NEW FORMULAS FROM THE JAZZ LAB (Vik)

GIGI GRYCE & DONALD BYRD (1957/7/30,31,8/1)

NEW FORMULAS FROM THE JAZZ LAB


【パーソネル】

DONALD BYRD (tp) GIGI GRYCE (as)
HANK JONES (p) PAUL CHAMBERS (b) ART TAYLOR (b)
【収録曲】

(01-03) EXHIBIT A / CAPRI / SPLITTIN'
(04-06) BYRD IN HAND / PASSADE / ERGO THE BLUES
【解説】 ( 2017年10月08日更新 / 連載 1,275回 )

 10月21日 (土) が近付いてきましたなぁ。 この日、世間的に何があるのかというと、特に何もなかったりするんっすが、個人的には、この日、群馬に行ってる筈やな…と。 月曜日に有給休暇を取って、2泊3日で上信越を攻めよう。 そんな算段だったりするんっすが、あ、上信越のうち、 “信” のエリアに足を踏み入れる予定はないので、正確には上越を攻めよう。 そういうことになるんっすかね? ただ、上越だと、越後の上のほうのエリアと紛らわしいし、今回、 “越” の部は中越だか下越だか、その辺りを攻めようと思っているので、 というか、上越って、地図で見ると越後の下のほうだったりするし、で、上信越という場合の “上” というのは、上野国 = 今の群馬県でありますな。 “うえのくに” ではなくて “こうずけのくに” 。 吉良上野介が正しく読めれば大丈夫なんじゃないかと思うんっすが、で、21日の夜は、 ここ にいるのではなかろうかと。 前にも少し書きましたっけ? 馬と鹿の刺身を食って、馬鹿になるんじゃね? …みたいな話。 何となく、よさそう。 そんな気がしないでもないので、軽い気持ちでネット予約しちゃったところ、キャンセルは電話でないと無理っぽくて、引くに引けなくなってしまって、うーん…。 部屋は丸沼側を押さえたので景色は悪くないと思うんすが、作りそのものは地味っぽいし、で、風呂の部は これ 。 一応、天然温泉でんねん。 そういう最低限の関西弁はクリアしているようなんっすが、露天風呂がなさげっすよね? 2つある家族風呂は無料で、予約無しで利用出来るようっすが、家族水入らずで入浴していただける家族風呂。 水入らずって、水が入ってなかったら、空じゃん! あ、でも、水入らずなんだけど、湯は入っているかも知れないし、ただ、普通の風呂っぽくて、あまりソソられるものはありませんな。 で、2つある大浴場のうち、 “姫マス風呂” のほうは、これまたなんとも言えず、普通っぽい…。 名前からして婆さんとか、オバハンとか、ギャルとか、幼女とか専用なのかと思ったら、入れ替え制になっていて、オッサンでも姫マスを堪能出来るようでありますが、で、もうひとつのほうが “虹マス風呂” 。 ど真ん中に “虹マス” のモニュメントがあって、クソ邪魔そうなんっすが、壁には水槽があって、生きた虹マスが泳いだりもしている模様っす。 昔、長島温泉の大浴場は男風呂と女風呂との間が魚の泳ぐ水槽で仕切られていて、目を凝らせば向こうが覗けるんじゃね? そういった構造で、オッサンの間では人気があったんっすが、ここの場合、どんなに目を凝らしても虹マスしか見えなさそうで、悔しさを滲ます。 そんな結果に終わってしまいそうなんっすが、で、続いては 料理の部 。 これまた地味っぽいっすなぁ…。 ヤマメや岩魚の炭火焼き、八汐鱒(ヤシオマス)のお刺身のほか、山で採れた舞茸や山菜の天婦羅やコンニャクのお刺身もご好評いただいております。 この中で、個人的に期待が持てそうなのは、舞茸や山菜の天婦羅くらい。 コンニャクの刺身も嫌いではないっすが、コンニャク、いつ食う? 今夜、食う。 こんや、くう。 コンニャク〜♪ そういうネタが使えるので、朝飯に出されるよりは、今夜、食わせて貰えたほうが嬉しいかも?

 で、刺身のネタとしてはもう一品。 八汐鱒(ヤシオマス)っすかぁ。 何となくバイオマスっぽいし、バイオマンとマスオさんとの間に生まれた子。 そんな、タラちゃんの異母兄弟のようなものも頭に浮かんで来ちゃうんすが、果たして、バイオマンが母になりうるのか、そこのところがちょっと疑問ではあるんっすが、ま、バイオパワーで何とかなるんじゃね? そんな気がしないでもないし、とまあそんなこんなで、ヤシオマス。 バイオの要素はまったくどこにもなかったりするんっすが、えーと、 これ っすか。 栃木県水産試験場で品種改良されたニジマスなんっすな。 ここ、群馬県だとばかり思っていたら、ま、確かに群馬であるには違いないんっすが、ほぼ、栃木じゃね? そういうアレだったりするんっすが、旧国名で言うと、下野国? 自民党が選挙で負けて下野するのかどうか、今度の選挙の最大のポイントでありますが、あ、投票日に僕は地元にいなかったりするので、今回はパスかな? …と。 期日前投票というのも何だか面倒だし、うちの選挙区、やる前から岡田克也クンの当選確実が決まってるようなもんだし。 今回、無所属で立候補するそうで、どうなるか分からなかったりもするんっすが、ま、それはそうと、ヤシオマス。 脂の乗りも良く中トロ並。 ほぉ。 オバハンとか、ギャルとか、幼女とかは、ちょっぴりトロいほうが、可愛いっ♪ そんな気がしないでもないんっすが、中トロというのは、ちょうどいい感じのトロさっすよね。 あまりにもトロ過ぎて大トロになっちゃうと、ぶっちゃけ、ウザいし。 で、後は、 当館の魅力 。 丸沼。 よさ気っすな。 近くには菅沼というのもあるようなんっすが、菅沼だと菅官房長官が沼にハマってる絵面しか浮かんでこなかったりするので、やっぱ、丸沼のほうが、マルやよな? …と。 紅葉は10月上旬から色づきが始まり10月下旬まで楽しむことができます。 これも大きな期待ポイントだったりするんっすが、で、もうひとつ。 星降る森で天体ショーを満喫。 おお、この写真、スゲぇぇぇ! めっちゃ嘘っぽいくらい、スゲぇぇぇぇ! 菅 (スガ) よりもスゲぇぇぇぇぇ! 10月21日 (土)、この日、世間的には何もない。 冒頭でそんなことを書いたんっすが、実はこの日、何もないということは、無かったりします。 実は こんなの があったりします。 おお、流星群。 エエやん♪ ツンツンツノダの流星号♪ …に憧れた少年時代を過ごした僕としては、これは見逃すワケにはいきません。 が、よくよく調べてみたら、流星号じゃなくて、 テーユ号 ? だとすれば、別に流星は見逃してもいいんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、流れ流れて〜、さすらう旅は〜♪ 流れ星を眺めながら冠二郎を熱唱するというのも感無量二郎かも知れないし、今日は函館〜、明日は釧路〜♪ けっこう流れてますなぁ、二郎。 で、僕の場合、今日は丸沼〜、明日は…どこにしますかね?

 で、色々と悩んだ結果、2日目は ここ に泊まってみようかな? …と。 六日町っすかぁ。 四日市は 「こにゅうどうくん」 の野郎がはびこっていたりする、ウザい公害都市だったりするんっすが、六日町なら、四日市の1.5倍くらいはイケるんじゃね? …と。 で、この宿、広大な敷地に移築された趣ある古民家。 四季折々の彩りをみせる大庭園。 八つのお風呂。 エエやん♪ わりと好きなんっすよね、古民家。 少なくとも、公民館よりは肛門科だと思うし、いや、それがメリットなのかどうか、今ひとつよく分からなかったりするんっすが、で、大庭園。 これはもう、文句なしにイケますよね。 池もあるみたいだし。 「大庭園で抱いて♪」 「ええん?」 庭好きギャルに求められて、思わず関西弁で確認しちゃいそうだし、てぇえんだぁ、てぇえんだぁ! 江戸っ子は大はしゃぎしそうだし。 ただ、問題がひとつ。 飯が微妙かな? …と。 懐石風はあえて避け、鮎・岩魚・ヤマメ・川マス・きのこ・山菜など、豊かな地元食材を生かした越後の郷土料理と日本海の幸をご堪能ください。 何か、1日目の宿と代わり映えがしねぇ…。 お部屋のほうは、庭に面している側と、面していない側とがあって、面している側の2食付きのプランだと4万円を超過してしまって、うーん…。 で、朝飯。  “きりざい” というのが出るみたいです。 南魚沼の郷土料理みたいなんっすが、その土地ならではのものが食べられるって、エエやん♪ で、これ、どんなものなのかと思ったら、 これ 。 ・・・。 納豆なんっすな。。。 あまり得意では無いんっすよね。 穴守稲荷駅の近くのショボいビジネス旅館の朝飯に出されたので、 「納豆はちょっと…」 と拒絶したら、宿のオバハンに 「納豆は、なっとうもならんってか。がはは!」 みたいに笑われちゃったんっすが、 “きりざい” は野菜と混ぜ合わせているので、納豆が苦手な人にも食べやすく…って、そんな子供だましの妄言には騙されへんで!  しもつかれ 。 この、ゲロみたいな食べ物よりはマシだと思うんっすが、基本、郷土料理って、ハズレっすよね。 イケるやん! そういう食べ物だったら、全国区になってるって!

 ということで、悩んだ結果、素泊まりプランにして、その替わりに部屋のランクを上げることにしました。 大庭園側では最低ランクなんっすが、 ここ 。 大滝、大池、お地蔵様が一望に見え、目の前を小千谷の錦鯉が泳いでいる姿は、うんぬん。 エエやん♪ 希望の党の人達にとっては、小池が見えるというのが絶対条件なんでしょうが、こっちは大池。 勝てるやん! しかも大滝まで付いてきます。 つまらん、お前の話はつまらん! by 大滝秀治。 完璧やん! オプションで “龍言特製 南魚沼産コシヒカリおにぎり弁当” というのを頼んだので、朝はどこか景色の綺麗なところで、これを食べようかと。 納豆を回避した上で朝飯も何とかなって、完璧やん! で、問題は晩飯をどうするかなんっすが、幸い、宿と同じ系列で、すぐ近くに こんな店 があるみたいっす。 安穏亭が、あんのん。 昼は手打ちうどんを中心としたランチ、夜はジャズの流れる空間で新潟の地酒をお楽しみ頂けます。 おおっ♪ 日本酒はあまり得意ではないんっすが、ジャズのほうはそこそこ、いける口…というか、いける耳なので、ちょっと期待♪ で、料理の中身に関しては、 ぐるなび に詳しく書かれておりました。 夜のメニューは こちら 。 本気丼と書いて “マジ丼” 。 この店のメニューは 「うまさぎっしり、より鶏三鶏丼」 っすかぁ。 これで十分な気もするんっすが、限定10食。 夜は既に売り切れちゃってる可能性が高いっすな。 で、それ以外はというと、んーと、うどん。 昼は手打ちうどんを中心としたランチで、夜もやっぱり、うどん。 悪くはないんっすが、宿の飯を捨ててまで挑む “勝負の晩飯” としては、ちょっと物足りないような気も…。

 …とか思っていたら、下のほうにちゃんと、居酒屋系の食い物もありました。 鶏の竜田揚げおろしポン酢がけ。 美味そうやん! 串揚げ5種盛り合わせ。 美味そうやん! どういう5種類なのかというと、えびフライ串、蓮根エビフライ串、きすフライ串、舌平目オクラ巻串、いたや貝串。 ちょっと、偏りすぎておりますなぁ…。 食べたことは無いんっすが、いたや貝とか、魚介類の類いがあまり好きでない僕にとっては、嫌な貝っぽくて、うーん…。 越後もち豚の天ぷら。 あ、こっちや! これで決まりや! あ、でも “焼” の部のほうにもソソられるものがたくさんありますなぁ。 越後もち豚トントロの塩焼き。 イケるやん! 越後もち豚トントロの西京味噌焼き。 もっとイケるやん! 越後もち豚ロースの西京味噌漬焼き。 最強やんっ! 豚トントロって、あまりにもトロ過ぎて、大トロで、ウゼぇ…。 そういうのになっちゃってる可能性が高いので、普通にロースのほうがいいよな? …と。 あと、 “栃尾の油あげ” というのも、めっちゃ気になります。 めっちゃでかい油揚げなんっすよね、確か。 油揚げが大好きな僕としては、見逃すわけにはいきませんが、ただ、調理法がよりによって、栃尾の油あげ納豆はさみ焼き。 うーん…。 油揚げに挟んで焼いているので、納豆が苦手な人にも食べやすく。 そういったメニューに昇華している可能性も考えられるんっすが、そんな酒飲みだましの妄言には騙されへんで! …というので、やっぱり避けておこうかな? …と。 神楽南蛮のピリ辛しゅうまい。 これもちょっと気になるんっすが、魚沼ではおなじみのカグラナンバン。 んーと、 これ っすか。 変な魚介類の類いの珍味系とかだったら、どうしよう? 何か嫌な予感がしていたんっすが、無難なトウガラシであることが判明して、とっても安穏。 よーし、これ、いっちゃいますかぁ! 旅館のセットメニューじゃなくて、たまにはこういうのも楽しいかも知れませんなぁ。 が、独りだとちょっぴり、空しいかも知れませんなぁ…。 何人かいたほうが、色んなメニューを頼んで、ちょっとずつ食べることが出来るし。 えびフライ串、食いてぇ! いたや貝串、いらねえ…。 そんなワガママだって許されるだろうし。 越後もち豚の天ぷらも食いてぇ。 トントロも、ちょっとだけなら塩焼きてぇ。 栃尾の油あげ、中身の納豆を除去して、替わりにチーズの盛り合わせを挟んで焼きてぇ。 が、そんなにたくさん、食えねぇ…。 とりあえず、 “油あげ” は、お取り寄せしてみますかね? そうすれば、自分で何でも好きな物を挟みたい放題だしぃ。 とりあえず、栃尾の油揚げに、 とちおとめ を挟んで…って、さすがにそれはゲロ不味そうなので、やめておいたほうがいいと思いますが、あ、でも、 こんなん 、あるんっすな。 油揚げ、万能やん! ということで、 このお店 のをポチッと。 おお、やったぁ♪ 旅から帰ったら、家に届いているタイミングで配達日時を指定したんっすが、今から楽しみで、ウキウキ。 何だか空を飛んでいるような気分でありますが、栃尾〜、栃尾が空を飛ぶ♪ …ということで、おしまい。

 ということで、今日はジジ・グライス&ドナルド・バードっす。 しばらく双頭コンボ的なものを取り上げてみようかと思うんっすが、レギュラーなものから、イレギュラーなものまで。 アレンジ重視のウエストコーストな面々に比べて、東海岸の奴らというのは、ちょっぴりアホっぽい。 そんなイメージがあったりするんっすが、そんな中、このジジくんと、バードくんは、ちょっとだけ知的っぽい? そんな空気が感じられたりしますよね。 じゃあ、僕たち2人で、ちょっと実験的なジャズをやってみるぅ? そんな目論見で結成されたのが “ジャズ・ラブ” という5人組のコンボ。“ジャズ・愛” ではなくて、 “ジャズ・ラブラトリー” 。 実験室っすな。 が、当人達の意気込みに反して、商業的には生ゴミであったらしく、ほどなく、解散を余儀なくされた模様でありますが、1957年には “ジャズ・ラブ” 名義で6枚ほどのアルバムを吹き込んだそうで、ま、わりと頑張ったんじゃね? …と。 ちなみに、この双頭コンボはリズム・セクションが流動的で、グループのまとまりという点ではちょっと、どうよ? そんなところがあったりしたようっすが、とまあそんなことで、 『ニュー・フォーミュラ・フロム・ジャズ・ラブ』 。 『ジャズ実験室からの新しい定式』 といったところっすかね? フォーミュラといえば、フォーミュラ・ワン。 いわゆる “F1” でありますが、ちょうど今、鈴鹿サーキットで日本グランプリが開催されておりますな。 ぶっちゃけ、同じようなクルマが、グルグルグルグルしてるだけやな。 そんな気がしないでもなくて、個人的にはあまり興味がなかったりするんっすが、同じグルグルグルグルするなら断然、グルコサミンだと思うしぃ。 舞の海の回し者としては当然、そうなりますよね。 何でもいいけど “まいのうみ” で漢字変換しようとしたら “マイの膿” としか出てこなくて、あの相撲取りも過去の人になっちまったなぁ感が半端なかったりするんっすが、で、これはアレです。 1957年に吹き込まれた6枚のうちのひとつだったりするんっすが、“Vik” という超マイナーなレーベルから出されたものである模様っす。 RCAの傍系みたいなんっすが、ジャケットのセンス、ダサっ! ジジくんの顔、キモっ! ドナルド・バードはともかくとして、ジジ・グライスって、日本ではあまり人気がなかったりしますよね。 何でや? 名前が爺ぃ臭いからなんか? 余計な知性が邪魔をして、今ひとつ、アホになりきれてないところが敗因なんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、で、これ、リズム・セクションはというと、ハンク・ジョーンズポール・チェンバースアート・テイラーという面子。 堅実過ぎて、冒険心が感じられない。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、爺ぃにはいいんじゃね? …ということで、では、演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 1曲目、ジジくんのオリジナルで、 「イグジビット・A」 。 これはアレです。 ブラウン=ローチ・クインテットの これ に入っていた 「パリの大通り」 。 アレをリスペクトしているというか、はっきり言ってしまえば、パクリだよね? …と。 街の喧騒を楽器で表現するというソレが、そのまま踏襲されていたりします。 テーマのメロディも72%くらいは似通っていたりします。 「天国と地獄」 っぽいフレーズも引用されます。 ここまでアレだと、逆に笑って許せてしまったりするんっすが、でもって、ソロ先発はバードくん。 ちょっぴり上ずった感があるものの、よく歌っているな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、続いてはジジ・グライス。 微妙に無個性で、ブラインドフォールドテストで当てる自身のないキャラの筆頭だったりするんっすが、で、その後、ハンクのピアノ・ソロが続きます。 この人のプレイもアクが無さ過ぎて、やや物足りなく思えたりもするんっすが、で、ベースのソロがあって、管楽器2人とタイコとの絡みがあって、最後はタイコの独奏になって、で、雑踏の合奏があって、「天国と地獄」 が出て、テーマに戻って、おしまい。 ま、わりと普通のハード・バップであったな。 そんな気がしないでもなくて、で、次。 同じくジジくんのオリジナルで、 「カプリ」 。 ハード・バピッシュな佳曲で、ちょっぴりファンキーな香りもあったりして、曲としては 、なかなかかな? …と。 テーマ部はわりとラフなユニゾン風で、その後、ちょっぴりクールなジジのアルト・ソロがフィーチャーされます。 で、以下、バード、ハンクと、各自のソロが続きます。 ハードではなく、ハートチップルなバップでありますな。 で、その後に出てくるチェンバースのアルコ・ソロは余計やな…と。 で、ラストは管楽器2人とタイコとの絡みで、そこそこ盛り上がって、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 端的に言えば、無難であったな…と。 そういった出来でありました。

 で、次。  「スプリッティン」 。 ピアニスト、レイ・ブライアントの手になるファンキーなナンバー。 そう、日本語ライナーで岡崎正通クンが書いておりますが、ハード・バピッシュな佳曲で、ちょっぴりファンキーな香りもあったりして、曲としては、なかなかかな? …と。 で、演奏のほうは、そこそこかな? …と。 流れとしては過去の2曲と概ね、同じであるな…と。 ということで、次。 このペースだとB面のほうもすぐにレビューが終わっちゃいそうなので、ここらで引き延ばしを図らなければなりませんが、 吉本新喜劇&バラエティショー 、お、明日やん! 座長が川畑泰史って、ちょっと今ひとつ。 チャーリー浜、いらん…。 青野敏行、どうでもいい…。 山田花子とMrオクレはちょっと見てみたい気もするんっすが、その他はよく知らんメンバーばかりでありますなぁ…。 で、一方、バラエティショーのほうはというと、宮川大助・花子。 おお♪ ダブル花子っすな。 そういえば昨日のNHKの 「生活笑百科」 には、ゲストで堺すすむが出ておりましたな。 生活笑百科〜、ルルルルル〜ルル〜♪ これ、絶対、キダタローやろ! そう思わずにはいられなかったりするんっすが、 「なんでかフラメンコ」 。 うちのお父さん、ハムとソーセージが大好きで〜♪ おお、このネタ、大好き。 宮川大助・花子の大助よりも、大好き。 で、めっちゃノリのいい子供、イケるやんっ! ということで、次。  『バード・イン・ハンド』 。 ドナルド・バードにこんな名前のアルバムがあって、で、アレにはこんな曲は入ってなかったような気がするんっすが、ゆったりしたテンポのグルーヴィなナンバーっすな。 バードのソロのあと、いきなりチェンバースのベースにスポットが当てられるという演出も、じつにスリリングである。 そんなことが書かれていたので、ちょっと 嫌な予感がしたんっすが、アルコではなくてピチカートだったので、よかったな…と。 ま、決して褒められたものではないんっすけどね。 無駄に長いし…。 ま、続くジジくんのソロの引き立て役としては、十分に機能していると思うんっすが、で、最後にハンクの趣味のいいピアノのソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 ということで、次。 ここから2つ、ハンクのオリジナルが続くんっすが、まずは 「パッシェイド」 。 ビ・バップっぽい曲っすな。 日本人には今ひとつウケないんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ジジ・グライスの、いかにもパーカー直系なアルト・ソロを堪能出来るので、ま、いっかぁ…と。 これをブラインドフォールドテストで出されると、うーん、ルー・ドナルドソ…ん? ちょっと違うような? んーと、分からん…。 そんなふうになっちゃうんっすよね。 続くバードのソロは、よくも悪くもよく特徴が出ているので、もしかしたら当てられるかも知れなくて、で、続くハンクは、これまた悩むところでありますなぁ…。 癖がないことくらいしか特徴が無いっすからね。 で、その後、チェンバースのピチカートが出て、で、テーマに戻って、おしまい。 で、ラストっす。  「エルゴ・ザ・ブルース」 。 個人的にブルースって、あまり好きではなかったりするので、あまり期待は持てそうにありませんが、ちょっぴりファンキーな香りもあったりして、曲としては、まあまあかな? …と。 ちょっと胃にもたれますけどね。 ソロ・パートはジジ、バード、ハンク、チェンバースの順で、出来のほうは、うーん、まあまあ? とまあそんなことで、テーマに戻って、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 “ジャズ実験室” といいながら、さほど実験的なことはやってなくて、ま、普通に地味なハードバップやな…と。 悪くはないんっすが、全般的にインパクトもなくて、こりゃ、商業的に今ひとつだったのも、仕方が無いかな…と。 やっぱ、“ジャズ・愛” のほうが、よかったんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、でもまあ、悪くはないから、まあまあかな? …と、そういったアレな1枚でありました。


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