THE FABULOUS SLIDE HAMPTON QUARTET (PATHE)

SLIDE HAMPTON (1969/1/6)

THE FABULOUS SLIDE HAMPTON QUARTET


【パーソネル】

SLIDE HAMPTON (tb) JOACHIM KUHN (p) NIELS PEDERSEN (b) PHILLY JOE JONES (ds)
【収録曲】

(01-02) IN CASE OF EMERGENCY / LAST MINUTE BLUES
(03-05) CHOP SUEY / LAMENT / IMPOSSIBLE WALTZ
【解説】 ( 2015年11月01日更新 / 連載 1,186回 )

 祝・来年のジュニアサミット、桑名で開催決定。 ソースは こちら 。 おお♪ いつの間にか、知らない間にこっそりと決まっていたんですな。 予定する宿泊施設って、どこなんっすかね? まさか、四日市屋旅館じゃないっすよね? 桑名にあるのに、四日市屋。 そんな、魂を売り渡した奴にジュニ・サミの重責を任せるわけにはいきませんが、ちなみに、ゆるキャラ・グランプリで四日市の 「こにゅうどうくん」 の野郎に引き離されつつあった ゆめはまちゃん なんですが、ちょっと持ち直して来ました。 ずーっと44位で低迷していたんですが、2015年10月31日午前9時35分現在、43位まで爆上げ。 一時、38位まで上がって、さば君をやきもきさせていた 「こにゅうどう」 は39位まで落ちぶれて、サンキュー♪ そういえば四日市には山九株式会社なんてのがありますな。 「やまきゅう」 ではなくて、 「さんきゅう」 。 23号線沿いに倉庫があるので、もしかしたら明日の全日本大学駅伝の中継で写るかも知れません。 というか、第3区から4区への中継点が “四日市市六呂見町(山九四日市支店海山道倉庫前)” なんっすな。 海山道。  「うみやまみち」 ではなく、 「みやまど」 と読みます。 何か、そんな神社もあったりするんですが、えーと、 これ っすな。 めっちゃ昭和の時代のホームページで、ダセぇ。。。 女子高生ひなのでも、もうちょっとマシな “ほ→むぺ→じ” を作っていたような? 懐かしくて、ちょっとググってみたら、 こんなの が出て来たんですが、 『小中高生が作るホームページ』 専門検索エンジンっすかぁ。 Webページが見つかりません率、 100%な予感。 案の定、冒頭の 『高校生ヨシのお絵描きの部屋』 から既に死んじゃってますな。 ああん、 「まあ、内心、けっこう自分では気に入ってるんだけどね。ウハハハッ。」 なヨシくんの絵、見てみたかったのにぃ。。。

 で、念の為に上から順にクリックしてみたんですが、ん? 『なおのふにふに部屋』 だけ、微妙に生き残っている? なおタンではなく、kaoricyanに乗っ取られちゃったようですが、「まもなくホームページを開設しますので、しばらくお待ちください。」 な状態から、13年近く経過しておりますな。 8ヶ月くらいで挫折する人は少なくないんですが、始める前からヤル気が失せちゃったんっすな。 で、その下が 『女子高生 ひなののほ→むぺ→じ』 なんですが、かわいいイラストで「pretty cute crazy」目指してますぅ。 “pretty” と “cute” はともかく、 “crazy” だけはしっかりと、うんぬん。 そう、関サバ師匠だか、昆布青年だかに突っ込まれていたのも、懐かしい思い出であります。 で、 『Mikiko's room』 というのをクリックしたところ、いきなり赤黒の 「 警告 」 がチカチカして、焦ってしまったんですが、あ、ヤバイのを踏んじまいましたか? みんなも、やっちまいましたか? “RYUTAK” とかいう野郎に乗っ取られたサイトっぽいんっすが、 「おたく」 「変態」 「ロリ」 というのを選択してみたところで何も起こらないっぽいし、何なんすかね、これ? 単なる 「工事中」 ならいいんですが、僕のせいでウイルスに感染してパソコンが壊れたり、個人情報が流出しちゃったりしたら、ゴメンよぉ。。。 ま、怨むなら“RYUTAK” を怨んで貰うのが筋だと思うんですが、とまあそれはそうと、海山道神社。 狐の嫁入り神事 って、そういえば、この神社でやるんでしたな。 何でもいいけど嫁の顔、あまりにもキツネ過ぎぃ。。。 もうちょっと可愛い感じのキツネ娘に出来なかったんすかねぇ。。。 こんな神事なら、廣貫堂の ネオ眞治 のほうがいいやぁ。 そう思ってしまうんですが、それはそうと、ジュニアサミット。 全世界の女子中学生や女子高生が桑名に来るとか、楽しみ過ぎぃ♪ これはもう、烈々歓迎しなければなりませんが、予定する宿泊施設というのはやっぱり、あそこっすよね。 花見好きの人の聖地、 ホテル花水木 。 鼻水が黄色い人にとっても、それなりにホテル鼻水黄だったりするんですが、会議場とか、あったっけ? そう思って調べてみたら、ちゃんとありました。 ほれ 。 国際会議同時通訳装置、TV中継装置あり。 おお、イケるやんっ♪

 で、一方、四日市屋旅館はと言うと、 これ 。 テレビあり、有料ビデオ無し。 健全な青少年の宿泊地としては、イケるやんっ♪ 「桑名の花火大会・石取り祭が部屋に居ながら観れます。」 というのもポイントが高いんですが、残念ながらジュニ・サミはその季節ではありませんからなぁ。。。 ま、サミット記念・特別石取りは、間違いなく開催されると思いますが、どうせなら特別に花火もドカドカと打ち上げて貰いたいところですなぁ。 ちなみにこの旅館は 『ローカル路線バス 乗り継ぎの旅』 で蛭子能収と太川陽介が泊まったところだったりします。 ここ 参照。 桑名から名古屋までの路線バスで、相当に苦労したみたいっすなぁ。 高速バスならいくらでもあるんですが、で、この女子中高生サミット、もしかしたら男子中高生も来るのかも知れませんが、それは無視して、で、いつ開催されるのかと思ったら、2015年の4月22日から。 うーん…。 ちょうど、そのタイミングで春の旅行を計画しているんっすよね。 今年の夏、福島に行こうかと思って、結局は栃木で完結しちゃったんですが、今度こそ東北まで足を伸ばそうかと。 で、桜の見頃に合わせて、4月23〜25日で予定を立てているんですが、うーん…。 ほぼ、すれ違いになってしまいますなぁ。 でもまあ、全世界から女子中高生が来ると言っても、僕に触れ合いの機会が与えられるとは思えないし、オサワリ御法度となると、さほど美味しいとは言えないような…? ということで、旅行のほうを優先しようかと思っているんですが、とりあえず宿は押さえました。 ま、そのうちにまた気が変わっちゃうような気がするんですが、再来週にせまった秋の京都も、またまた飯と宿計画を変更しちゃったしぃ。 初日の夜は高台寺と圓徳院のライトアップに行こうかと思っていたんですが、二条城で こんなイベント があるじょー。 そんな事実が発覚したんですが、 “アートアクアリウム城” っすかぁ。 ちょっぴり地雷臭が漂うイベントでありますな。 今年の冬に行こうかと思ってヤメちゃった神戸の須磨の “アクアイルミナージュ” は、最低レベルのクチコミ評価だったりしましたからね。以前にも紹介しましたが、見たことがない人のために、もう一度。 ほれ 。 で、一方、二条城のヤツは去年も行われていたんですが、その評価のほどは、 こちら 。 おお、文化祭の域よりも低いレベルとか言われちゃってるやん。 マジかよ? 早まってチケットを買ってしまったんですが、どうすんねん!?

 ちなみにお値段のほうは、普通の入場料で1,600円。 高っ! ぼったくり感が半端無かったりするんですが、しかも、僕が買っちゃったのは普通の入場券ではありません。 日時指定有料入場券というヤツです。 去年はめっちゃ大人気で、長蛇の列が出来ていた。 そんな噂を小耳に挟んだので、こっちのほうにしてみたんですが、お値段、ドン。 更に倍。 何と、3,200円ですぜ! で、お泊まり先でありますが、最初は ルーマプラザ というカプセル&サウナを押さえていたんですが、二条城に行くとなると、微妙に面倒であるな…と。 そこで、 ゆるる というゲストハウスに鞍替えすることにしました。 昔はよく、ユースホステルのドミトリーに泊まったりしていたんですが、最近、相部屋はちょっと…な人になってしまったので、ゲストハウスはちょっと…。 が、ここの男女混合ドミトリーは各ベットに間仕切りがあって、ある程度のプライバシーは確保されている模様です。 サウナとかカプセルとか、ホモの人に襲われるというイメージをどうしても払拭出来なかったりするんですが、男女混合なら、かえって安心かも? ちなみにお値段は 2,500円なんですが、安っ! 二条城で金魚見るよりも、安っ! ますます、早まってアートアクアリウム城の日時指定有料入場券を買ってしまった自分が空しくなっちゃうんですが、ただ、この宿は風呂が極狭らしくて、近くの銭湯に行くのが推奨らしいんっすよね。 それもなんだか面倒な気がするし、で、相部屋というのはやっぱりちょっとアレなような気がするし、うーん…。 で、結局、 京都ロイヤルホテル&スパ というところに鞍替えすることにしたんですが、スーペリアダブルルームの素泊まりで、21,000円。 宿泊費が一挙に8.4倍まで膨れちゃいましたが、ま、それで貞操が守れるのであれば、安いものではなかろうかと。 男女混合ドミトリーだと痴女に襲われたりするかも知れませんからね。 そんなの、こちらからお金を払ってでもお願いしたいところではあるんですが、それはそうと、この京都ロイヤルホテル&スパというところ、スパがあっていいなと思っていたんですが、こういう スパ なんですな。 スパゲティ屋さんだとばかり思っていたのに、ぜんぜん違っていて、ガックリ。 …って、さすがにそこまでアホではありませんが、大浴場があるのかと思ったら違っていて、ガックリ。。。 風呂だけならルーマプラザが最強だったっぽいんですが、二条城の金魚のせいで、何もかもが犠牲になってしまいましたなぁ。 犠牲と言えば 「ぎせい豆腐」 というのがあったりしますが、 これ 。 高っ! アートアクアリウム城よりは安いんですが、税込だと 1,350円っすか。日時指定有料入場券は 2.37擬製豆腐という換算になりますな。 1時間待ちという噂もあって、それを解消出来るのであれば、倍額を払うだけの価値はある気がするんですが、金曜日だからそこまで観光客は多くない気もするし、もし、ぜんぜん誰も並んでいなかったりしたら、めっちゃ空しい予感が。 京都在住の皆さま、11月の13日の金曜日の夜は二条城に並べ、並べ、並びまくれ〜!

 で、その日の夜に予定していた祇園の天麩羅屋さんもキャンセル。 京都市役所前に泊まって二条城へ行くのに、祇園は逆方向になっちゃいますからね。 で、代わりに押さえたのが これ 。 この店は去年の春だったかに昼飯を食いに行ったことがあるんですが、なかなかよかったという記憶が。 えーと、 これ っすな。 前半のわりと後ろのほうに出て来ます。 前回は京都牛ステーキがメインだったんですが、今回は 「京都牛のおかき揚げ出し」 。 鉢物には、京都牛を使用し、馴染みのある “おかき” で一工夫した揚げ出しをご用意いたしました。 そういうアレのようなんですが、鉢物と言えばパチモノ…とまでは言わないまでも、かなり脇役なイメージっすよね。 メインディッシュとして期待してはいけなさそうな雰囲気が漂いまくっておりますな。 11,500円のコースなら強肴が 「和牛ステーキ又は鴨ロース石焼」 となって、ある程度の強度が期待出来そうなんですが、さすがにちょっと高杉晋作。 レンタルビデオとか、新作じゃなくて旧作なら、1泊2日で100円っすからね。 0泊1食で旧作115本分相当というのは、さすがにちょっと。。。 で、今回の僕の苦手系は 「鱈白子の玉締め」 というのになりそうですな。 鱈の白子は京都では “雲子” とも呼ばれるそうですが、う…ウンコ? あ、 「くもこ」 っすか。 めっちゃ珍味っぽくて、ぜんぜん食べたいとは思えないんですが、しかも 「玉締め」 って、どんなんや? 拷問の一種としか思えないような字面だったりするんですが、やっぱり店を変えようか。 ちょっとそんな気も。 ちなみに2日目の昼に予定していた これ は、ヤメにしちゃいました。 いや、何となく。 で、代わりに これ にしちゃったんですが、ステーキは60グラムっすかぁ。 ほんの一口でしょうなぁ。 写真に載っている大きなザリガニみたいなヤツは活オマール海老らしいんですが、これを焼いて貰うにはオプションで追加料理が必要となります。 半身で+831円。 通常料金だと 「帆立貝とガレットの重ね焼 葛のパリパリ添え」 というのになるようです。 ま、これでいいかと。 −831円で、 「紀文のパリパリポテト」 に変更とか、そういうのでもいいような気がするんですが、勢いだけで予約を入れちゃったものの、冷静になって考えてみると、この店もちょっとどうかなぁ。 そんな気がしないでもありませんな。 とまあそんなことで、来週の今頃はまた、宿屋もメシ屋もまた変わっちゃっているかも知れませんが、とまあそんなこんなで、今日(11月1日)は全日本大学駅伝っすな。   テレビ中継では山九四日市支店海山道倉庫の他、桑名が誇る一押しスポット “ギロチン工場” にも注目して貰うとして、今日のところはおしまい♪

 ということで、今日はスライド・ハンプトンなんっすが、この原稿がアップされる頃は既に、駅伝とか終わっちゃってますよね。 また、来年♪ ちなみにギロチン以外の注目ポイントとしては、揖斐長良川の橋を渡る直前にある 「長島スポーツランド」 があるんですが、今年、ここの駐車場で女性の死体が発見されるという事件がありましたよね。 何かここ、見たことがあるような? そんな既視感を覚えたとしたら、きっとソレなんですが、とまあそれはそうと、スライド・ハンプトン。 名前からしてバルブトロンボーンではなく、スライド式のほうを吹いていそうな空気がヒシヒシと感じられるんですが、日本での知名度や人気の程は、今ひとつ。 そういえば、そんな人もいたっけ? そんな扱いだったりするんですが、このコーナーでも過去に一度だけ取り上げられたことがあります。 これ 。 そこにリンクが貼られている このページ の意図がよく分からなかったりするんですが、以前は 「偉大な演奏家にして編曲家である」 とか、そういった趣旨の記載があったりしたのかも知れませんね。 とまあそんなことで、 『ザ・ファビュラス・スライド・ハンプトン・カルテット』 。 このところ、 『ザ・マグニフィセント・トロンボーン・オブ・カーティス・フラー』 だとか、 『ジ・インクレディブル・カイ・ウィンディング・トロンボーン』 といったアルバムを取り上げて来たんですが、今度は “ザ・ファビュラス” っすか。 「ザ・素晴らしい」 「ジ・信じられない」 と来て、今度は 「ザ・伝説的な」 っすか。 トロンボーン業界は相当の逸材揃いであるものと思われますが、ま、今回で一区切りということになろうかと思うんですけど。 で、これ、タイトルからも変わるように、トロンボーンのワンホーン・カルテットだったりします。 それって、めっちゃ地雷じゃね? そんな気がしないでもないんですが、サックスと違ってラッパ系って、意外とワンホーンには不向きだったりしますよね。 正確に言うと、ワンホーンではなく、ワンブラスという事になるかも知れませんが、その言葉がまったく定着してないところからして、何かを察することが出来ますよね。 こりゃ、あまり多くは期待出来そうにもないな。 そんな気がしてならないんですが、ただこれ、ピアノが JOACHIM KUHN だったりしております。 じょ…ジョアチン・クフーン? 正しくはヨアヒム・キューンと読むんですが、フリー寄りの前衛さと、胸がキューンとなる叙情性とを併せ持ったキャラっすよね。 で、ベースはニールス・ペデルセン。 となると、ドラムスはエルビン・ジョーンズ辺りが適任であるように思えるんですが、同じジョーンズでもフィリーのほうのジョー・ジョーンズだじょー。 ま、リーダー本人が、やや保守派なイメージだったりするので、バランス的にはこれでいいのかも知れませんが、とまあそんなことで、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、ハンプトンのオリジナルで、 「イン・ケース・オブ・エマージェンシー」 。 これはアレです。 一言でいうと、凄ぇぇぇぇ! 一聴、まず腰を抜かすのは、その演奏の熱さと圧力だ。 モーダルな曲想自体はハンプトンの指向性を考えればそれほど驚くには当たらないが、その中身が尋常ではない。 なんというか、全員がほとんどケンカ腰なのだ。 ほかのやつらより目立ってやろう、でかい音を出してやろう、変なことをしてやろう、としているとしか思えないテンションで演奏が進んでいくから、うんぬん。 そう、日本語ライナーで藤本史昭クンが書いているんですが、まさしく、そんな感じでありますな。 リーダー本人が、やや保守派なイメージだったりするとかいった前言は、超撤回しなければなりませんが、冒頭からモーダルにして、パワフル。 そういったクソ熱い松岡修造的なプレイが展開されております。フィリーのタイコも激しく煽りまくりで、いやあ、これが凄いっすなぁ。 ハンプトンにキューンが絡む新主流派ライクなテーマに続いて、トロンボーンのソロがフィーチャーされるんですが、ニールス・ペデルセンのベースを含め、4者のインタープレイ的な盛り上がりが半端ではありません。 特にキューンのピアノは伴奏の域を軽く超越しちゃっていて、イッツ・フリーダム。 続いてペデルセンが超絶的にテクニシャンなピチカート・ソロを披露して、最後はキューンが唸り声を交えて、その場の引っ掻き回して、でもって、テーマに戻って、おしまい。 あまりに自由過ぎるというのも、どうか? そう、眉をひそめる村山富市の顔が浮かんだりしますが、ま、いいぢゃん。

 ということで、次。 …と、ここで京都の宿に新展開あり。 原稿書きに行き詰まる度に、もっと他にいい宿が無いかとチェックを入れていたんですが、 “じゃらん” に 「ホテル サンセットイン」 というところの空きがあるのを発見。 三条駅もしくは京阪三条駅から徒歩2分と、交通も至便。 ちなみに、この2つの駅はほぼ同じ場所であると言っていいんですが、三条駅が京阪電鉄の駅で、京阪三条駅というのが地下鉄の駅だったりします。 ややこしいねん! で、お値段のほうは 「ダブルルーム14平米 ★シックなお部屋♪」 で 9,900円。 おお、安いっ♪ サンセットイン、最高や! 使えないスパがあるロイヤルなホテルなんか、最初からいらんかったんや! で、即座に宿替えすることにしたんですが、後から楽天トラベルのほうもチェックして、唖然。 これ なんですが、文字化けしてね? …というのはともかくとして、 クチコミ の点数、低くね? 総合評価 2.07って、あまり見たことがないレベルなんですが、 “じゃらん” のほうではみーなさん (女性 / 30代) に 「気分が落ち込む宿」 とか言われておりました。うーん…。 ま、寝るだけなら、いっかぁ。 そんな気もするんですが、さ、ここはパーッと明るい音楽でも聞いて、テンションを上げようではありませんかぁ。 ということで、 「ラスト・ミニッツ・ブルース」 。 これまたハンプトンのオリジナルなんですが、いかいにも緊急事態っぽい雰囲気だった前曲に比べると、幾分は落ち着いたオーソドックスなブルース風。 どこかで聞いたことがあるような気がするんですが、調べてみたら これ の冒頭に入っていることが判明。 タイトルにブルースと付いておりますが、まったく泥臭くはなく、激しくカッコいい演奏に仕上がっております。 そう、書かれておりますな。 成るほど、言われてみれば確かに、そんなにブルースっぽくはありませんな。 他人の意見…、というか、自分の意見は、わりと素直に認めるほうだったりするんですが、で、このオリジナルのほうの出来映えも、秀逸。 ハンプトンが無伴奏ソロでテーマの一節を吹いた後、リズム隊が入って、そこから熱い演奏が始まる。 そんな導入部の仕掛けも斬新だし、で、4人が顔を揃えた以降はもう、イケイケどんどん。 トロンボーン、ピアノ、ベースと続くソロは、いずれも熱延鋼板も真っ青な熱演ぶりでありまして、いいぢゃん♪

 で、次。 これまたハンプトンのオリジナルで、 「チョップ・スーイ」 。 この人、作曲の才能も非凡なものがありますな。 凡人とは違うな。 大木凡人とも違うな。 そう思わせてくれるだけの才能の持ち主だったりするんですが、…と、ここで京都の宿に新展開あり。 ただ寝るだけとは言え、気分が落ち込むのは、ちょっと…。 で、やっぱりロイヤルなスパに戻そうかと思ったんですが、別の宿に空きがあるのを発見。 堀川イン というところっす。 ワカメちゃんの同級生にいますよね、堀川クン。 これ 。 こんなヤツと名前が似ているホテルって、ちょっとヤバいんじゃ? そんな気がしないでもないんですが、クチコミのほうは、まあまあ。 シングルにちょっとした朝食が付いて 11,900円と、お値段もまあまあ。 何より二条城に近い立地は金魚を見るには最適でありまして、これでもし、アートアクアリウム城がクソつまらなかったとしても、すぐ部屋に戻れて、安心だねっ♪ で、ついでに先斗町の店もヤメにして、二条城の近くのどこかに変更しようかと思うんですが、これで 「鱈白子の玉締め」 も食べずに済んで、ますますもって安泰だねっ♪ …ということで、テンションのほうもちょっと持ち直してきたんですが、で、曲のほうはアレです。 エキゾチック系なモーダル? そういったアレだったりして、なかなかいい感じ。 フィリーくんも張り切りまくっておりますな。 で、ソロ先発はヨア・キュンくん。 この人の、唸りながらピアノを弾くというスタイルは、何とかならんのか? そう思わずにはいられませんが、何ともならんのでしょうな、多分。 恐らく、口を粘着テープで塞いだりすると、まったく指が動かなくなっちゃうんだと思われます。 で、続くスラ・ハンくんのソロは、最初にちょっぴり 「ラスト・ミニッツ・ブルース」 っぽいフレーズが出てくるところがご愛敬なんですが、その後は十分にアドリブっているし、続くペデルセンのソロは、ちょっぴり食傷気味だったりはするんですが、とまあそんなこんなで、ここまで3戦3勝。 絶好調なんですが、正直、ちょっと疲れが出てきちゃいましたなぁ。。。

 …と、ここで、絶妙のタイミングで、バラードが登場。 トロンボーン業界の先輩であるJ.J.ジョンソンの代表作でありますな。 キューンのピアノの絡み具合は、決して耳に優しいだけのスロー・ナンバーに終わらせてはくれないんですが、ここでの彼のプレイは必要十分に 「魔法少女リリカルなのは」 でありまして、息抜きの用途はそれなりに果たしてくれていて、何より。 で、次。 最後もハンプトンのオリジナルで、 「インポッシブル・ワルツ」 。 新主流派ライクで3拍子なワルツでありまして、キューンの意味不明なフレージングの、キモい唸り声を覗けば、概ね、ちょっとしたプチ小品風の仕上がりだったりして、とまあそんなことで、今日のところは、おしまい♪

【総合評価】 トロンボーンって、何かダサいよね。 ユルくて、何だか軟便みたいで、何遍聞いても好きにはなれない。 そんな偏見を持っている人に激しくオススメしたい1枚であります。 一聴、まず腰を抜かすのは、その演奏の熱さと圧力だ。 この一文が全てでありますな。 あまりにも全力プレイ過ぎて、後半はちょっと疲れが溜まって来ちゃうんですが、そこには割と小品系なのが配置されていて、全体のバランスもいいです。 ちょっと自由過ぎる嫌いはあるんですが、フリージャズのことは嫌いでも、スライド・ハンプトンのことは嫌いにならないでくださぁ〜い!


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