BIG BAND BOSSA NOVA (MERCURY)

QUINCY JONES (1962/8/13,9/4,7,8,12)

BIG BAND BOSSA NOVA


【パーソネル】

QUINCY JONES (cond,arr)
CLARK TERRY (tp,fgh) JULIUS WATKINS (frh) ALAN RAPH (b-tb)
PHIL WOODS (as) PAUL GONSALVES (ts) ROLAND KIRK (fl.a-fl) JEROME RICHARDSON (fl.a-fl,woodwinds)
JIM HALL (g) LALO SCHIFRIN (p) CHRIS WHITE (b) RUDY COLLINS (ds)
JACK DEL RIO (perc) CARLOS GOMEZ (perc) JOSE PAULA (perc)
【収録曲】

(01-03) SOUL BOSSA NOVA / BOOGIE BOSSA NOVA (BOOGIE STOP SHUFFLE) / DESAFINADO
(04-06) MANHA DE CARNAVAL / SE E TARDE ME PERDOA / ON THE STREET WHERE YOU LIVE
(07-08) SAMBA DE UNA NOTA SO (ONE NOTE SAMBA) / LALO BOSSA NOVA
(09-10) SERENATA / CHEGA DE SAUDADE (NO MORE BLUES)
【解説】 ( 2017年12月24日更新 / 連載 1,284回 )

 上野動物園のパンダのシャンシャンが話題っすな。 ググってみたら、パンダ専用サイトまで開設されていたんんっすが、えーと、 これ 。 中で、ちょっと気になったのが 歴代のパンダたち というコンテンツなんっすが、個人的にはやはり、ランランとカンカンが馴染みが深いかな…と。 蘭蘭 (ランラン) 。 この漢字のチョイスは心から納得がいくし、可愛い感じも出ていて秀逸なんっすが、その一方、康康 (カンカン) って、こんな健康だけが取り柄のオッサンみたいな漢字だったんっすな。 他に、もっといい “カン” という漢字があったと思うんっすが、例えば、えーと…、“浣浣” とか。 それだと、浣腸みたいじゃね? そう言われれば確かにそんな気もするんっすが、なら、メスのほうを “諤々” にして、 “侃々諤々(かんかんがくがく)” のペアで売り出すとか。 足腰が弱そうっすけどね、ガクガク。 ちなみに、ランランは1968年11月って、僕と同じ年に生まれたんっすな。 それを知って、何だかより一層、親近感が湧いてきちゃったんっすが、で、一方の康康 (カンカン)はというと、1970年生まれ。 オッサンみたいな名前の癖に、年下かよ! 何だか急に見下したくなっちゃいましたが、康康だと、ちょっとだけ徳川家康のイメージもあったりして、これはもう、脱糞不可避かと。 浣腸みたいだったりもするし、これはもう、見下すと同時に、腹下しも兼備している感じでありますが、でも大丈夫。 パンダのウンコは臭くない。 昔、 「探偵!ナイトスクープ」 で、 そんなネタをやっておりましたが、あいつら、基本的に笹しか食いませんからね。 笹ばかり食っていれば当然、笹団子のような香りのウンコが排出されるに違いありませんが、 「パンダ大百科」 のところに、この話が出ておりますな。 ほれ 。 あ、お食事中の人は、閲覧注意! ぼかすとか、モザイクを入れるとか、もうちょっと何とかならなかったんすかねぇ…。 それはそうと、パンダって笹しか食わないのかと思ったら、竹も食うんっすな。 というか、竹と笹って、同じもん? ちょっと気になったので調べてみたんっすが、えーと、 これ 。 ほぉ。 葉脈の違い、めっちゃ一目瞭然やん! …と思ったら、ぱっと見では、ぜんぜん分からなかったりするみたいなんっすが、とにかくまあ、竹と笹は違う植物であるな…と。 が、どちらもパンダが食うから、味のほうは似たようなものなんんじゃね? 結論としては、そういうことでいいのではないかと思いますが、で、パンダというのは笹と竹しか食わないのかと思ったら、別にそんなことはないみたいっすな。 ほれ 。 おお、タケノコも食うやん!

 それそうと、シュアンシュアン。 こんな奴、いたっけ? ということで、 歴パン に戻って。 おお、いるやん! 1987.6.15メキシコ・チャプルテペック動物園生まれ、陽気で豪快なセニョリータ。 なら、陽陽とか、豪豪とか、セニョセニョとか、リータリータで、ええやん! そんな気がしないでもないんっすが、ま、後の2つは今ひとつ言いにくいので、こんな名前にしなくて正解かと思うんっすけど。 で、リンリンとか、こんなパンダもいたんっすな。 リンリン、ランラン、ソーセージ、ハイハイ、ハムじゃな〜い♪ で、(オス)。 そうそう。 前に生まれたパンダはすぐに死んじゃったんっすよね。 名前さえ付けて貰えなかっんすなぁ…。 で、パンダの名前と言えば、同じ文字を2回繰り返すのがデフォ。 そのように思っている人がいるかも知れませんが、全世界的に見ても、やっぱりそうなのかというと、えーと、 「世界 パンダ 名前」 で検索…っと。 あ、 こんなん 出ましたな。 世界的に見れば、ジャイアントパンダって、めっちゃいるやん! で、まずはシンガポールのパンダ、略して、シンパンの名前はというと、カイカイ (凱凱) と、ジアジア (嘉嘉) 。 同じ文字を2回繰り返すの法則が踏襲されておりますが、命名のセンスは正直、微妙…。 カイカイとか、インキン持ちで股を掻いている絵面しか浮かんでこないし、ジアジアとか、クラミジアが湧いてそうだし…。 で、続いてフランスのパンダ、略してフラパンの名前。 ユアンザイ(円仔)、フアンフアン(歓歓)、赤ちゃん。 フアンフアンとか、日本にもいたやん! …と思ったら、あれはホァンホァン (歓歓) でありましたな。 何だか “ほわほわ” していそうで、日本人のセンスはさすがだと思うんっすが、これがフアンフアンとなると、何だかちょっと不安になってしまいます。 ファンファンなら、普通にファンも増えただろうに…。 で、更に問題なのがユアンザイ(円仔)。 何か、エンザイムが配合されているぽいし、同じ文字の2回繰り返しじゃないと、パンダの名前だとは思えねぇ…。 で、この2人…というか、2パンダの間には赤ちゃんが生まれたようでありますが、と思ったら、名前を付けられる前に、天国へ行っちゃったようでありますが、で、続いてはイギパン。 ヤングァン (陽光) と、ティエンティエン (甜甜) 。 何で、似たような傾向の名前を付けんのや! …と、見ているだけで何だかイライラしちゃいますが、あるいは、既に中国で命名されていたのを、そのまま連れてきたのかも知れませんけど。 ならそれで、似たような名前の2匹を連れてこんかい! そう思わずにはいられなくて、で、ティエンティエン (甜甜)とか、普通にテンテン (甜甜) で、エエやないかい! で、ヤングァン (陽光) は、揚揚 (ヤンヤン) か、光光 (グァングァン) に改名せんかい!

 イギリスとか、フランスとか、こいつらは、アカン。 そう言わざるを得ませんが、で、続いてはメキペン。 上野でタケノコを食っていたショアンショアン、またメキシコに戻ったんっすな。 メキシコでもタケノコ、食えるんか? その点がちょっと心配だったりするんっすが、ま、好きで食っていたワケではなく、それしか貰えなくて、しかたなく食っていただけなのかも知れませんけど。 やっぱ、タコスやよな♪ …とか、故郷に戻って、好きなものを食わせて貰っているのなら、よかったな…と。 外国に来て、食べ物が合わないことほど、ツライものはありませんからね。 で、もう1匹はシンシン。 ま、心身ともに健康そうで、よかったな…と。 で、続いては、アメパン。 色んな動物園にたくさんのパンダがいるようっすが、意外にもアメリカって、パンダ天国だったんっすな。 で、まずはスミソニアン国立動物園。 酢味噌に餡。 何だか、日本の食文化を思わせる名前の動物園なんっすが、そこで飼われているパンダの名前も日本的で、メイシャン (美香) とか。 いや、普通に中国やん! そんな気もするんっすが、美香という漢字は、とても他民族とは思えなかったりします。 が、他のパンダは、ティエンティエン (添添) とか、バオバオ (宝宝)とか、ベイベイ (貝貝) とか、日本人の感覚では考えられないような漢字がチョイスされていて、ま、所詮は他民族であるな…と。 添添とか、添加物まみれっぽいし、宝宝とか、相撲取りの宝富士みたいだし、貝貝とか、2枚貝に付ける名前やろ? そう思わずにはいられなくて、美香タンだけ猫可愛がり…というか、パンダ可愛がりしよう。 残りの3頭は虐げよう。 そう、心に決めたくなっちゃいます。 ちなみにベイベイ (貝貝) は、2015年9月25日に、アメリカの大統領夫人と中国の国家主席夫人によって名付られたそうっすが、2人揃って、貝好きだったんっすかね? この2人と一緒に 「貝道楽」 には行きたくないな。 そう思わずにはいられませんが、ま、1人でもこんなところには行かないと思うんっすけど。 というか、もしかしてここ、廃業したっぽい? 廃業と言えば、僕の心のオアシスだった 東洋健康ランド も潰れちゃったみたいで、ガーン…。 貝のほうはどうでもいいとして、これはショックが大きいっすなぁ…。 酔っ払って、ここの館内着を家まで持って帰ってしまったんっすが、とうとう返せず仕舞いでありましたなぁ…。 旅行の時のパジャマ替わりに、とっても重宝していたんっすが、そういえば最近、見掛けなくなってしまいましたな。 母さん、僕のあの館内着、どうしたんでせうね?

 で、後は目に付くところで、ルンルン (倫倫) 。 花の子っぽくもあるし、絶倫っぽくもあるし。 ヤンヤン (洋洋) 。 つけボーっぽくもあるし。 そう言えば これ 、キャラがパンダっすよね。 で、これ、食べた後に、容器を小物入れとして使える物だったんっすな。 ペン立てとか、絵の具の筆を洗うのとかに使えそう。 紙ラベルをはがして…とか、勿体ない。 パンダのままでエエやん! ヤンヤン! で、ルンルンとヤンヤンのペアは、5頭も子供を作ったんっすな。 ルンルン (倫倫)、やっぱり絶倫やん! いや、こっちのほうがメスみたいなんっすが、で) 。 何か 「ヨイトマケの唄」 とか、熱唱しそう。 で、他には、ヤァヤァ (雅雅) 。 あの時代 (とき) を忘れなさそう。 これが 「ヤァヤァヤァ」 になると、今から一緒に、これから一緒に、殴りにいきそう。 シャオ・リーウー (小礼物) 。 無礼な小者っぽそう。 ユンズー (雲子) 。 ウンコしそう。 でも、臭くはなさそう。 ということで、おしまい♪

 ということで、今日はクインシー・ジョーンズっす。 前半がいつもより短かった気がするんっすが、何となくオチが付いたので、ま、いっかぁ…と。 この先、途中で書くことがなくなったら、パンダの名前ネタが復帰するものと思われますが、それはきっと、遠い未来ではないものと思われます。 さ、頑張りましょう。 ということで、 『ビッグ・バンド・ボサ・ノバ』 。 マイケル・ジャクソンの 『スリラー』 のプロデュースで知られるクインシーが、まだジャズの世界にいた頃にコンダクトとアレンジしたビッグ・バンドのボサ・ノバ物でありますな。 これはもう、無難で、大ハズレは無いものと確信してよさそうなんっすが、参加メンバーもなかなか渋いところを集めていたりします。 クラーク・テリーとか、フィル・ウッズとか、ポール・ゴンザルヴェスとか、ジェローム・リチャードソンとか、ジム・ホールとか。 そんな中、ローランド・カークの名前があるのがちょっと意外なんっすが、持ち楽器はフルートなので、せいぜい、鼻で吹いたり、呻いたりするくらいで、場の空気を乱すような狼藉は働かないのではなかろうかと。 で、リズム・セクションのほうは、名前を書くのを割愛するレベルの、よく知らん人たちばかりなんっすが、そこはまあ、パーカス軍団の盛り上げで、何とかカバーしてくれるのではなかろうかと。 とまあそんなことで、1曲目。 クインシーのオリジナルで、 「ソウル・ボサ・ノバ」 。 タイトルがとっても適当なんっすが、クインシーは表題曲をたった20分で書いたという。 そんな記載が原田和典クンの日本語ライナーにあったりします。 メロディそのものは短時間で書かれたものかも知れないが、アレンジは入念そのもの。 イントロからいきなりクイーカが飛び出し、バス・トロンボーンをリズム楽器として用いたり、ピッコロとフルートを巧みに使い分けたり、ローランド・カークのアクの強いフルートを配置したりしながら、わずか160秒の中にクインシー流エンタテインメントを詰め込んでいるな…と。 ちなみに、クイーカというのは、ゴン太くんの例のアレと言えば、分かっていただけるのではなかろうかと。 ブラジルの打楽器。キュッキュッという音が出る。 そう、原田クンは書いておりますが、そんな単純な音とちゃうやろ〜。 「ンゴンゴ」 とか、そんな感じっすよね。 こいつが出てくると、サンバ感が半端ねぇ。 そういった効果が期待出来るのではなかろうかと。 で、ピッコロうんぬんという話もありましたが、こいつが出てくると、場の空気が途端に間抜けになるので、個人的にはちょっと微妙かな? …と。 で、カーク君は、めっちゃ濁ったトーンでフルートを吹いておりますが、大きく場の空気を乱すほどではなく、とまあそんなこんなで、おしまい。 わずか160秒だし、ま、ぶっちゃけ、賑やかし系のアレでありますな。 日本でも人気が高く、ファッション系の専門学校や、清涼飲料水のコマーシャルで使われ、うんぬん。 名古屋モード学園が使ってそうなんっすが、ググってみたら、やっぱり。 ほれ 。 そのものズバリの動画は見つけられなかったんっすが、あ、これ、聞いたことあるぅ♪ …と、懐かしくなった名古屋近隣の住民は少なく無いのではなかろうかと。

 で、次。  「ブギー・ボサ・ノバ」 。 何とも適当なタイトルなんっすが、チャールス・ミンガスのオリジナルで、元は 「ブギー・ストップ・シャッフル」 ではなかったかと。 これ に入ってましたよね。 おお、鳥取ネタでありますか。 「砂の美術館」 が意外と充実していて、イケるやん♪ …というアレだったりしたんっすが、ちょうどこの時、南米編というのをやっておりましたな。 で、今回の演目はというと、この 「ブギー・ストップ・シャッフル」 はというと、ブギっすな。 「スローなブギにしてくれ」 という、ウォンチューなやつもあるんですが、基本、ブギはアップ・テンポで。 ここでは基本に忠実なテンポが採用されているんですが、何とも調子のいいナンバーで、気分爽快。 そう書かれているアレでありますな。 クインシー版のほうも、アップ・テンポで、何とも調子がよくて、気分爽快。 これ、ボッサの要素、ほどんと無くね? ブギだけじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ま、聞いて楽しければ、細かいことは別にいいんじゃね? そんな気がしないでもなくて、で、アドリブ・パートでは、管楽器らしい人のソロがけっこうフィーチャーされたりして、で、そのままフェイドアウトして、おしまい。 こちらもやはり161秒くらいしかなくて、ぶっちゃけ、ちょっと物足りねぇ…。 で、次。  「デサフィナード」 。 超有名なボサ・ノバ曲っすな。 「調子はずれ」 とか 「音痴」 といった意味らしいんっすが、ホーンとブラスを効果的に用いた超軽めなアレンジが、なかなか。 が、ピッコロの音が間抜けっぽくて、個人的には、うーん…。 ソロ・パートではジム・ホールのギターがフィーチャーされるんっすが、こちらは、流石やな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 ジム (体育系) なのか、ホール (音楽・演芸系) なのか、はっきりしろ! そう、言いたくなっちゃうんっすけどね、ジム・ホール。 事務なのか、ホール (接客担当) なのかでも、話は変わってくるし。 ま、それはそうと、次。  「マンハ・デ・カルナヴァル」 。 これまた超有名なボサ・ノバ曲であるところの、いわゆる 「黒いオルフェ」 でありますな。 メロディを主導するのは、メロウなフルート。 綺麗なトーンなので、カークではなくて、恐らくジェローム・リチャードソン。 で、そこにホーンとか、ブラストかが絡む、そんなアレンジが施されているんっすが、続いて登場する、ちょっぴり古めかしいスタイルのテナーのオッサンは恐らく、ポール・ゴンザルヴェス。 ま、ムーディではありますな。 その後も、ゴージャスなアンサンブルが繰り広げられて、でもって、おしまい。 うーん、まあまあ?

 で、次。  「シー・イ・タルデ・ミー・ペドア」 。 読み方がこれで正しいのかどうか、まったく自信なし。 「フォーギブ・ミー・イフ・アイム・レイト」 という英語のタイトルも併記されておりますが、典型的なポップ系ボサ・ノバのソレであるな。 そんな感じのアレンジが施されていたりします。 アドリブ・パートではラロ・シフリンという人のピアノが大きくフィーチャーされていて、これはまあ、なかなかやな…と。 とまあそんなこんなで、パンダ。 ジャイパンの名前のほうは、ネタが尽きた感があるので、続いて レッパン のほうを見てみようかと。 大して珍しくないほうのパンダというイメージだし、パンダというよりも、アライグマなんじゃね? そんな気がしてならないんっすが、ジャイアントパンダは、食肉目クマ科ジャイアントパンダ属、レッサーパンダは、えーと、食肉目レッサーパンダ科、レッサーパンダ属? で、アライグマは食肉目アライグマ科 アライグマ属。 パンダでも、アライグマでもねーじゃん! 肉を食うことくらいしか、共通項はないじゃん! というか、ジャイパンって、食肉目なのに、笹とか竹しか食わねぇじゃん! で、レッパンの飼育と言えば、熱川のバナナワニ園が有名で、2015年10月のデータで、計24頭もいるんだとか。 バナナワニ園なんだから、バナナとワニ以外は飼うなよ! そう言いたくなっちゃうんっすが、えーと、 ワニッコまつり開催中です! おお、ちゃんとワニもフィーチャーしているようでありますな。 というか、バナナワニのキャラ、可愛いっ♪ 子ワニにタッチングしたり、オオオニバスにのったりしている幼女も可愛いっ♪ というか、このTシャツ、欲しいっ! グルメ&お土産。 おお、ちゃんとありますな。 何だか猛烈に “熱バナワニ園” に行きたくなって来ちゃいましたが、とまあそれはそうと、次。  「オン・ザ・ストリート・ホエア・ユー・リブ」 。 これはボッサではなくて、ミュージカル 『マイ・フェア・レディ』 からのナンバー。 「君住む街で」 という邦題で知られていたりします。 本来、ラテンはあまり関係なさそうなんっすが、ここでは思いっきりブラジリアン風でゴージャスな仕上がりになっていたりして、で、アドリブ・パートではフィル・ウッズが大活躍。 …というほど、多くの時間が与えられているワケではないんっすが、ま、肛門括約筋くらいは活躍しているかな? …と。 漏らさなさそうで、何より。

 で、次。  「サンバ・デ・ウナ・ノータ・ソー」 。 聞き慣れない曲名でありますが、その正体は 「ワン・ノート・サンバ」 。 ホーン及びブラスの人たちが活躍する賑やかなアレンジが施されております。 で、次。  「ラロ・ボサ・ノバ」 。 とってもラロなボサ・ノバで、軽めの仕上がり。 ジム・ホールと、フィル・ウッズのソロがあったりして、うーん、まあまあ? で、次。  「セレナータ」 。 ずっと賑やか系ばかりで、ぶっちゃけ、ちょっと飽きてきたし、ここらでひとつ、しっとり系のバラードを聞きたいような? で、このタイトルなら、ちょっと期待してよさそうな気が。 …とか思っていたら、バラードとまではいかないまでも、ゆったりとしたテンポの、フルートがムーディなアレ系だったりして、僕の欲求はそれなりに満たされたかな? …と。 ジム・ホールのスパニッシュなギターや、ウッズの情熱を内に秘めたアルトも聞くことが出来て、とまあそんなこんなで、ラストっす。  「チェガ・デ・サウダージ」 。 読み方がこれで正しいのかどうか、まったく自信なし。 「ノー・モア・ブルース」 という英語のタイトルも併記されておりますが、 「ノーモア関ヶ原合戦じゃ」 という、ウォーランドの アレ を彷彿させるブルースなんじゃね? …と、そんな気がしないでもありません。 ノー・モアと言ってるのにブルースだったりしたら、ブチ切れられても仕方ありませんが、聞いてみたら、これ、めっちゃメジャーな曲やん。 ブルースじゃなくて、普通にボサ・ノバで、詳しくはえーと…、ここ 参照 。 あ、そう読むのが正解だったんっすな。 ジョビンの曲だったんっすな。 演奏のほうは、それはもう、ゴージャスな仕上がりだったりして、とまあそんなこんなで、今日は以上っす。

【総合評価】 1曲が短かくて物足りなさ過ぎぃ&お気楽過ぎぃ&能天気過ぎぃ。 そういった嫌いはあるんっすが、ま、問答無用で楽しければ、それでエエやん♪ そういった趣向の人であれば、存分に堪能出来るのではなかろうかと。 Amazon のレビューを見る限り、京都在住、60過ぎのおっさんは駄作認定しているみたいっすけど。 桑名在住、50直前の美少年としては、うーん、まあまあ? そんな感じだったりしたんっすが、では皆さま、よいクリスマスイブの夜を☆


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