MAMA WAILER (KUDU)

LONNIE SMITH (1971/7/14,15)

MAMA WAILER


【パーソネル】

DANNY MOORE (tp,flh) GROVER WASHINGTON Jr. (fl,ts) <#2,4>
DAVE HUBBARD (ts) <#1,3> MARVIN CABBEL (ts) <#1>
ROBERT LOWE (el-g) <#1> GEORGE DAVIS (el-g) <#2,4> JIMMY PONDER (el-g) <#3,4>
LONNIE SMITH (org,clavinet,vo) RON CARTER (b,el-b) <#1,2,4> CHUCK RAINEY (el-b) <#3>
BILLY COBHAM (ds) AIRTO MOREIRA (perc) <#1,3> WILLIAM KING (bongo) <#1> RICHARD PRATT (conga) <#1>
【収録曲】

(01-02) MAMA WAILER / HOLA MUNECA
(03-04) I FEEL THE EARTH MOVE / STAND
【解説】 ( 2017年05月14日更新 / 連載 1,256回 )

 京都に行ってきました。 いや、連休中やることが無くて、あまりにも暇だったので。 さすがにこの前、東北のほうに行ってきたばかりなので、日帰りという事にしたんですが、しかも、あまり気合いを入れないプランにしました。 8時半に家で朝飯を食ってからクルマで岐阜羽島まで行って、新幹線に乗って京都に行って、適当にブラブラして、晩飯の時間までには帰ってくるかぁ…みたいな。 目的地としては、前から一度行ってみたいと思っていた京都府立植物園を覗いてみるか、あるいは新緑の永観堂と南禅寺を攻めて、ついでに これ を覗いてみるか。 水道クイズに答えて、オリジナルグッズをゲットしよう! 僕は仕事柄、菅直人がものすごく原子力に詳しいのと同じくらい、ものすごく水道には詳しかったりするので、イケるかも? そんな、密かな自信があったりするんですが、 水道クイズ 。 蹴上浄水場のものではないんですが、ググってみたら、こんなのが出て来ました。 すべて正解できたらきみはスゴイ。 おお、どれどれ。 やってやろうじゃないの。 (←自信満々、余裕の笑み。) で、試してみたところ、いきなり宮ヶ瀬ダムとか言われてしまって、ダムマニアでも何でもない、ただの無駄毛マニアな僕は、ちょっぴり焦ってしまったんですが、適当に 「相模湖っ!」 と答えてみたところ、冷たく 「不正解」 と言われて、1問目に戻されてしまいました。 これ、正解しないと、先に進めないシステムだったりするんですな。 全部で10問。先が思いやられます。

5問目

水道水、つまり飲み水ができるまでの水の処理方法として正しい組み合わせはなんでしょう。 次のA〜Dを選んで答えてね!

A 着水せい。沈でん池。混和ち。フロック形成ち。急速ろ過ち。調整池。
B 沈でん池。混和ち。フロック形成ち。急速ろ過ち。調整池。着水せい
C 着水せい。混和ち。フロック形成ち。沈でん池。急速ろ過ち。調整池
D 調整池。急速ろ過ち。混和ち。沈でん池。フロック形成ち。着水せい

 お子様に配慮したのか、 「井(せい)」 や 「池 (ち)」 といった漢字が平仮名になっておりますが、そんなことで何とかなるようなレベルの問題じゃねぇ! 元の 『塩サバ通信』 (←ほいくえん・ねんちょうさん向け) のページにぜんぜん戻れなくなってしまったし、こんなのに安易に手を出すんじゃなかったっすなぁ…。

 で、この蹴上浄水場のつつじ鑑賞プラン、実は去年も同じような企画を考えて、結局、行かずに終わってしまったんですが、えーと、 これ 。 自宅を5時40分に出発って、去年の僕はえらく気合いが入っていたんですが、今年の僕も、それくらい頑張るべきであったな。 そんな結果に終わってしまったんですが、というのも、9時過ぎくらいに家を出て、岐阜羽島駅まで行って、いつも利用している駐車場にクルマを止めようとしたところ、ん? もしかして、満車? この時点でちょっと嫌な予感がしたんですが、駅のこっち側とあっち側、ぐるっと2周ほど回ってみたんですが、も、もしかして、どこの駐車場も空いてなかったりするとか? 正直、ゴールデンウィークを嘗めてましたなぁ…。 岐阜羽島にクルマを止められなくなってしまった場合、僕が取るべき、正しい行動はなんでしょう。 次のA〜Dを選んで答えてね!

A 桑名まで戻って、電車で名古屋に行って、そこから新幹線で京都を目指す。
B 他の近くの駅の駐車場を探す。
C 京都は諦めて、犬山のリトルワールドとかで我慢する。
D 近くのスーパーの駐車場で夕方までフテ寝する。

 ぶっちゃけ、この時点で、京都なんか、別にどうでもいいやぁ…。 そんな捨て鉢な気分だったんですが、あ、でも、既に 「岐阜羽島 ー 京都」 の新幹線の往復切符を買ってあったりするんですよね。 フテ寝したり、リトルワールドで妥協したりしてる場合じゃねぇ! 何としても京都に行くしかねぇ! ということで、とりあえず B:他の近くの駅の駐車場を探す。 この道を模索することにしたんですが、この岐阜羽島駅というのはJR東海としては、まったくヤル気をソソられない存在であるようで、新幹線以外の在来線はまったく乗り入れてなかったりします。 唯一、隣接する新羽島駅から名鉄の 竹鼻線 という、糞ローカルな電車が走っているんですが、確か、笠松駅まで行くんっすよね? この辺り、岐阜支店に勤めていた頃に仕事でよく来ていたので、それなりに土地勘はあるんですが、確か、笠松駅の前にコインパーキングがあったような? ということで、そこを目指してみることにしました。 ナビの目的地にセットして、いざ、出発! 思っていたよりも距離があって、新幹線の指定席の出発時間がどんどん迫って来ちゃいます。 ま、そんなものは端から諦めていたんですが、もし乗り遅れたとしても、後続の列車の自由席なら乗れる筈だしぃ。 で、30分くらいして、ゴールまで数100メートルくらいのところまで来たところで、ナビ子ちゃん (←カーナビの音声案内ギャル) から、 「この先、左方向です」 という指示が。 え、 「この先」 って、このクソ狭そうな道? 嫌やん、こんなん! 無視して、真っ直ぐ突っ走ることにしました。 その結果、笠松駅からはどんどん離れてしまう堤防道路みたいなところに出てしまって、どうにもこうにも後戻り出来なくなってしまいました。 アカンやん!

 こうなったらもう、なるようにしかならんのですが、結果、クランク状に渡らされる踏切だとか、 「馬横断注意」 のところだとか、走ったことがある人にしか分からない “笠松のめっちゃ嫌な道” に出てしまって、最悪やん! こんなことなら、家でゴロゴロと無為に過ごしていればよかったっすなぁ。 『塩通』 のネタにとか、余計なことを考えたばっかりに…。 ちなみに 「馬横断注意」 というのは、 これ 。 逃走したウマが原因で死亡事故が起きたりもしているので、マジで注意しないと危険だったりします。 今回、この難関だけはなんとかクリアすることが出来たんですが、この時点で京都とか、もう完全にどうでもよくなってしまいました。 これはもう、とりあえず岐阜羽島に戻って、帰りの新幹線の切符だけでも払い戻すのが最善の策であるな。 送迎者用の駐車場 (30分以内は無料) なら、空いてるような気もするし。 そのように判断して、引き返すことにしたんですが、その途中、竹鼻駅にコインパーキングがあることが判明したので、試しに行ってみたら、めっちゃ空いていて、普通に止めることが出来ました。 そこから新羽島駅までは5分くらい。 超ローカル線の分際でに15分に1本くらいは電車が来るようで、竹鼻線の癖に、生意気だぞ! そう思わずにはいられませんが、いやあ、最初からここに来ればよかったんですな。 先生、俺、またひとつ、頭が賢くなったよ!

 ということで、当初の予定より1時間半くらい遅れて、ようやく京都に到着〜。 地下鉄で烏丸御池まで行って、東西線に乗り換えて、蹴上で降りて、徒歩20分くらいで、永観堂に到着♪ …とか、悠長なことをやってる場合じゃねぇ! というので、行き先を 「植物園」 1本に絞ることにしました。 お花の写真を撮るにはよさそうなので、一度くらいは行ってみたいと思っていたんですが、わざわざ京都まで来て、植物園というのもなぁ。 んなもん、名古屋の東山植物園で十分に代替が利くしぃ。 …というので、どうしても寺社仏閣の類いに比べると、優先度が低くなってしまうんっすよね。 ある意味、今回はちょうどいい機会だったと言えるかも知れません。 アクセスも便利で、地下鉄の北山駅で降りて、すぐ。 京都から乗り換えなしで行くことが出来ます。 ひとつ手前の北大路駅で降りて、そこから徒歩10分という方法もあるんですが、今回は北大路駅のほうから入って、園内を北上して、北山駅側に抜ける。 そういうルートを取ることにしました。 大路駅の番出口から出て、10分程ぶらつく。  “キタサンブラック”と覚えておくといいでしょう。 この駅で降りるのは初めてなんですが、アーケードの商店街にはジャズっぽい音楽が流れていたりして、なかなかお洒落な雰囲気。 しばらく東のほうに歩いていくと、 半木の道 の辺りに出るんですが、ここは桜の名所として有名だったりしますよね。 桜がすっかり散ってしまった今の時期も、賀茂川の流れと東山の緑とのコントラストが見事で、なかなかの景勝スポットであるな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 今回は諸般の事情により、ゆっくりと川沿いを散策するだけの時間的な余裕が無さ過ぎるので、さっさと植物園に入ることにしたんですが、入園料は200円と、格安。 で、園内マップに関しては、 これ を参考にして下さい。


< 京都府立植物園 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 正門から入門すると、ちょっとした花壇のようなものがあって、で、その先に温室の入口があります。 ここは別途200円の追加料金が必要なんですが、それなりに充実しているので、ま、これくらいの出費はやむを得ないかな…と。 で、中に入ると、熱帯っぽい草がむやみに繁茂していたり、サボテンがサボっていたりします。 思ってたよりも咲いている花は少なかったんっすが、そんな中で “目玉” と言えるのは、 ヒマラヤの青いケシ っすかね? 「幻の花」 とか呼ばれているんでしたっけ? 実際に見てみたら、ま、普通に青い花やな。 そんな感じだったりして、さほど珍しいものとも思えなかったりするんっすけど。 その他、 “サルの顔に見える何とか” というのもあったようですが、えーと、 これ っすか。 おお、ホンマや。 めっちゃサルやんっ♪ が、この珍しい花が開花して、見頃を迎えていると話題になったのは2015年10月5日頃のようで、その後、また咲いたのかどうかは定かではないんですが、僕が見た時点ではすっかり枯れていたような? アサガオやヒルガオは別に珍しくもないんっすが、サルガオというのは貴重なので、ちょっと残念。 で、後はえーと、小さな川がせせらいでいたりして、とまあそんなこんなで、温室の部は以上っす。


< 京都府立植物園 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いては屋外の部。 (写真・いちばん上) は、んーと “コデマリ” でしたっけ? こじんまりとしていて、いいっすよね、コデマリ。 小出麻里とか、けっこう可愛いギャルなんじゃね? そんな気がしたりもするんですが、試しにこの名前で画像検索してみたら、 こんなの が。 うーん、微妙? このギャルがマリちゃんなのかと思ったら、そうではなく、

★★☆☆☆(5つ星のうち 2.0)・・・・・・・・・・・・・

投稿者 小出麻里
投稿日 2014/6/24

汗はかくけどあまり効果はないです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 マリちゃんの二重あごはスッキリ解消せずに、大顔で、たるんだままのようでありますが、落胆の度合いが 「・……(中略)……・・・(中略)・・・。」 のところに如実に現れていて、カワイソス。 で、次。 (写真・上から2枚目) は、特設・盆栽コーナーみたいなところで撮りました。 盆栽って、奥が深すぎて、凡才の僕には理解不能だったりするんですが、この藤の花は、凄ぇぇぇぇ! 棚でなく、鉢で育てて、こんな綺麗な花が咲くものなんっすな。 これを作った人、盆栽の天才なんじゃね? そう、思わずにはいられませんが、で、その下は何だかレトロでお洒落なテーブルやら、椅子やら、煉瓦の壁やら。 で、その下は 青い花 でありますな。 黒っぽい岩とのコントラストが、いいじゃん。 そんな気がしたので、とりあえず撮ってみました。 で、 (写真・いちばん下) は “ハナショウブ” っすな。 いや、もしかしたら菖蒲 (あやめ) 、もしくは杜若 (かきつばた) 、あるいはジャーマンアイリス (じゃーまんあいりす) の類いだったりするのかも知れませんが、何でもいいけど菖蒲 (しょうぶ) と、菖蒲 (あやめ) って、漢字で書くと、どちらも同じなんっすな。 その違いは、おじさんがよく知ってます。 ということで、 おじさんのうんちく 。 リコーのサイトだけに、わりと利口なおじさんのようでありますが、見分けるポイントは 「花弁の根元のところの模様」 なんだそうで。 そこが黄色いか、白いか、目の型か、網目模様か。 で、僕が撮った写真はどれに相当するのかというと、コレだけでは何だかよく分からなくて、ということで、次。


< 京都府立植物園 (その3) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 水車がありました。 で、その先には池がありました。 植物園の中とは思えないほど、自然なネイチャーっぽさが横溢していたんっすが、えーと、 これ っすな。 ぶっちゃけ、春に行った平泉の毛越寺の浄土庭園の池よりも、こっちのほうがいいんじゃね? そんなふうに思ってしまったんですが、鴨なんかも泳いでいたりして、いいカモ? で、その下は特設・牡丹コーナーみたいなところでとった1枚。 花、デカっ! で、めっちゃゴージャス。 で、後は竹林だとか、花壇だとか。 で、北山駅のほうの門から出て、おしまい。 駅から近いとは聞いていたんですが、外に出ると、すぐそこが地下鉄の入口の階段だったりして、便利至極でありますな。 ということで、ここまでの散策軌跡っす。

  【京都府立植物園の散策軌跡】 (←Click Here!!)

 わりと園内をくまなく歩いたつもりだったんっすが、こうして見ると、くま、あり過ぎぃ! ま、時間にまったく余裕が無かったので、やむを得ないところではあるんですが、とまあそんなことで、今日のところは、以上っす。

 ということで、今日はロニー・スミスっす。 ジミー・スミス、ロニー・リストン・スミスと並び、ジャズ・キーボード奏者における3大スミスと称されることがあるが、うんぬん。 そう、日本語ライナーで小川充クンが書いておりますが、 “3大” に数えるには、あまりにもマイナー過ぎるやろ、ロニー・リストン・スミス。 そんな気がしないでもありません。 僕が知らないだけで、けっこうメジャーだったりするんっすかね? で、今回、取り上げようと思っている、リストンではない、ただのロニー・スミスも、決して大物ではなくて、中の下物。 それくらいのモノではないかと思われるんっすが、一時期、インドに被れて、頭にターバンを巻いて、ドクター・ロニー・スミスを名乗っていたのは、このロニー・スミスでしたっけ? 彼はターバンを巻いてドクターと名乗った時期があり、そうした点が胡散臭く思われた側面もあるだろうが、うんぬん。 そう、小川充クンが書いているので、やはりインド被れとは同一人物であるようですが、で、今日はそんなロニ・スミくんの 『ママ・ウェイラー』 というアルバムを取り上げてみたいと思います。 1971年に録音された、クードゥ盤なんですが、“CTI” の下部レーベルに当たるらしく、となると、何だかちょっと胡散臭そうな気がしないでもありません。 “CTI” って、イージーリスニングのイメージしかなくて、痔にはいいかも知れないけど、イージー過ぎなんじゃね? そんなイメージを払拭出来なかったりします。 パーソネルを見ても、何だか色んな人がごちゃごちゃと入っていて、フュージョン系なんじゃね? そんな予感が色濃く漂ったりもするんですが、でもまあ、全部で4曲しか入ってなくて、勝負は早そうなので、ま、いっかぁ…と。 とまあそんなことで、では、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

まずはアルバム・タイトル曲で、ロニ・スミくん作の 「ママ・ウェイラー」 。 “ウェイラー” というのは、 “泣き叫ぶ” といった意味っすかね? これがもし 「ママ・エラ」 なら、エラが張った母ちゃんに捧げたものではないかと推測出来るんですが、片桐はいり、入ってる? …みたいな。 背理法と言われると、どうしても、片桐はいりと、ハイリ・ハイリフレ・ハイリホー、ハイリハイリ、フレッホッホー♪ …という歌が頭に浮かんでしまうんですが、で、この曲はアレです。 ラテン・ポップ調のジャズ・ファンク? そういうアレだったりして、で、スミスくんはオルガン以外にクラビネットと、 「れろれろれろれろ♪」 みたいなボーカルを披露してくれております。 クラビネットって、何だっけ? …と思って調べてみたら、1960年代の初期に作られた電気楽器の一種。 鍵盤を弾くことで楽器の内部に張られた鉄弦をはじき、その振動をピック・アップで拾って電気振動に変換、アンプで増幅してスピーカーから音を出す。 そういったアレであるようですが、管楽器のユニゾンが主体となるテーマ部に続いて、テナーのソロが登場。 パーソネルによると、ウィリアム・キングという人であるようですが、これがなかなかファンクな仕上がりで、悪くは無いな…と。 続いて、ロバート・ロウという人であるものと思われるエレキ・ギターのソロがあって、で、続いて謎の弦楽器みたいな音のソロが登場します。 ロン・カーターのエレベ? …と思ったりもしたんですが、あるいはこれがクラビネットっすかね? なかなかにクラビなサウンドであるな。 そんな気がしないでもなくて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 6分15秒と、決して長くはないし、純粋にジャズであるとは言えない仕上がりなんっすが、ま、これはこれで、悪くないな…と。 そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、次。 これまたロニ−・スミスのオリジナルで、 「ホラ・ムネカ」 。 これまた、スロー・ファンクな作風だったりするんですが、テーマ部の合奏にはフルートの人も入っておりますな。 パーソネルを見ると、グローバー・ワシントン・ジュニアである模様です。 ジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者で、スムーズ・ジャズの父としても知られている。 フュージョン界の中でクワイエット・ストームを推進させ、スムーズ・ジャズの礎を作った人物として知られる。 そういったアレでありますな。 1999年と、かなり前にお亡くなりになっていたことが判明したんっすが、満56歳没って、まだまだ若いのにぃ…。 僕だったら、あと7年くらいで死ななければならなくなちゃいますよね。 ちなみにスムーズ・ジャズというジャンルは初めて聞いたような気がするんですが、個人的にはスムーズよりも、シュミーズのほうが好きだったりします。 オバサン臭いやん! そのように思われるかも知れませんが、シュミーズで画像検索してみると、けっこうイケますぜ。  “清光ランジェリー 素肌工房 甘撚 婦人 ラン型シミーズ” とかいう、確かにちょっと微妙なモデルが出てくる画像もあったりするんですが、少なくとも森田健作で検索するよりは有意義な情報が得られるのではなかろうかと。 で、演奏のほうはというと、テーマの後、オルガンっぽい音色の楽器の人のソロがフィーチャーされて、で、これがけっこう長く続いて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 管楽器は賑やかし要員で、ソロの出番はなかったりしたんですが、その分、ロニ・スミのプレイは嫌というほど堪能出来るし、ま、これはこれで、悪くないな…と。

 で、次。  「アイ・フィール・ザ・アース・ムーブ」 。 キャロル・キングのカバーであるようですが、管楽器のコーラスをバックに、スミスくんが気持ちよくオルガンを弾きまくる。 そういった仕上がりだったりしております。 かなり速いテンポ設定となっていて、疾走感が半端ねぇ! ということで、ラストっす。 全部で4曲入りなんですが、ここまで3曲がA面で、B面は 「スタンド」 一発で勝負。 そういった構成だったりして、演奏時間は17分20秒。 それなりの覚悟が必要でありますな。 曲そのものはスライ&ザ・ファミリー・ストーンというポップ系バンドのカバーであるらしく、何とも軽いノリだったりするんですが、 「ぱららっ、ぱららぁ〜♪」 という、管楽器の合いの手も、ちょっぴりベタ過ぎる感がしないでもありません。 が、リーダー兼オルガンの人のソロが嫌というほどフィーチャーされていて、最後のほうはちょっと飽きて嫌になってきちゃいましたが、続いて出てくるグローバー・ワシントン・ジュニアのテナー・ソロは、スムーズ・ジャズの範疇では語れない熱さと凄みを感じさせるものだったりして、で、その後、ギターの人も前面に出て来たりして、とまあそんなこんなで、今日のところは、以上っす。

【総合評価】 やっぱりと言うか、思った通りというか、良くも悪くも、70年代の “CTI” の下部レーベル物やな…と。 心配したほどイージーではなくて、わりとオシャレで、カッコよくて、ナウで、ヤングで、古くさい感じはまったくなかったりするんですが、最初から最後まで似たような作風だったりして、ちょっと疲れるのが難点かと。 で、何点くらいの出来かというと、うーん、71点くらい? …という、そういったアレでありました。


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