NIRVANA (ATLANTIC)

HERBIE MANN & BILL EVANS (1961/12/8, 1962/5/4)

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【パーソネル】

HERBIE MANN (fl) BILL EVANS (p) CHUCK ISRAELS (b) PAUL MOTIAN (ds) 
【収録曲】

(01-03) NIRVANA / GYMNOPEDIE / I LOVE YOU
(04-06) WILLOW WEEP FOR ME / LOVER MAN / CASHMERE
【解説】 ( 2024年06月16日更新 / 連載 1,586回 )

 うわあああああああああ…。 貴重な桂ざこばがぁぁぁぁぁ。 ああああぁぁぁぁぁ…。 僕が中学生だった頃、目撃されたんっすよね。 朝、教室に立教小学校出身の奴が入って来て、「朝丸、おったで。九華公園、歩いとった。」 うぉぉぉぉぉぉ! マジかぁぁぁぁぁぁ! …と、狂喜するほどの人物でもないんっすが、誰でも名前を知ってるくらいの知名度はありましたからね。 どうやら 『ウィークエンダー』 の取材で桑名に来たっぽいんっすが、当時、そんなテレビ番組があったんっすよね。 んーと、 これ製作局の日本テレビでは1975年4月5日から1984年5月26日まで、毎週土曜22:00 - 22:55 (1975年9月まで)→土曜22:00 - 22:54 (同年10月以降)に生放送されていた。 1分くらい誤差の範囲やから、そんなに詳しく書かんでもエエやん。 そう思わずにはいられませんが、300円すら寄付しないのに、いちゃもんだけは、一丁前に…。 1975年というと、さばクン、当時7歳くらい。 小学5年生くらいまで、夜の8時半には布団の中に入らされていたので、生で見たことはありません。 さすがに、そんな早く寝ているのがバレると、「子供やん!」 と、馬鹿にされるに違いないので、家庭科の授業で枕カバに刺繍を入れることになった時は 「PM11:00〜AM7:30」 という文字を入れることにしたんっすが、午後11時から午前7時30分までお世話になる枕。 そんな意味を込めて。 「午後11時から午前7時30分」 にしなかったのは、そんな難しい漢字を刺繍するだけの腕がなかったのと、AMとかPMとか、難しい “英語” を知ってる僕、賢い! そんな自己アピールを兼ね備えたものだったんっすが、それを見たナカヒロという担任のオバハンに 「イレブンPM、見とるん?」 と聞かれて、 意味がわかんなんくて、「はぁ?」 後から調べたら、そういうスケベなテレビ番組があったんっすな。 成績優秀で、真面目だけが取り柄だったのに、スケベなテレビ番組を見ていると思われて、甚だ遺憾でありました。 イカンことだと思います。 で、後に、そんなスケベなテレビ番組があるのなら、この目でしっかりと確かめてみなければイカンな。 そんな義憤に駆られて、夜中にこっそり、親の目を盗んで見てみたところ、まったくスケベとは無関係な「釣り特集」とかをやっていて、駄目じゃん! 以来、僕は三重テレビでやっていた 『週刊おとなの絵本』 派に転じたんっすが、放送時期は1980年代後半から1990年代半ばで、番組名は何度かマイナーチェンジしている。 あ、それはもう少し、 “おとな” になってからの話でありますな。

 で、えーと、『ウィークエンダー』 。 全国ニュースで伝えられることがないB級事件について、リポーターがフリップボードや再現フィルムを使って解説していた番組である。(中略)下世話な事件を泉ピン子や桂朝丸(後の桂ざこば)、青空はるおらが面白おかしく伝え、うんぬん。 朝丸がウィークエンダーの取材に来たという事は、桑名で何らかの下世話なB級事件が起きたという事になるんっすが、何のことはない、僕が通っていた中学校の職員室に、生徒の父親が木刀(?)を持って、殴り込みに来たという、その事件の取材だったようで。 で、この事件を含め、この番組は生で見たことがないので、 『ウィークエンダー』 の桂朝丸は、あまり印象に残っていなかったりするんっすが、九華公園を散歩している様子も、僕が直接、目撃したワケじゃないし。 個人的には 『探偵!ナイトスクープ』 に出ていた桂ざこばのほうが思い出深かったりするんっすが、何でもいいけど落語家って、改名? 襲名? すると、アカンくなっちゃいますよね。 桂三枝には親しみが持てたんっすが、桂文枝って、誰や? 林家こぶ平って、いかにもB級っぽい名前がお似合いだったのに、林家正蔵って…。 古くは月の家円鏡が橘家円蔵になっちゃったり。 月の家円鏡と言えば 『クイズダービー』 の印象が強いんっすが、出場者が解答者の中からクイズに正解すると思う1人に自分の持ち点を賭け、得点を増やしていく競馬方式の番組。 普通、外れても破産しないように、持ち点をいくらか残して賭けるものなんっすが、月の家円鏡は最初の問題から、いきなり持ち点全部、賭けちゃったんっすよね。 子供心にも、こいつ、アホか。 …と思ってしまったんっすが、見事に的中させて、持ち点が何倍かに。 それですっかり調子に乗って、毎回、持ち点を全部賭けちゃう、恐るべきギャンブラーぶりを発揮して、3問くらい連続で的中させて、とんでもない持ち点に。 が、次の問題で外れて、すってんてんに…。 「借金、いいっすか?」 とか言ってましたが、ギャンブル依存症の恐ろしさをまざまざと見せつける “放送事故” でありましたな。 そんなキャラも月の家円鏡という、愛嬌のある名前だったから許されたんっすが、橘家円蔵になってしまっては…。

 そんな中、桂朝丸が 「ざこば」 になったのは、割と好意的に受け取られたような? エラそうな名前になってしまって、応援する気が失せるのが “襲名” の悪いところなんっすが、 「ざこば」 は逆に、雑魚(ざこ)っぽくなりましたからね。 えーと、またしても Wikipedia 。 めっちゃ読み応えがありますな。 こんな素晴らしいサイトが、無料で利用出来るなんて! ぶっちゃけ、300円くらいなら寄付してもいいかな? そう、思わないでもないんっすが、こういうのは “情け” をかけると調子に乗って、つけ上がるに違いないので、冷たく突き放すとして。 あ〜、300円くらいなら寄付してもいいかな? …って思ったんだけど、そっちから露骨に催促されて、寄付する気がなくなったぁ。 で、入門3か月後に京都の拘置所で 「子ほめ」 を演じたのが初舞台となる。 あ〜、「子ほめ」。 中学校だかの国語の教科書に載っていたんっすよね。 (前略) 洗濯は二晩で乾くだろう。(中略) こういう子供に、蚊帳吊りたい、首吊りたい。チャンチャン♪ そういう話っすよね。 略し過ぎて、何が何だかさっぱり分からないんっすが、何故かその2つのフレーズだけ印象に残っております。 えーと、これ 。 あ、「蚊帳吊りたい、首吊りたい」 が、落ちじゃなかったんっすな。 蚊帳吊りたい、首吊りたい。(後略) チャンチャン♪ それが正解だったんっすな。 お笑いに対して、斜め視点全開な中学生が教科書で読んで「おもろいやん!」と思ってしまったくらいのネタなので、京都の拘置所でもウケたに違いありませんが、で、『ナイトスクープ』 で記憶に残っているのは ここ に出てくる 「役者になった息子を見せて」 。 そういえば、うちのサイトにも こんなコーナー 、ありましたな。 噂によると、あの中学生、大衆演劇の劇団を辞めちゃったとか? エエぇぇぇぇ…。 ま、難しい世界っすからね。 ま、劇団を辞めちゃったというのは噂にしか過ぎないので、もしかしからまだ元気で頑張っているのかも知れませんが、その上に出てくる 「天才競艇少年現る」 。 噂によるとあの少年、競艇の選手になったらしいっすな。 えーと、ほれデビューの際に数原は交流を継続している水野に弟子入りを志願したものの、水野は年齢を理由にこの申し出を断ったが、うんぬん。 おお、あの、マクリはイケる (…けど、モンキーターンはヘタな) 水野要 ! また、泣けるエピソードが…。 泣けると言えば、「役者になった息子を見せて」を見て、ざこばが号泣して、「おかあはんもあの劇団、入ったらええんや」 とか言っていたんっすが、で、うちのサイトのDVDのコーナー、 “Vol.6〜14” までを一気に片付けると言っておきながら、10で力尽きて、それっきり。 ま、先はないものと…。 コーナー自体が復活する可能性は0.7%くらいはあるかも知れませんが、もし次に取り上げるとしたら大林宣彦の 『転校生』 かな? …と。

 この秋、安芸の小京都の竹原の これ に行こうと画策しているんっすよね。 日曜日の竹原の宿は押さえました。 で、前日は今のところ、住之江旅館 というところを押さえたんっすが、ここ、『転校生』 のロケ地らしいんっすよね。 どんな映画なのかと思ったら、これ 。 (前略)一夫と一美は、学校の帰り道、ちょっとした弾みで一緒に石段を転げ落ちてしまう。それによって、二人の身体と心は入れ替わってしまっていた。 うわ、階段落ち&男女入れ替わり。 ベタの極みやん…。 が、(前略)そこで主役に抜擢されたのが、小林聡美(一美役)と尾美としのり(一夫役)の2人。小林は面接で4本の指を立て「これだけなんですね」と半分泣き出しそうな顔で言った。小林が裸にならなくてはいけない場面が計4回あったのである。 ・・・・・ 。 せっかくだし、ちょっと見てみるかぁ。 そんな気になって、とりあえずDVDを買ってみることにしました。 結果。 小林聡美、凄ぇぇぇぇぇぇ! パッケージの写真があまりにも不細工過ぎるんっすが、動いている “実物” は、めっちゃ可愛ぇぇ♪ で、エロいかどうかはともかくとして、 “女優魂” が半端ねぇ! で、問題の旅館はロケ当時からレトロ感満載でありましたが、今でもその雰囲気が保たれている模様。 いいじゃん♪ が、ひとつ問題点が。 お料理 。 当館自慢の『たこ料理』っすかぁ。 基本的に魚介類の類いが好きではない僕なんっすが、イカ(内臓は除く)、タコ(内臓、頭は除く)、エビ(頭、殻、脚、味噌は除く)は、大丈夫。 生口島には市場がないので、漁師や魚屋から直接買い付けた蛸は新鮮そのものです。皮がとりわけ美味しいと評判の「蛸の刺身」や「蛸飯」、「蛸の天ぷら」、「塩焼き」などどれもおすすめです。添えるレモンも生口島の特産物です。 ほぉ。 魚は皮が苦手で、鮭の皮を食うヤツとは、一緒に飯を食べたいんっすが、食べたいんかい! いや、いらない皮を、そいつに押し付けることが出来ますからね。 皮を美味そうに食ってる姿を目の当たりにして、うわぁ…と、引いてしまうんっすが、基本的に出されたものはすべて食べる主義の僕としては、 “残飯処理係” として、必要悪だと割り切るしか。 が、蛸の刺身や蛸飯は、皮がとりわけ美味しいと評判なんっすか。 いや、皮がとりわけ美味しいと評判の「蛸の刺身」や「蛸飯」。 この、皮がとりわけ美味しいと評判なのが「蛸の刺身」なのか、「蛸飯」にまで掛かっているのかは不明なんっすが、蛸の皮とか、不味そう…。

 タコの皮は食べられる?タコの皮が食べられるかプロが解説 。 (前略) タコの皮に毒があるという話や、タコの皮は雑菌があるのでお腹を壊すなど色々な話を聞きます。 しかし、そんな事はないので安心してください! タコの皮には毒は無く、タコは唾液に毒があるので市販のタコは皮も含め全て美味しく食べていただけます。 ん? 何かこの論調、変じゃね? いや、タコは唾液に毒があるだけだから、皮は食べても大丈夫♪ 言いたいことは分からんでもないんっすが、タコさんが自分の腕をペロペロ嘗めたりしたら、唾液中の毒が皮にも付着するんじゃね? そんな気がしないでもありません。 ま、綺麗に洗い流せば大丈夫なんでしょうが、例えタコの唾液に毒がなかったとしても、タコの唾液まみれの皮とか、臭そうだし、キモいし。  で、(中略) そして「雑菌」に関してですが、タコはしっかりと塩揉みをしてヌメりを取ってしっかりと下処理を行ってます。 中々、スーパーなどで生のタコを見かける事はないと思いますが、よく見かける「ゆでだこ」も塩揉みで下処理を行って茹でているので、皮まで美味しく食べていただけます。 塩揉みをしてヌメりを取ってしっかりと下処理を行ってますから、雑菌はない。 それはまあ、分かるんっすが、雑菌がない = 美味しい。 その公式、必ずしも当てはまるとは限らないのでは? 今日のサバくん、やけに “蛸のプロ” に突っ掛かりますが、ま、疑問点を曖昧にしないのは大切なことだし。 ま、確かに鶏肉は皮が美味いし、焼き鳥には鶏皮などという部位があるくらいだから、皮がとりわけ美味しいと評判の「蛸の刺身」と、旅館さんサイドが言っているんだから、へぇ〜。 …と、素直に食べればいいだけのような気もするんっすけど。 で、食って不味かったら、「不味いやんけ!」 と、その時、初めて文句を言えばいいだけの話で。

 文句を言えばいいだけ…と言えば、イイダコ。 あれは食べる気がしませんな。 タコのちっちゃいバージョンというか、ホタルイカのタコバージョンというか。 いや、ホタルイカはホタルみたいに光るところに主眼が置かれているので、光らないイイダコをホタルイカのタコバージョンと呼ぶのは、ちょっと違うような気がするんっすが、とにかく小さいタコ。 んーと、 これ 。 うわ、キモ! 何がキモいって、イイダコのおでん 。 そうそう。 大学受験で高知と鳥取に行った際、その中間地点として香川の屋島へ遊びに行ったんっすが、そこでイイダコのおでんが売られていて、うわ、キモ! タコを頭なり食うとか、無理っ! …と、ドン引きしてしまったんっすが、でも大丈夫。 和名のイイダコは「飯蛸」で、その由来は産卵直前の雌の胴部(頭にみえる部位)にぎっしり詰まった卵胞が米飯のようだからとされている。 あ、あの頭に見える部分って、実は胴体だったんっすな。 じゃ、ぜんぜん大丈夫…なわけ、あるかーい! ぎっしり詰まった卵胞が米飯のように…って、余計にキモいやんけ! ま、産卵直前の雌を食わなければいいだけの話かも知れませんが、それはそうとタコって、頭足類、違ったんかい!? …と思ったら。 間違われがちなタコの「頭」は実は「お腹」タコはしばしばコミカルにイラスト化されますが、ねじり鉢巻を巻かれたり、帽子をかぶったりしているあの部分は、実は「胴」にあたります。彼らの体を一直線に伸ばすと、上から胴、頭、足の順番になるのです。足と頭が隣接するため彼らは「頭足類」と呼ばれています。 マジか!? ま、頭にしろ、胴体にしろ、その部位は料理には出さないと確約してくれば、別に問題はないんっすが、問題は こちら 。 何か、どの料理にも、おさかな1匹まるまるの煮付けみたいなの、ありませんか? あるっすよね? どう見てもありますよね? うーん…。

 煮魚が嫌過ぎて、結局、この宿はキャンセルしちゃうかも。 そう、思い詰めてしまうほど致命的なマイナスポイント。 うーん…。 どうしようか、悩んでしまうんっすが、うーん…。 あ! いい解決策を思い付きました。 とっても簡単なことでした。 煮魚大好きギャルと一緒にお泊まりすればいいんじゃん♪ そのギャルが小林聡美似だったりすれば、尚いいじゃん♪ タコは美味しく頂きたいので、胴体と頭以外は大いに繁栄して頂きたいところなんっすが、 とまあそんなこんなで、ざこば師匠のご冥福と、タコのご多幸をお祈りして、今日の話は、おしまい☆

 ということで、後半っす。 今日からフルート(外人編)が始まります。 サックスのサブで吹いている人は多いんっすが、専門職は数に限りがあるので、数回で力尽きるものと思われます。 で、手始めはハービー・マン。 ジャズ・フルートのパイオニアっすっよね。 どういう意味なのかは知らないんっすが、んーと、パイオニア = 開拓者っすか。 いいっすな、開拓者。 少なくとも 「貝たくさん」 よりはソソられるものがあります。 貝類、苦手なんっすよね。 そんな僕も小学校の遠足で揖斐川へ潮干狩りに行った際は、貝(シジミ)がたくさん獲れて、嬉しかったんっすけど。 自分で獲った愛しい貝(シジミ)を食べちゃうに忍びなく、2〜3匹選別して、ミヤリサンの空容器に水道水と 「あじ塩」 を入れてペットとして飼うことにしたんっすが、いや、普通の塩よりも 「あじ塩」 のほうが、いい味になるかな? …と思って。 ちなみに、その他多数の貝(シジミ)は味噌汁にして食べちゃったんっすが、美味しいっすよね。 身はともかくとして、いい出汁が出ます。 で、ペットのほうも、程なくお亡くなりになってしまって、2〜3匹ではたいした出汁もでないので、燃えるゴミとして廃棄しちゃったんっすが、貝(シジミ)って、燃えるんっすかね? 身は普通に燃えるような気がするんっすが、貝殻は焼却炉を傷めちゃうような? えーと、 可燃ごみ (もやせるごみ) 。 貝殻。 あ、大丈夫っすな。 というか、ビデオテープやカセットテープも燃やせちゃうんっすな。 焼却炉の火力、嘗めんな! そんな感じでしょうか。 で、ハービー・マン初期には、テナー・サクソフォーンおよびクラリネット(バスクラリネットを含む)も演奏したが、ジャズの境界を破るフルートのテクニシャン、あるいは「ワールドミュージック」のパイオニアとして、1960年代以降のフルートを用いる最も秀でたジャズ・ミュージシャンと目される。 あ、やっぱ、パイオニアって書いてありますな。 で、(中略) 1969年のヒット・アルバム『メンフィス・アンダーグラウンド』に引き続く、数多くのディスコ・スタイルのスムーズ・ジャズの録音は、純ジャズ主義者からの批判をもたらせはしたが、彼の活躍はジャズにおける関心が衰退するまで続いた。 そうそう。 ディスコ・スタイルのスムーズ・ジャズ。 そっちの印象が強いっすよね。 一般ウケするんだけど、純ジャズ主義者からは超絶バカにされる…みたいな。 超保守派である僕も苦々しく思っていて、所詮は 「ゆるうんちモレ安心パンツ」 やな…と。 それ、ハービー・マンやなくて、ムーニーマンやがな!

…と、定番のボケをかましておいて、で、今日はそんなマンくんの 『ニルヴァーナ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 ハービー・マン・アンド・ザ・ビル・エヴァンス・トリオ。 エヴァンスとフルートの共演と言えば、真っ先に これ が頭に浮かんでくるんっすが、諸般の事情により、ところどころ、無用な半角 スペースが入っちゃってるのは大目に見て貰うとして。 で、そっちのほうは、アレっす。 わたくしは最初、このアルバムのことをたいへん誤解しておりました。白人のフル ート奏者入りぃ?「ラバーマン」に「ホワッッツ・ニュー」に「枯葉」ぁ?こんなもん 「ベタ甘」やん。イージー・リスニングやん。ジャケットのエバンスはオールバックや し、フルートのおっさんは髪の毛ぼさぼさやし・・・。ところがこの「ぼさぼさ」のお っさん、ジェレミー・スタイグというフルート吹きは「ただ者」ではなかったんですね ー。 最後の「ね ー」 が諸般の事情により、半角 スペースと「−」(マイナス)だったりするのは大目に見て貰うとして。 いや、「−」(マイナス)でもないっすな。 とにかく、「ね ー」 なのは大目に見て貰うとして、この「ぼさぼさ」のお っさん、ただ者ではありませんでした。 純ジャズ主義者も納得の、超硬派なスタイル。 対するは、お調子者のハービー・マン。 彼の脳天気なフルートがエヴァンスの繊細なピアノを台無している。 そんな批判が容易に想像出来るんっすが、果たして如何なものか。 んなことで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、アルバムのタイトルにもなっている 「ニルヴァーナ」 。 マンくんのオリジナルなんっすが、「涅槃」 っすよね。 おやじが待ってるところ。 いや、逆っすな。 おやじを待ってるところ。 沖雅也 衝撃の死から40年(2023年9月時点)っすかぁ。 様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。 え? メメントモリって、メメン・トモリとちゃうん? メメント・モリでは、ビスカス高林のライバル、メメント森みたいじゃん…。 何かちょっとガッカリなんっすが、で、この曲はアレっす。 静寂の極み。 あ、こりゃ、涅槃やな。 …と、誰もが納得。 チャック・イスラエルのベースで始まり、そこに静かにエヴァンスのピアノが絡んでくるんっすが、これぞまさしく、ザ・ビル・エヴァンス・トリオの世界。 1961年12月か1962年05月、どちらかのセッションということになるんっすが、スコット・ラファロが交通事故に遭い、僅か25歳でお亡くなりになったのが1961年7月6日。 後任のベーシストにチャック・イスラエルを迎い入れた、その直後ということになります。 前任者のラファロと比較されたり、ガザ地区に侵攻したりで、何かと批判に晒されることの多いイスラエルなんっすが、よく頑張っているな。 個人的にはそう思います。 で、しばらくして、マンくんのフルートが登場。 決して、エヴァンスの繊細なピアノを台無にすることなく、身の程を弁えていて、 ああ見えて、普通に空気の読めるキャラやったんやな…と。 空気は、読むものじゃなく、吸い込むものだった、と思い出しました 。 いや、いいっすな、これ。 「青春18きっぷ」 のコピーは秀逸なものが多いので有名なんっすが、キャッチコピーまとめ14選√a=18 旅路(ルート)のなかでは、人はいつも18(age)である。 あ、これはちょっと作り過ぎぃ。 もっと、素直な心情が吐露されているもののほうが好きなんっすが、前略、僕は日本のどこかにいます。 こういう、クサいのがいいっすよね。 で、演奏のほうはアレっす。 吸い込まれるように青いエヴァンスのピアノと、浅葱色のフルートの音色。 ソロ・パートではちょっと濁ったトーンになっていたりするんっすが、それがまた、たまらんっ♪

 ということで、次。 映画やアニメで聞き馴染みのあるこの曲。フランスの作曲家エリック・サティが作曲した 「ジムノペディ」 という曲です。 んーと、 これ っすな。 こんなん、エヴァンスのピアノに合わないワケがないやん! いいっすよね、サティ。 今から30年ほど前に マイカル桑名 が出来たんっすが、サティは、ま、普通の大衆向けのスーパーだから、別にどうでもよかったんっすが、当時は都会にしかなかったお洒落なビブレがあるのが、凄ぇぇぇぇ! …と、感激したものであります。 よって、先ほどの「いいっすよね、サティ」という発言は、「そうでもない、サティ」と、訂正させて頂きますが、エリック・サティがいいのは間違いなくて、で、この 「ジムノペディ」 も、案の定、エヴァンスのピアノと相性バッチリ。 で、ハービー・マンのフルートも、その世界観を壊すことなく、大人の対応。 が、ぶっちゃけ、1曲目と雰囲気が似通っていて、いくらなんでも暗すぎるんじゃね? もしかして6曲全部、こんな感じ? …と、ちょっぴり先行きに不安が。 それだとこの先、何も書くことがなかったりするんっすが、とりあえず、次。 「アイ・ラブ・ユー」 。 ベタなタイトルの歌物スタンダードなんっすが、 どんな歌詞なのかと思ったら、 これ 。 超・単純。 この YANNIEちゃんのブログ、簡単にコピペ出来ない仕様になっているみたいで、何か癪なんっすが、 “I love you” という陳腐なフレーズを使って歌を作れるかな? 作れねぇだろうなぁ。 …と挑発されて、コール・ポーターが 「出来らぁっ!」と答えて、作られた歌だったんっすな。 個人的にさほど好きな曲ではなかったりするんっすが、そういう蘊蓄を知ると、ちょっと楽しく聞くことが、出来らぁっ! 冒頭、いかにもエヴァンスらしい耽美的なピアノが聞けるんっすが、続いて出てくるマンくんが吹くテーマはちょっぴり能天気で、やや雰囲気を壊してしまっている感が。 1曲目と2曲目の、暗過ぎるとも言える世界観のままでよかったのにぃ…。 途中からテンポが速くなって、もしかして全曲バラードだったりするんじゃね? …という懸念は払拭されたんっすが、マンくんのソロと、エヴァンスのコンピングが今ひとつマッチしていない気がするし、ポール・モチアンのタイコも、ちょっぴりモチモチ感に欠けているし、ま、続くエヴァンスのソロは、ちょっぴり 『ポートレイト・イン・ジャズ』 の 「枯葉」 っぽい感じがしないでもなく、で、最後にチャック・イスラエルのソロもフィーチャーされたりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 「ウィロー・ウィープ・フォー・ミー」 。 日本ではもっぱら 「柳よ泣いておくれ」 という邦題で知られる、個人的にはあまり好きではなかったりする歌なんっすが、歌詞は ここ を参照。 あー、怨んでる恨んでる。日本だと、そのまま「地縛霊」になりそう。やはり古今東西、柳の下には「恨み」が潜んでいるようです『Jazzと読書の日々』 は普通にコピペ出来て有り難いんっすが、この人、別に死んだわけではないので、地縛霊にはならないような…。 他人様のサイトを無断で勝手に引用しておいて、どうでもいいことにイチャモンを付けるというのも、ちょっとどうかと思うんっすが、アメリカにも柳ってあるんっすなぁ。 …というのがまず、率直な感想。 で、アメリカ人とは思えないくらい、女々しい野郎やな…と。 ま、主人公は恐らく淑女であるものと思われるので、女々しい野郎という罵倒は間違っている気もするんっすが、女々しい淑女。 普通に女っぽくて、いいっすよね。『転校生』 で階段落ちして、斉藤一美と身体が入れ替わってしまった 斉藤一夫は、女々しい男と言っていいのか、非常に判断が難しいところなんっすが、身体が入れ替わる前の斉藤一美よりも女々しくなっちゃっているのは、ちょっとどうかと。 で、個人的にあまり好きではないこの曲を、マンくんとエヴァちゃんがどのように料理してくれているのかと思ったら、普通に女々しい感じになってました。 それ以上でも、それ以下でもない、そういうアレでありました。

 で、次。 「ラバー・マン」 。 日本人にもお馴染みのスタンダード・ナンバーが続きますが、個人的に、けっこう好きな曲だったり。 伸び伸びとしたプレイに期待したいんっすが、Rubber-Man(ゴム男)ではなくて Lover-man(愛人?) なので、伸びるかどうかはあなた次第かと。 ちなみにラバーとゴムは違うそうっすな。 ほれ 。 読んでみた結果、ラバーとゴムは同じであることが分かったんっすが、オランダ語のゴムとか、知ったこっちゃないし。 で、演奏のほうはというと、物静かで、うら悲しいバラードであるな…と。 ま、そうなっちゃいますよね。 どう考えても “陽” の要素はないし。 フルート主導のテーマの後、そのままフルートのソロ、続いてピアノのソロが出て来て、最後にテーマに戻って、おしまい。 そういうシンプルな構成なんっすが、ま、普通によかったな。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 んなことで、ラストっす。 「キャッシュメア」 。 マンくんのオリジナルっす。 タイトルは恐らく、ちゃんと、かしめや。 かしめ職人に対する関西弁での叱咤激励ではないかと思われますが、ナゾのかしめる 。 言うほど、ナゾか? で、(前略)臨床工学士のItさんが、「タイバンドでかしめときましょうか?」 タイバンドで、言うほど、かしめられるか? タイバンドって、結束バンド、もしくはインシュロックの事っすよね? かしめるならちゃんと、かしめ工具を使わんと! ま、他人様のサイトを無断で勝手に引用しておいて、どうでもいいことにイチャモンを付けるというのも、ちょっとどうかと思うんっすが、そもそも、よく考えたら「キャッシュメア」 と「ちゃんと、かしめや」 って、ぜんぜん違うし。 cashmere 【名】カシミヤ(織り)。 あ、そう読むんかぁ! で、曲のほうはアレっす。 いかにも日本人受けしそうな美メロを持った、なかなかの佳曲。 そこはかとない哀感が日本人にウケる要因なんっすが、哀感は、あ、いかん。 そう、イチャモンを付ける日本人はあまりいませんよね。 イカは、イカン。 そう、イチャモンを付けるイカ嫌いの日本人はいるかも知れませんけど。 個人的にイカは、内臓エリアを除けば、普通にイケてると思うんっすが、で、演奏のほうはアレっす。 フルート主導のテーマの後、そのままフルートのソロ、続いてピアノのソロが出て来て、その後、ベースのピチカート・ソロがフィーチャーされて、最後はフルートとピアノの絡みになって、でもって、ちょっと唐突にテーマに戻って、おしまい。 そういうシンプルな構成なんっすが、ま、悪くなかったな…と。 とまあそんなことで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 1曲目と2曲目は、これぞ、ザ・ビル・エヴァンス・トリオ with ハービー・マンといった感じ。 絶望的なまでに内省的な世界が展開されて、たまらんっ♪ 3曲目以降、ちょっと毛色が変わって、 “普通” な感じになっちゃったんっすが、あのまま全曲押し切られても、それはそれで、ちょっとエラいし。 エヴァンスとハービー・マンという異質な2人は、結局、最後まで完全には融けきれなくて、ちょっと “とごって” しまった感はあるんっすが、よく混ぜて飲めばなんとかなるかも知れない。 そんな感じの1枚でありました。


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