ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、さかなの子〜♪ サカナ、嫌いなんじゃああああ! いや、サカナは食べるのが嫌いなだけで、可愛い魚のキャラまで否定するつもりはないんっすが、可愛い魚のキャラというと、これ とか。 カツオのぶつ切り頭にふんどし姿、正面から見ると可愛いのに後頭部は赤身が丸見え、というシュールな見た目。 いや、正面から見ても、可愛くないから! 普通にキモいから! たまに、このキャラを 「キモカワ」 と言ったりする人がいるようっすが、違うから! キモいだけで、カワイイ要素はどこにもないから! あ、でも「肝皮(キモカワ)」なら、分からんでもないっすな。 少なくとも、 “皮(カワ)” の要素はありますよね。 ちなみに僕は魚の皮が嫌いなので、鮭の皮を食うヤツとは友達になりたくないんっすが、少なくとも一緒に鮭は食いたくねぇな…と。 僕が残した皮を喜んで食ってくれるんだから、合理的ではあるんっすが、世の中、合理性だけで推し量れるものではないっすからね。 皮が嫌いなので、世の中の魚がすべて、カワハギになればいい。 そう、願っているんっすが、いや、カワハギにも皮はあるんっすが、簡単にハゲるなら、実害はないかな…と。 で、カツオ人間に 「キモカワ」 の “肝(きも)” の要素はあるのか? 何とも微妙なところんっすが、これ 。 煮干しを解剖したものらしいんっすが、 肝臓は心臓と胃の間にありますよね。 カツオ人間の後頭部(?)は、心臓の手前あたりでブチ切られているっぽいので、魚としての肝は無さそうに思えるんっすが、人間の身体のほうには普通に肝臓がありそうだし、うーん…。 ま、肝があろうが、なかろうが、キモくて可愛くないのは間違いないので、可愛い魚のキャラの例として、カツオ人間を出したのは、不適切であったな…と。
となると、フグ田タラオとか。 いや、こいつは名前が魚なだけで、人間のキャラだし、可愛くないし、ウザいしで、問題外なんっすが、こいつ、世間から嫌われてますよね。 タラオ憎けりゃ、タラコまで憎いで、タラコにまで実害が及んでいるんっすが、ちなみに僕はタラオがどうこうとか関係なしに、ただ純粋にタラコが嫌いだったりします。 子持ちシシャモの “子の部” とかも、最悪…。 小学校の給食に 「シシャモのフリッター」 というのが出たんっすが、そのシシャモというのが子持ちだったので、ゲロマズ…。 おかげで今でも 「フリーター」 という言葉を聞くと、シシャモのフリッターを思い出して、気持ち悪くなったりするんっすが、子持ちししゃもフリッター 。 カセイ食品株式会社、火星人に滅ぼされろ! レバーそぼろ とか、加熱レバー缶 とか、キモいのも作ってるみたいだし。 給食にレバーを出すヤツは、霊媒師に取り憑かれろ! そう、願わずにはいられませんが、ハンギョドン とか。 あ、可愛い魚のキャラの一例なんっすが、こいつはまあ、普通に 「キモカワ」 と言っていいのではなかろうかと。 タコの 「さゆりちゃん」 は、普通に可愛いし。 ちなみに僕は、タコが好きっ♪ 酢ダコとタコスなら、タコスのほうが好きなんっすが、酢ダコと酢イカと西瓜(すいか)なら、西瓜がいちばん好き。 それくらいのレベルで、タコが好きだったりします。 タコ焼きと 串に刺さったイカ焼き なら、断然、タコ焼きだし、イカ焼き、イカ臭いんじゃああああ! タコ焼きと お好み焼きを折りたたんだような大阪の屋台料理、イカ焼き でも、やっぱりタコ焼き。 大阪のイカ焼き、安っぽいんじゃああああ! ま、安いから、安っぽくてもしょうがないような気もするんっすが、で、『崖の上のポニョ』 。 魚の女の子・ポニョは、海の女神である母・グランマンマーレと魔法使いの父・フジモトに育てられている。 母、何で、そんな祖母みたいな名前? 父、何で、そんな名字みたいな名前? …というのが謎なんっすが、それより、個人的には、コンゴ民主共和国の政治家については 「オーギュスタン・マタタ・ポニョ」 をご覧ください。 この一文が気になりますな。 フルネームはオーギュスタン・マタタ・ポニョ・マポンらしいんっすが、2012年2月12日、ポニョはブカヴ近郊で起きた航空機事故で重傷を負った。(中略)オスカル・ディマジェコ・ジェマは、事故から2週間後に亡くなった。(中略)アントワーヌ・ゴンダ元外相は無事だったが、(中略) オーギュスタン・カテュンバ・ムアンクは即死、(中略)マルセラン・シサンボは脚に軽いけがをした。 うわ、登場人物のフルネームが覚えられねぇ…。 ポニョ重傷、ジェマ亡くなって、ゴンダ無事、ムアンク即死で、シサンボ軽傷。 略して短歌にしても、無理…。
ポニョとゴンダのお陰で、凄惨な飛行機事故なのに、何となくメルヘンっぽく思えてしまうんっすが、シサンボがちょっぴり 「ザザンボ」 っぽいので、失神者が続出しそうではありますな。 ちなみに僕は 「ザザンボ」 も 「ポニョ」 も見たことがないので、何かを語る資格はないんっすが、ポニョの舞台は “鞆の浦” である。 そんな話を聞いたことがあります。 Wikipedia にも書かれておりますな。 海を舞台にした作品は、宮崎がいつか描きたいと長年夢見てきたが、「波を描くのが大変」という理由で、それまで踏み切れずにいた。 そんな、「ジャケ絵を書くのが大変」 という理由で、このコーナーで取り上げるのを躊躇する、どっかのWEBマスターみたいな! が、2004年11月にスタジオジブリの社員旅行で訪れた瀬戸内海の港町である広島県福山市の鞆の浦(とものうら)を非常に気に入り、準備として2005年の春、鞆の浦の海に隣した崖の上の一軒家に2ヶ月間滞在し、さらに2006年夏、単身でこもった。 鞆の浦が舞台…というか、鞆の浦で構想を練ったという事みたいなんっすが、いずれにしろ、ポニョ、縁 (ゆかり) の地であるのは間違いなく、( 前回 までの粗筋) 福山の福寿会館を散策し、広島県立歴史博物館で 「源氏物語の世界展」 と、「よみがえる草戸千軒」を見た。 で、バスに乗って、鞆の浦へ、GO! 鞆の浦には一度、行ったことがあるので、さほど新鮮味はなかったりするんっすが、泊まってみたい宿があったので、それ目当てという事で。 前に来た時はコロナ禍で、入れないところもあったりしたし。 ということで、チェックイン前に、軽く散策。
(写真・いちばん上)、鞆の浦と言えば、これ! 超・定番の “雁木と常夜灯” 。 何で、ISO6400で撮ってんの? そう、疑問に思った人がいるかも知れませんが、生活の “一瞬” を切り取る為には、1/8000秒というシャッター速度が必要だったから。 …ではなく、薄暗い 「よみがえる草戸千軒」 を撮るのに ISO感度を上げて、設定を戻すのを忘れていました。 感度ビンビンのほうが、いいし! で、 “雁木” って、何なん? そう、疑問に思った人がいるかも知れませんが、階段状になっている護岸の部分。 “雁木” って言うから、木なのかと思ったら、石じゃん! そう、不満に思った人がいるかも知れませんが、僕もそう思いました。 石じゃん! えーと、雁木 。 潮の干満に関らず船着けできる石階段、それが雁木です。満潮時には最上段が岸壁となり、干潮時には最下段が荷揚げ場となります。 雁が飛ぶさまに似ていることから 「雁木」 と呼ばれるようになったんですね。 いや、 “雁” はそれで分かるんっすが、石じゃん! でもまあ、石だからといって 「雁石」 という名前にしちゃうと、雁木万里(がんぎまり) の立場が無くなるから、ま、しゃあないかぁ…と。 この人 の立場もなくなっちゃうし。 あ、こういう、雪よけの屋根みたいなのも 「雁木」 って言うんっすな。 木じゃん! で、常夜灯 。 これぞ、鞆の浦のシンボル。 「安政六年己未七月」(1859年)の建造っすか。 いやあ、ご苦労(1859)、常夜灯。 そう、覚えておくといいかも知れません。 嫌ぁ〜、獄門(ごくもん)、磔(はりつけ)でも別にいいんっすが、実際、嫌っすもんね、獄門に磔(はりつけ)られるのって。 …と思ったら、 獄門(ごくもん)と、磔(はりつけ)って、別の刑罰だったんっすな。 首を斬ったあと、その首を3日間さらされるのが獄門(ごくもん)、嫌ぁ〜! 刑場で十字架をした罪木に縛り付けられ、槍によって命を絶たれるのが、磔(はりつけ)。 嫌ぁ〜! 悪いことは出来ないっすな。 そんな気がして、犯罪抑止力は抜群。
で、(写真・上から2枚目)。 こういう、狭い路地も鞆の浦の魅力っすよね。 狭い路地 鞆の浦の 魅力だね。 その心情を、もの凄くストレートに俳句に詠んでみたんっすが、真ん中が字足らずなのが、ちょっとアレっすな。 狭い路地 鞆のウラウラ べっかんこー! ジャングル黒べえ を俳句に詠んでみたんっすが、で、(写真・ちょうど真ん中)、これは、ポニョ? ちなみに僕はサカナ系の顔のギャルがわりと好きだったりするんっすが、『じゃりン子チエ』 の ヒラメちゃん とか。 ポニョも見るべき? んーと、劇場予告編 。 あ、保育園児の宗介(そうすけ)。 これはアレや。 将来、『火垂るの墓』 の清太になるヤツや! で、(写真・下から2枚目)、 弁天島 っすな。 何で、ISO6400で撮ってんの? そう、疑問に思った人がいるかも知れませんが、海と空の境界を曖昧にする為に、敢えて、わざと “白飛び” させる必要があったから。 その意図を汲み取って頂けたらと。 で、(写真・いちばん下) 。 防潮堤の向こう。 前回、鞆の浦に来た時は ここ に泊まったんっすが、今回もそこを目指す、道すがら。 が、今回お泊まりするのは、ここではなく、こっち 。 同じ系列なので、チェックインの手続きを鴎風亭で行って、そこから移動する形になります。 宿のほうはそのうち、 こっちのほう で取り上げるとして、で、翌朝。
朝飯前に散策してみました。 ISO640に戻したし! 人は失敗を乗り越えて、成長する生き物でありますな。 いや、昨日の夕方、ISO6400で撮ったのは失敗なんかじゃなく、「わざと」 だから! 「敢えて」 だから! で、これ、右側の建物をよく見ると “保命酒屋” という看板が掛かっているんっすが、養命酒じゃなくて、保命酒。 命を養うのと、命を保つのと、どっちが偉いのかはよく分かりませんが、んーと、保命酒 。 保命酒とは、生薬を含むことから 「瀬戸内の養命酒」 とも呼ばれるリキュールで、うんぬん。 あ、この言い方だと、保命酒は養命酒のパチモンっぽい印象を与えてしまいますよね。 ただでさえ、瀬戸大也 のお陰で、瀬戸のイメージが低下しているのに…。 鞆の浦の鞆町を散策すれば、年季の入った看板の保命酒屋を発見できるでしょう。 あ、発見出来たぁ♪ 確かに年季、入ってますな。 これで老後も安心。 いや、年金に入っているワケではないので、言うほど、老後は安心ではないかも知れませんが、年金に入っていたところで、怪しいし。 で、保命酒の起源は350年前。 お、歴史あるじゃん。 養命酒なんか、もっと歴史が浅そうな気がするんっすが、んーと、保命酒(VS 養命酒) 。 行き倒れのおじいさんが、助けてくれた信州伊那谷の大庄屋塩沢家へのお礼にと薬酒のレシピを教えたのが養命酒だったという。1602年、「天下御免満万病養命酒」として完成した。 一方、鞆の保命酒は、それより後の1659年に生まれている。 あ、保命酒、負けてるじゃん…。 こりゃ、 「瀬戸内の養命酒」 呼ばわりされちゃうのも、やむなし…。(前略) 当時鞆で作られていた旨酒(味醂)に、中国産の生薬十六種を漬け込んで薬酒、保命酒を造ったのが始まりなのだそうだ。 ま、要は薬臭い味醂なんっすな。 養命酒も普通に薬臭いので、その点ではいい勝負かと思われるんっすが、あ、でも、養命酒より保命酒のほうが、呂明賜に似ているし! 似ているから、何だ? …と言われると、ちょっと返答に困るんっすが、んーと、(写真・上から2枚目)。 例の常夜灯。 日中はいつも人が集(たか)っているので、人が写り込まない写真を撮るのは至難の業なんっすが、大抵、このベンチに地元民らしき爺ィが座っていたりするし。 ま、地元民の爺ィからすれば、こんな常夜灯、別に珍しくも何ともないので、観光客が写真を撮るのに邪魔になっているという認識がないのかも知れませんが、邪魔や! どけやぁ! …とも言えない気弱な観光客は、早朝の時間を狙うしか。 年寄りは朝が早いので、もしかして、既に “出勤” しているんじゃ? そんな懸念が持たれていたんっすが、大丈夫でした。 反対側にも回り込んでみたんっすが、この構図もなかなかいいっすな。 で、後は “桟橋” とか。 さんばし〜♪ サンビシ のコレで、ヨロシク☆ ま、桑名人である僕は、サンビシよりも断然、サンジルシ 派だったりするんっすけど。 で、(写真・いちばん下) 。 この広島弁看板は、色んな種類があったので、 スタンプラリー感覚で探して歩いてみるのも御一興かと。 いいっすよね、広島弁。 これがもし、河村たかしみたいな、わざとらしい名古屋弁だったりしたら、めっちゃウザいんでしょうけど。
んなことで、宿に戻って、朝飯を食って、その後、再び付近を散策。 この日は尾道経由で、竹原に行くことになっているんっすが、 こんな船 が出ているのを発見したので、出航の11時まで、割と暇なんっすよね。 実は、 こんな船 も出ている事を後から知ったんっすが、既に予約受付が終わっちゃってました。 べっ…、別に、悔しくなんかないし! ツネイシクラフトって、何か謎の古代生物 フデイシ(グラプトライト) みたいで、名前がダサいし! 「ハイドロびんご」 という名前も、ちょっとどうかと思うし! クレセントビーチ、常石、シーパーク大浜って、余計なところに寄港してくれなくていいし! ま、常石はともかく、クレセントビーチとシーパーク大浜は、ちょっと気になるんっすが、クレセントビーチに行けなくても、呉線には乗るし! シーパーク大浜に行けなくても、マルシンハンバーグと、大きなハマグリの時雨煮なら食べたことあるし! シーパーク大浜も、マルシンハンバーグ・大ハマも、似たようなもんや! んなことで、この続きは、次回☆
んなことで、今日はパット・マルティーノっす。 パット・メセニー、「パッ!とさいでりあ」 と並ぶ、 “世界3大・パット” の1人なんっすが、この人の回は、いつも同じことを書いてる気がしますな。 で、この動画 も。 血は争えない。 そんな諺を実感させられるコマーシャルなんっすが、で、マルティーノ。 ちょっぴりマルチーズっぽくて、可愛い♪ そんな印象を持たれるギタリストっすよね。 演奏のほうは、かなり前衛的なので、超保守派の僕には辛い局面もあったりするんっすが、今日はそんな僕にも安心な1枚を取り上げてみたいと思います。 『リメンバー : トリビュート・トゥ・ウェス・モンゴメリー』 。 一応、ブルー・ノートの作品という事になっているんっすが、2005年の録音なので、パチモン臭いっす。 ジャケットのセンスも今ひとつっすよね。 カメラマンが明るい所で撮るのに ISOを下げた後、そのまま戻すのを忘れちゃったのか、顔が “黒つぶれ” しちゃってるし。 プロなら、しっかりしろ! そう、叱咤激したくなっちゃいますが、ま、お陰でジャケを書くのが楽になって、こうして無事、このコーナーで取り上げられることになったんっすけど。 で、このアルバムはアレっす。 副題を見れば分かるように、偉大なるギタリスト、ウェス・モンゴメリーに捧げられたもの。 マルティーノのプレイはぶっ飛び過ぎていて、ウェスとはかけ離れているように思えるんっすが、Wikipedia 。 マルティーノは、1944年にパット・アッツァーラとしてアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれ、うんぬん。 あ、生まれた時は、ちょっぴりマルチーズっぽくて、可愛くはなかったんっすな。 アッツァーラって、ローマ字入力しにくくて、最悪…。 ま、コピペすれば済む話なんっすが、マルティーノは1976年に脳動静脈奇形による致命的な脳動脈瘤で倒れ、1980年に手術を受けた結果、ギターとこれまでの音楽的キャリアの記憶を無くしてしまった。その後、親族の支えやコンピュータによる補助、さらには彼自身のこれまでのレコーディングを聞くことで、以前の記憶を回復することができたと語っている。 うぉ、凄ぇぇぇぇ! ギターとこれまでの音楽的キャリアの記憶を無くすって、そんなテレビドラマみたいな事、あるんっすな。 本作は2005年の録音なので、復帰後の作品ということになりますが、あるいは記憶を取り戻す過程で、ウェスの演奏を聞いたりしたのかも知れません。 ギター + ピアノ・トリオ、それにパーカッションという、割とシンプルな編成で、ピアノはデヴィッド・キコスキー。 何となく、紀子様が好きそう。 で、ベースはジョン・パティトゥッチ。 ローマ字入力しにくいんじゃああああ! 打楽器の2人は割愛させて貰って、じゃ、演奏を聞いてみましょうかぁ。
まずは1曲目、 「フォー・オン・シックス」 。 ウェスの代表曲っすよね。 4 on 6ってどういう意味なんでしょう? Yahoo!知恵袋ではなく、OKWAVE。 その時点で、あまり期待が持てそうにないんっすが、「4 on 6」=「Four fingers on Six strings」の略らしいです。 おお! 6本の弦の上に4本の指。 そういう意味だったんっすな。 僕はギターを弾かない…というか、弾けないので、よく分からないんっすが、5本じゃなくて、4本の指で弾くものなんっすかね? あるいは、粗相をはたらいて、落とし前を付けさせられて、指を1本消失しちゃったとか? ウェスにそんなエピソードはなかったような気がするんっすが、スリーフィンガーってフォーフィンガーよりメリットありますか? こういう質問が出るところを見ると、通常、3本もしくは4本で弾くものっぽい? それだと、フィンガー5 の立場がないじゃん! 粗相をはたらいて、落とし前を付けさせられて、誰か1人やめさせられるとしたら、やっぱり、玉元正男? 独立して、 金正男 と組めば? コンビ名は玉金正男とか、いいじゃん! そう言われて、虐められてそうだし。 で、この曲はアレです。 最高にかっこいい曲です。 ずで・ずで・ずで・ずで、ずで・ずで・ずで・ずで♪ …というイントロに始まり、テレッテ・テレッテ・テレッテテ〜、テレ、テレッテテ〜♪ …と、テーマのメロディが出て来て、ジャッ、ジャーン♪ …と、コードを掻き鳴らす。 この流れが、完璧。 オリジナルは これ なんっすが、マルティーノは敬意を持って、それを踏襲している感じ。 ソロ・パートでは独特のマルティーノ節も聞かれたりするんっすが、そこまで難解ではなく、素直に楽しめる仕上がりとなっています。 よく、致命的な脳動脈瘤による記憶喪失から、ここまで立ち直りましたなぁ。 記憶をなくした天才ギタリスト 。 こんなインタビュー記事を見つけたんっすが、なるほど、こりゃ、 “天才” っすな。 マシンガンのようなピッキング 。 そう、これっすよね。 で、続くキコスキーのピアノ・ソロも、出来過ぎーという感じだし、最後はギターとドラムスの掛け合いで盛り上がって、でもって、カッコいいテーマに戻って、おしまい。 本家に負けない “名カバー” であったな…と。
で、次。 「グルーヴ・ヤード」 。 これぞ、グルーヴの極み…といった感じのファンキーなチューンなんっすが、これ、カール・パーキンスの曲だったんっすな。 まるでギターの為に、というか、ウェスの為に書かれたかのようにハマっているんっすが、ちなみにオリジナルは こいつ かと。 何じゃ、このネタ…。 消してしまいたい黒歴史を蒸し返されて、不本意でありますが、これの2曲目で聞くことが出来ます。 で、「バックからバック」 のファンキー・ムードは2曲目の「グルーヴ宿」に受け継がれていくのー。この曲は昨日さばぴょんがレビューしていた魚留多野栗鼠の『ザ・鳥男』でも演奏されているんだけど、「旅の宿」「北の宿から」と並ぶ “世界3大宿モノ” よね?知的なクール・ファンクといった感じの ノリス=ゲイラー=ビーンのトリオに比べると、悶米入り兄弟のほうは “よりアーシー” な仕上がりよね?ピアノとギター(オクターブ奏法)のユニゾンによるテーマに続い てバディ・モンのピアノソロが聴けるんだけど、ファンキーな味があって、なかなかよねー。続くウエ・モンのソロはシングルトーン中心で、わりと “おとなしめ” の感じ。 全体的に演奏時間が短いこともあって「小品」といった仕上がりになっているわね。 コピペするのも憚れるので、小さめのフォントにしておりましたが、わりと “おとなしめ” の感じ。全体的に演奏時間が短いこともあって「小品」といった仕上がりだった本編に比較して、マルティーノ君のほうは、わりと気合いが入ってます。 オクターブ奏法? …によるテーマ部に続いて、ソロ・パートはシングル・トーン中心で。 適度によく、歌ってます。 ウェスとはまた、一味違ったスタイルなんっすが、 “真似” をするのがトリビュートではないっすからね。 鳥がビューッと飛ぶ。 その気持ちを大切に、で、続いてキコスキーのピアノ・ソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。
で、次。 「フルハウス」 。 怒濤の名曲、3連発。 オリジナルは無論、これ 。 ジョニー・グリフィン入りのライブ盤と比べると、さすがに若干、迫力不足な感は否めませんが、ま、頑張ってはいるな…と。 そういう出来でありました。 で、次。 「ハートストリングス」 。 日本語には 「心の琴線に触れる」 という言葉があるんっすが、その “心の琴線” の英語版なのではなかろうかと。 タイトル通り、とってもハートストリングスなバラードなんっすが、曲を書いたのはミルト・ジャクソン。 ウェスが取り上げていた印象はあまりなかったりするんっすが、調べてみたら先ほどのモンゴメリー・ブラザーズの奴に入ってるみたいっす。 また、あのネカマのレビューをコピペしなければならないのかと思うと、情けなくて泣けてきちゃうんっすが、「ハート・ストリングス」はミルト “目の下に玉袋” ジャクソンのオリジナルなのー。やかましい演奏が続いて、ここらでちょっとバラードを。っていう気分にぴったりね。日本語には「心の琴線に触れる 」っていうコトバがあるんだけど、「ハート・ストリングス」っていうのはその「心の琴線」のことなんじゃないかな?私のハートはロープで亀甲縛り♪って感じ? 今日の僕と同じような事が書かれていたんっすが、マルティーノ版のほうも、しみじみとしたバラードで、いいと思います。 やや、レイジー過ぎるような気もするんっすが、でもまあ、切れ痔よりは、いいじゃん!
で、次。 「ツイスティッド・ブルース」 。 ウェスのオリジナルなんっすが、まあまあな感じのブルースっす。 オクターブ奏法? …っぽいテーマ部は、いいと思います。 ソロ先発はキコスキーくんのピアノなんっすが、結構、好きっ♪ ケッコウスキーに改名して貰ってもいいかと思うんっすが、で、続くマルティーノのソロのテクニシャンぶりも、凄ぇぇぇぇ! で、最後、ギターとドラムスの掛け合いで盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 曲そのものは、まあまあなんっすが、演奏のほうは、よかったな♪ …っと。 で、次。 「ロード・ソング」 。 ウェスのオリジナルで、アルバムのタイトルにもなってますよね。 んーと、これ 。 イージー・リスニング路線で、こういうのを褒めると馬鹿にされそうなので、実は聞いたことがなかったりするんっすが、曲そのものは普通にいいっすな。 マルティーノ版も、ちょっぴり軽めではあるんっすが、オクターブ奏法? …が、効果的であるな…と。 続くピアノ・ソロの背景では、ポク・ポク・ポク・ポク♪ …という、木魚風のパーカションも聞けるし、キコスキーのパッションもエモーションで連れションだし、で、次。 「ウェストコースト・ブルース」 。 これもウェスのオリジナルなんっすが、シンプルでベタなブルースなので、日本人のウケはよろしくないのではなかろうかと。 ま、日本人にウケる為に選曲しているワケではないので、1曲くらいハズレがあっても、しょうがないっすよね。 演奏そのものは普通にいいので、諦めが付くんっすが、で、次。 「S.K.J.」 。 ミルト・ジャクソンのオリジナルなんっすが、何の略なのかは不明。 スケベな 高校生 女子っすかね? だとすれば最高なんっすが、魚を 買いたい ジャマイカ人だったりしたら、買うな! …としか。 で、ウェスとミルト・ジャクソンの組み合わせと言えば、 これ が思い浮かぶんっすが、このコーナーでは取り上げられてないっぽい? ま、ジャケ絵を書くのが面倒そうなので、しょうがないんっすが、ちなみに “BAGS” というのはミルトの愛称。 目の下の膨らみがタマキン袋みたいだから。 そんな説を聞いたことがあるんっすが、玉金正男を真っ青。「まさお」 だけに。 で、この 「S.K.J.」 は、このアルバムに入っているみたいなんっすが、ミルト・ジャクソンが奥さんに捧げて書いたナンバーだという噂も。 もしかして、魚を 買いたい ジャクソン? だとすれば、そんな奥さんとは別れろ! …としか。 曲そのものはシンプルなリフ・ブルースで、そこそこだったりするんっすけど。 で、演奏のほうは、悪く無いっす。
で、次。 「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」 。 スタンダードな歌物ナンバーなんっすが、これまた、モンゴメリー・ブラザーズの例のアルバムに入っていた模様。 ということで、スタンダードの「異父哀愁度留守湯」。なんだか、しみ じみした味わいの中華風スープって感じよねー、最後の「湯」だけが。 わざわざ引用する意味がなかったっすな。 演奏のほうは、しみじみとしたバラードで、いい感じなんっすけど。 んなことで、ラスト。 「ユニット7」 。 サム・ジョーンズのオリジナルで、オリジナルは これ で聞くことが出来ます。 個人的に好きな曲なので、締めに使って貰えて嬉しいんっすが、マルティーノも期待に応える好演だったりして、んなことで、今日のところは以上っす。
【総合評価】 ウェス好きにとっては、お馴染みのナンバー率100パーセント♪ 当たり率も85パーセントくらい。 演奏のほうも、パット・マルティーノにしては聞きやすいし、ま、保守的と言えば、そうなんっすが、行き過ぎた革新は、勝新太郎に似たり。 麻薬をパンツに隠す より、平凡でも、真っ当な人生を歩みたい。 そんな保守派層には、超オススメ☆