COOL AND SPARKLING (CAPITOL)

PAUL SMITH (1956/5,1956/6)

COOL AND SPARKLING


【パーソネル】

JULIUS KINSLER (fl) RONNY LANG (as) TONY RIZZI (g)
PAUL SMITH (p) SAM CHEIFITZ (b) IRVING COTTLER (ds)
【収録曲】

(01-03) I REMEMBER YOU / KEMPY THE PAINTER / A YOUNG MAN'S FANCY
(04-06) DANDY RANDY / ALONE TOGETHER / THE GRUMP
(07-09) YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC / I'LL TAKE ROMANCE / LITTLE EVIL
(10-12) CAN'T HELP LOVIN' DAT MAN / MURPHY'S LIGHT / HAVE YOU MET MISS JONES?
【解説】 ( 2018年12月09日更新 / 連載 1,327回 )

 桑名水郷花火大会でありましたなぁ。 それはそうと桑名って、水郷なんっすかね? 水郷と言えば福岡県の柳川だとか、滋賀県の近江八幡だとか、茨城県の潮来の伊太郎とか、そういった辺りが頭に浮かぶんっすが、アシだか、ヨシだかが生い茂った細い川だか、沼だか、水路だかを、笠を被った船頭が操る小舟で、のんびりと散策する…みたいな。 それはそうと、潮来の伊太郎って、何者なんっすかね? 韻を踏んでいて語呂が良すぎるという点では 「夏色のナンシー」 に匹敵するものがあるんっすが、

 恋かな? (イエス!) 恋じゃない (イエス!) 愛かな (イエス!) 愛じゃない ( ・ ・ ・ )

何でも、全肯定するんじゃねぇ! …と思ったら、最後のところで黙ってしまっているんっすが、 「愛じゃない」 を肯定しないということは、これはもう、愛なんじゃない? そのように判断していいのではなかろうかと。 ちなみにこれ、元々は 「夏色のキャシー」 というタイトルだったそうっすな。 ハワイ時代の早見優の愛称が “キャシー” だったからなんっすが、何で、早見優で、キャシー? “はやみ” なら普通、 “ハヤッシー” とかにしますよね。  “キヨシ” なら “キャシー” でいいかも知れませんが、「夏色のキャシー」、もしくは 「ハヤッシー」 。 どちらにしろ、歌いにくいやん! …というので、語呂優先で 「ナンシー」 になったという。 賢明な判断っすよね。 「いい名前なっしー」 と、例のゆるキャラからも支持が得られそうだし。 となると、アレっすよね。 潮来の伊太郎も、本当は違う名前だったのに、韻を踏ませるために、無理やり改名させられた疑惑というのがあったりするかも知れませんな。 実は 「潮来のセパタクロー」 というが本名だったりするとか? で、潮来に伊太郎がいるなら、近江八幡には近江八郎が、柳川には柳葉敏郎がいたりするとか?

 で、桑名のあたり、確かに川はたくさんあるんっすが、川幅が1キロくらいあったりして、いわゆる “水郷” の風情とは、ちょっと違うんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、でもまあ、 水郷県立自然公園 のに指定されているみたいだし、普通に水郷なんやろうな…と。 今も川岸、中州、低湿地にはヨシ原など水生植物群落が拡がり、堤防のマツ並木や舟溜りの川舟が詩情あふれる水郷風景をつくっています。 そんな、何かソレっぽいことも書いてあったりするし。 確かに海津の辺りとか、 コーモン の辺りとかは、それなりにソレっぽい気がしないでもなくて、で、それはそうと、桑名水郷花火大会なんっすが、7月の予定が台風で中止になってしまって、えーと、 ここ 参照。 年内に再開催するかどうか、関係者と協議するとの事だったんっすが、めでたく11月24日に開催されることが決まって、快哉を叫んだ…と。 ただし、予算の都合もあって、夏バージョンの70%くらいの規模に縮小される…と。 ま、やむを得ませんな。 NTNのアレはフル規格でやってくれるみたいだし、アレさえあれば、それ以外は別にゼロ回答でもいいくらいだし。 あ、でも、はまぐり犬のクラウドファンディングの2尺玉は見たいっすな。 僕も僅かながら有志として融資をしたので、その勇姿は見届けなければなりません。 で、ついでに、エンディングの空中ナイヤガラも見届けなければなりません。 この花火大会、中盤のNTNの例のアレがズバ抜けていて、終盤はショボくて拍子抜けなので、最後まで見ずに帰る人も多く、空中ナイヤガラの頃は、内野もガラガラ。 そんな状況だったりするんっすよね。 関係者も、その状況を少しは気にしていたようで、今年はクラウドファンディングで予算を集めて (←はまぐり犬とは別企画) 、エンディングを派手にするぞ! …と。 目標額は50万円だぞ! …と。 それくらいの予算では、あまり多くは期待出来ないような気もするんっすが、しかも、その目標額にすら届かず、こりゃ、アカンな…と。 で、今年もやっぱり、アカンかったな…と。 そんな結果に終われば、来年はもうちょっと、クラファンの返礼品にも気合いを入れてくれると思うし。 前にも書いたんっすが、船での観覧 (柿安の格別に高い特製弁当付き) のプラン、希望。 で、今年の花火大会について書く前に、それだけでは1回分の原稿を賄える気がしないので、11月に東員町で撮ったコスモスの写真でも。


< 東員町のコスモス 2018 > (←クリックすると写真ページに飛びます。)
 

 この日はアレっす。 土曜日なんっすが、ちょっと仕事に出てくれんか? …と。 電柱に張られた電線がたるんでいるので、それを引っ張って直す作業の立ち会いに行ってくれ…と。 僕が監督業務を担当している物件では無かったんっすが、現場が東員町で、僕の家から近いので、ちょっと行ってくれんか? …と。 ま、別にいいんっすけど。 作業は1時間くらいで終わるみたいなので、このコーナーの原稿を書くという、僕の本来業務にもさほど支障は無さそうだし。 で、そういえば、あの現場のあたり、コスモスが咲いてるよな? …と。 コレ っすな。 で、ここでコスモスの写真を撮るとなると、どうしても北勢線と絡めたくなっちゃいますよね。 もしくは、晴れれば鈴鹿山脈も一望できるロケーションです。 ← コレ。 結果、北勢線絡みが2枚、鈴鹿山脈を一望したのが2枚、どアップで、どこで撮ったのかよく分からんのが1枚。 そういった構成になったんっすが、北勢線のほうは運良く、イエローとグリーン、2種類をカメラに収めることが出来ました。 グリーンのほうは、「あ! あの車両は! 旧三重交通カラーやで! やった!」 …のアレでありますな。 ここ 参照。 北勢線って近鉄の前は三重交通が運営していたんっすな。 初めて知りました。 で、この動画では一向に進展しない星川ななはチャンと下野代クンなんっすが、中の人同士が結婚したんだそうですぜ。 何て、めでたい! で、この時期、 ナロウィン・トレイン も走っているので、うまくいけばコスモスと絡めることも可能かも? 他人様ので、2年前ので、撮影場所も東員ではないんっすが、こんな よくばりセット も。 とまあそんなことで、コスモスは以上っす。


< 桑名水郷花火大会 2018 (その1) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、桑名の花火大会っす。 夏は19:30〜21:00までなんっすが、今回の秋バージョンは18:30〜19:35くらいまで。 日が暮れるのが早いので、1時間早く始まって、予算の都合で例年より25分ほど短くなっております。 とはいえ、 のプログラムを見比べたところ、表面上は地味なスターマインが3つくらい削られた程度で、あまり大勢には影響がないように思われます。 むしろ、時間が短くなった文だけ、中身が凝縮されているような? で、この日は1時間くらいでは終わりそうにない仕事が入っていて、18時半の開始に間に合うか、ちょっと心配だったんっすが、家まで車で20分くらいの現場だったし、16時半には片付いたし、結果、余裕でありました。 が、夕方5時を過ぎると、もう真っ暗だし、家から会場までは30分くらいの距離なんっすが、歩いていても 「今から花火だぁぁぁぁ!」 というワクワク感が湧き上がってこなくて、ちょっと微妙…。 会場に着いても、無論、浴衣ギャルの姿は見えないし、露天のほうも夏に比べると今ひとつ盛り上がってない気がするし、やっぱりちょっと微妙…。 昼間はぽかぽかと暖かかったんっすが、日が落ちると急速に冷えてくるし、うーん…。 で、今回の観覧場所は ここ 参照の “協賛者席 (河川敷)” でありました。 去年までは堤防の上の有料のマス席を確保していたんっすが、はまぐり犬ではないほうのクラファンの返礼品が “協賛者席 (河川敷)” だったんっすよね。 目の前はすぐ川で、船に乗っている人の話し声が聞こえてくるような近さ。 エエやん! が、目の前に手摺りがあったり、“立入禁止” の黄色いテープが2本貼られていたりして、写真を撮るにはその隙間にレンズを突っ込んでやらなけれななりません。 ま、それは別にいいんっすが、観客、めっちゃ少なっ! 協賛者席の手前のほうは椅子席になっていて、協賛企業の関係者とかでけっこう賑わってうたんっすが、その奥の一般協賛者席 (地べた席) のほうは、ガラガラ。 混んでいるのもアレなんっすが、これだけ人がいないというのも、何か寂しいっすなぁ…。 「もうすぐ花火だぁぁぁぁ!」 というワクワク感が、一向に盛り上がってきません。 おまけに、クソ寒いし…。 堤防の上のほうは、それなりに繁盛していた模様でありますが、やっぱ、花火というのは “夏” のものでありますなぁ…。


< 桑名水郷花火大会 2018 (その2) > (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、今回、この 魚眼ズーム を使ってみました。 10mmだと、手摺りの棒まで写ってしまったので、結果、17mm側しか使わなかったんっすけど。 こっちのレンズ のほうがよかったっすかね? 持ってないんっすが、 「レンズだけでここまで空の青が再現できる伝統のトキナーブルー」 の作例が、今年の秋に行ったばかり長崎港の浮き輪だったりして、ちょっぴりウキウキ♪ ここ(写真・上から2番目) 。 撮りたくなるんっすよね、コレ。 で、その下のネコの写真もよく撮れているし、アカン、このレンズ、めっちゃ欲しい…。 オンラインショップで購入すると 76,550円(税込) ショップ会員登録で更に10%オフっすかぁ。 「今すぐ購入」 を、思わずポチってしまいそう…。 うーん…。 えーい! いや、まだ思い切ってはいないんっすが、冬のボーナスが出るまで、我慢することが出来るかどうか、微妙な情勢でありますなぁ。 えーい! あああぁぁぁ…。 Amazonでポチったんっすが、¥66,465でした。 あああぁぁぁ…。 あ、でも、この宿 に1泊するより 1,035円も安いし! こっちのほうは一生使えるし! 毛ガニとかも付いてこないし! いらんのに、勝手に付いてきちゃったんっすよね、この宿の夕食。 で、今年の花火、よかったっす。 特にNTNの例のアレは、最高っ♪ 今年は第3部がやや控え目で、その分、第2部のほうに重点が置かれたプログラムだったように思えるんっすが、全体を通して2尺玉が、これでもか、これでもかと、バカスカ、バカスカ。 たまらんっ♪ で、 (写真・いちばん下) 。 これは恐らく、NTNの例のアレが終わった後の、はまぐり犬のクラウドファンディングで打ち上げた2尺玉ではないかと思うんっすが、みんなで集めた200万円が、ほんの一瞬で、あああぁぁぁ…。 この “究極の無駄遣い” に比べれば、僕の66,465円なんて。 こっちのほうは一生使えるし!

 で、ラストの空中ナイヤガラ。 今年は予算と時間、両方の都合からか、中日新聞社協賛のスターマインとの合同みたいになっていたんっすが、うーん、まあまあ? ぶっちゃけ、2尺玉は他のプログラムでも嫌になるほど打ち上がるので、来年の “はまぐり犬資金” は、こっちのほうに有効活用していただいたほうがいいような? ま、いろいろ、大人の事情もあるんでしょうけど。 で、秋とか冬の花火は、空気が澄んでいるので、夏よりも綺麗♪ そんな話はよく聞くし、来年もこの時期で、いいんじゃね? そんな意見も出ているみたいっすっが、個人的にはやっぱり、花火は “夏” やな…と。 クソ暑い昼間から、少しは過ごしやすくなって、川風なんかもそよそよと吹いてきて、夕焼け空から、次第に暗くなっていく中で、酎ハイを飲んで、柿安のそこそこ高価な弁当を食べながら、花火の開始を待つ。 あの雰囲気はやっぱり “夏” じゃないと味わえませんよね。 終わった後は、余韻に浸りながら、 白酒屋 でかき氷を食べたいし。 で、秋の花火。 噂通り、空気が澄んでいて、夏よりも綺麗だったのかどうかはサダカではないんっすが、音のほうは凄かったみたいで、 こんな話題 が。 名古屋まで地鳴りがする桑名の花火、凄ぇぇぇぇぇ! で、名古屋人、ザマぁ! 何故だかちょっと、優越感に浸ってしまったんっすが、とまあそんなことで、今、これを読んでいるギャルの皆さま、来年の夏は浴衣を着て、桑名の花火大会に、GO!

 ということで、今日はポール・スミスっす。 何となく、棒と酢味噌が好きそう。 そんな気がするだけで、この人の素性に関しては、まったく何も分かっていなかったりするんっすが、えーと、サー・ポール・スミス (Sir Paul Smith、1946年7月5日 - ) は、イギリス・ノッティンガム出身のファッションデザイナー、また彼の持つファッションブランドである。 ググっても基本、こっちの人しか出てこなかったりします。 ジャズドリーム にもあるんっすな。 「ポール・スミス ジャズ」 でググっても、こんなのが出てきちゃうんっすが、 で、ようやく当たりが出たと思ったら、 訃報 だし…。 エラ・フィッツジェラルドの伴奏者としても知られるピアニストのポール・スミスが2013年6月29日死去した。享年91歳。 天寿を全うしたようで、何よりなんっすが、ジャズマンなんて、早死になイメージしかなかったりするんっすけどね。 とまあそんなことで、 『クール・アンド・スパークリング』 。 僕の持っているCDの日本語ライナーは瀧口秀之クンが書いてるんっすが、ソフィスティケイテッド・ピアノ、リキッド・サウンドの元祖、ポール・スミス。 そんな見出しが付けられております。 何か、聞いたことがあるような気がしないでもありませんな、リキッド・サウンド。 「ソフィスティケイテッド・レイディズ」 というくくりで紹介された、素敵な 「女性」 たちを使ったジャケットのシリーズが 『サバービア・スイート』 に紹介されたのはもう4年半も前のことである…と。 サバービアと言えば、 「今年の一皿」 が “” に決まったそうっすな。 おおおぉぉぉぉ! サバに関する情報を得ようとして、ググって、間違えて、この 『塩サバ通信』 を開いてしまうギャルが増えるのではなかろうかという、密かな期待が。

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これだけ書いておけば、ヒットする確率も、少しは増えるかも? とまあそれはそうと、リキッド・サウンド。 液体の、流れるような、よどみない、流暢な、透き通った。 そのような音であるっぽいな。 そのような物であるものと思われますが、ま、要は、お洒落で室内楽的なアレなんじゃね? …と。 僕のイメージはそんな感じだったり。 で、本作はピアノ・トリオ+フルート+アルトサックス+ギターという六重奏で、個人的に、あまり趣味ではないっぽい予感が半端なかったりするんっすが、この週末は “お泊まり忘年会” で、土曜日が半日潰れてしまって、が、本来なら休日出勤しなければならないところ、現場代理人代理の人が代理で出てくれたおかげで、1日潰れなくて済んで、よかったなぁ…と。 だからと言って、この原稿を書くという本来業務にヤル気が漲っているというワケでもなく、ま、後半を適当に片付けるには、こういう、あまり気が進まない1枚を選んでおいたほうがいいかな? …と。 素敵な 「女性」 を使ったジャケットも、書くのはそんなに面倒ではなさそうな気がしないでもないし。 とまあそんなことで、では演奏を聞いてみることにしましょうかぁ。

 で、1曲目。 「アイ・リメンバー・ユー」 。 軽妙洒脱な歌物スタンダードなんっすが、3管のハモりとギター、ピアノとの絡みで演奏されるテーマは、いかにも室内楽的やな…と。 屋外フェス以外は基本、音楽というのは室内でやるものなんっすが、そんな中、“室内楽” というのはどんなものなのかというと、王侯貴族の屋敷で演奏された音楽全般。 こじんまりとした印象なんっすが、王侯貴族の屋敷なので、やしきたかじんの屋敷と同じくらい、膨大な広さだったりするのかも知れず、で、テーマの後はピアノのソロでありますか。 一言で言えば、趣味がいい。 そういったスタイルなんっすが、ここでも3管のハモりとの絡みが聞かれ、でもって、テーマに戻って、おしまい。 よく練られたアレンジがオシャンティで、とってもお上品。 その反面、ジャズらしい下品さとは無縁で、そういうところが、物足りん。 そんな気がするのも実情だったりして、これはまあ、好き好きかな? …と。 で、続いては 「ケンピー・ザ・ペインター」 。 スミスくんのオリジナルなんっすが、ちゃんと自分で作曲したりもするんっすな。 立派っす。 が、演奏のほうは、ますます室内に引きこもってる感が根強くなっていて、僕の趣向からは、どんどん遠ざかってしまっているような…。 芋けんぴは、わりと好きだったりするんっすが、このケンピーは、ちょっと…。 で、次。 「ア・ヤング・マンズ・ファンシー」 。 さあ、立ち上がれよ。 そういった感じのアレなんっすが、小粋でお洒落なバラード。 そんな感じの仕上がりで、スミスくんのリリカルなピアノと、ソフトな管楽器との絡みが絶妙。 で、ギターもなかなか、いい味を出してくれていると思います。 適当に、上っ面を褒めると、そんな感じになろうかと思うんっすが、サロンっぽいピアノそのものは、普通に悪くないな。 そんな気がしないでもありません。 3管のハモリのほうは、すでにワンパターン化してきているので、別になくてもいいかな? …と。

 で、次。 スミスのオリジナルで、 「ダンディ・ランディ」 。 なかなか洒落た仕上がりなんっすが、バロックっぽい? でもまあ、バラックっぽいとボロ家だし、ブロックっぽいとレゴランドだし、ま、いいかぁ…と。 で、次。 「アローン・トゥゲザー」 。 日本人好みのスタンダードで、その点では安心なんっすが、ポール・スミスとその仲間たちがこの曲を取り上げたら、こんな感じになるやろうな。 そんな予想を微塵も裏切らない、そういった仕上がりになっております。 サイドマンに関しては、名前すら紹介していなかったんっすが、ここではギターのトニー・リッジが頑張っているな…と。 特にソロがフィーチャーされることはないんっすが、出だしのテーマの合奏では、なかなかの存在感を示したりしております。 が、その後は影を潜めるので、言うほど、頑張っているワケでもなかったな…と。 で、次。 「ザ・クランプ」 。 スミスくんのオリジナルっす。 ちゃんと自分で作曲したりもするんっすな。 立派っす。 最初のうちはそんなふうに思っていたんっすが、自作はハズレかも? そんな気がしないでもなくて、いや、曲そのものはそれなりにアレなんっすが、アレンジとかが、どうも…。 とか思ったら、ここでは意外とスインギーなピアノ・ソロが聞かれたりして、ま、悪くはなかったな…と。 3管が絡んでくる当たりは、やっぱりちょっとアレなんっすけど。

 で、次。 「ユー・アンド・ザ・ナイト・アンド・ザ・ミュージック」 。 スタンダード・ナンバーのタイトルって、無駄に語呂がよかったりするんっすが、これなど、その筆頭ではなかろうかと。 「あなたと夜と音楽と」 という邦題も秀逸。 日本人好みのナンバーなので、その点では何の心配もないんっすが、ポール・スミスとその仲間たちがこの曲を取り上げたら、こんな感じになるやろうな。 そんな予想を微塵も裏切らない、そういった仕上がりになっております。 悪くはないな…と。 で、次。 「アイル・テイク・ロマンス」 。 歌物っす。 で、次。 「リトル・イビル」 。 スミスのオリジナルっす。 小さい子を、いびる。 そんな児童虐待をテーマにしたものではないかと思われます。 で、次。 「キャント・ヘルプ・ラビン・ダット・マン」 。 『ショウボート』 からのナンバーではなかったかと。 消防と小坊と。 そういったものをテーマにしたミュージカルなんじゃね? そんな気がしないでもありません。 しみじみとしたバラードっす。 で、次。 「マーフィーズ・ライト」 。 スミスのオリジナルっす。 エディ・マーフィーとか、マーフィーの法則とか、それのライト版なんじゃね? そんな気がしないでもありません。 で、ラスト。 「ハブ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ?」  日本名、「ジョーンズ嬢に会ったかい?」 いや、会ってません。 ということで、今日は以上っす。

【総合評価】 ま、思った通りというか、何というか。 出だしが意外と悪くなかったので、ちょっと期待しちゃったんっすが、所詮は “液体サウンド” 。 気体でもないのに期待した僕が間違っていたかな? …と。 歌物をやってるのはそんなに悪くないし、ポール・スミスのピアノそのものは、むしろ良好であるように思われるので、余計な3管だとか、ギターだとかが入ってない、シンプルなトリオ編成で聞いてみたいな。 そんな気にさせてくれるキャラではあったので、次回は “気体サウンド” に、期待♪


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