BOSTON BLOW−UP! (CAPITOL)

SERGE CHALOFF (1955/4/4,5)

BOSTON BLOW-UP!


【パーソネル】

HERB POMEROY (tp) BOOTS MUSSULLI (as) SERGE CHALOFF (bs)
RAY SANTISI (p) EVERETT EVANS (b) JIMMY ZITANO (ds)
【収録曲】

(01-03) BOB THE ROBIN / YESTERDAY'S GARDENIAS / SERGICAL
(04-06) WHAT'S NEW / MAR-DROS / JR.
(07-10) BODY AND SOUL / KIP / DIANE'S MELODY / UNISON
(11-13) BOOMAREEMAROJA / HERBS (long take) / HERBS (short take)
【解説】 ( 2015年08月09日更新 / 連載 1,175回 )

 ボンボンボ〜ンと時計が三つ〜、坊やオヤツを食べました〜♪ …ということで、盆っすなぁ。 盆と言えば、盆踊り、ぼん・はやと、ぼんち揚げ。 その辺りがパッと頭に浮かぶ “世界3大ぼん” だったりするんですが、他にも、おぼん・こぼんとか、ザ・ぼんちとか、コント・ぼん&正月、とか大木凡人とか、芸人関係には、ぼん関係が意外とたくさんいたりしますよね。 で、食物界にはボンカレーという重鎮がいます。 ちなみにボンカレーの “ボン” というのは、フランス語で 「美味しい」 という意味らしいっすな。 じゃ、ザ・ぼんちとか、ぼんち揚げの “ぼんち” は何なのかというと、コンビ名の 「ぼんち」 は、山崎豊子の大阪・船場を舞台とした小説タイトルにもなった大阪の船場言葉で「器の大きい坊ちゃん」の意味である。 by Wikipedia 。 ほぉ。 1980年代前半に一世を風靡したとありますが、確かに一世を風靡しましたよね、一世風靡セピア。 ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ! 前略、道の上より。 セピアって何かカッコいいけど、どういう意味なんやろ? そう思って調べてみたら、イカ墨だったりしたんですが、で、ぼんち揚げの名前の由来は こちら 。 ザ・ぼんちと同じところから来ているんですな。 ぼんち創業者:竹馬治郎って、この名前もなかなかインパクトがあるんですが、 名字 : 竹馬 。  全国でおよそ920人。 意外とたくさんいるんですな。 名字 : 竹輪 のほうがレアだったんですが、竹輪さんと気になるあの人の相性を診断! これは恐らく、胡瓜さんとか、チーズさんあたりとの相性が抜群なのではなかろうかと。 で、ぼんち揚げのパチモンというか、類似品に 歌舞伎揚げ というのもあったりするんですが、関東方面ではこっちのほうが優勢である模様。 せんべいの一枚一枚にも歌舞伎の家紋をデザインしたものを刻印し…って、そんなところに無駄な努力を払っていたんですな。 んなもん、揚げてしまえば、何がなんだかよく分からんのにぃ。

 同じように、変な拘りで無駄な労力を費やしているのが 赤福 なんですが、餡につけた三筋の形は五十鈴川の清流を表しているんっすよね。 そんな誰も気にしていない、どうでもいい見た目だけの為に、毎日毎日ベルトコンベアーで流れてくる赤福餅に指で筋を入れる仕事をさせられるパートのおばちゃんが不憫でなりません。 ちなみに、パチモンの御福餅のほうにも似たような筋が付けられていたりするんですが、こちらは夫婦岩にそそぐ豊穣の波の形を表現しているんだそうです。 同じような類似品に、伊賀の伊賀福、名古屋の名福餅、加賀の加賀福なんてのもあったりするんですが、やっぱりアンコに筋が付けられていて、それぞれ、もっともらしい由来が付けられていたりするんっすかね? 名古屋だと、鯱のエビ反り具合を表現してみました! …みたいな。 で、 加賀福 というのは、ちょっと形が違うんですな。 永沢君リスペクト? 赤福はアンコ部分が隣の餅と一体化していて、いちいち切り分けるのが面倒なんですが、その点、加賀福のほうは若干マシだったりするようです。 ま、いずれにしろ、 安永餅 の敵ではありませんけどね。 「安永餅の郷博物館」 とか、安永餅を擬人化したマスコットキャラクターとか、地元民でも知らないネタが書いてありますな。 で、これ、天麩羅にすると美味しいという話はよく耳にするんですが、実際に試してみたことはありません。 宮島の 「揚げ紅葉」 とか、日光の 「揚げゆばまんじゅう」 とか、あんな感じで、長島温泉の湯あみの島の売店とかで、揚げたてを食べさせてくれるといいんっすけどねー。 餅を揚げれば歌舞伎揚げとか、ぼんち揚げみたいになる筈なので、揚げ安永餅も絶対にイケるっすよね?

 で、他に揚げて食ってみたい和菓子と言えば、生八ッ橋。 揚げ餃子みたいになって、間違いなくイケると思います。 生八ッ橋を生のままラーメンに投入すればワンタン麺になるし、万能選手っすなー。 アンコ入りだとちょっと気持ち悪くなりそうなので、生八ッ橋の皮だけのほうがいいかもしれませんが、それに挽肉とかを挟んでやれば完璧っすよね。 ちなみに餃子の皮の主原料が小麦粉であるのに対して、生八ッ橋の皮は白玉粉と上新粉のブレンドだったりするようです。 箱根の黒たまごは手に入らなくなってしまいましたが、白玉粉のほうは大丈夫。 そもそもそれがどういうモノなのか、粉モノにぜんぜん詳しくない僕にはさっぱり分からなかったりするんですが、白玉粉 (しらたまこ) は、もち米を加工した粉(うるち米を加える製品もある)。もち米を粉にし、水中で沈殿した物。 ほぉ、要は米粉の一種なんっすな。 米粉と言えば僕は子供の頃、グリコの コメッコ がけっこう好きだったりしたんですが、実はこれ、ホタテ味であるということが判明して、あまり好きではなくなってしまいました。 貝類、あまり好きではなかったりするしぃ。 昔はホタテ味とか、パッケージに明記してましたっけ? そうと知らなければ、今でも普通に美味しく食べることが出来たのに、余計なことをしてくれましたなぁ。。。 で、米菓と海産物の組み合わせといえば、うにあられ。 アレもけっこう好きだったりしたんですが、うにあられの 「うに」 というのが、あのトゲトゲの雲丹だと分かって、うーん…。 ま、 「うにあられ」 だから、もしかしたらウニなんじゃね? 薄々とそんな気はしていたんですが、 鬼饅頭 とかは、別にオニが入っているワケではなかったりしますからね。 この、うちの近所の八百屋の大森屋とかでも普通に売られていたヤツが、実は名古屋周辺限定のローカル菓子だったというのは、ちょっとしたカルチャーショックだったりするんですが、で、この Wikipediaの写真のヤツは、ちょっと違いますな。 こういうタイプ のほうが一般的ではなかろうかと。 で、コイツも油で揚げて食ってもよさそうっすよね。 恐らく、めっちゃ衣が分厚いサツマイモの天ぷらみたいになるんじゃないかと思うんですが、で、後は 若あゆ 。 京都や岐阜などでは求肥のみを入れるが、関東では求肥と餡が入っていることが多い。 ほぉ。 僕は、アンコとか、年寄り臭くって、ダサい。 そんなふうに考える、とってもセンシティブな子供だったので、アンコ無しのこのお菓子が好きだったんですが、関東ではアンコも入れちゃうんですな。 余計なことをするな! そう思わずにはいられませんが、あなたにも、チェルシー、あげたい♪ あの感じで言うと、若あゆも、油で、揚げたい♪ 何でもかんでも、揚げるな! そう思われるかも知れませんが、豆腐を薄く切って油で揚げてみた結果、 「油揚げ」 という新たな食い物が爆誕したという事例もあることだし、何でもかんでも、アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士♪

 とまあそれはそうと、盆っすなぁ。 盆休みには甲子園に高校野球を見に行く予定だったりするんですが、神戸に前泊して最初の日は姫路でも観光しようかと。 大改修が終わって真っ白に生まれ変わった姫路城に行ってみようと思っているんですが、いいっすよね、姫路城。 あまり賢くない日本語入力システムだと 「秘め事情」 とか変換してくれそうで。 夜は 味鉄・三宮店 で “焼肉 (素焼き) コース” の予定なんっすが、お値段は6,000円っ♪ 前に行ったことがある舞子店 ( ここ 参照 ) より 500円ほどお高いんですが、場所代が上乗せされているのか、あるいは+500円分だけ、いい物が食えたりするのか。 舞子店が理研のワカメスープだったのに対して、三宮店のほうは これ だったりするとか? ここ を見ると、舞子店はただのサラダだったのが、こっちは 「しぐれサラダ」 となっているので、しぐれ代ということになるのかも知れません。 無論、牛肉しぐれ煮っすよね? 「あさりしぐれ」 とか、名古屋近辺のコンビニおにぎりでも食えるような具材では無いっすよね? それにしても素焼きの焼肉の素材がハネシタ、マルシン、マルサンカク、マルカワ、内平、外平、カメノコウ、カイノミ、トウガラシ、ヘレタマ、マクラ、クラシタ、カブリ、ランプ、メガネ、フランク、友(トモ)…って、ワケの分からない部位が大過ぎぃ。。。 この中から店長オススメの4種が提供されることになると思われるんですが、最悪の場合、マルシンハンバーグと、フランクフルトと、唐辛子と、亀の甲タワシの4種。 そういう可能性もあるワケっすよね? どういう食い物なのか、もはや見当も付かないんですが、 ここ から順に “次の商品” を辿っていけば、何らかのヒントは得られるかも知れません。 サシ系か、赤身系か、それくらいしか分からなかったりするんですけど。 ま、内臓でさえ無ければ、食えないことは無いぞう。 そんな気はするんですが、で、昼は出来れば姫路らしいものが食いたいところでありますな。 姫路の名物って、何なんっすかね? シメジ?

 …と思って調べてみたところ、しめじバターは別に名物では無いようですが、アーモンドバターというのがあるようです。 要はピーナッツバターのアーモンド版みたいなものなんでしょうが、アーモンド = 金持ち、落花生 = 貧乏人。 そんなイメージがあったりするので、かなりソソられるものがありますな。 喫茶店とかに行けば、トーストに塗ったのを食えたりするようですが、これはまあ、お土産に買えばいいとして。 で、現地で食うご当地グルメとしては、前回、ちょっと名前が出て来た 「ひねぽん」 の他、姫路おでん、駅そば、玉子焼きの姫路食い。 そんなのがあったりするようです。 どういう食い物なのかというと、それぞれ、ひねた鶏をポン酢で食う。 普通のおでんを生姜醤油で食う。 中華麺を和風のウドンのつゆで食う。 出汁につけて食べるタコ焼き = 玉子焼き = 明石焼きのバリエーションで、タコ焼きにソースを掛けてから出汁につけて食う。 そういう物だったりします。 何と言うかこの、素直にそのまま食えばいいものを、わざわざひとひねりして、結果的に台無しにしちゃう。 そんなイメージがあったりしますな。 「ひねぽん」 は、そういう系統とはちょっと違うんですが、ひね鶏だから、ひねっているのと同じような物だしぃ。 わざわざ姫路らしいものとか、食わなくてもいいな。 そんな気もしてきたんですが、せっかくだから姫路らしいお土産くらいは買っておきたいですよね。 アーモンドバター以外に。 ということで、調べてみました。 姫路観光ナビ ひめのみち 。 明珍火箸風鈴、幻の瓦、姫路革細工。 何か、あまり美味しそうではありませんなぁ。 というか、食い物ではありませんなぁ。 真ん中くらいにようやくカマボコとか、佃煮とかが出てくるんですが、あさりの佃煮とか、桑名の 「あさりの時雨煮」 の敵ではありません。 佃煮と時雨煮。 んなもん、どっちも一緒やろ? そんなふうに思っている、とっても無知なムチムチ・ボーイがいるかもしれませんが、この2者はまったく別物です。 亀とスッポンくらい違います。 生姜を加えた佃煮が時雨煮である。 そんな解説をよく目にしたりするんですが、それも正しくはありません。 詳しくは ここ 参照。 やっぱり、佃煮に生姜を入れたものが時雨煮じゃん! そのようにしか読み取れない気もするんですが、やっぱり Wikipedia のほうが役に立ちますかね? 佃煮は醤油でグツグツと煮詰めて作る、とっても下品な食い物だったりするんですが、一方、時雨煮のほうはというと、 「浮かし煮」 という、とっても雅で上品な製法で作られます。 ネーミングにしたって、佃島で作った煮物だから、佃煮っ! そんな田舎者丸出しの単純な発想ではなく、命名者は松尾芭蕉の高弟、各務支考ですぜ。 ぶっちゃけ、そんな人のことは、誰も知らないような気がしないでもないんですが、美濃国山県郡北野村西山 (現在の岐阜市) 出身。 幼少より俳才を発揮し、元禄のころに松尾芭蕉の門下に入る。森川許六とともに論客と知られたが、性格は利己主義的だとして悪評もあった。 人間的に駄目じゃん! ま、芸術家なんて、その作品がすべてなので、人柄とかは別にどうでもよかったりするんですが、で、僕は貝類の類いがあまり好きではなかったりするので、佃煮でも時雨煮でも、別にどうだっていいな…と。

 で、お菓子の類はどうなのかというと、播州まで範囲を広げて、 こんなところ かと。 おお、はりま焼き。 美味いっすよね。 ちょっと高級な 「おにぎりせんべい」 といった感じで。 が、普通に通販で買えちゃうので、有り難みは皆無だったりするし、で、塩味饅頭というのも、さほどソソられるものではありませんなぁ。 書写 千年杉 。 こっちのほうがいいかも? ま、これもネットで簡単に手に入ってしまうし、いちいち切るのが面倒だったりするし、わざわざ姫路らしいお土産とか、買わなくていいかも? そんな気もしてきました。 もう、神戸でゴーフルでも買っちゃいますかね? あるいは、モロゾフのプリンとか。 アレなら食った後でも容器をコップとして再利用出来るしぃ。 で、神戸と言えば洋菓子のイメージが強いんですが、和菓子系では 瓦せんべい というのもあるんですな。 絵柄以外は、桑名の かぶら煎餅 と、何ら違いがないように思えるんですが、包装紙のデザインはかの著名な彫刻家・棟方志功先生なんっすな。 各務支考より断然、著名であると言わざるを得なくて、うーん…。 先生は 十万石まんじゅう のデザインにも携わっていらっしゃいますよね。 うまい、うますぎる! あ、これ、埼玉銘菓として有名なんですが、元々は行田名物だったんっすな。 桑名市と行田市は友好都市の提携を結んでいる間柄だったりするので、めっちゃ親近感。 おまけに桑名は十一万石だったりするので、ちょっぴり優越感も味わえるんですが、で、行田と言えば、 “ゼリーフライ” という謎の食い物があったりしますよね。 菓子を何でもかんでも油でアゲアゲ容認派の僕としても、ゼリーのフライはちょっと…。 とか思っていたら、 これ 、ゼリーを揚げたものでなかったりするんですな。 ゼリーではない普通の フライ というのもあるんですが、こちらは昔、埼玉に遊びに行った時に食べたことがあります。 ぶっちゃけ、貧乏臭いお好み焼きやな。 そんな感じだったりして、大して美味くはなかったんっすが、あのフライも油で揚げてやれば、ちょっとはマシになったかも? 試しにググってみたら、 こんなレシピ があったんですが、材料、前日のお好み焼き 1枚、揚げ油 適量、お好み焼きソース (お好みで) 適量…って、あまりものだからって、あまりにも適当過ぎるような気がするんですが、世の中、こういう適当なヤツが、意外とイケたりするんですよね。 とまあそんなことで、今日のところは適当に、おしまい♪

 ということで、今日はサージ・チャロフっす。 テナー編は煮詰まって、佃煮になっちゃった感じなので、心機一転、今回から “その他の楽器編” をお届けしたいと思うんですが、手始めはバリトン・サックス。 黒人優位のモダン・ジャズ界にあって、何故かこの楽器だけは白い人が頑張っていたりするんですが、その中でこのサー・チャロという人は 『ブルー・サージ』 の一発屋。 そういうイメージが強いかと思うんですが、どういう人なのかというのは、僕が遙か昔に書いた原稿に的確に記されておりました。 曲解説のほうは適当極まりないんですが、この程度で十分なんっすよね。 下手にダラダラと書いてみたところで、真面目に読む気が失せるだけだしぃ。 ということで、後半は簡素に進めてみたいと思うんですが、 『ボストン・ブロウ・アップ!』  例の 『青サージ』 の1ヶ月くらい後に吹き込まれたものなんですが、あちらが日本人好みの面子を取り揃えていたのに対して、こちらは地味地味。 トランペットのハーブ・ポメロイとか、ピアノのレイ・サンティシとか、ベースのエヴェレット・エバンスとか、ドラムスのジミー・ジターノとか、初めて目にする名前ばかりです。 読み方がそれで合っているのか、それすらも不明だったりするんですが、唯一、アルトのブーツ・ムッスリが、ジャズ界きっての “むっつりスケベ” として知られているくらい。 輸入盤CDなので、お得意の日本語ライナー丸写しという技も使えないし、何を書けばいいのか、先が思いやられますが、さ、頑張りましょう。

 ということで、1曲目。 ムッスリ君のオリジナルで、 「ボブ・ザ・リボン」 。 改めてCDケースの裏面を見ると、いわゆる歌物ナンバー以外はほとんどがブーツ君の作曲となっていて、ムッスリの “むっつり裏リーダー作” と言えそうなアレだったりするんですが、で、これ、いかにもウエスト・コーストの白人ジャズやな。 そんな感じの曲調&3管アレンジだったりして、この手のサウンドがあまり好きではない僕としては、嫌な予感、バリバリ全開っ! バリサクとアルトとトランペットとピアノのソロもそれなりにフィーチャーされるんですが、全般的にかなり濃厚な編曲が絡んでくる感じだったりして、うーん…。 でもって、テーマには戻らずに、おしまい。 で、次。 歌物ナンバーなのかも知れない 「イエスタデイズ・ガーデニアズ」 。 いかにも西海岸らしい小粋なアレンジが堪能出来る。 そんな作品に仕上がっております。 そう言えば 『ボストン・ブロウ・アップ』 なんっすが、ボストンって西海岸でしたっけ? マサチューセッツ州っすよね? 調べてみたら、思いきり東のほうである気がしないでもないんですが、細かいことは置いておいて、で、演奏のほうはというと、アドリブに入ってしまえば、それなりに個人主義な感じになっていて、ま、悪くはないかな? …と。 特にムッスリ君がなかなかにバップなソロを聞かせてくれているんですが、で、ピアノの人もまずまず頑張ってくれているのではなかろうかと。 とまあそんなこんなで、テーマらしきものに戻って、おしまい。

 で、次。 ムッスリ曲で、 「サージカル」 。 「外科的な」 という意味の “surgical” と、サージの名前を掛けたものではないかと思われますが、なかなか凝った作りだったりして、ま、アレなんじゃないっすかね? で、ムッスリのソロはいいと思います。 ということで、次。 歌物ナンバーの 「ホワッツ・ニュー」 。 サー・チャロのバリ・サクをフィーチャーしたしみじみバラードで、なかなかいいのではなかろうかと。 低音楽器の渋さがよく出ているのではないかと思います。 控え目ながらもバックにアンサンブルが被さってくるのは、ちょっとアレだったりするんですが、ま、嫌味にならない程度なので大目に見るとして。 で、次。 ムッスリ曲の 「マー・ドロス」 。 まあまあ、ドロスっす。 で、次。  「JR.」 は旧国鉄ではなく、JR.モンテローズに何らかの関係があるのではないかと思うんですが、頑張って英語の原文ライナーをチラ見したところ、まったく何の関係もないような気もしてきました。 で、演奏のほうはアレです。 相変わらずです。 で、次。 歌物ナンバーの 「ボディ・アンド・ソウル」 。 サー・チャロのバリ・サクをフィーチャーしたしみじみバラードで、中盤以降はなかなかドラマチックな展開になったりもして、ま、いんじゃなかろうかと。

 ということで、次。  「キップ」 。 なかなか凝った作りの切符。 そういうアレだったりして、ま、曲そのものは悪くないと思います。 ま、演奏のほうはちょっとアレなんっすけど。 で、次。  「ダイアンズ・メロディ」 。 スタンダードでも、ムッスリでもなくて、ジャキ・バイアードのオリジナルだったりするんですが、ちょっぴり知的な小難しい系のバラード。 そういうアレだったりして、で、次。 ムッスリ曲の 「ユニゾン」 。 まあまあなんじゃないか? そんな気がしないでもありません。 で、残り3曲。 ここからはCDオマケなので、今まで以上に真面目に解説する気が皆無だったりするんですが、 「ブーマリーマロージャ」 。 とってもブーマリーで、マローで、ジャです。 で、続いてはトランペットを吹いているハーブ・ポメロイのオリジナルで 「ハーブス」 (ロング・テイク)。 長いです。 で、ラストは同じくハーブ・ポメロイのオリジナルで 「ハーブス」 (ショート・テイク)。 短いです。 ということで、おしまい♪

【総合評価】 東海岸なはずの 「ボストン」 なのに、演奏のほうは極めて西海岸的だったりして、で、 「ブロウ・アップ!」 なのに、それほどブロウもアップもしていないような? そういうアレだったして、こういう白人系ジャズがあまり好きではない僕としては、全体を通して、やや辛いものがあったりしました。 そんな中、数曲の歌物のバラードが唯一の心の拠り所だったんですが、ま、ぶっちゃけ、アルバムの選択ミスでありました。 テヘッ♪


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