなら、トレーンの名前を出しておけば、だいたいソレっぽくなるんっすが、続く向井クンのトロンボーンは、んーと、グレシャン・モンカー3世風? とりあえず知ってる名前を出しておけばソレっぽくなるんっすが、で、続いて何とかという外人のベースのピチカート・ソロがフィーチャーされます。 めっちゃスピリチュアルっす。 ジミー・ギャリソンっぽいっす。 地味なギャル曽根っぽい感じもあったりします。 でもって、陰気臭いテーマに戻って、おしまい。 根っからの陰キャである僕は、1曲目よりもこっちのほうが、好きっ♪
で、次。 これまた向井クンのオリジナルで、 「ストレッチ・アウト」 。 わりとシンプルな曲調で、メロディーがどうのこうのというより、アドリブの出発点みたいな? それを受けて飛び出すマブミくんのソロは、かなり攻撃的だったりするんっすが、ピアノレスなのもあって、個人的にはちょっと辛いものがるな…と。 その後、ベースとタイコも消えて、代わりにボントロが入って、フリーな雰囲気の絡みになって、個人的にはかなり辛いな…と。 その後、リズムが復活して向井クンのソロになって、ちょっとだけ持ち直したりするんっすが、全般的にフリー色が強くて、辛いっす…。 その後、ずんこちゃんが出て来て、ちょっとだけ持ち直しはするんっすが、全般的にはやっぱりアレで、いやぁ…。 ま、1曲くらいなら何とか我慢出来るので、黙って耐えるしか…。最後はタイコの外人が頑張ってくれて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、次。 「セレニティ」 。 どこかで聞いたことがある、なかなかの佳曲なんっすが、ジョー・ヘンダーソンのオリジナルなんっすな。 このアルバム に入ってるみたいっす。 諸般の事情により、所々に無意味な半角スペースが入っている以外、初期にしては、ま、読める部類のネタだったんっすが、後半は当時の昆布青年に触発されて、読むに堪えない出来になっちゃってるんっすけど。 3曲目の「セレニティ」もジョー・ヘンのオリジナルなんですが、 過去の2曲に比べるとずいぶんオーソドックスでわかりやすいメロディとなっておりま す …と。 気になりますなぁ、無駄な半角スペー ス。 曲調のほうは、当時の僕が言ってるように、オーソドックスでわかりやすいメロディだったりして、日本人ウケすること、間違いなし。 ゆったりとしたテンポの演奏は、リラクリゼーションをもたらすこと、間違いなし。 テーマの後、最初にピアノのソロが出てくるところもよくて、あ、この時点で目安の30KBに迫りつつありますな。 先を急ぎましょう。 以下、ボントロとベースのソロがフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ウーマン・チャイルド」 はベース弾きとして参加しているロドニー・ウィテカーのオリジナル。 やや地味なんっすが、地味なベース弾きが書いた曲なので、ま、こんなものかと。 ソロ・パートはいきなりボントロとテナーのチェイスになっているのが目新しくて、その後、ずんこが出て来て、かなりイケてるプレイをカマしてくれて、最後はベースとドラムスのチェイスで締めて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「マルドロール」 。 テナー吹きとして参加しているマブミくんのオリジナル。 基本、物静かなバラードなんっすが、途中、マブミくんが出てくる辺りはスピリチュアルな雰囲気に満ちあふれていて、背筋ゾクゾク。 向井クンのソロも途中から背筋ゾクゾクになって、でもって、マブミが出て来て、こんにちは。 ぼっちゃん一緒に、後テーマ。 ということで、ラストっす。 向井クンのオリジナルで、 「ベルリン」 。 言うほどドイツっぽくなければ、ソーセージ臭くもないアップ・テンポの調子のいいナンバーで、マブミくんも、向井クンも、ずんこちゃんも、タイコの外人も快調で、とまあそんなこんなで、今日は以上っす。
【総合評価】 終盤は駆け足になってしまいましたが、モダン・ジャズの良さを改めて再認識させられる、そんな1枚だったな…っと。