AXIS (VEGA)

赤松敏弘 (2010/6/16,17,29)

AXIS


【パーソネル】

赤松敏弘 (vib) 佐藤浩一 (p) 澤田将弘 (b) 樋口広大 (ds) 森川奈菜美 (vo) <#4,8>
【収録曲】

(01-03) RETURN TO FOREVER / OVER AGAIN / SOUND OF FUCUS
(04-06) AXIS / SILENT BUTLER / CHEERFUL FLIGHT
(07-08) HAVONA / I THOUGHT ABOUT YOU
【解説】 ( 2016年10月23日更新 / 連載 1,230回 )

 前々回 、めっちゃしょうもない地域本の話を書いたんですが、懲りずに同じシリーズの 香川県編 を買いました。 著者は、昼間たかし。 昼間っから、たかし。 朝も、たかし。 夜も、たかし。 たかしと言えば、 河村たかし 。 気さくな67歳。 庶民派アピールと、わざとらしい名古屋弁が、ウザくてしょうがない 「たかし」 なんですが、最近は名古屋城の天守閣の木造復元にご執心の模様。 個人的にはそんなことより、細川たかしの髪型を何とかせえ! そう思わずにはいられませんが、この “世界2大たかし” と比べると、あまりにも地味でパッとしませんよね、昼間たかし。 ルポライター・著作家。1975年岡山市生まれ。 若造なんっすな。 若山弦蔵、略して若蔵 (84さい) と比べると、あまりにも若造すぎるんですが、香川県といえば、遠足とか家族旅行で訪れる定番スポットだったので宇高連絡線やフェリーで海を渡ったことは無数。 屋島と四國村も何度訪れたか思い出せないほどである。 ほぉ。 僕はこの秋、香川県に行こうと画策していたりするんですが、屋島も四国村も、行き先の候補にあがっているんっすよね。 屋島は今から30年ほど前に一度だけ行ったことがあるんですが、えーと、 これ 。 高知−高松−鳥取を巡る旅 (ちょっぴり大学受験付き♪) だったんですが、この夏、30年ぶりくらいに鳥取を再訪したのに続いて、今度は屋島かな? …と。 あの時に乗ったケーブルカーは、今では こんな惨状 だったりするんですが、こんな惨状では、山上まで行くのに、どうすればエエねん? …と思ったら、どうやら シャトルバス が出ている模様。 ほぉ、 “ICOCA” も使えるんですな。 便利じゃん♪ …と思ったら、よく見たらこれ、 “ICOCA” じゃなくて、 IruCa やん! こんなん持ってるやつ、いるか? そう、言いたくなるほどローカルな交通系ICカードなんですが、ま、僕は持ってるんっすけど。 通信販売 で売りに出ていたので、思わず買ってしまいました。 3,000円以上ご購入で送料が無料になるというので、別に欲しくもない ことことくらしっくなおでかけとーと も、一緒にポチっちゃったんですが、これで料金や小銭の心配をすることなく、いつでもお気楽に屋島山上シャトルバスに乗ることが出来て、よかったな♪ …と。

 が、これ、1時間に1本しかないし、そう言えば屋島って 「血の池」 を筆頭に、ちょっと微妙やったな。 そんな記憶が蘇ってきたりもして、果たしてどうしたものかと。 グルメ的にも名物は 「いいだこのおでん」 だったりして、かなりアレっすよね。 イイダコとか、ホタルイカとか、頭から丸ごといっちゃう魚貝類の類いって、ちょっと苦手だしぃ。 内臓とか、脳みそとか、目とか、鼻とか、そのまま一緒に食っちゃうとか、あり得ん。。。 イイダコに鼻があるのかどうかは知りませんが、すくなくとも華がない食い物であるのは確かで、ということで、屋島プランは却下。 で、もうひとつの 「四国村」 というのは、 これ 。 キャッチフレーズは 「来たことのある 初めての場所」 。 え、何それ? デジャブ? ちなみに僕は、行ったことありません。 ヤングな若者心にまったく訴えかけてくる物がなかったので、30年前の僕は候補として考えもしなかったんですが、要は “和風な明治村” みたいなものっすかね? いかにも、岡山あたりの小学生が、遠足とか社会見学なんかで訪れそうなスポットなんですが、子供が古民家とか見ても、つまらんでしょうなぁ。 古民家なんかより、肛門、見んか? そんな、つまらん事をいう男児が続出しそうな気がするんですが、紅葉も綺麗みたいだし、写真を撮るにはよさそう? そんな気がしないでもありません。 先ほどの屋島ケーブルの惨状と同じ、 四国大陸 というサイトに詳しいレポがあるんですが、入村して、まず最初に現れるのが 「かずら橋」 のパチモン。 本物の 「かずら橋」 も昭和3年の復刻物だし、 “かずら” なのは飾りだけで、実際は金属のワイヤーで吊されているそうなので、限りなく本物に近いパチモン。 そう、評価していいかも知れませんが、サイズは2/3と、ちょっぴり小ぶり。 極度の高所恐怖症である僕とすれば、これくらいでちょうど、お手頃かも? 先日、高さ10mくらいの配水池のタンクの上に、昇ったほうがいいかも知れないけど、別に昇らなくても大丈夫かも知れない。 そういう仕事上の都合があって、途中まで頑張って上ってみたんですが、2/5くらいまで行ったところで、怖くなって引き返した。 それくらい高い所は駄目なんっすよね。。。 古い配水池なので螺旋階段の縦の棒の間隔がスケスケで、怖ぇぇぇ! ちなみに本物の 「かずら橋」 の高さは水面から14mなんだそうですが、10m×2/5=4mでアカンかったのに、その3.5倍とか、無理っ! 労働安全の世界には 「1メートルは一命取る」 という標語があって、1mの高さから落ちても死んじゃうことがある。 そう脅されるんですが、14mとか、十四命も取られたりして、たまったものではありませんなぁ。。。

 で、パチモンの 「かずら橋」 のほうはどうなのかというと、 これ を見る限り、高さは全然ありませんな。 水面から50センチくらい? これなら大丈夫そう? が、 「四国大陸」 のレポを見ると、気を抜くと落ちます。 そう書かれていたりするし、うーん、気が抜けねぇ。。。 苦手な方は回り道もありますよ。 そう、助け船を出してくれてもいるんですが、それって、めっちゃ “敗北” な気がしますよね。 原木なら椎茸が生えそうだし、サイボクならハムなんですが、敗北は、ちょっと…。 こんな水たまりみたいな池、落ちても怖くねえや! そんな心意気で、頑張ってチャレンジしてみようかと思うんですが、とまあ、そんなこんなで、昼間たかし。 香川県本の出来はというと、三重県本に負けず劣らずアレだったりしたので、この話は無かったことにして。 地域ネタなら、もぐらの漫画のほうが、断然イケてますなー。 香川の絡みだと、 『トコトコ四国』 とか。 このシリーズはいまのところ、四国以外に関西と、東海と、東京編があるんですが、三重県は関西にも東海にも、どちらにもハブられていたりします。 名古屋に近いのが売りなんだけど、河村たかしの名古屋弁はウザい。 そういう心情を持ち合わせている桑名人としては、なんとも微妙。。。 みなみに香川編のネタはと言うと、うどん、うどん、うどん、うどん、うどん、気分転換に屋島。 そんな感じでありました。 あと、骨付鳥とか。 美味しいっすよね、アレ。 ま、別に骨付鳥じゃなくて、骨なしチキンでもいっかぁ。 そんな気がしないでもないんですが、 香川骨付き鶏風 骨なしガーリックチキン 。 これでいいっすよね。 で、後は 「こんぴらさん」 とか。 こんぴら、きんぴら、チンピラ。 “世界3大・○○ぴら” のうち、ゴボウなら “きんぴら” 、カツアゲなら “チンピラ” なんですが、泣いて、泣いて、泣いて、チンピラになりてぇ♪ 泣きたいほどチンピラに憧れた長渕剛は、無事、チンピラ化に成功したんですが、で、後はえーと…、栗林公園だとか、丸亀町商店街とか。 ちなみに丸亀町商店街というのは丸亀市じゃなくて、高松市にある商店街だったりします。 飲食店もたくさんあるようですが、丸亀製麺はありません。

 で、もぐら漫画では 『県民ごはん』 のヤツも、なかなか。 ご当地グルメを、その場所に食べに行くのではなく、自分で作っちゃおう…という、そういうアレなんですが、ラインアップは 「キュウリのみそ汁 (富山県)」 とか、 「もんじゃ焼き (東京都)」 とか、 「チキン南蛮 (宮崎県)」 とか、 「小倉トースト (愛知県)」 とか。 小倉トーストは食パンを焼いて、バターかマーガリンを塗って、井村屋の “ゆであずき” を載せればいいだけなので、簡単っすな。 菓子パンの 小倉&マーガリン がクソ美味かったりするので、それのトースト版が不味かろう筈がなく、これは試してみる価値があるかも? ちなみにこれ、元ネタはこの ほ→むぺ→じ 。 わざとらしい名古屋弁が、ウゼぇ。。。 @Nifty なので、サービス終了でまもなく消えゆく運命なんですが、2008/08/24から放置状態。 ま、移転する気はないでしょうなぁ。 『阿部 寛のホームページ』 はちゃんと移転したのに、しっかりしろ、 『井村瑶茉のほーむぺぇじ 』 っ! …と思ったら、今でもちゃんと、 こっちのほう で続いておりました。 ブログに移っちゃったんですな。 何だかめっちゃ今風なんですが、 「ほーむぺぇじ」 みたいな味わいがなくて、ちょっと寂しい…。 で、あんこ関連で言うと、 『県民ごはん』 には、赤福のネタもあったりします。 これは自作したのではなくて、店で買ったり、取り寄せたりしたのを紹介する 「取り寄せてみました」 という、おまけの4コマ漫画。 隣の赤福とくっついていて、とりにくい…。 ああっ、あんことモチが分離した。 そういう話なんですが、めっちゃ 「赤福、あるある」 っすよね。 が、赤福さんサイドからクレームが付いたのか、欄外にはこんな注釈が。

  上記は著者の個人的体験および感想です。
 一般に赤福がくっついてとりにくい、もしくは餅と餡が分離するということはございません。


 いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや。 あるって! 隣の赤福とくっついていて、めっちゃ取りにくいって! で、無理に取ろうとすると、ほぼ間違いなく餅と餡が分離するって! ま、これはあくまでも、さば君の個人的体験および感想なんですが、会社でお土産に配るんだったら、やっぱり個別包装の 「安永餅」 が一番っ♪ ちなみに、赤福 VS なが餅 VS 安永餅の勝負の結果は、既に ここ で答えが出ているんですが、 「あなたの一押しお菓子を投票」 って、まだちゃんと生きていたんですな。 当時は11票だった安永餅(桑名・永餅屋老舗)は、26まで票を延ばしております。 もう1票、追加してやるぜ! これで “安倍川もち” 超えも視野に入って来たんですが、四日市の “なが餅(?)” とか言うのは、ランキング外に消え去った模様でありますなぁ。 哀れ。。。 ゆるキャラグランプリで、 こにゅうどうくん の野郎が、17位くらいのめっちゃ好位置に付けているという事実には、とりあえず目を瞑るとして。 2016年10月22日現在、順位は非公表となっている模様ですが、こにゅうどうくん、大躍進! この先、そんな話題が出てくるのかと思うと、ちょっと憂鬱っすなぁ。 ま、町の魅力というのは、ゆるキャラだとか、人口が多いとか、コンビナートがあるとか、近鉄の駅前が割と都会っぽいとか、そういうことではなく、餅の人気が高いとか、鋳物工場があるとか、近鉄とJRの駅が一緒になっていて便利だとか、名古屋に近いとか、石取祭があるとか、妖刀の村正があるとか、シジミが獲れるとか、ハマグリを地味に畜養しているとか、そういうところにあるワケですからね。 四日市、恐れずに足らず! JRの四日市駅前とか、 こんなん だしぃ。 一方、桑名駅前のほうは、 こんな感じ 。 めっちゃ賑わってるぜ! ま、年に2日、エキトピアの時だけなんっすけど。 ちなみにこれは2年前の様子なんですが、今年は今日と明日が開催日。 去年は小松未可子 (みかこし) が来ていたんですが、今年は、えーと…、 これ 。 まるたにあやのって、有名なんっすかね? 個人的には「こども調剤体験 おかしで薬屋さん体験♪」 というのが、ちょっと楽しそうかな? …と。 “たかし” や “かかし” よりも “お菓子” が好きだったりしますからね、僕。 で、お菓子と薬と取り合わせと言えば、 「セイロガン糖衣をずーっと舐め続ける体験♪」 というのもいいっすよね。 世の中って、決して甘いものではないな。 そう、子供に身をもって知らしめるには,最適の手段っすよね。 来年のエキトピアには是非、この企画でブースを出店させて貰おうと思うので、これを読んでる幼女のみんな、ふるってのご参加、ヨロシクね☆

 ということで、今日は赤松敏弘っす。 ヴァイブ編のネタにと思って、とりあえず何となく名前を聞いたことがあるような気がする人のCDを買ってみました。 赤松敏弘っす。 角松敏生ではありません。 カルロス・トシキでもありません。 君はせんぱーせんっ♪ いいっすよね、オメガトライブ。 個人的には杉山清貴の時代のほうが好きなんですが、で、一方、角松敏生といえば、AGHARTA(アガルタ)。 長野オリンピックの閉会式の 「WAになっておどろう」 は、最高でしたな。 で、これら “世界2大・トシキ”と比べると、このトシヒロくんのほうは、一般的な人気や知名度は今ひとつだったりするんですが、日本のジャズのヴァイヴの世界では、そこそこの重鎮であったりする模様。 桂文珍や全珍と肩を並べる重鎮なんですが、イカの姿フライを作っているメーカーっすよね、全珍。  全面的に珍味臭いんですが、珍味の中では、かなり美味なほうっすよね、イカの姿フライ。 まるか食品の製品になるんですが、 イカ天瀬戸内れもん味 は、超オススメ♪ きゅんとする、瀬戸内恋の味…というか、普通にイカとレモンの味だったりするんですが、イカ臭い恋って、ちょっと嫌。。。 とまあそんなこんなで、 『アクシス』 。 何となくこの1枚を選んでみたんですが、ベテランの域に達した赤松敏弘くんが、サイドマンとしてヤングな若手ばかりを登用した、そういったアレであるようです。 基本はヴァイブ+ピアノ・トリオというシンプルな四重奏で、2曲でヴァーカルの森川奈菜美がゲスト参加しております。 井村瑶茉と違って “名古屋の味” には詳しくない、大阪出身のギャルであるようですが、とりあえずまあ、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目は 「リターン・トゥ・フォーエバー」 。 あまりにも有名なチック・コリアのオリジナルなんですが、ちなみに僕はチックのアルバムって、1枚も持ってなかったりします。 『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』 くらいは買ってみてもいいかな? そんな気がしないでもないので、たった今、ポチってみたんですが、ついでに 『リターン・トゥ・フォーエバー』 も。 というのも、ここでの赤松敏弘くんの演奏が非常によかったので、本家のほうもちょっと聞いてみたくなったんですが、こっちではフェンダー・ローズを弾いてるんっすよね? 映画 『クハナ!』 では、チック・コリアのサイン入りのフェンダー・ローズというのが、重要な小道具…というか、ちょっと大きい道具になっていたんですが、キッズからは 「韓国の人ぉ?」 とか言われてましたけどね、コリアくん。 かく言う僕も、ソウルフードって、韓国のキムチとか? そんなふうに思ったりしていたので、あまり女子小学生の事は言えないんですが、とまあそれはそうと、赤松くん版の 「リターン・トゥ・フォーエバー」 。 オリジナル演奏のバンプや旋律を随所に配置することで、原曲のイメージを保持しながらも、カルテットの演奏は、中間部にヴァイブとピアノによるデュオ・パートを配したり、後半では澤田の強靭なベース・ソロを前面に押し出して、そこからリズムが躍動するクライマックスへと場面を転換するなど、緻密な構成、編成が淀みなくくり広げられる。 そう、ライナーノートで児山紀芳クンが書いているようなアレが展開されております。 僕は原曲を知らないので何とも言えないんですが、モーダルで新主流派な、知的でクール・ファンクな仕上がりでありますな。 カルテットによるテーマの合奏に続いて、ヴァイブ、ピアノの順でソロがフィーチャーされるんですが、でもって、テーマに戻って、おしまい。 …と思わせておいて、ここで児山クンの言う “ヴァイブとピアノによるデュオ・パート” というのが出て来たりするんですが、この辺りはリリカルで、ミステリアスで、アクエリアスな雰囲気が漂っておりますな。 佐藤浩一クンのピアノがめっちゃいい感じ。 佐藤浩市 (←三國連太郎の息子) 、三反田こういち (←小学校の同級生) と並ぶ “世界3大・こういち” の一人なんですが、「昨日、三反田 (みたんだ) を見たんだ。」 とか、よく言われておりましたな、三反田。 好きな飲み物はミリンダ、好きな調味料は味醂だ。 そういったキャラだったんですが、で、その後、テンポが速くなって、澤田の強靭なベース・ソロを前面に押し出して、うんぬん。 そういった展開になって、でもって、バンプやら旋律やらが随所に配置されたりして、最後にもう一度、ヴァイブとピアノのソロが出て来て、テーマに戻って、おしまい。 10分51秒という、そこそこの池田大作なんですが、アレンジが凝っていて、展開がドラマチックなので、まったく長さを感じさせません。 赤松敏弘くん、イケるやんっ!

 ということで、次。  「オーバー・アゲイン」 はリーダー赤松のオリジナル。 ヴァイヴとピアノをフィーチャーしたストレート・アヘッドな演奏。 児山先生の曲解説は以上なんですが、随分とシンプルに纏めましたな。 僕が特に追記することも無いんですが、赤松敏弘くん、やるやんっ! そう、高く評価していいのではなかろうかと。 で、次。 これも赤松敏弘の曲で、 「サウンド・オブ・フォーカス」 。 6/8拍子で (中略)、MJQの名演奏 「ピラミッド」 (レイ・ブラウン作曲) に通じる、ゴスペル&ブルースの香りをたたえている。 そういったアレであるようです。 個人的にはピラミッドよりも、ピラフ・水戸黄門のほうが好きだったりするんですが、あ、言われてみれば確かに、6/8拍子っぽいっすな、これ。 約分して 3/4拍子じゃ、アカンのか? 楽理に疎い僕は今ひとつ、その辺りの仕組みがよく分からなかったりするんですが、ブルージーなヴァイブと、ファンキーなピアノのソロとの対比が絶妙だったりして、いいんじゃね? …と。 で、次。 アルバム・タイトル曲の 「アクシス」 。 赤松敏弘の曲で、2009年に大阪で出会ったヴォーカリストの森川奈菜美との共演を念頭に、レコーディングの依頼を打診する前から彼女の声を想定して作られたそうだ。 そういうアレだったりするようで、奈菜美タンがゲストとして参加しております。 “歌” というよりは、“声” といった感じなんですが、ちょっぴりボサノヴァっぽい雰囲気もあったりして、いいんじゃね? …と。 で、次。  「サイレント・バトラー」 。 赤松敏弘のオリジナルで、ヴァイブとピアノによるデュオ演奏が聴かれる…と。 It Don't Mean A Thing , If It Ain't Got That Swing デュオ、デュオ、デュオ、デュオ、デュオ、デュオ、デュオっ♪ 横濱ジャズ・プロムナードで渋い声の外人のオッサンがこの歌を歌っていたのを思い出しましたが、地味っすよね、デュオ。 でもまあ、ギターとベースのデュオとかよりは、マシか。 そう思って諦めるしかありませんが、ここでの佐藤クンのピアノは、ちょっぴりジョージ・ウィンストンっぽい空気が漂っていたりしますな。 山本譲二っぽいよりは、ぜんぜんマシだったりするんですが、とまあそんなことで、次。  「チアフル・フライト」 。 ピアノ界の重鎮、市川秀男のオリジナルだそうです。 秀でた男っすよね、秀男くん。 これなら意味もよく分かるんですが、秀でた樹の “秀樹” とか、どういう意図があったりするんでしょうな? 試しに 「秀でた樹」 でググってみたら、「ヒデ夕樹」という名前の歌手がヒットしたんですが、 “ひでた・樹” じゃなくて、 “ひで・夕樹(ゆうき)” やん! ちなみに、この木なんの木、気になる木〜♪ …の人らしいっすな。 なるほど、確かにアレは “秀でた樹” だったりしますよね。 で、演奏のほうはというと、タイトル通り、愉しい気分満載のグルーヴィな演奏がくり広げられる…と。 後半に現れるヴァイヴとピアノのインタープレイも素晴らしい…と。

 ということで、次。  「ハヴォナ」 。 “ウェザー・リポート” で活躍したエレクトリック・ベースの鬼才ジャコ・パストリアスがグループ在団中に作った曲。 そういうアレだったりするようです。 オリジナルは 『ヘビー・ウェザー』 で聞けるそうですが、“ウェザー・リポート” はベスト盤みたいなのしか持っていないので、果たして聞いたことがある曲なのか、否か。 で、聞いてみた結果、 “否 (いな) ” だったんですが、“否” と言えば、いなば君 (←僕の本名) はその昔、伊那バスのプレゼントに応募して、 「イーナちゃん」 のピンバッジをゲットしたことがありました。 こんなキャラ のやつ。 いや、伊那バスのプレゼントではなく、スキー系のサイトでありましたか。 本当はリフト券が欲しかったんですが、とても当たりそうにないので、競争率が低そうなのを選んで応募した結果、見事に当選っ♪ めっちゃ、いらんものが当たってしまったな…。 そう思わずにはいられませんが、とか言ってるうちに、演奏のほうは終わってしまいましたな。 まあまあだったかな? …と。 ということで、ラストっす。 歌物ナンバーの 「アイ・ソート・アバウト・ユー」 。 赤松敏弘の期待に応えて、はるばる大阪からレコーディングに駆けつけたヴォーカルの新星、森川奈菜美が見事に歌い上げているぞ…と。 とまあそんなことで、今日のところは、おしまい♪

【総合評価】 日本人だからって、馬鹿にしたもんじゃないな。 そう、心の底から思わされました。 下手にロイ・エアーズの変なアルバムに手を出すよりも、よっぽど純粋にジャズしているので、保守派の君に、オススメ☆


INDEX
BACK NEXT