HAPPY MINORS (BETHLEHEM)

RED MITCHELL (1954/12/17)

HAPPY MINORS


【パーソネル】

CONTE CANDOLI (tp) BOB BROOKMIYER (v-tb) ZOOT SIMS (ts)
CLAUDE WILLIAMSON (p) RED MITCHELL (b) STAN LEVEY (b)
【収録曲】

(01-03) HAPPY MINOR / BLUESOLOGY / ONCE IN A WHILE
(04-05) LONG AGO AND FAR AWAY / GONE WITH THE WIND
(06-07) KELLY GREEN / SCRAPPLE FROM THE APPLE
【解説】 ( 2016年07月24日更新 / 連載 1,220回 )

 暑いっすなぁ。 あまりにもクソ暑いんですが、やっぱり砂丘にしちゃおうか? そんなふうに考えたりしている昨今でありますが、何の話なのかというと、 これ 。 セントレアのスカイデッキで飛行機を眺めていて、あまりのクソ暑さに、こりゃ、砂丘なんかに行ってる場合じゃないな。。。 そんな気がしたので、椎茸ランチを予約しちゃったんですが、冷房の効いた部屋で頭を冷やして冷静になって考えてみると、鳥取まで行って砂丘に行かないのって、何か勿体なくね? そんな気がしてきました。 智頭でチーズケーキ → 鳥取で椎茸ランチ → 浦富海岸で遊覧船 → (※) → 鳥取の宿にお泊まり。 この (※) のところに何とか砂丘をねじ込めないかと思案してみたんですが、バスの時間の関係で30分くらいしか時間が取れそうにありません。 翌日は松江のメシ屋を13時に押さえてあるんですが、鳥取からだと移動にけっこう時間が掛かるので、砂丘に寄る余裕はありません。 となると、椎茸は捨てるしかありませんな。 よくよく考えたら、椎茸なんて別に鳥取の名物というワケでもなさそうだし、そもそも椎茸なんかそんなに好きではなかったりするしぃ。 で、昼飯までの時間調整に組み込んだ智頭の散策も取りやめて、替わりに鳥取市内の 仁風閣 というところに行ってみようかと。 どうしても行ってみたいというワケではなく、痛風よりは、仁風 (じんぷう) のほうが、まだマシ? その程度のソソられ具合だったりするんですが、人糞よりは仁風 (じんぷう) のほうがマシなのは間違いないし、鳥取駅に着いて、砂丘行きのバスが出るのに30分くらい間が空いちゃうので、とりあえず くる梨 というバスに乗って、時間調整を図ろうかと。 おお、 くる梨子ちゃん 、わりと可愛いっぽい♪ 20世紀に生まれた女性ということは女子高生っすかね? 2003年に応募したそうですが、ん? ということは当時、3歳くらい? 山菜好きの3歳児だったりとか? …と、ここまで書いたところで、気が付きました。 今、21世紀やんっ! 20世紀に生まれた女性ということは、ぜんぜん女子高生ちゃうやん! いや、2000年生まれなら、普通に女子高生なんですが、後ろ姿から漂う、そこはかとない “おねえさん感” からすると、ま、そこそこかな? そんな気がしないでもありません。

 で、そこから先、今度は ループ麒麟獅子バス というのに乗って砂丘に向かおうと思うんですが、麒麟獅子。 漢字の書き取りテストに出題されると、ちょっと嫌っすな。 “くる梨” と比べると可愛げもないし、麒麟獅子子ちゃんだと “子” がダブるし、いい事がひとつもないネーミングなんですが、しかも1乗車300円かいっ! お得な1日乗車券 (乗り放題) 600円を買わないと、お損もいいところなんですが、ちなみに僕は これ を買う予定。 鳥取藩のりあいばす乗放題〜、乗り放題〜、ヨロレイヒ〜♪ 鳥取県内路線バスが3日間乗り放題っ! くる梨も、麒麟獅子も、浦富海岸に行く日ノ丸自動車だか日本交通だかのバスも乗り放題。 鳥取でバスに乗るには最初の1日だけなので、果たして 1,800円の元が取れるのか、甚だ疑問ではあるんですが、いちいち料金を気にして小銭を用意するのは面倒なので、ま、いっかぁ…と。 手形タイプは人前で出すのが恥ずかしいので、普通にカードタイプのほうがいいっすな。 砂丘にラクダにカニに梨で、こちらのほうがデザインも鳥取っぽいし。 米子−松江線にも使えるようなので、これをうまく利用すれば、元が取れそうな気もするんですが、とまあそんなこんなで、砂丘に到着したとして。 砂丘センター砂丘会館 、どちらもバスが停まるようですが、センターからだとリフトに乗らないと砂丘に行けないっぽいので、会館のほうがよさげっすかね? 砂丘らっきょうバーガー も、こっちにあるみたいだし。 ラッキョウの佃煮 (らっ佃) もサンドされているんっすな。 らっ…つくだ? もっと語呂のいい読み方があるのかと思ったら、そのまんまなんっすな。 もしかしたら、ラクダと微妙に掛けてあったりするのかも知れませんが、で、ラクダと言えば、 らくだや 。 ここ、評判が悪いようっすな。 らくだライド体験 (1人乗り) 1,300円、(2人乗り) 2,500円。 やや、ぼったくり感はあるんですが、ラクダを5匹も抱えていると、維持するのも決して楽だとは思えないので、ま、しょうがないかな…と。 ラクダにまたがって撮影 おひとり様 500円。 これもまあ、ラクダに何らかの負担が掛かるので、やむを得ないかな…と。 ラクダの横に並んで撮影 おひとり様 100円。 これもまあ、商売なので分からんでもないんですが、問題は横に並ばずに、ラクダ単体で撮影しようとした場合。 ここには何も書かれてないんですが、ラクダにカメラを向けただけで店のオッサンにドヤされて、100円取られちゃうんだそうです。 100円くらいなら、いっかぁ。 そんな気がしないでもないんですが、不用意にカメラを向けないように注意しなければなりませんな。 ラクダが駄目なら、幼女を撮ればいいじゃない。 …って、それはもっとアカンような気もするしぃ。

 で、鳥取砂丘と言えば、 スナホ・ゲーム解放区宣言 。 確かに 「広大で安全」 かも知れませんが、ポケモンに熱中するあまり、熱中症でバタバタと倒れちゃう予感が…。 個人的にはポケモンよりも、揚げもんのほうがソソられるので、ミルフィーユカツとラッキョのバーガーだけ食えればそれでいいんですが、無理に “馬の背” を目指すのはヤメにして、端っこのほうだけ歩いて雰囲気を味わって、ラクダが写り込まないように注意しながら写真を撮って、あとはまあ、 砂の美術館 でも覗いてみようかと。 第9期 「砂で世界旅行・南米編」 っすか。 8月6〜7日、 サマーフェスタ 、開催っ♪ サンバショーとか、ボサノヴァコンサートもあるんですな。 南米フード屋台にもちょっと惹かれるんですが、ブラジリアン豚汁 (ぶたじる) とか、あるんっすかね? 残念ながら僕は5日の金曜日に行く予定なので、駄目なんっすけど。 6日は前述の通り、松江に移動して、城の辺りを散策して、昼飯を食おうかと思っているんですが、押さえた店は ここ 。 宍道湖に面した…というより、微妙に川なんじゃね? そんなロケーションだったりするんですが、景色はよさそう。 で、ランチメニューは こんな感じ 。 席だけの予約なので、何を食べるかはまだ決めてないんですが、和食の店かと思ったら、洋や中華のメニューもあるんですな。 到着が13時の予定なので、限定メニューの在庫があるか、微妙なところではあるんですが、夜は旅館で純和風な料理を楽しむことになるので、洋風膳でもいいかも? 和牛のビール煮、パンの難波煮、すずしろパスタ風っすかぁ。 ビール煮というのは何となく分かるんですが、難波煮って、何なん? よく分からんので、ググってみました。 難波煮 (なんばに) : 魚や野菜などを、ぶつ切りのネギとともに醤油などで煮たもの。大阪の難波がもとネギの産地であったところからの名。へぇ〜。 魚や野菜などを…というのなら、何となく想像が付くんですが、パンの難波煮で、しかも洋風。 もしかして、地雷っすかね? すずしろパスタ風というのもちょっと怪しいんですが、春の七草のひとつでしたっけ、すずしろ。 要は大根っすよね? 大根のパスタ風。 これまた地雷臭が…。 ちなみに宍道湖と言えば、 七珍 というのが名物らしいっすな。 湖で獲れる7つの珍味。 シラウオとかシジミとか、桑名と “2珍” ほど被りますな。 で、珍味って、ただ “珍しい味” というだけの話で、美味しい♪ …とは誰も言ってなかったりするんですが、スズキ、コイ、モロゲエビ、アマサギ。 どれも、まったくソソられるものがありませんな。 ウナギの “1珍” だけでいいやぁ。。。 そう思わずにはいられませんが、となると、「御うなめし・菊」 (松江の味三品付) とか? ただこれ、ウナギ以外の奴らが “3珍” ほど付いて来そうで、それがちょっと嫌なんですが、となると 「旬菜膳」 というのが無難っすかね? パンの揚げ煮という、謎の一品があるんですけど。 難波煮にしてみたり、揚げてから煮てみたり、もしかして、パンの不良在庫を大量に抱えちゃってるとか?

 で、2日目のお泊まりは、 ここ 。 贅沢して、客室露天風呂付きの 「梅」 を押さえてやりましたぜ。 将棋の王将戦が行われた部屋らしいっすぜ。 将棋のタイトル戦では、昼飯とおやつに何を頼むのか、密かに注目を集めていたりするんですが、こんな まとめの記事 まで。 羽生善治くんがホテルニューアワジで昼食に頼む 「きつねうどん」 は、もはや名物となっているようですが、さぎの湯荘では何を食べたんっすかね? 気になったので調べてみたら、 ここ にありました。 郷田王将の昼食は島根和牛ステーキ定食。 めっちゃええもん食ってるやんっ! 対する羽生クンのほうは割子そば。 字面だけ見るとショボそうなんですが、定食みたいなっていて、けっこう美味しそう。 最終日のランチは、これでいっかぁ。 そんな気もするんですが、一般向けに販売されているのか不明だし、実を言うと既に、他のところを押さえてあったりします。 ここ 。 京都ではなく、安来にも 清水寺 というのがあるようですが、わりと立派な三重塔なんかもあったりして、しかも中に入って3階まで登れたりする模様。 階段がめっちゃ急で、死ぬほど恐いらしいので、高所恐怖症の僕としては、あまり関わり合いたくないところなんですが、先客にスカート姿の女子高生やら、女子中学生やら、女子小学生やら、女子幼女やらがいたりしたら、勇気を振り絞ってチャレンジしてみようかと。 で、その後は 精進料理 。 欲望がまったくと言っていいほど無い僕には、ぴったりでありますな。 精進イカ刺しとか、精進鰻の蒲焼きとか、ちょっと面白そう♪ 精進料理なので無論、本物のイカを刺し殺したり、ウナギを蒲焼いたりするのではなく、代用品でソレっぽく作ってあるみたいです。 ここ 参照。 いちばん安いコースなら 2,160円なんですが、出雲そば割子が食いたい。 天麩羅も欲しい! そんな欲望に囚われて、4,320円のコースを予約しました。 季節の珍味 (茸彩々) と書いてあるので、もしかしたら椎茸も食えるかも知れないし、楽しみっ♪


 とまあそれはそうと、今日 (7月30日) は、桑名の花火大会でありました。 今年から有料観覧席が出来たので、前日から場所取りをしなくても、優良な観覧席を確保することが出来て、何より。 世の中、カネで解決することが出来るなら、それがすべてっすよねー。 花火の前にステージイベントがあって、 “KUHANA! KIDS” が出るというので、どうしろうかと思ったんですが、時間が中途半端だし、トークだけで演奏は無いようなので、パスしました。 が、 これ を見たら、浴衣 (ゆかた) 着てるやんっ! 武豊の浴衣姿とか、浴衣でユカタン半島とか、あまりソソられるものがないんですが、いや、後ろのほうは悪くないっすかね? いずれにしろ、浴衣姿の女子中学生と女子小学生を合法的に激写するチャンスを逸したのは痛いっすなぁ。。。 で、両端に突っ立ってる2人の兄ちゃんは3代目三重県住みます芸人 「カツラギ」 とやらっすかね? こいつらは花火の司会進行にも絡んで来たんですが、ぶっちゃけ、邪魔なだけなので、来年からは呼んで頂かなくてもいいような? が、今日は早朝からゴミ拾いをやってくれたみたいで、エラいな♪ …と。 で、花火本体のほうはというと、70周年の株式会社中部コーポレーションのスターマインが2尺玉入りで、よかったっすなー。 来年は71周年なので、期待が持てなかったりするんですけど。 で、NTNの花火が別格でスゴかったんですが、ラスト30分がショボかったっすなぁ。 ま、毎年の事なので、こういうものだと思って諦めるしかありませんが、とりあえず写真のほうを5枚ほどピックアップして掲載しておきます。

< 桑名水郷花火大会 2016 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 有料席は非常に優良だったんっすが、隣の席のオッサンがウザかったっす。。。 30円くらい料金割増でもいいので、おっさん禁止エリアというのを作って頂けると嬉しいんっすけどね。 ま、それだと自分も立ち入れなくなっちゃうんっすけど。 で、来週は 石取祭 っ! 国指定重要無形民俗文化財っ! 青森のねぶた、弘前のねぷた、男鹿のナマハゲ、高山祭、京都の祇園祭なんかと同レベルっ!凄ぇぇぇぇ♪ で、ユネスコ無形文化遺産へも登録予定っ! 四日市の鳥出神社の鯨船行事と同レベルっ! そう書くと、ぜんぜん大したことないように思えてしまうんですが、しかも来週は山陰のほうに遊びに行くので、桑名にはいなかったりするしぃ。 うちの町内は石取りではなくて金魚祭りのエリアなので、あまり盛り上がらないっすよねぇ。。。 石取・大好きギャルが浴衣姿で一緒にアイス饅頭を食べてくれるというのなら、来年はちょっと考えたいと思うんですけど。 で、翌週はいつの間にやら出来ていた 「山の日」 などという謎の祭日があって、そのまま盆休みに突入〜。 今年もまた、甲子園へ高校野球を見に行こうと思ったりしていて、しばらくはネタに困らなくて、安泰でありますな。 とりあえず来週、このコーナーはお休みして、小ネタでお茶を濁すことになると思われますが、では皆さま、よい夏休みを♪

 ということで、今日はレッド・ミッチェルっす。白人のベース弾きで、ブルー・ミッチェルほどでは無いにせよ、日本では知名度、人気共に、うーん、まあまあ? どちらかというと、通好みなキャラというイメージっすかね? で、今日はそんな赤ミッチェルの初リーダー作を取り上げてみたいと思います。  『ハッピー・マイナーズ』 。 『幸せ未成年』 っすかね? ベツレヘム盤にしては珍しく、ジャケットのセンスが秀逸です。 書くのがクソ面倒そうなんですが、でも大丈夫。 先週のうちに片付けておきました。 電気工事士の技能試験、アカンかった。。。 そんな失意の中、よく頑張ったね、サバくん♪ おかげで今日はとっても気が楽なんですが、ということで、後は適当に曲解説のほうを片付けちゃうことにしましょうかぁ。 …と、その前に、簡単にメンバー紹介を。 コンテ・カンドリのトランペット、ボブ・ブルックマイヤーのバルブ・トロンボーン、ズート・シムズのテナーという3管編成。 ピアノがクロード・ウイリアムソンで、ドラムスがスタン・リーヴィー。 何か、めっちゃ西海岸っ! そんな面子だったりして、個人的にはあまり期待が持てそうにない。 そんな気配が漂いまくっているんですが、とりあえずまあ、演奏を聞いてみましょうかぁ。

 ということで、1曲目。 アルバム・タイトル曲の 「ハッピー・マイナーズ」 。 赤ミッチェルのオリジナルのようですが、これが、いいっ♪ 名前の通り、そこはかとなくハッピーで、マイナー調で、まあ、いいな♪ …と。 そんな仕上がりだったりするんですが、3管の絡み具合も実にいい感じでありますな。 で、ソロ・パートはズート、カンドリ、クロード・ウィリアムソンの順。 ピアノのソロにはちょっぴり管楽器軍団が絡んで来たりもして、なかなかにホットな雰囲気が醸し出されております。 で、リーダーの地味なベースのソロを挟んで、ボブ・ブルックマイヤーが登場。 いいっすよね、ブルックマイヤー。 ちょっぴりロッテンマイヤーさん (←ゼーゼマン家の執事) っぽくて。 ゼーゼマン家って、何や? そう思われたかも知れませんが、アルプスの少女ハイジに出てくるクララの一家っすな。 嫌味キャラで、子供達からも嫌われているので、ロッテンマイヤーさんっぽいと言われても、ぜんぜん嬉しくないかも知れませんが、とまあそんなこんなで、テーマに戻って、おしまい。 アレンジ重視のクソつまんねぇウエスト・コースト・ジャズなんじゃね? そんな僕の懸念を吹き飛ばす、ハード・バピッシュでファンキーな熱演ぶりだったりして、凄ぇぇぇぇ♪

 ということで、次。こうなってくると、これからの展開にも期待を持ってしまうんですが、2曲目は 「ブルーソロジー」 。 作曲者にジャクソンという名前がクレジットされているんですが、どこのジャクソンなのかは分かりません。 マイケル・ジャクソン、もしくは、釈尊。 そこら辺りでない事だけは確かなんですが、タイトルに 「ブルー」 が付くだけのことはあって、ブルージーなブルンジ人。 そういったアレだったりしております。 ピアノ・トリオによる演奏で、クロード・ウイリアムソンと赤ミッチェルの、地味に緊迫感のある “バトル” を堪能することが出来る。 そういった仕上がりだったりするんですが、あ、ミルト・ジャクソンの作なんっすな。 原田和典クンの書いた日本語ライナーを見たら、そう書いてありました。 なるほど、言われてみれば “らしい” 曲調なんですが、都会派アーバンな趣向の人には、ちょっと泥臭く感じられるかも? で、次。 歌物スタンダードの 「ワンス・イン・ア・ホワイル」 。 ベースのピチカートでテーマのメロディを演奏するという、そういうアレだったりするんですが、しみじみとした渋いバラードに仕上がっていて、何より。 途中から主役がクロード・ウィリアムソンに変わるんですが、素人ではない、プロの玄人 (くろうと) ウィリアムソン。 そんな感じの素晴らしいプレイを披露してくれて、何より。 でもって、ベース主導のテーマに戻って、おしまい。

 で、次。 これまた歌物で、 「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」 。 ロング・アゴと言えば水谷元元桑名市長なんっすが、どうして “元” がダブっているのかというと、水谷元 (みずたに・げん) が名前で、選挙で負けて市長ではなくなってしまったので、元 (もと) 桑名市長。 こんなオッサン です。 アゴ、長いっすなー。 で、 「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」 。 ここで再び管楽器チームが合流することになるんですが、アップ・テンポの元気なナンバーでありますな。 水谷の元ちゃんは、うちの支店長の葬式関係で見掛けた時、ちょっと元気が無さそうだったんっすけど。 ま、葬式であまり元気に騒がれてもアレなので、その辺の節度は弁 (わきま) えたキャラであるな。 そのように評価していいかも知れませんが、ビ・バップ超のピアノのイントロに続いて、3管の絡みでテーマが演奏されます。 で、ソロ先発はコンテ・カンドリっすかね? いいっすよね、カンドリ。 ちょっぴり神取忍っぽくて。 で、以下、ズート、ブルックマイヤー、ウィリアムソンと、各自の充実したソロが続いて、最後はリーダーがピチカートで地味に締めて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。  「ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド」 。 「風と共に去りぬ」 っすな。 この名前を見ると何となくテリーヌを食べたくなっちゃうんですが、曲そのものはあまり好きではなかったりするので、期待薄。 で、実際の出来はというと、うーん、まあまあ? テーマの凝ったアレンジがなかなか洒落ていて、で、ボントロ、トランペット、ピアノ、ベース、テナーの順で各自のリラックスしたソロが披露されて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 派手さはないんですが、その代わり、地味。 そんな仕上がりだったりして、これはこれで、ま、アリかな? …と。 で、次。赤ミッチェルのオリジナルで、 「ケリー・グリーン」 。 管抜きのトリオ演奏で、クロード・ウィリアムソンのバップっぽいピアノを堪能することが出来ます。 ベースのソロも随所に出て来て、ヨイショっと。

 ということで、ラストっす。 パーカー・ナンバーの 「スクラップル・フロム・ジ・アップル」 。 韻を踏んでいて、いいんにょー。 飲尿よりも、いいんにょー。 そんな気がするタイトルなんですが、“Scrapple” って、何なんっすかね? スクラップ&アップルで、金属廃棄物なリンゴ? で、調べてみたら、ぜんぜん違いました。 “Scrapple” = 豚肉のこま切れ、トウモロコシ粉を混ぜたものを揚げた料理。 へぇ〜。 ポケモンよりも、揚げもん。 そんな趣向の僕としては、ちょっと気になる料理でありますな。 普通に美味しそう♪ が、 ここ を見ると、何か不味そう。。。 豚肉と言っても内臓が主のようで、臓物嫌いな僕としては、うーん。。。 で、このパーカーの曲そのものも、さほど好きではなかったりするんですが、3管の絡みで演奏されるテーマ部は、なかなかスリリングだったりして、なかなか良好でありますな。 ズート、ブルックマイヤー (以下略) と続くソロはどれも溌溂としていて、とまあそんなこんなで、今日のところは、おしまい♪

【総合評価】 いい意味でウエスト・コーストらしくない1枚でありました。 リーダーのベース弾きも、ウザい程には前面に出て来ないし、トリオ物と管入りとのバランスも適正。 あまり多くは期待していなかったんですが、いけるやん! …ということで、☆ オススメ ☆


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