ANYTHING GOES! (COLUMBIA)

DAVE BRUBECK (1965/12/8,1966/1/26,2/17)

ANYTHING GOES!


【パーソネル】

PAUL DESMOND (as) DAVE BRUBECK (p) GENE WRIGHT (b) JOE MORELLO (ds)
【収録曲】

(01-03) ANYTHING GOES / LOVE FOR SALE / NIGHT AND DAY
(04-05) WHAT IS THIS THING CALLED LOVE / I GET A KICK OF YOU
(06-08) JUST ONE OF THOSE THINGS / YOU'RE THE TOP / ALL THROUGH THE NIGHT
【解説】 ( 2018年12月02日更新 / 連載 1,326回 )

 岐阜基地の航空祭に行って来ました。 2年連続、4回目くらいっすかね? 去年のネタは、えーと、 これ 。 いやあ、今ひとつ盛り上がりませんでしたなぁ、今年の岐阜基地航空祭と、ゆるキャラグランプリ in 三重桑名・ナガシマリゾート。 そんなことが書かれておりますが、名古屋の河村たかし君が、カジノを含む統合型リゾート (IR) を、ナガシマリゾート (三重県桑名市) 周辺に誘致できないか三重県などに提案したことを明らかにした。 そんな話がニュースになっておりましたな。 名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク とか、そんなふざけた名前を付けるから、たかしが調子に乗るんや! そう思わずにはいられませんが、個人的には、カジノ、悪くないやん。 そんな気がしないでもありません。 長島温泉のゲームコーナーの競馬のやつとか、めっちゃ盛り上がるし。 ググってみたら 動画 があったんっすが、ワールドダービー (撤去済み) って、マジっすか? だとすれば、ナガシマの魅力が、中島くん (←カツオの友達) のレベルまで低下したと言わざるを得ないんっすが、あ、でも、だけどロイヤルアスコットに入れ替え! そんなふうに書かれているので、競馬ゲーム自体は健在なんっすかね? 「アヒルのヨーイドン」 はあるみたいなので、最悪、それでもいいかとは思うんっすが、で、カジノを含む統合型リゾート。 含まれない部分には何があるのかと思ったら、国際会議場、展示施設、ホテル、ショッピングモール、レストラン、劇場、映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設など。 おお、エエやん! というか、今のナガシマリゾートでも、カジノ以外は6割くらい賄えているような気もするんっすが、こりゃ、たかし君に目を付けられちゃうのも、やむなしかな? …と。 ま、個人的なソソられ具合は

 駄菓子 >>>>>>>>>>>>>>>>> たかし = タカアシガニ

で、あまり好きではなかったりするんっすけどね、たかし。 タカアシガニも、ただ無駄にデカいだけで、あまり美味しくないという話だし。 美味しいカニでもそんなに好きではないのに、美味しくないカニとか、論外なんっすが、で、岐阜基地の航空祭。 各務原の駐車場はすぐ満車になっちゃうに違いない。 岐阜駅も危ない。 というので、去年と同じく、岐南駅の近くを狙うことにしたんっすが、この アレ でありますな。 月極駐車場だとか、アパートの駐車場だとかの一角に、何故だかポツンとカラーコーンが置かれていて、車を停められへんやんけ! 邪魔やんけ! …と思ったら、実はそういうシステムだったりするという。 スマホから空き情報が確認出来るんっすが、名古屋の街中ならともかく、岐南町ではまったく存在が知られていないようで、3台分あるスペースは、いつもガラガラ。 確実に駐車場を確保出来るメリットがある反面、こんなん、ぜんぜん儲からへんやんけ! そんなデメリットがあるようで、いつの間にやら1台分に減少しておりました。 1台となるとさすがに、空いているのかちょっと心配だったんっすが、朝の5時半くらいに行ってみたら、車の姿はなくて、余裕。 というか、カラーコーンの姿もないやんけ…。 何やこのクソ邪魔なカラーコーンは。 車を停められへんやんけ! …というので、地元の住民が勝手にどけちゃったのか、あるいは、今年は大きな台風が2回ほど接近したので、風で飛ばされちゃったのか。 どうせ2ヶ月くらい、誰も利用しなかったに違いないので、誰にも気付かれずに、そのまま放置されている可能性はあります。 カラーコーンが無ければ、入庫の手続きが出来ず、仕方が無いので自前で 「とんがりコーン」 でも設置しようかと思ったんっすが、そうしたところで、何の解決にもならない気がしないでもなくて、あ、それはそうと、 「とんがりコーン」 って、もしかして、コーン (←とうもろこし) と、コーン (←円錐形) を掛けてる? あ、でも、 「とんがり」 の部分で、十分に円錐形なのは表現されているし、トンガリ、しんがり、ガリガリ。 この中ではいちばん、 「ガリガリ」 が魅力薄でありますな。 個人的には 「ぽちゃ系」 のほうが好きだし。 「ガリガリ君」 は美味しいんっすけどね。 「しんがり」 は最後尾だし、 「トンガリ」 はブタゴリの腰巾着だし、あ、でも、いい奴っすよね、トンガリ。

 とまあそんなこんなで、岐南駅のスマートパーキング、アカンやん! で、仕方なく、駄目モトで岐阜駅の南口のほうまで行ってみることにしたんっすが、で、行ってみたら駐車場、ガラガラやんけ…。 岐阜駅の南側はフーゾク街で、ガラが悪いからガラガラなのか、事情はよく分からんのですが、とにかく、余裕。 岐阜駅の南、最高や! 岐南駅とか、最初からいらんかったんや! で、そこから岐阜基地まではJRでも、名鉄でも、どちらでも行けるんっすが、JR = 田舎のオッサンっぽい、名鉄 = 都会派アーバンっぽい、JR = 本数が少ない、名鉄 = 本数が多い、JR = 向こうの駅を降りてから基地までがちょっと遠い、名鉄 = 近い。 そういうアレだったりして、JRのほうが空いているであろうな…と。 で、そっちのほうに行ってみたら、やっぱり空いてました。 が、東海道線ならともかく、高山線なので、電車…というか、もしかしたら汽車かも知れないのが30分に1本くらいしか走ってなくて、が、岐阜が始発なので、出発の15分くらい前には電車だか汽車だかがやって来て、で、余裕で座ることが出来たので、正解やったな…と。 とまあそんなこんなで、駅に到着〜。 既に開門していて、すぐ基地の中に入ることが出来て、ここまでのところ、極めて順調でありますな。 岐南駅で、無駄に時間を費やしたのは、無かったことにして。 岐南駅とか、最初から無かったんや!


< 岐阜基地航空祭 2018 (地上展示) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
 

 ということで、まずは “地上展示” 。 今年は “まそたん” が、どうのこうの。 何かと思ったら、 これ なんっすな。 甘粕ひそねは航空自衛隊岐阜基地に配属された新人自衛隊員。 周囲とのトラブルを避けるよう地味に生きてきたが、ある日、基地の格納庫で巨大なドラゴンと遭遇する。 その生き物はF-15J戦闘機に偽装して空を飛ぶ、国家機密級の 「変態飛翔生体 (OTF) 」 だった。 ひそねは相性を買われてOTFを操縦する飛行要員 (Dパイ) に任命され、そのドラゴンを “まそたん” と命名する。 あー、岐阜基地が舞台なんっすな。 こりゃ、コラボもやむなしでありますが、で、F-15の特別塗装も “まそたん仕様” になっている…と。 で、監督だか、ひそね役の声優だかが、一日飛実団司令だかに任命された…と。 僕は声優には極めて疎いので、桑名出身の みかこし くらしか知らなかったりするんっすが、えーと、久野美咲 。  『3月のライオン』 の川本モモ役。 おお、マジっすか! 三女っすよね? 可愛いっすよね。 少なくとも、オバサンジョ大統領よりは可愛い三女であると言っていいと思うんっすが、オバサンではなくて、幼女だし。 となると当然、ロリ声の声優であるものと判断していいかと思うんっすが、 ロリ声可愛い!幼女・少女役が最高過ぎる女性声優ランキング 。 おお、9位に入ってるやん! ゆるキャラグランプリ、堂々第3位のレジェンド、 「こにゅうどうくん」 にはちょっと負けちゃってますが、なかなか健闘したと評価していいのではなかろうかと。

 で、こおろぎさとみって、本名、興梠さとみ (こうろぎ さとみ) なんっすな。 めっちゃレアな名字やん! えーと、 興梠 。 【全国人数】 およそ5,800人。 意外と、そんなでもないやん! レアな名字と言えば、この前、消火器の点検に来てくれた防災屋のおっさんが、 坂ノ坊 という名字だったんっすが、【全国人数】 およそ30人。 おお、凄ぇぇぇぇ! 現三重県である伊勢発祥ともいわれるが、伝統的な名字である。 近年、三重県多気郡多気町五桂などにみられる。 そんな解説がありますが、何か、村長をやってたとか言ってましたな。 ググってみたら、 五桂池ふるさと村 の村長っぽい? ソーダ村の村長よりは、ちょっとマシ。 そんな程度のアレで、さほど尊重しなくてもいい村長のような気がしないでもないんっすが、気さくなオッサンでありましたな。 で、 (写真・いちばん下) 。 真ん中がロリ声の声優で、その隣が岐阜基地の偉い人ではないかと思われるんっすが、めっちゃニヤけてますな。 で、右のほうに写っているのが、ミスかかみがはら? で、眼鏡の少年は、何かの抽選で選ばれたとか言ってましたが、ぜんぜんニヤけてませんな。 えーと、 これ ? 基地内を歩いて巡回する予定とか、なかなかの激務なんっすが、お勤め、お疲れ様っす! 岐阜基地には実戦部隊がないので、緊急スクランブルの司令とかを出さなくてもいい分、少しは気が楽なんじゃないかと思いますが、監督のオッサンは見た目がオタク丸出しで、有事の際には何の役にも立たなさそうなので、ギャル2人と一緒に頑張って欲しいな…と。


< 岐阜基地航空祭 2018 (オープニング・機動飛行) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いてはオープニングだとか、機動飛行だとか。 去年、朝のうちは天気がよかったんっすが、クソ寒くて、辛かった。 そんな思い出しかなかったりするんっすが、今年は天気もよくて、暖かくて、何よりでありますなぁ。 …と。


< 岐阜基地航空祭 2018 (ブルーインパルス) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いてはブルーインパルス。 去年は次第に天気が悪くなってきて、 “何とかローパス” みたいなショボい演目しかなくて、今ひとつだった。 そんな思い出しかなかったりするんっすが、今年は天気もよくて、暖かくて、何よりでありますなぁ。 …と。 久しぶりに 第1区分 を堪能出来たし。 視程:8km以上、シーリング1万フィート (約3000m) っすか。 シーリング、うぉう うぉう うぉう、シーリング、うぉう うぉう うぉう、シーリング、泣かないわ〜♪ 去年はシーリングが今ひとつで、泣けましたからね。 途中から曇ってきて、空が白くなってしまって、今ひとつ写真映えしないのがアレなんっすが、ま、贅沢を言ってはいけないな…と。


< 岐阜基地航空祭 2018 (異機種大編隊) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、続いては異機種大編隊。 去年、途中で雨が降ってきて、編隊は断念して、帰った。 そんな残念な思い出しかなかったりするんっすが、今年は天気もよくて、暖かくて、何よりでありますなぁ。 …と。 ぶっちゃけ、編隊だけだと、いくら異機種でも、大きく編隊だったりしても、ちょっぴり地味だったりするんっすが、編隊を組み替える間の時間を利用して、F-2 だとか F-15 だとかが、ソロで変態的な飛びっぷりを披露してくれるので、油断はなりません。 午前の機動飛行よりも派手だったりして、侮れないな…と。 とまあそんなことで、今年の航空祭は以上っす。 帰りもJRを利用することにしたんっすが、ほとんど待ち時間なしで、臨時の電車だか汽車だかに乗ることが出来て、何よりでありました。 しかも、岐阜駅まで途中の駅には止まらんとか、高山線、やるやん! …と思ったら、対向の電車だか汽車だか待ちで5分ほど停車してしまって、あまり意味がなかったりしたんっすが、ま、所詮は単線の高山線でありますなぁ…。 で、帰りにどこかで温泉に入って、飯を食っていくことにしたんっすが、どこにしようか悩んだ結果、ひさしぶりに 海津温泉 にでも行ってみようかぁ…と。 昔、木曽川でウインドサーフィンをやってた頃は、よく通っていたんっすよね。 当時は入浴料が 100えん♪ …と、格安だったんっすが、その分、施設は古くて、ボロくて、薄汚くて、湯に浸かると、かえって身も心も穢されたような気分になったものでありました。 赤さび色の湯だったんっすが、それが天然のものだったのか、あるいは、配管が錆びていただけだったのか…。 ある日、リニューアルして、お値段が一挙に 500円になってしまって、で、そのうちにウインドサーフィンにも行かなくなって、それ以来、ずっと疎遠だったんっすが、そういえば、 こんな動画 もありましたなぁ。 「そして、そして、温泉の質がとってもいいので…」 という発言が聞かれるんっすが、ポンプが壊れたのか、あるいは温泉が枯渇しちゃったのか、今年の夏くらいから、沸かした水道水になっちゃった模様っす。 でもまあ、個人的に泉質にはさほどこだわりはないし、普通に露天風呂やサウナなんかもあったりしたし、あまり混んでなくてゆっくり出来たし、レストランで食った豚肉の蒲焼き丼 (?) みたいなヤツも美味しかったし、が、量的にはちょっぴり物足りなかったので、おつまみ餃子 (?) とかいうのを追加で注文したら、思ってたのと違って揚げ餃子だったりしたんっすが、それはそれで美味しかったし、ま、総体的に見て、よかったな♪ …と。 とまあそんなことで、今年の岐阜の航空祭は、よかったな♪ …と。 そんな気がするんっすが、来年は築城基地に行ってみようかな? …と。 この すごくすごい8の字旋回 【改】 という演目、オタの間ではめっちゃ評判がよかったみたいだし。 来年はこれが 【改改】 になるのか、あるいは司令が変わってショボくなって、 「すごくすごくない一の字旋回せず」 みたいになっちゃうのか、こればっかりは蓋を開けてみないと分からんのっすが、来年もまた、平和な世界が続いて、無事に航空祭が開催されることをお祈りして、今日のところは、おしまい。

 で、今日はデイブ・ブルーベックっす。 有名っすよね。 日本でも人気抜群。 が、ぶっちゃけ、 「テイク・ファイブ」 の一発屋だよね感は拭いきれず、それ以外には、あまり聞かれていないのが実情ではないかと思うんっすが、アレにしたところで、ポール・デスモンドがイケてるだけで、ブルーベックのほうは別にどうでもよかったりするし。 で、今日はそんなデブルベの 『エニシング・ゴーズ!』 というアルバムを取り上げてみたいと思うんっすが、これ、ジャケットがめっちゃイケてますよね。 客観的に見ても、センスがお洒落だし、ジャケ絵を書くのが簡単そうという観点から見ても、極めて優秀。 脚、細すぎるんじゃね? …という気がしないでもないんっすが、それはあくまで、ぽちゃ系好きの僕の感性であって、こういうのが好きな人も世の中にはいるのかも知れないし。 ふっといアシの女の子は〜強い母になれるって、私ってなれそう、ねぇ、バスボン♪ …な、松本ちえこ としては、ぜんぜんアカンかったりするんっすけどね。 太ももとか、太くって、ナンボやろ? そう、声を大にして言いたいんっすが、で、これ、ポール・デスモンドのアルトが入っていて、ベースとドラムスは、ジーン・ライトジョー・モレロ。 デスモンドは無論として、ジョー・モレロも悪くないっすよね。 失禁フェチの願望を、如実に表現した名前であるな。 そのように評価していいのではないかと思うんっすが、で、素材はすべて、コール・ポーターの楽曲。 聞く前からすでに、成功が約束されているようなもので、じゃ、聞かなくてもいっかぁ。 そんな気がしないでもないんっすが、そういうワケにもいかないので、とりあえずサラッと聞いてみて、適当にその感想を書き連ねておこうかと。

 んなことで、まずはアルバム・タイトル曲の 「エニシング・ゴーズ」 。 1934年の同名ミュージカルの中でエセル・マーマンが歌ったナンバー。 ブルーベックの骨太なピアノによるテーマからモレロのステディなシンバル・ワークに支えられデスモンドのひょうひょうとした感じのソロ、それに合わすようなブルーベックのソロが続く心浮き立つようなスインギーな演奏。 そう、日本語ライナーで高田敬三クンが書いているようなアレだったりするんっすが、ぶっちゃけ、ちょっと微妙? デスモンドのひょうひょうとした感じのソロ。 これはまさにその通りで、期待通りの出来なんっすが、ブルーベックのソロ。 これがちょっと問題かと。 よく、 「スイングしないピアノ」 などと言われていて、そっかぁ? …と、この見解に関しては、かなり懐疑的だったりしたんっすが、こうして聞いてみると、あ、確かに。 そんな感じがしちゃいました。 めっちゃ頑張って、スイング感を出そうとしているんだけど、何か知らんけど、乗りきれてない…みたいな。 ま、それは好みの問題なんっすが、幼女だった頃の間下このみが好みな僕としては、ちょっと…。 で、次。 「ラブ・フォー・セール」 。 1930年のミュージカル 『ザ・ニューヨーカー』 の中のナンバー。 ここでは、デスモンドは、休んで、ブルーベックのトリオの演奏で聞かせる。 モレロのドラムスと絡んでかなりデフォルメしたテーマから、途中テンポを変えてバレルハウス風のピアノになり、最後は哀愁を感じさせるムードで終わる。 そういったアレなんっすが、バレルハウス風って、何なん? …と思って調べてみたところ、えーと、 これ 。 ほぉ。 そういえば、石油の1バレルのバレル = 樽でしたよね。 ということは、タルタルソース = バレルバレル源 (みなもと) 。 そういうことになろうかと思うんっすが、で、言われてみれば、途中テンポを変えてバレルハウス風のピアノになってるような気がしないでもなくて、で、最後は哀愁を感じさせるムードで終わってるような気がしないでもなくて、ということで、おしまい。 デスモンドがいなくて、ハズレやな。 そう感じてしまう人がいるかも知れませんが、ま、これ、一応はブルーベックのリーダー作だし。

 で、次。 「ナイト・アンド・デイ」 。 デスモンドが吹くテーマは最初のうち 「ワン・ノート・サンバ」 っぽくて、途中から普通に 「夜も昼も」 になる…と。 そんな趣向が凝らされているんっすが、で、そのまま快調なアルトのソロへ突入していく…と。 かなり速いテンポで、なかなかいい感じ。 で、続くピアノのソロも、まあまあ? めっちゃ張り切っているな。 そんな努力は認めてあげてもいいのではなかろうかと。 で、次。 「ホワット・イズ・ディス・シングス・コールド・ラブ」 。 日本では 「恋とは何でしょう」 とか、「恋とはどんなものかしら」 とか、ギャル系っぽく訳されることが多いんっすが、スロー・テンポで元メロディの出てこないピアノからデスモンドへと渡る。 そんな、ちょっと変わったアレンジが施されていたりします。 沈んだムードのアルト・ソロが秀逸でこの失われた恋の歌の内容を見事に描き出しているな…と。 え? これって、そんな歌やったん? んーと、 これ っすよね。 何故だかオッサン視点になっちゃてるんっすが、あなたは私の心を奪って、捨てた。 確かに捨てられてますな。 ま、ドンマイ! ということで、次。 「アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー」 。 ドラムスとピアノの掛け合いによるテーマからデスモンドのソロ、ブルーベックのソロとモレロにプッシュされて快調に突っ走る。 目の覚めるような演奏だ。 そういうアレだったりするんっすが、確かにいいっすよね、モレロ。 変拍子ばかりが前面に押し出されるんっすが、4ビートを叩かせてみても、普通にイケるやん! …と。 ブルーベックも頑張ってるやん! …と。

 で、次。 「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」 。 ピアノのイントロの後、デスモンドの軽快にスイングするソロは、ブルーベックへ引き継がれ最後にテーマが出てきて終わる…と。 高田クンの日本語ライナーも、何だか適当な手抜きモードに突入しちゃってますが、ま、しょうがないっすよね。 特に書くこともないし。 で、僕の感想も、同じようなものかな…と。 で、次。 「ユー・アー・ザ・トップ」 。 コール・ポーターの楽曲としては、かなりマイナーな部類ではないかと思われるんっすが、ブルーベックのピアノの後、デスモンドがテーマを吹き、アドリブへ、ジーンのウォーキング・ベースに乗ってブルーベックの次第に盛り上げる快調なソロが展開されるな…と。 ということで、ラストっす。 「オール・スルー・ザ・ナイト」 。 コール・ポーターの楽曲としては、かなりマイナーな部類ではないかと思われるんっすが、夜は、友達、昼間は、敵、夜になると夢であなたに会えるから、という寂しい歌だな…と。 そんな感じを表す、しっとりとしたピアノの演奏からテンポ・アップしてアルト・ソロとなりピアノ・ソロへと渡る。 最後は、再びテンポを落として終わる。 そういうアレだったりして、今日のところは、おしまい。

【総合評価】 ぶっちゃけ、 「テイク・ファイブ」 みたいなのを期待していると、何かちゃうな…と。 デスモンドのプレイは決して悪くはないんっすが、絶対的にやや一本調子な感じだし、ブルーベックのピアノは何か今ひとつスイングしないし。 よくよく考えたら、個人的にコール・ポーターって、そんなに好きではなかったりするし、この人の曲はもっとバリバリにチャーリー・パーカー直系な人のほうが合うような気がするし、でもまあ、ジャケットの脚がいいから、いっかぁ…と。 そんなアレな1枚でありました。


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