“102” 。 中途半端な数字っすな。 “100” なら百物語とか、うしろの百太郎とかあるし、 “101” なら大正義 「101匹わんちゃん大行進」、 “105” なら三重県では大正義の 「105銀行」、 “108” は煩悩の数で、除夜の鐘、 “110” は警察署で、 “119” は消防署。 100番台の前半だけでも、きりのいい数字はいくらでもあるのに、よりによって “102” 。 何の数字なのかと言うと、東武ワールドスクウェア 。 ワールドスクエアじゃなくて、ワールドスクウェアなところに、拘りが感じられるんっすが、ワールドスクウェア。 ローマ字入力しにくいんじゃぁぁぁぁ! ま、一度書いてしまえば、ワールドスクウェア、ワールドスクウェア、ワールドスクウェア、ワールドスクウェア、ワールドスクウェア。 後はコピペすればいいだけなので楽なんっすが、ここはどういうところなのかと言うと、園内にはユネスコの世界文化遺産に登録されている48物件を含め、22の国と地域102点の建造物を1/25のスケールで精巧に再現。 そういうところだったりするんっすが、 “48” は、いいっす。 AKB48とか、NMB48とか、SKE48とか、HKT48とか、STU48とか、NGT48とか、四十八手とか。 ん? STU48? NGT48は新潟だと分かるんっすが、STUって、どこや? そこそこ都会、少なくとも新潟と同レベル以上の都市である筈なんっすが、STU = 薩摩川内? それだとSSDになりそうだし、札幌? 仙台? 坂祝町? とりあえず “S” で始まる都市で思い付くのはそれくらいなんっすが、ちなみに坂祝町は「さかほぎちょう」 と読みます。 岐阜県にあるんっすが、難読地名っすな。 岐阜支店に勤務していた頃は、美濃加茂へ仕事に行った帰りに通過するので、ここのヤマザキデイリーストアに寄って 「ナンドック」 というのをよく買っていたんっすが、難読地名と言えば、ナンドックやろ? …みたいな。 坂祝(さかほぎ)。 知らないと絶対に読めないんっすが、新年を言祝(ことほ)ぐ。 そのイメージで、言われてみれば、なるほど! …という感じだったりするんっすが、で、 STU48 。 瀬戸内を拠点とするアイドルグループ。 んなもん、分かるかぁぁぁぁ!
ということで、 “48” は、分かります。(STU48は除外) 続いて、 “22” の国と地域。これもまあ、いいかと。 ゾロ目だし。 もし妹がいたら「にいに」と呼ばれたかったし。 あと 「22才の別れ」 というのもありますよね。 私の誕生日に、22本のローソクを立て、ひとつひとつが〜みんな君の〜人生だねって言って〜、17本目からは、一緒に火を付けたのが〜、昨日の事のように〜♪ 17歳から付き合ってたんか? 女子高生やんけ! べっ…、別に羨ましくなんかないし、悔しくもないんっすが、あ、でも、こいつ、別れちゃったんっすよね。 「ひとつひとつが、みんな君の人生だねっ♪」 などとキモい事を言われて、気持ちが離れちゃったんでしょうな。 ケーキに22本もローソクを立てて、邪魔臭いんじゃぁぁぁぁ! 16本目まで一人でローソクに火を付けさせられて、クソ面倒なんじゃぁぁぁぁ! 普通、大きめのローソク2本で20 + 小さめのローソク2本で、 “22” にするよね? 常識がないんじゃぁぁぁぁぁ! このまま米寿を迎えたりしたら? 今のうちに別れよう…。 賢明な判断だったと思います。 ま、大きめのローソク8本 + 小さめのローソク8本でも十分に邪魔臭くて、16本のローソクに火を付けるのがクソ面倒なんじゃぁぁぁぁ! そんな気がしないでもないんっすが、ま、 “22” は、いっかぁ…と。 問題は “102点” の建造物。 何故、そんな半端な数字なんっすかね? “103” ではアカンのか? ま、 “103” ならいいのかと言われると、同じくらいアカンような気がするんっすが、東武的には “103” では、絶対アカン! …らしく、 ガイドマップ 参照。 いちばん新しい建造物である 「東京スカイツリータウン」 には “103” ではなく、何故か “0” という番号が付けられております。 何故、そこまで “102” に拘るのかと言うと、東武(102) だから。 おお、なるほど! 目から鱗が落ちた気がしますが、そんなどうでもいいところに固執していると、今後の発展は見込めないな。 そんな気がしないでもありません。 とまあそんなこんなで、では、 “102の世界の旅” に、出発〜♪
まずは (写真・いちばん上) 、「国会議事堂」 。 「国会の議事、どう?」「うーん、まあまあ。」 そんな会話が聞こえてきそうっす。 もっと真剣に政治をやれ! そんな気がしないでもないんっすが、ちなみに中学の修学旅行が日光と東京でありました。 国会議事堂には行ったんだったか、行かなかったんだか。 行きたかったのに、連れてって貰えなかったような気がするんっすが、東京タワーと上野動物園に行ったのは覚えているんっすけどね。 田舎の中学生かよ! …と言いたくなるようなコースなんっすが、ま、実際、桑名( = 田舎 ) の中学生だし! 確かどこかにレポがある筈なんっすが、んーと、 ここ 。 ここではまだ、東京の話は出て来ません。 2話目の ここ 。 あ、この “三猿” のネタ、今回使おうと思っていたのに! 余計なものを見つけてしまいましたが、ここにもまだ、東京の話は出て来ません。 3話目の ここ 。 最終回っすな。 今なら10回くらい引っ張るネタを3回で出し切っちゃったんっすな。 で、えーと。 ん? サバフグくん? いたっけ、そんなキャラ。 無駄に 「ヤーコンねた」 を引っ張っていて、読んでいてウザいんっすが、さっさと東京の話を書けって! で、えーと、まずは皇居の見学。 あ、皇居、行ったんだっけ? まったく覚えてませんな。 で、この日の見学ルートが「国会議事堂」「東京タワー」「上野公園」。 あ、国会議事堂、行ってるやん! まったく記憶にないんっすが、いや、困ったことになりましたな。 中学の修学旅行で国会議事堂に行きたかったのに、連れてって貰えず、いつかその雪辱を果たしたいと思いつつ、この歳になってしまったんっすが、遂に目の当たりにすることが出来て、感無量。 ま、パチモンなんっすけど。 そんなストーリーを頭に描いていたのに、当てが外れたじゃん! で、えーと、国会議事堂。 久しぶりでありますなぁ。 んーと、41年ぶりくらい? 当時の記憶が鮮明に蘇ってくるんっすが、そうそう。 あの時も (写真・上から2枚目) みたいに、岸田首相が立っていたんっすよね。 はっきりと思い出しました。 ちなみにキッシー、次の総裁選には出馬しないみたいなので、これで見納め。 次に来た時は誰に変わっているんっすかね? 野田聖子? 岐阜支店に勤務している頃、協力会社が入っているビルの上だか、下だかに野田聖子の事務所があったので、何となく親近感があるんっすよね。 火事で燃えたし。 ほれ 。 「岐阜市衆議院議員事務所放火事件」 という名前なんっすな。 「野田聖子炎上事件」 で、いいのに。 ま、当時、聖子ちゃんはいなかったみたいなんっすが、 野田聖子が次の首相? ナイナイ! 東武ワールドスクウェアの人形職人も、聖子ちゃんの資料は集めてないと思います。 いずれにしろ、この地、この場所でキッシーを見られるのは、あと僅か。 心のシャッターに、きっちり記憶してね♪
で、(写真・ちょうど真ん中) 。 東京駅に 新幹線とスペーシア X が発着しておりました。 この新幹線は200系でありますな。( ← 調べた。) 昔の東北新幹線がこんな色合いだったと記憶しております。 クリーム10号の下地に緑14号の横帯でありますな。( ← 調べた。) ちなみに僕は赤緑色弱なので、アカレンジャーとミドレンジャーを見分ける自信がないんっすが、マニアなら一目で分かっちゃうんでしょうな。 あ、この模型の横帯、緑15号やん! パチモンやん! …みたいな。 ちなみに緑14号は これ 、緑15号は これ 。 あ、わかるじゃん! 緑15号のほうが色が薄いじゃん! が、色が褪せてしまった緑14号と、褪せていない緑15号を見分けられる自信はなく、で、アレっす。 ここ、東武ワールドスクウェアの建造物や模型や人形は、すべて1/25のスケールで作られているんっすが、この新幹線は本物の1/25のスピードで動いているんだそうで。 拘りが、凄ぇぇぇ! で、何気に新幹線とすれ違っている 「スペーシア X」 なんっすが、本物は東京駅には乗り入れていないので、この状況が見られるのは極めて貴重。しかもこれ、期間限定らしいっすぜ。 ほれ 。 いつまでなのかは書かれてなくて、キッシーよりは居座りそうな予感なんっすが、で、続いては (写真・下から2番目) 。 羽田空港ではANAとかJALの旅客機らしきものが、ヨタヨタと場内をタキシングしていたりするんっすが、あっちのほうには貨物機の姿も。 そんなところがパカッと開いて、そこから荷物を積み込むんかい! …というのが新鮮な驚きなんっすが、その周辺をトラックが忙しく走り回っておりました。 やっぱり、動きがあるといいな。 そんなふうに思いました。( ← 小学生並みの感想) んーと、 実際の小学生の感想 。 私が三日間で学んだことは「協力」です。 (中略) 班の子達や部屋の友だちのおかげで学びをしながら、少しずつ「協力」という言葉の意味がわかりました。 あ、僕よりもよっぽど立派な事を言ってるやん…。 間違いなくこれは “女子” っすな。 その一方。 ワールドスクエアでは世界にはこんなに面白い建造物があるのかと知りました。 うん、こういう素直な感想がいいっすな。 あ、でも君、ワールドスクエアじゃなくて、ワールドスクウェアだから! そこ、大切だから! で、(写真・いちばん下) 。 近くにいたお子様が、「わー、船があるぅ!」 と、歓声を上げて走って行った先に、先ほどの小学校の修学旅行のいちばん上の写真にも写っていた豪華客船があったんっすが、んーと、「海」 っすな。 どこの海なのかと言うと、アメリカの海。 自由の女神( ← 意外と小さくて、ショボい) や、ワールドトレードセンターやエンパイアステートビルが見えているので、間違いありません。 が、その片隅にある港の様子を見てみると、ん? これ、日本の漁港じゃね? 思いきりマグロが水揚げされているし、トラックには漢字が書いてあるし。 適当じゃん! …と思って、公式の地図を見たら、11の 「ふじ丸」 (←豪華客船) と、12の「漁港」 は、現代日本ゾーンだったんっすな。 で、そこから先がアメリカゾーン。 この池は 北太平洋 やったんや! 何も間違ってないっすよね。 心はいつも太平洋ぜよ!
で、次。(写真・いちばん上) 。これもアメリカゾーンの一角だったと思うんっすが、「地下工事中」 のお姿。 ここ、建造物も凄いんっすが、無数の “人間” も凄いんっすよね。 無数と言っても無論、限りはあるんっすが、その数、なんと14万。 凄ぇぇぇぇ! 桑名の人口と同じやん! ちなみに “人間” の大きさは7cmなんだそうっすが、7×25=175cm。 僕の身長より7cmほど高いのが、ちょっと癪っすな。 ちゃんと6.72cmで作れって! ま、それはともかく、小雨が降る中のお仕事、お疲れ様っすなぁ。 コインロッカーに傘を入れてしまって、しかも鍵まで掛けてしまったんっすが、ずーっと傘がいならい程度の雨が降り続いていたんっすよね。 もうちょっと雨が強くなれば、今日の仕事、中止になるのに。 この労働者共は、そう思っているに違いありません。 いや、それ、困るし! 傘が無いし! (BGM 「傘がない」 by 井上陽水) 。 いかなくちゃ、君に会いに、いかなくちゃ♪ このフレーズを聞く度に、イカがなければ、タコを食べればいいじゃない。 そんなふうに思ってしまうんっすが、で、(写真・上から2枚目) 。 あ、「ホワイトハウス」 には、キッシー同様、もうすぐ用なしになっちゃう人が…。 でも大丈夫。 ちゃんと副大統領として、ハリスちゃんの人形も作っておいたので、今後もそのまま流用することが出来ます。 「新しいアメリカ大統領と、要介護のお爺ちゃん」 という見世物で。 あ、でも、トランプが大統領になっちゃう可能性もあるんっすよね。 以前はこの場所に展示されていた筈なので、トランプ人形もある筈なんっすが、「トランプって、まだあるよね?」 「うん、捨ててはないと思う〜。」「どこにやったっけ?」 「 ・・・・・ 。(探すのめんどい。) 」 「 ・・・・・ 。(探すのめんどい。) 」 「 ・・・・・ 。(ハリス、来いっ!) 」 「 ・・・・・ 。(トランプ、落ちろ!) 」 もしトランプが落ちちゃったら、それは恐らく “東武ワールドスクウェアの呪い” だと思われるんっすが、で、次、(写真・ちょうど真ん中)。 エジプトっす。 唐突に。 この唐突さがワールドスクウェアのいいところなんっすが、で、ピラミッドっす。 砂漠のど真ん中にあるのかと思ったら、普通に街中だったりするみたいなんっすが、ここではいい感じに、砂漠っぽい風景の中に作られています。 背後に日本の山並みと東京スカイツリーが見えちゃってるのは、ご愛敬。 で、スフィンクス、デカっ! 思った以上にデカっ! 神社の狛犬くらいのサイズを頭に描いていたんっすが、1/25スケールでも狛犬よりもデカい? 調べて見たら、長さ73.5m、高さ約20m、顔幅4mもあるらしいんっすが、1/25スケールでも顔幅16cm。 ま、狛犬っすか。 で、次。(写真・下から2番目) 。 「コロッセオ」 。 とっても円形闘技場だなっ♪ …と。 で、(写真・いちばん下) 。 「バッキンガム宮殿」 っすな。 ガムのカスを、ペッ! …と吐き捨てると罰金を取られる、そんな宮殿して知られているんっすが、この衛兵の人形、ちゃんと脚が動くというギミックが施されておりました。 やっぱり、動きがあると、少しずつ「協力」という言葉の意味がわかりますな。 現役の小学生を見習った結果、ちょっとだけコメントが高尚になったんっすが、で、次。
「エッフェル塔」 っす。 背後にはワールドトレードセンターやエンパイアステートビルが見えてます。 地理、むちゃくちゃっす。 でもまあ、「塵も積もれば山となる」って言うし!( ← 関係ない) で、(写真・上から2枚目) 。 「ベルサイユ宮殿」 っす。 “ベルサイユのばら” ごっこが、はかどります。 どういう遊びなのかと言うと、「アンドレ!」 「オスカル!」 「 ・・・・・・ 。 」 「 ・・・・・・ 。」 あまり面白くはなさそうなので、別に、はかどらなくてもいいかな。 そんな気がしないでもないんっすが、次。 (写真・ちょうど真ん中) 。 「万里の長城」 。 中国っす。 唐突に。この唐突さがワールドスクウェアのいいところなんっすが、朴訥なのは冒頓単于に任せておけばいいし。 んーと、 冒頓単于 。 父を殺して単于(君主)となり、東胡・月氏を破ってモンゴル高原を統一。漢の高祖を包囲して講和を約束させるなど、遊牧国家匈奴の全盛期を開いた。 ぜんぜん朴訥ちゃうやん! 危うく名前に欺されちゃうところでしたが、まったく静かではない亀井静香から、何も学んでいなかったな。 …と、ちょっぴり反省。 で、次。 「清水寺」。 ヨーロッパや中国の壮大な建造物を見た後で 「日本ゾーン」 に入ると、ちっちゃ! しょぼ! …と、なってしまうんっすが、ま、この箱庭的なワビサビは、これはこれで魅力的なんっすけど。 東大寺の大仏殿なんかは、さすがに大きくて立派だったりするし。 で、この清水寺。 建物もさることながら、その周囲の情景まで超リアルに再現されていて、感心してしまいます。 そうそう。 この舞台の上に立った後、この石の階段で下に降りるんっすよね。 降りた先に、上から3本の水が流れ落ちてくるところがあるんでしたっけ? で、階段を降りずに 「奥の院」のほうに行くと、 この景色 を眺められるという。 で、最後。「道後温泉本館」 。 おお! 何年か前に行ったことがあるんっすが、絶賛大工事中で、全貌を見ることが出来なかったんっすよね。 ちなみにコロナ絶賛大流行中で、松山城も見られませんでした。 道後温泉本館のほうは、これで無事に雪辱を果たせたことになるんっすが、隣のほうでは何故だか、阿波踊りが。 地理、めちゃくちゃやん! ちなみにこの阿波踊り、100円を課金すると、動く! そんなギミックが施されておりました。 他にも動くのがいくつかあったんっすが、誰も投資してませんでしたな。 高いねん! ググったら 動画 があったんっすが、おお! 地味! 子供だましにも程がありますな。 欺されて100円を費やしてしまった子供は、一生、この苦い経験を忘れないに違いありませんが、ま、いい社会勉強だと思えば。 他人事だと思って、超適当なんっすが、ま、所詮は他人事だし。 一瞬、人柱になる覚悟で、100円入れちゃおうか? …と思ったんっすが、やめといて正解でした。 で、この頃になると、傘がいらないくらいの雨…とは、とても言えないレベルの雨が降ってきたんっすが、僕はただ、黙って歩き続けました。 傘ないし! ま、幸い、この “世界旅行” も最終盤だったので、最小限の被害で、ずぶ濡れになる程度で何とかなったんっすが、とまあそんなことで、東武ワールドスクウェアは、以上っす。 あ、今さらなんっすが、( 前回 までの粗筋) オムライスを食った。 それを含めて所要時間は2時間くらい。 楽しかったっす♪
んなことで、本日の宿泊地へ。 1駅だけ電車に乗って鬼怒川温泉駅へ。 着きました。 駅前には鬼がいました。 転車台 もありました。 SL大樹 の転車の時間が書いてあったんっすが、さっぱりだったので、台だけ撮りました。 で、この日の宿は ふれあい橋 のすぐ近くなので、そっちのほうへ歩いて行きました。 宿は橋を渡る手前だったんっすが、せっかくなので階段を降りて、橋の上から川を眺めました。 で、振り返って、 “鬼” を激写。 満足したので宿にチェックイン。 雨はいつの間にか止んでました。 明日も終日、雨の予報なんっすが、果たしてどうなることやら…。 それはそうと台風10号(サンサン)。 桑名、直撃!? …と思ったら、予想が新しくなる度に、進路が東寄りになったり、西寄りになったり。 ほとんど、予想の意味がねぇ! そのうち、「予想はよそう。」 と言い出すに違いありませんが、とまあそんなことで、この続きはまた、次回☆
んなことで、今日はグラント・グリーンっす。 いいっすよね、 グリーン・グリーン 。 まるで五月みどりのような、明るくて爽やかな歌っすよね。 …と、子供の頃は思っていたんっすが、改めて歌詞を見直してみると、何これ。 重くね? えーと、Wikipedia 。 (前略) 通常、小学生の唱歌としては3番までの比較的明るい(軽い)歌詞内容の部分までしか紹介されないが、全部で7番まで歌詞があり、4番目以降から歌詞内容が急に重くなる。NHK『みんなのうた』の版(編曲:小森昭宏)では歌詞番号が進むにつれ半音ずつ高く転調(移調)してゆき、歌詞内容と裏腹に前向きな雰囲気をかもし出す。遅かれ早かれどうにもならない「死」が不可避であるという現実にめげず精一杯生きて行こうという応援歌であるとの解釈が一般的である。 遅かれ早かれどうにもならない 「死」 が不可避であるという現実。 それがマジだとすれば、海は死にますか? 山は死にますか? 風はどうですか? 空もそうですか? (中略) みんな〜、逝くのですか〜♪ 「防人の詩」 by さだまさし。 で、グラント・グリーン。 こちらも Wikipedia 。 グラントは死にますか? グリーンは死にますか? はい、逝ってしまいました。 43歳没。 え? めっちゃ早死にしちゃったんっすな。 しなやかでルーズ、かすかにブルージーで、正しくグルービー。 見事なグリーン評っすな。 まるで 伊集院健 のような。 豪にして優! 静にして動! で、グリーン。
・ペンタトニック・スケールを主体としたアプローチも得意とした。
・ゴスペルに影響を受けているため、同じフレーズを延々と繰り返し、ソロを盛り上げる手法を多用した。
・シングル・ノート(単音)を主体にプレイした。
ペンタトニック・スケールというのが何なのか、よく分からないんっすが、五音音階(ごおんおんかい)は、1オクターブに5つの音が含まれる音階のこと。ペンタトニックスケールとも呼ばれる。スコットランド民謡(スコットランド音楽)などにあらわれる。日本の民謡や演歌にみられるヨナ抜き音階、および琉球音階も五音音階の一つである。 へぇ〜。 今まで、そんな耳でグリーンのソロを聞いたことがなかったんっすが、要注目! …っすな。 で、2番目と3番目はグリーンを特徴づけるスタイルとして、有名。 ホーン・ライク( ← 管楽器っぽい) なので、ジャズ・ギターがあまり好きではない僕でも、好意的に聞くことが出来たりするんっすが、今日はそんなグリーンの 『ストリート・オブ・ドリームズ』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 こんな有名盤が、今まで手付かずだったのが、ちょっと以外なんっすが、普通の名盤ガイドには載らないような “隠れ名盤” を取り上げる。 …というのが、このコーナーのコンセプトっすからね。 ま、連載1,596回ともなると、そうも言ってられないんっすが、1960年代前半は、主にビバップ・スタイルでプレイした。 (中略) 1960年代末から1970年代にかけては、ファンキーなプレイが聴ける。 実はこの人、モーダル = 新主流派っぽいのも、イケる口だったりします。 本作もその口だったりして、新主流派を代表するヴァイブ奏者であるボビー・ハッチャーソンと、オルガンのコルトレーンの異名を持つラリー・ヤング、そして、コルトレーンと長く活動を共にしたエルビン・ジョーンズ。 そんな面子で構成されております。 演目はA面・B面、それぞれ2曲ずつ。 気合い、入ってるな! …と、ちょっぴり身構えてしまうんっすが、その実、何ともレイジーな仕上がりだったりして、ある意味、異色作と言っていいかも知れません。 何よりこれ、ジャケットがカッコええ♪ 中身を度外視しても購買意欲をソソられてしまうんっすが、一応、中身についても簡単に触れておきましょう。
んなことで、1曲目、 「アイ・ウィッシュ・ユー・ラブ」 。 シャルル・トレネという人が作ったシャンソンらしいっす。 バドミントンしてたら羽根が屋根に引っ掛かって、ああん、シャトル、取れねぇ。 そんな情景を歌い込んだ人名でありますな。 やあ首つりだ、ガハハハ 。 これはバドミントンではなく、羽根つきっすか。 いずれにしろ、ジャイ子、酷ぇぇぇぇ…。 こんなだから将来、結婚して貰えないんだ! そう、思わずにはいられませんが、ま、静香ちゃんもこのシーン以外では、けっこう鬼畜だったりするんっすけど。 で、曲のほうはアレっす。 根がシャンソンだけに、オシャンティーな感じ。 モーダルなオルガンのイントロに続いて、グリーンのギターがテーマを提示して、で、そこにクールなボビ・ハチのヴァイブが絡む…と。 いやあ、 “ベルサイユのばら” ごっこが捗りますな、こりゃ。 「アンドレ!」 「オスカル!」 「 ・・・・・・ 。 」 「 ・・・・・・ 。」( ← 捗ってる) で、そのままグリーンのソロへと流れていきます。 とってもペンタトニック・スケールっす。 いや、よく分からんのっすが、シングル・トーンでホーン・ライクなのは間違いないっす。 同じフレーズを延々と繰り返し、ソロを盛り上げる…も、そこそこ聞かれて、で、ラリー・ヤングのソロにスイッチ。 この人のオルガンは泥臭くなくて、都会派アーバンなパリジャンじゃん。 そんな雰囲気が感じられて、いいな♪ …っと。 でもって、テーマに戻って、最後はギターが同じフレーズを繰り返しつつ、フェイドアウトして、おしまい。 9分を超える演奏なんっすが、まったく長さを感じさせない緊張感が最後まで持続していて、 いやあ、よかったっす。
で、次。 「レイジー・アフタヌーン」 。 作者のところには John La Latouche, Jerome Moross、2人の名前がクレジットされているんっすが、その素性は謎に包まれております。( ← 調べるの、めんどい。) で、これはアレっす。 「気怠い午後」 の極み。 物憂げに、どこまでも下降し続けているかのように錯覚させるテーマの旋律は、まるで墜ちていく人妻を見ているよう。 不倫の相手は 桂小枝 っすかね? 「プリンはあかん」 変態性癖に大阪のオバちゃん反発。 たとえ、大阪のオバちゃんに嫌われようと、アタイ、この “純愛” を貫くから! いやあ、昭和な人妻っすな。 墜ちて…じゃなく、落ちてということなら、インゲルに踏まれたパン にも当てはまるんっすが、で、演奏のほうはアレっす。 ギター → ヴァイブ → ギターの順で気怠くテーマが演奏されて、でもって、ソロ先発はグリーン。 とってもグリーン姉さんっぽいっす。 何か、「検索してはいけない言葉」 に、そんなのありましたよね。 グロい画像が出てくるんだったか。 とっても気怠く、シングル・トーンでペンタトニック・スケールなプレイが繰り広げられて、で、続いてボビ・ハチのソロが登場。 クールで、いいっす。 でもって、気怠いテーマに戻って、最後はギターが同じようなフレーズを繰り返しつつ、フェイドアウトして、おしまい。 いやあ、レイジーっした。
で、次。 アルバム・タイトル曲の 「ストリート・オブ・ドリームス」 。 ビクター・ヤング作なんっすな。 「夢のストリート」 というと、「路上の伝説」 みたいな? 僕は12歳です。 小さなきっかけからでも自分でやると決めたら沢山練習を積み重ね大きい舞台に自らのしあがる。 そういうことが大切という事に気付かされました。 しっかりとした感想でありますな。 君の未来(みらい)はきっと、明るい。 第2の未来(みくる)目指して、がんばえー! ( ← 他人事。) で、演奏のほうはアレっす。 ゆったりとしたテンポで、レイジーな雰囲気。 前曲同様、ギターとヴァイブのソロを存分に堪能できるゾ…っと。 プラスして、ラリ・ヤンのソロがフィーチャーされているのが、いいっすな。 この人、根はただのアーシーで泥臭い、ソウル系のオルガン弾きだったのに、よくこのスタイルに辿り着きましたよね。 “オルガンのコルトレーン” と呼ばれるのが本人的に嬉しいかどうかはともかくとして、ま、恐らくそう呼んでいるのは日本人だけなんでしょうけど。 で、その後、再びグリーンが出て来て、さっきよりもかなり濃いプレイをカマしてくれたりします。 このアルバム、全般的に “緩い” よね。 …という印象だったんっすが、聞き直してみると、この部分はかなり気合いが入っていた事が判明して、さすがはアルバム・タイトル曲やな…と。
んなことで、ラストっす。 全4曲だと勝負が早くていいっんっすが、 「サムホエア・イン・ザ・ナイト」 。 作者として Billy May, Milt Raskin という2人の名前がクレジットされているんっすが、詳細は不明っす。 「Naked City」 というテレビ番組の主題歌? …らしいんっすが、んーと、 これ ? アメリカ人、カッコいいっすなぁ。 英語しゃべってますもんね。 英語がしゃべれるというだけで尊敬してしまうんっすが、ま、中には関西弁をしゃべる外人さんとかもいるんっすけど。 これ とか。 信じられへん…。 これ、ナイトスクープの小ネタ集でやってましたよね。 昔は動画が上がっていたような気がするんっすが、もしかして消された? 桂小枝が出てましたからね。 変態性癖で大阪のオバちゃんの反発を食らったら、もう表舞台には出て来られないかと。 「プリン不倫」 とか、大阪のオバちゃん、めっちゃ喜びそうな気もするんっすけど。 で、曲のほうはアレっす。 何気に美メロっす。 演奏のほうはアレっす。 レイジーっす。 モーダルなオルガンのイントロに続いて、ギターとヴァイブのユニゾンでテーマが演奏され、で、ソロ・パートは グリーン → ハッチャーソン → ラリー・ヤング → グリーン(再び)の順。 いずれも極めて良好で、でもって、テーマに戻って、今日のところは以上っす。
【総合評価】 ギターとオルガンの組み合わせなのに、泥臭さが皆無なのは、やはりボビー・ハッチャーソンの参加が大きいかと。 無論、グラント・グリーンとラリー・ラングの “キャラ変” も大きいんっすけど。 全編、かいだるいようなテンポ設定なのに最後までダレないのは、何気にエルビン・ジョーンズの功績が大きいかも知れず、この4者を集結させたのは英断であったな…と。 英断は、エエでんなぁ。 そんな1枚だったりして、オススメ☆