COMMITMENT (A&M)

JIM HALL (1976/6/1,10,11,21,22,7/1)

COMMITMENT ←click!!


【パーソネル】

JIM HALL (g) ART FARMER (flh) <#1,3,8>
TOMMY FLANAGAN (g) <#1,3,6,8> DON THOMPSON (p) <#2> RON CARTER (b) <#1,3,8>
ALLAN GANLEY (ds) <#1,3,8> TERRY CLARKE (ds) <#7> EROLL BENNETT (perc) <#3>
JOAN LA BARBARA (vo) <#3> JANE HALL (vo) <#5>
【収録曲】

(01-02) WALK SOFT / ONE MORNING IN MAY
(03-04) LAMENT FOR A FALLEN MATADOR (BASED ON "ADAGIO IN G MINOR") / DOWN THE LINE
(05-08) WHEN I FALL IN LOVE / MY ONE AND ONLY LOVE / BERMUDA BYE BYE / INDIAN SUMMER
【解説】 ( 2024年11月17日更新 / 連載 1,606回 )

 わりと評価が高いみたいっすな、『アイミタガイ』 。 予告編には、おお、どっかの学校が! レストランRocca が! 寺町が! どっかの民家が! 川を渡る近鉄が! これ、ずーっと揖斐・長良川の橋だと思い込んでいたんっすが、町屋川橋梁 だったんっすな。 アーバンライナー21000系。前パンがたまりません。 一瞬、え、パンツ? …と思ってしまったんっすが、あ、パンタグラフっすか…。 “撮り鉄” って、よく分からんものにコーフンするんっすな。 …と、思ったら。 前パン(まえぱん)しかしながら、前パンは構図を取るのが難しいことから撮り鉄の間でもあまり好意的には扱われていないきらいがあり、前パンが減って残念だといった意見はあまり聞かないのは事実である。 え、そうなん? どうやら、この昭和の鉄道愛好家が特殊な性癖の持ち主っぽいんっすが、で、おお! 旧・桑名駅と桑栄メイトを繋ぐところが! 最後、桑名の夜景の空撮が出てくるんっすが、けっこう都会っぽい…ように見えなくもない気がしないでもありません。 いずれにしろ、公開から2週間ほど立った時点で、評価 4.6 は、けっこう凄いかも? 『クハナ!』も、出だしは順調だったんっすよね。 Yahoo! の映画のレビューのランキングで1位になっていて、おお、凄ぇぇぇ! …と思ったら、誰も見ていない時点で、関係者が 「☆☆☆☆☆」 のレビューを投稿しまくった結果だったようで、日が経つにつれて、どんどん数字が下がっていって、最終的に「3」を切りました。 ま、妥当な線かな…と。 地元贔屓と、ジャズという素材、それに女子小学生役の “クハナキッズ” が可愛い♪ それらの要素を加味して、ま、3.9点くらいがいいところ。 民謡を素材にした “クハナオッサン” しか出て来ない映画だったら、2.7点。 これがもし、四日市を舞台にした 『ヨツカイチ!』 とか、鈴鹿を舞台にした 『スヅカ!』 とか、津を舞台にした 『ツ!』 とかだったら、1.3点。 それくらい不出来な作品でありました。 誰が悪いのかと言うと、これはもう、監督と脚本の 秦建日子 が悪い! …としか。 建日子(たけひこ)って、読めねぇし! いや、読めるのは読めるんっすが、何故、こんな変な漢字? オッサンなのに 「○○子」 って、小野妹子以来の暴挙なんっすが、1968年1月8日生まれって、若造じゃん! 僕より2ヶ月と11日くらい若いじゃん! そもそも、学研の 『ムー』 の総力特集でも、秦氏(はたうじ? はたし?)が出てくる回は大ハズレなので、察するべきでありましたが、ちなみに 2024年12月号アメリカ極秘UFO計画 「レガシープログラム」の謎。 それよりも、 ポルターガイスト現象が頻発する東京は三軒茶屋にある心霊ビルの横澤・プロダクション。そこに現れる幽霊の「てっちゃん」は、これまでに数々の予言を的中させてきた。 こっちのほうが気になるんっすが、名前からして、鉄オタっぽいし。 まもなく、14番線に到着する列車は 「のぞみ454号」、東京行きであろう。 そんな予言をして、おおっ、本当に 「のぞみ454号」が来たぁぁぁぁ! てっちゃん、凄ぇぇぇぇ!

 で、 『アイミタガイ』 。 わりと評価が高いからと言って、黒木華(敬称略)の 「なが餅発言」 を許したワケじゃないから! えーと、前回 参照なんっすが、ま、悪気があったワケではないと思うんっすけどね。 ただ、記憶力がちょっとヤバいだけで。 レモン色とメロン色を間違えて覚えていたみたいだし。 んーと、ここ 参照。 「出発進行」 セレモニーの後はイオンシネマ桑名で開催された「アイミタガイ」の試写会の舞台挨拶に登壇。黒木さんが「レモン色の美味しい飲み物を飲んだけど名前が思い出せない」と話しました。その後黒木さんに花束贈呈した桑名市の伊藤市長が「それはレモン色ではなく、メロン色では?スマックではないですか?」と尋ね、「そうです!」と黒木さんが納得した表情に。 メロンとレモンを間違えるとか、致命的やん! 言うほど、命にかかわるか? そう、思った人がいるかも知れませんが、麻原彰晃の大好物として知られるメロン。 もし、間違えて尊師にレモンを出しちゃったりしたら? 「食後のデザートには尊師の大好物を用意しました!」 「おう、これこれ。 こうやって、くし切りにして、スプーンですくって、おくちの中に入れると…。 すっぱ! これ、レモンやないかーい!」 ポア、不可避。 桑名市長から大量に差し入れられた、安永餅 。 華(はる)ちゃんは恐らく、名前を覚えられなかったんでしょうな。 あの三重の長い餅、何て名前だっけ? で、「三重 長い餅」でググったところ、「もしかして : なが餅」 と出て来て、あ、そうです! 違う、そうじゃない! で、えーと、前回、福山城博物館を見学した。 そこまで話が進んでいたかと思いますが、天守閣の上から下界を見下ろしたら、何やら洋館と和館がペアになった建造物が見えたので、そこに行ってみることにしました。


< 福 寿 会 館 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 福寿会館 って言うんっすな。 名前、ダサっ! そこまで話が進んでいたかと。 七福神の一員である福禄寿とかも出て来ましたよね。 福禄寿じゃない “福寿” とか、ピーピーピー、ピーピーピー、ピーピーピー、ピーピーピー♪ そんな気がしないでもないんっすが、あ、今の部分は 長渕剛 で。 福禄寿じゃない “福寿” とか、ろくなもんじゃねえ。 それを言いたかったんっすが、行ってみたら、全然ろくなもんじゃねえ事はなく、普通に「ろく」であるな…と。  中に入ろうとしたら、入口のところにいたお姉さんに 「ご予約の方ですかぁ?」 と聞かれて、あ、いや、別に、そういうものでは…。 何やら講演会のようなものをやっていて、それに参加するには予約が必要であるっぽいんっすよね。 あ、いや、別に、そういうのじゃなくて、天守閣から下を見たら、何やらよさげな洋館のようなものがあったので、あの、その…。 とりあえず、外から見る分には問題ないっぽいので、その辺をうろうろさせて貰うことにしたんっすが、洋館は意外と地味でした。 何か、普通の民家っぽい…。 瓦葺き急勾配の切妻屋根で、外壁はモルタル造りとなっており、ヴェネチアルネッサンス風擬似窓装飾や柱の装飾などが特徴的で、昭和初期の洋式建築の様相を示している。 そういうアレみたいなんっすが、切妻って、ちょっと微妙っすよね。 「切り干し大根の炊いたん」 が得意な糟糠の妻っぽくて。 切り干し大根、嫌いなんじゃああああ! 干し椎茸と同じく、干したことによって大根の “うまみ” が凝縮した結果、「過ぎたるは及ばざるがごとし」 で、 “うまみ” が “まずみ” に変貌しちゃってるんじゃああああ! 切り干し大根、おから、ひじき。 この3つが、個人的 「世界3大・ぜんぜん嬉しくない和総菜」 だったりするんっすが、で、外壁はモルタルっすかぁ。 こちらもまた、不人気っすよね。 「誰か、モルタル欲しい人〜?」「・・・・・ 。」「・・・・・ 。」「・・・・・ 。」 「誰もおらんのか。 しゃあない、オレがモルタル、貰ろたるわ〜。」 それくらい、誰も貰ってくれなさそう。 ま、僕の勝手なイメージで、左官屋には大人気だったりするのかも知れませんが、で、(写真・上から2枚目)。 天守閣の上からこちらがよく見えたように、こちらからは天守閣がよく見えます。 ん? 福山城って、白くなかったっけ? そう、思われたかも知れませんが、これ 。 そう、北面にだけ鉄板が貼られているので、北側だけ黒いんっすよね。 どうせなら、青龍・白虎・朱雀・玄武で、4面を青・白・赤・黒で塗り分けたら、もの凄く趣味の悪い城になって、よかったのに。 そんな気がしないでもないんっすが、ちなみに 神戸屋の4食パン は、白・黄・黒・赤。 それぞれ、つぶあん・クリーム・チョコ・イチゴジャムなんっすな。 ん? つぶあん、黒いじゃん! 黒・クリーム色・黒・赤の3食パンじゃん! 明らかに景品表示法違反。 何故、「白あん」 にしなかった? 不人気だから。 恐らく、そういう理由だと思うんっすが、じゃ、「白」 は “生クリーム” にして、今の “クリーム” を青い何かにすればいいじゃん! 例えば、んーと、カブトガニの血 とか。 “白あん” 以上に不人気なフレーバーになりそうなんっすが、血って、血なまぐさいんじゃああああ! で、他には日本庭園やら、日本ぽい家やら。 無料(ただ)なのに、なかなか充実していたんっすが、で、次。

 福山にはいくつか美術館・博物館の類いがあったりるすんっすが、んーと、 ここ とか。 自動車と時計以外に、ろう人形なんかもあるみたいなんっすが、自動車はクラシックカーが中心っぽいっすな。 スーパーカーブーム のど真ん中世代なので、そっち系なら駅から12分歩いてでも見に行く価値はあるんっすが、 クラシックカーは、さほど…。 ろう人形は 伊豆 にいけば、いつでも見られるし。 いつ潰れても不思議ではない感が漂っているんっすが、全てが等身大ですので髪の毛、髭などは人毛を使用しています。 うわ、髪の毛、伸びてそう…。 散髪代がかさんで経営を圧迫しないことを願わずにはいられませんが、また、マリリン・モンローと7人の仲間たちも、観覧者を楽しませてくれます。 もし、このマリリンが 「おさわり可」 なら、観覧者…というか、揉み者は、それなりに楽しめそうなんっすが、あ、でも、ろう人形なんっすよね? 揉んでも固くて、楽しませてくれなさそう…。 シリコン人形美術館に替えたほうがいいような気もするんっすが、で、ふくやま美術館 。 ここなら、お城からも近いし、展示内容によっては、覗いてみてもいいかも? んーと、 特別展「ふくやまの仏さま ―国宝明王院本堂本尊33年ぶり特別公開記念」 。 個人的に仏像は好きでも嫌いでもなく、普通なんっすが、33年ぶり特別公開となると、ちょっとソソられますよね。 見ないと特別に後悔しちゃいそう。 次回が33年後だとすると、さば君89歳。 自分が仏様になっちゃてる可能性も…。 が、※国宝明王院本堂本尊「十一面観音立像」(重要文化財)は後期展示(2024年11月12日(火)〜12月15日(日))の公開になります。 国宝なのか、重要文化財なのか、はっきりしろ! そう、言いたくなるんっすが、国宝である明王院本堂の本尊である「十一面観音立像」(重要文化財)。 そういうことなのではないかと思われ、あー、ただの重要文化財かぁ。 国宝に比べると、格落ちっすよね。 しかも、僕が行ったのは10月26日の “前期展示” なので、コイツはまだ展示されてないっぽいし。 美術館の入口も、何だか入りにくいオーラが漂っていたし、 もうひとつの 広島県立歴史博物館 のほうにするかぁ。


< 広島県立歴史博物館 (特別展) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、入館。 秋の特別展・源氏物語の世界展 というのをやってました。 僕の “源氏” に対する立ち位置は、平家と源氏なら断然、平家贔屓。 『平家物語』 、最高♪ 『源氏物語』 、まったく興味なし。 あ、でも、源氏パイ、美味ぇ♪ そんな感じなので、この展示にあまり多くは期待していなかったんっすが、覗いてみたら、意外と楽しかったっす。 「おさわり不可」 だったんっすが、ろう人形(?) の平安美人が♪ (写真・いちばん上) とか、 こんなの “平安美人” じゃない! ただの “美人” じゃん! で、(写真・上から2番目) とか (写真・ちょうど真ん中)は、家? 宮中? …の様子を外から覗き見するような形なので、民家を盗撮しているような背徳感を味わうことが出来ます。 こちらはちゃんと、みんな “平安美人” っぽいし。 冬の特別展では是非、ドラえもんの世界展(しずかちゃんの家) を希望♪ で、残りの2枚は、『源氏物語』第7帖「紅葉賀」の一場面を1/4で再現した模型。 これっすかね? 華やかな平安絵巻。 ああ、 源氏巻 、食いてぇ!


< 広島県立歴史博物館 (常設展示) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いて 常設展示 。 前半は、ま、よくある歴史博物館やな。 そんな感じの展示だったんっすが、草戸千軒展示室「よみがえる草戸千軒」 。 これが凄かったっす。 草戸千軒って、何や? よく分からなくて、期待度はゼロだったんっすが、屋内なのに、まるで外にいるみたい。 うまく作られてます。 タイムトリップしちゃったような、異世界に紛れ込んでしまったような、何か不思議な感覚で、凄ぇぇぇぇ! ま、結局、「草戸千軒」 が何なのかはよく分からなかったんっすが、とまあそんなことで、福山駅の北側エリア散策は、以上。 この後、バスに乗って、鞆の浦に向かうんっすが、この続きはまた、次回☆

 んなことで、今日はジム・ホールっす。 お、メジャーっすな。 詳しい経歴は Wikipedia 参照なんっすが、名前が知られている割に、リーダー作は 『アランフェス協奏曲』 くらいしか、あらんフェス。 そんなキャラだったりしますよね。 このコーナーでも、これこれ 。 2枚しか取り上げていなかったりするんっすが、ギターとベースのデュオとか、苦行以外の何物でもないでおじゃるな。 そう、公卿も苦言を呈しておりました。 ジャケ絵を書くのが簡単そう。 ただ、それだけの理由で選ばれたとしか思えません。 その点、もう1枚の 『ジャズ・ギター』 のほうは、こんな面倒臭そうなジャケット、よく書く気になったな…と。 かなり適当な出来ではあるんっすが、で、前半は高松への旅行ネタでありますか。 ホテルのレストランでランチに食べた 「何とかに鶏のレバーをどうこうしたやつ」 の “まずみ” が蘇ってきちゃいましたが、肝とか、キモいんじゃあああああ! スキーでコケて脚の骨を折って手術した日の夜、激痛に襲われてナースコールを押したのに、キモっちゃん、何もしてくれなかったし! 看護師仲間から「キモっちゃん」と呼ばれていたんっすが、恐らく、木元(きもと)という名字だったんでしょうな。 肝に対する恨みが一層増した夜でありましたが、で、今回はそんなジム・ホールの 『コミットメント』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 1976年のA&M盤。 常に断固たる姿勢で芸術性を支持し、それまで聴いたことのないような素晴らしい音楽を数多くリリースし続けてきた、世界屈指のレコード・レーベルを、我々はここで称えようと思う。そのレーベルとはA&M。ハーブ・アルパートとジェリー・モスが1962年に創設し、ポップ、ロック、ソウル、そしてジャズ史上に残る名作を数多く産出してきた。 そう、ここ に書かれているんっすが、ジム・ホールのこれは、必聴アルバム20選には選ばれておりません。 必ず聴く必要はなさそうなんっすが、サイドマンにアート・ファーマーや、トミー・フラナガンの名前があったりして、中身には期待が持てそう。 ジャケ絵を書くのも簡単そうだし。 ちなみに日本では原タイトルではなく、『哀愁のマタドール』 という名前で売られているようなんっすが、日本人は哀愁と、人形(ドール)と、股(また)が好きっすからね。 日本人を釣るには、いい戦略かと思うんっすが、とまあそんなこんなで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 まずは1曲目、ジム・ホールのオリジナルで、 「ウォーク・ソフト」 。 ここで一句。 夕食で 魚(うお)食う祖父と 絶縁す。 魚(さかな)、嫌いなんじゃああああ!  ま、爺ィが魚好きなら、勝手に食わせておけばいいような気もするんっすが、近くで嫌いなものを食われるのが嫌だったんでしょうな。 魚臭いんじゃああああ! で、曲のほうは、そんな殺伐とした食卓の風景とは裏腹に、クールで知的でモーダルな、哀愁味を帯びた佳曲だったりするんっすが、アート・ファーマーのフリューゲルホーンと、ジム・ホールのギターと、トミ・フラのピアノの絡みが絶妙。 いいっすよね、フリューゲルホーン。 海老は死んでも、フリューゲルホーンの私は、オランダの空に否定的だった。 そう、フリューゲルホーンを否定する人もいるんっすが、中低音の優しい響きが、たまらんっ♪ よくよく考えたら、オランダの空が否定されているだけで、フリューゲルホーンは否定する側だったりするんっすが、ちなみにこの一節は山下洋輔のエッセイだか、小説だかに出て来たもの。 AB CDE FGH I J KLM NO を日本語に訳したものでありますな。 フリューゲルホーンの略称は(flh)が普通なんっすが、ま、細かいことを言うのは野暮っすっよね。 “J” はどこにいった? …とか。 “KLM” は これ『驚異の世界』を見ていた世代なら、余裕。 サバ家では概ね、この番組は好意的に見られていたんっすが、「クストーの海底世界」 だけは否定的でしたな。 魚(さかな)、つまらんのじゃああああ! で、演奏のほうは、テーマに続いて、ギター・ソロが登場。 シングル・トーン中心で、ウォームでクールな弾きっぷりで、いいと思います。 ウォームとクールは両立するのか? そう、疑問に思われた人もいるかも知れませんが、甘辛いとか、甘じょっぱいとか、すっぱムーチョとか、あるやろ! あ、自分の発言を否定させて、ついホットになってしまいましたが、で、続いてファーマーのフリューゲル・ソロ。 絶妙っす。 このオッサン、顔が水野晴郎に似ているのに、やるやん! ちなみに Google で 「アート・ファーマー 水野晴郎」 で画像検索すると、最初の3つがウチのサイトのジャケ絵だったりするんっすが、もしかして、似ていると思っているのは僕だけだったりするとか? これ なんか、晴郎 だと思うんっすけどねー。 で、その後、トミ・フラのピアノが登場するんっすが、これまた絶妙。 この人、欠点がないっすよね。 強いて言えば、トミ・フラの…と入力しようとすると、トミ・富良野と変換されて、ちょっとウザいくらい。 玉を転がすような珠玉のソロを聞かせてくれて、で、続いてはベースのピチカート・ソロ。 意外と悪くなかったりするんっすが、誰なのかと思ったら、ロン・カーター。 流石としか。 でもって、イケてるテーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。

 で、次。 「ワン・モーニング・イン・メイ」 「5月のある朝」 はミッチェル Parishによる歌詞を持つ1933年の伝統的なポピュラー・ソングとホギー・カーマイケルによる音楽です…だそうっす。 いましたよね、パリッシュ。 ヤクルト・スワローズの助っ人っすよね。 ワニを食うんっすよね。 んーと、 これ 。 おお、落合博満! ラルフ・ブライアント! ブーマー! クロマティ! この年の外人、凄ぇぇぇ! その中に割って入る落合も凄ぇぇぇ! で、入団会見のとき、好きな食べものを訊かれて 「ワニの肉だ」 と答えてしまったことから "ワニ男" としてその名を轟かせることになったパリッシュ。(中略) しかし、その素顔は心優しきヤンキーそのもの。 え、そうなん? こんな感じ ? もしかして、このヤンキーとは違うかも知れないし、そもそも、この歌を作詞したのは、このパリッシュとは違うのかも知れませんが、で、作曲はホーギー・カーマイケル。 「スターダスト」 の人っすな。 聞いてみたら、よく知らん曲だったりしたんっすが、で、演奏はというと、ギターとピアノのデュオ。 ちょっぴり苦行モードではあるんっすが、トミ・フラのプレイがいいので、何とか乗り切れました。 …と思ったら、この曲のピアノはドン・トンプソンという人なんっすな。 ちょっぴり苦行モードではあるんっすが、ドン・トンのプレイがいいので、何とか乗り切れました。 こっそり直しておけば、誰も僕の間違いには気付かないのではなかろうかと。

 で、次。 「ラメント・フォー・ア・フォーレン・マタドール」 。 これがいわゆる 「哀愁のマタドール」なんっすが、 (BASED ON "ADAGIO IN G MINOR") を含めて本格翻訳10すると、「倒れた闘牛士 (「ト短調におけるアダージョ」に基づきます) を嘆き悲しんでください」 。 なるほど、Gマイナーは、ト短調なんっすな。 意外と音楽の素養、あるやん♪ 補足すると、クラシックの ”アルビノーニのアダージョ” をジャズにアレンジしたもので、言うまでもなく ”アランフェス協奏曲” の路線です…だ、そうっす。 ソースは ここジム、アート・ファーマー、ロン・カーター、ドン・セベスキーのCTIではお馴染みのメンバーを中心に演奏しています。クラシックとジャズの融合の王道とも言える演奏はとても美しいです。ジムの落ち着いて朴訥とした演奏と抒情的なアート・ファーマー、そして彼らをバックアップするベースのロン・カーター、このアルバム一番の聴きどころです…だ、そうっす。 ちなみにドン・セベスキーはアレンジ担当。 クラシックカー同様、個人的にクラシック音楽もあまり好きではなかったりするんっすが、ジャズ化しちゃえば、ぜんぜん大丈夫。 ファーマーの吹く(flh)が、これぞ哀愁といった感じだし、そこに絡むジム・ホールのギターも絶妙。 何気に背後で 「あ〜あ〜あ〜あ〜♪」と歌っているギャルもいますな。 長渕剛にピーピー歌われるよりは、全然いいんっすが、いや、アレはアレで別にいいんっすが、この曲調には合わないし。 で、その後、トミ・フラのドラマチックなピアノのパートを挟んで、で、ソロ先発はアート・ファーマー。 たまらんっ♪ 続くジム・ホールとトミ・フラも存分に持ち味を発揮していて、たまらんっ♪ でもって、テーマに戻って、おしまい。 11分47秒という長めの演奏なんっすが、最後まで飽きさせることなく、たまらんっ♪ このアルバム一番の聴きどころです…と言う主張も、ごもっともだし、アルバムのタイトルを 『哀愁のマタドール』 にしちゃったのも、納得。

 で、次。 「ダウン・ザ・ライン」 はジム・ホールの自作曲。 ジム・ホールのソロ演奏で、ジムがエレクトリックとアコースティックをオーバーダビングした演奏です。右がアコギ、左がエレクトリックです…だ、そうっす。 意欲作なのは認めるんっすが、個人的には、ちょっと…。 でもまあ、「伊代臭く」よりはマシだと思って、諦めるしか…。 「伊代、臭くないし!」 松本伊代に叱られそうなんっすが、松本伊代58歳 「お風呂嫌い、だいぶ臭う」 衝撃告白 。 いや、臭いじゃん! で、次。 「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」 ジェーン・ホールという人のボーカル入りっす。 ジム・ホールの奥さんらしいっす。 別に名のある歌手というワケではなさそうなので、公私混同もいいところなんっすが、別に下手ではないので、ま、いっかぁ…と。 ちょっぴりハスキー・ボイスで、甘ったれた歌い方で、可愛いし。 ギターだけをバックに、夫婦水入らず。殺鼠剤は、猫イラズ 。 ちなみに殺鼠剤(さっそざい)っす。 殺ちゅう剤 ではありません。 ついでに言うと、ねずみちゅう鉄 は、ねずみがチュウと鳴く鉄ではなく、ねずみ色をした鋳鉄なので、そこんとこ、ヨロシク! で、次。 「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」 。 日本人好みの歌物ナンバーが続きますが、ちなみにこのタイトル、「マイ・ワン、そして、オンリーなラブ」 ではなく、「私の、ワン・アンド・オンリーな、ラブ」 なので、そこんとこ、ヨロシク! ちなみに本格翻訳10だと、「私の唯一無二の愛情」 となります。 おお、合ってるじゃん! 何でもいいけど、本格翻訳と打とうとすると、いつも間違えて 「翻訳コンニャク」 と打ちそうになっちゃうんっすが、で、演奏のほうはアレっす。 トミー・フラナガンとのデュオです。原曲に忠実な演奏で非常に美しいジャズ・バラードです…だ、そうっす。 デュオ、好きっすな…。 ま、非常に美しいジャズ・バラードだから、いいんっすけど。 で、次。 ジム・ホールのオリジナルで、 「バミューダ・バイ・バイ」 。 バミューダというと、アレっすよね。 魔のバミューダ・トライアングル 。 子供の頃に読んだ本がトラウマになっていて、未だにバルミューダのトースターというと、パンが謎に消失しそう…。 そんな恐怖に囚われてしまうんっすが、演奏のほうはアレっす。 ドラムのテリー・クラークとのデュオです、ちょっとお洒落なカリプソです…だ、そうっす。 デュオ、好きっすな…。 何でもいいけど、テリー・クラークって、クラーク・テリーのパチモンみたいなドラマーが実存したんっすな。 テリー・クラークにしろ、クラーク・テリーにしろ、照り焼きが好きそう。 そんなイメージしかなかったりするんっすが、いや、照りというだけで、焼いているとも、好きとも、嫌いとも、何とも言ってないんっすけど。 テリー・クラークでググると、 このネーチャン が出て来たりするんっすが、こちらは TERRI CLARK なのでより一層、照り焼きが好きそう感が強いっすよね。 いや、照りというだけで、焼いているとも、好きとも、嫌いとも、何とも言ってないんっすけど。 いずれにしろ、ギターとドラムスのデュオなので、いくらちょっとお洒落なカリプソと言っても、若干の苦行感は拭えないんっすが、ま、耐えられない程ではないので、黙って耐えて貰うしか…。

 んなことで、ラストっす。 「インディアン・サマー」 。 ドン・セベスキーのアレンジで1曲目と同じくジム、トミー・フラナガン、アート・ファーマー、ロン・カーター、テリー・クラークによる演奏です。ちなみにタイトルの ”インディアン・サマー” は秋ないし初冬に,晴天が続き,日中は高温,夜間は冷えこむ特異な期間をいい、日本の ”小春日和” に相当します。そんな雰囲気を感じさせる曲です…だ、そうっす。 いいっすよね、小春。 この飴 、好きでした。 小春ちゃんと猫、可愛ぇぇ♪ 小梅とかわいい従姉妹たち 。 16歳 おしゃまで明るい性格。 好きな北海道の地名は、長万部(おしゃまんべ)。 そういうキャラだったんっすな。 ちなみに、おしゃまなテロリストとしては、オシャマ・ビン・ラディンが有名なんっすが、で、演奏のほうは、アレっす。 哀愁っす。 ファーマーの(flh)が、たまらんっ♪ トミ・富良野…いや、トミ・フラのピアノもたまらんし、1980年から2001年にかけて国際オリンピック委員会(IOC)の会長を務めたのは サマランチ ♪ サマランチ会長が好きなのは、お子様ランチ。 よく知られた逸話なんっすが、「お食事は会長の大好物を用意しました!」 「おう、これこれ。 前身は1960年6月に結成のファンキーガイズというボーイズ物であった。結成時のメンバーは5人でのちに4人となった。 メンバーはリーダー長田あつし、宮路おさむ、尾田まもる、戸沢清の4人で…って、これ、殿様キングスやないかーい!」  “様” と “ン” しか合ってないような気もするんっすが、今日のところは以上っす。

【総合評価】 アート・ファーマーとトミー・フラナガンが入って、ドン・セベスキーがアレンジを担当した3曲が、たまらんっ♪ が、全曲、この路線だと、途中で飽きちゃいそうなので、小難しいデュオを間に挟むのは、ま、必要悪のようなものかと。  バラエティに富んだ構成で、最後まで飽きさせなくて、オススメ☆


INDEX
BACK NEXT